



46・48・50・52の4サイズをまとめて御披露目できた2年前が本当に懐かしい。本当に個人的に特に喜ばしく奇跡と言ったら過剰だけどそう言いたくなるくらいな機会でしたが当然かな同じことは叶うはずもなく今期はまず一着のみ、タイトルの通り50サイズです。まぁ贅沢言っちゃいかんよねーマジ、一着でも有難いし嬉しいよ ってのは全然私の本音で強がってもいません。ヴィンテージカルチャーが盛り上がり日本でもヨーロピアンヴィンテージのメンズ提案店が増えたとか関係無しにずっとなかなかどうして“良質な個体”に特出して出逢えないプロダクトでしたから、ヴィンテージカルチャーが盛り上がってヨーロピアンヴィンテージのメンズ提案店が増えてきた昨今に逆に出逢いの確率が上がるなんて(絶対と言い切ることがほとんどできないこの世の中において数少ないその対象)、絶対にあり得ないから。
あの時に感じた格好良さや憧れの感情のほとんどは時間が経っても色褪せることなく、場合によってはあの時よりも強い気持ちになるで御馴染みですから、2026年も私は引き続きこのプロダクトを御愛顧くださる皆様方のクローゼットに必ず一着は収めて頂くべく活動する所存でっす。


New 90s Hermes Carre textile reversible bomber jacket “Poste et Cavalerie”
このベージュって地味かと思いきや逆に猛烈に色気のあるエレガントな色調なんですよねぇ、このへんも見事なHermes hommeマジック,ヴェロニク・マジックって感じ。CARREフェイスの華やかさも良い意味で御馴染みなのでこれまた引き続き個人的にCARREフェイスでのパワフルな着こなしを強く御推奨したいですが、引き続きまぁ誰もやらないでしょうねぇ。
SURR 福留
△

先日御提案しました“アルマーニらしさ”満載のコート、個体数1に対してそれ以上の御要望を頂けましてまたもやヴィンテージの一点ものであることをもどかしく思わずにはいられませんでしたが一生変えることができない残酷な現実だからそんなことを思っても仕方ないのですがこの生業において常に思わずにはいられません、一点ものという永遠のジレンマ。





こちらは先のらしさ満載コートと同じくのコレクターさんのもとで出逢った一着でオリーヴに対してホワイトベージュ、ベルトレスに対してベルトあり、コットンモールスキンに対してコットンツイルという差異はございますが同じくアルマーニのヴィンテージ広告からドラえもんの秘密道具“実物立体日光写真”を用いて取り出したかのような“らしさ”満載MAX120点のコートです。
それこそ広告のような豊か過ぎるほどの凛々しさは極めて軽いながら確かにそこにあるパデッド構築によるもので、古来のトレンチコートにはないモードアプローチならではの再解釈こそアルマーニ哲学の真髄。それによる防寒性も当然ながら付与されますが本質はそこではなく、違和感になるほどの立体表情,張りの強さ,フォルムのワガママさこそアルマーニ大先生が求めた新たな男性像であり元々は女性のためのモードカルチャーにあった構築理論です。


New 80s Giorgio Armani light padded pure cotton design trench coat
改めて言いますが格好良いロングコートって本当に残酷なほど格好良い。はてさてこれから何年続くかわかりませんが今後の私のヴィンテージライフにおいてここまでアルマーニらしさを感じられるコートって果たしてどれくらい出逢えるだろうか。正直に申しあげますがここまでの濃度はほとんど期待しておりません、もちろん出逢いたいか出逢いたくないかで言ったら至極当然前者過ぎるほどに前者ですがほとんど出逢えないという残酷な現実もまた一生変えることができませんから。なので私は日々意識的に徳を積んでいるんです階段の前にベビーカーの親子がいたら声をかけて上まで運ぶし電車やバスの席も絶対に譲りますし絶対にゴミは捨てません。タバコももう吸わないから副流煙で他者に迷惑もかけないしギャンブルも一切やらないので積んだ徳を手放したりもしていません。ということで引き続き宜しく頼むよ、ヴィンテージの神さまよぅ。
SURR 福留
△







モーターサイクルカルチャーとファッションがリンクが旺盛を極めた70年代にフランスで産まれ、ムーヴメントというファッションの濁流に呑まれて姿を消したことで一種の伝説的存在となったリー・トレヴォー。それを認識して痺れた私は完璧な新たな風として今後の出逢いと発見を心から楽しみにしていたのですが結局のところ二着目に辿り着くのに三年もかかってしまいました。
60年代に主に英国にて“本格的なモーターサイクルでもありファッションでもある”という角度のバイカージャケットが芽吹いてから一気にその市場が拡大するのと並行して英国の各メーカーはアメリカンSTYLEとデザインを積極的に取り入れていましたが、それらは全て忠実に再現する踏襲性であることが多かったのに対しトレヴォーは踏襲ではなく再構築によるオリジナリティを大切にしていたためやはり英国各社とは異なるモード本国らしさを感じさせる唯一無二の個性と尖りとファッションとしての強さを有していました。そしてレザークオリティにも徹底的にこだわっていたため一見するとオリジンカルチャー的な男臭さ泥臭さを感じさせながらも明らかなる品の良さと美しい仕上がりもフレンチメーカーならではだったのですが、そのカルチャーが盛り上がり過ぎて競合他社が増えたことで納得ゆくレザーが確保できなくなってしまい約十年間という短い期間で幕を下ろすことになりました。“優れ過ぎていたがために自分たちの環境が盛り上がり、その盛り上がりが要因となって姿を消す”、同じような経緯と結末を迎えたサンフランスシコの伝説的なレザーブランドを私は知っています、そういえばそれも偶然かなほぼ十年間のみの活動でしたね。
三年前はレーサーデザインでしたがこちらはアメリカの某ウェスタンデニムブランド,Wra○glerのジャケットデザインを大胆に模すと同時にアレンジも加えたというトレヴォーを代表する個体となりまして、私としてはようやく出逢えた象徴的な一着となります。エイジングも本当に素晴らしい、これが閉業に至るほどこだわったレザークオリティかと、ここまで美しく仕上がったヴィンテージレザーはかなり久しぶりな気がします。ちなみに弊店では当然全てのプロダクトに何かしらのケアや修繕やクリーニングなどのメンテナンスを施してから皆様方に御提案していましてレザージャケットも漏れなくなのですが、スタッフの古川が“これは綺麗にしないで風合いを残したい”と言ってきた時に、フムフム分かってるじゃねーか と。このエイジングをリセットするなんて、そりゃあ絶対にできませんよねぇ。

80s Lee TREVOR Wrangler-style leather design jacket
肩も落としめ着丈短めのデザインシルエットも最高で立体感がとにかく秀逸なのでしっかりとしたレザーのテクスチャーながら軽やかで滑らかな着用感すら感じる抜群に“ファッションしている”一着です。また痺れた。
SURR 福留
△
