弊店にてカリームのクリエイションピースをお選び頂く際、お客様は其々のベクトルによって唯一の1着をご選択頂くようで、当然といえば当然かもしれませんが、例えばヴィンテージピースや、拡大して“ ファッション ” を選択する際、個人の基準またはルール若しくは決まり事なるものが何かしら存在するのだろうと思います。
約30点もの『個』を目の前にどのようなベクトルで御選び頂くか、失礼ながらも大変興味深く、拝見させて頂いております。クリエイションによっては偶発的な縮率つまりフィッティングが1点1点異なるので当然 “ サイズ表記 ” なるものが存在しない、よって、フィッティングからお選び頂く方。自然の恩恵と天然染料による唯一無二なカラーパターン。ぼくはパープル、わたしはブルー、あなたはブラック。お好きなカラー,テキスタイルからお選び頂く方。ハンドソーイングによる繊細で緻密、大胆な補修やチューニング、他の染料やクリエイションでは成立しない圧倒的な死海の泥染め。唯一のミリタリーピース。クリエイションラインからお選び頂く方。2face(リバーシブル)の凡庸性、毎日でも着用できるコットンブルゾン。初夏でも着れるサマーニット。プロダクトからお選び頂く方。昨日申し上げたように、インスピレーションのみに委ねてお選び下さる方。様々と基準を搔い潜り、将又、ご自身の感覚によって引き寄せられた1着をお手に取られた際、背景, ベースとなる衣類,年代, クリエイション過程やアプローチ, 隅々とご説明をさせて頂きます。ご予算ともじっくりご検討頂き、最終的には良き時間を御過ごし頂けましたら。
さて、
何を基準に選ぼうか。
























パーソナリティに寸分なく合致する感覚、それはファッションにおけるフローに当てはまるか否かではなく、人にとっての個に調和するか、しないか。謂わずもがな、贅沢な一瞬でございます。Karim Hadjabのクリエイションに用いられる衣類は、1920年〜1960年代のヨーロッパヴィンテージの原型が大半。それら衣類に完全たる「個」として自立させるきっかけを模索し続けた境地が、Karim Hadjabのクリエイションでしょうか。
どうぞ、自由に。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]

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地中、水中、雨風、森木、昆虫、生物、そして太陽。あらゆる自然環境と時間,空間を共有することにより生じる多面的な変化を、ヒトと同様に “成長” と捉え、究極なる「個」に置換する“ 4Saison ” ( フォーシーズン )。障害物のない北フランスの風車機や、時に燦々と降り注ぐ灼熱の太陽光が適切な北アフリカの地上。仮に同一同地に同色,同素材の衣類を共有させようとも、端倪すべからざる自然環境直下では、全く同一の成長を確認することは不可能に近く、よって、完璧なる「個」を世界の地に堕とすクリエイション。
天然素材を食すというバクテリア(微生物)の特殊性を活かすべく、培養した液体に衣類を浸けるクリエイションライン “ Bacter ”によってコットンやウールなどのナチュラルファブリックに独特の変化、変調を齎します。バクテリアの食すスピード,範囲は、当然ながら人為的に操作できるステージではないため、推測が及ばない偶発的な美しさを説いた極点の一種。
例えば4SaisonやBacterのプロセスを経て生じた不規則的な瑕疵や変調。当然ながら自然環境や自然作用であるからこそ予測がつかない不可避かつ必然の項目でございますが、それらをカリーム氏が絶大なる信頼を寄せるアトリエ在籍のたったひとりの女性、彼女の多種多様なアプローチにより修繕、調整、整合、チューニングを行う “ Hand finish ”。
西アフリカに位置するマリ共和国。そのマリに存在する死海の泥に衣類を浸け,染め上げるアプローチ、“ Argile mali ”。固体と液体の狭間である「泥」は、世界各地それこそ千差万別なる存在が当然なる自然物質でございますが、「マリの死海の泥」でなければ発生しない特質的な変調。2nd Collections時に新たに生まれたクリエイションライン。

上記載のクリエイションラインは、一部の紹介内容でございますが、『 衣類=ヒト つまり、1つ1つの自立性 』という理解に到達したカリーム氏のアプローチングは、その1つ(1着)に命を吹き込むきっかけを作っただけと、彼の口癖のように、全体におけるコンポーネントにすぎない内容でございます。各種クリエイションはその1着を自立させる目的に対し局所性を帯びたエレメントであり、ヒトと同様に『 個 』が何より重要だと、彼の内なる想いが具現化された例えばのメソッドでございましょう。『個』が確立された1着には魂が宿るとカリーム氏は表現しておりましたが、数在る内よりその1着に引き寄せられる独特の体験は、当時ハンドメイドで仕上げていたアンティークジュエリーと近しいものを感じますが、ご自身の感覚体に全心を委ね、自然とお手に取られたその1着にもまた、全身を御委ね下さい。後に選ばれたそのたった1着は、生涯の付き合いとなりましょう。
決して、誇張して申し上げるわけではなく。

Karim Hadjab , Bacter & Argile mali , base : 70s French knit

Karim Hadjab , 4Saison in North africa , base : 90s Tee shirt

Karim Hadjab , 4saison & Hand finish , base : fabric from 30s french dead stock. Kalim made jacket

Karim Hadjab , 4saison & Argile mali , base : 60s French work ,waiters tailored

Karim Hadjab , 4saison & Metaphor , base : 90s US military MA-1 jointed cotton scarf
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2015年 10月19日のFirst Launchより約1年と7ヶ月。2nd collectionより約1年と2ヶ月。漸く、皆様にお披露目が叶いますNew collectionsは、 “ Karim Hadjab ” の完全新作群。弊店初の発信となり誠に恐縮な心持ちですが、First Launch時のエントリー通り、Karim Hadjab ( カリーム・アジャム ) は Paris を拠点に活動するデザイナーであり表現者。彼の内なる思想そしてある種の哲学を例えば1着を通したクリエイションによって“伝える”という行為は、表現者という理解で差し支えないかと思いますが、是程の創造物を目の当たりにしますとたった3文字のワードないしセンテンスによって彼のすべてを御伝えすることは極めて困難であると変わらずの布石を置かせて頂きますが、やはり視覚、嗅覚、聴覚、触覚による体感を経て、Karim Hadjabをご理解頂くことが何よりで御座いましょう。ともあれ、永くに渡りカリーム氏の側頭葉に蓄積されてきた膨大な服の情報と経験によって辿り着いた境地『 時を経た洋服は、まさに人間のように生きている 』というクリエイションの核心は、彼の今度は前頭葉における確信、よって、革新でもあるなと、ヴィンテージショップという空間で彼が手掛けた1着を眺めながら想うのです。それは決して仰仰しくなく。
先ずは此れまでのエントリーを回想頂きましたら幸いで御座います。
Karim Hadjab Launch Exhibition / Diary195
4Saison / Diary196
Hand finish & Bacter / Diary197
Karim Hadjab 2nd collection / Diary250
多面性 / Diary251
4Saison , Black / Diary252
変換 / Diary254
手仕事 / Diary255
「根本的」という言葉そのまま、洋服の “根っこの本質なる的” を垣間みるようなクリエイションメソッド。今回お初のお客様も、兼ねてよりお待ち頂いたお客様も(長らくお時間を頂戴する形となり申し訳御座いません)、超驚愕と超刺激を通過し、心ゆくまで御愉しみ頂けるラインアップ。と、謂いますのは、今回に限り完全新作の約20点に加え、過去の貴重な初期作品もご用意致しております。根幹的には、新しいも古いも存在しないクリエイションで御座いますが、それはいつの日か記させて頂いたようにヴィンテージやアンティークにも通ずる内容。「SURRという空間に入室した際は、今まで見てない,触れていない,着ていない、そういった意味でやはり “鮮度を保った” です。」ひとつ変更解釈するならば、「SURRという空間」ではなく、「カリーム氏のアトリエから世界」それは決して仰仰しくなく。十二分に御愉しみ頂けるラインアップであると認識致しております。

改めまして、下記よりアナウンスをさせて頂きます。
5/30(火)12:00 〜 6/4(日)20:00
Karim Hadjab 2017 spring/summer New collections & First collections
尚、6/4以降もNew collectionsにつきましては引き続き店頭にてご覧頂けます。
Diaryでのエントリーは順を追ってご紹介とさせて頂きますので、何卒宜しくお願い申し上げます。





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