これより、小林店長
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SURR by LAILAに携わる2人の男は、年齢、身長、体重は勿論、嗜好する音楽、映画、スーツのフィッティング、愛用するカメラ、好みの女性、愛飲のウイスキー、シガレット、生活環境、過ごしてきた地域は当然にも違い、閉店後渋谷方面への帰路すら相違がございます。(因に福留は、日々の帰路について都度ルートを変えているそう。)
今回この合同企画なるものが実現するにあたっては、奇遇にもお互いが同じ頃合いに同じ事を思っていたことにより成立したエントリー。ある種“らしくない”企画でありながらも、弊店は横軸も縦軸も広域なヴィンテージ専門店でございますため、これは贅沢な内容かなとも思いまして、またフラットな目線からも相違する2人の男が皆様にお披露目する“Style”というエディットを、御愉しみ頂けましたら。3日続けてのエントリーとなりますので、少しばかりの御付き合いの程を宜しくお願い申し上げます。
第一稿は、royal navy , aircraft carrier crew’s trousersを軸に捉えたスタイリング。
数ある中で何故この1着かと問われましたら、やはりヴィンテージ専門店、“ミリタリー”の選択は必然でしょうか。
前置きが長くなるので早速わたくしから。

今回初の試みでありながら、お互いコーディネートを考えてきた、という素振りは失礼ながら御座いませんでして、“即興”とまではいかずとも頭で考えるより心が感じるままにという綺麗なセンテンスを、一応布石として置かせて頂きます。スモックトラウザーを主軸に、という際、例えば寒いのでフィット感のあるカシミアのニットに、例えば出掛ける目的が街へ繰り出す、でしたら、例えばいつものディナージャケットを、くらいのテンションで。発色の宜しいカシミアのピンクとスモックトラウザーのネイビーとの対色比が美しいから、というわけでもなく、アクリルのイエローでも、ウールのネイビーでも、春先ならばグレーのコットンスウェットでも、成立はすることでしょう。そしていつものGUCCIのピットローファーに肌身離さず付けているシェーヌダンクルのブレスレット。例えば素敵な女性とディナー、となるものならニットをインして頂ければ其れだけで。例えばひとりでラーメンとなるものなら、そうですね、携帯を開き、友人を呼びましょう。そしてスタイリングの裏付けに参ります。お気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、圧倒的な耐水性を誇りヘビーデューティーさを兼ね備えたベンタイルトラウザー、反してそこに極上な程にシルクで仕立てられたディナージャケットを羽織るというスタイリング上アバンギャルドこの上ない“ヤバさ”を感じて頂きたく思うと同時に、当時は理に叶うものが多いミリタリーピースですが、あくまで生活レベルに落とし込み、そこの“ヤバさ”を愉しむのもまたファッションの醍醐味。例えば雨が降ってきたらどうするのか、そうですね、出掛ける前に天気予報をご覧ください。
“日常とファッションとは常に密接である”ことをこの場を借りて主張させて頂きます。個人の意図嗜好が最も身近に昇華されるスタイリングは“例えば”の延長ですので。
さて、福留の1枚が楽しみです。
Jacket : 90s Gucci by Tomford
Knit : 90s French
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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これより、福留
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まず初めに。
今までに行ったことがなく、一種の実験的要素を含む合同企画。第一回目である今回は文字に関しても実験性を付与させて頂きたいと思います。今までに用いていない表現や単語が出てまいりますが、ご了承くださいませ。
それでは始めさせて頂きます。

不良、不遜。いや、最も相応しいのは “ 不敵 ” でしょうか。ミリタリーを着ると、ワイドなトラウザーを選ぶと私は自動的にそんな感覚になります。
若い頃、当時お世話になっていたファッションにおいての大先輩に “ お前はワイドな方が似合うよ ” と言われてから意識するようなレッグライン。そしてモードに向き合ってから欠かす事の出来なくなったミリタリーというジャンル。その二つが合わさった時は、とにかく機動力最重視のアクティヴ・チャンネルが ON になるのですが、やはり全てがヘヴィーデューティーでは面白くない、何においても全て同じジャンルが好きではない、カオティックなまでに様々が混ざり合うのが好物な自分はやはり、タフとエレガントをランダムでアラカルトにマリアージュしたくなります。
不良で不遜で何より不敵な気分の時は ( いつも以上に ) 気を遣わず、目に付いたアイテムを気分なアイテムを、感覚的に重ねて重ねて。色合い?シルエット?知らない知らない。大切なのは 120% 気に入っている服を着る事。でも、いやだからこそ、タフとエレガントは丁度気持ち良く混ざり合ってくれる、と私は思って日々。
Jacket : 70s Yves Saint Laurent
Knit : 90s Dries Van Noten
Shirt : 40s U.S.marine corp’s
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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ムッシュが牽引してきたrive gaucheというプレタポルテ最高品質ラインでは、womensが市場の幅を利かせている中でもmensの其れ等を目にすることは厳しくも枯渇的な現状であると先に申し上げておきますが、特に70年代の其れ等は針の穴に糸を通す程、という表現でご理解を頂けましょう。1970年代にrive gaucheの名の下で誕生した1本のトラウザーは、当時プレタポルテの波幅が拡張した背景でありながら、その背景を鑑みましても腑に落とす事が困難であるかの如く、非常にテーラー的であり、バイブル的であり、そして“左岸的”でありながらも非既成的な匂いを感じずにはいられません。おそらく、の域に過ぎませんが、1本のトラウザーとして成立させた後又は、成立する直前のイメージの段階若しくは、初めから別の各パーツを一寸の誤差もなく縫製、したかの如く、本体中央付近シームに対して直角直線に縫製痕。とはいえシームにも一切ズレが見受けられませんので、おそらくは、前者。裁断という予測の域を超越したアプローチ。“敢えて”という意図のみでは到底受け入れきれない程。非既成的の匂いの発生源は、艶と配色のみで君臨する釦、そして柔らかくもしっとりと重厚なまでに存在する最高級のラムレザーはムッシュのイメージカラーではなく、チョコレートブラウンという精選。一度脚を通すとカラーリングから想像される土臭さや野暮ったさが完璧なまでに排除されるのは扨措き、プレタポルテというある種の概念や文化を形成したたったひとりの天才の仕事を、明瞭に感じ取ることはできましょう。ベルトループ、裾の処理、非常に滑らかな総裏地、左右のタック、レザーパンツでありながらもあくまで、最高位に位置するトラウザー、としてのご認識でどうぞ宜しくお願い申し上げます。

70s Yves Saint Laurent rive gauche lamb leather trouser “Chocolate Brown”
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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ファッションという名の世の中において、より広義な世間そのものにおいて “ ヴィンテージ ” という要素がどのような意義で捉えられてゆくのか、どのような存在位置に納められてゆくのか。ここ 10 年間の穏やかながら明確な変遷を想い返すとやはり予測は難しいながら、あえて推測するならば一層幅広い人々に興味を抱いて頂けるのではないかという願いとイコールの想いを引き続き抱かずにはいられない 2017 年。どのような世の中と世間に成ったとて、いわゆる “ やりたいこと ” や “ 目指すべきこと ” の根幹と、それらに更なる発展と進化を求める欲望と、それらを皆様にお伝えしたいという欲求は変わりませんが、本年は改めて “ 上質なヴィンテージ ” の表現に精進させて頂きつつ、何より皆様にとって皆様史上最良の一年になることを陰ながら心よりお祈り申し上げます。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]










このバッグを空間に並べる瞬間、久しく感じていなかった切なさが胸をよぎりました。私の生業は心から惚れた品々を皆様にご提案すること、と心では理解していながらも、これが自分以外の誰かの手元に届くことを考えると、 “ 自分のもの ” にならない現実に直面すると、もう。
私の分まで愛して頂けましたら、幸いです。
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