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わたくし目に視えるものしか信じない頑な性格の持ち主ですので多神教な此の島国において見守って下さる神様も居なければ風の噂なんかはグレーゾーンに敷いてる情報編に引っかかり、そうはいってもオドロオドロしいカテゴリーは2度ばかり目に致しましたので気が触れていなければ有り難い経験で御座いましたが、例えば占い、というスピリチュアルな未来予知体験などわたくしの稚拙な頭脳で振り絞ろうと理解に到達できるフィールドではない、と確信しておりまして、食わず嫌いと謂いますか、それは経験したことがないから然うなのではありませんか、と問われれば全く以て其の通りでして、実のところ当たる当たるとわたくしの狭い世界で囁かれている其の御方に自身の近未来を視て頂きました。正月明けの事です。
なんでも九紫火星という九星の一つのようで、憶えているのは2019年は2月3日から恐ろしいほど運気が良くなるという事、こちらから動かなくとも女性の方から歩んでくるという願ってもない情報を頂戴、人生本当に生きてて良かったと頑な性格が崩壊した瞬間で御座いましたが、前方だけではなく四方八方に注視しなければなりません、さもなければ秋頃に女性関係で失敗をしますと謂われまして、ゴクリと唾を呑み込みました。今のところ歩んで来られる女性の影すら見当たりませんし、帰り道は後ろを振り返っております。
さらには “探し物が見つかります” という嬉しい御言葉も頂戴し、占いも悪くないではないかと街の中華料理屋で一杯やりました。私事が多い連日で何かと恐縮しておりますが、探し物というのは更新というサイクルではなく常に不動かつ追加される希求物でして、すぐに見つかる物はリストから赤線をシュッと引けるのですが、そう容易く往かぬ物ならばリストの上の方に取り残されるもので、グレーゾーンに引っかかる情報網もせっせと手繰り寄せております。
リスト上の方でインクが薄れている項目その⑴ キャップトゥダービーのブーツで御座いますが、キャップトゥであれば良いという話でもなく街履きとして最適なダービーでなければなりませんし足首を護る7ホール以上のブーツスタイルでなくてはならず、先日此方で綴らせて頂いた雑記と同様、【道具】と【旅】というキーワードないしポテンシャルを無意識的に求めている希求対象に圧倒的確信をもってピントを絞っているキャップトゥダービーのブーツで御座いまして、履き物としては硬い石畳のうえでも容赦なく音を鳴らせる屈強物である必要と長い長い旅であれば時間経過と酷使にも耐えうる頑丈物でなければなりませんし万が一の事態にも修理が効く応力に加え、深いトラウザーを履きさえすればレストランでワインも頂ける懐なんてネガティブ要素がまるで御座いませんで、キャップトゥという特性とダービーという快適性とブーツという防御性を街の中でたっぷり可愛がれるデューティーギアをポジティブに捉えない理由など、見当たりますか。
わたくしが敬愛して已まないJ.M WESTON社の個体御縁とも相成れば本日のDiaryを綴らせて頂かない選択肢も見当たりませんで、探しても探しても探しても見当たらない同社提案のキャップトゥダービーのブーツはグレーゾーンの情報編にかかっている希望すら持てず、手繰り寄せてもミドルグレーなもんで、歴代作品の揺り起しも見られる(気がする)現在の同社提案にひっそり期待を寄せてはおりますが四方八方に注視しながら残酷なほど機会すら得られず、わたくしの中では幻の履き物に昇華されている其の対象物とはいえ、ただひたすら運がないだけかもしれません。履いた者にしか解り得ない足首周りの心地よいホールド力、パッケージのようなショートノーズのコンパクト感、端正に打ち込まれたブローグ、1970年代革質の艶かしさといったらブラッシングとキメの細かい布巾で拭うだけで瑞々しくとろけるような質の感を得られる様子にいつもながら完敗しておりますが、正直申し上げると磨く行いや“光らせる”行為を好まないわたくしはドレスシューズ不適合者の印を押されそうで、そもそも【道具】の意味性が完璧な落し所なもんですからキメの細かい布巾でも拭えない性癖という事で前を向いておりまして、雨だろうが台風だろうが花粉だろうが地に足を付けて進んで往けるフランス同社の履き物に深く深く感謝している常日頃と、いつぞや身を投じようと考えている世界への厳しい旅に持って往く履き物をただ1足と決めているキャップトゥダービーの其のブーツが、フットワークが軽快なショートブーツであれば、J.M WESTON社の御作りで収まるならば、街の中を力強く踏み締めて往けるならばと強い意志を貫いて参りましたがつい先日、8ホールのブーツ獲得に至りまして、キャップトゥではない妥協点を上回る性質を感取した(気がした)もんで一応安心したつもりでおりましたが、本作との出逢いによってリストの上の方で薄くなっている横文字を太書きする事に致します。占いの先生、探し物は見つかりますか。

70s J.M.Weston cap toe short boots
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服飾史には永い歴史がありますので当然の如くいち人間が全てを見つくすこと, 網羅することは叶いませんがゆえに、向き合い続けることで初めての逸品に出逢うことができるという現実と経験に基づく事実が、私にとってヴィンテージの世界 / アンティークの世界に魅了され続けている大きな理由の一つで、今回の一着もその心躍る出逢いでした。ミリタリーにおける細分化の一つにドレス ( =礼服 ) のという区分がございまして、式典参加時における正装的な意味合いから人前に出るという広義的な意味合いまで様々在るなかでの本品は後者に属しまして、そもそもの存在としては認識していたもののミリタリースタイルとしてのそれに一個人的な印象としての現代性を感じておりませんでしたので、これまで幾度か出逢ったとて皆様に御提案することはございませんでしたが、ある日の英国で出逢えたそれは私にとって初見であると共にそれまでの非選択材料を凌駕する要素にて構築されておりましたがゆえ、このように初めて皆様に “ バトル・ドレスジャケット ” という種別を御提案させて頂くことが叶いました。




それまでに私が認識していたものとは明らかに異なる襟の形状とポケットの位置によって “ ミリタリーにおけるドレス ” から脱却した良い意味での一般的な衣類の装いに加えて、王室直属の冠に相応しい素朴で上質な素材の選定と所属部隊における象徴色調である青みがかった特殊な灰色。ヴィンテージ / アンティークの個とモードの個を “ 重ね合わせる ” という行為ならびに捉え方には極めて繊細な課題がございまして、容易に叶うこともあれば安易に行うことで双方のあるべき魅力を打ち消しあうことになりますし、時にそれぞれを切り離して考える / 捉えることでそれぞれを直線的に味わうことができるという愉しさがございますので 適正かつ適宜に, なにより安易に行わず の指針を大切しておりますが、 こと本品におきましては元々の英国式バトル・ドレスジャケットが持つ特性に前述の要素が調和することにより、私にとって明明白白にモードな一着と相成りました。なお、属性としては英国軍王室直属空軍のバトル・ドレスジャケットとなるのですが、私のような若輩者が初見ならまだしも元々所有していたその道 30 年のミリタリーヴィンテージ専門家様が初見というのは大変に珍しいことなので、氏がそれを物語る際に子供のように無邪気な眼をしていたことがとても印象的でした。


50s British royal airforce , battle dress jacket
ミリタリーにおける礼服かつ王室直属の背景とあってそれこそ明明白白に由緒正しき仕立て職人による一着ですので、紳士服的観点における純粋な美しさを第一印象に、純粋な紳士服としてのモードな個として捉えて頂けましたら幸いです。余談ですが 1/14 にミラノで行われたランウェイにて、私が現代のファッションデザイナーとして心から尊敬する二人のうちの一人が発表した中に本品を彷彿とさせる装いがあり嬉しく想うとともに強烈に心打たれました。取り急ぎ 2019AW にも愉しみができ一安心。
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論を持たずして無意識的に自然希求してしまう有機物、ないし遺伝子学から解き明かさねば理解に苦しむほど大好きがとまらない限定的な事柄、皆様もお有りかと存じます。女性のレッグラインかもしれませんし、ピークドラペルのダブルブレストかもしれませんし、南米産カブトムシの角のフォルムかもしれませんが、わたくしの場合、木綿という繊維で御座いまして、コットンというお素材に拘束されて幾らか時が経過しました。天然木綿の上澄みを求めては推し量る術のひとつに、それを上下に振る→音を聴く作業を守っておりまして、名の通り世界最高密度を誇るヴェンタイル社の其々を知った辺りからだと記憶してますが、そもそも朝の歯磨きと同じようにルーティーンとして組み込まれている マイジャケットを上下に振る は、スッと上昇させバシャっと振るう正確無比なダイナミズムに達することによって繊維の隙間に空気中の酸素を取り込み呼吸させ、昨日の気持ちをサッパリ落とす、本日をスッキリ迎える、ような気になるので危ない事に習慣化しております。密度が濃いほど世の中の擬音では表せないコクのある音が鳴りますので、ヴェンタイル社の其々にとって謂えば、いつの日か書かせて頂いた気もしますが日本テレビ様の「音のソノリティ」にフォーカス頂けるのではないかと確信に近い想いを温めておりますもので、しかしながら必ずしもコクのある音は密度に起因しない、という結論を得てから3年、イギリス軍コールドウェザーライン(これは密度)や、陽光と水と大気を連続的に得てきたフレンチワーク、KARIM HADJABの自然個体が見事に証明してくれました。それぞれ音の高低や質は違えど、空気中に振動する奥行きは確かに存在していて、“コクがある音” によっていつの間にやら木綿の善し悪しを判断しているわけです。そもそも語弊がある気もしますが、論を持たずして無意識的に自然希求してしまう事柄は、繊維というより記憶に浸透する木綿の “音” かもしれません。
これは謂うなればわたくし個人の論の裏付けがない術と癖で御座いますので、コクのある音が鳴ならない真実も素晴らしき木綿かもしれませんしコクのある音が鳴らないが上の質を有する木綿達の真実をコクがある音が鳴らないもんだから振るいにかけられる木綿達の気持ちになってみればたまったもんじゃない。わたくしの気が触れているのかもしれません。そういうことで香しき御品との御縁が相成れば眼鏡をずらせながら上下に振っているわけですが、あまりにも音にコクが存在しすぎるとポリエステルとかナイロンとか少し混在しているのではあるまいかと(全く以て良いのですが)表示証明や専門機関による素材検証の終了までしつこく疑惑を持ち続けるわけで、答え合わせがコットンと判ると其の純真さに嬉しくなる気持ちよりさらに先の疑問が生じるので少し苦しく。では一体、この濃厚なコクはなんだ。
その苦しみと同居する “あまりにもコクが鳴る木綿” を勝手ながら上澄みと判断させて頂いているわけでありまして、それは謂わば “音の旨味” で御座いますし、幸せを運ぶ “福音” とも捉えております。
ところで90年代中期〜2000年初頭に視られるHelmut Langの無機質な力強さを想起させる本作イタリハウスは弊社にとっても初の獲得に至りまして、服本来の力をストレートに御感取頂きたい想いから店頭にて琴線触れて頂けた皆様にアナウンスをさせて頂く運びを取らせて頂きます。勝手をご容赦下さい。ミリタリーが基底と成っている実相もやはり上記ハウスの想起点となるのでしょうが、無機質には終わらせない足し算の美学を心得ている凝縮性と真に迫った創り込み、服本来的なエネルギーを螺旋のように纏う単一的かつ沸騰したパワーは本作がUOMOである事実のみでは決して裏打ちにはならない 芯 が御座います。資料には書かれていない設計美と防風性の獲得は立体的かつ精力的に持ち上がるネックの高さに結びつき、フォルムのストイックな変化を愉しむより身体に追随させる2カ所のドローコード、ロマンティシズムへは触れていないプラクティカルな実践的精度の異常な高さ。観覧用ではなく、着て動かねばなりません。ディタッチャブルな近代性は無視、傘を持たない一部のヨーロッパ習慣に必要とされるフード / パーカーというファンクション、Royal navyの名作を掬い取った背面上部の景色と、1940年代米空軍Air crewの最高傑作を全的に従えた渾身のフィールドバックは、コンセプチュアルと判断するには調味料が足りない素材本質的の旨味、時間経過を危惧したところで決して失われないノーブルな香りもブラックコットンのみの特有性と憶いますし、ビックフォルムの提案ではない洗練されたフィッティングバランスへはとても大きく心を動かされまして、アウトドアまでギアを振らせていない制御点、資料性、本域的であり都会的であるプロポーションへ辿り着く恐ろしいほど見事な 福音 は、スキニートラウザーにバサっと羽織るミラノのティーンエイジャーが浮かべばナポリのダンディな髭面が腕を張らせて着ている想起点まで、つまりは都会に活きる強烈な匿名感取とリアリズムを成功させた純真の 街着 が結論で御座います。ジップを上げる度、フードを被る度、着脱の度、転んで起き上がる度、幸せが運ばれることを願いまして。

early00s Italy mason UOMO high-quality cotton short coat
base, late40s US military air force crew N-3 parka
先週の「音のソノリティ」は宮崎県日向市、蛤碁石の手摺りで御座いました。バックナンバー共にオフィシャルサイトで視聴できますので宜しければ。ちなみに本日夜21:00放送です。
それでは皆様、素敵な週末を。
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【Duty selection】
1/19(土)12:00〜


New arrival, 1981s British military royal airforce “MK3” short jacket

New arrival, 50s British military royal airforce wool jacket


New arrival, 70s J.M.Weston jodhpur boots

Right / New arrival, 70s J.M.Weston cap tow boots



New arrival, 60s British military royal army combat jacket “ BERLIN ”



New arrival, 50s French work corduroy trousers


New arrival, 80-90s Hermes corduroy trousers


New arrival, 60s France black corduroy hunting jacket “ 7 Pocket ”



New arrival, 80s Gianni Versace gray corduroy set up “ couture label ”

New arrival, 80s French military field jacket over dye


New arrival, 50s British work railroad wool tailored jacket “ BIG POCKET ”


New arrival & Special , early00s Italy maison military style high-quality cotton short coat
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弊店に足をお運び下さる皆様へ“此れがお勧めで御座いますなぜならば”と、ご挨拶の次に没入モードへ転化する瞬間というのがたまに御座いますが、本来的に皆様がご自身の琴線に触れて頂けた御品とじっくり向き合って頂ければ光栄に想いますし、嬉しく想いますし、如何なるきっかけだろうとそのような人と服飾、つまりは “個と個” として御対峙を頂く事、僭越ながら勝手ながらお願い申し上げておりまして、有り難く嬉しく想いまして、ご自身の感覚体に直接的に訴えるナニカや、目で追い、手で触れ、身体で受け止めた理由のないナニカが脳内でくっきり収まりましたらそれは紛れも無い 個性 と相成りますし、疑いようも無く貴方様自身の形成と憶い、つまりはその感覚や嗅覚というのを何よりも御優先頂きたく、そして貴方様の個を何よりも尊重頂きたい想いで僭越ながら勝手ながらそのようにお願いを申し上げている所存でありますが、ご挨拶の次に没入モードへ転化する瞬間が訪れるのは謂わばわたくし自身の抑制の効かぬエゴで御座いますし、“口を閉じていろ小林”と言い聞かせも効かぬ性癖の深いところで御座いまして「なぜならば、」の次に来る言葉は大体を持って貴方様にとても良くお似合いになられると憶います、と続くものですから説得性の欠片も無く、1月17日晴れの日、終着駅のない雑言で御座いました。
考える事を意図的に止めた時、より鋭敏に嗅覚や感覚体が単純化する気も致しますので、フリーダイビングに倣って脳を空っぽにし精神を研ぎ澄ますよう努めて参ろうと買い物箇条のひとつに加えております。ヒトの身体ひとつで垂直に潜り距離を競うプロダイバーは静寂と光のが届かない闇に支配される環境で、水中は脳が最も酸素を消費するらしく頭で秒数を数えることすらしない圧倒的極致の中では自身が赤ん坊になった感覚や、星の体内に居る感覚に包まれるようで、生命への強烈な尊敬を感取するお話を耳に致しました。厳しい鍛錬の末に得られる未知の経験を獲得するのみでも一回性の人生において途轍も無く贅沢な事柄と憶い、わたくしもやってみようかと憶いながら泳げるところから始めねばなりませんので厳しき道のりになりそうです。エベレスト登頂や自然への挑戦も同じような貴重体験なのでしょうか。ともあれ、感覚体の単純化、または感覚体の純化という積極的な試みは衣服への尊敬を獲得する上で大切な要素な気も致しますので、息はとめずとも無心の連続を心がけております。そして無心の連続の中で手に留るだいたいは例によってタフギアで御座いまして、おまえは似合わんよと店主に一瞥を頂く機会もそう少なくないのですが無意識性の中に発露する僅かな意識を掬い取ると視える、衣服基礎的の強さ、衣服応用的な懐、本質的な実践力に引き寄せられている自身は「タフ」という特性に対する「憧れ」に近い性質に支配されている真実もあるのでしょうが、もっとシンプルに【道具】と【旅】というキーワードが浮かびまして、いつぞや身を投じようと漠然と考えている世界への厳しい旅に耐えうる衣服基礎的の強さ、奪われてはならない愛用品を安全に収納発揮できる実践力、故障しても修繕が効く応力、それらを日常レヴェルへ難なく昇華できるチャンネルに琴線触れるのでしょうか。いずれにしてもファッションから遠いところに身が在る気もしまして、哀しくもあり、切なくもあり、しかしながら脳を空っぽにすると自然希求しているタフネス・ウェア、似合わないと一瞥される常。1月17日夕暮れ、終着駅のない雑言で御座います。
それは素材かもしれませんし、縫い方かもしれませんし、ポケットの数かもしれませんし、パーツかもしれません、目的性への共鳴かもしれません、もしかしたらイメージ想起するカジュアルウェアではなくテーラードスタイルが魅せるタフ/エレガンスかもしれません、いつぞや身を投じる世界への厳しき旅のお供に推奨するわけでも、何度も手縫いしながら御愛用頂く推奨点もグッと堪えまして、性癖の深いところで譬え踠き苦しみながら、皆様の無心の連続に僅かでも,僅かでも触れて頂けましたら、こんな光栄な事は御座いません。そのようなわけで19日(土)より【Duty selection】御披露目とさせて頂きます。
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職種にしろ,履く靴にしろ,着るコートにしろ,今夜の酒にしろ、日々懸命に愉しく生きようとする我々は常に選択の連続によって存在を続けておりますが、それは些細なことでさえ、日常の選択によって数秒後のなにかが決定される繰り返しに緊張感を持つ方は然う然ういらっしゃらないと憶いながら、相対的かつ絶対的な時間の中で存在を続けている確かな事実が決して逃れられない性質と解れば、昼のおにぎりでさえ今後のわたくしにとって重大な決定ではなかろうかと0.8秒程考える時間を注いでしまうもので、結局のところ鮭と昆布を繰り返し、結局のところ、なにも変わらない日常で御座いまして、職種にしろ、履く靴にしろ、着るコートにしろ、今夜の酒にしろ、違う選択と後々に判明するや繰り返せば宜しいのではありませんかと憶う反面、その時、その瞬間、その刹那、自由選択が他でもない自身の絶対的な決定である真実こそ、人生とは一回性である素晴らしさを結論付けるもので、蓮見兼一氏の伝えにハッとさせられた2018年の暮れで御座いました。それはヴィンテージ / アンティークの衣類小物を販売させて頂く小売業を 生 とし 業 としている今現在の連続性に限りなく近い性質ではなかろうかと想わずにはいられず、唯一存在であるビスポーク品々との御縁や個体昇華が明確な品々との出逢いや、そんなこんなな機会の数に例年に増して潤いを感じた今シーズン、ひっそり振り返りましても切ないほど其々の1着で御座いまして、嬉しいほど其々の1着で御座いましたので、何事においても其の一回性の美しさと儚さを2019年の明けもこゝろに留めて参ろうと奮い立った次第であります。
「水曜の朝、午前三時」大変お勧めで御座います
明日より御披露目させて頂く英国ナンバーが初対面である事実も、重厚な平織りながら上質布団のような生地感取も、フラップポケット、ダブルブレスト、ブルーグレイのカラーバランスも、個人注文のバックグラウンドを捨てきれずにいる個体偉力と推測を続けておりますが、確かに正統的でありながら英国同社の提案とは憶えないほど古き素晴らしき紳士外套の決定力と存在事実を受け入れると同時に、其の輝かしい純真さを目にしましたら嬉しくないはずはなく、其の純粋な古き素晴らしきオーバーコートの出立ちは喜ばしくないはずがなく、冬期のコートとして今シーズン最期のご提案と相成る本作が極まるくらい一回性の威力を秘め得るBureberrys社の特異個体であらば、日本で小売業を営む青山の小さなお店でエントリーをさせて頂くに生まれる恐縮な憶いも否定できず、翌年元号が移り澄んだあたりで振り返る切なく嬉しい其の1着に成ろう古き素晴らしきオーバーコートが何方様の選択と相成れば、何方様の一回性と相成ることを願いまして、今夜の酒は変えてみようと憶います。

New arrival, 30-40s Burberrys over coat
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途轍も無く, chic tailored / Diary583
1881 couture / Diary626
現代Bespokeから最も遠いフリーダムフィット又はイージーフィットが成功しているテーラードとの御縁に恵まれた今シーズンでしたので、例年に増してプレタポルテの可能性と偉大さを等しく受け取ることができました。着用者を限定させず,緊張させない特質的なアプローチは、背筋を伸ばすためでも人様と儀礼的に向かい合うためでもなければ、当然と謂っていいほどフォーマルからかけ離れた非・正式性なもので、非・公式的なものですので着用機会の精査が必要なチャンネルと重々心得てはおりますが、フリーダムフィット又はイージーフィットが成功しているテーラードの有用性を上述反対解釈させるならば、非・正式性なもので、非・公式的で、非・日常ではない、是・日常のゆっくりとした生活時間を拘束されずに御過ごし頂くならば、是・日常のゆっくりとした生活時間を助長する本件テーラードの能力に、僅かな留保はありますか。ディケンズが論じた「生活は万人の闘い」闘わねばならない生活に巨大な緊張があるとするならば、必要とされる上着ではありませんか。
そのように大袈裟で真剣な評価をさせて頂いている限定区分は謂わずもがな、服飾史として深さがあるわけでも世界史として伝統性が沿うものでもなく、紛れもなくプレタポルテの発展から生み出された近代成功のひとつであろうと思いますが、本当のところ40sブルガリア軍の就寝着が資料だったり、30s英国スモーキングウェアが発露だったり、ストリームの形成サイクルが早い女性モードの何かがきっかけだったりするのかもしれない其々は差し詰め重要ではなく、快適性の追求とモダンである事の重みを等しく捉える難しさや厳しさや危うさがあるイージーフィットの基底も、そもそも白紙のような気がしてなりませんで、偏にデザイナー様の舵の切り方によっては歴史的失敗作に成りかねない,すこぶるセンシティブな特質区分とも重々心得ているつもりであります。90年代Dries Van Noten氏の提案も本当に見事な成功例で御座いますし、Cerrutti同社より送り出された提案はおおよそ素材を主にする強い原動力を感取致しまして、プレタポルテの発展から生み出されたイージーフィットの発露が仮に1980年代から(それ以前は想像できない)だとしましても、男性的なショルダーフォルムの構築が左岸を支配していた中【快適性】と【モダニズム】の両立をプレタポルテから発信していたハウスは指折り数えてもやはり少なく、同年80年代テーラードの再解釈を実現したGianni Versace氏のフィールドバックが絶大な成功を収めた傍ら、イタリメゾンの帝王が審美眼を向けたフォーカスは真逆を往く【快適性】と【モダニズム】の両立を視ますと、それが市民と密着性の強いレーヴェル発信である本作との結びつきも容易で、パニナリによって色付くミラノ中心地、ゆっくりとした生活時間を拘束されずに過ごす市民男性の緊張を溶き解すテーラードと成り得たのでしょうか。
ウール主要構成に4%混入させたカシミアの意図をわたくしは知り得ませんし、例によってチョコレートブラウン色へは高い個人評価を置かせて頂きたく、あるいは低く設置された3つ釦ながら段返りになるトップ釦とアンダー釦を留めない紳士性を突き通すと結局のところ中央ひとつしか留められない事実に思わず笑ってしまいましたが、おそらく固定概念の脱却も意図したのではなかろうかと考えを巡らせながら収納を重要視するイタリアスポーツウェアの其々に恥じないたっぷりとしたフラップポケットはハンドウォームではない設計意図を左右極端に切り込まれたサイドベンツで納得致しまして、いずれにしましてもイタリメゾンのセカンドレーヴェルは基本的に高品質である実例の多さは扨措き、late80s-early90sの同社カジュアルレーヴェルが大変素晴らしい御作りをしている評価に曇りひとつ御座いません。

late80s-early90s Armani Exchange tailored jacket from Italy
是・日常のゆっくりとした生活時間を拘束なく緊張なく御過ごし頂けますよう、日々ゴミの分別(弊店所在の港区はとても厳しい)に奮闘している万人のひとりより、静かにお祈りを申し上げます。
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弊店の空間特性の一つに “ 異常に降り注ぐ日差し ” がございます。それはカウンターに電子機器を置いておくと熱暴走を起こし冬場でも汗ばみ、 反射で店内の御査収に支障をきたすほどですが気持ちと身体は明快でやはり日差しを浴びると単純に心地良いものですから利点と欠点を天秤にかけたうえで私はその環境を愛して止みませんが、それらを浴びながら夢想にふけるとふと一着のコートとの出逢いが想い出されます。縁あって初めて辿り着いたそこは国境のほど近くにある全体が緩やかな丘状となった土地で、高い建物が一切ない替わりに閉館してだいぶ経っているであろう遊戯場や映画館などの廃墟が点在する小さな小さな港町でして、その日は非情に冷たい海風と異常に降り注ぐ日差しと緩やかな地形が相まって、不自然なほどに大きく感じた今にも落ちてきそうな空の下で得た敗北感という名の貴重な体験と、唯一出逢えた一着のコートがこの度の題目です。
皆様方と同じく私もこの生業において、自分なりに精一杯の挑戦と精査を意識し日夜取り組んでおります。何かを続けようとすると様々な場面や状況において “ 停滞する ” ことがあり、その一つに鮮度ないし感度が当てはまるのですが、私はその点における停滞に対して極めて強い危機感ともっと言ってしまえば嫌悪感すら感じるがゆえ、以前であれば定期的に髪を紫色や黄金色に染めて気分を変えたり、現在においても折に触れては普段と異なる道中で帰宅したりタワーレコードに足を運んだり、もちろん自身のための買い物を行ったりで必死に鮮度ないし感度を停滞させないよう足掻いているのですが、それは店という空間を創るうえでより顕著でして、そのためにできる大きな要素の一つに “ 新たな出逢いの模索 ” がございます。それは様々な事柄と利便性が発展した現代においても私にとって極めて大きな危険性を有し、だからこそ掛け替えのない取り組みでして、挑戦するイコール大なり小なりの金銭と時間を費やすこととなりますのでそれによって得られる ( 人なのか品なのか可能性なのか ) 収穫の量と質によってはっきりとした結果が現れます。私にとっての新たな出逢いを模索する挑戦は、充足感もしくは敗北感で満ち溢れる残酷なほどにはっきりとした二択です。
その港町でははっきりとした敗北感で満ち溢れました。挑戦は失敗に終わり失意のまま彷徨い歩くことも叶わないほどに小さな街で、出来事といえば少年たちに場所を尋ねられるというくらいだったのですが、ふと引き寄せられて立ち寄ったいわゆる街の小さな雑貨店で一着のコートと出逢うことができまして、それは値札の付いた品ではなく店主の夫である老紳士の持ち物だったのですが、無理を承知でお願いした結果譲り受けることができたのは海風にさらされつくした敗北感に満ち溢れる怪しい風体であったのと、出逢いを願い続けた ( 今でも願い続けています ) 私が知る限りで現存最古期の Burberrys コートゆえの必死さが要因だったのでしょう。



修練の形跡をしとどに感じさせる肉厚ながら柔軟性に富んだ羊毛表情や、同社が後々手掛けることとなった英国王室直属空軍のコートと偶然なのか必然なのか同一な青みがかった特殊な灰色や、男性としての威厳を具現化した各所装飾性や高い腰位置など、文化と歴史に向き合ってきた同社ならではの構築性かつ、現存最古期という要素を差し引いて語ったとて心から御推奨したいと想える一着の服としての純粋な個の力に出逢えたことは、今にも落ちてきそうな空の下で感じた敗北感における真に唯一の救いではありますが、いくら挑戦が大切とはいえこの出逢いは砂漠の中から一粒のダイヤモンドを探し当てるよりも低い確率であり、なにより後にその雑貨店が廃業してしまったため私はその港町に再び足を運ぶことはありません。


恥も外聞もなく申し上げますと敗北感は他にも数多経験しておりますが、初めて綴らせて頂いたのは私にとって遠く離れた SURR にいても時たま記憶が蘇るほどに特殊な出逢いの、例えば真夏であっても “ 今御認め頂いて間違いございません ” と全力で胸を張れるほどに純真無垢な個の力を有した一着のコートであるがゆえです。
とても綺麗な海で本当に本当に大きな空でした。あの少年たちは目的地に辿り着くことができたのかな?

SURR by LAILA 福留
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アンティークという区分が ようこそ と誘う牡としての達成本能を万遍なく刺激する麻薬のような男の世界には他にも、その時代 “ ならでは ” の構築性という要素がございまして、昨年と一昨年にそれぞれ一着のみ御紹介させて頂いた今回の種別はその代表格の一つと言えるのですが、それもまた数多の出逢いがあるアンティークという区分でありながら実際に選べる機会はほぼ皆無に近しく、それにはその種別特有の判断基準がありそもそもそれ自身の現存数が極端に少ないという現実があったとて、正直に申し上げまして生産性が極めて低い取り組みであることを自覚しておりますし、より正直に身も蓋もなく申し上げますと手前どもの生業そのものの生産性が低いことにも当の昔に気付いておりますが、私はそこにヴィンテージという, アンティークという蓋があれば必ずどこかに御客様という身があると確証無く信じる性質であり、生産性が低いからこその気高さを皆様方の御陰様で知ることができましたのでこれを自分の業であり勝手ながら宿命と捉えておりまして、生産性が低いことによって産まれる “ 飢え ” を前向きな原動力として、飢えて飢えて飢えた末に逸品と出逢えるという実体験によって 飢えなきゃ勝てない という教訓を得たことは私の人生における大きな財産の一つです。



飢えて飢えて飢えた末に出逢えたのは世界最古の百貨店 Bell Jardiniere におけるビスポークのダスターコートとなればそれはもう飢え甲斐があったというものでして、これまでに出逢ってきたダスターコートが薄手であったのに対して本品はしっかりとした生地感であったり、だからこそのこれまた容赦のない繊細で綿密な仕立てであったりという特性が存分に秘められておりまして、そもそもダスターコートは書いて字の如く埃除けを目的としており、蒸気自動車からガソリン自動車へ産業が移り変わるおおよそ 1920 年代頃におおむね不要と見なされた歴史の過程で消え去った種別の衣類の一つであり、稀に出逢えたとて埃除けという目的性ゆえに現存していても現実的ではない状況に辿り着いてしまっている品がほとんどですので、着用の形跡が見られない, 確定する術がありませんので推測の域を出ませんが未着用と思わしき状況で出逢えたことはやはり幸運なのですが、最古の百貨店である点やダスターコートという種別の希少性を差し引いて論じたとて、純粋に一着の服として魅力的であると素直に想えることが何よりの幸運でして、蒸気自動車のほとんどに屋根がなかったため全身を覆う必要があったからこその容赦ないほどに長い着丈の出で立ちと、これまた容赦なく重なる前立てを開いた際の表情と、ビスポークかつしっかりとした生地ならではの肩への乗り具合と肩口の包み具合による心地良い寄り添いと、アンティークだからこその素朴かつ上質な生地の美しさからなる個, ただ羽織ることで表現されるその強さは、いわゆるロングコートの類でありながら他に類似がない一着として御認め頂いてしかるべきに想います。


1920s France Duster coat by Bell Jardiniere
なお本品に付随しますボタンは全てオリジナルではございませんことを先に申し上げさせて頂きます。出逢った時既に皆無でしたので、手前どもが所有します 1920 年代から 50 年代のボタンを無作為に 12 個配置致しました。イギリスの王室直属管轄品や古きフランス軍など、これぞな個体のために収集していたボタンとなりますので、このような形で再び活躍の日の目に至り嬉しいです。洋服は着るための、ボタンは留めるための存在。そしてビールは美味しい存在。
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2019年度におきましても例えば U.S.ピースをアメリカンな空気であったり、ワークピースのみでの見繕いを御推奨したり、ミリタリーを全身で御表現頂いたりなど “ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現することを端的に申しあげると弊店では避けておりまして、それはすなわち 〇〇 の最新コレクションで身を固めると同じくに感じており、それは完成された出で立ちであり満足度合いもきっと高いことと想いますがそれ以上に御客様方にはそれぞれ御追及頂いてしかるべきな個があるように想えてなりませんので大切にしていることなので重複致しますが “ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現することを弊店は御推奨致しておりませんで、それはいわゆるアンティークの区分においては特に重要な論点でして、旅の道中ではそれはそれは数多くのアンティークな御品に出逢え、現代の製作背景とは様々が根本的に異なることが伺える美しい品々も多いのですが、前述の “ そのまま何からしく ” を論点とした時には私にとって選べる機会が極端に少ない特殊な棘の世界ではあると同時に、この一着のような比類なき輝きに出逢えた時身体の芯から湧き上がる牡としての達成本能を味わえるという意味では、麻薬のような ようこそ男の世界へ でございます。




“ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現しないことは当然私自身の衣に関しても言えることなのですが、それを踏まえたうえで私はこの明確に古典的なチェスターフィールドコート, 現代におけるテーラードジャケットが産まれる以前のチェスターフィールドコートがその役割を果たしていた時代に構築された, 特出して身体に寄り添う品位溢れる仕立てによる容赦ないほどにそれはもう容赦ないほどにエレガンス溢れる, クラシカルの極致ともいえるアンティークらしい本品と、都心から容赦ないほどにそれはもう容赦ないほどに離れた英国都市のとある空間で出逢った際、私は改めて男の世界の脳内麻薬に浸ることができ、最終的にその日の移動時間が計 12 時間に及んだことですら至上の想い出と相成りました。
というのも私の個人的な趣味嗜好として紳士服らしい紳士服の出で立ちがございまして、それは今までに目にした物事や記憶が辿り着いた結論であると共に私自身の身体つきに向き合った際に社会人として社会に属した時最も胸を張れる衣がそれだったがゆえであり、例え食事会で敬愛なる姉に “ なんで休みなのにスーツなの? ” と奇異の目を向けられた後に愛する愛する甥っ子に号泣されたとて、新宿駅東口と東南口のそれぞれで “ ちょっと身分証明書を ” のやり取りがあったとて紳士服らしい紳士服を愛する気持ちは未だ変わらないのですが、これまた私の趣味嗜好としてそのエレガンスが強ければ強いほど愉しく惹かれる傾向にございまして、正直に申し上げますと一昨年より追い求めている夢想の一着に相応しい豪奢な紳士像であることが本品に対する熱情のほとんどを占めておりますので純然たる私情で大変に恐縮ですが、御人によっては全く触手が動かなくてしかるべきな本当に容赦のないエレガントな紳士服ですので、万が一私のように追い求めている方がおられましたら、また僅かでも御興味頂けましたら この人どうしたの? なほどに強く御推奨させて頂くことになるかと想いますので、こちらにて先に御容赦と御了承のほどお願い申しあげます。


early1900s British bespoke chesterfield coat
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4,5日以上空けるとまるで長い期間訪れていないような錯覚に陥るのは勤務先であろうと自宅であろうと然う憶いますが(ショートトリップとか)それにしても年末年始の一線というのはより一層の新鮮さを感じずにはいられず、新たな西暦を手に入れるというのに弊店空間に入ると自身が馴染めていない違和感というか遠く懐かしさを憶える不思議で御座いました。たった数日というのに。通勤途中でさえもEMPORIO ARMANI CAFEとNespressoの間、グレースーツを纏ったジョージクルーニーに凝視される広告からタキシードに変わり誰かに微笑むジョージクルーニーに変更された事実すら巨大な歴史的変遷のように感じた始末。お前は漢として未だ未だだよ、と謂われている気がしたので目が合わなくなっただけでホッとしております。
さて、今年は声を発さず自宅に籠りきりの正月でしたので、皆様とお話させて頂き、人間を取り戻すことができました。貴重な連休中お越し頂いた皆様、こゝろより御礼申し上げます。インフルエンザも流行の兆しをみせつつ在るようですので、呉々も御自愛下さいませ。
誠に勝手ながら昨日より御披露目させて頂いているAntique woolの其々ですが、お素材や稀少度など此れまでしつこいようにお話させて頂いているので改めて本文を迎える事になにかと恐縮をしております。Diary647で綴らせて頂いたように突出したハイランク・ファブリックを有する異常個体でない限り【強度】において実際的能力を魅せるテクスチャが全体の殆どを占めるAntique woolというのは1世紀以上の時間を経過した例えばあらゆるお素材の中でも加水分解やら生地自体の生死からすこぶる遠い種類の物理的強さと恒久性を確保した唯一素材のように感じてなりませんで、まぁとは謂うもののわたくし生地のスペシャリストでは御座いませんので専門的分野における見識を述べるに知識が足りない身分ゆえ引き続き恐縮をしておりますが、本質的の織り上げに加え当時の外気環境にも起因するだろう湿気や油分をたっぷり吸収した目の詰まり具合の他に、一体なにをもって物理的強度と目の前の存在事由を証明しようものかと憶うわけで、時間経過に比例するように強度を増して往く特異性質も例のない唯一区分と憶えてならず、それらを総称してAntique woolと呼ばせて頂いているわけです。勿論、個体注文主、歴代オーナー様、コレクター様、ディーラー様等の綿密な保存提供無くして語れない存在証明も然りと存じます。有り難い。
それら殆どが個人注文主とアルチザンとの応酬によるBespokeの背景を有するわけですので、例によって恐ろしい程の特有性を獲得して御座います。そもそも鉛筆で設計図を起す運びのようにパターンの精密やパネル数の多さや生地裁断への手数、合理的量産体制を得ていない時代のゆっくりとした御仕立ては資料としてポジションされる視線も御座いますが、以上の基底に加わる個人注文主の意向,嗜好,好悪,アルチザンの裁量,判断,決断が混ざり合い、時として“妙な”ディテイルを魅せる個体との対面は、質と少しの差別化を好むわたくしにとっても喜ばしい内容でした。
【生地の強さ】と【個体威力】のお話をさせて頂きましたが、何より大切にしている精選基準としては引き続き総合的なプロポーション、フィッティングへのモダン性こそ決して外せない神経質ポイントなわけでして、Military、Work、そしてAntiqueのステージにおいてはユニフォームにならない現実的強さとコスチュームにならない実際性が必須項目に浮上致します。そこに匿名性が交われば謂う事は何も御座いません。いずれも身体数十カ所以上採寸を視る厳格なビスポーク・テーラードの方向へ収めては勿体がないほどプラクティカルな性格ですから、ヘヴィデューティー・ギアとして是が非でもご提案させて頂きたい所存は少しも変わらず、羽織る / 脱ぐ の連続をこなす習慣性もまた極めて男性的な【上着】として認めるほうが馴染みが凄く、例えば5つのBASIC ITEMの項目を数えるとすれば確実性を向けたひとつに加えて頂きたい Antique wool / jacket のご提案で御座います。
最後に申し上げたいのは、ブラック・テーラードの有用性で御座います。何処へ往こうと失礼に当たらず、何方様へもオフィシャルな印象を魅せることができる至極男性的な一張羅という意見も引き続き、そのうえAntique woolの即時実践力となればグレイセーターにブルージーンズくらい懐を設けて頂いても何ら差し支え御座いません。ところで本日ご紹介したい個体というのはヨーロッパ諸国の中でブラックというカラートーンをファッションとして受け入れた唯一国、フランスからの贈り物は1900年代初頭。妙な位置のチェンジポケットに妙な長さのセンターベント、愛が注がれたパッチワークによる証明、コシが強力な生地感取、裏地フラップポケットと防御力を与えるステッチアプローチ。表参道Nespressoの横を悠然と闊歩頂きたい素敵なデイリー・ギアで御座います。

New arrival, early1900s France bespoke tailored jacket
SURR by LAILA 小林
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皆様、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は多くのお客様にご来店、御愛顧いただき、格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお引き立ての程、何卒よろしくお願い申し上げます。
ヴィンテージ・スーツを御披露目させて頂いてから1年という時間が過ぎていた事に驚きを隠せないというより時間平等の原則という絶対的な力を掃除しながら恐れた本日1月4日は、来年の同じ日頃に同じタイミングで同じような感覚と同じような文言をボヤいているのだろうと憶いながら、約2年と7ヶ月の構想が具を得る結びに至ったひとつの編集点を誠に勝手ながら明日より御披露目させて頂きたいと憶います。
引き続きエントリーを続けて参りました antique という区分の tailored という上着については、様々な角度から御伝えをせねばならない詳細が御座います故、チャンネルの接続ポイントも多岐に在るのでしょうが、わたくしより重点的に御伝えしたい接続先が【生地の強さ】である事も引き続き声を大に申し上げたい内容で御座います。現代と比べ整合的かつ合理的に提供されていなかった当時の生地 / 織りの分野で「質」のみを検証項目に挙げましたら今現在の其れ等のほうがグンと宜しいのは当然、故に総合点で勝負が適う、織り純粋の強さに加点する日常的な摩擦やら湿気やら油分やらドラマチックに当時の情調や風情なんてものも永い歳月を経て吸収され,爆発的に威力が高まった羊毛本質的の物理的強度というところで、これはもう誰がなんと謂おうと決定的な魅力点と憶います。しかしながら其の矢先、まるで信じることが困難なほど良質なカシミアタッチが出土するもので全く困ったものです。
antique という区分の tailored という上着に bespoke という純真なる特質性が確保されたうえ可視化できる整合的釦位置や妙に深いシングルや妙に大きなフラップポケットや妙なetc達と black tailored である真実も次いでご提案したくてたまらないデイリーギアで御座います。さて、この度御縁がありましたのは、1800年代後半〜1930年代、フランス、イギリス、ベルギーの三カ国の御仕立てといずれも個性力の豊かな布陣と相成りました。この機会を勝手ながら嬉しく想っております。
Antique wool bespoke selections
late1800s〜1930s
France, British, Belgian
tailored jacket, coat
1/5(土)より。
宜しくお願い申し上げます。
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本日をもって2018年の営業を終了致しました。
本年も多くのお客様が足をお運び下さり、感慨無量の想いです。
こゝろより、御礼申し上げます。
わたくしも雑記を、と思いましたが、例によって信じられないくらい長くなりそうですし、松陰神社で静かに決意した新年抱負も弊店ディレクターと同じでしたので、2018年最期のDiaryは歳末のご挨拶とさせていただきます。
皆様、くれぐれも体調などお崩しになられぬようお気をつけて。どうぞ御自愛下さいませ。
それでは、素敵なお年を御過ごしください。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
【年始営業日】
2019 / 1 / 4 (金)12:00〜
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皆様いつも御愛顧くださり誠にありがとうございます。弊店の 2018 年度は 12/29 ( 土 ) 20:00 をもって終了となりまして、 2019 年度は 4 日 (金) 12:00 より通常営業となりますことを御報告させて頂きます。 30 日以降のお問い合わせに関しましては、 4 日より順次御解答となりますこと御理解御了承くださいませ。宜しくどうぞお願い申し上げます。
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さて、まだ 2018 年度の御挨拶ではないのですが、本年は個人的に聖なる夜を終える前から徐々に年の瀬を気配を感じ来年とそれより先の展望を漠然と考えることが多かったために、上記に併せましてこのような雑記を綴らせて頂こうと思い至った次第でございます。とはいえ、まだ何も思い浮かんでおりませんので書いて字の通りに雑な内容になることと想いますので、手持無沙汰な御方は宜しければ御査収くださいませ。

皆様の 2018 年はいかがでしたか。弊店には特出して大きな変化が訪れることはありませんので、北青山の裏手にあるマンションの一室にて時間の経過や気温などが不明瞭な空間での日々が積み重なる前向きな意味合いにおいての “ 普通 ” を常としているのですが、そんな弊店におきましても本当に本当に御愛顧くださる皆様方の本当に御陰様で 2018 年度も幾人もの初めましての皆様方にお逢いすることができたことは、私や小林にとって純真無垢な誇りであり喜びです。星の数ほどの実店舗があり、それ以上に非実店舗が群雄割拠 ( 確か日経エンタテインメントにこう書いてあったような ) する昨今において、見つけ難い場所にあり、かつおそらくは解り難い御提案表現を行っている ( 手前どもは手前どもをそう捉えております ) 弊店をお選びくださり貴重なお時間を御利用くださることに本当に本当に心からの感謝申し上げます。移ろいゆく時代や世相にはいわゆるファッションやスタイルだけではなくそれこそ小売業そのものの在り方も大きく関わっており、こと数年前より非実店舗の存在感が社会的に大きくなっているように想いますが、私は以前より何度, どう考えても御客様方と直接お逢いでき、品を直接お渡しできる実店舗を軸とする以外の選択肢がございませんでして、その想いは年々強まります。既に考え方として古いのかもしれません。どうなのでしょう。10 年後は軸が変わっているかもしれませんが、以前綴らせて頂いた紙に載せる弊社表現と同じくそれらが時代にとって世相にとって “ 古き方法 ” となれど、だからこそ “ 良き方法 ” として自らの意思で選びたいものです。

そもそもとして弊店は ヴィンテージやアンティークにおける品そのものの本質的な魅力を御提案し、現代の個として御認め頂く小売実店舗 という姿勢を至上意思として取り組んでおりまして、こと 2018 年度におきましても様々なお品を皆様方に御提案させて頂きました。しかしながら我々がどれほど声を張り上げようと遠くまで届くことはなく、社会において大きな影響を与えることはこれまでも, これからもございませんで、それは我々にとって心の枷でもなく逆に糧でもなく、純然たる適正の一つとして捉えておりますが、ヴィンテージにせよアンティークにせよ現代の品にせよ、衣類にせよ食事にせよ住製品にせよ、大企業にせよ中小企業にせよ誰かに何かを伝えるに際してそれに信念が伴っていればいるほどにしっかりと声を張り上げなくてはいけないと常々強く想いまして、社会に属する人々とって “ 時間 ” は等しく貴重であるがゆえ、そのような真剣社会人様方に何かを御認め頂くことは本当に本当に簡単なことではなく、だからこそ真剣かつ真摯に取り組まなくてはいけないと感じています。それは本年度において幾度か御提案させて頂いた非既製服, オートクチュールでありビスポークでありオーダーメイドの品々と向き合った時も強く感じました。

それらは前提として心から丁寧に製作された品々であると同時に、一人に向けてのみ主張された, 他者に向けて主張する必要が ( 怠惰ではなくそもそもとして ) ないことを軸として存在していると私は捉えているうえで、極地的な個性であったり要素であったりにどうしようもなく惹かれたがために御提案させて頂いているのですが、それら悪意なく他者に無関心な品を皆様方に向けて表現することは、信念が特出して強く伴っているがゆえに我々にとって格別に繊細な取り組みであると共に有意義な感情喚起でございました。オートクチュールやビスポークやオーダーメイドが再度強く気付かせてくれた、皆様方に御認め頂くことの難しさ, 大切さ。これも 2018 年度の心に残った出来事でした。
ふぅ、漠然と始めさせて頂いた雑記ですが綴ってみると面白いものですね。派生から派生でどこまでも続けられそうな気分ですが最後に私の個人的な目標にて終わりにさせて頂こうと想います。
2019 年度もそしてそれ以降も弊店はいわゆる “ やりたいこと ” が沢山ございまして、それに向けての夢想も心創りも留まる気配がございませんので御時間や御心がお許し頂けるのであれば引き続き御愛顧頂戴できましたら幸いです。強固な信念を胸に抱きながら様々な事柄に対して柔軟に、自分の胸に手を当てた時 “ ( なにかに捉われ過ぎていない ) 自由な心である ” と即答できる状態で品そのものの本質的な魅力を御提案できるような実店舗至上主義が “ 続けられる ” ことを大切に考え、皆様方と同じく様々変化 ( 進化 ) できるよう謙虚に精進致します。最期となりましたが私の個人的な目標は モテなくてはいけない です。それでは失礼致します。
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わたくしから本作の魅力を御伝えさせて頂くなど全くと謂っていいほど何もかもが足りていないと憶うのは既に世の中の皆様に広く広く深く周知された仏同社のチャンネルであろうと憶うわけで、そもそもわたくしの稚拙な文体や表現では縮こまってしまうほどハートが弱いもので、いや、決定的に申し上げられるのは、第二者と愛または友情を握手によって交わす際、第三者の旅立ちを大きく手を振り送り出す際、目の前の人に手を差し伸べる際、ワイングラスを持ち上げた際、其の手首元に宿す唯一かつ随一の装飾物である【ブレスレット】という存在意義を確かに理解はしながら頂点に君臨し続けるHermes社の宝を手に入れたことがない経験の不足という事。恐縮の至り。
この度、獲得に成功した稀少属性がhigh quality silverを有している事実は同社不変の性質と憶い、そのうえ現在フランス・アルチザンにより物体化される同種クオリティとの差も正直御座いません。それほど不変不動の絶対品質を提供し続ける不変不動の絶対的魅力である事も自明の理という事ですが、それでも尚、それでも尚、初代オーナー様が愛した手首元の紳士性を精選する理由というのは恋に落ちた対象女性の好きなところを100挙げよと問われたならば優しいところと可愛いところの合計2つで終わってしまう真実もまた不変不動のように、あるいは当時の仏職人が込めた熱度や掌の温もりや分厚い指から継承される温度をジュエリーより受け取ることができるメゾンという冠を他に知っておりますしょうか。
と謂いながらわたくしから本作の魅力を御伝えするには女性経験でも手首元の経験でも未だ未だ足りぬ足りぬという事ですが、たなごころに乗せるという行為のみで十二分足りるほど小粒ながらずっしりとした重量を目には視えぬ拘束力として感取する物体本質的な力強さ、季節物ではなく、旬物にも値せず、其の手首元に恒久性をもって宿す唯一かつ随一の装飾物として今一度御査収頂きたく,他が入る隙間がないほど厳然たる関係性を築き上げて頂きたく,そして名品と謳われる本チャンネルの珍宝を心ゆくまで従えて頂きたい、私共のささやかな願いで御座います。

New arrival, 70s Hermes limited chaine d’ancre silver bracelet

New arrival, 60s Hermes twist silver bracelet
それでは皆様、素敵なXmasを。
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最近没頭している作家様の一作品の中で興味をそそられた御話が御座いました。全体を単純に三部割した第一部、宇宙、ビックバン、運命論、脳と意識は別、異空間etcを相当説得力をもって例説する内容が占めまして、其の中、ゾウリムシの御話。
水温25℃を好む単細胞生物ゾウリムシは、各々あちこちに移動しながら住み慣れた25℃のところに集まってくる。中には遅れてくる者や早く到着する者もいて、あるいは行き過ぎては戻り、戻っては行き過ぎる、といった行動を繰り返す。そしてゾウリムシの密集数が多ければ多いほど、ゆっくり動く者や派手に動き回る者などバラエティに富んでくる。遺伝子が全く同じ単細胞生物であるのに集団の数によって彼らの動きには明瞭な【個体差】が出てくる。つまり単純な生物は、集まれば集まるほど【自発性】が大きくなる。
本文ではビックバンから運命論、ゾウリムシ論を経て、人生という道において選択を続ける重要性を原子レヴェルで咀嚼したストーリーがまるっと例説にくるまれた数十ページ、其の中の一例を乱暴に抜き取りました。恐縮ながら記憶を頼りにタイピングしましたので実際はもっと美しい文章です。遺伝子が全く同じ単細胞生物であるのにもかかわらず、集団数が多ければ多いほど顕われる個体差=自発性、が集約と憶いますが、天地創造の終わりにヤハウェによって創造された我々でないと仮定するとゾウリムシの極致的進化の果てに存在している(今のところ)我々が、単純な生物ではない高度な知能を持ったニンゲンでありながら単細胞生物と大変近しい性質を有している共通性の発見と、集団数という自発性を高めるトリガーの存在こそ、例えばファッションへの追求を止まない人々や自身の編集に留意を寄せる我々男性、少なからず都会全域までとは謂わず,過ごす環境や身近の集団性の中で個を大切にしたい自然な想いも等しく、身なりを着飾る / なにかのメッセジを以て身に纏う 発信性も同義、自身が何を選択していくか、何を精選し、何を身に付け、どんなメッセジを宿し、人生をどう謳歌するか、根幹は近しくも考え得る能力こそ決定的違いであると憶いながら。それではまるでゾウリムシと比べ優位に立っているような考えも危険ではないか、いやまてゾウリムシに足下を救われるのか、ヤハウェとはいかに。
つまりは既に事を成していたearly1800sジョージア王朝時代からヴィクトリア王朝時代を経た英国の軌跡とビスポーク・リング / パーソナル・リングを御披露目させて頂きたいのは、行き過ぎては戻り、戻っては行き過ぎることがない完結性の極めて高いフィールドであろうと核心に近い想いをひっそりと寄せている事、集団数が多ければ多いほど爆発的威力を放つ比類なき存在性=珍宝である事実に抗いようは無く。都市生活の中で注文主の彼らに自発性があった明確な証拠と、個体差を意識した注文内容にビッグ・サファイアや巨大な忠誠心を大きさで表現したかのようなビッグ・ガーネットの選定を成し得た例えばの事実は豊穣かつ贅沢である以上に、注文主のゆっくりとした息遣いや派手な飲み方、バラエティに富んだ個性を物語として宿したパーソナルピースというのは引き続き,継続的に,静かにご提案させていただきたい【antique fine jewelry】 この度の御縁は、5個体のみの獲得で御座います。洗い込まれたジーンズ、フランネルトラウザー、仕立ての良いコート、よそ行きのテーラード、カシミアのニット、金無垢のリング。皆様にとって心地よい25℃と出逢うことが叶いますように、今日の話を終わります。
明日 12/21 ( 金 ) 12:00 より

New arrival, 1920s British 14K gold & dark sapphire bespoke ring

New arrival, early1800s Georgian about9K gold & bronze stone bespoke charm ring

New arrival, late1800s Victorian 9K rose gold & garnet bespoke ring

New arrival, late1800s Victorian 18K gold diamond & large sapphire bespoke ring

New arrival, 1930s France 18K gold pearl & red stone bespoke ring
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すべからく衣が重くなったとて自身の個を現わす装身具の存在価値に一点の曇りもございませんで、引き続き私感ではありますが男性における装身具は女性のそれと少々持ち味が異なると申しましょうか一層に個の表現度合いが強いものであると考えておりますので、結局のところいつ何時においても脳髄に響く良き出逢いがございましたら是非にと想いますし、それが弊店が行い続けている旅の結果であれば品と人を繋ぐことを生業としている手前どもにとってこれ以上の喜びはございませんが、皆様方と同じく これぞ の判断基準を精一杯に設けておりますので結局のところ糸も通らないほどの点な御提案が続いておりまして恐縮の至りですが、弊店は “ 続ける ” ことの重要順位が特に高いので方向転換は依然未定でございまして、引き続き北青山のマンションの一室にて時間の経過が不明瞭な日々を過ごしながら社会の迷惑にならぬように粛々とした御提案を極めて極めてひっそりと続けさせて頂けたらと想います。


指針を人知れず胸に秘めながら旅を続け、瞬間瞬間で勝手千万な判断を積み重ねることでついに男性に向けてのピアスと出逢うことができまして、頑張っていれば良いこともあるなぁと独り言ちたあの日から時を経てようやく御披露目の段に至りましたが、そもそもピアス用の穴が開いておられない方には文字通り無用の長物となってしまいますがゆえ誠に恐れ入りますが、私はピアスを身に着けることを好む人間でありますので御容赦御了承頂けましたら幸いでして、なおかつ在りし日に友人が身に着けていた一つに惹かれそれを譲り受けてから、両耳揃いで活用しないことが当たり前になってしまったこともあり、この度は “ 1 つづつ ” の御提案となりますことを併せて御容赦御了承頂けましたら幸いです。

今しがた従来 2 つの品を 1 つして御提案しておきながら、これより 2 つ併せて 1 つとして御提案するというのも滅裂ですが、1950 年代の 18 K という類まれなる存在力が顔に近い首元と掌に近い手首にて同時に輝かせられるという稀有な機をどうしても我慢することができませんでして、そもそもとしてこれまた滅多に出逢うことのできない男性に真に御推奨できる対の装身具ですが、それを目の前にするとその存在価値を素直に愉しく感じるという私の行動理念となる感情が沸き立ちます。




for Xmas, ornaments
40-90s gold & diamond , platinum & diamond pierced earring
50s French 18K gold bracelet and necklace
明日 12/20 ( 木 ) 12:00 より。
SURR by LAILA 福留
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A/W始動してから本日で118日経過しましたが、イタリア同社の個体獲得及びご提案させて頂いたエントリー数はTTL2点(dress shirt & trousers)寂しい状況を横目にじっくりとご提案させて頂きたい個体との御縁が118日で2点叶った喜ばしき実情も横目に、明日より御披露目させて頂くGUCCI社の表現人TomFord氏の成功を3点目とするならば、それは紛れもない【mouton / ムートン】で御座います。
生毛皮を損なうことなく鞣す天然ムートンの特質として密生している綿毛による極上の柔らかさと保温性を恒久的に発揮する利点。単刀直入に軽く、暖かく、大変高価である天然羊皮を、表現媒体がどこであれTomFord氏がエネルギーを注いで御提案してきた其の御姿、身頃から袖裏まで余すことなく調理された御姿は、ショートスタイル,ロングスリーブスに設計された構成、同氏が継続性をもって創り続け,護り続けてきたスーツと同義、その道のお家芸のように絶大な説得力と、概念的に存在し続ける御姿のように、僭越ながらわたくしも “いつか” と憧れに近い想いを抱え,引力に逆らう事無く留めておりましたのは年代や時代や年齢やタイミングにかかわらず、ひとりのデザイナーとひとつの表現で御座います。TomFord氏がこしらえたムートンジャケット。



パーツ・クオリティ、身体の線に追随するサイジング、裁断技術、運針、最高ランクの天然羊皮、冬期を彩るカラートーン、誠に恐縮ながら、総合的に文句の付けようのない御品で御座います。お隣を歩く女性様と素敵なXmasを御過ごし頂きたく想い,冬のムートン、何卒宜しくお願い申し上げます。(わたくしは今年も焼き鳥と晩酌です)

New arrival, 90s GUCCI by TomFord mouton jacket
最後に、あくまでわたくし個人の経験感取で恐れ入りますが、真冬期に純粋な暖かさを与える随一の衣服として【ダウン】を挙げたいのは、数年前の年末、友人と酒を交わした其の明け方に其の友人から借りた(奪った)ダウンジャケットなるものは布団に包まれている驚異的なスペックを感取したアップデータで御座いました。当時の気温と比較検証せねば正確に判断し兼ねますが、本作ムートンという全的な威力を肌すべてで体感頂けるポテンシャルなるものは、布団どころか炬燵布団に丸め込まれた異常性とTシャツ一枚で乗り切れるのではなかろうかと俄に信じ難い自信まで頂けたもので(実際、体温を直接的に吸収保温するのでむしろ露出時の方が暖かいのではと)おそらくそれは今まで高品質な天然物との御縁が無く、おそらくそれは完全なる純度を顕すムートンの偉力の他に何が在ろうかと、それ以来会ってはくれない友人に謝りの酒でも奢りながら、芋焼酎の肴にさせて頂きます。
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ハットという言葉は頭に載せる帽子の類を広義的に現わしているに感じておりまして、いわゆるニット帽子もキャスケットも野球観戦時のそれも区分化におきましてはその言葉が選ばれるようなのですが、私はいつからか勝手ながら全方位にブリムが在り構築的なクラウンが鎮座する様式のものを連想する人間となっており、いつからかそれをこよなく愛しているのですが、想い返してもなにがきっかけになったかを覚えておりませんでして、確かに以前の上司にあたる人物が象徴的に愛用していたのですがそれがきっかけというわけでもなく、心に在り続ける人物像うんぬんでもなく先祖の誰それうんぬんでもなく映画の素敵な一幕うんぬんでもございませんので、いつからか勝手に思っていたハットという存在意義そのものに、いつからか勝手に惹かれたのだと想います。皆様方ハットはお好きでしょうか。
3,4 年ほど前には少々流行していたのでしょうか。流行うんぬんに明るくない私でもそのような記憶がございますが、根本的にはそれらとはまた異なる存在意義を有し続けているように想いますし、現実として機能性が極めて良好であること, 日よけや風よけや防寒性のそれを御存知の通りかと想いますが、機能面 ( 実質的な利便性 ) に則っての選択というしっかりとした初動理由があるうえでの装飾性はやはり人物像として, 個として絶対的な説得力と存在意義を有するという考えを持ち続けております。
弊店におきましても丸々 3 年ほど以前にある程度まとまったハットの編集をさせて頂いた時があるのですが、それ以降は一切これぞ御提案したいというそれに出逢えなかったため、以降の旅においてその出逢えなさをずっと不思議に想っておりましたが、この点に関しまして冷静に考えずとも弊店の品全てに共通する “ 御縁 ” 以外の何物でもないとはいえども、ハットに限って 3 年間一切の出逢いがなかったのは、うん、やはり不思議でしたが、前回の旅でようやく少量ながら幾つかに出逢うことができまして本当に嬉しかったものですから、どなた様からも御要望頂いていないにも関わらず弊店が例年社会の御迷惑をお掛けしないようひっそりと編集させて頂いております “ for Xmas ” の一つとさせて頂きました。皆様方ハットはお好きでしょうか。



for Xmas, 40-60s Hat
私にとってのハットがこれらであり、弊店はハットにおいて主にボルサリーノ社の品を追い求めております。もちろん各国各時代において素晴らしい存在感の品が多々ございますが、ボルサリーノ社独自の軽やかさと申しますかクラウンの傾斜やファーフェルトの仕上げなどの各所研ぎ澄まされ具合から成る “ ハットとしての居様 ” が最も好みであるがゆえです。足も腰もないハットに対して居様というのもおかしな話ですが、なんとなしボルサリーノ社の場合ハットが頭に小粋に腰かけている空気に感じられまして。
明日 13 日 12:00 より御披露目致します。宜しくどうぞお願い申しあげます。
SURR by LAILA 福留
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