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Tote / Diary1234
14.6.2024

パッと持ててパッと置けてガサっと手を突っ込んで出し入れ出来る、そんな利便性を追求した在り方ってやっぱり独特な素敵さが漂ます。トートバッグを持っている人って“私はファッションとして楽しむのは大前提あるけれどそれ以上にライフスタイルの効率だったり快適性だったり仕事としての有用性に重きを置いているんだよ“って感じに見えて、なんか特に格好良く感じられてしまうのは私だけでしょうか。あのLevis-styleジャケットも同じくです、格好良いのはもちろんだけどそれ以上に動きやすいからだよ感と言うか自然体なライフスタイルとの向き合い方であったり研ぎ澄まされた社会人としての社会との向き合い方のムードに惹かれます。片手がふさがっちゃう?ノンノンそんなん問題無いんだよ、ましてや身体と服に干渉しなくて楽ちんじゃないか みたいな。

 

 

 

 

 

2003s Hermes tote bag

 

こちらはHermesトートの中でも代表的なプロダクトで初登場時は横長だったのですが後に縦長版も発表して、その理由は男性のビジネススタイルを意識したとかしてないとか。お色見も象徴的なHerems Red。良いよなぁ自身の名を冠した色名って、うちもSURR Greenとか作ってほしいわ。

HermesなりのL.L.Beanトート表現、相変わらずずるいよなぁ。

 

 

SURR 福留

夏のトップス / Diary1233
12.6.2024

アノニマス、

 

 

 

デザイナーズ、

 

 

 

ミリタリー、

 

 

 

ワーク、

 

 

 

サマーニット、

 

 

 

そしてマイケル。

 

迸らんばかりに半袖やサマープロダクトが下手くそな弊店ですが運良く例年以上に夏のトップスに出逢うことができました。コツコツ集めたいと頭の片隅で思っていたのですが、単純に運が良かったです。ちなみにサマーニットはもう数枚あったのですが御紹介する前にまとめて旅立ってしまっておりましてその方がおっしゃった一言、“こういうのって無いんだよねぇ“には1000%同意。全て同じコレクターさん(心の師)出身なのですが出会った瞬間に思いましたもん、“こういうのってマジで無いんだよなぁ“って。まぁ厳密には“素敵に思える“という枕詞が付きますが。

 

 

 

 

 

New arrival Vintage Summer Tops

 

ということではち切れんばかりに半袖とサマープロダクトが下手くそな弊店からの夏のトップスの御提案です。機会と御縁ございましたらアチーアチーって言いながらソフトドリンクしかりアルコールしかりガリガリ君然りを片手に(それにしても弊店はほとんどアルコール片手に入店される方おられないので本当に偉いなぁと常々思っております。あっそういえば一度某ミュージックカルチャーのお客様が両肩に女性を抱いて手にウイスキーのボトルを持って飲んだまま御入店されたことがありましてあれはマジで怖かったなぁ。顔にタトゥーも人生初遭遇でした)サッパリ爽やかな夏のトップスと出会って頂けましたら幸いです。

 

 

SURR 福留

フランス老舗料理人専門ワークウェア / Diary1232
7.6.2024

“例え100人がAと言おうと貴方がBと言うならば私はBと信じる“でお馴染みの心の師であるフレンチカルチャー専門家のスペシャリストコレクターが初見のプロダクトで解らないということなんて滅多にないものですから、こりゃ正体不明がファイナルアンサーだろうなと思いつつ一応ラベルの文言をGoogle先生に聞いてみたらすぐに正体判明、1933年代設立のフランス老舗料理人専門ワークウェアブランドの一着でした。

 

 

であればピュアホワイトカラーも合点がいくというものですが、なんですかこの胴体をグルリと囲む折り畳みの意匠は。ユニークで興味深くなんとも絶妙に格好良いのは40年代というアンティーク年代ならではの存在感とこれまたアンティーク年代特有の各所に潜むドレッシーな構築も相まっていることと思いますが、いやはやどうして個性と癖が強くて最高です。

あとプロダクトとしてどう捉えたら良いか分かりません。同カルチャーでお馴染みのカバーオールのバランスでテーラードジャケットの襟元なのですが袖付はシャツ、動きやすそうです。料理人だからサイドポケットいらないんでしょうね、お陰様で胸元一つポケットのバランスもまたシャツっぽさを演出しています。このようにコックジャケットとして合理的に構築されているからこそ折り畳みの意匠が改めて違和感MAX。イッセイミヤケ?

 

 

 

 

 

New arrival 40s French work cook jacket.

 

その道40年(くらいは確かやってるはず)のスペシャリストが初見かぁ、そういうのって今でもどれくらいあるんだろうか、今度聞いてみよう。イッセイミヤケ感溢れる癖も個性も堪らないのですがそもそもにおいてツルッとしたコットンのテクスチャーもまた良い感じでテクスチャーも軽めな物ですからサマージャケットにピッタリなんですよ、これまた。

 

 

SURR 福留

縦の繋がり / Diary1231
6.6.2024

新作より、鮮やかな発色ながら品良く落ち着いている(コットンのテクスチャーが良いのかな、やっぱり)イエローカラーに楽しくて美しいマルチストライプがドッキングしたこれまたミッソーニ夫妻らしいエネルギッシュなファッション性を眺めていたら(プレタポルテファッションにおいては)後輩であるミウッチャさんのクリエイションがふと頭をよぎりました。

 

 

軽い、柔らかい、着心地が良い、そして格好良い。この一着なんかまさしくそれでこういったプロダクトと出逢うたびに“なんだかんだでファッションデザイナーも我々と同じで楽チンが好きなんだなぁ“と勝手に親近感を抱いてしまいまして、そのアプローチがミッソーニ夫妻だったらこう,ミウッチャさんだったらこう,ヴェロニクさんだったらこう,ムッシュだったらこう,ヴァレンティノさんだったらこう,アルマーニさんだったらこうといった感じでいつの時代でも欠かさず提案されている次第ですが、その楽チンさをモードの目線でアップデートしたのはやはりミウッチャさんなんじゃなかなと思うとその前時代であり同国にあたるミッソーニ・クリエイションでこのようなプロダクトを目の前にすると否応がなしに脈々と受け継がれてきた服飾史の太い縦の繋がりを感じざるを得ないわけです、対比するかのようにここまでHAPPYなカラーリングであれば尚更ね。

これなんかは特に軽量。襟の内側に隠されたフードなんかも相まって雨の日に傘を差さずにガバッと羽織る姿が目に浮かびます。特出してオーヴァーサイズの構築ですので風抜けも良いだろうな、プロダクトの形状としてはカバーオールしかりスポーツジャケットなんですがオーヴァーサイズゆえに綺麗なハーフコートのバランス、色々着こなせそう。

 

 

 

 

 

New arrival 80s Missoni oversized half coat.

 

これに色系のポロシャツないしなんなら派手なアロハ、下はジーンズでもショーツでも。カジュアルな街着に落とし込むことでミッソーニ夫妻らしいスポーティーなエレガンスが際立つかと。私ごとですが今年は何故か今までにないくらい猛烈にカラフルな気分です。

 

 

SURR 福留

Bespoke Hermes homme / Diary1230
31.5.2024

と出逢えました。いや出逢ってしまいました。

 

 

存在そのものが“事件“なところでなんとセットアップ,しかも均整の美しいシルエットバランス,しかもサマースーツ,しかも着回しやすいランプブラック,しかも嬉しいダブルブレスト,しかも予備のトラウザー付き(繊細なサマーウールゆえこれは相当にありがたい)と誠に出逢えたし出逢ってしまったしな逸品との縁を結んでくれたいつもお世話になっている男性服飾史におけるトップラグジュアリー専門のパリのコレクターさんにはいつも以上の感謝を。現地に根付いて過去と今と未来に向き合い続けてきたからこそ辿り着けた集大成のようなプロダクトと決して現地に根付いていない私が瞬間瞬間のタイミングでこの一着と出逢えたこと出逢ってしまったことは奇跡でしかありません。

 

 

 

 

 

New arrival early00s Bespoke Hermes homme summer suits

出逢いの奇跡はヴィンテージ全体に言えることですがこれはひとしお、なぜなら私はHermes Hommeが好きだから。

バイヤーが“私物にしたいです笑“みたいに言うのってヴィンテージカルチャーあるあるなのかもしれませんが(私は絶対に用いない言い回しというかムードというかニュアンスですが)、これに関しては出逢った瞬間自分のものにしたいというより(サイズ感かなり良いんですけどね…)店頭にお披露目したいお客様にご覧頂きたい欲が猛烈に沸きあがりました。相変わらず小売業として矛盾MAXですがSURRの空間にできるだけ長く置いておきたい心持ち。

強烈過ぎるほどに爽やかなサマーウールとフランス老舗仕立て職人による手縫いの構築とHermes hommeの設計力の融合、もうね袖を通すと泣けてきますよ。そうだそうだファッションって愛に溢れていたカルチャーだったなって、楽しくて心地良くてLOVEに溢れた世界だったなって、そういえばそういうこと忘れていたよって。そう感じた数日後に鈴木がMUSEE行ったんでお土産ですってくれたポストカードがこれ↓

 

Thanks

 

 

SURR 福留

白ピケ / Diary1229
30.5.2024

ピケって本当に好きなんですよね、英名だとコーデュロイ。元々はスプリングクロスとして生まれたものの現代ではやはり秋冬の印象を抱かれている方が多いでしょうか、弊店ではその出生も会って厚み次第ですが春夏の季節も心からご推奨しています。畝(うね)の太さによって様々ございますがワーカーライクな太畝しかりドレスライクな細畝しかり独特のカジュアル感と個性的な表情に惹かれるどころか年々好き度合いが高まっているのはなぜでしょうか、おっさんピケ好きアルアルでもあるのでしょうか。それがタックトラウザー仕様だった日にゃもうコンニャロウってなもんで常日頃“突如お寺で座禅を組むことになった際に躊躇なく正座できるトラウザー“を探し求め続ける私にとってはこれほどにパーフェクトなパンツはございません。

 

ホワイトカラーって本当好きなんですよね、特に春、特に特に夏。なんかただ単純に最高じゃないですか夏にホワイトカラー身に付けている人を眺めるのって、旬を味わう意味合いにおける最上位と言っても過言ではなくて麦わら帽子にホワイトカラーを合わせたサマースタイルほどの夏の旨味ってないんじゃなかろうか、それに洒落たサンダルなんて加わったら最高中の最高です。もう永遠に大好き。ファッションスタイルはもちろん性別も年代も国も問わずアイコニックですらある誰にとってもHAPPYな要素、それが私にとっての夏のホワイトカラーです。

 

 

 

 

 

 

 

New arrival 80s Armani Jeans white cotton pique trouser

 

ということでこれは最高最強文句なし。初期時代のArmani Jeansによる一品でアルマーニらしい程良く男らしさシルエットバランスに調和するどこかフェミニンですらあるホワイトピケのムード、各所さりげなく練り上げられた意匠の数々とほとんどパーフェクトなホワイトカラーのタックトラウザー。こんなん何本あっても良いですから。

 

 

SURR 福留

ピスタチオ / Diary1228
29.5.2024

サマートラウザーたっぷりとお披露目致しました。いかんせん消耗品として向き合わざるを得ないプロダクトですのでいつの時代もいかなる季節も必須ですが、どうしても生地が軽くならざるを得ない=どうしても耐久性が下がってしまうサマートラウザーはことさら貴重な存在であるとかねてより捉えているのは私だけじゃないはず、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

さて本日その中から抜粋しますは親愛なる敬愛なるミウッチャさんの大々々好きな最々初期クリエイション、確かウィレム・デフォーがキャンペーンモデルを務めたあの最高に格好良いビジュアルの頃じゃなかったかな。

かねてより切に思います、一見なんでもないプロダクトにこそミウッチャさんの哲学が色濃く反映されるけど本当に一見なんでもないから解りにくい、そしてその解りにくさがまた好き と。彼女のクリエイションの軸の一つはやはりシルエットの美しさ,スタイル性の美しさ,そして男性像の完成度でして、私も一番最初に彼女のクリエイションを好きになった要因は着た時に“自分のシルエットやスタイル性が綺麗に見えるから“という至極単純である種最も重要なファッションの要素でした。自分の身体に合わせて設計したビスポークのシルエットよりも彼女が提案する男性像のシルエットの方がよっぽど格好良い。これもまた私がかねてより切に思うことです。

 

 

 

でも今回はピスタチオカラーという最高にセクシーな個性がまず先立ってくれるので解りにくいながら目を引いてはくれるかなとは思います。最初期に特に積極的に採用していた印象の強いジャージーナイロンの実用性とテクスチャー感に精査の限りを尽したミウッチャ・プラダというファッションデザイナーが生み出すシルエットバランス,スタイル性,そして男性像のマリアージュ。これも歴史上幾人かいる天才による所業の一つですから、甘んじて楽しみましょうぞ。

裾のマジックテープもまた良いよね、おそらくですが解放し穿くことはないかと思いますが(設計的に)現テック全盛の黎明期と言っても差し支えない彼女におけるキャリアハイ(勝手にそうしています)である2018クリエイションを思わせる要素性という感じで。

 

 

 

 

 

New arrival 1995−1997s PRADA Uomo jersey nylon plain trouser

 

ピスタチオカラーで強烈に美しいシルエットで独特なテクスチャーのプレーントラウザー穿いてるヤツなんていないもんなぁ、ワクワクしてきたな。

 

 

SURR 福留

反省というか / Diary1227
24.5.2024

なんというか。

先月末にHermesのヴィンテージバッグを二つお披露目したんです。弊店バッグにおいてことさらHermesが大好きなものですからプロダクトデザインとして秀逸なので不定期で御提案しているのですが、その二つも本当に有難いことに即日に旅立ってくれて嬉しいと同時にもっと飾っておきたかったなぁなんていつも通り寂しく思ったのですが、またまた有難いことにその後もそれらを目掛けたご来店であったりお問い合わせをお陰様で沢山頂いたんです。で、思いました。あぁ申し訳ないな と。せっかく時間を割いて頂いたにも関わらず御興味頂いたにも関わらず御提案が叶わないことは小売りを生業とする身として本当に心苦しいし宜しくないなって。それで代わりをしっかりと御提案できたら良いのですがそれもないし、大切なお買い物ですからじゃあこれで良いかってなるわけがないし。

だから反省というかなんというか、もっとちゃんと鞄を取り揃えなきゃいけないなと思ったので急いでいつもお世話になっているコレクターに連絡して頑張って見つけてきてもらいました、クロスボディバッグ二つ。

 

 

Hermesのバッグプロダクトがリミテッドな存在であり特別な存在であることは変わりませんがこれからはもっとちゃんとしっかりと御提案できるようにします。どういうペースになっていくかはまだ先行きが見えませんが最低でも必ず一つはしっかりとしたサイズ感のバッグを揃えておくのがなんとなくの目標というか、フラリと立ち寄って頂いた時に“あ、いいじゃん“的な感じで選んで頂ける空間づくりというか、リミテッドで特別なんだけどリアルな存在に感じて頂きたいというか。

 

 

 

 

 

New arrival 1996s&1999s Hermes

 

皆様方には引き続き様々な出逢いを是非にですが、Hermesバッグプロダクトというリミテッドで特別で楽しくて便利な存在もまた同じくに捉えて頂きたく思います。

よーし、頑張るぞー。

 

 

SURR 福留

Valentino Jeans / Diary1226
17.5.2024

モードのランウェイに初めてデニム素材が登場したのは1997年のジャンポールゴルチェと言われていますが、それよりも10年以上前にハイファッションの世界に初めてジーンズを定着させた先駆者ヴァレンティノ・ガラヴァーニ先生によるカジュアルコンセプト,Valentino Jeans。

 

 

当時のビジュアル、なんてアガルSTYLEムードでしょうか。格好良過ぎます。

弊店には様々なお客様がおられますが中には今のモードを産む立場の方々の複数名おられまして、彼ら/彼女らの今の表現にこれらValentino Jeansのビジュアルと切っても切り離せないどころか思い切り共通点を見出さずにはいられないプロダクトは複数存在しますし彼ら/彼女ら自身のスタイルがまさにそれ、デニムジャケットないしジーンズないしデニムジャケット+ジーンズ。そのエイティーズナインティーズのSTYLEムード,空気感,生地感が本当に本当に最高なものですから思い切り影響受けまして私も今年ついにデニムセットアップを着られるようになりました。そしたら一日に二回もお褒め頂いちゃったりなんかして滅茶苦茶幸せ、自身のスタイルを褒められることなんて滅多に滅多に無いものですから。

かねてより楽しんでいたアイテムが最旬になるというのもそれはそれで楽しいですね、今っぽさが全てではありませんが今っぽいというのは決してマイナスではありませんしTPOによってはとっても良い要素になってくれますもんね。ただただ好きでいつも通りデニムを着ていたら今っぽく捉えてもらえる、なんか得した気分。

産み出す側もデニム、産み出すものもデニム。このモードのムードこれからまた進化してほしいものです。

 

 

親愛なるValentino Garavaniで敬愛なるValentino Jeansですがプレーンデニムジャケットって本当に出逢えないんです、でも仕方ないですよね有無を言わせぬアイコンですから。LEEの名作プロダクトを正々堂々と御手本にしイタリア製の上品さと絶妙なワイルド感が同居するデニム素材を用いてシルエットをモードのボンバー型に再設計しパーツを再構築したオリジナルバランス、本当に猛烈に惹かれます。私は上のビジュアルを眺めて実物を眺めての繰り返しでずっと幸せ、ビジュアル眺めてテンション上がって実物眺めて惹かれての繰り返し。永久機関ですな。

 

 

 

 

 

New arrival 80s Valentino Jeans LEE-style bomber denim jacket

 

そういえば四つ留めのあの人もメンズの初期時代に定番で製作していましたねLEE-styleのデニムジャケット。彼はヴァレンティノ先生と違ってLEEオリジナルのシルエット感を採用していたので、当時のセールススタッフに真ん中だけボタンを留めて前縦がXになる着こなしを推奨していたとか。でも私は先生のモード解釈のボンバーシルエットの方が馴染みがあると言うか好みなのでLEE-styleはボタンを一番下まで留めるのが好きなんです、Levis-styleは真ん中二個三個だけLEE-styleは一番下まで。どんな着方がシックリくるか皆様も自由に捉えてみてください。

ちなみにサイズは44表記なのでXLからXXL、このボリューム感も同じく自由な解釈で是非に。

 

 

SURR 福留

Uniform Jeans / Diary1225
16.5.2024

旧スタッフが2018年のDiary634で書いことで初めて知りその後にCHIRICO鈴木が“70年代頃にイタリアの若者がアメリカに留学するのが流行っていて、彼らがイタリアに戻ってきた時にアメリカで吸収したファッション観を表現したことで生まれたカルチャーですよ“と教えてくれた時に初めて理解した単語, パニナロ。ここ数年は日本でもたまに?時に?ちょいちょい耳にするようになった気がしますが、私は未だにこの単語を覚えられていません、なんか無意識下で根本的に興味がないカテゴライズ方式というか括り方なのでしょうかパニナロ。これを機に覚えたいパ・ニ・ナ・ロ。

それこそOlmes Carretiおじさんなんかは最筆頭とされるのでしょうか、どうやら本人は自身をパニナロではないと言っているらしいですが。前回の旅順にて新たなパニナロカルチャーに出逢うことができたんですよ、でも

 

 

Best Companyと同じくらい楽しい感じにふざけたブランドネームなんです、その名もUniform Jeans。いやいやパブリックドメイン感またも強過ぎるって、なんなのパニナロカルチャーでは固有名詞感出しちゃいけない決まりでもあったの?

 

 

絶対にふざけていないと思うのですがふざけているように感じられてしまうそこはかとない遊び心感を感じずにはいられないブランドネームに相応しい抜群過ぎて絶妙過ぎて唯一無二過ぎるプロダクトデザイン感と融合する底知れぬ大人っぽさと品の良さ、この温度と感度のベクトルはまさしくBest Companyと初めて出逢ったあの日あの瞬間に味わったそれと同じくです。ヨークの内側だけ裏地という機能としてはなくても差し支えないものをカラフルなハイビスカス柄選ぶ感性なんて最高以外の何者でも無いもんな、好き過ぎる堪らなさ過ぎる。

イタリアの奥地で出逢ったのですがコレクター曰くかなり珍しいらしくこれからも出逢えるかだいぶと不安ですUniform Jeans。まぁ存在を認識したので縁があればまた繋がれるでしょう、いつも通り虎視眈々と待ちますよ。

 

 

 

 

 

New arrival 80s Uniform Jeans Levis-style denim jacket

 

相も変わらずリーバイスSTYLEは最高で最強、引き続き第二ボタンと第三ボタンくらいしか留めないテーラードジャケット宜しくな八の字スタイルで着こなしたい所存。

最高で最強のデニムジャケット雛形に独自のシルエット概念とさりげないながら確かに上質なイタリークリエイションのデニムムードとカッティングエッジ過ぎるデザイン要素ですからね、もう狂愛しい。カテゴライズなんだっけ?あぁパニナロだ。覚えられる気がしない。

 

 

SURR 福留

Gucci / Diary1224
15.5.2024

私にとって愛すべき存在であると同時に難しさと複雑さともどかしさと辛さが同居するヴィンテージデニムの世界。アチラやソチラのオリジンカルチャーが格好良くて驚異的に蠱惑的であることを踏まえた上で80年代に発足したデザイナーズヴィンテージデニムのカルチャーの方が多角的から捉えるとよっぽどよっぽど有用性が高いし充分過ぎるほどに格好良いどころか目線次第ではオリジンカルチャーを十分超えられるじゃないかじゃないかと思うようになって数年経ちますが、ここまでオリジンヴィンテージへの敬意と愛を踏まえた上で再解釈のオリジナリティを注ぎここまでハイクオリティな仕上げの,そしてプレーンなデザイナーズヴィンテージデニムにはなかなかどうしてお目にかかれませんので出会った瞬間小躍り小躍り。王道ほど出逢えないメソッドはここにも漏れなくありますがゆえ。

 

 

2001 campaign by Terry Richardson

 

 

トム・フォード大先生の黄金期である2001年プロダクトであるこちら、愛されていたようでエイジングも当初の加工よりも丁寧に加速され100%右利きであることが分かるダメージも各所にドッキングされていますがそれらが全てファッションの目線で捉えた時にマイナスにならないのがヴィンテージデニムの良いところでありズルいところ、そりゃオリジンカルチャーは失速しませんよねぇ。しかしながらこちらはオリジンを踏まえたうえで上品にヴィンテージの風合いを表現したうえで上質な本国イタリアのクリエイションとトム大先生のフェチズム+Gucci一族の大看板に相応しい世界観と存在感の再解釈とスタイル提案と美意識提案が注がれた、純然たるヴィンテージでありながらオリジンにはない世界観を内包し、更に現代に繋がるデザイナーズデニムにはないムードが漂う一本となりますので、既にオリジン及びデザイナーズヴィンテージデニムをお楽しみの方にも興味があるものの未だ御縁がない方にも、そもそもヴィンテージデニムってよくワカンねぇよって方にも“新たな一本“としてご提案させてくださいませ。

 

 

 

 

 

New arrival 2001 Gucci by Tom Ford vintage aging plain jeans.

 

レッグラインは普通、いやほんのちょっと細いくらいかな。股上のロー寄りですがロー過ぎない良い意味でノーマルな土台に明らかなえるハイクオリティかつ独特の荒々しさのMade in Italy感が漂います。

 

 

SURR 福留

 

 

全然関係ないけど最近買ったこの植物、超お気に入り。この不自然極まりない自然が生んだフォルム気持ち悪くて本当に最高です。

Zの味 / Diary1223
10.5.2024

親愛なるThem magazineさんが数年連続で編集しているヴィンテージ専門版誌(そういえばサイトで近いうちに発売する最新版が告知されていますね、オフィシャルのインスタグラムのトップリンクからも購入予約ができるそう。一昨年や昨年も即SOLDで買えなかったというお客様の声を複数回耳にしました、今回も必buyですね)など、様々な方法と角度にて人々に知れ渡り続けたことで日本国内においても既に市民権を獲得したと言ったとて大袈裟ではないのではと思えるヨーロピアンヴィンテージの世界は、弊店にとって王道で不動の存在だったもの御提案する機会は年々と減ってしまって今に至ります。それには様々な理由と必然性がありますがそのうちの一つが“より刺激を求めてしまったから“

↑これってファッションカルチャーあるあるなのでしょうか?私はそう思っているのですが。

Aという味を知ってしまうと、それはそれで良い(最高)としたうえでBという味を求めてしまいBの味を知ってしまうと…………個人的にはずっと終わらない幸せと苦しさが同居するジャーニーでしてその度に過去の味を一旦全て忘れたいとふと思ったりするものの、そんなの叶うはずがなく。そのジャーニーとその他理由のマリアージュによって弊店の空間から徐々に主にフレンチワークのヨーロピアンヴィンテージという文化が姿を消していきました。

そりゃZの味なんてそうそう出逢えませんよ。個体としての希少性に加えて年代とコンディションとシルエットバランスとサイズ感という過酷極める条件が合わさりますから、弊店の環境ではお金を積んでも手に入れられない存在ですし極端な言い方にはなってしまいますが探すものではない存在です。探す労力+時間+情熱と出逢える成果の公式は絶対にイコールにはなりません。その方法を続けていたらきっと私は世界中からヴィンテージを探し求めるこの生業を続けられていなかったと思います。心ポッキリ。

 

 

なので前回の旅順でこのZの味と出逢えた時は本当に嬉しかった。無欲の勝利だなんて自分都合過ぎることは思いませんが探し物ほど見つからないメソッド宜しくで出逢いを強く願い過ぎていなかったことが功を奏したと思っています。

フレンチワークにおける20年代というポテンシャル、⚪︎⚪︎職業用といった同カルチャーにおいて定番的なカテゴライズが当てはまらない独創的なアノニマスプロダクト感(唯一色と生地感がレイルロード系のといったところでしょうか)、当然ながら繊細な職人技術力による意匠の迫力、当たり前のように各所に注がれる決して当たり前ではない贅沢な仕立ての概念、何よりも嬉しい現代的なシルエットバランス。

弊店はアンティークに敬意を抱いているものの至上主義ではございませんしなんだったらアンティークアンティークしているのが苦手なくらいですが、この一着にはそのマイナス要素がないうえに時代を遡ることで得られる旨味と強みの全て備わっています。

 

 

 

 

 

New arrival 20s French work belted half coat.

 

猛烈に痛快に単純に純粋に格好良いこのZの味は10年前も痺れんばかりに稀有です。

 

 

SURR 福留

 

 

クレイジーなMサイズ / Diary1222
8.5.2024

平置き実寸で肩幅65cm、

 

 

身幅も65cm、

 

 

着丈が90cm。ちなみにヨーク縦幅は最長25cmで袖丈が60cmで裄丈が95cm。

 

 

そんでもってサイズ表記がM。この時代のGianni Versaceにとって、いやVERSACE JEANS COUTUREにとって、いや同クリエイションの1992年にとってというのが正しいでしょうね、これでMサイズ表記を堂々と縫い付ける感性は。

いやはやどうして驚くというより笑うと言うか、なんか嬉しかったですねここまでも独創的で独善的で提案力に満ち溢れたファッションデザイナーがかつて存在してファッションを愛する世界中の皆んなを楽しませていただけに留まらず30年以上時を経た我々をもこうやって驚かせて喜ばせてくれることを。ファッションデザイナーによって時代によってファッションの区分によってサイズ感は様々であると思い続けてきましたし店頭でも高い確率で口にしてきたものの、ここまでクレイジーなMサイズにはついぞ出逢ったことがありませんが、当時のキャンペーンAdを見るとやはり腑に落ちます。これぞファッションデザイナーのクリエイションだと。

 

 

それはもう大胆に肩を落とし、特出したオーヴァーサイズだからこそ生まれるスリーヴの造形美と軽く折り返した時のニュアンス感、特にアメリカンワークなムードを感じさせるコーデュロイ素材とステッチの意図的なコントラストにウエスタンムード漂う各所の意匠。これぞ全盛期のジャン兄の創造性、メデューサが特に誇らし気に見えるのも気のせいではないはず。

 

 

 

 

 

 

 

New arrival 1992s VERSACE JEANS COUTURE work & western-style oversized design shirt.

 

ファッションプロダクト単体で捉えたとて特出してオーヴァーサイズのシャツとしては着丈の長さとポケット位置に個性があり過ぎて羽織りとしてはヨークなどのパーツに違和感を覚えずにはいられない、どこからどう見ても不可思議な立ち位置だからこそ様々な捉え方が叶う有意義でユニーク,という言葉ではとてもじゃないけど片付けられない、でもそもそもにおいてシャツ感覚のウェイトでフラップ付きのポケットが前面に四箇所付いているのって新鮮だし便利じゃない?な一着です。

“これぞファッションデザイナーのクリエイション“にまた出逢えますように、宜しくお願いしますねジャン兄。

 

 

SURR 福留

 

 

ヴェネツィア / Diary1221
3.5.2024

ロンドンはサヴィルロウのビスポークスーツを嗜む父とパリのオートクチュールを着こなす母が北イタリアで営む古書店の子として生まれ幼少期から自国はもちろん様々な国の歴史的文化と触れ合い、建築を学ぶも訳あって志し半ばで断念した後に幼い頃知った多国籍文化に惹きつけられるように数年間世界各国を放浪し、各地で出逢った民芸品や工芸品,布地や宝石などと共に帰国し、それらを用いて愛するパートナーや友人に洋服を製作することでファッションデザイナーとしての才能を開花させた異端であり天才,ロメオ・ジリ。

 

 

社会的要因もあって肩の強さやウエスト細さを造詣的に強調し新たなファッションスタイルとなったボディコンシャスを正統に経験したがゆえその概念に違和感を覚えたジリさんが辿り着いた造詣的であろうとも肩やウエストに意図的な強弱を付けずあくまで身体そのもののコントラストを表現する“新たなボディコンシャス“は後はミニマムモードとして後のファッションデザイナーの道標となりましたので、今回ご紹介する新作の1990SSオーヴァーサイズシャツもまた造詣的でありながら過度な強調がない極めてミニマムな構築であると同時に極めて独自性に満ちています。このシーズンはジリさんの地元に程近いヴェネツィアをインスピレーションソースとしており、このシャツを筆頭に登場する様々な色調はヴェネツィアングラスを思わせる蠱惑的な発色であると同時に随所に東洋文化を感じさせる複合的な,そしてジリさんにとっては必然的な世界観を内包していました。

 

 

この生地感なんかまさしく超オリエンタル。ちょうど昨日かねてからお世話になっている生地のスペシャリストYさまがレクチャーしてくれたのですが、この生地感はアジア圏を思わせる語感で呼ばれ主に50から60年代頃に和服用などで人気を博していたそう。それを1990SSのプロダクトとして採用したのは古参への挑戦心か懐古主義ゆえか東洋文化への憧れか放浪旅の甘酸っぱい思い出か。いずれにせよ2024年の目線で捉えると古臭さも流行遅れ感もない猛烈に美しい発色とエレガントな癖を感じられる楽しいテクスチャーですね。

 

 

 

 

 

New arrival 1990SS Romeo Gigli Camicie design collar oversized shirt.

 

本当に全くもって出逢えないロメオ・ジリによるRomeo Gigliのメンズクリエイション、2021年ぶり四着目の御提案です。今回の一着も本当に本当に濃いのですがこの抜群に造詣的でありながらモダンであり、かつ今の“造詣的なオーヴァーサイズ“(それこそジリさんが違和感を覚えた時代のボディコンシャスの概念ですね)と一線を画すオーヴァーサイズ。見事です。

美しい発色は本当に痺れます、なんでしょうね才能が発信してくれる圧倒的なエナジーって。ファッションの力,モードの力って本当に尊い。

 

 

SURR 福留

夢想と単 / Diary1220
1.5.2024

ヴィンテージバーバリーにおける夢想(ベージュ)と単(ヒトエ,ネイビー)、これまた絶妙に新鮮だし嬉しい存在感です。

2017年頃だったでしょうか、イギリスのバーバリー本店の1階メイン区画でヴィンテージバーバリーが販売されているという衝撃的な出来事を目にしたのは。それまで現代のモードクリエイションが過去のモードやヴィンテージカルチャーやアンティークカルチャーから着想を得たり御手本にしていることは周知の事実ながらそれをオフィシャルで発信したり公にするメゾンやデザイナーは基本的に存在していませんでしたが個人的にもっと自社の過去を積極的に取り入れたら良いのにと思っていたものですから本当に本当に驚きましたし心から素晴らしいと思いましたし独り勝手に誇らしい気持ちになっていました、バーバリー本丸がヴィンテージバーバリーをオフィシャルで販売するという行為を。更に言うと価格帯がNEWクリエイションと同じくだったのですよプレーンな本国クリエイションのバルカラーコートが1500ポンドなら陳列されたヴィンテージバルカラーコートも1500ポンドといった具合に、でもよくよく考えればおかしいことではありませんよね製法が変わっていないのですから、ヴィンテージをNEWクリエイションと同等に扱うと言うことは自社の職人技術力への最大限の敬意であり適性な評価であり老舗としての正しい姿勢であると心震えました。

その頃からヴィンテージバーバリーの世界が一層開けたものとなり現代のバーバリーが一層過去を大切にするようになった印象です。余談ですがそのような取り組みは当時新たに加わった“若い血“による発言と行動が大きな要因で既に在籍していた功労者たちとそれはもうぶつかったとかぶつかっていないとか。そして2024SSの発表にて始動したダニエル・リー新体制による1901年発案の騎士ロゴの復活や新たなクリエイションライン“バーバリークラッシック“の発足など、どんどん再評価されリスペクトされる気配、私は心から嬉しく思います。

もちろんヴィンテージカルチャーにいる身としては個人感情とは別に様々感じることがありますが、ヴィンテージ敬意を払った上で様々最解釈するダニエル・クリエイションは本当に好きですし、お陰様でヴィンテージバーバリー熱も最骨頂です。

 

 

 

それにしても本当に思いますし度々ここでも書いている(と思う)のですがヴィンテージバーバリー、バリエイション多彩過ぎ。弊店は本国クリエイションのみの御提案と決めていますが、それでもいついかなる時も“え、こんなデザインあったの!?“や“え、こんな色あったの!?“と常に驚かせてくれるのがヴィンテージバーバリーでして、いつの時代だからこうと言った傾向と対策も当てはまりませんからその振り幅の広さは尋常ならざるもので、全くもって確信材料がない完全無欠の妄想なのですがヴィンテージバーバリーの全貌を理解している人は世界中のどこにもいないと心から思うほどに深淵過ぎるほど深淵な世界なのです、ヴィンテージバーバリー。

ゆえにフと忘れてしまいます、夢想仕立てや単仕立てが抜群に珍しいことを。元々抜群に軽量で快適なマスターピースをもう一段階二段階ギアを上げて軽量化に成功した夢想と単、このようなアップデートと言うかアレンジはマスターピース側(総合的なファッションブランドではなくレインプロダクトメーカー,アウターメーカーであったヴィンテージバーバリーの時代はこれに当てはまるかと )を元としたデザイナー側がほぼマストで行うことなので、じゃあそれをマスターピース側がやっちゃったら、ねぇ。

 

 

 

 

New arrival 70s&1989s Burberry light cotton bal collar coat.

 

でもやっぱりデザイナーカルチャーとは異なる不変により深く腰を据えた不動感と良い意味で際立つコンサバティヴ感がございまして、その温度差はイコール良し悪しではございませんから引き続き馬が合う合わないにてご判断頂ければと思います。1901年発案の騎士ロゴだけに。

でも異常なほどの軽量感はいずれにも健在です。軽量化って“はい外してください無くしてください“ “はい分かりましたー“って世界の話ではないので本当敬意を抱かずにはいられません。軽い服が全てではありませんが、軽い服は良いですから ねぇ。

 

 

SURR 福留

Diary001の10年後 / Diary1219
30.4.2024

↑と書いてから昨日で10年経ちました。あの頃は特にゆったりとご覧頂きたかったので1ラックにつき7点と決めていましたが今は逆に様々をカオス気味にご覧頂きたいので8点でも9点でも良いですし、あの頃はMaison vintage,Military,Work,Antique,Otherの5軸展開でしたが少し前に改正して今はDesigners vintage,Maker vintage,Military,Work,Antique,Otherの6軸だし、あの頃は電球色の照明だったけど今は昼白色だし、あの頃のDiaryは意図的に改行していましたが今はなんだったら句読点も省略していますし、あの頃は店頭でジーンズなんて履けませんでしたが今は滅茶苦茶気分ですし、あの頃はラブレット付けて無かったけど今は付いているし、あの頃はsurfaceで書いていたけど今はiPadでそのおかげで腱鞘炎になったけど幸い数日で治ったし、あの頃はタバコ吸っていたけど今は吸っていないし。

 

 

 

変わったこともあるし変わらないこともあって、10年前のDiary001に書いた歴史的に縦に強く結びついたメンズファッションの歴史をご覧頂きたい気持ちは少しも変わりませんし引き続き原点となったオリジンヴィンテージとそれを元に生み出されたデザイナーズヴィンテージを横並びで見比べてどちらが好みかをご判断頂きたいですが、それに加えて根本的に上質で良質なヴィンテージの世界/ファッションの世界をしっかりと取り揃えたい・ご覧頂きたいという気持ちがこの10年間でより確固たるものとなりました。

 

 

 

なので満10年経った今の空間に30年代のリアルアンティークハンティングジャケット(しかも抜群に現代的なシルエット)とハンティングの世界観から着想を得た弊店にとって正真正銘の“メンズモードの最初“と言えるハンティングジャケット(厳密にはワークっぽいけどハンティングもワークっちゃワークですもんね、きっと)が静かに並べられていることは誰に何と言うわけでも何と言われるわけでもありませんが私としては喜ばしい限り。

 

 

 

引き続きいちヴィンテージヒストリーとカルチャーを御提案する店として皆さまの御迷惑にならないよう皆様の日々が僅かでも豊かで楽しくなる何かしらのお手伝いができるよう世界中の各専門家から一点一点コツコツセレクションして参ります。弊店が世界を変えることはありませんが弊店のヴィンテージが世界を変える貴方をさりげなく支えてそっと背中を押すバタフライエフェクトに成れましたら最高です。

 

どうぞ引き続き機会と御縁ございましたら宜しくお願い致します。

 

 

SURR 福留

Sacoche / Diary1218
26.4.2024

様々なプロダクトを発信し続けてきたHermesのバッグクリエイションですが、その中でもメンズ適性のクロスショルダーバッグやメッセンジャーバッグ,そして現代感覚でサコッシュと捉えられるようなモデルってホンット全然無いんです。10数年前にはそれこそメッセンジャーバッグモデルやボディバッグモデル(本木 雅弘さんがなんかの密着映像に出た時にこれ背負ってて、滅茶苦茶格好良かったんですよねぇ)を新作として発表していてアラアラ良いじゃん良いじゃん今っぽくてとニコニコしていたんですけど割合すぐに廃盤になってしまって、んでその時に思ったんですあっわざとだ と。わざと我々を飢えさせようとしているんだ と。

じゃないとおかしいですもん歴代様々なプロダクトを発信してきたにも関わらずここまで出逢えないの、メンズ適性のクロスショルダーバッグやメッセンジャーバッグや現代感覚でサコッシュと。

 

 

先日のボストンはHermesバッグプロダクトの中でも名作かつ王道な存在なのに対してこちらはその真逆、定番では無く一定期間のみ製作されて廃盤に至っているであろう純然たるリミテッドプロダクトです。男性が無理なくクロスボディできるバランスの調整不可能なショルダー、見たことない不可思議なバッグ形状、マチゼロで身体にピッタリと張り付く使用感。これまた一見するとHermes感が極端に少ない無記名感リミテッド感ですがこれまた見事にHermesバッグクリエイションの真髄と真骨頂を味わって頂る個性と癖です。

 

 

 

 

 

New arrival 1996s Hermes

 

私はこれをサコッシュと呼びたいです。ちなみにマチゼロですが最大横幅40cmと面積そのものはしっかりしているので容量はちゃんとあります。

こんなん、最高っしょ。

 

 

SURR 福留

Boston / Diary1217
25.4.2024

収納自由度と出し入れ自由度が圧倒的に高い両開きの設計,本体と強固に縫い付けられているからこそ例え最大限に荷物を詰めたとてビクともしない持ち手(マジで),防水ライニングという最高のポテンシャル,同社のマテリアルシリーズの中でも群を抜いて柔らかく実用性に特化したTaurillon Clemencの素材特製,特にシックでエレガントでさりげなく個性的なマホガニーカラー。

 

 

そりゃまぁそりゃぁまぁね、同社のバッグプロダクトにおける名作中の名作の一つですし私のように首っ丈LOVERが世界中におりますので一目でそれと分かる人もいますが、あくまで社会においては特徴的な意匠もロゴもアピールもない特に無記名で無機質なボストンバッグであるこちらを私はボストンバッグにおける最上最適解として御提案させて頂きます。

 

 

 

 

 

New arrival 2000s Hermes

 

日常はもちろん一人旅にも二人旅にも家族旅にも。いつどのように使うかによってこのバッグのポテンシャルは変化しますがいついかなる気分も人生の瞬間もどうぞお気軽にこの鞄に詰め込んでください。

重複しますがTaurillon Clemenceである点が本当に本当に最高なんです。私のそれはもうだいぶとハードに使っているので擦れてるしクッタリしていますがそれが最高それの方が最高です。もう本当に実用品として向き合って頂いてなんだったら旅先の思い出ステッカーとか感覚的に貼って頂いて、貴方らしいHermesバッグのあるべき姿に仕上げて頂けましたら幸いです。

 

SURR 福留

レザーサックコート / Diary1216
24.4.2024

テーラードジャケット好きなので集める意識がないまま結果的に集まっていたにも関わらずなんだかんだで縁が無かったレザーテーラードジャケットなものですから地味にずっと欲しかったのですが、去年の10月に御披露目した90s SERAPHINの一着(リンクの一番下の画像の真ん中)が欲望を大爆発させてくれました。

Hermesのレザーウェアを手掛けるという甘美な謳い文句でお馴染みの同社のオリジナルプロダクトには主にチーフディレクターによるデザイン性を押し出したクリエイションラインとメーカー力を押し出したクリエイションラインがあるのですが、そのレザーテーラードジャケットは完全なる後者でHermesと共作するクリエイションとは異なり特にノーマルとも言える普通とも言える,誤解を恐れずに言うと地味とも言える世界観とスタイル性でしたが、そこには言わずもがなハイファッションカルチャーやラグジュアリーカルチャーを納得させまくる感性が秘められているしフランスという土壌とDNAを隅から隅まで感じさせてくれる絶妙なバランス感が秘められていますのでショルダーの自然体な強さやしっかりと身体を包み込む体積感やクラッシックでありながら紛れも無く洗練されたシルエットバランスがもう個人的に最適解と思えるほどに好みでして、それにSERAPHINクオリティの墨黒のラムレザーですからもう欲望大爆発、大々々爆発。

ま、SURRにいてくれた時間は極端に少なかったんですけどね。ありがたい限りです。販売員あるあるですよね愛が強いがゆえに結ばれないし別れが早い。

 

 

お陰でお陰でお陰様でこれにも猛烈に惹かれています、フレンチMENSラグジュアリーカルチャー専門家(彼は弊店にとって特に欠かせない存在の一人です…)の下で出逢えたこちらは墨黒では無くグレージュカラーですし表面を起毛させたヌバックですがそれがまた堪らない、個人的に明るいカラーリングのヌバックに愛着を注いで生じるエイジングのカラーコントラスト最高に好きなんです。って言うかグレージュのレザーなんて格好良過ぎでしょ。

こちらもまたメーカークリエイションなのですが、テーラードジャケットでは無くサックコートというこれまた絶妙なプロダクトバランスでして、身体に沿わせる傾向が強いテーラードジャケットではなくフワリと身体に乗せるハーフコート寄りというのが抜群の個性。最上質のレザークオリティを特に現代のムードに寄り添ったスタイル表現が叶うと言うのはとても贅沢で稀有なことだと思います。

 

 

 

 

 

New arrival 90s SERAPHIN nubuck leather sack coat.

 

本っ 当出逢えないんですよプレーンテーラード系統のヴィンテージSERAPHIN、本当に。よりアウターっぽいデザインコートやボンバージャケットも当然最高なんですけど、よりミニマムでノーマルで良い意味で地味なテーラードジャケット系統を知ってしまうともう駄目ですね。私は自分用に出逢えるまでまだまだ長旅をする気満々です、ある意味覚悟が決まっています。

フワフワトロトロ、宙に浮けそうなレザーサックコートです。

 

SURR 福留

愛と情熱 / Diary1215
19.4.2024

コーティングコットンは知っていたしミリタリープロダクトで持ち運びを目的としたパッカブルも知っていたしラグジュアリーカルチャーならではのトラベル概念も敬愛していたけど、それら全てを兼ね備えた上質な目線の良質なコンセプトプロダクトはまだ出逢ったことがなかったうえに同素材のハットというおまけ付きだなんて。“こんなんあるんだ“シリーズは大々々好きなのでその度に心が泡立つというかテンションが上がるというか興奮することが多いのですが、今回のそれは興奮の前に猛烈に関心し感動しました。

 

 

が、ここまでの特出した実用性への探究心も実現する職人技術力と感性も、そもそもにおいて湖と川に取り囲まれ多湿で雨が多い環境で育ち前職ではレインコートメーカーに勤務し、戦後に廃棄された飛行機の油を染み込ませたコットンから着想を得てコートやジャケットなどのレインプロダクト専門メーカーを設立した創始者のジュゼッペ・マレンツィさんの防水プロダクトに対する愛と情熱を鑑みれば、このような圧倒的に実用的で抜群の有用性を誇りながらそれだけに甘んじずファッションとしてスタイルとして上質で良質な一着を生み出した上でそれを旅先や出先でも着られるような持ち運び型にしようと思いつき、そのために裏地を完全に除去するという困難に立ち向かったうえでせっかくだから帽子もあったら便利なんじゃない?という類稀なる着地点に至ったのは必然だったのでしょう。

 

 

 

 

 

New arrival 80s Herno coating cotton travel rain coat & hat.

 

持ち運び可能でコンパクトにまとめられるレインコートやジャケットはきっと,いや絶対に現代のプロダクトとして存在しているでしょうし大好きな渋谷ハンズに行けばきっと何かしら見つかるだろうし、この板を使って検索すれば一瞬で答えが出るのでしょうしそもそもにおいて全盛感が日に日に高まるTECHカルチャーですからそれらにも近しいレインプロダクトはあるのだろうと思いますが、王道でクラッシックで十分過ぎるほどに美しいパターンと畳むのが勿体無いほどの立体感でボタンの色味とムードを本体生地と調和させたりベルトバックルを綺麗なレザーで包み込んだと思ったら表にロゴやネーム一切無い,一切無くて当たり前な美意識と概念を集約させた上質で良質なトラベルレインコートは滅多に出逢えないのでは。重ねて言いますが帽子付き、しかも眼鏡着用者にも配慮したひさし付きのハンチングハット型。素晴らし過ぎますって。

 

 

SURR 福留