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個性 / Diary858
27.4.2020

 

 

 

昨晩何の気なしに眺めていたテレビ番組でふと心に刺さった「個性を鍛える」 と言う言葉。その言葉に対しての追及はありませんでしたが鍛え方、どう鍛えるのかを自分の無い頭で考えてみましたが納得のゆく答えは出ず、既に一人一人の存在が 個性 なのではと諦め半分に一つ答えに辿り着いた訳です。個性とはと考えた際に浮かび上がった 見た目 と 中身 。個性派と言葉通りの人と違う雰囲気、空気感でしたり、あの人変わっているよね と良くも悪くもの性格=中身、もしくは変わって魅せる工夫や装飾した自己表現。性格を鍛えるというのは堕落している私の中ではとても苦行、ある種一番大切な鍛錬だとは思いますが他者へ判り易く 私はこういったに人間なのですよ と伝えるとなると見た目を鍛えること、一般的に個性と感じやすい髭を蓄えることや髪形、眼鏡を掛ける。しかし生涯髭の生えない方もいれば、仕事の都合上制約のある方、視力に不自由無い方、眼鏡は視力に関わらずの選択支はありますが、自分を表現するならやはり 装い に繋がる。洋服中心の思考回路ですので皆様の捉える 個性を鍛える には当て嵌まらないかもしれませんが新しい個性を鍛える、鍛える手段として装いに可能性を感じていますので今一度に御自身のクローゼットを見直すのも結果自分を変える=鍛える時間はとても有意義だと想います。

 

 

 

新たな 個性 はフランスで生まれた匿名な一着から。

追ってOnlineに更新させて頂きます。

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
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*休店期間中にお急ぎの御用命ございましたら 080-3415-4864 まで御連絡ください

 

 

さてさて、/ Diary857
25.4.2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千が一つにも万が一つにも最近の日々において “ スタイルの充足も大切だけれど、ライフスタイルの充足もやはり大切だなぁ ” と想われた御方が居られましたら、最近の日々で無くともそもそもにおいて心から御推奨したく想います。一家に一つ好きな椅子を・足の裏が気持ち良い敷物を・ふと手が伸びる本棚を・緑を。そしてブレザーを・何かしらのレザーを・心から愛せるジュエリーを。そして美味しいお酒と食事を。

 

 

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さて、/ Diary856
23.4.2020

これまでの生業において、私はいわゆる家庭に仕事を持ち込まない流派であったがゆえ真に私的な環境での言葉など考えるあれこれを一切行っておきませんでしたので、始めはそれこそ “ てにおは ” ですら狂うような借りてきた猫状態に勝手ながら陥っておりましたが、人間というのは相も変わらず簡単なもので・私という入れ物は相も変わらず雑なものですぐに適応し “ 状況 ” が変わってから十日以上経った今という時間をただいまも過ごしておりまして、この十日ほどがあったからこそ というのは関係無しに物欲は変わらずに在り続け、とは言え外出も致しませんので解消には至らず、とか言いながらそもそもぶらぶらとウインドウショッピングが叶ったとてそもそもにおいて出逢いの機会なんてほぼゼロであったことを想い出し、この機会に My ワードローヴでも整理するかと独り言ちても、そういえば先月に既に大掛かりなそれを済ませていたことに気付き、親愛なるニット達のブラッシングは定期的に済ませているし写真立ての中身は替えたばかりだし、できることと言ったら本棚の並びを整えることと自家製カレーで用いる玉ねぎをいつもより丁寧に炒めることぐらい。なんて想っていましたら室内のコンポが突然壊れ、ふと考えてみるとこれ買ったの中学二年生の頃だったな と驚くほど長持ちしたことに若干引きつつ心機一転新たな室内音楽機器を購入したことは最近の私にとって大切なささやかなる出来事ではありますが、どうやら話しかけられるらしいその機器に対して未だ無言を貫いていること、“ OK 〇〇。 ” と言えないし言いたくない自分とどう向き合うか、が最近の私にとって全くもって大切ではないささやかな課題です。

 

 

 

このように先月の段階で My ワードローヴを改めて精査しておりますので先日のような何故だか好きなものの “ 何故だか ” を想うことができたり、また昨年の段階でこだわりを “ 抜く ” ことに大きな意義を感じていることもあって、装いの全てに今一度新鮮な愉しさを感じることができると言いますか、これまでの愛している・大好き・好き・普通・苦手・嫌い・大嫌いなどの印象感情を再細分化できる状態と言いますか、例えば白シャツ一つを捉えてもこれまでと印象や存在価値が異なったりするのですが、その状態であってもなおふと大切な存在に想うのが軽やかな羽織りの存在で、それはもちろん装いにおける大切さでもありますが、それ以上にライフスタイルにおける大切さ という想いの方が強いです。

 

ここでの “ 軽やか ” は現実的な質量というより羽織っている時の気持ちを指しますので、例えばダブルブレストのレザーライダースジャケットを羽織っている時に温泉に浸かっている時と同じ気持ちに成れるという御人が居たら、その御方にとってダブルブレストのレザーライダースジャケットが軽やかな羽織りに該当致します。このようになんでも良い状態で私はメイン検索ウインドウに “ 不変的である ” と “ 紳士的である ” というキーワードを打ち込み、絞り込み要素としてサブ検索ウインドウに “ 洗練性が高い ” “ しっかりと練られている ” “ ある種におけるステレオタイプではない ” を打ち込んだうえでソートを関連性に設定しこの世界というサイバーネットワークを検索し続けてまいりまして、お陰様で幾つかの My マスターピースに出逢ってきましたが、私のささやかな経験則と致しましてこれら条件によるこれぞな出逢いはとても貴重です。不変性や紳士的ではある程度ヒットしますものの、絞り込みで洗練性であったり練りの有無であったりが加わるとどんどん減っていきまして、非ステレオタイプ ( ※ある種における ) も加わるとなると余裕でゼロ・ヒットだったりもします。とは言えどこれら検索条件基準は否応無しかつ自然と厳しく, きっと変な感じに解り難く成ってゆきますので、私にとって紳士的であったり洗練性はあくまで私だけのものなのでしょうが、そのような他者にとっては無意味であったり無関心であったりする様々を解決してこそ “ 軽やかな羽織り ” に成り得ます。

 

 

 

前述の通り幾つかの検索条件がありますし物質的に軽量であれば良いというわけではございませんものの、これほどまでに主義嗜好や発信主張が入り混じり物質が産み出され続けてきた世の中においてこうもヒットしないとなると、出逢えるならばOKグーグルでもHEYアレクサでも言ったろうじゃん な捨て鉢気分にも成ってしまうというもの。なんて想っていましたら全く予想していない角度から出現し、嬉しく想いつつも予想外過ぎる角度なため混乱して若干引いたりもします。

 

 

 

 

 

王室直属の軍区分の一つである、防衛庁に所属する、メッセンジャーの羽織り って何言ってんの?って想いました。素直に率直に。

 

 

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発見 / Diary855
20.4.2020

 

 

有益な時間を過ごそうと早起きと言いますか9時には勝手に身体が起きてしまう。老いなのかこの環境下の仕業なのかはわかり兼ねますが良かれ悪かれ夜は自然と眠くなり籠りながらも健康的な生活を送っています。近頃自分の語彙力の無さを痛感しておりまして、本でも読み少しでも参考にと女性作家の短編集を読んでいるのですが内容は先が知りたくなる程面白く、読み耽っていると心が沈むようなオチに毎回気が滅入ってしまい参考処か読んだ後の喪失感。気持ちを切り替えるため、早めに仕事を終わらそうといつ壊れてもおかしくない年期のあるパソコンを開くとキーボードが使えなくなり更に滅入ってしまう始末。交通機関に頼るのも怖くなる程外出を避けているので往復一時間程を徒歩で電化製品店まで足を運び新たにキーボードのみを購入。気分展開に帰りに花屋でもと寄ろうと帰路の途中三件ある花屋も当たり前ですが全て営業しておらず。本日はついて無い、この状況下で考え過ぎるのも良くないと本日のDiaryを綴る上で再度コレクションを観返そうと最早私の趣味でもある Dries Van Noten の映像を眺めていたのですが、あれなんか違う、

 

 

ワインレッドのテーラードジャケットと言う印象のみで 1998AW のコレクションのジャケットだと判断していた、と申しましのもこのカラーリングのジャケットが 1998AW のコレクションルック意外でこの色調は使用されていない。コレクションルックから年代を特定していたのですが再び観返すとシルエットの構築性が全く違う。ショルダーラインの肩パッドが無い上での自然な強さやハーフコートの様に長く設定された着丈。一番の違和感は前立てからヘムラインに架けてのスクエア状のカッティングライン。 1997AW のコレクションはまだ初期のオーヴァーサイズなフィッティングが継続され、私の考察ではスリムフィッティングに移行し始める 1998AW のコレクションに間違え無いと勝手ながら思い込んでいたのですが、再度 90 年代のコレクションを全て見返すと確信を得たルックが存在しました。

 

 

まさかのイエローカラー。コレクションルック意外に ワインレッド と言う強いカラーリングを製作しているとは検討もつきませんでした。確かに以前このコレクションを観た際に あれ、このジャケット年代に対して異様にシェイプされているな と考えてはいましたが。この二つのショーは類似している点が多く印象としては 1998AW は 1997AW をアップデートしたコレクションと言えばわかりやすいかと。今回のジャケットや同コレクションのアウター類の一部に裏地が無く一重仕立ての使用の意図も判りました。このシーズンはレイヤードを主軸としており、別途でキルティングのトップスをインナーにレイヤードさせる為に裏地を排除していたようです。勿論本品においても単品で成立する程のエナジーを感じて頂けるワインレッドカラーのテーラードジャケットはエレガンスな要素の中にも敢えてのアウトポケットディテール、フレンチワークにも通づる無駄を削いだミニマムな設計はクラシカルと多様性を含んだ一着だと感じます。ついてない日も新しい発見により前向きに捉えようと、時間の経過の早い一日。

 

1997AW Dries Van Noten wool tailored jacket,wine red.

追ってOnlineに更新させて頂きます。
以前に更新させて頂いている同シーズンの グレイカラー も御座いますので併せて御覧頂けたら幸いです。

 

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何故だか惹かれるもの / Diary854
17.4.2020

必要最低限のみ外出。自ずと家にいる時間が中心になり なんか気分を変えたいなと部屋のレイアウトを変えてみたり在宅の為仕事用に机を注文したり、如何に快適に過ごせるかと部屋を充実させるよう諸々調べているのですが、家具に関しても気付けば何故だか惹かれるもの、妥協せずに付き合っていけるものを探しているのですが中々出会いは訪れず、サイドボードってこんなに好みの形状が無いのねと挫折。現状机と椅子、先程念願の冷蔵庫が届きこんなに物量入るんだと今まで使用していた一人暮らし用の正方形の小さな箱に別れを告げたのですが徐々にお気に入りが揃い良い気分転換になっています。が、今更になって春用のコートがでしたり、Vネックのニット、長らく探し続けているミリタリー・ウエア欲しいっと 時間がある=考える時間も増える=欲求の選択支が広がる 欲と言うものは尽きませんね。。

 

 

 

 

さて、漢なら と男性なら誰しも心擽られる強靭な素材や土臭いカラーリング、意味のある多様なディテールに大きなポケット(これは私だけかも)。服飾の歴史においても多く咀嚼と申しますが、参考材料にあたる ミリタリーウエア はやはり 何故だか惹かれるもの に感じてしまう私にとっての一つ。国の数だけ、部隊の数だけと様々に存在する特殊な装いは現代の目線では充分な程の機能性を持ち合わせていたり、用途によって特殊なパターン(色・柄)や独自の色彩に階級の違いを表現する、若干のディテールが異なることで意味合いの変わる独自の視点もまた好みな点です。正直なところ私は何故だか好きなのにも関わらずあまりミリタリーウエアは所持していません。何と説明すればいいか難しいのですがデニムジャケットも好きなのにあまり持っていない。とても偏屈な言い回しになってしまいますがこの感覚を理解頂けたら有り難く。単純にまだ これだ ・ これでもうこの穴はは埋まった という出会いが訪れていない、この感覚は何なんだと常に疑問に感じ、好きなのに着れないという一つのプレイじゃないですがここまでいたら妥協したくない、丈や肩や袖も全てにおいてもと考えてしまい、贅沢ですがふとした時に訪れる意図としない素敵な出会いを探し求めているのかもしれません。

 

 

70s British military windproof cadet forces smock jacket for Nato.

前回の Diary から被り物続きになりますが、偶然なのか必然的なのか。まぁ何故だか好きなものですから。
追って詳細はOnlineに掲載させて頂きます。

 

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何故だか好きな装い / Diary853
14.4.2020

皆様方の中にはこれまでに “ 戻れるとしたらいつに戻りたいか ? ” といった設問のやり取りを友人知人と交わしたことが在るよ という御方も少なからず居られることと想いますが、中学二年生の頃かな, 高校一年生の頃だね, やっぱ大学三年生の頃でしょ などと学生時分を挙げられる方が多いのでしょうか?どうなのでしょうか? 私は以前から過去に戻りたいと想ったことは未だに一度もありません。
 

それにはとりわけ目立つタイプでもなく接客的に盛り上げるタイプでも盛り上がるタイプでもなく、わりかし窓際で本を読んだりヘッドホンで音楽を聴いたりするのをごく自然と好むタイプであり、特段友人が多いわけでもなく少ないわけでもなく交流に困っていたわけでもなくたまにお行儀が少々宜しくないかなという団体とも遊んだりする、優等生でも不良でもなく勉学に勤しんだわけでも運動に励んだわけでもない正真正銘平々凡々の極みである中学高校時代を過ごしていたというのも在りますが、 それ以上に人並みに退屈な日々を過ごす中高生の日々において “ 早く大人に成りたい ” “ 早く働きたい ” という想いを常に抱いていたことが大きな要因ではないかと想います。中高生の日々は想い出そうとしなければ想い出さないことが多いですが、その想いを抱き続けていたことははっきりと覚えています。
 

そんな、赤頭髪の先輩が居たり臀部をほとんど露出しきったウエストポイントでワイドトラウザーを穿きこなす友人が居たりと個性を尊重する高校で過ごした日々に取り立てて強い想い入れはなく、戻れるとしたらいつに戻りたいか問われたらいつにも戻りたくないと答え続けてきた学生時分に特に良い想い出も悪い想い出もない私ですが、かねてより静かにですが確実にスクールスタイルの装いないしスクールスタイル・ライクな装いが何故だか好きなのです。カーディガンやブレザーや革靴は有用性や歴史が証明する不変性がありますので、出発地点は不明瞭だったとて現在においても好いて然るべき ( にしても好き過ぎるにも程がありますが ) と私は想いますが、何故だか好きな装いであるスクールスタイルにおいて現在においても好くには少々疑問な存在が一つ在ります。

 

 

 

そう、それは以前の Diary でも綴らせて頂きました通り肩掛けの鞄でございます。両の手が空くのは便利ではありますがその代償として左右非対称の荷重が特に身体に大きくかかることは私の性分として好ましくないにも関わらず、ゆえにあまり大き過ぎるサイズは選べないために容量に上限が設けられがちにも関わらず、な肩掛けの鞄, いえ、スクールスタイル・ライクな肩掛けの鞄でございます。
社会に向き合うに際して必要に成る機会が多い鞄という厄介な存在ですので、持たなくても良いにこしたことはないと真に想う御人からしたらそれはもう真剣で深刻な “ 探しもの ” であることと想います。実用性であったり機能性であったり、それこそライフスタイルに関わる様々が判断基準に成られることと想いますが、それを踏まえたうえで更に好みが合致していればそれはもう本当に素晴らしいことと想いますが、私に関しましては一個人的な最適解の一つが装いとして認識できておりますので良い意味で迷わずには済むものの、実際にそれが眼の前に物質として現れると、やはり驚きます。

 

 

 

 

 

School-style bag from Hermes.

34 年前に製作された本品は例によって同区分の専門家から譲って頂きましたが、様々を知る彼にしても詳細不明とのことでした。が、近年に発表され数年で廃盤と成ったとあるモデルに酷似しているどころか、数か所を除いて同じくです。いったい、これは?

 

 

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何故だか好きな被り / Diary852
12.4.2020

 

「何故だか好きなもの」

 

 

と先日の福留の Diary にも綴られていた題材ですがそれを綴るにあたり 鈴木は何が好き? と寒空の下質問をされ あれこの質問数年前にも同じような場面でされたな とデジャヴの感覚に陥りなんだか違和感が。その数年前の感覚に戻り同じ答えになったのか、また今も気持ちが変わらず同じ答えに至ったのかは私も判り兼ねますが即答出来るほど 何故だか好きなもの が 「被りもの ( プルオーヴァー ) 。それは T シャツやスウェットシャツでも無く 被るジャケット でしたり、 被るシャツでしたり、アノラックでしたり。それらは絶対的に日常的にどちらかと申しますと不便に想いますし、着脱の際は非常に面倒。しかし、 面倒=我慢 の中に実用的な構築により生まれた美的感覚を感じ、何故被るのか ? と疑問に思う前提に 何故だかカッコいいじゃん と。それが何時何処で潜在意識の中で培われたのかと考えると難しいのですが、もしかすると幼少期から続けていたサッカーの練習用のナイロン素材の長袖の被り ( 分かる方には理解頂けると ) が当時の私は非常に憧れがあり長袖のそれに短パンを合わせるバランス感もまたスポーツをする上で見た目が 何故だかカッコイイ 。実際にそこからこの想いが派生し今に至るかは謎ですが被る上での実用性でしたり、そこから生まれる保温性はやはり前開きのものより優れていますし、簡素な構築も衣類の始まりの様に想え(後付けですが)、被ると言うひと手間がモダンだなと。ある種被るだけでスタイルが明確化する個体性が私の中では 何故だか好きなもの 。

 

20s France dairy cotton pullover shirt.

 

まず同じマテリアルで切替られたイカ胸使用とドレス要素を払拭する素朴なコットン素材の編み目。この相対するコントラスとも堪らない点でありますが、アンティークシャツにおいてもプルオーヴァー型は堪らなく何故だか好きなものです。前開きのシャツでは無く プルオーヴァー・シャツ をタックインするひと手間が私の中では何故だか好み、ましてや出しても一枚でもスタイルの完成する個体性。詳細は追ってOnlineに掲載されて頂きますので御興味頂けたら幸いです。

 

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何故だか好きな石 / Diary851
8.4.2020

皆様、御機嫌いかがでしょうか。変わらずお元気で健やかであることを引き続き陰ながら願っております。
先にインスタグラムにて御報告させて頂きました通り 4/8(水) より店舗を一時休店とさせて頂きますこと、改めてここに記させてください。現時点では社会状況に応じ小売店として様々を臨機応変してまいりますが、御愛顧くださる皆様方・関わってくださる皆様方・共に働く弊社スタッフの健康を最大限に重視し全てを判断してゆく所存です。変わらず Diary ならびに Online の更新は続けさせて頂きますので、引き続き御興味頂けましたら, 現状実物に触れて頂ける環境は基本的にございませんものの御質問頂きました暁には御答えさせて頂けることも多々ございますし、御人によっては品々とどのような御姿になるかなどの相性が想像叶う方も居られることと想いますので、宜しくどうぞお願い申しあげます。

 

 

日常の日常たるゆえんが変化する日々を御過ごしなのは皆様方におかれましても同じくで在ることと想いますが、だからこそでしょうか?ふと想ったと申しますか改めて想い返したことに、そういえばと独り興味を抱きましたので折に触れては御客様であったり鈴木であったり他のスタッフであったりに問うてみた設問が、これまた個人的に愉しく興味を抱くものでした。  “ そういえば、何故だか好きなものってない? ”

例えば私はナメコの味噌汁でしたら、幼少期に全裸で姉と取り合う ( 厳密には姉の味噌汁椀に全裸の私が素手を突っ込みナメコを貪る ) 姿が映ったホームムーヴィーを観た記憶がありますので好きである理由であったり要因であったりは認識できます。またはつなぎ, いわゆるジャンプスーツであったら、だいぶ昔に雑誌のスタイリングでリアルモード×ヴィンテージつなぎの装いを観た時からであることを認識しています。このように幾つか想いついたとしてもいつからの好きであったり好きに成る経緯であったりを認識できるのですが、なぜ好きに成ったかが解らない・認識できない “ 何故だか好きなもの ” が在ることに気付いたのです。

 

 

 

そのうちの一つがアクアマリンという石でした。ただいま調べましたところ名称はラテン語の海水を意味する語を由来としているそうですが、確かに私は海の近くで育ちましたものの関係ございません。また、石言葉は “ 勇敢・沈着・聡明 ” だそう。なるほど。また、三月の誕生石とのこと。私は三月産まれですのでこれは喜ばしいですが、好きな理由の何故の解ではありません。
もちろん青色も好きなのですが、色調だけで言えばそもそもにおきまして私は嫌いな色がございませんし、しいて言えば青より若干好みな他の色が想いつきますし、と申しますか青の中でも紺などの濃い色調の方が基本的に好みなのです。

そう、青の中でも濃い色調な好きにも関わらず、アクアマリンのこの薄い青が、薄い青のアクアマリンという名の石が気付いたら何故だか好きでして、それゆえいつもお世話になっているアンティークファインジュエリーコレクターには逢う度にアクアマリンを所有していないか問うのですが、 “ 美しいアクアマリンには滅多に出逢えないの ” と彼女はいつも首を縦に振ってくれないのです。
長らくお世話に成っている聡明さと優しさに満ちた彼女は、アンティークファインジュエリーの区分の中でも石に関して特に明るい方でして、なおかつ私は品の良し悪しに関わる判断基準においてその情報が雑念に成るであろうという理由から積極的に石に特に詳しく成ろうとはしておりませんので、基本的な情報を踏まえたうえで私は “ 彼女がそう言うのであれば、そうなのだろう ” と薄ぼんやり想い続けてきた次第でしたが、“ やっと美しいアクアマリンに出逢えたわ ” と前回の旅で差し出してくれたブレスレットの 14 石は、彼女が首を縦に振らなかった理由と薄ぼんやりの感覚を裏付けるには充分過ぎるほどの、狂っていると想うほどの美しさでした。

 

 

 

 

 

30s British 9K pure gold & aquamarine bracelet.

彼女が口にしてきた、そして眼に視えるかたちで示してくれた美しいアクアマリンという概念には純度や色調と共に大きさが並列して挙げられるようでして、本品には なるほど と無意識に独り言ちるサイズの 14 石が妖艶に連続致します。ゆえに、これまで弊店におきまして御提案続けてまいりました “ 男性も是非に金無垢を。宜しければ更に石を ” のメソッドにおいて、誤解を恐れずに申しあげますと特に所有者を選ぶ諸々の強さが在る逸品ですので、ゆえに是非に。追って Online に掲載させて頂きますので、御興味頂けましたらその際に改めて御査収頂けましたら幸いです。

 

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春、カシミア。 / Diary850
6.4.2020

 

 

先日のSNSにて一般的な取り組みですが弊店では極めて稀な 普通に撮る という撮影方法。初めての作業により正直な話、右往左往と正解とは何かと自問自答の中更新に辿り着きましたが、初めての行いが 想像をはるかに超える出来に なんて事は叶いませんでしたが工程の中で発見する画角や構成、撮られる側にもより自然体にあくまで普通にと弊店では非常に遠い 如何にわかりやすいか という一つの題材に頭を悩まされる結果となりましたがやはり直感的な行いより考える事を考える良い時間となりました。正直に当面は今まで通りの SURR らしい写真に戻るとは思いますが、基盤があっての挑戦が出来ると言う安心材料の反対にある種 挑戦 のみを繰り返して着た弊店の撮影手段とは真逆のやり方という天邪鬼な作り方は刺激を齎してくれたのは良い経験。基盤がどちらかにもよりますが、どちらが良し悪しでは無く逆説的に捉えた際にどちらも愉しむことが出来る思考の変換、嫌いなものを 1mm でも好きとまではいきませんが興味の対照に成り得る可能性とシンプルな物事に見方は今後活きていく側面だと頭の片隅に置いておこうと。

 

本日の福留のスタイル然り 色 は装いに必要不可欠な要素、より個人、アイデンティティを表現するのにその季節にしか愉しめないものと、まだ寒暖差のある日々が続きますが今が春と言うならそれらしい爽やかな装いに身を包みたいと。前回のDiaryをなぞるようですが今を着飾ることに重点をおいてお披露目させて頂きます。

 

70s Ballantyne cashmere sweater,pink.

 

late 90s Ballantyne ” Pure New wool ” sweater.

 

70s Ballatyne cashmere sweater,cream white.

 

柔らかな空気を纏う と大袈裟かも知れませんが強ち間違えでも無い、20世紀初頭に英国で発祥の生地の紡績から生まれた Ballantyne 社、天然素材を用いたニッティングは時代を超えても褪せることの無くそれは普遍的なものつくりとしても伺える点。夏にダウンジャケットを冬にタンクトップをと極端な御推奨する訳ではありませんが春先の装いにカシミアをと、一枚でこの気温差をコントロールの出来る優秀さ、取り入れやすいベーシックな日常着としてカシミア製品の中でも弊店で編みのと表皮の強さ、メンテナンスが不要な程にとメーカーのとして申し分の無い Ballantyne 社のプロダクトは高品質な純度の高い羊毛により気持ちを上げる着心地と色彩。また充分な程の製品に対する基盤から作られた遊び心あるカラーリングが挑戦的にも捉えられる、春にと申しますのもカラーリングが良い意味で いかにも と主張するスプリングカラーですので現状のご自宅で快適に過ごす、生活をする上で安心感のある着心地と装いを制限しない軽快な色合いを愉しんで頂ければ幸いです。

 

 

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気持ち /Diary849
1.4.2020

正直なところ、気分転換をしたい。とある種不適切かもしれぬ言葉ですが意味合いとしては友人でしたり、先輩でしたりこのご時世に外で会う事の叶わない規制としての出来事の重大さは重々承知の上ですが、電話然りラインを通しての近況報告より実際合って顔を合わせて初めて出てくる言葉でしたり、何か題材でしたり、どうでもいい内容でしたり。どのようなかたちにせよ、やはり顔を合わせる・人と会うというコミュニケーションとしての強い意味合いを現状の深刻な問題を通して再確認しました。起床して仕事に行き帰宅し、夕飯を食べ映画を観て寝る。が最近のルーティンの今をより有意義に過ごすにはと考えても答えが未だに出ずに、そのサイクルもまた一つ答えなんだろうと考える頭も無い私ですが衣・食・住と考えた際に欲求としてこんな状況下にも関わらずなのかこの状況下だからなのかは年中を通して洋服しか頭に無いので実際は関係無い事柄なんだろうと。本来なら是非にと顔を合わせゆっくりとコミュニケーションを図りですが、御身体が絶対的に一番大切ですので昨日の福留の Diary もそうですがお暇が御座いましたら、ほんの暇つぶしに Online を御覧頂けたら幸いで御座います。

 

と言っても今着たい、今付けたい、今履きたいとこの状況だからこそ今一度自分のクローゼットの中を見直したり、新たにこんな装いを又はこんな装いがしたいと家で考えるのも愉しい時間。気持ちを高めることは他人に迷惑を掛ける事は無く、気持ち良く生活するのが何よりも大切なんではと家と職場の行き来だけでも自分の満足いく装いに身を包みたいです。洋服を買い溜める必要性は有りませんが、一つでも二つでも新たに気持ちを切り替えるツールとしてお役に立てればと現在充実としたラインナップに身を置かせて頂いていると自負しています。
 

2004s Gucci by Tom Ford 70s style leather shirt jacket.

 

 

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“ 点 ” 的な爆発力 / Diary848
30.3.2020

先の 28日(土)・29日(日) と弊社各店が臨時休店を頂き、大変に失礼致しました。状況を刻一刻と見守る日々、自身と周囲の人々と取り巻く環境を何よりも優先して守るべき日々が続いており、どなた様におきましても予断を許さないことと想います。皆様いかが御過ごしでしょうか。御機嫌いかがでしょうか?御愛顧くださる皆様方と皆様方の御家族, ご友人, お仕事に関わる方々などがまずは御元気で在られること、“ 良き ” で在られることを陰ながら願っております。
弊店におけるこれら Diary や Online の “ 読む” や “ 視る” それぞれの項目に関しまして、弊店はかねてより 僅かでも御暇つぶしに成りましたら と心から想っており、これまで幾人もの御客様方に直接言葉として告げさせて頂いておりますが、より一層僅かでも、ほんの一匙でも御暇つぶしとして役に立てたらと, 僭越ながら立ちたいと想わずには居られず、かつ恥も外聞も捨てて欲を晒させて頂きますと、ほんの僅かでも愉しいと思って頂けたり, その瞬間が豊かに成って頂きたい と想わずには居られません。
そのような勝手ながらの想いもあって先日ひっそりと Online 先行で御披露目と成りました新作群ですが、御問い合わせくださった皆様に御礼を申しあげますと共に内容によっては返信までに御時間を頂戴してしまった御方に御詫び申しあげます。今後も休店に成ったとて御問い合わせに返信叶うこともございますので、引き続き御気軽にお申し付け頂けたらと想います。

このように、既に御披露目させて頂いております新作のアンティーク・ファインジュエリー。この度の Diary ではそれらに関しまして, 装身具に関しまして綴らせて頂きますので、皆様方の僅かでも御暇つぶしに成れましたら幸いです。

 

 

 

昨年末の雑記でほんの少しだけ撫でました “ スタイルとライフスタイル ” という極めて重大な題目について考えた時、まず頭の中に薄ぼんやりながら高い確率で太い支柱のように想い挙がったのは装身具という存在でした。そもそもライフスタイルによっては不要であるどころか 邪魔だよ と成る存在にも関わらず、いや、人と場合によっては邪魔にすら成るからこそ “ 身に着けることを軸とした装い ” と “ 人生を軸とした装い ” のそれぞれに想いを馳せた時に、装身具が在ったのならば後者の論点においてそれ相応の存在価値を有するのではないか と想いました。
人生の節目で自発的にバンジージャンプをする人も居れば一億円積まれてもバンジーなんてしないという人も居るのはどちらが正しい・正しくないということではございませんが、事実としてバンジージャンプは存在し一回〇〇円のように生業として成立しておりますので、やはり大切なのは飛ぶか・飛ばないかを自身でしっかりと判断するということ、そして飛ぶを選んだ際にはどう飛ぶかを考えるということなのではないかと想うのです。もし装身具を身に着けるとしたら、どのような物質をどのように身に着けるか?

 

 

 

別にワイシャツでもパーカーでもTシャツでも、テーラードジャケットでもスポーツジャケットでもコートでもダウンジャケットでも構わないのです。人それぞれ好みございますので。そのうえで空想の個を思い浮かべて, その人のライフスタイルを経たうえで装身具を身に着けているとしたら、なにをどのように身に着けるのだろうか。  十人が十人等しく身に着ける存在ではないからこそ弊店にとっては大切に感じられまして、ゆえに 2020 という期が始まる際にはしっかりとその想いを御披露目という形で表したい気持ちはあったのですが、間に合わず叶いませんでした。
そして先日御披露目させて頂きました新作の装身具。今期は人生を軸とした装いを論点としたうえで身に着けるか着けないかの御判断を踏まえたうえで、改めてアンティーク・ファインジュエリーという御提案からまずは始めさせて頂きましたが、私にとってこの度のファインジュエリーにもまた、結果的にそろい踏みになったことで芽生えた自覚ですがある種の ( 勝手ながら、な ) “ 気分の流れ ” のようなものを感じます。仮に世の中にファインジュエリーの印象というような一定的な認識が在ったとして、それに則した特有の線の細さなどによる繊細さを備えながらも強烈な個性というか独善性というか “ 点 ” 的な爆発力的要素を備えた面々と申しますか。どっちつかずなようで結果的には非常に我が儘な個性を備えているような気分の流れが私の中に在ったようなのです。

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

New arrival. Antique fine jewelry collection.

僅かでも琴線に触れるなにかがございましたら、御気軽にお申し付けくださいませ。それでは皆々様、御機嫌よう。

 

 

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色と素材と時々編み / Diary847
25.3.2020

 

 
今回の Diary では色彩に重点を置いた御提案が叶えばと想い綴らせて頂きます。学生時代の色彩の授業を受け必死に学び取り組んでいたのですが、検定日当日に二日酔いの為受験せずなんの資格も持たない私ですが単純に色使いは何を作るにも必要不可欠だと考え、装いも勿論の事、仕事を効率化する、空間を作る、インテリアや小物・花を選ぶ、お弁当を盛り付ける際、ギフトを選ぶにと、生活において無意識に選びそれが好きな色のなのか、差し支えない色なのか、トータル的に見ての選択なのかと日常的においても色使いは生活を豊かにする、それがまた単色になるのか多色使いなのかパターンなのかと細分化されると考えますが。特に今回作ってみて感じた事が何よりコーディネート選択支の広がり方が実に楽しく、一色差すことは安易かもしれませんが、色と色をぶつけてみた際に起こる化学反応の落とし処を探るのも面白いのではと感じまて、今回下記の色使いは同じトーンベースでまとめてみると喧嘩せずまたもう一つの重要な点としてはマテリアルのコントラスト、抑揚の付け方。今回は色と素材に重点をおいて構築してみました。
 

 

1997AW Dries Van Noten wool tailored jacket & 25s France jersey polo shirts ,70s Christian Dior plaid trousers dead stock.

純粋に色と色とのぶつけ合いながらトーンベースはまとめて。ウールジャケットの色調の強さを中和するコットンジャージシャツにコットンドレストラウザーズ。素材があってこその重さの軽減。これを着て是非ピッティへと思いましたが、今はやめた方が良さそうです。

 

 


70s Yves Saint Laurent double breasted blazer & 70s Gainni Versace silk shirt, 70s German moleskin logger trousers.

Pure new wool と Silkによる美しいマテリアルを使用したメゾンクリエーションに林業の為に作られた労働者トラウザーズ。荒々しいモールスキンと美しいマテリアルの反比例したコントラストとダークカラーに映えるしなやかなイエローベースのシルクシャツ。
 

 


90s Best Company work style denim jacket & 20s France Dairy pull over shirt, 80s Levi’s 505.

全てコットンによるマテリアルながら風合いに重点を置いたコントラスト。上下異なるデニムカラーとイカ胸シャツによる「 トーン・オン・トーン 」 。可愛い白人女性がやりがちなスタイル。
 

 

60s France ONF uniform jacket & 70s Missoni cardigan , 90s C.P.Company over dyed long sleeve shirt.

激しい色合いには退色した色調が程良く中和。ダック地の色合いとマルチカラーと後染めグレイカラー、こちらもトーンは近しくまとめて素材もコットンベース。抑揚の付け方は生地の織り方と編み方で。 土臭さとアートニッティングも抑揚の一つ。

 

 

60s Missoni geometric cardigan & 2003SS Gucci by Tom Ford shirt.

こちらはボタニカルとジオメトリックの柄と柄のぶつけ合い。色調により何故か馴染む違和感の無さとウールと化繊の混紡によるカーディガンとしなやかなコットンによるマテリアルの表情。ボトムスはボロボロデニムで是非にと。

 

 

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春分の日 / Diary845
20.3.2020

人には教えたくないお店 をふと思い立って考えてみるとまず頭に挙がったのはある街のある一カ所だけでして、その後のんびりと考えてみても他に想いつかないので、もしかしたら現在の私にとってはそのお店しかないのかもしれません。“ 人には教えたくない ” … 情緒と小粋さを感じるなんとも甘美な響きと感情なものの、お店からしますと複雑な心境なのかもしれませんが、特段私が人に教えたくないと想ったとて滞りなく諸々は成立していることと想いますし、そもそも私はふと気になって足を踏み入れた立場であり、通って仲良くなるような社交性もございませんのでそのお店に関してはなにも知らず、他意も作為もなく単純に 人には教えたくないお気に入りのお店 なのです。

 

 

 

そこで先日、知らない写真家 ( 私は写真文化に明るくありませんので知りませんでしたが、後日調べましたところ大変に有名な御方のようでした ) の一冊に何故か引き寄せられ購入したのですが、私はかねてよりそのような “ 何故か引き寄せられる ” “ 何故か好き ” という感覚を不思議に想いつつとても大切にしておりまして、今回のそれによって好みな写真家が増えて嬉しく想いましたし、購入前はパラパラと眺めただけで気付かなかったのですが冒頭に “ はじめに ” から始まる奥さんの一文 ( その本は文章が奥さん、写真が旦那さんの構成 ) が載っていまして、要約すると知人の紹介で以前加入した夫の生命保険が契約満了で払い戻しになった時、“ 命の価値がこれっぽっちの金か ” と想って二人で虚しくなり、なんかもやもやしたのでそのお金を使い切るべく自費でこの作品集を出したというような内容でして、少々シリアスな背景ながら文体がなんとも軽快で、“ 札束を眼の前にして正座する成熟した男女がなんだか半笑いで微妙な顔をしている ” という図が即座に頭に浮かんでしまったためなんだかとても愉快な気持ちになり、幸せを感じました。
それは一般的な雑誌のサイズで、一般的な雑誌よりもかなり少ないページ数でして、前述の通り奥さんの文章 ( プロの写真家を夫とする感想等 ) と旦那さんの写真が交互に登場するのですが、まだ全てに眼を通しておりません。1984 年に限定的に発行されたという一般的な雑誌と同じくらいのサイズで少ないページ数のその本は、時を経て一人の男が何故か魅了し、じっくりとページを噛み締めたいと想えるその男にとって貴重な存在と成りました。次は 庭に椅子を出して桜を眺めながらページを眺めようかしら なんて想っております。

 

このようにとても良い諸々と成る “ 何故か好き ” も在りますが、たいていのそれは謎のまま何故?のまま日々は過ぎ去ってゆきます。しかしながら経験も知識も理性も関わることなく好きと想える存在, 引き寄せられる存在というのは本当に稀有であるとかねてから想ってきましたし, 引き続き想いますし、今回の一冊のように何かのタイミングやいつかのタイミングにとても良い諸々などに成る可能性があることと想いますので、引き続き大切にしていきたいです。
“ 何故か好き ” 。皆様にもございませんか?

 

 

 

 

 



私にとってその一つが、スチューデントライクなエディターライクなカントリーサイドライクな肩掛けの鞄です。総合的な有用性ではハンドルバッグがベストであり、瞬間的な機能性ではバックパックがベストであると想っていながらも何故か惹かれる それが “ 肩掛けの鞄 ” でした。ちなみに私は “ 肩掛けの鞄 ” という言葉から連想する装いならびに世界観は決して気取っておらず、実生活に則し現実に向き合った人間像と成りますので、その根幹に上質な目線と品質意識がひっそりと静かに確かに潜んでいる肩掛け鞄は特に特に素敵に想います。

 

 

 

 

 

New arrival. 1986s Hermes.

 

 

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構築美 /Diary846
23.3.2020

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 

 


 

 

40s France bespoke wool suits

 

 

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らしさ / Diary844
19.3.2020

 

 

Best company 創設者である Olmes 氏の過去のインタビューから派生して Paninaro のカルチャーを改めて観返しているのですが、日本では認知が少ない為改めて簡単に触れようかと想います。80年多くの若者がアメリカンカルチャーへの憧れを持ち、イタリアの解釈からスタイルが誕生した Paninaro 。元を辿ると 70 年代イタリアで教育として子息を米国へ留学させるムーブメントがあり、80年に発端となる米国発の 1 号店となるハンバーガーショップがサンバビラ広場に出店。多くの若者が広場に集まり、装いのみならずライフスタイルまでアメリカンカルチャーに集中。Paninaro の由来はパニーノ(サンドイッチ)からの俗語であり、当時ハンバーガーショップに群がる若者達への皮肉の意味合いもあるとか。日本に措けるアメリカン・カジュアルの背景と近しくも遠いイタリア人の解釈は当時の写真や映像を通しても 非常にクールだ とは私に取っては言い難いですがとても現実的で直感的な発想は目新しく、ブールジーンズにティンバーランド、カラフルな色彩のトップスやアウター。デザイナーズ・ブランドを選ぶ感性とあくまでも生活に通じた装いを愉しむ、その中でも代表的である Moncler や Stone Island 、 Best company などお国柄を感じる当時のセレクトは らしさ と良い野暮ったさは今のフィルターを通すと特徴的で斬新なバランスだと感じてしまいます。
 

 
Olmes 氏は Best company を立ち上げた際に一番力を入れていたスウェットシャツ。その理由はリラックス感と固定的なイメージを持つスウェットシャツには多彩な表現方法と可能性があると。その自由で色彩豊かさはPaniraro 達の必需品に成り得ましたが、Olmes 氏は自身のクリエーションとして Paniraro 達を意識して物つくりは一切行わずにデザインしていたと語っています。

 

Giogio Armani も意外にもその Paniraro 層から支持をされました。 Paniraro の側面として当時のブルジョアな層にとっても愉しみ方もあり、硬派で色気のある Armani も彼ららしい感性で取り入れ、現代のストリート・スタイルより濃厚でどこか知的さに欠ける抜け感は真似の出来ない、一人一人のアイデンティティを主張しています。

 

90s Giorgio Armani STORM SYSTEM coat by Loro Piana.
 

デザイナーズ・アウターを羽織り、カラフルな色彩をインナーに忍ばせ、ブルージーンズで占める。私にとってはこの位が丁度良いです。

 

本日 Online Shop に上記商品を更新致しました。併せて御覧頂ければ幸いです。

 

 

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可能性 /Diary843
16.3.2020

 

 

 

 

 

 

40年代の LARGBUSS 社製。ワーク・ウエアを主軸に生産していたメーカーだと思われますが、非常に謎の多いと申しますか、テーラーも当時請け負っていた詳細不明のメーカー。

 

 

経年による変化から味わい深いマテリアルに綺麗にとは思えませんが愛情込めて必死にかがられたボタンホール。茶系ダック地に黒のコントラストは痺れます。

 

 

尿素ボタン?何色混ざったらこの色彩を出せるのか。緑色と紫色の中間色、こんなクールなボタンあるんですね。

 

 

意味をなさない裏に施されたウエストゴム、当時はもっと絞られていたのでしょうか。想像を掻き立てます。

 

 

左右非対称の不揃いなステッチワークの愛嬌、手作り感に PORPHETE zipper 。良い雑味、生地表情も相まってクラフト感の強さと対照的なテーラードを模したラペルの作り。ラペルの形状もイタリアン・カラーの様に縊れた剣先。素材・パターン・ディテール、ワークという区分にしろどれ一つ取ってもどこにも属さない、複合性とテーラーメイドの様な組成はある種違和感とユーティリティさを兼ね備えた、仕事着として可能性。
 

 

New arrival, 40s French hunting jacket.

 

 

Online にて上記商品を掲載させて頂きました。併せて御覧頂ければ幸いです。

 

 

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Newarrival, 様々な “ 純 ” /Diary842
13.3.2020


 

“ 純 ” トレーニングウェアは久方ぶりですが、諸々に伴い “ 純 ” だけではない不思議な立ち位置。私は同社において最も好みなモデルです。

 

 

 

 


 

最上級の練り上げと紡ぎを経たうえでの一工夫。現代にも受け継がれる有用性。これもまた “ 純 ” であり “ 純 ” だけではない逸品。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

丁寧に撚り集められた羊の毛を自重で伸びてしまうほどにたっぷりと。日常の瞬間瞬間に則した着方と数多の人柄に寄り添う適合性ならびに不変性を有した、様々なデザイナーやメイカーがいつの時代も製作し続けている様式でありながらも是非に御提案したいと想える、私的に申し分無さの極地にあるような、こちらに関しては見事に “ 純 ” な一着。
 

 

 

 

Newarrival, 様々な “ 純 ”

 

 

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気兼ねなく /Diary841
11.3.2020

 

未だ三月初旬という季節は早くも春めいてしまい、さて何を着ればと。本日はコットン素材のジャケットに袖を通し仕事に向かいましたが、にてしも夜は冷え込み、日中は暑いとまさにさて何を着れば。気候としては快適に過ごしやすいのは承知の上、しかし三月と言うも承知の事実。暖冬のおかげでウイルスが一刻も早く死滅することを只々祈っています。実際問題薄手の羽織やトップスに目が行くのは私を含めいらっしゃるかと存じますがまだ手が出ないなんて考えも過ぎり、通年使える汎用性や気軽に使える素材感は季節を問わず探し続けてしまう、尚且つ今時期からでも着用出来る重厚的に見えつつも素材としては軽量と言う凡庸性を求めてしまいます。そんな狭き門を潜りデイリー且つどこか艶・品の有るトラウザーズを御紹介させて頂きます。因みに着用者は 30、31inch 程の胴回りです。

 

 
 

 

50s French work cotton trousers,olive color.

1997ss Dries Van Noten cotton sweater.
early00s Carol Christian Poel leather belt.

腰回りにゆとりのあるワンタックトラウザーズ。ストンと美しいストレートシルエットに柔軟で退色したミリタリーカーキ。こちらはワークウエアに区分しまして、ミリタリートラウザーズの様なフラップポケットは付かずスラックス感覚を体感。
ミリタリー色のトラウザーズを探しの方、カーゴポケット要らないなと言うお客様に朗報です。
 

 

50s French work hard cotton trousers,dead stock

New arrival,90s Best Company coverall denim jacket.

Onlineにも掲載させて頂いているワークウエアでありながらドレッシーな要素を兼ね備える優秀なコットントラウザーズ。優秀さは素材とシルエットの構築。まさに501の様にシュッとした腰回りからスリムストレートの美しい、未使用品の贅沢さも優秀。個人的に股上が深いのは有り難いことです。

 

 

50s French work herringbone twill cotton trousers,dead stock

60s U.S. two tone cardigan

コットンヘリンボーン、見た目の重厚感とは裏腹に非常にライトオンスなマテリアル。色味もチャコールグレイとシルエットも程良くワイドシルエット。ショートレングスなジャケットとも相性の良い、バランスの取り易いモダンな印象。こちらも未使用品。
 

 

50s British royal army combat trousers

70s Yves Saint Laurent double breast tailored jacket.

テーラードジャケットを合わせたくなるタイトなウエストから膨らむ様に落ちるワイドなレッグライン。しなやかなまるでシルクの様なマテリアルが肌触りの良い、行動している時が一番美しいかと。自分では見えないですが。1952 年製、各所捺されたステンシルが心擽る、漢臭く艶のある逸品。
 

 

30s French military art repair trousers

New arrival,70s Burberry’s bal-collar cotton coat,paid
early00s Carol Christian Poel leather belt.

ゆとりのあるウエストに短めのレングスが非常に秀逸なバランス感を生み出します。着丈の長いアウターとの相性も非常に良く、春夏はシャツをタックアウトして頂いて、足元はロファーなんて素敵なバランス。非常にリペア跡が秀逸な手仕事により一つのデザインの様。左右非対称に施された繊細さと無骨なタッチが伺えます。
 

 

日々気兼ねなく着用出来る汎用性の高さは気づけば履いている好さ、コットン・トラウザーズは生活を豊かにしてくれると想います。

 

 

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匿名 /Diary839
6.3.2020

明日 3 月 7 日 ( 土 ) より下記新作を御披露目させて頂きます。
 

今回のラインナップは何と申し上げますか私の好みが詰まって詰まって、詰まりまくり。一言で自分の好みを説明する程の語彙力は御座いませんでして、好きな芸能人誰?と聞かれても正直思い付くものの伝わらないかもと言う恐怖心で発言できないのとは又別としても言うならば匿名性。其々に物の価値観は異なりますし、 Designers が好きな方、 Work が好きな方、 Military が好きな方、 antique が好きな方。その中でも細分化しますと珍しい物が好きな方、モノトーンしか着ない方、 Deadstock が良い方とまあ長くなりそうなので割愛しますが、じゃあ私はとなりますと 何にも属さない、それがそれっぽくない、何かわからない が心惹かれる一部の対象だと感じます。まあ非常に抽象的で判り辛いのですが、御覧頂ければ何となく伝わると有り難いです。

 
 


 

森林警備隊
 


 

加工の様な美しい色落ち
 


 

70 年代綿 100 %
 


 

狩猟ジャケット by フレンチバイカー
 


 

60 年代芸術的春ニット
 


 

イタリア人この型好きよね
 

98年製男心凝縮
 


 

簡単に言うならば何 ? って感じですかね。市川実日子って感じです。

 

 

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違和感やえぐみや気持ち悪さ /Diary840
10.3.2020



ふと撮った風景写真に小さく映っている宇宙人であったり、フォアグラと共に薄切りの牛肉で包まれる林檎であったり、純正のアンティークウェアを提案するスーツ姿の店員であったりと、様々において基本的に違和感, 異物感, 異質さがあること惹かれ、更に言ってしまえばえぐみが在ることに惹かれ、更に言ってしまえば気持ち悪さが在ることに惹かれるのですが、それには “ 外し ” や “ ギャップ ” などに留まらない真剣味に併せて、例え狙っていたとて狙っていたと気付かせない感性 or 狙わず自然にそう在れる天性のいずれかが必要となりますので、おいそれと簡単に御提案ならびに御推奨は叶いませんが、皆様方との交流におきまして時にそのような強列な違和感, えぐみ, 気持ち悪さが調和した素敵な御姿を眼にする機会がございますので ( きっとそれは前述で言うところの天性ないし偶然であることがほとんどな印象です ) 、その際にはやはり興奮を隠せませんので引かれることもしばしば。惹かれた結果引かれるというのも切ない話ですが想い想われ振り振られはおおよそそんなものなのでしょうか。よく分かりませんがやはり引き続き装いにおいてや日々の生活においてや人との交流においてあわよくば胸はち切れんばかりに心躍りたいものです。
 
とにかく違和感やえぐみや気持ち悪さは基本的に在って良いと想う所存でして、自然とそう在れるのが, 例えるなら 白シャツとブルージーンズと黒い革靴でありながらの悪目立つ のがある程度の着地点かと想うのですが、それはイコール本質と密接に関わる諸々かと想いますので物質にせよ人柄にせよ決して簡単ではありませんが、このように自然体で在りながらもどこか気持ち悪いレインコートを眼の前にするとやはり純粋に格好良いなぁと独り言ちます。
 
 
 



この気持ち悪さはいったいどこから来るのだろう? 非モードの歴史を分析し研究する変態的な探求心ゆえか, その国と土地における文化ゆえか, レインコートという存在の根幹に在る有用性ゆえか, そもそも時代ゆえか。いずれにせよ高密度ながらこの時代ならではの繊細なミクロ凹凸がある綿の表皮に同じく綿でありながら起毛処理を施した裏地を配することでの独善的なハードコットン感が在る点と、襟に革を載せることでのさりげない化粧っけが在る点と、外套の類でありながら異常なまでにコンパクトな設計ゆえに ( 特に ) サイズ表記があてにならない点と、埃っぽいはずなのにどこか艶っぽい点と、クラシカルにも関わらず時と場合によっては極めてコンテンポラリーに成れる点が相まった、極めて自然体でありながらどこか気持ち悪いがゆえの説得力を有することは、今この瞬間にも実物として御体感頂ける純然たる事実です。

 

 

 

 

 

1998s C.P.company bal collar hard cotton coat

違和感やえぐみや気持ち悪さには更に “ 想像させる ” という作用もございますので。

 

 

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