正々堂々、歪む 歪む 歪む。



既存を覆す という至極シンプルな行いによって
従来から大きく変容させるのがデザイナーの役割の一つ、だと思います。
その高低差があればあるほど心に残り、時代を越え続けますが
Maison Martin Margiela のマルタン・マルジェラは、
それに関しても大きな才覚を備える人物。
今回ご紹介の一品はご覧の通り、ミリタリーがデザインソースです。
その分野に限らずバッグというアイテムのほとんどは
芯を入れる事でフォルムを安定させますが、
それを一切合財無くすというのが、今回行なわれたデザインの一つ。
ミリタリーらしいへヴィーデューティーながら、柔軟性の高いコットン素材と相まって
面白いまでに歪む不定形の定形が、多彩な可能性を予見させてくれるのが、楽しい。



限りなくオリジナルに近しくもあり、オリジナルとは異なる各部パーツ。
無機質でありながら不思議とエレガントな着地点の塩梅が、相変わらず美味過ぎる。
“ これぞメゾン・バッグ ” “ これぞハイファッション ”
といったアプローチとは一味異なる、静かながら適格なスタイルで
確信犯的淫靡な男性像を。

99s Maison Martin Margiela, military style bag
発表以降、やはりお客様との会話に挙がります
新デザイナー就任。
メゾンの継続において、通る道の一つではありますし
アクションを起こすにこした事はないと思いますので、
様々な想いが去来するものの楽しみです。
しっかりとしたスタンスを持つ方ですので、個人的には様々行なって頂きたい。
四つ留めを残すか無くすか、取り急ぎそこが気になるところ。
SURR by LAILA 福留
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本日は定点なり。
Over oversize / 90s Dries Van Noten

Two pocket / 99s Maison Martin Margiela

Sophisticated / 60s Levi’s

Nice / 50s French

Moss / 90s Dries Van Noten

Dual face / 90s Dries Van Noten

Origin / 50s Pro-Keds

以上、新入荷でございました。
SURR by LAILA 福留
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『 Fashion 』 という変則的な言葉を
ある種象徴的に表すアイテムの一つだと思います、スカーフは。
それにおいて、間違いなく代表的な Hermes のカレは1937年、
メゾン生誕100周年を記念して生まれました。
時代ごとに専属デザイナーが存在する事もあって
多彩なデザインが人々を魅了する一種のコレクターズアイテムですが、
誕生から20年間デザインを務めた初代デザイナー、
ユーゴ・グリッカーによる貴重な一枚をご紹介させて頂きます。
写実的なタッチからデフォルメタッチまで幅広く描いた彼の作風は
後の “ デザイン ” にも大きな影響を与えましたが、
今回はちょうど中間な印象です。



古代ギリシャから伝わる遊び “ 偶数奇数ゲーム ” をテーマとした一枚。
発表された1955年当時はカラフルな色調がメインでしたが、
こちらは60年代に作られたもので、スカーフにおいて珍しいワントーン。
スカーフは多色使いが魅力の一つですので、男性的なトーンにはなかなか出会えず、
カレとなるとその希少性は一層。
今回の出会いは大変喜ばしいものでした。
ワントーンと言えども、染料を独自に開発しているエルメス。
数万種のブラウンから選ばれた繊細な色調が、上質なシルクに載せられていますので
その品位たるや、もう。

60s Hermes , carres
男性でなかなか見かけない “ ファッションの遊び ” ですが
やはり間違いない色気となってくれますので、是非に。

SURR by LAILA 福留
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