【 再会 1 とあるニット 】
2012年11月。 LAILA VINTAGE の2号店が阪急うめだ本店にOPENした当時、私はサポートスタッフとして1か月ほど大阪に滞在しておりました。ある日、ふと本店のサイトを見ていると大変素敵なニットが入荷しており、大阪スタッフと共に「 これは素晴らしい一着だ。うん 」と話題にしていたですが、程なくして SOLD。
“ 手に入らないのは分かっていたが、せめて現物を一目見たかった… ” とマンスリーの一室でビール片手に独りごちた、ほろ苦い想い出だったのですが、本日それをお買い求めのお客様がご着用のうえご来店くださり、2年ぶりの再会を果たす事が出来ました。
光栄にもご愛用頂けているそうで、お気持ちを感じる一層魅力的な一着に仕上がっておられました。
お客様にアイテムをご紹介する我々にとって、“ 着てお越し頂ける ” というのは最も喜ばしい瞬間の一つなのです。

【 再会 2 メゾンデザイナー 】
弊社各店は光栄にも、メゾンのデザイナーさんが度々お越しくださるのですが、本日も一組のデザインチーム様がご来店くださいました。
店内をご覧の最中にその内のお一方が、「 ここは前、レディースもなかった? 」とおっしゃったのでお伺いすると、5年ほど前にもお越しになられていたそうではないですか。 ここでピンと来た私、『 もしかして、○○○のチームにいましたか? 』とお聞きしたら見事正解。そのメゾン○○○は当時、デザイナー本人含め10人ほどの団体でいつもご来店くださっていたのですが、なんとその中にいらっしゃったというのです。
この再会には驚いたと同時に、メゾンが変わってもお越し頂けた事を心から嬉しく思いました。
お店にて “ お待ち ” するのが常な我々にとって、久しぶりの再会は最も喜ばしい瞬間の一つなのです。
1日のうちに起こった2つの稀有な再会は大変心に残りましたため
書き記させて頂きました。
本日はお足下の悪い中ご来店くださった皆様、誠にありがとうございました。
夜はだいぶ冷えますので、暖かくしてお過ごしくださいませ。
SURR by LAILA 福留
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前回の入荷時は、わざわざご来店くださったにも関わらず
ご覧頂けなかった皆様、失礼致しました。
Insideout / 90s Dries Van Noten

Resources / 90s French military

Trad / 50s Stetson

New trad / 90s Dries Van Noten

Re style / 80s Valentino Garabani

等。
厳選につき限られた数量ですが、運良き出会いばかりでした。
明日より店頭に並びます。
SURR by LAILA 福留
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本日の一着は言語化が特に難しい。最近では一番かもしれません。
頭の中ではまとまりきっていませんが書きながら派なので、進めさせて頂きます。
《 フランスで出会った一着の難解さたるや 》

『 渋み 』 はほとんどの男性にとって欠かせない要素であり
昨今は特にオーセンティックなある種 “ 野暮な渋み ” が高まっているように思いますが、
それらを渋み100とすると今回は1000。
自ずと難解であると同時に実に興味深い。
《 そこはかとなく漂うのはベルギーの香り 》

多彩な各国に囲まれ、アートなどのコンテンポラリーな要素もはらんだベルギー
ファッションには、個人的に独立した魅力を感じています。
やはりアントワープ王立芸術学院の出身者が作るファッション,スタイルの数々は
それを顕著に示しており、時には理解の範疇を越える事があるのですが、それらは共通して
感覚的な美意識を感じる事が出来、無意識に共鳴する事が出来るのです。
今回の一着に出会った時も、それと同じ無意識な共鳴を得ました。
《 野性と洗練 》
カッティングは既存の美意識では語れません。
立方体を組み合わせたような構築は素朴とも言えますし粗野とも言えます。
まるで野生のテーラードの如き荒々しさですが、美しく感じられるのは何故なのか。
ニッティングワークのようなツイードの表情と色調,何気なく削ぎ落とされた
ミニマムなディティールがキーとなっているのかもしれませんが、
とにかく、テーラードそのままの着方を許してくれないのです。



《 壊した中に残るテーラーリング 》

もうこれは壊してしまいましょう。ある程度の芯が入っていますが気にする事はありません。
肩を落として形をとことん崩してミドルコートに変換する事で、粗野は洗練され
極地的な渋みがモードに成ってくれます。
崩れてもなお主張する立体的なカットはどの角度から見ても独創性を発揮してくれますが、
理屈ではない美しさがそこには残っているはず。
こういったアイテムをメゾンと,ハイファッションと同列で捉えてこそ
“ スタイル ” というものですから。
圧倒的に魅了するか無理かのどちらかです。
0か100の一着。さて、どなたの心に収まるのでしょうか。

50s French, oversized tailored coat
感覚的に書いていたらレポートのようになってしまいました。
まぁレポートなどは書いた事がないので、勝手なイメージですが。
SURR by LAILA 福留
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