気温も落ち着いたところで保温性に特化したものを御探しになられる方も多く感じる良い季節に入りました。私的にもどうも上着上着と考えがちですが、装いの愉しさ、豊かさには下半身の重要性を感じます。一週間に毎日異なる洋服で過ごす方はごく少数だと私は思い、お気に入りの上着は毎日で着たい性分ですので、それに付随するとあいつ毎日同じような服装だななんて一人の出っ歯の友人を思い浮かべますが。一つのアイデンティティーに感じる要素もあり、 ” 自分らしさ ” を主張するには何も問題は無いせすが、気分を変えた目新しさを御提案したい、感じて頂きたいと思える季節感溢れるトラウザーズを御紹介をさせて頂きます。

New Arrival ➡
80s Valentino Jeans wide wale corduroy trousers ” navy ”
90s Armani Jeans slim wale corduroy trousers ” dark navy ”
50s French work corduroy trousers ” brown ”
日本に措けるコーディロイ素材を考えるとアメリカントラッド、IVYから派生したイメージが大きく、その流れを受け=カジュアルな装いと捉えるベースがあるかと存じますが、時代背景は 16 世紀後期にこの素材を気に入ったルイ 14 世が仕事着の為に王宮の庭師の制服とした、又はイギリスの毛織産業から始まったと所説あり、その後は上流階級の為のハンティングジャケット、ワークウエアに使われる素材へ。面白いことにアメリカでのコーディロイの流行も、エリートへ向けた大学から派生している何とも知的な素材。Armani Jeans 、Valentino Jeans に関しましてはその名の通り気品溢れるマテリアル。テーラードジャケットを合わせても決して劣らない滑らかな質感、カッティングも上品且つ自然な美しさですのでそれこそ普段通りの装い +α で。French work Trousers に関しては文句の無い、某メゾンのサンプルソースとしての認識度の方が高いと疑うくらいに完成形。ボタンフライ下の金具、言う事無いです。上記3点とも美しいナチュラルなカッティング、太畝=カジュアル、細畝=ドレス的要素と一つの定義文を目にしたのですが、私は関係なく普段の装いに合わせて、凹凸から生まれる空気を含ませた保温性の高さからなる実用面をと御推奨させて頂きます。

補足ですが、日本国内に措けるコーディロイ ( コール天 ) 産業の 90 % のシェアは静岡県遠州地域、産業の立役者は現・豊田自動車の創設者だそうです。面白い。
SURR by LAILA 鈴木
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時流によりオーヴァーサイズが台頭し始めるころ既に私はテーラーの類が最も好ましく、社会に属するうえで最も自分らしく居られる装いとなっておりまして、それに至る過程にはそもそもにおいてその分野が好きであった好き好みや、若かりし日にスキニージーンズを履いていたら腿の付け根が必ず擦り切れた想い出や、長らく続けていた剣道を辞めたとたん急速に筋肉量が増えた過去や、実は足の親指が短いがゆえに悪い安定感を補うべく肩幅が広く成ったことを知った時の衝撃や、海外ドラマのジェシー叔父さんに憧れて胸筋を付けようとトレーニングしたらすぐに大きく成り過ぎて急遽取り止めた経験などが在るものの、台頭し勢いを増せば増すほどそれらオーヴァーサイズは魅力的に感じ惹かれつつも私が嗜むものではなく、あくまで御客様方などに御提案する装いであり世界観であると考えておりまして、その距離感はあくまで一定であり不変であると薄ぼんやりながらも想っていたのですが、先日の旅にて御世話になっているコレクター様のもとで一着のオーヴァーサイズ・コートと出逢った際、御仁が “ ケンタ、それ似合うよ ” と言ってくれたものの、前述のように想っていたのとそこは鏡が無い空間であったために腑には落ちず、しかしながら諸々の要素にどうしようもなく惚れ込んでしまったため譲って頂き、少々肌寒かったことを言い訳に、本当は体験してみたかったので 今だけ、今だけ と羽織って過ごした二時間ほどで、御仁から投げかけられた言葉が腑に落ち、前述の持論が崩壊致しました。
本品は 70 年代に製作されたイタリアン・モードの看板を背負っており、当時としても大人の男性に向けてを軸足としておりまして、オーヴァーサイズ・コートというよりはオーヴァー・コートの概念で、あくまで現実的に中に着こむことを目的としたあくまで自然体な着こなしを目的とした作為も他意もない余白設計ながら、時代を経た今では一言でオーヴァーサイズと称して終わるのでしょうし、それでも差し支えないことと想います。
現代におきまして新旧問わず品々と向き合った際に、モードであったりストリートであったり, クラシックであったりアルチザンであったりと、それらが様々な側面で捉えられ、さらに言えば着る人によって印象が変化致しますので結果的にかなりの細分化が図られることと想いますが、私はテーラーの類が好みでクラシックな装いが最も自分らしく居られると想っておりますので、前述のように現代のモードであるオーヴァーサイズは自分にとって似合わない, 着ない世界と捉えておりましたが、本品によってそれらが交差し得ること、モードなオーヴァーサイズでも在りクラシックなダンディズムでも在る服がこの世に存在することを、恥ずかしながら初めて知りました。
それには創り手である氏に対して敬意を抱いているという前提であったり、拡大・延長解釈された襟やエポレット、まるでショートジャケットを重ね着しているかのようなヨークなど各所の装飾を練り上げて元々在ったものと同じくでありながら美意識として昇華させているというデザインの力や、赤紫の裏地などの粋な配慮も相まっていることと想いますが、それにしてもこのクロスオーヴァ―には驚きました。仰々しい言い方かもしれませんが私にとっては実際にこの一着によって今後の選択肢が二倍となった心持ちです。



70s Valentino uomo oversized down trench coat.
とは言いながらも、そう簡単な成り立ちではないことももちろん理解しておりますので、もう “ このような一着を ” と探し求めたりは致しません。どうぜ滅多に出逢えませんので。いつかこのような一着が手に入れば嬉しいです。
あと、真冬のトレンチコートという選択肢も初めてでした。引き続き恥にまみれた人生です。
SURR by LAILA 福留
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70s Valentino Uomo oversized down trench coat for YT




70s – 80s Special materials coat & 80s – 90s Wool sweater ” Made in Italy ”



Early 00s ” Dries Van Noten “



50s 80s 90s Wide & Slim wale corduroy trousers
明日 10 / 19 ( 土 ) から上記新作を御披露目させて頂きます。


80s Cerruti 1881 bal collar ” pure wool ” coat
90s Paul & Shark high neck wool sweater
詳細は明日に。
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