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【 再会 1 とあるニット 】
2012年11月。 LAILA VINTAGE の2号店が阪急うめだ本店にOPENした当時、私はサポートスタッフとして1か月ほど大阪に滞在しておりました。ある日、ふと本店のサイトを見ていると大変素敵なニットが入荷しており、大阪スタッフと共に「 これは素晴らしい一着だ。うん 」と話題にしていたですが、程なくして SOLD。
“ 手に入らないのは分かっていたが、せめて現物を一目見たかった… ” とマンスリーの一室でビール片手に独りごちた、ほろ苦い想い出だったのですが、本日それをお買い求めのお客様がご着用のうえご来店くださり、2年ぶりの再会を果たす事が出来ました。
光栄にもご愛用頂けているそうで、お気持ちを感じる一層魅力的な一着に仕上がっておられました。
お客様にアイテムをご紹介する我々にとって、“ 着てお越し頂ける ” というのは最も喜ばしい瞬間の一つなのです。

【 再会 2 メゾンデザイナー 】
弊社各店は光栄にも、メゾンのデザイナーさんが度々お越しくださるのですが、本日も一組のデザインチーム様がご来店くださいました。
店内をご覧の最中にその内のお一方が、「 ここは前、レディースもなかった? 」とおっしゃったのでお伺いすると、5年ほど前にもお越しになられていたそうではないですか。 ここでピンと来た私、『 もしかして、○○○のチームにいましたか? 』とお聞きしたら見事正解。そのメゾン○○○は当時、デザイナー本人含め10人ほどの団体でいつもご来店くださっていたのですが、なんとその中にいらっしゃったというのです。
この再会には驚いたと同時に、メゾンが変わってもお越し頂けた事を心から嬉しく思いました。
お店にて “ お待ち ” するのが常な我々にとって、久しぶりの再会は最も喜ばしい瞬間の一つなのです。
1日のうちに起こった2つの稀有な再会は大変心に残りましたため
書き記させて頂きました。
本日はお足下の悪い中ご来店くださった皆様、誠にありがとうございました。
夜はだいぶ冷えますので、暖かくしてお過ごしくださいませ。
SURR by LAILA 福留
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前回の入荷時は、わざわざご来店くださったにも関わらず
ご覧頂けなかった皆様、失礼致しました。
Insideout / 90s Dries Van Noten

Resources / 90s French military

Trad / 50s Stetson

New trad / 90s Dries Van Noten

Re style / 80s Valentino Garabani

等。
厳選につき限られた数量ですが、運良き出会いばかりでした。
明日より店頭に並びます。
SURR by LAILA 福留
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本日の一着は言語化が特に難しい。最近では一番かもしれません。
頭の中ではまとまりきっていませんが書きながら派なので、進めさせて頂きます。
《 フランスで出会った一着の難解さたるや 》

『 渋み 』 はほとんどの男性にとって欠かせない要素であり
昨今は特にオーセンティックなある種 “ 野暮な渋み ” が高まっているように思いますが、
それらを渋み100とすると今回は1000。
自ずと難解であると同時に実に興味深い。
《 そこはかとなく漂うのはベルギーの香り 》

多彩な各国に囲まれ、アートなどのコンテンポラリーな要素もはらんだベルギー
ファッションには、個人的に独立した魅力を感じています。
やはりアントワープ王立芸術学院の出身者が作るファッション,スタイルの数々は
それを顕著に示しており、時には理解の範疇を越える事があるのですが、それらは共通して
感覚的な美意識を感じる事が出来、無意識に共鳴する事が出来るのです。
今回の一着に出会った時も、それと同じ無意識な共鳴を得ました。
《 野性と洗練 》
カッティングは既存の美意識では語れません。
立方体を組み合わせたような構築は素朴とも言えますし粗野とも言えます。
まるで野生のテーラードの如き荒々しさですが、美しく感じられるのは何故なのか。
ニッティングワークのようなツイードの表情と色調,何気なく削ぎ落とされた
ミニマムなディティールがキーとなっているのかもしれませんが、
とにかく、テーラードそのままの着方を許してくれないのです。



《 壊した中に残るテーラーリング 》

もうこれは壊してしまいましょう。ある程度の芯が入っていますが気にする事はありません。
肩を落として形をとことん崩してミドルコートに変換する事で、粗野は洗練され
極地的な渋みがモードに成ってくれます。
崩れてもなお主張する立体的なカットはどの角度から見ても独創性を発揮してくれますが、
理屈ではない美しさがそこには残っているはず。
こういったアイテムをメゾンと,ハイファッションと同列で捉えてこそ
“ スタイル ” というものですから。
圧倒的に魅了するか無理かのどちらかです。
0か100の一着。さて、どなたの心に収まるのでしょうか。

50s French, oversized tailored coat
感覚的に書いていたらレポートのようになってしまいました。
まぁレポートなどは書いた事がないので、勝手なイメージですが。
SURR by LAILA 福留
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正々堂々、歪む 歪む 歪む。



既存を覆す という至極シンプルな行いによって
従来から大きく変容させるのがデザイナーの役割の一つ、だと思います。
その高低差があればあるほど心に残り、時代を越え続けますが
Maison Martin Margiela のマルタン・マルジェラは、
それに関しても大きな才覚を備える人物。
今回ご紹介の一品はご覧の通り、ミリタリーがデザインソースです。
その分野に限らずバッグというアイテムのほとんどは
芯を入れる事でフォルムを安定させますが、
それを一切合財無くすというのが、今回行なわれたデザインの一つ。
ミリタリーらしいへヴィーデューティーながら、柔軟性の高いコットン素材と相まって
面白いまでに歪む不定形の定形が、多彩な可能性を予見させてくれるのが、楽しい。



限りなくオリジナルに近しくもあり、オリジナルとは異なる各部パーツ。
無機質でありながら不思議とエレガントな着地点の塩梅が、相変わらず美味過ぎる。
“ これぞメゾン・バッグ ” “ これぞハイファッション ”
といったアプローチとは一味異なる、静かながら適格なスタイルで
確信犯的淫靡な男性像を。

99s Maison Martin Margiela, military style bag
発表以降、やはりお客様との会話に挙がります
新デザイナー就任。
メゾンの継続において、通る道の一つではありますし
アクションを起こすにこした事はないと思いますので、
様々な想いが去来するものの楽しみです。
しっかりとしたスタンスを持つ方ですので、個人的には様々行なって頂きたい。
四つ留めを残すか無くすか、取り急ぎそこが気になるところ。
SURR by LAILA 福留
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本日は定点なり。
Over oversize / 90s Dries Van Noten

Two pocket / 99s Maison Martin Margiela

Sophisticated / 60s Levi’s

Nice / 50s French

Moss / 90s Dries Van Noten

Dual face / 90s Dries Van Noten

Origin / 50s Pro-Keds

以上、新入荷でございました。
SURR by LAILA 福留
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『 Fashion 』 という変則的な言葉を
ある種象徴的に表すアイテムの一つだと思います、スカーフは。
それにおいて、間違いなく代表的な Hermes のカレは1937年、
メゾン生誕100周年を記念して生まれました。
時代ごとに専属デザイナーが存在する事もあって
多彩なデザインが人々を魅了する一種のコレクターズアイテムですが、
誕生から20年間デザインを務めた初代デザイナー、
ユーゴ・グリッカーによる貴重な一枚をご紹介させて頂きます。
写実的なタッチからデフォルメタッチまで幅広く描いた彼の作風は
後の “ デザイン ” にも大きな影響を与えましたが、
今回はちょうど中間な印象です。



古代ギリシャから伝わる遊び “ 偶数奇数ゲーム ” をテーマとした一枚。
発表された1955年当時はカラフルな色調がメインでしたが、
こちらは60年代に作られたもので、スカーフにおいて珍しいワントーン。
スカーフは多色使いが魅力の一つですので、男性的なトーンにはなかなか出会えず、
カレとなるとその希少性は一層。
今回の出会いは大変喜ばしいものでした。
ワントーンと言えども、染料を独自に開発しているエルメス。
数万種のブラウンから選ばれた繊細な色調が、上質なシルクに載せられていますので
その品位たるや、もう。

60s Hermes , carres
男性でなかなか見かけない “ ファッションの遊び ” ですが
やはり間違いない色気となってくれますので、是非に。

SURR by LAILA 福留
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こうも寒く雨降りで、室内に音楽が充満しているとなれば物との対話が捗ります。
本日のお相手は英国気質で謹厳実直な一足。

スポーツに対しての造詣深さも英国らしさの一つですが、本日の種目はゴルフ。
フロントの羽は元々、砂の侵入を防ぐために発展した
キルティタンと呼ばれるディティール・デザインで
一目で分かる特徴性から、ブリット・トラッドの一つとして親しまれています。
しかしながらローファーにおいては、タッセルとセットにされる事がほとんどの為
今回のような単体での主張は、実は非常に珍しい。



その豪奢ながらミニマムなスタイルによって、シェイプやカーブの美しさといった
靴本来が持つクオリティをより強く感じて頂けるのですが、
それもそのはず、こちらはエルメス有するジョンロブの靴を製造していた時代のもの。
トップメゾンが惚れ込んだクオリティをそのまま味わって頂ける一足なのです。

80-90s Edward Green, kilt loafers
以前のご紹介と同じく、各部見事なレザークオリティ。
静かに何気なく、このブラウンレザーを足元に配するだけでスタイルが変容します。
今の時代は秋冬にもローファーをお楽しみ頂けるので、良いですね。
SURR by LAILA 福留
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仕事柄だけでなく個人的な趣味としても様々な音楽に耳を傾けるようにしていますが、ここ数年新たな出会いが無いままどこか物足りなさを感じつつ、時にお客様に相談する日々。『 年間ベストアーティスト 』 を一人勝手に選出している私にとってはなかなか由々しき事態の為、盛んに大好きな某CDショップで物色しても、ピンと来ないのはどうしようもなく、『 ○○好き、必聴!! 』 の文字を見ては “ だったらその○○聴くしな~ ” と思いながら店を後にする日々。
もちろん、過去好きになったアーティストも新たなスコアを出していたりでそれを楽しんでいたのですが、やはり新たな刺激を求めてしまうものです。寿司も良いけどステーキもパスタも食べたいし、501もストレートチップもステンカラーも良いけど、だからこそ新たな出会いを求めてしまうのが人の性ってものではないでしょうか。

そんな状況での嬉し過ぎる新たな出会い。 このアーティストは昨年頃、映画音楽を手掛けた事で一度耳にしていたのですが、その時の自分は選びませんでした。しかしながらある晩、ふと思い出してCDショップに駆け込み無事再開。 ( その節は店員さん、ありがとうございました。「 確か去年ぐらいに○○って映画のサントラ出してたと思うのですが 」 という締まりに無い問い合わせにも関わらず丁寧に探してくださって、本当助かりました。 )
これがまた猛烈に良い。ピアノとバイオリンによる抒情的なサウンドは時に静か過ぎるほど静謐に、重過ぎるほどに重厚ですが、スタートからエンドまでの積み重なりに圧倒されました。決して新鮮味溢れる楽器ではありませんが、その旋律は私にとって充分過ぎるほど新しく、“ 撮りたい写真 ” にまで影響を与えるほどの刺激を得る事が出来ました。きっと SURR という空間が出来たからこそ、そこで響くからこその感覚なのだと思います。
年を重ねる事で、状況が変わる事で変化する感性の面白さたるや。きっとまだまだ貪欲に、いつまでも満足する事なく求め続ける事でしょうが、引き続き行く末を見守っていきたい所存です。その好奇心は時に危なさも有する事もありますが、 “ 欲しくてたまらない ” “ アレもコレも欲しくてどうしよう ” といった困惑も含めてお楽しみ頂き、可能な限り好奇心を満たして頂ければと切に思います。





永らく続いた音楽不況にもやっと一筋ながら光が差しました。
さて、次は活字です。
さぁ皆様、貪欲に参りましょう。
SURR by LAILA 福留
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好き嫌いが分かれるかもしれませんが語っておきたいアイテムというはあるもので。と書いていて思ったのは、弊店は好き嫌いが明確に分かれるアイテムを数多く有しているという事。
なんだそれは、ですが特徴の一つという事でご容赦ください。いずれにせよ良質は良質ですし、ファッションは好き嫌いのアンチテーゼあってこそ発展するものですので。
と言うことでリブパンツ。スポーティーでありへヴィーデューティーなリブパンツ。これまた危なさ漂うリブパンツ。
しかしながら、その機能美がそこはかとなくモードに置換される事もしばしばで、これまたハイファッションに欠かす事の出来ないディティールデザインなリブパンツ。
貴方だったらどう解釈されますでしょうか?


アメリカ軍のエアフォース・トラウザーズを背景にもつこちらは、80年代イタリアのプレタブランド 「 BOGY’S 」 のものですが、何を隠そうデザイナーはジャンポールゴルチェその人。言われてみれば “らしく” もありますが、彼の経歴がまとめられている紹介文などにも挙がらない ジ・アンダーグラウンド・クリエーションな希少種です。
前述の通りミリタリーをデザインソースにしているため、全てのディティールが忠実に機能的 。しかしながら一つ明確な主張が有り、それによって獲得したエレガンスが尋常じゃありません。


生地です。
「こいつ、また生地の話か」と思われるかもしれませんが、モードは生地の芸術ですのでご了承を。これからも存分に取り上げる要素ですのであしからず。
コットン100%のこちらは、まるでシルクのような柔らかさと柔和な表情,色調で、構築的なウエストからテーパードへ発展し、リブで明確に終結するシルエットワークがそれはもう Fantastic 。絶妙に危ない機能美は完全なるミニマム・モードであり、リソースを活かしつつ全く異なる一着に生まれ変わらせる “ ファッションデザインのお手本 ” な仕上がりです。

ealry 80s Bogy’s by Jean Paul Gaultier
お見事。
SURR by LAILA 福留
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ファッションアイテムとして、スタイルを示す一着として
やはり、欠かす事の出来ないライダースジャケット。
旧 LAILA VINTAGE 時代の結構以前に大きく取り上げた事がありますが
その頃から UK ライダースの枯渇は囁かれていました。
そして数年経った今は、それを肌で実感しています。
元はバイク乗りのレザーウェアが、後にファッションアイテムとして昇華しましたが
UK made のデザインは勿論、見事なシルエットワークが
様々なデザイナーやクリエイターに影響を与えたのは周知の事実だからこそ、
その希少性が高まるのも然るべき。
今回のご紹介はライダース進化の黎明期に作られた一着です。

UK ライダースにおいて最初に挙がるのは、やはりルイスレザーでしょう。
明確ブランド性から様々なモデルが支持されていますが、
ライダースの発展においての大きな要因の一つを作った事でも知られています。
それは カラーオーダーシステム。
その名の通り、既存のモデルを好きな配色に仕上げるそれは
元々はユーザーのアイデンティティーに対しての配慮と、
着用時の認識性を高める目的だったと思われますが
後にカラーレザーのファッション性がライダースの可能性を大きく飛躍させる事になりました。




ご覧ください。このカッティングエッジな配色。
『 Phantom 』というモデルをベースに各所を散りばめられた鮮やかな紫色。
上質なレザーと剛健実質なディティールに、大胆過ぎるカラーオーダー。
類まれなる要素が盛り込まれた一着は、 “ ファッション ” というくくりにおいて
向こう側のそのまた向こう側ぐらいに位置すると申しますか、
とにかく危なさすら感じられる存在感。
だからこそ、最高に最高に惹かれる。


ファッションとしてパッケージングされ尽くしたアイテムだからこそ
選べるのであれば、ここまで大胆なものを。
土台がしっかりしているからこそ、大胆になれるのであって
街中で振り返ってしまうような人は、危なさという色気も要しているものですから。

early 70s Lewis Leather , color custom “ Phantom ”
年代、サイズ感、コンディションもろもろ
今後ご提案する機会は、限りなくゼロに近いと思われます。
余談。
かなり前に当時のルイスレザー・カタログに記載されていた
12色のカラーオーダーチャートを目にする機会があったのですが、
そこにパープルは存在しませんでした。
只でさえハードルの高いカラーオーダーでこれを仕上げるとは、
どれだけの傾奇者だったのか、と。
そして、これを現代に着こなす傾奇者ははたして誰か、と。

もう、本当にうらやましか。
SURR by LAILA 福留
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実は本日、なかなかなボリュームの新入荷があったのですが日中ご紹介できず。
なんやかんやでこんな時間になってしまいました。
今回も明確に濃い目揃いです。

アヴァンギャルド、オーセンティック、へヴィーデューティー・モード

旧本店時代から数えて14年目にして初めての。
感性のアップロードは誠に面白いもので

この時代のスポーツシューズは、思わずシューキーパーを入れたくなるクオリティです。

薄い色を穿きたい。このあえて感はいかに。

Silver smith’s silver objects.

メゾンの解釈による、果てしない機能美と果てしない柔和美。
これは誠に素晴らしい一本です。

引き続き紳士へ。

Full of full spec.
皆様3連休をお気楽にお過ごしください。
ご来店お待ちしております。
SURR by LAILA 福留
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『 なんとまぁ、ひたむきで純真ですこと 』
これが今回の一着に向き合って、まず思った事です。
収まりの良いウエストシェイプに対して極端な構築で広がったヘムライン、従来であればポケットの内側に入れる事を加味されるにも関わらず出す事のみを考慮したフラップ、深く深く切り込んだセンターベンツ。これらは全て腰を落としてまたがった時に最も美しく見えるよう設計されてました。
それはそう、ホースライディング。
乗馬用に作られたテーラードジャケットです。

言わずもがな英国ど真ん中な一着であるがゆえ、圧倒的なツイードの存在感。
同国においては馴染み深いマテリアルであり、近年ではツイード×自転車といった現代的なバリエーションも存在しますが、こちらはツイード×乗馬という英国紳士の歴史に120%則って仕立てられました。
主にワーク等で専門用途の衣類を目にする事が出来ますが、 『 乗馬 』 という限定的過ぎる、しかもここまで上質な一着との出会える機会は滅多にありません。圧倒的なクオリティによる、一かけらの曇りもない純真無垢なインスピレーションから成るスタイルには心が震えます。





機能と美学が同時に成り立っているのが本当に本当に素晴らしい。
肌に吸い付くカッティングとデコラティブなフラップから成る横姿は乗馬時、それはもう凛々しかったことでしょう。
娯楽であったりスポーツである分野にも “ 格好良さ ” 欠かさない。そんな英国気質が大好きです。

60s British, horse riding tailored.
尊敬できる伝統性が有り、現代的な目線で格好良いと思える。
異論無しで不足無し。
SURR by LAILA 福留
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様々紡がれ様々品質が存在するニット。
クオリティがそのままフェイスに直結しやすいがゆえに、
良い意味でごまかしが効かない素直なアイテムだからこそ、
セレクトは重要です。
上質が全て。では勿論ありませんが良質であるにこした事はありませんので。


Made in Scotland の “ プレーン ” という言葉が何より何より似合う
実直好青年的なカーディガン。
爽やかなウールにはさりげない織りの秀逸さ、
ぴったり真ん中細見なシルエット、
プレーンに潜められた各所の丁寧な作り。
良い意味で “ 無記名 ” なアイテムだからこそ、選別が非常に難しく
そういった一品はシーズンを思い返すと最も活躍していたりするものでして。


歴史上、様々なスタイルが存在する英国製ニット。
その伝統性を引き継ぎながらも現代流にモデファイした 90s の一着は
結果、現代のモードに極めて近しい立体感を保有していました。
編集と打ち出しによって印象が180°変わる、良し悪しの境界線に有るアイテムは
“ 良し ” にピッタリとはまった時、圧倒的な求心力を得るものでして。


紳士服の基礎と独自の概念を混ぜ合わせるドリス・ヴァン・ノッテンには
なかなかどうして隙がなく、ニットもご存じの通り高い評価を獲得しています。
織りの世界においても、彼の感性は遺憾無く発揮され、
各所に細やか散りばめられた “ 伝統 ” と “ デザイン ” のミクスチャー、
引き続き気持ち良くて仕方ありません。

フォルムの着地点も見事でしてね。
数ある新入荷の中から、まずご覧頂きたい3着でした。
ニットもやはり、着用者によって印象を変えてくれるアイテムですので
その万別な千差っぷりを、是非存分に。
SURR by LAILA 福留
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ミリタリーパンツと呼ばれるアイテムはその特性上、各国で様々なスタイルが作られてきましたので
ヴィンテージにおいては見事なまでに多彩なバリエーションが人々を楽しませ
デザイナーに刺激を与え続けています。
カジュアルな要素のものから本格的なものまでふり幅は広く、角度によって味わいが異なりますが
そのバリエーションゆえ、未だに未確認の個体に出会える機会も少なくありません。
今回ご紹介するのは “ 本格的寄り ” な一本であり、
背景を解き明かしきれない、初めて出会う一本です。

所属はフランス軍でおおむね間違いございません。
しかしながら不思議なまでに別国の気配を各所に漂わせております。
それがなんともまぁ、最高にそそられるわけで。



この生地感、縫製、パーツ使いが英国のロイヤルアーミーに酷似し過ぎているのです。
と申しますか、ほぼ同一。
フランス軍の名作, M47 に近しい要素もありながらどこまでもロイヤルなスペック。
非常に面白い。
こちらはフランス軍のトラウザーズでありながら、
イギリスのロイヤルを製作している工房で作られたと推測される一本。
当時としては、あまりない事ながらあり得ない事もない背景です。

裾にバンドが付いておりますのでこのような表情も可能となります。
解放するとワイドストレート、絞るとシルエットが極端に変則的。
この見え方はずるいです。
ファッションを目的としていない、どこまでもファッションな見え方は、毎度ずるい。


奥深い背景にはそそられますが、何より純粋に格好良いミリタリートラウザーズです。
古い年代による生地の風合い、屈強ながら繊細なディティール、屈強な佇まい。
数あるミリタリーパンツの中には、
モードスタイルこそ、ハイエンドこそ、大人こそ穿きこなすべき一本が有ると思います。
こちらは是非、その目線でご認識頂きたい特別なミリタリートラウザーズです。

50s French military, trousers
かく言う私も、そんなモダン・ミリタリーに激しく心寄せる一人。
本物特有の “ 強さ ” を、フラットに取り入れるのが楽しくて仕方ありません。
常にリスペクトしつつ、楽しませて頂いております。
SURR by LAILA 福留
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なんやかんやで、なかなか Diary に手を付けられず。
代わりと言ってはなんですがクイックな instagram の更新が捗っているここ数日です。
A/W の気配が一気に高まってきた10月という事で、早速新入荷がございましたので
先にご紹介させて頂きます。
モードなバルーンシルエットを直に楽しみたいミリタリー、
スタンダード~アヴァンギャルドまで幅広いニット、
オプティカル&サングラスの NEW ラインナップ、
SURRにとって欠かす事の出来ないオーセンティックなテーラード、等々。





星の数ほど存在するからこそ、詳細を掘り下げきれない個体が稀に。
大好きなミリタリートラウザーズから特別な一本を。

オーバーサイズという言葉では片づけられない規格外なサイジング。
引き続き流石なドリスヴァンノッテン。
等々。単体で圧倒的ポテンシャルな品々も。
なお、もともと “ 売り物か分からないディスプレイ ” を好む傾向にありましたが、
それが一層強まりました。

楽しいです。
これからも強まっていく心持ちですので、何卒お付き合いのほどを。
引き続き細部の最終メンテナンスを行います為、駆け足での新入荷のご案内でした。
それをやりつつ、まず何から掘り下げようか考えようと思います。
それでは店頭で。
SURR by LAILA 福留
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プロダクトが好きと書いたからにはプロダクト性の高い物を。
と思い選んだのは写真で捉えるのが至極難しい一品。
まぁ致し方ありません。ある種の常ですから。
規則的でありながら、時に予想だにしない曲線は
職人の技術力と、歴史に基づいた伝統性と、不変的なスタイルによるもの。
言葉無くとも視覚だけで充足させてくれる “ 美 ” です。




1926年に設立され、アイウェア/サングラスの概念を変えたオリバーゴールドスミス。
そのオプティカル・タイプの希少性は、常に声を大にして申し上げさせて頂きたい。
市場に出回らないのです、本当に。
その理由は様々ございますが、オリバーゴールドスミスのそれに関しては
所有者が手放さないのが最たる所以ではないかと思います。
数える程度ですが扱ってきて、また幸運にも自分自身で体感して思った事です。
サングラスに比べると、顔的な要素が高いアイテムですので
ただ単に気に入って手放さないのでしょう。
確かに手放させない求心力がございます。
ヴィンテージ・オリバーゴールドスミスのオプティカルタイプは本当に本当に素晴らしい。
またこうしてご紹介でき、嬉しく思います。

70s Oliver Goldsmith, optical
オリバーゴールドスミス愛は、ここに書くとどうしようもなく長くなるので控えます。
こちらもBlue lens collectionの一つ。
このままお楽しみ頂くも度入りにして頂くもお気に召すまま。
ご自身のアイデンティティーを表す重要な要素として、是非に。
SURR by LAILA 福留
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Diary を初めて50回目になるのですね。もろもろ便利かと思いカウンターを付けていて良かった。
先日ストリートSNAPをされているお客様とお話していてふと気付いた事、それは
“ 自分は人を撮った経験が極端に少ない ” という事。
職業柄カメラとはそれなりに関わってきたのですが、取り扱いが 「 物 」 である事と、旧 LAILA VINTAGE 時代も現在も店舗1名体制だったものですから、例えばスタッフ着用画像ですら撮る機会がありませんでした。(その為、初めてスタッフが入った時にはそれはもう嬉しかったものです)
撮影経験値はおおむね 物 9.5 :人 0.5 といったところでしょうか。
これに気付いた時はいささか焦りました。個のスタイルをご提案したいと思っている者として、
人を撮る経験値が低いのは宜しくないぞ、と。



という事で先日の定休日は練習も兼ねて撮影散歩。
そういえばこんな事をするのも初めてでしたが、穏やかな気候で大変気持ち良うございました。



犬も走ったりしていましたし。
なんとか上手いこと人を撮れないかなと思いながらも、そう上手くはいかず。次回は誰か頼みます。
しかしながら、薄ぼんやりと気の向くままにシャッターを押していたら、薄ぼんやりと気付きました。



“ 自分は物質が好き ” という事に。
なんというか理路整然と構築された物、計算された物といったいわゆるプロダクトの類を好ましく思うことに気付きました。
きっと素養+環境の結果でしょう。まぁ当然と言えば当然なのですが。
結局のところ目的である人物撮影は叶わず、太陽の下でサンドイッチ食べてビール呑んで軽く昼寝して、
プロダクト好きな事にハッと気付いて帰ってきただけなのですが、なんとなく腑に落ちたというか、すっきり。
ですが引き続き人物撮影の経験値は積まなくてはいけません。
という事で今後は店頭にて、撮影許可のお声を掛けさせて頂くかもしれません。
ご都合宜しければ、どうぞお願い致します。
SURR by LAILA 福留

頂いた浅草の美味しいパン。ナイスプロダクト。
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知る人ぞ知る Celine Homme。
不動のメゾンによる90sアプローチは、現代の彼女のコンセプトに遺憾なくフィット。
その大胆さが極上のクオリティというのがなんだかとっても、何より楽しい。
不変スタイルでありながら、どうしようもなくアヴァンギャルドな傾奇者カーディガン。


100年以上続くメーカーの、英国的名作。
「 乗馬観戦用 」 に作られた本作は、ブルゾンではなくコートというスタイルが新鮮に感じて頂けると思います。
本当の意味で老若男女から愛される、“ 国民的 ” と称して差し支えないのクオリティは着ればすぐに実感でき、
『 あぁ、だから選ばれてきたのか 』 と呟かれる事でしょう。
そしてこの芸術的な文様ときたら。

Blue lens collection.
室内でご着用頂いて差し支えないカラーレンズのラインナップがやっと揃いました。
今回は全て濃さ30%のブルーレンズで統一しているのですが、
フレームによって縦横無尽に変化する色味の印象をお楽しみ頂ければと。
スタイル様々。

Authentic trousers collection.
スリム、スキニー、ワイド、バギー etc.
様々選べて楽しい昨今ですが、 SURR にとって一先ずの真ん中は テーパード。
ウエストポイントを正しく穿いて最も美しく見える、ある種クラシカルなテーパードです。
ただ細いだけが “ 優秀 ” ではなく、それらの土台となった精密で伝統的なレッグラインというものがございまして。

年間、数足のみご紹介するクラークス。
定番だからこそちょっとしたスペシャリティをプラスする事で、結構特別な一足になってくれるものでして。
などなど。
相変わらず楽しくて溜りませんねヴィンテージ。
SURR by LAILA 福留

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今回のアンファッション・デザインで行われているのは、
1.ディティールの排除
2.ライナーの排除
3.コーティングの排除
ここに至るまでの過程において、名も無きどこかの誰かが手を施した形跡が各所に。元々は東ヨーロッパのボア付きミリタリーコートでしたが、前述によって全く異なる一着に変容させられました。
1 でミニマリズムを、2 でオーバーサイズ・フィッティングを、3 で独創的なテクスチャーをそれぞれ獲得した無名なアノニマスは、どうしようもない程にファッション性を感じさせる驚異的なモードに成りました。ただ邪魔だから排除したのか、目的があって排除したのかは分かりませんが、前者でありば驚異的な必然性ですし、後者であればあっ晴れとしか言いようがありません。
しかしながら最大の特徴は、
4.日焼け
こちらもカビと同じく環境や時間によって発生する現象。言うなればデザイナーは 『 自然 』 です。通常マイナスとされる要素にも関わらず、まるで陰影を付けて染め上げたかのようなグラデーションを生み出しており、不規則の中の規則性が鋭角に美的感覚を喚起させる驚異的なアンファッション・デザインとなっています。



元々の要素と、無くされた要素と、自然が施した要素。
三位一体が織りなす異常なまでのイマジネーションをお楽しみ頂きたい逸品です。

60s Eastern european military, anonymous custom coat
メンテナンスという名の整理整頓は必要最低限以上行っておりません。繊細に成り立つアンファッション・デザインを邪魔する事になりそうで、憚られました。
実物をご覧頂けばそれで良かったと思って頂ける。繊細ですが実直です。
是非袖を通しにいらしてみてください。
SURR by LAILA 福留
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Diary や Online や店頭で 『 ファッションを目的とせずに、結果 “ ファッション ” に成った 』 という言葉を何度か使わせて頂いていますが、この文言は SURR にとって欠かせない要素を表します。それは生活のため,仕事のために洋服が作られていた時代のものから20年弱前までの MENS ファッションを一同に介しているからであり、それらが肩を並べている事が SURR にとっての日常なのです。
そしてモードという、いわゆる “ ファッションシーン ” で絶えず繰り返されているのがファッションではない要素、アンファッション・デザインの抽出です。 仕事をするための『 ワーク 』 や、国を守るための 『 ミリタリー 』 を筆頭に、機能性・利便性に基づいて設計されたディティール等をハイファッションとして新たにパッケージングし、人々に提案するのがデザイナーと呼ばれる人々にとっての重要な役割の一つではないかと思います。
光栄なことに、メゾン・デザイナーの方々をご対応させて頂く機会があるのですが、その時に彼ら(彼女ら)が手に取り、時に物凄く興奮してもらえるのは確実にアンファッション・デザインが在る洋服たちです。これは私たちにとっての明確な事実。
そして彼ら(彼女ら)が手に取るアイテムたちは、もれなく私の心拍数も上げてくれるのも明確な事実。
北青山のマンションの一室で静かにのんびりとヴィンテージ “ 専門 ” を貫いてきた結果、年間数点のみですが 『 アンファッション・デザインの怪物 』 に出会える環境に成りました。例え何千何万の洋服に触れても、『 怪物 』との出会いで受ける衝撃と喜びは変わりません。
前置きを書いていたら予想以上に長くなってしまいました。大切に思っていることなのでご容赦くださいね。
それでは本題。今シーズンの新作からアンファッション・デザインの怪物をご紹介させて頂きます。


この写真を見てとあるメゾンを連想された方は、首後ろに4箇所ステッチが覗く洋服を着られているかもしれません。
生地のほぼ全体を覆う不規則な紋様は、何を隠そう “ カビ ” でございます。
温度や湿度,そして時間との兼ね合いで発生するカビ。表面を覆うその独特な紋様は一般生活においてポジティブな意味合いを含みませんが、あるところにそれをコンセプトデザインに結び付けた、破壊的なまでに奇異なデザイナーが居ました。
彼は、洋服という “ 静なるもの ” が微生物という “ 動なるもの ” によって変化させられ完成する様を、(ある種)刹那的なファッションのサイクルに向けてのメッセージとして活用しました。マイナスとされる要素をプラスに変換し、さらにファッションに落とし込むという行為は正直かなりの衝撃ですが、それと同時に彼によって計算し尽されたカビの 『 デザイン 』 は、一つのファッションとして見事に成立していたのです。
もはや伝説と言って差し支えないデザイナーの、アイデンティティを表すエピソード。
それと同じ事をされているのが本品です。
彼のように計算して行われたのか、自然に生じたものを私が勝手に解釈しているのか。
恐らくは後者だと思いますが、紋様が不思議なまでにテキスタイル・デザインである事と、ファッションとして成立した一着である事は事実。そして、彼がこういった品から影響を受けていた可能性は否定できません。


50s French work , moldy jacket
時間と自然が生み出したアンファッション・デザイン。
こういった物は無限の価値と可能性を内包します。
言うまでもありませんがもちろん滅菌済みですので、リアルクローズとしてのご提案。
特に嫁ぎ先が楽しみな一着です。
明日もアンファッション・デザインをご案内させて頂こうかと。
SURR by LAILA 福留
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