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腕時計の原点と解釈のうえセレクションしました品々は
全てイギリス軍、ロイヤルアーミーにおいて活用されていたもの。
さらに掘り下げると、各国が集って結成された NATO軍 の為に作られたものとなります。
陸軍とあって機能性と強度は一般のそれよりも高められており、
削り出し仕様のケースや、風防や裏蓋の強固なはめ込み等
さりげなくも明確な作りを経て、このオーセンティックは成り立っています。
今回は、70年代の誕生以降、時計の新たな可能性として
繁栄を極める クオーツ(電池式) と、
精密機械が織り成す小型芸術 手巻き式 の2種をご用意。
お米が食べたい日もあれば、パスタが食べたい日もあるさ
と言わんばかりに、それぞれ異なる良さを有しておりますので
実際に向き合った時の波長に沿ってご判断頂ければと思います。
いづれにせよ、どちらも愛用品として然るべきお品です。




80s British Royal army quartz watch, by CWC




70s British Royal army hand winding watch, by Hamilton
イギリス軍用時計の専門メーカー CWC と
アメリカの老舗 Hamilton による、間違いのない腕時計。
“ 軍 ” という存在のために作られた、オーセンティック極地的スタイルは
驚くほど自然に馴染むと同時に、明確なクオリティを発揮してくれます。
これまで愛され続けたように、これからも愛して頂ける逸品ですので
自分自身へのご褒美として、または大切な人への贈り物として、是非に。

なお、バンドも現NATO軍で正式採用されているものを選ばせて頂きました。
機能面で特化した、特徴的なテクスチャーとデザインは、
スタイルが確立されていればいるほど明確なコントラストとして
お楽しみ頂けるのではないかと。
現在、それぞれ少量ながら数のご用意がございますので
琴線に触れられましたら、是非身にいらしてみてください。
SURR by LAILA 福留
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突然ですが皆様は、腕時計を身に付けられますでしょうか。
私は父が公私問わず愛用していた事もあって、機能的にも装飾的にも欠かせない日々を過ごして参りましたが、中には馴染みの無い方も少なくないのが薄ぼんやりとした印象です。
作りの特性上、中を触れる環境が整わない限り取扱いが困難な時計は、旧 LAILA 時代にご案内する事が出来なかったアイテムですが、既に LAILA TOKIO、LAILA VINTAGE、7X7 の店頭を彩っている通り、職人による環境が整いました。
そして遂に、弊店でも取扱いを開始致します。これは私にとって非常に非常に喜ばしく、念願が一つ叶った形です。
となると重要なのは、数ある中から “ 何 ” を “ どう ” 編集し、皆様にご提案するか。
近年においては、時に新しいステータスとして、時に資産価値的な目線でも捉えられるヴィンテージ・ウォッチ。年代はもちろんブランドやメーカーによって多彩なバリエーションが存在し、右肩上がりで需要が高まる存在だからこそ、その選別を大切にしたいと思いました。
元々は女性の手元を彩る装飾品として生まれ、男性用の装飾品である懐中時計に派生したアイテム。それが男性用の腕時計に成った経緯は諸説ありますが、機能性UPを目的に軍が依頼して生まれたというのは有力説の一つとされています。
縦の繋がりを如実に楽しめる紳士服の歴史。
『 原点 』 と 『 発展 』 を同列に認識する事で、その魅力を味わって頂く事に重きを置いた SURR ですので、まずは腕時計の原点から始めさせて頂こうと思います。



英国陸軍にて活用されていたリアル・ミリタリーピース。そのストーリーやスタイルは次回じっくりとご紹介させて頂きます。
手の平に収まり手元を彩る小さな小さな機械の集合体には、男性にとって取り入れて然るべき要素が思い切り詰まっています。既にお持ちの方はもちろん、今まで琴線に響かなかった方にも、是非一度耳を傾けて頂きたい逸品達です。
何卒どうぞ宜しくお願い申し上げます。
SURR by LAILA 福留
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旨過ぎるテンションのドレープ
anonymouse = 想像力 なフレンチ・プレタポルテ。

歪みの解れもデザイン
野性的かつ、アンティークらしくないアンティークとして。

この時代のカーフ、素晴らしいクオリティなのです。
コードヴァンばかりではございませんでして

グレート・ディティール
流石のメゾンクオリティ。

これはマルタン・マルジェラではありませんが
きっと彼はこれも見ていたと、私は思うのです。


英国が誇る才能の一つ
オリジナルを見ていると、彼もオンリーワンだった事を再確認します。

身長175cm前後~の方へ。
from England.

and more…
そういえば、新刊の GINZA “ 本とコート(No.210) ” にて弊店アイテムをご掲載頂きました。
P.188、檸檬と手袋 という特集ページです。
雑誌にご掲載頂くにあたって幸運な事に、
アイテムのセレクトをお手伝いさせて頂く機会が少なくありません。
テーマを伺い、それに準じたアイテムをご案内する。
普段ご来店の方々に行わせて頂いている行ないと似ているようで異なる、
なんとも心躍る時間です。
今回は神保町の古書店でじっくり撮影されたそうで
素敵なお写真と世界観でございました。
是非ご覧になられてみてください。
SURR by LAILA 福留
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引っかかりましたね。これは裏です。
表立っては1970年代後期、ファッションシーンに突如現れた手法,
インサイドアウト。
パンクムーヴメントの反骨精神を代弁する “ 裏を表に ” という行為は、
現在のハイファッションにおいて、スタンダードの一つとして定着しました。
そのシンプルかつ強固なメッセージ性を取り入れた 90s ドリスの一着は
類稀なる感性とクオリティの追及によって成り立っているのです。



インサイドがアウトする事によっての効果はてきめん。
通常であれば視界に入る事のない姿は、新鮮鮮度を100%で提供してくれますし、
何より、裏返しても申し分なく通用するほど綿密に縫い建てられたからこその
隙のない芸術性たるや。


ドリスがこの時代から保持し続ける技術力と、彼の稀有な感度が合わさり、
かつ、それぞれを余す事無く注いだからこその成立。
まるで何処かの誰かが裏返して着ていた、インスピレーション・ソースそのもののような、
デザインに忌憚なき、クオリティに逃げ傷なしの逸品。

90s Dries Van Noten, insideout knit
もれなくオーバーサイズ・フィッティング。
ドラマティックなシルエットを存分にどうぞ。
これはまさに Art knitting work 。
あぁ、裏返しだから krow gnittink trA ですね。
SURR by LAILA 福留
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今までにご紹介してきた 90s ドリスの中で、最もタフネスかもしれません。
伝統的なスタイルゆえの豪奢さと現代的な感覚が、彼だからこそ成り立った繊細な一着です。
伝統的な紳士用外套,チェスターフィールドコートをモチーフとした一着は、
その特徴ゆえの明確なカッティングが施されています。
しかしながらもれなくオーバーサイズ・フィッティングに仕立てられているこちら。
チェスターでそれというのはいささか合点がいきませんが、
袖を通すとやはり、ドリスのメッセージに屈服せざるを得ません。
今回もやはり、完敗に乾杯でした。



明確な仕立てでありながら、しっかり落ちてくれるシルエット。
一般的なチェスターのスタイルを一瞬で忘れさせてくれるドリスのフィッティングは
立体的なカッティングを壊す事で、その向こう側に辿り着いてくれました。
これはまさに驚天動地。
さも手品のごとくロジックが崩れ、再構築された瞬間です。
そしてディティール。


スタンダードを拡大するだけで非スタンダードに。
シンプルでありながら大胆なこの手法は、同校出身者も好むところですね。
きっとお互いが刺激し合っていたのでしょう。うん。
伝統的なスタイルの延長上は決して仰々しくなく、
大胆ながら静かという、旨過ぎるコントラスト。
『 紳士的な骨太 』 と 「 モードの繊細 」
両者が仲良く調和する、90s ドリスの新しいチェスターコート。

90s Dries Van Notten, oversized chesterfield coat
ちなみに私が一番舌を巻いたのはこちら。

詳しくは宜しければ店頭にて。
SURR by LAILA 福留
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の傑作ですが、綴らせて頂きます。
紛れもない名作、パイロットシューズ。


ドイツ軍で主に70~80年頃採用されていた飛行士のための一足。
ベルクロ、クッションソールなど全て機能性を加味したディティールで
全てがハイエンド。
何より、へヴィーデューティーとは程遠いしなやかなレザーが
ミリタリーという枠、スニーカーという枠、アン・ファッションという枠を
飛び越えさせる結果に。
60年代以降、ハイファッションのマストとなっているミリタリー。
その中でも特に名作を輩出してきたジャーマン・プロダクトにおいて
間違いなくトップクラスのマスターピースです。
事実、部分的な抽出のみならず時に全体図をそのままに
デザイナーによってモード・デザインとして世に送り出されてきました。



この度、こつこつと続けたセレクトが一まとまりになりましたので
ここぞとばかりにご紹介。
皆様ご存じの通りで耳にタコかと思いますが、
既に廃盤となっているアイテムゆえ、希少性の上昇は誰にも止められません。
いつでもある。というのは夢物語です。

70-80s German military, pilot shoes
デザインとボリュームが織り成す素晴らしき着地点。
全ては一度足を通して頂ければ感覚的にご認識頂けるのではないかと。
現在はサイズのみならず、様々な表情をご覧頂けます。
個人的には、その良い意味での温度差が非常に興味深く
なんだかパイロットシューズの新たな可能性に気付けそうな予感が。

SURR by LAILA 福留
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【 再会 1 とあるニット 】
2012年11月。 LAILA VINTAGE の2号店が阪急うめだ本店にOPENした当時、私はサポートスタッフとして1か月ほど大阪に滞在しておりました。ある日、ふと本店のサイトを見ていると大変素敵なニットが入荷しており、大阪スタッフと共に「 これは素晴らしい一着だ。うん 」と話題にしていたですが、程なくして SOLD。
“ 手に入らないのは分かっていたが、せめて現物を一目見たかった… ” とマンスリーの一室でビール片手に独りごちた、ほろ苦い想い出だったのですが、本日それをお買い求めのお客様がご着用のうえご来店くださり、2年ぶりの再会を果たす事が出来ました。
光栄にもご愛用頂けているそうで、お気持ちを感じる一層魅力的な一着に仕上がっておられました。
お客様にアイテムをご紹介する我々にとって、“ 着てお越し頂ける ” というのは最も喜ばしい瞬間の一つなのです。

【 再会 2 メゾンデザイナー 】
弊社各店は光栄にも、メゾンのデザイナーさんが度々お越しくださるのですが、本日も一組のデザインチーム様がご来店くださいました。
店内をご覧の最中にその内のお一方が、「 ここは前、レディースもなかった? 」とおっしゃったのでお伺いすると、5年ほど前にもお越しになられていたそうではないですか。 ここでピンと来た私、『 もしかして、○○○のチームにいましたか? 』とお聞きしたら見事正解。そのメゾン○○○は当時、デザイナー本人含め10人ほどの団体でいつもご来店くださっていたのですが、なんとその中にいらっしゃったというのです。
この再会には驚いたと同時に、メゾンが変わってもお越し頂けた事を心から嬉しく思いました。
お店にて “ お待ち ” するのが常な我々にとって、久しぶりの再会は最も喜ばしい瞬間の一つなのです。
1日のうちに起こった2つの稀有な再会は大変心に残りましたため
書き記させて頂きました。
本日はお足下の悪い中ご来店くださった皆様、誠にありがとうございました。
夜はだいぶ冷えますので、暖かくしてお過ごしくださいませ。
SURR by LAILA 福留
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前回の入荷時は、わざわざご来店くださったにも関わらず
ご覧頂けなかった皆様、失礼致しました。
Insideout / 90s Dries Van Noten

Resources / 90s French military

Trad / 50s Stetson

New trad / 90s Dries Van Noten

Re style / 80s Valentino Garabani

等。
厳選につき限られた数量ですが、運良き出会いばかりでした。
明日より店頭に並びます。
SURR by LAILA 福留
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本日の一着は言語化が特に難しい。最近では一番かもしれません。
頭の中ではまとまりきっていませんが書きながら派なので、進めさせて頂きます。
《 フランスで出会った一着の難解さたるや 》

『 渋み 』 はほとんどの男性にとって欠かせない要素であり
昨今は特にオーセンティックなある種 “ 野暮な渋み ” が高まっているように思いますが、
それらを渋み100とすると今回は1000。
自ずと難解であると同時に実に興味深い。
《 そこはかとなく漂うのはベルギーの香り 》

多彩な各国に囲まれ、アートなどのコンテンポラリーな要素もはらんだベルギー
ファッションには、個人的に独立した魅力を感じています。
やはりアントワープ王立芸術学院の出身者が作るファッション,スタイルの数々は
それを顕著に示しており、時には理解の範疇を越える事があるのですが、それらは共通して
感覚的な美意識を感じる事が出来、無意識に共鳴する事が出来るのです。
今回の一着に出会った時も、それと同じ無意識な共鳴を得ました。
《 野性と洗練 》
カッティングは既存の美意識では語れません。
立方体を組み合わせたような構築は素朴とも言えますし粗野とも言えます。
まるで野生のテーラードの如き荒々しさですが、美しく感じられるのは何故なのか。
ニッティングワークのようなツイードの表情と色調,何気なく削ぎ落とされた
ミニマムなディティールがキーとなっているのかもしれませんが、
とにかく、テーラードそのままの着方を許してくれないのです。



《 壊した中に残るテーラーリング 》

もうこれは壊してしまいましょう。ある程度の芯が入っていますが気にする事はありません。
肩を落として形をとことん崩してミドルコートに変換する事で、粗野は洗練され
極地的な渋みがモードに成ってくれます。
崩れてもなお主張する立体的なカットはどの角度から見ても独創性を発揮してくれますが、
理屈ではない美しさがそこには残っているはず。
こういったアイテムをメゾンと,ハイファッションと同列で捉えてこそ
“ スタイル ” というものですから。
圧倒的に魅了するか無理かのどちらかです。
0か100の一着。さて、どなたの心に収まるのでしょうか。

50s French, oversized tailored coat
感覚的に書いていたらレポートのようになってしまいました。
まぁレポートなどは書いた事がないので、勝手なイメージですが。
SURR by LAILA 福留
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正々堂々、歪む 歪む 歪む。



既存を覆す という至極シンプルな行いによって
従来から大きく変容させるのがデザイナーの役割の一つ、だと思います。
その高低差があればあるほど心に残り、時代を越え続けますが
Maison Martin Margiela のマルタン・マルジェラは、
それに関しても大きな才覚を備える人物。
今回ご紹介の一品はご覧の通り、ミリタリーがデザインソースです。
その分野に限らずバッグというアイテムのほとんどは
芯を入れる事でフォルムを安定させますが、
それを一切合財無くすというのが、今回行なわれたデザインの一つ。
ミリタリーらしいへヴィーデューティーながら、柔軟性の高いコットン素材と相まって
面白いまでに歪む不定形の定形が、多彩な可能性を予見させてくれるのが、楽しい。



限りなくオリジナルに近しくもあり、オリジナルとは異なる各部パーツ。
無機質でありながら不思議とエレガントな着地点の塩梅が、相変わらず美味過ぎる。
“ これぞメゾン・バッグ ” “ これぞハイファッション ”
といったアプローチとは一味異なる、静かながら適格なスタイルで
確信犯的淫靡な男性像を。

99s Maison Martin Margiela, military style bag
発表以降、やはりお客様との会話に挙がります
新デザイナー就任。
メゾンの継続において、通る道の一つではありますし
アクションを起こすにこした事はないと思いますので、
様々な想いが去来するものの楽しみです。
しっかりとしたスタンスを持つ方ですので、個人的には様々行なって頂きたい。
四つ留めを残すか無くすか、取り急ぎそこが気になるところ。
SURR by LAILA 福留
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本日は定点なり。
Over oversize / 90s Dries Van Noten

Two pocket / 99s Maison Martin Margiela

Sophisticated / 60s Levi’s

Nice / 50s French

Moss / 90s Dries Van Noten

Dual face / 90s Dries Van Noten

Origin / 50s Pro-Keds

以上、新入荷でございました。
SURR by LAILA 福留
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『 Fashion 』 という変則的な言葉を
ある種象徴的に表すアイテムの一つだと思います、スカーフは。
それにおいて、間違いなく代表的な Hermes のカレは1937年、
メゾン生誕100周年を記念して生まれました。
時代ごとに専属デザイナーが存在する事もあって
多彩なデザインが人々を魅了する一種のコレクターズアイテムですが、
誕生から20年間デザインを務めた初代デザイナー、
ユーゴ・グリッカーによる貴重な一枚をご紹介させて頂きます。
写実的なタッチからデフォルメタッチまで幅広く描いた彼の作風は
後の “ デザイン ” にも大きな影響を与えましたが、
今回はちょうど中間な印象です。



古代ギリシャから伝わる遊び “ 偶数奇数ゲーム ” をテーマとした一枚。
発表された1955年当時はカラフルな色調がメインでしたが、
こちらは60年代に作られたもので、スカーフにおいて珍しいワントーン。
スカーフは多色使いが魅力の一つですので、男性的なトーンにはなかなか出会えず、
カレとなるとその希少性は一層。
今回の出会いは大変喜ばしいものでした。
ワントーンと言えども、染料を独自に開発しているエルメス。
数万種のブラウンから選ばれた繊細な色調が、上質なシルクに載せられていますので
その品位たるや、もう。

60s Hermes , carres
男性でなかなか見かけない “ ファッションの遊び ” ですが
やはり間違いない色気となってくれますので、是非に。

SURR by LAILA 福留
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こうも寒く雨降りで、室内に音楽が充満しているとなれば物との対話が捗ります。
本日のお相手は英国気質で謹厳実直な一足。

スポーツに対しての造詣深さも英国らしさの一つですが、本日の種目はゴルフ。
フロントの羽は元々、砂の侵入を防ぐために発展した
キルティタンと呼ばれるディティール・デザインで
一目で分かる特徴性から、ブリット・トラッドの一つとして親しまれています。
しかしながらローファーにおいては、タッセルとセットにされる事がほとんどの為
今回のような単体での主張は、実は非常に珍しい。



その豪奢ながらミニマムなスタイルによって、シェイプやカーブの美しさといった
靴本来が持つクオリティをより強く感じて頂けるのですが、
それもそのはず、こちらはエルメス有するジョンロブの靴を製造していた時代のもの。
トップメゾンが惚れ込んだクオリティをそのまま味わって頂ける一足なのです。

80-90s Edward Green, kilt loafers
以前のご紹介と同じく、各部見事なレザークオリティ。
静かに何気なく、このブラウンレザーを足元に配するだけでスタイルが変容します。
今の時代は秋冬にもローファーをお楽しみ頂けるので、良いですね。
SURR by LAILA 福留
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仕事柄だけでなく個人的な趣味としても様々な音楽に耳を傾けるようにしていますが、ここ数年新たな出会いが無いままどこか物足りなさを感じつつ、時にお客様に相談する日々。『 年間ベストアーティスト 』 を一人勝手に選出している私にとってはなかなか由々しき事態の為、盛んに大好きな某CDショップで物色しても、ピンと来ないのはどうしようもなく、『 ○○好き、必聴!! 』 の文字を見ては “ だったらその○○聴くしな~ ” と思いながら店を後にする日々。
もちろん、過去好きになったアーティストも新たなスコアを出していたりでそれを楽しんでいたのですが、やはり新たな刺激を求めてしまうものです。寿司も良いけどステーキもパスタも食べたいし、501もストレートチップもステンカラーも良いけど、だからこそ新たな出会いを求めてしまうのが人の性ってものではないでしょうか。

そんな状況での嬉し過ぎる新たな出会い。 このアーティストは昨年頃、映画音楽を手掛けた事で一度耳にしていたのですが、その時の自分は選びませんでした。しかしながらある晩、ふと思い出してCDショップに駆け込み無事再開。 ( その節は店員さん、ありがとうございました。「 確か去年ぐらいに○○って映画のサントラ出してたと思うのですが 」 という締まりに無い問い合わせにも関わらず丁寧に探してくださって、本当助かりました。 )
これがまた猛烈に良い。ピアノとバイオリンによる抒情的なサウンドは時に静か過ぎるほど静謐に、重過ぎるほどに重厚ですが、スタートからエンドまでの積み重なりに圧倒されました。決して新鮮味溢れる楽器ではありませんが、その旋律は私にとって充分過ぎるほど新しく、“ 撮りたい写真 ” にまで影響を与えるほどの刺激を得る事が出来ました。きっと SURR という空間が出来たからこそ、そこで響くからこその感覚なのだと思います。
年を重ねる事で、状況が変わる事で変化する感性の面白さたるや。きっとまだまだ貪欲に、いつまでも満足する事なく求め続ける事でしょうが、引き続き行く末を見守っていきたい所存です。その好奇心は時に危なさも有する事もありますが、 “ 欲しくてたまらない ” “ アレもコレも欲しくてどうしよう ” といった困惑も含めてお楽しみ頂き、可能な限り好奇心を満たして頂ければと切に思います。





永らく続いた音楽不況にもやっと一筋ながら光が差しました。
さて、次は活字です。
さぁ皆様、貪欲に参りましょう。
SURR by LAILA 福留
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好き嫌いが分かれるかもしれませんが語っておきたいアイテムというはあるもので。と書いていて思ったのは、弊店は好き嫌いが明確に分かれるアイテムを数多く有しているという事。
なんだそれは、ですが特徴の一つという事でご容赦ください。いずれにせよ良質は良質ですし、ファッションは好き嫌いのアンチテーゼあってこそ発展するものですので。
と言うことでリブパンツ。スポーティーでありへヴィーデューティーなリブパンツ。これまた危なさ漂うリブパンツ。
しかしながら、その機能美がそこはかとなくモードに置換される事もしばしばで、これまたハイファッションに欠かす事の出来ないディティールデザインなリブパンツ。
貴方だったらどう解釈されますでしょうか?


アメリカ軍のエアフォース・トラウザーズを背景にもつこちらは、80年代イタリアのプレタブランド 「 BOGY’S 」 のものですが、何を隠そうデザイナーはジャンポールゴルチェその人。言われてみれば “らしく” もありますが、彼の経歴がまとめられている紹介文などにも挙がらない ジ・アンダーグラウンド・クリエーションな希少種です。
前述の通りミリタリーをデザインソースにしているため、全てのディティールが忠実に機能的 。しかしながら一つ明確な主張が有り、それによって獲得したエレガンスが尋常じゃありません。


生地です。
「こいつ、また生地の話か」と思われるかもしれませんが、モードは生地の芸術ですのでご了承を。これからも存分に取り上げる要素ですのであしからず。
コットン100%のこちらは、まるでシルクのような柔らかさと柔和な表情,色調で、構築的なウエストからテーパードへ発展し、リブで明確に終結するシルエットワークがそれはもう Fantastic 。絶妙に危ない機能美は完全なるミニマム・モードであり、リソースを活かしつつ全く異なる一着に生まれ変わらせる “ ファッションデザインのお手本 ” な仕上がりです。

ealry 80s Bogy’s by Jean Paul Gaultier
お見事。
SURR by LAILA 福留
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ファッションアイテムとして、スタイルを示す一着として
やはり、欠かす事の出来ないライダースジャケット。
旧 LAILA VINTAGE 時代の結構以前に大きく取り上げた事がありますが
その頃から UK ライダースの枯渇は囁かれていました。
そして数年経った今は、それを肌で実感しています。
元はバイク乗りのレザーウェアが、後にファッションアイテムとして昇華しましたが
UK made のデザインは勿論、見事なシルエットワークが
様々なデザイナーやクリエイターに影響を与えたのは周知の事実だからこそ、
その希少性が高まるのも然るべき。
今回のご紹介はライダース進化の黎明期に作られた一着です。

UK ライダースにおいて最初に挙がるのは、やはりルイスレザーでしょう。
明確ブランド性から様々なモデルが支持されていますが、
ライダースの発展においての大きな要因の一つを作った事でも知られています。
それは カラーオーダーシステム。
その名の通り、既存のモデルを好きな配色に仕上げるそれは
元々はユーザーのアイデンティティーに対しての配慮と、
着用時の認識性を高める目的だったと思われますが
後にカラーレザーのファッション性がライダースの可能性を大きく飛躍させる事になりました。




ご覧ください。このカッティングエッジな配色。
『 Phantom 』というモデルをベースに各所を散りばめられた鮮やかな紫色。
上質なレザーと剛健実質なディティールに、大胆過ぎるカラーオーダー。
類まれなる要素が盛り込まれた一着は、 “ ファッション ” というくくりにおいて
向こう側のそのまた向こう側ぐらいに位置すると申しますか、
とにかく危なさすら感じられる存在感。
だからこそ、最高に最高に惹かれる。


ファッションとしてパッケージングされ尽くしたアイテムだからこそ
選べるのであれば、ここまで大胆なものを。
土台がしっかりしているからこそ、大胆になれるのであって
街中で振り返ってしまうような人は、危なさという色気も要しているものですから。

early 70s Lewis Leather , color custom “ Phantom ”
年代、サイズ感、コンディションもろもろ
今後ご提案する機会は、限りなくゼロに近いと思われます。
余談。
かなり前に当時のルイスレザー・カタログに記載されていた
12色のカラーオーダーチャートを目にする機会があったのですが、
そこにパープルは存在しませんでした。
只でさえハードルの高いカラーオーダーでこれを仕上げるとは、
どれだけの傾奇者だったのか、と。
そして、これを現代に着こなす傾奇者ははたして誰か、と。

もう、本当にうらやましか。
SURR by LAILA 福留
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実は本日、なかなかなボリュームの新入荷があったのですが日中ご紹介できず。
なんやかんやでこんな時間になってしまいました。
今回も明確に濃い目揃いです。

アヴァンギャルド、オーセンティック、へヴィーデューティー・モード

旧本店時代から数えて14年目にして初めての。
感性のアップロードは誠に面白いもので

この時代のスポーツシューズは、思わずシューキーパーを入れたくなるクオリティです。

薄い色を穿きたい。このあえて感はいかに。

Silver smith’s silver objects.

メゾンの解釈による、果てしない機能美と果てしない柔和美。
これは誠に素晴らしい一本です。

引き続き紳士へ。

Full of full spec.
皆様3連休をお気楽にお過ごしください。
ご来店お待ちしております。
SURR by LAILA 福留
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『 なんとまぁ、ひたむきで純真ですこと 』
これが今回の一着に向き合って、まず思った事です。
収まりの良いウエストシェイプに対して極端な構築で広がったヘムライン、従来であればポケットの内側に入れる事を加味されるにも関わらず出す事のみを考慮したフラップ、深く深く切り込んだセンターベンツ。これらは全て腰を落としてまたがった時に最も美しく見えるよう設計されてました。
それはそう、ホースライディング。
乗馬用に作られたテーラードジャケットです。

言わずもがな英国ど真ん中な一着であるがゆえ、圧倒的なツイードの存在感。
同国においては馴染み深いマテリアルであり、近年ではツイード×自転車といった現代的なバリエーションも存在しますが、こちらはツイード×乗馬という英国紳士の歴史に120%則って仕立てられました。
主にワーク等で専門用途の衣類を目にする事が出来ますが、 『 乗馬 』 という限定的過ぎる、しかもここまで上質な一着との出会える機会は滅多にありません。圧倒的なクオリティによる、一かけらの曇りもない純真無垢なインスピレーションから成るスタイルには心が震えます。





機能と美学が同時に成り立っているのが本当に本当に素晴らしい。
肌に吸い付くカッティングとデコラティブなフラップから成る横姿は乗馬時、それはもう凛々しかったことでしょう。
娯楽であったりスポーツである分野にも “ 格好良さ ” 欠かさない。そんな英国気質が大好きです。

60s British, horse riding tailored.
尊敬できる伝統性が有り、現代的な目線で格好良いと思える。
異論無しで不足無し。
SURR by LAILA 福留
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様々紡がれ様々品質が存在するニット。
クオリティがそのままフェイスに直結しやすいがゆえに、
良い意味でごまかしが効かない素直なアイテムだからこそ、
セレクトは重要です。
上質が全て。では勿論ありませんが良質であるにこした事はありませんので。


Made in Scotland の “ プレーン ” という言葉が何より何より似合う
実直好青年的なカーディガン。
爽やかなウールにはさりげない織りの秀逸さ、
ぴったり真ん中細見なシルエット、
プレーンに潜められた各所の丁寧な作り。
良い意味で “ 無記名 ” なアイテムだからこそ、選別が非常に難しく
そういった一品はシーズンを思い返すと最も活躍していたりするものでして。


歴史上、様々なスタイルが存在する英国製ニット。
その伝統性を引き継ぎながらも現代流にモデファイした 90s の一着は
結果、現代のモードに極めて近しい立体感を保有していました。
編集と打ち出しによって印象が180°変わる、良し悪しの境界線に有るアイテムは
“ 良し ” にピッタリとはまった時、圧倒的な求心力を得るものでして。


紳士服の基礎と独自の概念を混ぜ合わせるドリス・ヴァン・ノッテンには
なかなかどうして隙がなく、ニットもご存じの通り高い評価を獲得しています。
織りの世界においても、彼の感性は遺憾無く発揮され、
各所に細やか散りばめられた “ 伝統 ” と “ デザイン ” のミクスチャー、
引き続き気持ち良くて仕方ありません。

フォルムの着地点も見事でしてね。
数ある新入荷の中から、まずご覧頂きたい3着でした。
ニットもやはり、着用者によって印象を変えてくれるアイテムですので
その万別な千差っぷりを、是非存分に。
SURR by LAILA 福留
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ミリタリーパンツと呼ばれるアイテムはその特性上、各国で様々なスタイルが作られてきましたので
ヴィンテージにおいては見事なまでに多彩なバリエーションが人々を楽しませ
デザイナーに刺激を与え続けています。
カジュアルな要素のものから本格的なものまでふり幅は広く、角度によって味わいが異なりますが
そのバリエーションゆえ、未だに未確認の個体に出会える機会も少なくありません。
今回ご紹介するのは “ 本格的寄り ” な一本であり、
背景を解き明かしきれない、初めて出会う一本です。

所属はフランス軍でおおむね間違いございません。
しかしながら不思議なまでに別国の気配を各所に漂わせております。
それがなんともまぁ、最高にそそられるわけで。



この生地感、縫製、パーツ使いが英国のロイヤルアーミーに酷似し過ぎているのです。
と申しますか、ほぼ同一。
フランス軍の名作, M47 に近しい要素もありながらどこまでもロイヤルなスペック。
非常に面白い。
こちらはフランス軍のトラウザーズでありながら、
イギリスのロイヤルを製作している工房で作られたと推測される一本。
当時としては、あまりない事ながらあり得ない事もない背景です。

裾にバンドが付いておりますのでこのような表情も可能となります。
解放するとワイドストレート、絞るとシルエットが極端に変則的。
この見え方はずるいです。
ファッションを目的としていない、どこまでもファッションな見え方は、毎度ずるい。


奥深い背景にはそそられますが、何より純粋に格好良いミリタリートラウザーズです。
古い年代による生地の風合い、屈強ながら繊細なディティール、屈強な佇まい。
数あるミリタリーパンツの中には、
モードスタイルこそ、ハイエンドこそ、大人こそ穿きこなすべき一本が有ると思います。
こちらは是非、その目線でご認識頂きたい特別なミリタリートラウザーズです。

50s French military, trousers
かく言う私も、そんなモダン・ミリタリーに激しく心寄せる一人。
本物特有の “ 強さ ” を、フラットに取り入れるのが楽しくて仕方ありません。
常にリスペクトしつつ、楽しませて頂いております。
SURR by LAILA 福留
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