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ある分野における専門性。時に広域的で、時に偏狭的、あるいは具体的な “ 意図 ” が実に密着しているうえ、その意図とは、明快なまでの “ 目的性 ” が媒体となった熱いスピリット。たとえばそんなふうに作られた衣類はこれだけ広い世界ですので当然に存在しているのでしょうが、「ディテール」や総じて「デザイン」などの美的感覚から興される種類のものではなく、電気エネルギーや全的なエコでは決して動かない、純粋無垢なたったひとつの目的心のみがガソリンとなり始動する従来的自動車ように、とても宿命的なものといえるでしょう。しかしながら時代性やカルチャーというほど大それたものではなく、歴史や政治、産業革命etcなど 荘厳にご紹介する内容でも当然になく、「然るべき目的と、そのために作られた衣類」というあまりにもわかりやすい相互関係図でございます。

「cycling jacket」
一例、
自転車と密接しているジャケット、総じて「サイクリングジャケット」は、具体的な意図が露出した、やはり “ 専門的 ” な衣類といえるでしょう。自転車に乗ることを前提に作られたのですから。そのうえ、サイクリングという競技あるいはスポーツもしくは生活の需要がある以上、少なからず世界中に分布している内容とも受け取れますが、このたび御縁がありましたのは、イギリスはヨークシャー地方。気候環境はご周知の通り、故に誕生したやはり専門的な生地やファブリック。雨への対抗心と反抗心。そしてまるでヒットしないのは検索エンジンの根本が違うように、ファッションのベクトルを向けても先ず出会わないであろうこのネーム。サイクリング又は自転車を愛する方ならばご周知の通りと存じます。
一先ず、合理的な各セクションをできうるかぎり端的にご紹介したいと思いますので、もうしばらくお付き合いの程を。

前方、収納物落下への恐れから設置されたジップポケットが、やや斜めに位置付けられているのは、グリップを握りながらでもコンパートメントへのアクセスをしやすくするため。左右ポケット位置を上下にズラすのは、マストツールの種類により、収納/取り出しをしやすくする線引き。雨への対抗心と反抗心は止水ジップのシステムに現れておりますが、完全止水にしない理由は明確で、いつどきも小雨が多いヨークシャー地方ではこの塩梅の止水システムで十分事足りるもの、豪雨時には家に居ろよのサイン。(冗談にしましても、時代性こそ理由でしょう)

コットン主体の(もしくはコットン)ギャバジンをメインファブリックに採用。これは実に頑丈です。可動域をより広域にするため当然の選定であるフリーダムスリーブは、前後左右あらゆる動きに対応。

ウエスト位置には左右それぞれアジャスターを搭載。

カフスには風の侵入防ぐため、ダブルスナップ。【コチン】と適度に重さのある音が心地よいスナップはオリジナルで特注。



(各コンパートメントの正確な計測の結果、以下のような数字を得る。)
左チェストポケット 縦29cm / 横19.5cm
右チェストポケット 縦31.5cm / 横19cm
左ウエストポケット 縦23cm / 横18cm
右ウエストポケット 縦23.5cm / 横19cm
この種類のポケットを視ますと必ず試しますが、文庫本サイズはまるで当然のことのように収まります。チェストポケットへは500mmペットボトルが2本ずつ収納が可能。Tシャツやらタブレットやら様々な物体を検証しましたが、それを証明したところで得る結果は等しいので省きます。ちなみにMacBook air 13incは収まりませんでした。まるで当然のことのように。

内側にはさらにコンパートメント。


ステッチを打ち込んでいるわけでもないですが、この立ち返り。
実際に着用するとそれは本当に見事で、首元を的確にホールドしてくれます。

このような種類の “ 専門性 ” は、“ 男性的 ” とイコールで繋ぐことも叶うように、ある解釈においては紳士服飾史を辿るうえで欠かせない分野であるようにも思います。狩猟用のハンティングジャケット、森林地帯を活動するためのロイヤルピース、馬商コートetc。しかしながらここでご紹介したいのはやはり大それた種類のものではなく、もっとニッチで、もっと限定的。ある意味においてはプロフェッショナル。ファッション性を必須条件とした内容ではなく、あくまで “ 専門的 ” な衣類であるということをお含み置き頂き、それを魅力的に捉えるかは、皆様どうぞ御賢察の程を。

70s Greenspot model “ NOMAD ” cycling jacket
自転車に乗るも乗らぬも。サドルのコレクターも。歩道を愛する紳士にも。
私からは心より推奨を致します。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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デザイナーが1着に想いを乗せるその現実は、洋服として完成させる/衣類として成立させる過程において、目の前の人物に決して左右されることがなく、クリエイターとして、もしくは表現者として、完全なる “ 自由 ” が認められるプレタポルテという世界。故に、時代により誕生した国,文化,音楽,風習,総じて、カルチャーが如実に反映される媒体でもあり、並びに、製作者側の意図が全的に露出する種類のものであり、時にコンセプチュアルであったり、大いに変貌を遂げうる変則的/柔軟な能力が備わっていたり。それらお洋服自体がカルチャーとしての発信源となるでしょうし、きっとトレンディであるでしょうし、「おじさんそれもう流行ってないよ」が生まれるのでしょう。それはいつどきも、いつの時代も、今でさえそうでありますし、あるいは、だからこそ素晴らしい世界であると私は強く思います。
特に、紳士服飾史における「メゾン」というカテゴリーにおいては。この「変則的」というワードを拾い上げ一例をご紹介しますと、イタリアはパレルモのレストランで注文するトマトニョッキの味が毎年ガラりと、まるでまったく別の料理のように変わるのは、シェフが生え抜き入れ替わりするためであり、だからそのトマトニョッキの味が忘れられなければ同じレストランではなく、そのシェフについていけと現地民が言うように、メゾンという枠内においても少なからず同等の内容が見え隠れする「変則的」なレストランといえるのでしょう。例えばその “ 味 ” のジャッジも、食す側に全面に委ねられているからこそ、トマトニョッキの味がガラりと変化したとはいえ、今まで経験したことのない驚愕的な “ Buono! ” が誕生するプレタの世界は、本当に、鳥肌が立つばかり。
しかしながら、あるひとつの冠において、紳士服飾史における「メゾン」というカテゴリーの “ 中 ” に存在しているにもかかわらず、 “ 外 ” に位置付けられているようにみえるのは、変則性がまるで感じられず、徹底して一貫されたコンセプトの元、製作/提供される内容が明確に感じられるためであり、それは過去のお洋服を視ましても、現在のお洋服を視ましてもやはりそのように思います。私ごときの一意見で誠に恐縮な次第ですが、それは【シェフ】と【食す側】の欲する/求める意図が、常に共鳴するからこそ、“ 一貫された ” と感じるのでしょうし、実際にも一貫されているのでしょうし、仮にもシェフが生え抜き入れ替わりしたとて、紳士服において僅かな迷いもなく、それはカルチャーが如実に反映されるものでも、大いに変貌を遂げうる変則的/柔軟な能力が備わっていたりするものでもないのかもしれませんが、それと引き換えに得た “ 一貫性 ” こそ、最大の食材であり、そしてそれはパレルモのレストランが提供するトマトニョッキではなく、正真正銘フランスはパリに構え続けるメゾンが仕立てた、お洋服で御座います。
徹底された上質の提供と、正統的な佇まいをもって。


Newarrival 80s Hermes cotton blouson





Newarrival 80s Hermes balmacaan coat
いずれも明日よりお披露目と致します。
それでは、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
SURR by LAILA 小林
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ショートコート又はハーフスタイルコート、総じて、此の1着の “ スポーツコート ” は、膨大なデータを照合させましてもヒットの予感すら叶わない、我々にとっては未踏地のエリア13、平たく言いまして初見の其れで御座いました。純粋に好奇心のアンテナが起立する瞬間でもあり、純粋に勉強不足が露呈する瞬間でも御座いまして、しかしながら、製作された年代やら大まかに表出されるステータスについては、実のところ合理的疑いを超えて有効であると示すに値する情報というのを十二分に認識しているわけでありますが、それ以上に、概念的にも実際的にも内包されている心核の部分、「一体なんのために」という核心につきましては、仮設,分析,検証を慎重に進めなければならず、それはここまで綴らせて頂いている通り、近しい種類あるいは同等の構成プログラムを具有したお洋服というのをまるで視たことがないという素朴で鮮明な理由による、まったく以って御恥ずかしい次第。

そのような種類のお洋服を、我々は “ ビスポーク ” と仮定し、テーラードにもカジュアルウェアにも属さず、目的性も視えない種類のお洋服を “ スポーツジャケット / コート ” と総称致しております。しかしながら本作に関しましては、ビスポークであると仮定し詳述することは叶いましても、推測から断定までの道のりがマラソンからスパルタと同じくらい距離が御座いますので、当然フィリッピデスのように一日で往復できるレヴェルのお話ではありませんが、いずれにしましても、そうであろうかと推測域を広げるに値する1着であるということを、どうぞ御含み置き頂けましたら幸いに思います。



初見の段階で、ズドン、と受けた強烈な衝撃は、初めてジーンズにウェストンのダブルソールを履き合わせた征服感に近しく、もしくは、ブローグシューズの魅力を全的に理解した幸福感に近く、あるいは、小田原温泉の帰り松琴楼の鰻を腹一杯頬張った充足感にも近い、具体例そのような感覚で御座いました。正統性や普遍性など見る影もなく、「皆様これがクラシカルで御座います」と声を大にして申し上げることも叶わない、“ モダン ” という性質に垂直的に帰結するほど、あまりにも近代的な実態で御座いまして、それはマストメソッドとは到底思えない “ デザイン ” されたようなステッチワーク、よく訓練されたようなコットンキャンバスに全面反抗するように位置付けられたメタリックバックル、採用されたラグランスリーブスが容易に想起させるハンティングというひとつの世界から驚くほどかけ離れた都会的なコンパクトフィッティング、故に成立したアームの見事な弓形。削りたてのペンシルで丁寧に描かれた鮮度の良い図面から飛び出したばかりのプロトタイプのように新鮮、しかしながら既に完成された技、テクニック、手技、技術、驚くほどに技巧的な数々。そしてシンメトリー美学を物語る構成にもかかわらず、左中央に装着されたシルバーチェーンは本作が製作されてから約20年後に取り付けられた懐中時計を装備するためのツール。初代オーナー様、もしくは2代目主人の実践的な施し。






80年代以降の積み上げ方が専門的にまるで意図的に起こされたようにクロノロジカルから完全に乖離したその様子は、正直なところ、木の枝と山道に転がる自然材料で見事なコンテンポラリアートを創り上げる一例に極めて近い、そう申し上げても偶さか大袈裟ではないほど、戻るべく適切な表現、視覚的実態以上に、何より決定的に、 “ モダン ” そのもので御座います。

New arrival 30s France sport canvas coat with 50s silver chain.
「一体なんのために」という核心につきましては、各要素を潜考,解読するにあたり、あるいは消去法という術を用いながら検分した上で、抽象的表現にて誠に恐れ入りますが、“ 仏紳士に向けて仕立てられたインフォーマル用の外套 ” 詰まるところ、“ スポーツコート ” で御座います。
SURR by LAILA 小林
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Hors d’oeuvre

Soup


Main dish -fish-

Main dish -meat-

Dessert


M E N U
Hors d’oeuvre 【1962s British 9K pure gold wave ring】
Soup 【1941s British 9K pure gold signet rings】
Main dish -fish- 【1947s British 18K pure gold &diamond CC ring】
Main dish -meat- 【20s British 9K pure gold & diamond wide ring】
Dessert 【1994s British 9K pure pink gold plain ring】
SURR by LAILA 小林
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例えばリネンという繊維または織物の起源を可能な限り辿ってまいりますと「古代エジプト」という歴史が顔を出しますが、紀元前8000年頃には原料の亜麻が確認され、紀元前3500年頃のエジプトの交易品の中には金やら銀やら陶器やらと混じって、織物として成立した「リネン」が実際的に用意されていたそう。現時点で最古の織物としてエジプト初期王朝時代のリネン製のドレスが出土したり、ミイラに使われる布こそリネンだったり。
いつぞや、紀元前2875年製のエジプト産リネンコート、などご紹介する日もあるやもしれませんが、そこはご安心ください。そんなもの発掘しようものならミュージアムクラス以上に国有資産になり得るレヴェル。そもそも直ちに地球へ還りそうな超自然繊維でできたコートなど、日常的にどうぞ、などと皆様にご紹介するわけにはまいりません。恒久的思考性が人一倍強いわたくしにとっては特に。しかしながら、しかしながらも、事実出土したからこそ歴史が明快に明かされていくわけではありますが、少なくともわたくしは歴史の探求や解明より、そのリネンというお素材/繊維/織物の “ 生命力 ” が(それはもう明快に)証明された瞬間こそ、歓喜に満ち溢れるべきでしょうと思うわけです(考古学者の皆様申し訳ありません)。そうなると今度はリネンというお素材/繊維/織物についての探求心を垂直的に降ろしたくなり、日本麻紡績協会なるオフィシャル集団に問い合わせを致しましたところ、ご多忙なご様子でてんで取り合っては頂けず、渋々と今現在エジプトのお話から綴らせて頂いているわけであります(日本麻紡績協会の皆様申し訳ありません)

なんともリアリティのない文頭からご紹介に至りました「リネン」について、端的にも “ タフネス ” というワードで内包したい心持ち。わたくしからお素材自体の魅力を端から端まで逐一箇条書きを致さずとも、よりディープに、よりワイドに、ファッションをお楽しみ頂いている皆様にとっては欠伸がとまらない内容になると十二分に心得ております故、そんな「リネン」を用いたメインコレクションレーヴェルの素晴らしき作品を一例とし、誠に勝手ながら本日はご紹介させて頂きたいと存じます。




そもそもとして、メインコレクションレーヴェルの素晴らしき一品というものをご紹介するにあたり、質素で簡潔的なお素材に対するボタンがetc、とか、正確無比な縫製はまるでリバーシブルのようです、とか、お素材以外のポイントこそ、つまりそれは、そうか、なるほど、と限りなくロジカルな具体的要素こそ、素晴らしき一品たる所以とご納得頂けるものと存じますが、そんな合理的なオペレーションより、初見で圧倒された純粋無垢な「素材力」を、とてもリアルに、とてもクリアに、お伝えしなかればならない使命感に近い想い、それは今シーズンこのタイミングに偶発的にも様々なお国/年代/種類の「リネン」が肩を並べている店内空間において、あるいは、イタリアとファッションを突き合わせた際に自然発生するいくつもの魅力的要素のうち、“ 素材 ” というキーワードも避けては通れないファクターであり、あるからこそ、別国にはアイリッシュリネンと世界最高峰の質が存在する中で、例えば素晴らしき一例のようなこの硬質無垢であり其れはまるでエクトプラズマのように色気すら漂う洋服であるがための「リネン」であり、驚くことにエクトプラズマのように色気すら漂う洋服であるがためのリネンは、肌に接触する “ 内側 ” に縫い付けられたシステムであり、硬質無垢そのものと云えるリネンをメインファブリックに任命した皮肉と紙一重の術は、決してスポイルではなく、人前に出るのに何かを着なくてはいけないから仕方なく服を着るベクトルも、服装に敬意を払う教えも、休日の午後にファッションを愉しむ単純明快な嗜好すら叶う、万能無敵な1着に見事に昇華された、やはりメインコレクションレーヴェルに相応しい一品で御座いました。

ごく、控えめに申し上げましても。

Newarrival 80s Giorgio Armani pure linen blouson
カジュアルレーヴェルが恐ろしいほどの “ 質 ” を具有するイタリ本国のビックメゾン中で、こうして実際にメインコレクションピースを目の前にしますと、この手のブルゾンの相場は決まりきってるだろう、何が目的かわかってるよと言わんばかりの束を連ねる少年のように、ただ、ただ、直向きで嘘のない “ 自信 ” が顕示され、両面が “ タフネス ” なリネンというお素材で表現されている具体性と、それを驚くほど丁寧に丁重に縫製されている具体性は、安易かつ抽象的な表現にて誠に恐れ入りますが、made in Italyをまるで見事に象徴した一品であると、弊店からも自信をもってお勧めを致します。
恒久的思考性が人一倍強い、わたくしからは特に。
SURR by LAILA 小林
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古きを知り新しきを産み続けたモードの帝王ムッシュによる作品は、昨年 LAILA VINTAGE の Yves Saint-Laurent Archives にて多数御披露目させて頂きまして、それは私にとって大変に感慨深い喜びに満ち溢れた催しでしたが、それと同時に思い起こされる胸に秘め続けた願いの一つは、ムッシュが創る男性のためのプレタポルテアプローチとの出逢いでして、氏が手掛けた作品のほとんど, 言うなれば 99.9% が女性のための品々であり、そもそも数年前のとある一着との出逢いまで男性のためのプレタポルテアプローチの存在を考えたことがないほどに、言ってしまえば願うことそのものが野暮なほどの確率であるというのが ” メゾンヴィンテージの世界 ” の一面なのですが、しかしながら存在を知ってしまった限り願わずにはいられないものの、例えお金を積もうと時間をかけようとそもそも叶わない想いゆえ、旅の度に現実を突きつけられざるを得ません。
本当に本当に、お金を積めば良いというわけではなく時間をかければ良いというわけでもない、ある種神のみぞ知る出逢い。それはムッシュの作品に限らず私にとってヴィンテージにおいての究極的に厳しい現実であり、かつこの生業を続けている最も大きな要素でもあるという単純明快かつ圧倒的な求心力を誇る麻薬のように甘美で妖艶な両刀論法です。
そして出逢えた本品は、紳士性を余すことなく備えていながらそれらに極上のアレンジを加えるムッシュの、帝王たるプレタポルテアプローチが施された逸品。私個人にとって最も尊敬する, 好きなデザイナーゆえ多大なる私的感情を含む表現で恐れ入りますが、” 王の風格 ” たる一着をここに記させて頂きます。






深く延長されたネックの V ライン。ステッチそのもののピッチとステッチ同士の距離。創造的なガンフラップ。上品過ぎるほどのボタン。極めて微細に拡大されたベルトやベルトループ。糸の細さを洗練させたテクスチャー。ムッシュならではプレタポルテアプローチに関しましては、こちらでの読み解きは以上と致します。 ” 各所、従来の基盤的に沿いつつ圧倒的なまでに絶妙な感性を注ぎ込むことによって表現される、伝統的かつ正統的で、何よりモードな出で立ち ” という言葉では安っぽくなってしまうほどの, どんな言葉を用いても表現しきれないほどに圧倒的な帝王による真のデザイン, 真のモード, 真の個を実物にて皆様方の五感で読み解いて頂けましたら幸いです。

mid70s Yves Saint Laurent, trench coat
SURR by LAILA 福留
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先日より封切りと致しましたS/Sフルコレクション。
初日からお越しくださったお客様、遠方より足をお運び下さった方、1点1点じっくり御賢察の程を頂き、素直にも嬉しく思うひとときで御座いました。拙い表現にて大変僭越ながら、この場を借りまして御礼の言葉とさせて頂きます。
皆様、本当に有難う御座います。
今シーズンの勝手ながらのテーマと、引き続き、ひとりの男性に向けたエントリーを弊店一同、精一杯努めますので、今後ともご愛顧の程を何卒宜しくお願い申し上げます。

店内の9割近くの商品が入れ替わる瑞々しい空間において、さて一体なにからご紹介しようかと頭を捏ね回すのは週の明け方、起床した瞬間からでありまして、歯を磨き、シャツを選び、シューレースを力強く結び、鈴の音を鳴らせながら弊店の重たいドアを開ける瞬間まで決着がつかない始末。捏ねくり回した頭の中身を空にするべく、タイを結び、身嗜みを整え、昼飯のイメージを浮かばせますが、最近は専らササミ肉のみ。考えるのはササミとの付け合わせ。肉体的で健康的なトレーニングに励む最近について、毎日ササミを食べなよ、とドックブリーダーのお客様からのご教授。いやいや水泳が良いよ、と今度は自称プロスイマーのお客様。泳げない私は、先ずはササミだと精を出しているわけです。しかしながら一体どれほどの質のササミをそれほどの量を摂取しなければならないのか、そもそも一体いつまで昼飯にササミが続くものかと、気がつけば頭を捏ね回す始末。考え出したらきりがない領域と見切りをつけ、付け合わせも味違いのスモークササミ。無心でササミを食らう昼時。それはまるで犬のように。

今シーズン此のタイミングに際しまして、ブルゾン、若しくはスポーツジャケットというものが凄く充実しております。丁寧な縫製とまるでテーラードのような前振りを有したイタリカジュアルレーベル、皆様探されてる方も多い印象のレッドカラー、サイクリングメーカーがエントリーするサイクリングジャケット、パーソナルカスタムされた英国のハイキングジャケット。そしてここ数日、お似合いになられそうなお客様へご紹介する機会が最も多かった1着であり、私自身、最も感銘を受けた1着であり、なにより生地メーカーから発展した素晴らしき例の1着である、其の1着。結局のところ、偶発的な機会とタイミングと頭をクリアにしたとき実は心の隅に存在しているそんな1着が、シャッターを切る行為に繋がるものなのでしょう。と、文頭7行以外は長くつまらない独り言で御座いますが、そんな1着のブルゾンを本日はご紹介したいと思いますので、どうぞソファーとウイスキーでお寛ぎ頂きながら、お暇つぶしにでもなり得ましたら光栄に思います。

「生地メーカーから発展した」という内容で第一に思い当たるは、ビックメゾンにファブリック供給をするパイプを保有したスーツやテーラリングでご周知されてる某メゾンで御座いましょうが(その1着も新作からご用意が御座いますので追い追いじっくりと)その影に隠れながらも1800年後期より家族経営のシステムを維持し続け、とあるお素材に莫大な熱量を注いだ半世紀。1950年代頃に三代目の主人が、様々な機会を得た後、生地メーカーからお洋服の生産へとブランド化した契機が御座いまして、21世紀に突入するタイミングと同刻、グローバルに拡散するブランディングへと段階を踏む運びとなってまいりますが、そんなことよりお話ししたいのは三代目の主人の息がかかった20世紀末までの素晴らしき時代を、偏にヴィンテージと呼ばせて頂くならば、80年代にイタリの地で丁寧に縫われたその1着と、創業初期から莫大な熱量を注いだ恐ろしいほど上質な「綿」というお素材。

生地メーカーであった創業当時、一貫して織られていたファブリックこそ「綿」で御座いました。コットン。正確に統一された上質なコットンは、餅は餅屋の原理とまるで同じように専門的なコットンであるでしょうし、“ 其の専門的なコットンがまさに此れであると ”、感銘を受けた理由の大部分で御座いました。“ 織り ” から “ 完成 ” まで一貫して統一/制御する行いも含めて。

シルクをふんだんに織り混ぜたようなしなやかさと、圧倒的なとろみ。辞書を2000ページ捲ったところで擦り切れるのは指紋のみ。「しなやかさ」と「とろみ」。誠に恐縮ながら、これ以上ない的確な表現であるように思います。


リバーシブルとよく聞く魅力的なシステムは、どの角度からどのように解釈してもやはり魅力的なシステムであり、魅力的なシステムであるが故、より習慣的なベクトルで向き合ってしまうのは私の癖。そうなるとファッションどうこう、おしゃれなスタイリングやら無下にしてしまう悪い癖でもありまして、それは両面のステータスをきちんと理解することから始まりますが、困ったことにどちらも「しなやかさ」と「とろみ」を備えたコットン地。残すのはミルキーなベージュ(以後、ミルク)と落ち着きのあるネイヴィチェック(以後、ネイヴィ)というカラーテキスタイルの差異。この場合、習慣的/日常に沿わせるベクトルのみを向けるその悪い癖が発動し、昼はミルク、夜はネイヴィの切り替えルールを設けたり。いつも同じトラウザーだったり。同じジーンズだったり。
まるで青山のお洋服販売員にはあるまじき内容でしょう。ささみどころでは御座いません。
皆様はどうかファッションとしてもお楽しみを頂けましたら。
今シーズンの裏テーマは「服を楽しむ/ファッションを楽しむ」でありますので。

early50s Levis 503XX with leather patch
冬季オリンピックやら竜王戦やらホットな話題が尽きない夜に、是非とも。

Newarrival 80s Cerruti cotton reversible blouson
イタリを象徴するファブリックメーカーの伝統性と発展性。
宜しければ。
SURR by LAILA 小林
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イタリアという国が, 文化が培ってきた技術力や表現力や実現力や楽しさや喜びなど全ての ” 力 ” が存分に用いられた一着は、トムフォード氏による Gucci クリエイションを語るうえで決して欠かすことのできない圧倒的な存在であり、そして SURR において、ひいては 弊社 LAILA Co.,Ltd においても重要な存在であると私は感じています。
モードとは何たるや。デザインとは何たるや。を折に触れ夢想致しますが、現段階で私にとってのそれは ” 一着の服としての立ち位置 ” と考えております。プレタポルテ発足以前のモード聡明期からすでに 何かをお手本としデザインを, スタイルを生み出す という伝承性は存在しておりまして、その認識は完全なるオリジナルの存在の可能性を否定するのではなく、何かをお手本とする行為そのものを肯定しているのですが、重要なのは何かをお手本に生み出されたとしても、そのお手本とは別の良質な, 上質な一つとしてその一着が “ 独立して存在すべき立ち位置を見出せるか否か ” が極めて重要ではないか、と。A というヴィンテージをお手本に α という一着が生まれた時に “ これだったら α ではなくオリジナルの A で良い ” ではなく、α にも A にもそれぞれの特性と魅力を感じられるようでなければモードとは呼べない, デザインとは呼べない, 生み出したとは言えないのではないか、と。

60 – 70 年代に生じた文化的な流れによって後のファッションとスタイルに明確なる影響を与えたレザーカルチャーの中でも圧倒的な存在感を誇る East West Musical Instruments Campany。音楽という煩悩に本能的に則ったからこそ、そしてその時代だったからこそ生まれることができた研ぎ澄まされ過ぎている独創性に富み過ぎている装飾哲学が今なお圧倒的な存在感を発揮し続ける同社においての名作的モデルの一つが、本品のお手本となりました。
端的に申し上げますと、その成り立ちはお手本のそれをそのまま踏襲しております。しかしながら Gucci というイタリアンモードが誇るレザークオリティ、構築技術や仕上げやパーツ一つに至るまでがお手本のそれとは全く異なる完全なまでに独立した上質という名の光を発しており、更にトムフォード氏によるお手本に敬意を払ったうえでの繊細ながら確実な微調整が施されたパターンメイクとフィッティングバランスによる成り立ちはまさしく、前述した A と α における後者の関係性そのもの。古きを知り新しきを提案し続けたトムフォード氏による Gucci クリエイションの真髄とも言えるこちらの大将軍的名作を御紹介させて頂くこの機会は、モードやハイファッションと並列してヴィンテージやアンティークを捉え続けてきた弊社にとって、元より East West Musical Instruments Campany との出逢いが設立のきっかけの一つとなった弊社にとって、いうなれば大願成就の一つでございます。




04s Gucci by Tom Ford, East West Musical Instruments Company’s ” Smoke ” style leather jacket
SURR by LAILA 福留
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2018 Spring/Summer full collections
2/17(土)12:00 〜
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
SURR by LAILA 小林
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2018 SPRING / SUMMER におきましては一つの国に焦点を当て編集させて頂こうと思います。近隣諸国の様々を取り入れ、更に独自性と独創性に富んだ発展を遂げてきた文化的側面、男性におけるモードにおいてのそれはもちろんのこと最もお伝えしたいのは、最もお伝えしたいにも関わらず不定形で恐れ入りますが、その “ 空気 ” です。
最先端を追及する技術面や古き良き上質を伝承する技術面など、男性性特有であり必須な要素であるお堅さ ( =強さ ) はもちろん在りながらも、空気や風のように漂い決して消し去ることの出来ない明るさや楽しさ。それは色合いであったり装飾であったり、時に視認できない背景であったりと様々ですが、真偽不明な古き逸話の一つ 『 とある部隊が敵陣で野営しているにも関わらず、美味しい晩御飯が食べたいがために火を焚いて、その煙で敵部隊に見つかってしまう 』 が現わすような底知れぬ “ 粋さ ” が、ファッションにおいての個のみならず人生そのものの個を上質に楽しむ “ 心意気 ” が私にとって最大の魅力。つきまして 2018 SPRING / SUMMER の題目は イタリアの風 とさせて頂きます。

私はもっと皆様にファッションを楽しんで頂きたい。もちろん既に御存分なことと思いますが、もっともっともっともっと楽しんで頂きたい。この想いを改めて強く自覚した時、そしてとある日に親愛なる妹に会った際 “ そういえばお兄ちゃんは昔、私の同級生からイタリア人って言われていたよね ” という奇妙奇天烈な想い出話を聞いた時に、数年構想を続けてきたイタリアの風を発信させて頂く決心に至りました。
それでは 2018 S/S イタリアの風
2018年2月17日 ( 土 ) より、宜しくお願い申し上げます。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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C.P COMPANYの設立から約8年後、たったひとりの男をメインパーソンとして起動した新レーヴェルは、材質や繊維研究、革新的な素材開発に臨むベクトルを軸に始動されたもので御座いました。
所謂、副次的なセカンドラインに位置するのでしょうが、MissoniといいGiorgio Armaniといい、その国のスポーツレーヴェルは恐ろしく質が高いという客観的事実を備えた “ 特有性 ” と表現しても差し支えない内容と認識致しておりまして、それは本日ご紹介に至る、もうひとつの【New Member】でこそ、証明される内容であると信じております。

シャッターを切りながら、大切に袖を通しながら同時に心に落ちてきた想いは、エポックメイキングなテクスチャー、前衛的だとか、未知の体験だとか、ゆえに感じるはずのファッションとしての愉しさ、それらが脳裏に過ぎるよりも真っ先に実感した、純粋無垢な “ 快適性 ” 。その開発された特殊素材や繊維レヴェルがまっすぐに向けられている単純明快な目的、メインデザイナーの強力な意図、製作チームの総意。
そして無機質かつ無生命な性質に相反する鮮やかなカラーテキスタイル。上質なコットンに乗せられた瑞々しいアズーリブルー。幾重にウォッシュを施されたナイロンには美しいビリジアン。簡潔的なセーターには街によく馴染むシャーベットグリーン。中枢のポジションに君臨したMassimo Osti氏ならではの美しき選定色ですが、其処には純粋な質の高さと同立する、その国ならではの “ 特有性 ” が充満している印象で御座います。検分を続ける過程において明確に浮かび、魅力として枝分かれするいくつもの存在しうる実態のひとつ、「開発力」そして、「色」。無機質な強靭さと、後者が丁寧に表現されることにより迸る、強い生命感。
それはアナーキーかつ混沌とした内容では決してなく、むしろ、完璧なまでの計算式と数列、実験を繰り返し精査され、規則的に統制された種類のものでしょう。
最後に、この機会にエントリーが叶いましたことを心より嬉しく思う次第です。

【Stone Island】











New member for 2018S/S Pre collections 80s〜early00s Stone Island
2018S/S Pre collections
2/10(土)12:00〜 お披露目
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
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男性服飾史における、とあるひとつの世界。
例えば “ テーラード ” という区分を軸に検討しましても根幹のひとつとして挙げられる英国とは一線横にあるレールでしょうし、それを “ ファッション ” とまで拡大検討しましても、少なからず独自の解釈論とある種のバイブルを添えて文化的発展を密に遂げてきた唯一無二の国でしょう。2期にわたり「原点回帰」を模索した道中、限りなく広いこの実世界において、少量ながら精査を続けた其のひとつの世界/内容は、1点、また1点と検分するたびに我々の心を掴み離さず、確実に日常を侵食していくある種の手応えに近い感動で御座いました。

意識を傾注させ続けた着地点として浮上した2つの【New Member】
2日間に渡りご紹介できればと思いますが、“ 新たな風 ” として我々の中に吹き続けている其の世界においては、方程式として成り立つ「印象」または想起させる「イメージ」が唯一ではない、という自由度の高さと、あるいは検分を続ける過程において明確に浮かび、魅力として枝分かれするいくつもの存在しうる実態。
その内のひとつ「開発力」が全的に表出した素晴らしき世界観。

生地開発ひとつにしましても、開発する目的として捉えられた圧倒的な “ 強さ ” と “ 習慣性 ”
それらは時にファッションとしての其れ等であり、男性としての其れ等でありますが、いずれにしても革新的技術と、技巧的で効果的な全貌は、強烈なリアリティが表出した素晴らしいお洋服で御座います。


身体にどこまでも追随し、形状を更新していく硬質なリネン。水に対する耐水性と純粋な強度を獲得させるため柔軟なコットンに施された技法/加工。しかしながら引き算の可能性を追求した控えめな選定や、質素で簡潔的な具合。約3万点ものバイブルから揺り起こされ、時にレースドライバーを虜にし、時にアーティストを魅了した其れ等の実態は、恐ろしく実用性に富み、限りなく機能的であり、何より強力な実行力を備えた都会的で現実的な衣類であり、同時に此れは紛れもなく “ 道具 ” であると錯覚する純粋無垢な資質。

時に瑞々しく、

恐ろしく恒久的。

“ 前身 ” として事実目の前に実在するプロトタイプ。

ヴェンタイルの塊。


New member for 2018S/S Pre collections 80s〜early00s C.P COMPANY
2018S/S Pre collections
2/10(土)12:00〜 お披露目
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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原点回帰という題目で 2 期にわたって我々にとってのヴィンテージを表させて頂きましたが、例によって節目が近づいてまいりましたので題目を改めさせて頂こうと思います。その新たな風は数年前から吹いていたと共に遥か昔から私の中に在ったのですが、原点に立ち返った今だからこそしっかりと向き合えるように想い、発信を決断させて頂きました。
プレタポルテ以前から続く圧倒的な文化的発展とそれに伴う数多の選択肢を有する女性のためのファッションとは相反して限定された男性の世界は、限定されているからこそ濃密かつ研ぎ澄まされた洗練性と不変性が魅力に一つであり、それら縦に太く受け継がれてきた世界をヴィンテージで表現するのが SURR のそもそもの根幹ではありますが、各国を旅する道中で感じた一つの明瞭な可能性が、そういえばそもそも私の寵愛する世界であり私自身の個であったことがこの度の風の吹き始めでして、それをじっくりと精査したうえで来期を迎えられることを心から嬉しく思います。
一つの文化における時に純粋に上質で, 時に独自の発展性で, 時に圧倒的な開発力で, 時に絶対的な才能で、何より特出した色気を有する SURR にとってのこの度の新たな風は、身体を包むうえでの圧倒的な充足感と手元に置いて圧倒的にしかるべきな存在価値を発してくれることと信じております。


まずはプレコレクションにて独自の発展性を編集させて頂きます。近日お披露目。
SURR by LAILA 福留
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日々を過ごす中で、自身にとって必要な品々がじっくりと集まってゆくことには言い知れぬ充足感があります。こと服においては、不変的なワードローブが増えるのはもちろんのこと、時にそれ以上の喜びの一つが “ 有りそうで無い良い服 ” との出逢い。なにをもって “ 有りそうで無い ” とするか、またなにをもって “ 良い服 ” とするかはお人によることと思いますが、この度御推奨する一着は私にとってまさしくその出逢いの一つ。

ラベルや背景のみで品々を判断することはありませんが、ある種の一定を越えるとラベルを背負っている=その看板に相応しい品という等式に当てはめることが出来るのではないでしょうか。 “ Belstaff ” という看板を目にするとまずモーターサイクルの分野を連想される方もいらっしゃることと思いますが、名だたる選手や冒険家, 飛行士を魅了し、時に英国そのものと密接に関わりながら開発と発展を繰り広げてきたゆえにその認識に至ってしかるべきなのも一つの事実であると同時に、ヴィンテージにおいて、特に濃密な英国文化のヴィンテージにおいては極めて稀に “ それ以外 ” のベルスタッフに出逢える可能性がゼロではないのも一つの事実。
しかしながらその機会は極めてを極めるほどに稀であるがゆえ、沢山の方々に広く御認識頂くことは、きっと今後も難しいのではないかと思います。
本品はモーターサイクルやパイロットなど、あえて分野を限定させず、幅広いアクティヴカルチャーへの適用を目的とした一着。言うなれば日常着に近しいそれを弊店では総合して “ スポーツジャケット ” と称しております。前述の通り明確な意図と重要性の高い目的をもって開発を続けてきたベルスタッフであり、その看板という名のラベルを首の後ろに背負っているからこそのスタイルへの, 生地への, 設計への探求心は、半世紀以上の長きを経ていたとて決して色褪せることなく、ましてや現代では一層顕著に “ 一着の服としての完成度 ” を御体感頂けることと信じております。

一見すると何の変哲もないカジュアル衣類に分類されるほどに少ない要素と装飾。まるで “ 塩少々のみな味付け ” のごときですが、要素が揃っていればそれが一番なことは皆様御認識の通り。一切の癖がない着用時の研ぎ澄まされた洗練性を備えながらも、その無垢なスタイルと相反する高い防寒性。そしてコートでもブルゾンでもテーラードジャケットでもない、一見何の変哲がないながら、どこかに属しそうで絶妙にどこにも属さない無機質性。これが私にとって “ 有りそうで無い服 ” 。

その無機質性の大きな一端を担う耐久性と万能性を兼ね備えたコットンクロス。そして無機質性を根本から支える英国ならではの男性的な強さとしなやかさを両立させるテーラーのパターンメイク。肩に心地良く乗るフィット感と可動域の広さ、360° で発揮するフォルムの洗練性など、目視できる仰々しいアイキャッチ/デザインではなく、実際に御着用頂く日常において、そして御愛用頂く時間においてで徐々に御体感頂ける密やかかつ確かにこれら設計の要素こそ、私にとって “ 良い服 ” の証です。

60s Belstaff, sports jacket
思い入れのある一着ですので、じっくりと御紹介でき嬉しいです。皆様方が皆様にとっての “ 有りそうで無い服 ” や皆様独自の “ 良い服 ” と今後も出逢えることを心からお祈り申し上げます。
SURR by LAILA 福留
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どれほど悲観的に検察しましてもマイナス点がどうも見当たらないスペシャルピースは、僭越ながらも、わたくしが2017年11月に出逢った瞬間から改めてシャッターを切ったつい今しがた、それは困ったことに、キーボードをタイプしている今まさにこの瞬間もずっと、完全に心を奪われている1着であるということから、あるという理由のみで、本日から2日間に渡る「Recommended」の前半戦とさせて頂こうと思っております。
そして出来る事ならば、本日はより端的に、そして要を得たご紹介となりますことを、わたくし自身祈りながら早速参りたいと思います。

其れは「コート」で御座います。
そして此のコートを仕立てたのが「Missoni」で御座います。
さらに其のMissoniから1970年代に世に送り出された本作は、最高級プレタポルテラインを意味する「UOMO」という冠を、形式的に有したコートで御座います。
先ずは、ご承知置きの程を。

生産域が大いに拡大される前、1970年代、紳士服飾史においては圧倒的に出逢いが叶わない(今となっては)当時のメゾンピースやらデザイナー/表現者を介したお洋服は、当時でこそ、少なからず女性のため存在していた世界で御座います故、当然ながら並立視点にて生産ラインが築き上げられる80年代以降とは明瞭なる差が御座いますが、その明瞭なる差のひとつが “ 数 ” 。驚くほど少ない。そのうえ紳士服となりますと、上文の通り、驚愕的に出逢いが叶わない種類にもので御座いましょう。それは純粋にも弊店に足りぬ運も、力足りずな部分も当然あると自負が御座いますが、その努力値を差し引いたとしましても、やはり極めて困難な実情。其の道のコレクターが商業的ベクトルを持たずにコレクティブに収集する領域も少なからず御座いますので、頭を下げるどころか腰を折る回数も年々増すばかり。
上記377文字は「だからとても希少である」を説明した情報に過ぎませんので、こちらはどうぞ、お含み置きの程を。
そして其の1970年代にMissoniからに世に送り出された本作は、最高級プレタポルテラインを意味する「UOMO」という冠を形式的に有したコートで御座いますが、そもそも形式的にとどまらず、コートとして実際的であるか否か、これが重要であるように思いますし、事実、それが何より重要でしょう。

『生地』

『釦』

『裏地』
以上、3つの要素は、わたくしの目に魅力的に映った具体的項目。
古来より人類や生物の存続の危機となる “ 寒期 ” をより安全に、より快適に過ごすという目的を早くも達成することとなった此の『生地』は、極めて質の良い毛布のように肉厚で柔軟、英国の伝統の其れのように織り合いの密が濃く、水分を吸わせようが湿気を吸わせようがベッドに放り投げようが着脱を1万回繰り返そうがまるで歯が立たないほど頑丈であることを想起させる、事実上の厚さ。白亜紀の森の中でも北青山からキャットストリートへ抜ける裏道でも存続の危機を回避できる資質。兎にも角にも屈強なフィジカルを有した生地で御座いますが、何より素晴らしいのが習慣性を見事に実現させている事。その明快な事由として、詳述の通り生地の厚さですが、ゆえに物語る “ 重さ ” が、想像しうるレヴェルの遥か先を往くほど現実的な “ 重さ ” であり、故に実現する “ 軽さ ” 。そのうえ、丁寧に削り出され、規則的に磨かれた上質なウッド釦は、驚くほど指馴染みが良く、限定的な年代のみ織られていた『裏地』は、実際以上にサイコティックでエレガントな要素を孕んでおりますが、それ以前にも暖を確保するうえで決定的な効果を発揮。

正面に大きく設置されたハンドウォームポケットは、ポケットとしての純粋な役割を披露。
新規開発され世に送り出されるタブレットは、年々と巨大化。
このような最新機種でも難なく収納が可能。
現実的には愛読書を。


男性特有のフィッティングルールがまるで通用しない内容こそ、Missoniが兼ねてより提案するオリジナリティ。すべてを抱擁するほど余白を贅沢に残したフィッティングバランス。只の大きいコートではない明確性は丸みと柔らかさを強調するクラシカルなアームパターン。抑制されたショートスタイル。

なにより、暖かい。

70s Missoni oversized wool coat
意より、お勧めを致します。
SURR by LAILA 小林
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生産環境がより整頓された1950年代フランス。ワークウェアという区分でさえも、皆が皆、木を切り倒すわけではないしょうし、無我夢中で絵を描くわけでもないしょうが、身なりをきちんと整える内容を職とする彼らのために仕立てられる “ 上着 ” も、当然ながら点在していたと予想することは、ファッションという世界でなくとも想像しうる事と存じます。


日常的にテーラードを着る上で、快適性なるものを求めるのは至極当然。動きやすさではなく、立ち姿の美しさを限りなく追求した英国の其れらとはまた一線横にある内容でしょう。そりゃそうです、そもそもが「ワークウェア」というから、立ち姿の美しさを添える衣類など役に立つはずがないでしょう。つまりは、ビスポークレヴェルの具体性を用いずとも、動きやすくて、丈夫、そのうえ、きちんと見えるテーラードスタイルである “ 上着 ” 。其れは当時、一部の彼らにとって必要な衣類だったでしょうし、必要とされるべき種類の衣類なのでしょう。
然るに、出土された其の必要とされるべき “ 上着 ” が、カジュアル度数が高い4つ釦となりますと、必然的に意識が傾注する始末。
生産環境がより整頓された1950年代フランス、素晴らしき時代。


時を現在に戻しまして、動きやすくて、丈夫、そのうえ、きちんと見えるテーラードスタイルである “ 上着 ” をいざ探すとなると、世の中よく出来たもの。適度なものが見つからない。欲するものを探すと見つからない。おそらくそのようなシステムになっているのでしょう。磁場とか、宇宙に神秘とか、その類の。
この場合、当て嵌める条件の中で、“ 動きやすくて、丈夫 ” というのが鬼門になるのでしょうが、やはりそこでいとも簡単に解決してくれる区分がワークウェアでしょうし、“ きちんと見える ” を解決してくれる内容こそ、随一フレンチワークなのでしょう。
しかしながら “ テーラードスタイルである上着 ” そのうえ4つ釦という限定性を加味しますと、磁場とか、宇宙に神秘のせいにせざるを得ない内容でしょうが、それはツチノコを捜索するような種類の希少性ではなく、あくまで存在しうるシステムの話。
ともあれ、AをA的に理解する美しさのように、ワークウェアをワークウェア的に理解し、自身の習慣性のもと向き合った際、どんな職種であろうと短い人生において必要なミルクチョコレートとミントガム、道に迷っときの質の良いコンパス、文庫本が気持ちよく収まる収納力と、それを現実的に可能にする計4つのポケットの内、わざわざフラップが設置されたチェストポケットには、失くしたら困る週末のゲームチケット。

動きやすくて、丈夫、そのうえ、きちんと見えるテーラードスタイルであり、日常的な4つ釦で、ミルクチョコレートとミントガム、道に迷っときの質の良いコンパス、文庫本が気持ちよく収まる力を有した “ 上着 ” である其の1着、が、結局は想起させるきっかけとなりましたが、キャラクターに上手に昇華されたフレンチブルーほど魅力的な色はないと今一度考えさせられた次第。
柔らかく肌馴染みの良いお素材に合わせたしっかりとした羊毛のセーターは気持ちよく馴染み、それがスチールブルーであれば文句のつけようもなく。

50s France tailored cotton work jacket
磁場とか、宇宙に神秘とか感じる前に、どうぞ、北青山3丁目まで。
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Newarrival.
60s HERMES
“ 24 faubourg Saint Honoré PARIS ”
SURR by LAILA 福留
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1月27日 ( 土 ) 12:00より御披露目。
なお、こちらはお問い合わせ段階での御予約受領をお応え致しかねる一品となります。
弊店の取り扱いは全て1点ものとなり、これまでの御提案で光栄にも幾度がお問い合わせが重複したことから、誠に勝手ながら稀にこのような状況を付与させて頂いておりますこと、御了承お願い申し上げます。
引き続き常に皆様の御来店を心よりお待ち申し上げております。
SURR by LAILA 福留 小林
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これもまたタイムリーな内容と感じますが「だから今」というエントリーでもなく、偶発的なタイミングと出逢いゆえに、嬉しくもあり、ひとりのファッションが好きな男として純粋な思いで楽しくもあり、アドレナリンが通常時の2.5倍程放出しているそんなこの頃。
アントワープ出身者で歴史に名を残した数名の内、今、この瞬間までクリエイションを継続している/又は冠を継続している人物は、記憶が正しければ彼ひとりでしょう。弊店ではクリエイションが開始された90年代初期〜の作品を中心に検分しておりますが、当時のクリエイションであれば端から端まで、というわけでは当然になく、彼の息と手がかかった作品であったとしましても、そうでないバイブル的存在の1着としましても、男性にとってのスタイルを向上させるに適切な衣類であるかどうか、これは少なからず重要項目のひとつとしてフィルターを用意して御座います。ここでいう「スタイル」とは身体のラインやプロポーションではなく、長い人生においてその方本来の個性と、一般的にも弊店なりにも共通する理想の男性像に添える「スタイル」で御座いまして、そこに合致するか否かというのは目の前の1着と向き合う上では大切にさせて頂いている想いのひとつで御座います。
逸れたお話を戻しまして、彼の作品のうち、弊店なりにご提案したい「スタイル」に合致する衣類の大半を占める例えばのステージが「ニット」。
90年代初期頃「タフな靴ならウェストン」のような相互関係を世にスプリードした素晴らしい内容で御座いました。かたや現代のニットプロダクトも高い評価を得ている区分であるのはご周知の通りと存じますが、当時彼が構成する内容ではやはり中心的なポジションを獲得しており、それは「だから今」というエントリーでは決してない、時間を吸収し続けるほど質の高いセーターとして昇華されていく完成度の高さと、それを据えて可能にした当時の生産環境、ハンドニッティングのような始末とフィニッシュ。着用と洗いと乾燥を重ねる度に生じる “ 歪み ” は、マイナスポイントとして捉えるほうが困難なほど魅力的な “ 歪み ” であり、ゆえに着用者に添うセーターとして完成されていく過程、身体を包み込む手編みのような独特のフィッティングバランス、交互に編み施された特有のテキスタイル、毛玉など恐れないデューティーな仕上がり。それはニッターから直接提供されたような贅沢な内容であり、何かの拍子にネームプレートが外れてしまったとしても実際的な内容のみが残り続ける素晴らしい編み物で御座います。

90s Dries Van Noten alpaca & wool knit jumper
そしてこの度、出逢いで叶いました中で感興を抱いた彼の作品のひとつに「ジーンズ」が御座いました。
あってもおかしくないと分かりながら、実際に目にしたのは今回が初。ともあれ残色度やコンディションどうこうは語らずとも見て取れる素晴らしい内容で御座いまして、そんな事は扨置きも、初見で感じたアノニマスな印象は、検分すればするほど印象ではなく確実性をもった具体像のようにダイレクトに伝わります。控えめなアーキュレイトステッチ、アウトサイドに施さない余計なプレート、無地のパーツ、12オンス程の軽やかなコットン地ながらやや伸びのある習慣的な生地、ダブルに仕上げられた裾、某メーカーの606をベースとしたエレガントかつ現実的なテーパードスタイル。某メーカーを除いたとして、素敵なシルエットを精査/探求/捜索したところで此処に辿り着くのは長い道のりになるだろうと素直に感じるのは、ヴィンテージという区分で類似する1本を視界に捉えたことがない、という明確な理由が存在致します。そうそうこれこれ、と言わんばかりの完璧無比なプロポーションは、「履いてこそ」ご理解頂ける種類のものと、かたや其れが90年代に、ベルギーという国で、ドリス氏の選定によってプロダクトされた1本であれば、タイムリーでもなんでもなく、「だから今」というものでもありませんが、偶発的なタイミングと出逢いゆえに、嬉しくもあり、ひとりのファッションが好きな男として純粋な思いで楽しくもあり、アドレナリンが放出されながら、そして恒久的な思考を確実に当て嵌め、1本のワーキングジーンズとして完成されたトラウザーであるか否か、じっくりと御賢察を頂けましたら。




90s Dries Van Noten denim trouser
宜しければ、この機会に。
SURR by LAILA 小林
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正統性を失う代わりにある種のイニシアチブを手にいれたような様。
しかしながら日の光に照らしても生命感が感じられない無機質な具合。
このままそっとしておけば誰にも正体を気付かれずそのまま生涯を終えるようになんとも概念的で想像的な実態ですが、セーターでもジャンパーでもなく、これは明らかにニットであると初見で認められるように、古き良き英国的の其れでも身体を暖めるためだけの種類のものでもなく、なにか別の目的をもった、将又、複雑なシステムでも視ているように、類似性に添えない隔絶的な仕事。


ファーマーズニットのように数種類の羊毛が乱雑に編み込まれているようで実は2色の素材で的確に表現された組織。きちんと畳んで額縁に入れればよく磨かれたグラスと上等な赤ワインが出現しそうな程、寸分の狂いもなく、しっかりと制御された配列美。それを偏にテキスタイルと呼ぶのならそうでしょうし、詳述するなら小鳥の目のような小さな円形斑点の木目であるバーズアイを規則的に取り入れた組織なのでしょう。それでいて、無機質で無音的でこのまましておけば誰にも正体を気付かれずそのまま生涯を終えるようになんとも概念的で想像的な実態であるはずが、人の肌に沿わせた途端、驚くほど解放的に躍動し、積み上げられたシステムがいとも簡単に無に還る生命感。
それはもう感動的に。


最初から当然の如くに決められていたようなスリットは、ヒトの動きに合わせて従順に運動し、計算され尽くしたアームの余白と身幅の空間が誘導して自然と袖を捲り上げたくなる心境は、ドレスシャツにウィンザーノットを人生のスタイルとして定めているジェンツでも気が付けばそうしているように、まるでどのルールも通用しないほどイノセントで純粋無垢な正体。物静かで、品の良い北端フランスの少年をいとも容易く想起させる魔法。女性を意識した男性であれば必ず1枚は隠し持っているとっておきのプルオーヴァーが恐ろしいほどの完結力を備えた内容であるように、正統性を失う代わりにある種の主導権を獲得したこの1枚もまた、コーディネイトなど考えようものなら鼻で笑われるように、潔くオートモードに切り替え、何も策を考えずお召し頂くのが何より。そう思います。

New arrival 80s CELINE homme knit pullover
80年代当時でも限定的な期間のみのエントリーであったhommeの存在は、今日でこそ誌面と巷を賑わしているタイムリーな内容でしょうが、今後発表される彼の手仕事に純粋な思いで期待を寄せながら、過去の一雫の片鱗に触れる喜びを少しばかり感じて頂きたい想いと同時に、女性を意識した男性であれば必ず1枚は隠し持っているであろうとっておきのプルオーヴァーを更新するように純粋無垢なお心で向き合って頂けましたら、何よりに想います。
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90s Dries Van Noten

特にこのジーンズへは、約1年前以来の感興を抱きました。パーマネントコレクション級の絶品。


50年代以前のフランスにみられるハンティングスタイルを容易く想起させるデューティーな種類のコーデュロイ。
見事にやられました。

90s Dries Van Noten cotton corduroy jacket & trouser




スタイルとしての提案だったか。
そもそもとしてドライバーズのための衣類とは「暖を得る、運動抑制の排除と快適性」を目的に作られる種類のものですので、暖を得るため身体に沿わせ、しかしながら “ 動きやすさ ” に重き置いたプログラムでしょうし、今現在でもエントリーされているように彼が作る(若しくは受け継いだ後も含め)マスターピースは、やはり身体に沿わせる種類のもので御座いますが、1999年含む、それ以前のファーストエントリー時の其れは、目的性に対してまるでリバースランするように余白を丁寧に残した見事なまでのフィッティングバランス。スタイルとしての提案だったか、将又、時代に呼応したか、少なからず後者ではないことは明白ですが、いずれにしましても初期段階の生産幅が可能にした客観的事実に基づく瑞々しい個体のプロトタイプ。
旅に連れて往くも良し、デスクワークに精を出すも良し。ドライバーを本職としない方にも。
全ての男性にこそ。

90s Martin Margiela wool drivers knit jacket
いずれも、1/20(土)12:00より。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
寒い日が続いておりますので、どうぞご自愛下さいませ。
SURR by LAILA 小林
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