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2019年度におきましても例えば U.S.ピースをアメリカンな空気であったり、ワークピースのみでの見繕いを御推奨したり、ミリタリーを全身で御表現頂いたりなど “ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現することを端的に申しあげると弊店では避けておりまして、それはすなわち 〇〇 の最新コレクションで身を固めると同じくに感じており、それは完成された出で立ちであり満足度合いもきっと高いことと想いますがそれ以上に御客様方にはそれぞれ御追及頂いてしかるべきな個があるように想えてなりませんので大切にしていることなので重複致しますが “ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現することを弊店は御推奨致しておりませんで、それはいわゆるアンティークの区分においては特に重要な論点でして、旅の道中ではそれはそれは数多くのアンティークな御品に出逢え、現代の製作背景とは様々が根本的に異なることが伺える美しい品々も多いのですが、前述の “ そのまま何からしく ” を論点とした時には私にとって選べる機会が極端に少ない特殊な棘の世界ではあると同時に、この一着のような比類なき輝きに出逢えた時身体の芯から湧き上がる牡としての達成本能を味わえるという意味では、麻薬のような ようこそ男の世界へ でございます。




“ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現しないことは当然私自身の衣に関しても言えることなのですが、それを踏まえたうえで私はこの明確に古典的なチェスターフィールドコート, 現代におけるテーラードジャケットが産まれる以前のチェスターフィールドコートがその役割を果たしていた時代に構築された, 特出して身体に寄り添う品位溢れる仕立てによる容赦ないほどにそれはもう容赦ないほどにエレガンス溢れる, クラシカルの極致ともいえるアンティークらしい本品と、都心から容赦ないほどにそれはもう容赦ないほどに離れた英国都市のとある空間で出逢った際、私は改めて男の世界の脳内麻薬に浸ることができ、最終的にその日の移動時間が計 12 時間に及んだことですら至上の想い出と相成りました。
というのも私の個人的な趣味嗜好として紳士服らしい紳士服の出で立ちがございまして、それは今までに目にした物事や記憶が辿り着いた結論であると共に私自身の身体つきに向き合った際に社会人として社会に属した時最も胸を張れる衣がそれだったがゆえであり、例え食事会で敬愛なる姉に “ なんで休みなのにスーツなの? ” と奇異の目を向けられた後に愛する愛する甥っ子に号泣されたとて、新宿駅東口と東南口のそれぞれで “ ちょっと身分証明書を ” のやり取りがあったとて紳士服らしい紳士服を愛する気持ちは未だ変わらないのですが、これまた私の趣味嗜好としてそのエレガンスが強ければ強いほど愉しく惹かれる傾向にございまして、正直に申し上げますと一昨年より追い求めている夢想の一着に相応しい豪奢な紳士像であることが本品に対する熱情のほとんどを占めておりますので純然たる私情で大変に恐縮ですが、御人によっては全く触手が動かなくてしかるべきな本当に容赦のないエレガントな紳士服ですので、万が一私のように追い求めている方がおられましたら、また僅かでも御興味頂けましたら この人どうしたの? なほどに強く御推奨させて頂くことになるかと想いますので、こちらにて先に御容赦と御了承のほどお願い申しあげます。


early1900s British bespoke chesterfield coat
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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4,5日以上空けるとまるで長い期間訪れていないような錯覚に陥るのは勤務先であろうと自宅であろうと然う憶いますが(ショートトリップとか)それにしても年末年始の一線というのはより一層の新鮮さを感じずにはいられず、新たな西暦を手に入れるというのに弊店空間に入ると自身が馴染めていない違和感というか遠く懐かしさを憶える不思議で御座いました。たった数日というのに。通勤途中でさえもEMPORIO ARMANI CAFEとNespressoの間、グレースーツを纏ったジョージクルーニーに凝視される広告からタキシードに変わり誰かに微笑むジョージクルーニーに変更された事実すら巨大な歴史的変遷のように感じた始末。お前は漢として未だ未だだよ、と謂われている気がしたので目が合わなくなっただけでホッとしております。
さて、今年は声を発さず自宅に籠りきりの正月でしたので、皆様とお話させて頂き、人間を取り戻すことができました。貴重な連休中お越し頂いた皆様、こゝろより御礼申し上げます。インフルエンザも流行の兆しをみせつつ在るようですので、呉々も御自愛下さいませ。
誠に勝手ながら昨日より御披露目させて頂いているAntique woolの其々ですが、お素材や稀少度など此れまでしつこいようにお話させて頂いているので改めて本文を迎える事になにかと恐縮をしております。Diary647で綴らせて頂いたように突出したハイランク・ファブリックを有する異常個体でない限り【強度】において実際的能力を魅せるテクスチャが全体の殆どを占めるAntique woolというのは1世紀以上の時間を経過した例えばあらゆるお素材の中でも加水分解やら生地自体の生死からすこぶる遠い種類の物理的強さと恒久性を確保した唯一素材のように感じてなりませんで、まぁとは謂うもののわたくし生地のスペシャリストでは御座いませんので専門的分野における見識を述べるに知識が足りない身分ゆえ引き続き恐縮をしておりますが、本質的の織り上げに加え当時の外気環境にも起因するだろう湿気や油分をたっぷり吸収した目の詰まり具合の他に、一体なにをもって物理的強度と目の前の存在事由を証明しようものかと憶うわけで、時間経過に比例するように強度を増して往く特異性質も例のない唯一区分と憶えてならず、それらを総称してAntique woolと呼ばせて頂いているわけです。勿論、個体注文主、歴代オーナー様、コレクター様、ディーラー様等の綿密な保存提供無くして語れない存在証明も然りと存じます。有り難い。
それら殆どが個人注文主とアルチザンとの応酬によるBespokeの背景を有するわけですので、例によって恐ろしい程の特有性を獲得して御座います。そもそも鉛筆で設計図を起す運びのようにパターンの精密やパネル数の多さや生地裁断への手数、合理的量産体制を得ていない時代のゆっくりとした御仕立ては資料としてポジションされる視線も御座いますが、以上の基底に加わる個人注文主の意向,嗜好,好悪,アルチザンの裁量,判断,決断が混ざり合い、時として“妙な”ディテイルを魅せる個体との対面は、質と少しの差別化を好むわたくしにとっても喜ばしい内容でした。
【生地の強さ】と【個体威力】のお話をさせて頂きましたが、何より大切にしている精選基準としては引き続き総合的なプロポーション、フィッティングへのモダン性こそ決して外せない神経質ポイントなわけでして、Military、Work、そしてAntiqueのステージにおいてはユニフォームにならない現実的強さとコスチュームにならない実際性が必須項目に浮上致します。そこに匿名性が交われば謂う事は何も御座いません。いずれも身体数十カ所以上採寸を視る厳格なビスポーク・テーラードの方向へ収めては勿体がないほどプラクティカルな性格ですから、ヘヴィデューティー・ギアとして是が非でもご提案させて頂きたい所存は少しも変わらず、羽織る / 脱ぐ の連続をこなす習慣性もまた極めて男性的な【上着】として認めるほうが馴染みが凄く、例えば5つのBASIC ITEMの項目を数えるとすれば確実性を向けたひとつに加えて頂きたい Antique wool / jacket のご提案で御座います。
最後に申し上げたいのは、ブラック・テーラードの有用性で御座います。何処へ往こうと失礼に当たらず、何方様へもオフィシャルな印象を魅せることができる至極男性的な一張羅という意見も引き続き、そのうえAntique woolの即時実践力となればグレイセーターにブルージーンズくらい懐を設けて頂いても何ら差し支え御座いません。ところで本日ご紹介したい個体というのはヨーロッパ諸国の中でブラックというカラートーンをファッションとして受け入れた唯一国、フランスからの贈り物は1900年代初頭。妙な位置のチェンジポケットに妙な長さのセンターベント、愛が注がれたパッチワークによる証明、コシが強力な生地感取、裏地フラップポケットと防御力を与えるステッチアプローチ。表参道Nespressoの横を悠然と闊歩頂きたい素敵なデイリー・ギアで御座います。

New arrival, early1900s France bespoke tailored jacket
SURR by LAILA 小林
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皆様、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は多くのお客様にご来店、御愛顧いただき、格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお引き立ての程、何卒よろしくお願い申し上げます。
ヴィンテージ・スーツを御披露目させて頂いてから1年という時間が過ぎていた事に驚きを隠せないというより時間平等の原則という絶対的な力を掃除しながら恐れた本日1月4日は、来年の同じ日頃に同じタイミングで同じような感覚と同じような文言をボヤいているのだろうと憶いながら、約2年と7ヶ月の構想が具を得る結びに至ったひとつの編集点を誠に勝手ながら明日より御披露目させて頂きたいと憶います。
引き続きエントリーを続けて参りました antique という区分の tailored という上着については、様々な角度から御伝えをせねばならない詳細が御座います故、チャンネルの接続ポイントも多岐に在るのでしょうが、わたくしより重点的に御伝えしたい接続先が【生地の強さ】である事も引き続き声を大に申し上げたい内容で御座います。現代と比べ整合的かつ合理的に提供されていなかった当時の生地 / 織りの分野で「質」のみを検証項目に挙げましたら今現在の其れ等のほうがグンと宜しいのは当然、故に総合点で勝負が適う、織り純粋の強さに加点する日常的な摩擦やら湿気やら油分やらドラマチックに当時の情調や風情なんてものも永い歳月を経て吸収され,爆発的に威力が高まった羊毛本質的の物理的強度というところで、これはもう誰がなんと謂おうと決定的な魅力点と憶います。しかしながら其の矢先、まるで信じることが困難なほど良質なカシミアタッチが出土するもので全く困ったものです。
antique という区分の tailored という上着に bespoke という純真なる特質性が確保されたうえ可視化できる整合的釦位置や妙に深いシングルや妙に大きなフラップポケットや妙なetc達と black tailored である真実も次いでご提案したくてたまらないデイリーギアで御座います。さて、この度御縁がありましたのは、1800年代後半〜1930年代、フランス、イギリス、ベルギーの三カ国の御仕立てといずれも個性力の豊かな布陣と相成りました。この機会を勝手ながら嬉しく想っております。
Antique wool bespoke selections
late1800s〜1930s
France, British, Belgian
tailored jacket, coat
1/5(土)より。
宜しくお願い申し上げます。
SURR by LAILA 小林
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本日をもって2018年の営業を終了致しました。
本年も多くのお客様が足をお運び下さり、感慨無量の想いです。
こゝろより、御礼申し上げます。
わたくしも雑記を、と思いましたが、例によって信じられないくらい長くなりそうですし、松陰神社で静かに決意した新年抱負も弊店ディレクターと同じでしたので、2018年最期のDiaryは歳末のご挨拶とさせていただきます。
皆様、くれぐれも体調などお崩しになられぬようお気をつけて。どうぞ御自愛下さいませ。
それでは、素敵なお年を御過ごしください。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
【年始営業日】
2019 / 1 / 4 (金)12:00〜
SURR by LAILA 小林
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皆様いつも御愛顧くださり誠にありがとうございます。弊店の 2018 年度は 12/29 ( 土 ) 20:00 をもって終了となりまして、 2019 年度は 4 日 (金) 12:00 より通常営業となりますことを御報告させて頂きます。 30 日以降のお問い合わせに関しましては、 4 日より順次御解答となりますこと御理解御了承くださいませ。宜しくどうぞお願い申し上げます。
SURR by LAILA 小林 福留
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さて、まだ 2018 年度の御挨拶ではないのですが、本年は個人的に聖なる夜を終える前から徐々に年の瀬を気配を感じ来年とそれより先の展望を漠然と考えることが多かったために、上記に併せましてこのような雑記を綴らせて頂こうと思い至った次第でございます。とはいえ、まだ何も思い浮かんでおりませんので書いて字の通りに雑な内容になることと想いますので、手持無沙汰な御方は宜しければ御査収くださいませ。

皆様の 2018 年はいかがでしたか。弊店には特出して大きな変化が訪れることはありませんので、北青山の裏手にあるマンションの一室にて時間の経過や気温などが不明瞭な空間での日々が積み重なる前向きな意味合いにおいての “ 普通 ” を常としているのですが、そんな弊店におきましても本当に本当に御愛顧くださる皆様方の本当に御陰様で 2018 年度も幾人もの初めましての皆様方にお逢いすることができたことは、私や小林にとって純真無垢な誇りであり喜びです。星の数ほどの実店舗があり、それ以上に非実店舗が群雄割拠 ( 確か日経エンタテインメントにこう書いてあったような ) する昨今において、見つけ難い場所にあり、かつおそらくは解り難い御提案表現を行っている ( 手前どもは手前どもをそう捉えております ) 弊店をお選びくださり貴重なお時間を御利用くださることに本当に本当に心からの感謝申し上げます。移ろいゆく時代や世相にはいわゆるファッションやスタイルだけではなくそれこそ小売業そのものの在り方も大きく関わっており、こと数年前より非実店舗の存在感が社会的に大きくなっているように想いますが、私は以前より何度, どう考えても御客様方と直接お逢いでき、品を直接お渡しできる実店舗を軸とする以外の選択肢がございませんでして、その想いは年々強まります。既に考え方として古いのかもしれません。どうなのでしょう。10 年後は軸が変わっているかもしれませんが、以前綴らせて頂いた紙に載せる弊社表現と同じくそれらが時代にとって世相にとって “ 古き方法 ” となれど、だからこそ “ 良き方法 ” として自らの意思で選びたいものです。

そもそもとして弊店は ヴィンテージやアンティークにおける品そのものの本質的な魅力を御提案し、現代の個として御認め頂く小売実店舗 という姿勢を至上意思として取り組んでおりまして、こと 2018 年度におきましても様々なお品を皆様方に御提案させて頂きました。しかしながら我々がどれほど声を張り上げようと遠くまで届くことはなく、社会において大きな影響を与えることはこれまでも, これからもございませんで、それは我々にとって心の枷でもなく逆に糧でもなく、純然たる適正の一つとして捉えておりますが、ヴィンテージにせよアンティークにせよ現代の品にせよ、衣類にせよ食事にせよ住製品にせよ、大企業にせよ中小企業にせよ誰かに何かを伝えるに際してそれに信念が伴っていればいるほどにしっかりと声を張り上げなくてはいけないと常々強く想いまして、社会に属する人々とって “ 時間 ” は等しく貴重であるがゆえ、そのような真剣社会人様方に何かを御認め頂くことは本当に本当に簡単なことではなく、だからこそ真剣かつ真摯に取り組まなくてはいけないと感じています。それは本年度において幾度か御提案させて頂いた非既製服, オートクチュールでありビスポークでありオーダーメイドの品々と向き合った時も強く感じました。

それらは前提として心から丁寧に製作された品々であると同時に、一人に向けてのみ主張された, 他者に向けて主張する必要が ( 怠惰ではなくそもそもとして ) ないことを軸として存在していると私は捉えているうえで、極地的な個性であったり要素であったりにどうしようもなく惹かれたがために御提案させて頂いているのですが、それら悪意なく他者に無関心な品を皆様方に向けて表現することは、信念が特出して強く伴っているがゆえに我々にとって格別に繊細な取り組みであると共に有意義な感情喚起でございました。オートクチュールやビスポークやオーダーメイドが再度強く気付かせてくれた、皆様方に御認め頂くことの難しさ, 大切さ。これも 2018 年度の心に残った出来事でした。
ふぅ、漠然と始めさせて頂いた雑記ですが綴ってみると面白いものですね。派生から派生でどこまでも続けられそうな気分ですが最後に私の個人的な目標にて終わりにさせて頂こうと想います。
2019 年度もそしてそれ以降も弊店はいわゆる “ やりたいこと ” が沢山ございまして、それに向けての夢想も心創りも留まる気配がございませんので御時間や御心がお許し頂けるのであれば引き続き御愛顧頂戴できましたら幸いです。強固な信念を胸に抱きながら様々な事柄に対して柔軟に、自分の胸に手を当てた時 “ ( なにかに捉われ過ぎていない ) 自由な心である ” と即答できる状態で品そのものの本質的な魅力を御提案できるような実店舗至上主義が “ 続けられる ” ことを大切に考え、皆様方と同じく様々変化 ( 進化 ) できるよう謙虚に精進致します。最期となりましたが私の個人的な目標は モテなくてはいけない です。それでは失礼致します。
SURR by LAILA 福留
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わたくしから本作の魅力を御伝えさせて頂くなど全くと謂っていいほど何もかもが足りていないと憶うのは既に世の中の皆様に広く広く深く周知された仏同社のチャンネルであろうと憶うわけで、そもそもわたくしの稚拙な文体や表現では縮こまってしまうほどハートが弱いもので、いや、決定的に申し上げられるのは、第二者と愛または友情を握手によって交わす際、第三者の旅立ちを大きく手を振り送り出す際、目の前の人に手を差し伸べる際、ワイングラスを持ち上げた際、其の手首元に宿す唯一かつ随一の装飾物である【ブレスレット】という存在意義を確かに理解はしながら頂点に君臨し続けるHermes社の宝を手に入れたことがない経験の不足という事。恐縮の至り。
この度、獲得に成功した稀少属性がhigh quality silverを有している事実は同社不変の性質と憶い、そのうえ現在フランス・アルチザンにより物体化される同種クオリティとの差も正直御座いません。それほど不変不動の絶対品質を提供し続ける不変不動の絶対的魅力である事も自明の理という事ですが、それでも尚、それでも尚、初代オーナー様が愛した手首元の紳士性を精選する理由というのは恋に落ちた対象女性の好きなところを100挙げよと問われたならば優しいところと可愛いところの合計2つで終わってしまう真実もまた不変不動のように、あるいは当時の仏職人が込めた熱度や掌の温もりや分厚い指から継承される温度をジュエリーより受け取ることができるメゾンという冠を他に知っておりますしょうか。
と謂いながらわたくしから本作の魅力を御伝えするには女性経験でも手首元の経験でも未だ未だ足りぬ足りぬという事ですが、たなごころに乗せるという行為のみで十二分足りるほど小粒ながらずっしりとした重量を目には視えぬ拘束力として感取する物体本質的な力強さ、季節物ではなく、旬物にも値せず、其の手首元に恒久性をもって宿す唯一かつ随一の装飾物として今一度御査収頂きたく,他が入る隙間がないほど厳然たる関係性を築き上げて頂きたく,そして名品と謳われる本チャンネルの珍宝を心ゆくまで従えて頂きたい、私共のささやかな願いで御座います。

New arrival, 70s Hermes limited chaine d’ancre silver bracelet

New arrival, 60s Hermes twist silver bracelet
それでは皆様、素敵なXmasを。
SURR by LAILA 小林
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最近没頭している作家様の一作品の中で興味をそそられた御話が御座いました。全体を単純に三部割した第一部、宇宙、ビックバン、運命論、脳と意識は別、異空間etcを相当説得力をもって例説する内容が占めまして、其の中、ゾウリムシの御話。
水温25℃を好む単細胞生物ゾウリムシは、各々あちこちに移動しながら住み慣れた25℃のところに集まってくる。中には遅れてくる者や早く到着する者もいて、あるいは行き過ぎては戻り、戻っては行き過ぎる、といった行動を繰り返す。そしてゾウリムシの密集数が多ければ多いほど、ゆっくり動く者や派手に動き回る者などバラエティに富んでくる。遺伝子が全く同じ単細胞生物であるのに集団の数によって彼らの動きには明瞭な【個体差】が出てくる。つまり単純な生物は、集まれば集まるほど【自発性】が大きくなる。
本文ではビックバンから運命論、ゾウリムシ論を経て、人生という道において選択を続ける重要性を原子レヴェルで咀嚼したストーリーがまるっと例説にくるまれた数十ページ、其の中の一例を乱暴に抜き取りました。恐縮ながら記憶を頼りにタイピングしましたので実際はもっと美しい文章です。遺伝子が全く同じ単細胞生物であるのにもかかわらず、集団数が多ければ多いほど顕われる個体差=自発性、が集約と憶いますが、天地創造の終わりにヤハウェによって創造された我々でないと仮定するとゾウリムシの極致的進化の果てに存在している(今のところ)我々が、単純な生物ではない高度な知能を持ったニンゲンでありながら単細胞生物と大変近しい性質を有している共通性の発見と、集団数という自発性を高めるトリガーの存在こそ、例えばファッションへの追求を止まない人々や自身の編集に留意を寄せる我々男性、少なからず都会全域までとは謂わず,過ごす環境や身近の集団性の中で個を大切にしたい自然な想いも等しく、身なりを着飾る / なにかのメッセジを以て身に纏う 発信性も同義、自身が何を選択していくか、何を精選し、何を身に付け、どんなメッセジを宿し、人生をどう謳歌するか、根幹は近しくも考え得る能力こそ決定的違いであると憶いながら。それではまるでゾウリムシと比べ優位に立っているような考えも危険ではないか、いやまてゾウリムシに足下を救われるのか、ヤハウェとはいかに。
つまりは既に事を成していたearly1800sジョージア王朝時代からヴィクトリア王朝時代を経た英国の軌跡とビスポーク・リング / パーソナル・リングを御披露目させて頂きたいのは、行き過ぎては戻り、戻っては行き過ぎることがない完結性の極めて高いフィールドであろうと核心に近い想いをひっそりと寄せている事、集団数が多ければ多いほど爆発的威力を放つ比類なき存在性=珍宝である事実に抗いようは無く。都市生活の中で注文主の彼らに自発性があった明確な証拠と、個体差を意識した注文内容にビッグ・サファイアや巨大な忠誠心を大きさで表現したかのようなビッグ・ガーネットの選定を成し得た例えばの事実は豊穣かつ贅沢である以上に、注文主のゆっくりとした息遣いや派手な飲み方、バラエティに富んだ個性を物語として宿したパーソナルピースというのは引き続き,継続的に,静かにご提案させていただきたい【antique fine jewelry】 この度の御縁は、5個体のみの獲得で御座います。洗い込まれたジーンズ、フランネルトラウザー、仕立ての良いコート、よそ行きのテーラード、カシミアのニット、金無垢のリング。皆様にとって心地よい25℃と出逢うことが叶いますように、今日の話を終わります。
明日 12/21 ( 金 ) 12:00 より

New arrival, 1920s British 14K gold & dark sapphire bespoke ring

New arrival, early1800s Georgian about9K gold & bronze stone bespoke charm ring

New arrival, late1800s Victorian 9K rose gold & garnet bespoke ring

New arrival, late1800s Victorian 18K gold diamond & large sapphire bespoke ring

New arrival, 1930s France 18K gold pearl & red stone bespoke ring
SURR by LAILA 小林
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すべからく衣が重くなったとて自身の個を現わす装身具の存在価値に一点の曇りもございませんで、引き続き私感ではありますが男性における装身具は女性のそれと少々持ち味が異なると申しましょうか一層に個の表現度合いが強いものであると考えておりますので、結局のところいつ何時においても脳髄に響く良き出逢いがございましたら是非にと想いますし、それが弊店が行い続けている旅の結果であれば品と人を繋ぐことを生業としている手前どもにとってこれ以上の喜びはございませんが、皆様方と同じく これぞ の判断基準を精一杯に設けておりますので結局のところ糸も通らないほどの点な御提案が続いておりまして恐縮の至りですが、弊店は “ 続ける ” ことの重要順位が特に高いので方向転換は依然未定でございまして、引き続き北青山のマンションの一室にて時間の経過が不明瞭な日々を過ごしながら社会の迷惑にならぬように粛々とした御提案を極めて極めてひっそりと続けさせて頂けたらと想います。


指針を人知れず胸に秘めながら旅を続け、瞬間瞬間で勝手千万な判断を積み重ねることでついに男性に向けてのピアスと出逢うことができまして、頑張っていれば良いこともあるなぁと独り言ちたあの日から時を経てようやく御披露目の段に至りましたが、そもそもピアス用の穴が開いておられない方には文字通り無用の長物となってしまいますがゆえ誠に恐れ入りますが、私はピアスを身に着けることを好む人間でありますので御容赦御了承頂けましたら幸いでして、なおかつ在りし日に友人が身に着けていた一つに惹かれそれを譲り受けてから、両耳揃いで活用しないことが当たり前になってしまったこともあり、この度は “ 1 つづつ ” の御提案となりますことを併せて御容赦御了承頂けましたら幸いです。

今しがた従来 2 つの品を 1 つして御提案しておきながら、これより 2 つ併せて 1 つとして御提案するというのも滅裂ですが、1950 年代の 18 K という類まれなる存在力が顔に近い首元と掌に近い手首にて同時に輝かせられるという稀有な機をどうしても我慢することができませんでして、そもそもとしてこれまた滅多に出逢うことのできない男性に真に御推奨できる対の装身具ですが、それを目の前にするとその存在価値を素直に愉しく感じるという私の行動理念となる感情が沸き立ちます。




for Xmas, ornaments
40-90s gold & diamond , platinum & diamond pierced earring
50s French 18K gold bracelet and necklace
明日 12/20 ( 木 ) 12:00 より。
SURR by LAILA 福留
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A/W始動してから本日で118日経過しましたが、イタリア同社の個体獲得及びご提案させて頂いたエントリー数はTTL2点(dress shirt & trousers)寂しい状況を横目にじっくりとご提案させて頂きたい個体との御縁が118日で2点叶った喜ばしき実情も横目に、明日より御披露目させて頂くGUCCI社の表現人TomFord氏の成功を3点目とするならば、それは紛れもない【mouton / ムートン】で御座います。
生毛皮を損なうことなく鞣す天然ムートンの特質として密生している綿毛による極上の柔らかさと保温性を恒久的に発揮する利点。単刀直入に軽く、暖かく、大変高価である天然羊皮を、表現媒体がどこであれTomFord氏がエネルギーを注いで御提案してきた其の御姿、身頃から袖裏まで余すことなく調理された御姿は、ショートスタイル,ロングスリーブスに設計された構成、同氏が継続性をもって創り続け,護り続けてきたスーツと同義、その道のお家芸のように絶大な説得力と、概念的に存在し続ける御姿のように、僭越ながらわたくしも “いつか” と憧れに近い想いを抱え,引力に逆らう事無く留めておりましたのは年代や時代や年齢やタイミングにかかわらず、ひとりのデザイナーとひとつの表現で御座います。TomFord氏がこしらえたムートンジャケット。



パーツ・クオリティ、身体の線に追随するサイジング、裁断技術、運針、最高ランクの天然羊皮、冬期を彩るカラートーン、誠に恐縮ながら、総合的に文句の付けようのない御品で御座います。お隣を歩く女性様と素敵なXmasを御過ごし頂きたく想い,冬のムートン、何卒宜しくお願い申し上げます。(わたくしは今年も焼き鳥と晩酌です)

New arrival, 90s GUCCI by TomFord mouton jacket
最後に、あくまでわたくし個人の経験感取で恐れ入りますが、真冬期に純粋な暖かさを与える随一の衣服として【ダウン】を挙げたいのは、数年前の年末、友人と酒を交わした其の明け方に其の友人から借りた(奪った)ダウンジャケットなるものは布団に包まれている驚異的なスペックを感取したアップデータで御座いました。当時の気温と比較検証せねば正確に判断し兼ねますが、本作ムートンという全的な威力を肌すべてで体感頂けるポテンシャルなるものは、布団どころか炬燵布団に丸め込まれた異常性とTシャツ一枚で乗り切れるのではなかろうかと俄に信じ難い自信まで頂けたもので(実際、体温を直接的に吸収保温するのでむしろ露出時の方が暖かいのではと)おそらくそれは今まで高品質な天然物との御縁が無く、おそらくそれは完全なる純度を顕すムートンの偉力の他に何が在ろうかと、それ以来会ってはくれない友人に謝りの酒でも奢りながら、芋焼酎の肴にさせて頂きます。
SURR by LAILA 小林
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ハットという言葉は頭に載せる帽子の類を広義的に現わしているに感じておりまして、いわゆるニット帽子もキャスケットも野球観戦時のそれも区分化におきましてはその言葉が選ばれるようなのですが、私はいつからか勝手ながら全方位にブリムが在り構築的なクラウンが鎮座する様式のものを連想する人間となっており、いつからかそれをこよなく愛しているのですが、想い返してもなにがきっかけになったかを覚えておりませんでして、確かに以前の上司にあたる人物が象徴的に愛用していたのですがそれがきっかけというわけでもなく、心に在り続ける人物像うんぬんでもなく先祖の誰それうんぬんでもなく映画の素敵な一幕うんぬんでもございませんので、いつからか勝手に思っていたハットという存在意義そのものに、いつからか勝手に惹かれたのだと想います。皆様方ハットはお好きでしょうか。
3,4 年ほど前には少々流行していたのでしょうか。流行うんぬんに明るくない私でもそのような記憶がございますが、根本的にはそれらとはまた異なる存在意義を有し続けているように想いますし、現実として機能性が極めて良好であること, 日よけや風よけや防寒性のそれを御存知の通りかと想いますが、機能面 ( 実質的な利便性 ) に則っての選択というしっかりとした初動理由があるうえでの装飾性はやはり人物像として, 個として絶対的な説得力と存在意義を有するという考えを持ち続けております。
弊店におきましても丸々 3 年ほど以前にある程度まとまったハットの編集をさせて頂いた時があるのですが、それ以降は一切これぞ御提案したいというそれに出逢えなかったため、以降の旅においてその出逢えなさをずっと不思議に想っておりましたが、この点に関しまして冷静に考えずとも弊店の品全てに共通する “ 御縁 ” 以外の何物でもないとはいえども、ハットに限って 3 年間一切の出逢いがなかったのは、うん、やはり不思議でしたが、前回の旅でようやく少量ながら幾つかに出逢うことができまして本当に嬉しかったものですから、どなた様からも御要望頂いていないにも関わらず弊店が例年社会の御迷惑をお掛けしないようひっそりと編集させて頂いております “ for Xmas ” の一つとさせて頂きました。皆様方ハットはお好きでしょうか。



for Xmas, 40-60s Hat
私にとってのハットがこれらであり、弊店はハットにおいて主にボルサリーノ社の品を追い求めております。もちろん各国各時代において素晴らしい存在感の品が多々ございますが、ボルサリーノ社独自の軽やかさと申しますかクラウンの傾斜やファーフェルトの仕上げなどの各所研ぎ澄まされ具合から成る “ ハットとしての居様 ” が最も好みであるがゆえです。足も腰もないハットに対して居様というのもおかしな話ですが、なんとなしボルサリーノ社の場合ハットが頭に小粋に腰かけている空気に感じられまして。
明日 13 日 12:00 より御披露目致します。宜しくどうぞお願い申しあげます。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]んm、m
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自身の体つきと相反するように求めているデューティー性は最近憶うに至ったわけではなく生まれてこのかた義務教育下の健康診断において標準値を手に入れた事が無いほど其の体つきですので、ファッションという発露を視、触れ、呑み込み始めた辺りから自然と希求するようになった運びと客観的自己分析の末【相反性】こそ鍵を握るのではないかと。自分に足りぬものを求める心のはたらき、自身が臨む姿の片鱗を持つ物体への所有欲、本質を他から護ろうとする防衛性。と考え始めたのは最近3冊の小説を同時進行で読むというくだらない挑戦(時期に1冊ずつ増やしていく)をしている先月分の内,1冊の作中命題が深層心理追求だったため其の悪影響という事です。
テーマに対して没入してしまう悪い癖を取払いもっとシンプルに進んでいくと大した答えは待っていないのが常ですが、つまりわたくしは敵を薙ぎ倒すパワーが欲しいのか問われるとNoですし、女性からタフネスポイントを稼ぎたいかと問われるとYesですし、結局のところ【溝=ギャップ】が欲しいのだろうと憶うわけです。あの人、意外ね、まで往かない、完璧に支配できるテリトリー内、がしかし、どこか隔たりを与える限界一線の際どいライン。そのリミットが広がり,深くなる瞬間というのはおそらく無く、皺の深みと、乾いた肌と、感動した数に比例するのではと先ず考え、とはいえ以上の理屈に共通する 時間経過 が一例大切であるとしても、それ以上に強力なパワーを秘めた性質、限界値を越えようが越えまいがリミットラインを知ってようが知ってまいが、何かによって何かが認められる必須の特性または特徴、本性、品性、人格、自身の【キャラクター】を深く知り、磨き、笑顔で居ることはどこかに辿り着く気も致します。
其のキャラクターを彩る要素として【ご職業】も然り、【趣味/嗜好】も然り、話し方、立ち姿、歩き方、髪型、表情、体格、骨格、健康診断において標準値を手に入れた事が無いほど其の体つき、常に女性からタフネスポイントを獲得する超人も然りと存じます。羨ましい。
ところで18a/wシーズン弊店空間に哀愁を漂わせながら佇む本品もまたデューティー要素全開ですので例によって心引き寄せられるわけです。日頃は白い大きな椅子にゆったり座りながらゆったり何かを考える場合が多いのですが、ふと何も考えず店内を見渡し、大体目に留まるのが本品で、その後もゆったり座りながらゆったり考えるひとつの事は、ここまでのヘヴィデューティー性と個体威力ながら,ですので、至極純粋なタウンギアとして常用化する御方がいらっしゃいましたら大変素敵な事と憶い、その御方は365日中360日を室内で過ごすご職業【In door master】様の貴重な5日のため躍動する其れだったり、巨大なチェストポケットから見た事がない量のコードが飛び出してるご職業【Game master】様の一張羅であったり、これでも真剣な妄想に明け暮れているのです、白い大きな椅子で、ゆったりと、
気が付いたら椅子から腰を上げ、本品 50s Swedish military leather jacket の袖を通しているわけですが、全体のプロポーションからコンパクトフィットでの着用を意図した御作りではないサイズ・バランスを横目に、袖が長いということはグローブが要らず、ウール地が張られた裏地構成と風を通さないレザー本来のはたらき故のあたたかさは真冬のタウンギアとしては素晴らしい能力を発揮する上、例によって文庫本が3冊も入るチェストポケットの有益性となると【In door master】でも【Game master】でも【Book reader】へも当然、30分前の妄想が強烈な実態感を持ち始めたわけです。

50s Swedish military leather jacket
さて、今から恐ろしい事を申し上げますが、ここからが本題で御座います。一番お話させて頂きたかったのは実は文頭【相反性】で御座いまして、つまりは巨大かつ著しい脱線でした。(直さず参ります)人 と 物 のみならず 物 と 物 に限らず 物 と 場 にさえ通用する性質、相反性論が仮に在るとして、互いに正反対に位置するそれぞれの性質を組み合わせる事で得られる事柄を大きな魅力として認めれることができるのはファッションというフィールド然りヒトの感覚体に訴えかける表現媒体に尽きると憶い、永くお洋服との関係性を継続されてきた方であればその根幹に自分に足りぬものを求める心のはたらき、自身が臨む姿の片鱗を持つ物体への純粋な欲望、本質を他から護ろうとする防衛性、いずれにも当て嵌まらなくとも至極シンプルに 他との差別化 や 好奇心 あるいは 自己表現のリリースと確保 その連続な気も致しまして、【人と物=店長小林とミリタリー】【物と物=シルクとジーンズ】何より【物と場=ヘヴィデューティー物とドレスフィールド】こそ、様々な考え方や動き方や捉え方や立ち位置や社会的ポジションや溝やギャップなど余計な事々を鑑みず、誠に勝手ながら注視を注いで参りたいチャーム・ポイントと想っております。例えばそう、コンバットブーツとドレスアップの相反性を笑顔で御過ごしになられるキャラクター性、既に何処かに辿り着いた様子を感取せずにいられず。そこに頭をあたため、雨風を凌ぎ、古きよき礼儀としてのヘッドギア、今現在あまり御愛用されている男性も街で見かけないハットなど在れば尚更と憶い、そんな男性を相反性論として自分に足りぬものを求める心のはたらきと深く理解し、2018,12,11,現時刻19:10、ゆったり座りながらゆったり考える永い妄想で御座いました。明日よりまた宜しくお願い申し上げます。
SURR by LAILA 小林
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この度の新作である “ フランスにて製作された、それぞれに一人の注文主が居たコート ” 其の完結となる三着目を御披露目させていただく数ヶ月前に弊社で行われた商品検討会において熱視を浴びる事となった其の一着の変則的製作背景に対して疑いを隠せずに居たわたくしですが、ハウスプレートに刻まれたParisの印字と注文コード、そして一人の注文主の軌跡として記されるオーダータイム(年月日)の確固たる証拠を目の当たりしても尚,素直に受け入れることが困難であった理由を敢えて述べますと、今現在最も獲得困難と囁かれる同社フレンチビスポーク・コートである事、そのうえ当時得意とされた提案要素の主軸であるコットンギャバジンの組成,頭脳ど真ん中に仕入れていた情報を根底から覆す本品の御素材事実に尽き。総じて全的な裁量権を握る注文主とハウス基底に沿って要望を具現化するアルチザン=職人との応酬の末 Tweed / ツイード の精選が成された1956年10月11日に想いを馳せずにはいられず。
アイリッシュ・ツイードと憶われる重厚な平織りを視認できますが、油分を含んだような瑞々しいテクスチャーと謂いますか柔らかでコシのある強さは永い歳月をかけて行渡らせた油と湿気,其の非計画的な連続と丹念に向き合い続けた 主 と 衣 の厳然たる関係性,ゆえのエイジングと謂いきるにはどこか不十分で、あるいは毛羽立ちを許さない織り込みの細密さは丁寧なブラッシングとケアリングを習慣化しただけでは裏付けることができない根幹的な組成起因と憶い,率直かつシンプルに申し上げまして恐ろしいほど見事なツイードで御座います。幾重に同種類の御素材を嗜好されてきた方ならばおそらく御感取頂けるのではないかとも、僭越ながら憶う次第です。
正統的ベクトルをたっぷり注がれた御姿は例によってチェスターフィールドコートとして迎えられるわけですが、通常設置されない前立て裏のシガレットポケット(大きさから推定)が追加オーダーのように想起させる特異点と偽りのない純度を披露する三つ釦,比翼,シングルベント、そして潤沢なツイードを精選しながら外套=古き良きオーバーコートとしての意図を全的に感取しきれない明確点として同社においては極めてマニアックレンジなショートスタイルである事、さらにフィッティング・プロポーションとして全体的にコンパクトに抑えられていながらレングスを13cm程出せる余裕を保った御仕立てである事、以上から御身体が完全に仕上がる30代より以前、20代の内に注文された背景を推測する其れはファッション・モードとは遠いところに或るパーソナル性と洗練性と仏青年性/想像性の凝縮容姿のように憶い,完璧なる個人物を個人様に御譲りしたい,伝えて参りたい想いも褪せる事無く,ゆえに引き続きご提案したくてたまらない Bespoke piece であり French bespoke coat で御座います。おっと謂い忘れました、
最後に変則的な製作背景のコートを仕立てた老舗店を記しておきます。
皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。




1956.10.11 order, Burberrys french bespoke chesterfield coat
“ フランスにて製作された、それぞれに一人の注文主が居たコート ” より最後のエントリーと成ります本品 “ 老舗による変則的な製作背景のコート ” は明日 12/8 ( 土 ) 12:00 に御披露目させて頂きます。
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この度の新作である “ フランスにて製作された、それぞれに一人の注文主が居たコート ” 其の二着目となる本品は、自身のために潤沢な資産を惜しげも無く投下する事を許された高貴者による粋な試み、(第一次/第二次)世界的争いの限られた狭間のなか自身の贅沢のため 外套を仕立てる 事を認められた裕福者の極自然的行為による唯一無二,其の具像で御座いまして、同年代同区分においては極めて稀有かつ同区分において稀有な色気特徴を有するコートを選択する注文主の存在事実と時代背景から色濃く分泌された本品 ドレス・チェスターフィールドコート を迎えられて至極光栄に憶います。
ドレス・チェスターフィールドコートとして細分化される襟部分の切り替え ヴェルヴェット の象徴性は視覚的美しさを求めたアンティーク・ビスポーク由来の色気特徴,其のサインで御座います。シンボリズムと身分提示の役割も担っていたマテリアルゆえに時代背景を鑑みると注文主の圧倒的立ち位置を想起せざるを得ず, 数色の羊毛で構成されたダークグレイ・トーンに重ねたブラックヴェルヴェットの調律具合は、永い時流を経て洗礼された慎ましい高尚さが伺えるダンディズム、あるいは公共の場でブラックトーンを愛するフランス同国ゆえの美しき審美眼と憶い、次いで我々の生業では一種の癖と謂いますか習慣と謂いますか、初見考察の際に襟を立たせる行いから始まる、そこから視えるハンドステッチが重厚に及んだ様というのは無条件にこゝろそそられるわけです。その細やかさと濃密さは “ 襟は立たせて良い ” シグナルと御査収頂きたいわけですが、本品においては「まるで視た事がないディテイルカテゴリ」にプールする事となった妖艶なステッチ・バランスで御座いました。


ドレス・チェスターフィールドコートとしては極めて希有な身頃4つ釦、斜め方向に織られた羊毛組成と特質的生地への評価、いずれもヘヴィデューティな関係へと導く相反性を認めることが適いますが、適いますので、この同区分,ドレスというノーブルフィールドへ向けて仕立てられたコートとの御縁が限りなく少ないと謂わざるを得ない実情は他所に、ご提案させていただきたいと素直に想う出立ちは本作が初で御座いました。謂わすもがな、稀有な色気特徴を有する本品ドレス・チェスターフィールドコートをドレス・チェスターフィールドコートらしくドレス・チェスターフィールドコートのようにドレス・チェスターフィールドコート其の関係性を築かずしてたっぷりとお召し頂けるドレス・チェスターフィールドコートとの初見対面を嬉しく憶い、其の様にご提案させていただきたく憶い、貴方様のワードローブに是非とも御収め頂きたい冬期のコートで御座います。

1930s French bespoke dress chesterfield coat for Noble’s
最期に二つの特異性である ノーベンツ=座らない と 裏地のポケット排除=所有物精査 は、注文主の嗜好に息づくオーダー内容である推測も御座いますが、ゆえのビスポーク本来的な比類なき個体偉力としてご対面いただきたく憶います。電車内でいかに席が空いてようと座らない哲学など合わせて。
“ フランスにて製作された、それぞれに一人の注文主が居たコート ” からの二着目となります本品 “ 同区分において稀有な色気特徴を有するコート ” は明日 12/7 ( 金 ) 12:00 に御披露目させて頂きます。
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この度の新作である “ フランスにて製作された、それぞれに一人の注文主が居たコート ” より明日御披露目させて頂きます一着目となる本品は 1963 年に御医者様の要望にて製作された逸品でして、注文仕立服という芳醇かつ特殊な背景に加えて Doctor という純真無垢な要素/要望が加わることで獲得した仕上がりは極地的なまでに我々にとってより強く御注目頂きたいとささやかに主張してしかるべき存在価値と相成ります。

御医者様 - 私は成ったことがありませんしきっと来世も成ることは無いであろう世界のお方ですが、光栄ながらこの生業において触れ合わせて頂く機会があるうえでの浅はかな印象と致しましては、極めて極めて大変なお仕事, もちろん職業に貴賤無しではありますが、御医者様方がいわゆる “ 触れ扱われる ” 事柄はとても推し量れるものではございませんので、私なんぞが大変なお仕事と申しあげるのも失礼に値するほどに想いますが、しかしながら間違いないのは社会にしっかりと貢献される, 尊敬されてしかるべき, “ 先生 ” という敬称に一寸の曇りも無く値する方々 に想います。本当にいつもお世話になっております。お酒飲み過ぎないように気を付けます、すみません。
その 私なんぞが推し量れない大変さ を想像させてくれる要素がこちらのビスポークコートにも潜んでおり、まず始めがベンツの深さでして、皆様方も御存知の通り古き乗馬用のコートなどは稼働目的として通常よりも深いセンターベンツが設計されるのですが、こちらもそれらと同じく深いそれが配置しており、きっと着用時にも即座に従事・対応を目的としたそれだったのではないかと想像します。更に特徴的なのは袖の取り付けでして、この点は私が服創りを学んでいないがゆえ抽象的な表現となってしまい恐縮なのですが、およそ 1930 年代頃以降の仕立服は基本的に “ 身頃から袖が生えている / 身頃から袖が延長している ” ように結合されているのに対して、それ以前, 主に 1900 年代初頭まで仕立ては “ 身頃に対して袖が独立している / 身頃 に対して少々袖が被さる形 ” の結合であるとかねてより想っておりまして、前者が身頃に対して袖が “ シュッ ” だとすると後者が “ ガシャコン ” と申しますか、この内容を可視化するのが初めてなので大変に歯がゆいのですがそのように感じておりまして、本品もその様式にて構築されているのですが、この論点は美意識よりも機能性であろうにも関わらず、私はこの構築形式の結果に極めて強い美しさ, 純粋な目的性ならではの輝きを感じ強烈に惹かれます。



なにより強烈な印象を残すのは袖を通し身体に添わせた時の得も言われぬ心地良さ。問答無用に包み込まれると申しますかコートそのものに優しく抱き締められると申しますか、その絶頂感は言葉で表現しきることが叶いませんで、それはやはり注文服, ビスポークであるがゆえの職人技術によるものが大きいでしょう。私はビスポーク至上主義者ではなく既製服も同等に愛しておりますが、この直感的な問答無用感と絶頂感はビスポークならではの感情に想います。またこれも想像の域を出ませんが、このコートを抱き締め返すとこの美しく青みがかったヘリンボーンはウールだけではなくロウシルクを織り交ぜた組成なのではないかと想わずにはいられません。着用絶頂感と併せましてこの点も是非実物にて御体感頂きたいです。


1963s French bespoke chesterfield coat for doctor
最期の特異性であるポケットを排除された胸部ですが、この点は純粋に注文主の好みだったのではないかと想像致します。前述の要素とこの無機質さを踏まえまして御身体への寄り添いによって, 寄り添わないことでの唯一無二な結果によって, 嗅覚のみによって等で御判断頂き、御医者様という注文主と時代を経て現代のお姿にして頂けましたら幸いです。
“ フランスにて製作された、それぞれに一人の注文主が居たコート ” からの一着目となります本品 “ 社会貢献性の高い資格所有者が注文主のコート ” は明日 12/6 ( 木 ) 12:00 に御披露目させて頂きます。
SURR by LAILA 福留
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ボリューミーな本日のエントリー(になりそう)ですが何卒ご容赦下さいませ。
1980年代のミラノを代表するユースカルチャーに【Paninaro / パニナロ】が御座います。風と音楽に乗って受け入れられた米国文化のアウトプット、限定的に流行した其の世界主軸は “ 色 ” と “ 自由 ” によって構成され、暖かな日にはカラフルなスウェットシャツ、冬の日にはボリューミーなスポーツジャケットを一張羅とし、ブルージーンズとホワイトジーンズをこよなく愛する個人【Paninari / パニナリ】によって集積されていくわけです。然りとて第二の米国とならない基底には、イタリで育った彼らの、巧みなカラーチューニングセンスと、高い身長と、隣に歩く綺麗な女性が然うなのでしょうが(米国批判では決してない)、制限性がない色彩選択や瑞々しいカラーパレットはサンバビラ広場を鮮やかに彩り、その発露を大事に活かすように提供された衣類やテキスタイル、メーカー / イタリハウスの存在は、自然な時流の一貫であり、ミラノコレクションで躍動したメゾン/プレタポルテの体温には決して触れない、市民との密着性が極めて強い、素晴らしきマニアック・レンジで御座います。そして全盛期当時、Olmes Carretti氏がメインパーソンに衣類の提供が行われていたイタリメイド【Best Company】には引き続き心を奪われているわけです。
この度、獲得に成功した2個体のBest Company、パニナリにとっては一張羅,其のスポーツジャケットで御座いますので、カラフルまたはテキスタイルを持つニットウェアと、いくらパニナリでもクローゼットに1着は入っていてほしいブラックテーラードも等しくブルージーンズに結び合わせを頂きたい編集メッセジを勝手ながら。XXを選ぶイタリアの若者も無きにしも非ずという事で。
さて、中綿またはダウンをとじ込めた暖かなスポーツジャケットの構成要素、目に視える表面すべてが打ち込み素晴らしい天然木綿ということで、例によって恐ろしい程の求心力を発揮して御座います。コットン愛好家の性癖を持つ方ならばどれほど訴求力のある人肌優しいコットンであるか御判断頂くに10秒を要せず、心より触れて,掴んで,着て,脱いで,抱きしめて,投げていただきたい推奨点も変わりなく、そのうえ今現在世の中で提案される唯唯大きいボリューミー・ダウンの魅力を苦手とするわたくし個人的嗜好がマイノリティとなるならば、ここで綴らせて頂く事,皆様をがっかりさせてしまうやもしれません。
この個体性ながら遠慮がちな佇まいと謂いますか、全体としてコンパクトに制御されている同社の狙いならば本当に頭が上がりませんし、大袈裟に向き合う必要のないダウン,スポーツジャケットとの御縁は稀有であろう事、そもそも【ダウン】というギアを選択してこなかったわたくしですので爆発的な感覚更新が行われた対象其々がメインストリームに沿うかどうかで謂うと極まるくらい外れておりますし、そもそも恒久的に修繕可能なコットンのみで組成された真冬のウォーム・ギア / バイオレンス・ギア / ダウンジャケットなど他に存在するものかどうか疑わしく、ますます性癖を刺激してなりません。そして今まで検分して参りました【Best Company】のそれぞれと今回も引き続きの意見は、カジュアル・ギアとしての本粋をがっしり掴んでいる事、ネイチャーフィールドまで通用する能力をタウンユーザーへ提案する癖(プロダクトラインにより)、実際的な応力、製品としての個体力、ディテールへの認識と理解力、スポーツシステムの深み、従って成立する,Olmes Carretti氏の支配色とテキスタイル提案と憶い、要するにアライグマコレクション(過去認識個体により勝手に命名)のローズレッド×ターコイズブルーに引き寄せられてならず,白状しますとシルキーホワイト×スカイブルーのスキージャケットに呑み込まれ、つまりは孰れも木綿構成とならば真冬の一張羅としてお勧めしないわけには参りません。








late80s-early90s Best Company cotton sport jacket from Olmes Carretti









late80s-early90s Best Company cotton down jacket from Olmes Carretti
SURR by LAILA 小林
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例えば一つの旅において 100 という品に出逢えたとして、弊店では一品一品異なる専門職人様方による施しを経て御披露目という手順を以前より選ばせて頂いておりますが、その配分は手前どもの人的力量であったり職人様方各々の施術量に則って変速しておりますので、折に触れて頂戴する “ 今後も何か新作はあるか ” という御質問に対しては常に ( 大前提として絶望的に濁りきっているうえでの ) 迷い無き澄んだ眼差しで “ はい ” と御答えさせて頂いているのですが、今期におきましては例年以上にコートの類が随時不十分な状態が続いておりまして心苦しく想っております。
また先に続いて、御興味頂いている品がある前提で “ では、それと見比べた方が良いか ” という御質問を頂戴する機会がございますが、弊店の品は弊店にとって全て異なる論点における魅力があると想える品, それぞれがそれぞれにおいて前向きな意味合いで異常なまでに独善的と感じられる品の御提案を努めておりますがゆえに、それに対してもやはり絶望的濁澄眼差しをもって “ 適宜御判断頂くべきです ” と御答えさせて頂いておりまして、その品の背景なのか組成なのか御身体への添い方なのかなど判断基準は常に流動的なことと想いますし、そもそも御気分や御心持ちこそ縦横無尽に流動的なことと想いますし、メメント・モリではありませんが先々 ( 誰にも解らない未来 ) に捉われ過ぎても健全ではないと想いますので、常に御自身における御自身だけのそれこそ独善的な直感諸々に則って御判断頂くべきと想います。さすればすべからく晴れ渡った御心にてこの過酷な世の中をお過ごし頂けるのではないかと。
この度準備が整いましたのは全て “ フランスにて製作された、それぞれに一人の注文主が居たコート ” という背景の品々となります。すなわちこれまた異常なまでに独善的であり我々にとってより強く御注目頂きたいとささやかに主張してしかるべき上質さの品々でして、社会貢献性の高い資格所有者が注文主であったり、その同区分において稀有な色気特徴を有する一着であったり、老舗による変則的な製作背景の一着であったりとそれぞれに 『 個 』 しかございませんが、愛しさと切なさと心強さと共に難易度が同居するビスポークコートという区分において弊店の独善的な選択基準を僭越ながら敷かせて頂いた末の内容となります。それらの 『 個 』 と独善的な魅力があるうえで我々にとっての現代性がある品々を、注文主と偶然かな一致する御身体への寄り添いを良縁と御判断頂いても良し, 寄り添わないことでの唯一無二な結果を御認め頂いても良し, もちろん嗅覚のみで御選択頂いても良し。いずれにせよ約 90 ~ 55 年ほど前に一人の注文主によって立案し、一人ないし複数の職人によって実体化したコートが時を経た現代においてどのような過程を経てどのような姿になるのか、私は心より愉しみに想っております。御興味頂けましたら御期待頂けましたら幸いです。

1930s – 1963s French bespoke coat collection
順次こちらでの御紹介ならびに店頭での御披露目を行わせて頂きます。宜しくどうぞお願い申し上げます。
SURR by LAILA 福留
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フリーダムフィットを成功させた90年代から順々に構築的方向へと歩みを寄せてゆく其のストリームは、世の中が求める歩幅に合わせた意図性ではない決然としたアップデートのように憶う,今シーズン3度目のエントリーを迎えるDries Van Notenについて。それはニットのみに終結するお話では御座いません。Dries Van NotenをデザインするDries Van Noten氏が全体の構成要素の中心に重錘を置く Tailored / テーラード では其の再提案なる紳士性がより明確に伺えるほど優しく,力強い、2000年初頭の新しい風で御座いました。


同社【before 90s】【early00s】を編集する重要性は文頭の通りで御座います。分水嶺のようにくっきりと分かれるアプローチは、90年代に象徴される多釦/イージーフィットを御獲得頂いたお客様が2000年初頭のテーラードに袖を通すと驚かれる実例が分かりやすく、お身体の線に合わせて着ることを目的としながらフォーマル提案ではない絶妙な様子と絶妙なほど一歩を踏み間違えない緊張を残した構築的テーラード,として大成させた【early00s】から今現在まで温度を保って歩みを続けている軌跡を1着から感じることができること、勝手ながら贅沢に憶い、酒の席のように砕いて申し上げますと、ドリスってすげーな。




それは Tailored / Coat も同様で御座います。テイラ・リングが息づくショルダー設計、美しきアームパターン、輪郭線、ビックフォルムからの脱却を意図した素晴らしいほど紳士的な基底は厳然たるチェスターフィールドコートの実相で在りながらフォーマル提案に尽きない絶妙な様子を 生地 より大方感取できる分厚く優しいウール地で御座います故,とてもあたたかなウール地で御座います上,裏地も繊維がやわらかなウール構成ともあれば御身体に触れる箇所すべてを天然繊維であたため得る素晴らしきwarm coatとして是非とも御査収頂きたい想いであります。

early00s Dries Van Noten wool&wool chesterfield warm coat
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無事に整いましたので明日より。
弊店初となるDown jacketの獲得、アントワープ某社の素晴らしきWarm coat、タイミング叶えば順次綴らせて頂きたいと憶います。宜しくお願い致します。


New arrival, 1930s France bespoke set up tailored jacket & gilet

New arrival, early00s Dries Van Noten antique approach wool tailored jacket


New arrival, early00s Dries Van Noten cotton moleskin tailored jacket

New arrival, 80s Burberrys wool sport jacket, deep navy

New arrival, late80s TOKIO KUMAGAI twelve bottom wool duffle coat


New arrival, late80s-early90s Best Company sport jacket from Olmes Carretti


New arrival, late80s-early90s Best Company down jacket from Olmes Carretti


New arrival, 90s John Lobb vamp loafers

New arrival, early00s Dries Van Noten wool&wool chesterfield warm coat
皆様のご来店を心より,御待ち申し上げております。
SURR by LAILA 小林
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1サルトリアの香り
2プレタポルテ的提案の有無
3生地への評価
4テキスタイルへの評価
6全体のプロポーション
80s Gianni Versaceのテーラードを精選するうえで欠かせない項目を挙げるとこの辺りが適当と憶います。氏に対して失礼ですが同社の提案がすべて素晴らしいと憶うわけではないのは仏H社も同様。今シーズン上記箇条要素を満たす個体との御縁は本作で2着目と幸運な心持ち、本作のおいては【3生地への評価】が過去検分最高位を更新した素晴らしい組成と皆様に是非御体感いただきたい wool & cashmere の織りで御座います。(cashmereとの出逢いは本当に恵まれました )
品質と同時に物理的(習慣的)強度を求める漢としてのわがままを基準値に設定する試みは 無謀 という二文字が追っては越えていきまして、御仕立て屋さんに注文する際よく店主の頭を悩ませてしまうわたくし個人の非抑制的わがままでありまして、テーラードという区分においては突出したグレードを求めてしまう非圧殺的な切望が御座いますが、本作の確かな厚みと柔らかな感触,暖かな触れ心地を成功させた細密な織り、掴む/握るを可能にする生地本来の復元力は80s Gianni Versaceが提案するテーラードで多く感取できる重要な意思表示でありテーラードと密接するひとつの国の文化や伝統性や発展性を凝縮した一例マテリアルのように憶い,スモーキーなグレイとネイヴィの構成色によってテキスタイル化されたwoolとcashmereの厳格な調和,約35年前後経過しようと失われない極上絨毯のようなテクスチャに驚かされながらテーラードで真冬を越したい欲望とも適合する兎にも角にも当方【生地】の素晴らしさ、非圧殺的な切望をものの数分で支配したカシミアブレンドの力と重なる御縁も有り難く憶い、身体で憶えたテクスチャと感覚を持って御仕立て屋さんの門を叩くわけです。またもや店主の頭を悩ませるために。

early80s Gianni Versace wool & cashmere tailored jacket
サルトリアを基底としながら紳士性を損なわない制御的かつ構築的なショルダーフォルムから色々削ぎ落としたアームフォルム,アウトラインの風味は2018年現代のテーラード見地では決して提案されない80s Gianni Versaceその甘い汁で御座います。長めの着丈から先入する深いサイドベンツの想像図を打ち砕く極短ベンツ、ダーツを一切用いない生地分量、6釦ダブルブレストとピークドラペルの美しきカッティングが息づく色香/ダンディズムを純然たる男性的所有物として可能にする【6全体のプロポーション】は伊最小フィッティングで在る事実は無論関係がない縦横の黄金比、その設計的美しさに起因する項目評価もお含み置き頂き、マイ・ジャケットとして御査収頂けるものならこんな嬉しい事は御座いません。御仕立て屋さんの門を叩かずして。
SURR by LAILA 小林
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プレタポルテ要素, サルトリアル, 質。この 3 本柱がどのような太さと長さで構成されるかによってイタリーメゾンの出で立ちと居様が変化致しまして、プレタポルテに特化するもサルトリアルに特化するも正解で正統であり、どちらを良しとするもお気に召すままですが、私個人としてはただ型にはまってしまうだけの綺麗さや慣習に捉われ過ぎるきらいはなんと申しますか、まぁ非社会的社会人特有の癖として退屈に感じてしまいますので選びませんが、とは言え型にはまることや慣習に捉われ過ぎることを好ましく想わないのも結局のところ “ そのような型 ” と言われればそれまでではありますが、その矛盾を取り急ぎ良しとして前を向こうと少し前に十数メートルから飛び降りて想うようになりまして、余談ではありますが飛んでからというもの酩酊時に理性を飛ばす思い切りが極めて極めて良くなり記憶と財布の中身が著しく消失する夜を愉しく愉しく過ごさせて頂いております、それはもう。
ここ数回の新作御披露目におきまして御来店くださいました皆様に心からの御礼を申し上げると共に、手前どもが至らずじっくりと御提案が叶わなかった方々、多大にお待たせしてしまった方々に心からお詫びを申し上げます。それら新作群にはプレタポルテの要素がそれはそれは色濃い品やサルトリアルが存分に主張された品、その看板独自の旨味を十二分に封じ込めた品や質を極限まで研ぎ澄ませた品など様々ございましたが、本日はその中から 3 本柱の屹立が特出して美しい, その様が特出して心地良い一着を御提案させてください。



プレタポルテの柱が太かった前回と対比を成す本品におけるサルトリアルの匂いですが、そのうえでしっかりと注がれるイタリー・プレタポルテとしての威信はやはりものの見事に芳醇でして、肩から胸にかけての強調力から成る滑らかなサルトリアらしい形状成型と、長く主張する襟の豊かな存在感にフラップを排除する, イコール室内向け, イコール肩の力を抜く提案というさりげなくも強烈に粋な演出といった “ その看板 ” ならではのプレタポルテとしての主意の協調力。そして本国において正統に精製されたウールとカシミアが文字通り織り成す蕩けるような表情, 英国特有のツイードとは良い意味で一線を画す、イタリアならではの軽やかで明るく楽しいツイードの表情が相まったその出で立ちと居様は、型にはまり過ぎることも慣習に捉われ過ぎることもない、私にとって恒久的に御提案したいと想う退屈から遠い座標に在る紳士像です。

early80s Cerruti wool & cashmere tailored jacket
これは今期の一個人的な御提案ですが、是非とも 真冬を越えるテーラードジャケット として捉えて頂きたい一着でもございます。衣類諸々の性質を明確に組み合わせて寒を防ぐという、現代を闊歩する男性として真摯かつ正統な真冬の装い。テーラードジャケットによるそれも一つの粋なのではないでしょうか。なお、それには手袋やマフラーなどの要素がすべからく必要になることと想いますが、それら全てを弊店から御提案することはおそらく叶いませんので御興味頂ける暁にはそれらをどこかで御手配頂く必要がございますが、御容赦くださいませ。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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