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青年性と紳士性の共存をテーマに考えてみますと、清潔さや誠実さや実直さがキャラクターとして成立していなければならないと憶いますが、それらの性質や共存構成を、例えば 色 によってフォーメーションし得る内容の中で Gray が最も適合であり,重要であり,至極無敵であろうと冬を愛せないわたくしの中で最も愛している冬色のひとつで御座います。そもそも青年性と紳士性の共存を目的に精選するわけでは御座いませんが、男性的シンボリズムとダンディズムをわかりやすく,しかも同時に露出し得る優秀色なうえ、挨拶も交わしたことがないコーヒーショップのあの子に,この人きっと良い人だろうを与えることができ得る最高色なわけで、いよいよ選択しないわけにはいかないカラートーンと心得ている次第です。

グレイトーンを精選するうえで最も大切な要素は謂わずもがな 素材 で御座います。それは無彩色である事実に起因する事柄のように憶いますし、テクスチャーに誤摩化しがきかない唯一色であり、上品な香りを表出させるグレイトーンはとても優れた本質が備わっていなければならないという基底も、謂わば当然だろうと憶うわけです。そこを損なってしまうと、この人きっと良い人だろうを振り撒きたい不誠実な狡猾者としての正体を明かすことになる危険色となり、つまりは、最も精選が難しい困難色であろうと私物精選の際は細心の注意を払うよう致しております。中でも、極めて黒色に近いグレイトーン Charcoal は最難関であると同時に、上等なカシミアや,最上質の羊毛、本質的に優れた其れらを淀みなく投下した構造であるならば、コートであれセーターであれソックスであれハットであれ、男性的シンボリズムとダンディズム、青年性、紳士性を完璧に包み込む,文句の付けようもなく,何度往復しても尽きることがない 極上色 であろうと重きを置かせて頂いております。
オックスフォードグレイ、ミドルグレイ、ダークグレイ、チャコール、いずれも共通項として芳醇さや瑞々しさには欠けますが、黒より優しく、紺より暖かく、動物色としての豊かさと情感、意は尽くされている魅力点、その男性基本色を司るカラーテクスチャを慎重にかつ、偏狭的に、御賢察頂きたく存じます。最良の資質をもって。
孰れも素晴らしい属性と、こゝろより。

early00s Dries Van Noten only cashmere knit pullover vest

90s Gucci by Tomford wool flannel trousers

late90s Yves Saint Laurent rive gauche, wool & cashmere double breasted short coat

Newarrival 90s Italy chesterfield coat fabric from Loro Piana
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
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秋の気温に落ち着きました週末に、しつこく私からご紹介とさせて頂くわけですが、H同社の逸品を精選させて頂いた蹶起点 “スモーキートーン” が心から離れず、誠に勝手ながら没入感を憶えるここ最近で御座います。



時間と水分と太陽を吸収した “経過” によりスモーキートーンへと昇華された実相と、例によって天然木綿ならであの質素で柔靭なテクスチャーを確認できれば謂う事無しなわけですが、そのように好みを縛り上げず見渡してみますと、織りや染色、素材/組織の差異、あるいは無作為に “経過” した其れ等を感取した後、深く受け入れますと、いよいよを以てスモーキートーンの魅力へと没入していくわけで、さらにそれが美しいブルートーンを帯びた個体であらば、【スモークブルー】と命名したいほど、強烈な求心力によって引き寄せられるわけです。JISで規格されている正式色名を模索しますとプルシャンブルーとか、アイアンブルーとか、洒落た色名として存在していた此のスモークブルーは、総称的な認識でいざ参ろうと勝手な理屈でご容赦ください。
さて、そのように具体性もなくスモークブルーに取り憑かれているわけですが、まさか木綿以外で、まさかヌバックという特異点で、そのうえ、履き物との御縁というのはいささか信じ難い初見考察で御座いまして、グレイフランネルや暖かいマロントーンとの結び合わせを想起するだけで至極幸福なわけであります。
余分な装飾や自由表現を排除、極端にプレーンで清潔な面構え、端正な顔立ち。なまくら者を意味する Loafer=Loafers の基底と Vamp shoes を存分にご堪能頂ける要領を得た構造性、簡潔性。同社伝統的なクラフトマンシップ漂う誠実な御作りはご賢察の通りと憶います。地表との距離が近いシングルソールとフラットな底辺、全体として丸みを帯びたラウンドフォルム。粗野で前向きなヌバックと、壊れるまで履き続ける支配者の強い意志を注ぐことで成立する習慣的履物としての想像性は、ひとつひとつの敷石の上をコツコツと歩いて往く実直な其れであり、事実どこか懐かしいフレンチシューズを振るい起こさせる佇まいで御座いまして、しかしながらいずれの表現も、スモークブルーである魅力点には適わず。謂わずもがな、素晴らしいフランス靴で御座います。フィッティングJPN25.5が適正の方、是非、御賢察の程を。





90s Hermes nubuck vamp loafers “ smoke blue ”
SURR by LAILA 小林
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ここ半年程、写真多めの構成と我慢できない性分のうえ、センテンスも加わるもんですからボリュームがとんでもないことになっている事に対しては見て見ぬ振り。本日もまた例によって。我慢できなければ。とはいえ暖冬の今年はゆっくりと参ります。明日よりまた宜しくお願い致します。

Newarrival 80s Yves Saint Laurent tweed tailored jacket


Newarrival 50s French work herringbone smock coat for “ Butcher’s ”




Newarrival 80s Paolo Gucci silk hood jacket “ Ruby red ”




Newarrival 90s Italy chesterfield coat fabric from Loro Piana

数ヶ月前に極少数ひっそり御披露目させて頂いたファインジュエリー初区分 “Platinum” 。ホワイトトーン=銀色を具有する金属故に “白金” と呼ばれる天然無垢の其れで御座います。今シーズンはもう出逢いが御座いませんで、本作のみの完結的なエントリーとさせて頂きます故、純然たる白金とビスポークアプローチ、抑制的なカッティング、ブラックダイヤの求心力、其の見事な紳士性を少しばかりでも御感取頂けましたら。(福留が尋常ならぬ驚異的熱量を注いでいる個体ですので、いずれ彼からDiaryのエントリーがあるかもしれませんし、ないかもしれません。)

Newarrival 1950s British platinum & black,White diamond bespoke ring


Newarrival 90s Hermes nubuck vamp loafers “ smoke blue ”

antique / bespoke(=tailored)の世界で、ましてやコートという区分で、コスチュームにならず純然たる外套として向き合える,見事なフィッティングプロポーションを備える個体との出逢い、そのうえお身体に合おうものなら、ひとりの漢の人生においてはこの上ない喜びであり、豊かな出来事であり、至極幸福な事柄で御座います。さらに謂うと、この区分では、その感動というのはこの先2度訪れるものでは御座いませんで、奇しくも苦しくも本作がわたくしにとっての其れで御座いました。裏地を視まして卒倒するのを踏みとどまり、袖を通せばこのまま帰ってやろうかと魔が差しそうになり、豊かな出来事どころか汚い心で胸が充足する始末。集合的な4つ釦、神経質な胸フラップ、コンパクトな襟型、そのうえ過去エントリーの数着中でも触れた事がないエレガントな織り,生地の話を始めると下のエントリーまで夜が明けてしまいますので、この辺りで。

Newarrival early1900s British bespoke horse riding tailored coat



Newarrival 40s US private horse hide leather jacket



手作業の工程数、素材、アプローチング、総合的に精察し、疑いの余地はなく、随一でしょう。
議論、討議、検討の末、弊店空間において御披露目へと至った本作は、詳細を突き詰めると終結しない,筆舌尽くし難い個体である事、昨年辺りエントリーした90s Jean Paul Gaultierと並び、ウェストコートにおいては間違いなく傑作であり極品で御座います。あまりにも上質な木綿のみの組成というので、季節外に置かせて頂いているそれらを愛するわたくしとしては決して見逃せない心持ちと、大切に着用をさせて頂き、大切にシャッターを切らせて頂きました。いつも通り冴えないカットですが、気持ちが違います。

Newarrival 90s Dries Van Noten cotton waistcoat
何卒、御賢察の程を。
SURR by LAILA 小林
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本作に関しては綴らねばならない要点があまりのも多いので店頭にてじっくりとご説明させて頂きたい心持ちと、結局のところ話は長くなるので自己抑制に精を出すとして取り急ぎ申し上げたいのは、いよいよをもって70年代含めそれ以前の同社紳士服というのは壊滅的に, 崩壊的に, 絶望的に御縁叶わず、出逢いに希望を持てず、このような実情は例によってLevis社60年以前の個体出土状況と同じ様でありながら弊社体感としては確実に、それ以上 の極希少区分と認識致しております。その実情は数年前とは訳が違う、という事ですが、生産域が拡大していない70年代以前、当時のメゾンカテゴリー/紳士服を資料とする現・世界的な動き、モードクリエイションにおいて基底となる教科書の重要要素として確固たるポジションに置かれるようになったここ数年のリアルストリームは、風潮というより、時代のナチュラルな流れのように感取しますし、そのように該当年代のメゾン紳士服に触手を伸ばしている前線の動きや、息を吐くように使うことでその1着の実際的価値を急落させることもあり得る,危険因子であろう “ Archive ” というワードが世界的にスクイードしている実情に伴い、メゾンピース/稀少年代へのフィジカルな認識も当然。迂回的な御伝えで恐縮ながら。
とはいえ、それ以前の問題なのです。同社同年代の紳士服が見当たらない事由というのは。そもそも紳士服の生産数が極めて少ない、に大きく起因しますし、それはクチュール / プレタポルテ問わず、お洋服ならびにファッションというのは女性のための世界であり、それを明確に意図してクリエイションを続けたモードの帝王も同様で御座いまして、60,70年代も当然、カラフルなテキスタイル、カラートーン、ミリタリールック、上質なシルクファブリック、女性の柔らかさを引き出す繊細なタッチ、テクスチャー。そして、身に纏い、よりスペクタクルにも女性の美しさを際立たせるため、あるいは意味性の分野においても女性よりは目立たせない制御性、謙虚性を確かなものに、つまりは、その実相を衣服をもって表現したフレンチ・シック / クラシカル・エンジン が明瞭に確認できる70年代以前の同社の提案が、極めて実践的で、限りなく紳士的な其れであり、本日ご紹介させて頂く個体も、飾られるものではく,着るためのベクトルを存分に注いで頂けるLate70sムッシュ統制時代の極品で御座います。

そのうえ、初見要素として全的に広がる見事なツイードは、生産域も拡大し,より幅広いデザインと自由表現を注げた80年代以降確認できるフレンチメゾンが提案するエレガントな織り、とは実のところ対極で、しつこいようで恐縮ですが、70年代の極稀少区部において、ここまで質素で力強いツイードの精選に感興を抱かずにはいられず、生のツイード とも謂いましょうか、加工や施しは一切せず、時間,人体と過ごさせることにより素材元来の機能性を高めていく付き合い方が40年代以前の歴史性と合致するように、あるいはヨーロッパ(主に英国地方)においてはカシミアや羊毛、製品として仕上がったニットの状態が硬く、これを我々は 生の状態 と呼ばせて頂いてますが、そこから摩擦、水分,油分,湿気との共存、生活を共にすることにより繊維が花を開き、ありえないほど柔らかく,肌馴染みが素晴らしい肌着へと昇華される歴史性も同義。そのようにして謂いたいのは、本作もまた 生のツイード というべき元来の性質が保たれた印象で(おそらくドネガル地方のツイード地を触れたことがある方はイメージしやすいかと存じます)、たっぷり水分と湿気を吸わせ、身体の油分を馴染ませ、永い時間をかけて御付き合い頂くことで至極完璧な其れへと昇華させる付き合い方も、まさにフレンチ・シックで御座いましょう。
Vゾーンをエレガントに魅せるためのフレンチズム、ミニマムなショルダーバランス、アームの曲線、そして整合的に揃えられた大きさの釦、全体の僅かの歪みや詳細も許さない絶対・左右対称美学はまさに左岸的スタイルの其れであり、同年代同社のエントリーで一貫されたような同氏の精密な表現で御座います。唯一施されたプレタアプローチが、ポケットを囲む外打ちのステッチである事も同じく。
プロポーションは完璧の域で御座います。
骨で着用する均衡/パターンは、大体をもってクラシカルタッチでありオーバーフィットに収まらない大きさを具有したものと感取しますが、懐古的な外套のみに留まらない至極見事な着用感取。総合的に、おそらくここまでの個体をご紹介させて頂くことは極めて困難であり、裏を返して、ここでご紹介叶いました事、心より光栄に憶います。







2着のSpecial tweed、少しばかりでも御愉しみを頂けましたら。
本作は明日10/6(土)12:00より御披露目とさせて頂きます。

New arrival late70s Yves Saint Laurent natural tweed, balmacaan coat
SURR by LAILA 小林
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ツイードというのは基本的に粗野で乱暴でなければならないと憶う理由として湿気の吸収性やら物理的強度やら可視化し得る紳士性と数滴のナーディズム、その他に、修繕が大いに可能である “道具(=外套)” としての付き合いがより明確性を持つためと耽りながら、粗野で乱暴なそれらは結局のところ、粗野で乱暴でしかなく、粗野で乱暴な道具でしかなく、粗野で乱暴な道具でしかないお洋服を皆様へご提案させて頂こうなどとは到底憶えず、綿密な精査と探求と運と時間が必要でした。
もしこいつがいなければこの先の冬をどうやって越せば良いだろうかと、突如として特定女性を失った哀しみやら絶望感を感取する一例と同様、凄まじい求心力を備えるかの一線。その求心力の正体は、今現在、意識のほとんどを其処に向けているフィッティング・プロポーション、身体との均衡、着用感取は主にオーバーコートとしての機能がどこまで正確か。そもそも着て / 過ごす / 人に会う のであれば最も重要な要素と注視しております。そして上記いずれをも基底とする粗野で乱暴なスペシャル・ツイードであらば完璧無比ということで、例えば1951年製のBespokeで御座います。

当時の “御仕立て” においてはグレードランクのウール、カシミア、いずれもデューティー性ではなく重きを置くはラグジュアリー、高級感、より良い質を求める動きと見識は当然の行いでしょうし、パーソナルピースとして存在するそれらの出土は限りなく少数と自明の事ながらも御縁叶うは、其の当然の行いから仕立てられた個体。いや、素晴らしいのですが。ビスポーク・ツイードという選択は粗野で乱暴な酒飲みの粋な思いつきではなく(そうかもしれませんが)戦後、雨と湿気とダストから身を護るリアリストの精選と腑に落ちやすい推考点。イエロートーンにまとめられた情感ある暖色糸、立ち姿が抑えられた襟の形状、制御的な前振り、ターンバックルカフ、特注製のリアルホーン。純然無垢なチェスターフィールドコートとして依頼を遂行した英国テイラーネーム。
何卒、御賢察の程を。





Newarrival 1951s British bespoke tweed over coat
10/5(金)12:00より、
SURR by LAILA 小林
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一昨年辺りから弊店A/Wプログラム(構成思案段階)に名を連ねていた Tweed ですが、精選はそう簡単なお話でもなく、昨年においては中心ポジションに置かせて頂いた此方をはじめ、メゾンより提案があった70-80sの2作品。おっと忘れちゃいけない、2時間半の特急から3時間の特急に乗り継ぎという道中を経た甲斐があったらしい英国某社のツイードシステム。数えると計4作。謂わずもがな、区分が コート となりますと、ある/ないの状況以前に、心よりご提案をさせて頂きたい個体との出逢いが誠をもって皆無、でありまして、福留に熱烈要望を投げかけ、福留は各国コレクター様に熱烈要望を打ち、セレクションの旅へ出れば足を酷使し、わたくしは足の血が固まらぬよう座り方と姿勢に気をつけながら、時は経てど髭は生えず、いつの間にやら純文学に傾倒し、引き続きしいたけは食べれず、ネクタイは少し増え、眼鏡は変わらず。
そのようにして迎える2018年秋の香りも漂うこの辺り、誠に勝手ながら「Special tweed coat」と題して2作品、御披露目とさせて頂きます。発売は順次ということで、1作ずつ、5日と6日それぞれ12:00より店頭発売とさせて頂きます。明日より詳細告知と致しますので、しばしお待ちを。

coming soon 1951s & late70s special tweed coat
SURR by LAILA 小林
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昨日は予想を超えた寒さに少々怯えまして、そうなると想起させるは暖かなセーター、という事で、心に留まっていた一品を気持ちよく書こうとスロットルを外しておりましたが、さて、本日を迎えてみれば残暑の足掻き。
風邪も流行るわけです。皆様、重々お気をつけを。

ヨーロッパ大陸においてニット・クオリティが突出しているのは太平洋に面していない大陸ならではの寒さ / 気候に起因するのでしょうが、それぞれの特色があるとて基盤となるは “暖の確保” が然りと存じます。特に英国,アイルランド地方では優れたニッターも数多く,独自に根付いたニット・カルチャーが指折りの特有性を備えるという事実も周知の通り。確実に暖をとるためしっかりと身体に沿わせるフィッティングアプローチは、2サイズ程大きなセーターを着用しながら湿気と油分を吸わせ、ぬるま湯でゆっくり洗いながら注意深くシュリンクさせていき、確実に身体に沿うようフィットさせていく丁寧な向き合い方も学ぶべき伝統性と憶います。厳しい冬の寒さや湿気にも大いに耐え得る重厚な編み、強力なコシ、その防御性と防寒性のレヴェルを確実にする混紡精査も当然。





その質感と実際的ムードを獲得するため,あらゆるお素材やマテリアルで挑もうと、 手編み の要素や性質は不可避のように憶いまして、不規則かつ変則的に生じる “歪み” や “緩急 ” それは大方、製品としてフィニッシュした実像に留まらず、習慣的に向き合い続ける過程において獲得される種類の歪みと緩急が引力を生み、着丈や袖丈の歪さ,歪形、その者の標準的生活性における癖から発生する擦れ、生地への摩擦、プレッシャーによる編み目の変化等、意図して叶う区分ではなく、パーソナルピースに昇華していく向き合い方 / ハンド・ニットの魅力を、現代モードには一致しないアルチザンな域で提案し続けたアントワープ鬼才の仕事がいかに素晴らしいか、メゾンのフィルターを通した表現として伝統性を重んじる人物は何名居るか。世紀末に優秀なニッターを求める世界的な動きは、ニットという存在の重要性(商業的重要性含め)と、素材本来の魅力のみならず技術分野における “ 質 ” も少なからず露出する / 誤摩化しがきかない / デザインに限度性が伴いやすい区分である事、想像し得る内容と憶います。
さて、そのようにして英国伝統性やセーター(ジャンパー)との付き合い方を見事に注ぎ込み,成功させた本作は、同社といえば兎に角ニットが素晴らしいと周知させるに至った具体性、同氏のニット表現と純然たる情熱がギュッと凝縮した個体である事、ゲージが不規則的に切り替わる詳細は、視覚的美しさのみを求める施しではないほど、あるいは長い歳月を共に過ごしてきた種類の不規則性であり、フィールドバックというワードも適合か怪しまれるほど “ 道具 ” として限りなく精巧なもんで、そのうえ、限定的な地方における座った際にヒップまでしっかり暖めるため着丈は長く設計する伝統性をほんの少しの躊躇もなく採択する実例は、99年メンズファーストコレクションにおいて某デザイナー氏が初めてアランセーターを発表した内容と同等。骨にフィットする身幅や肩、そしてロングスタイル。現代モードとは真逆をいくニットクリエイションであり、90年代の揺り起しが行われているタイムリーな現代世界でさえも、ハッキリと申し上げまして、異質で御座います。



故に、本作においてはいかに素晴らしい個体かは置いておいて、ブルゴーニュワイン樽に2年浸け込んだようなボルドー色である事実も置いておいて、湿気と油分を確保したようにしっとりと形状的で,祖母の手編みの其れの如く荒々しくも温もりが有り、マテリアル混紡率を数%の割合でコントロールするドリス・ヴァン・ノッテン氏の貪欲な表現であることも横目に、 暖をとる というシンンプルかつ究極の目的のため御選定を頂きたく存じまして、ヨーロッパほど寒さに厳しくないシティライフへのご提案として僭越ながら、室内ではアウトに、人様に会う際はタックインというギアを設けて頂くのも粋な事。寒さに怯える暁には、タートルネックを折らねばならぬ理由も御座いませんで。

early00s Dries Van Noten turtle neck knit jumper
(styling with 50s Levis 501zxx)
SURR by LAILA 小林
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Maison quality , Military , Work piece , Antique category etc.. ヴィンテージという枠でもこれらに該当しない区分を Other とさせて頂いておりますが、そこにすら当て嵌まらない個体というのも全体構成の数%ほどエントリーさせて頂いております。背景 / 製作者 / 明確な製造国 / 製造環境 / 使用目的、得られる情報の中では精密さを欠き、シャープでクリアな実相とは程遠く、資料もなく、おおよそファブリックバランスやテクスチャー、パーツ、可視できる全てと弊社が貯蓄した情報を足場にしながら推測の域に留まざるを得ない 不明 の要素があまりにも巨大なそれらを【Anonymous piece】として精選の上ご提案を続けて参りました。この正体不明の個体をセレクションさせて頂く決定的な理由その1というのはまさに此の 不明性 で御座いますし、プレートや製造国や製品証明のタグによって個体価値がジャッジされやすい実態を横目に(善し悪しの話ではなく)、実相との純粋/明確な対峙、を半強制的に実現する未知の領域こそ、そもそも区分やカテゴライズに拘りなく、1着の衣服として御賢察頂きたい想い,超現実主義を掲げる弊店にとってはこれ以上ないご提案と至るわけであります。誠に勝手ながら。
そして実相との純粋/明確な対峙、を半強制的に実現する未知の領域を体感するは、当然ながら我々も同じく。そんなわけで、精選術というのもなく技術や下法や裏技や荒技や緻密な作戦というのも決まりきったように御座いませんで、あるのは出逢いがすべての運と(全てのセレクションに通じますが)、何より対峙の末、唯一無二という絶対的魅力を超えた訴求力を大いに感取するか、スッと我に返ったとき目の前にかけられたこの1着を無垢な外套として認められるか、ハッと感慨に打たれたあと目の前にかけられたこの1着は冬の寒さを凌ぐに充足しているか、例えば本日ご紹介させて頂く個体に関して申し上げますと、その対峙に時間は必要なく、袖を通した瞬間決定と至りました。なんとも不分明な理由その2で御座います。





【推測 / 考察】
製造年およそ1950年代前後。ヨーロッパ圏内。
僅かに残されたプレートや後身頃に残痕するステンシルから元はプリズナーウェア、又はプリズナーピースのOEMを一任されていたメーカー製造個体と推測。しかしながら,仮にそうであったとしても全体構成としてあまりにもそうであると断定できる具像ではない(パターンにおいてさえも)のであくまで推測域に留まる。工業的なスナップ釦とネックチェーンの選定、レザーフラップの縫い込み、前身頃においてダイナミズムに主張するレザーファブリックの充て、それらの大部分はパーソナルカスタムとして認めるに相応だろうと推測が叶い、いずれもファブリックやパーツ/糸のテクスチャー、あるいはその実態から製造年と近しい年代におけるチューニングトライ。カスタム施行者の意図として、頭脳の殆どをもって注がれた先は実践力獲得が的論のように、禍々しいレザーファブリックの充て地も生地補強のみならず、縫い止めをし、頑丈なポケットとしても機能するよう配慮。レザーフラップも其処を持ち手に開閉がスムースに行えるよう施した仮説はいずれも現実主義的であり、アルチストとは遠く、しかしながら、いずれにしても重厚な織りのウール地に対するレザーの選定は、少なからず美的見地が向けられたように、ブラックとエクリュの共存が前提であるほど見事なカラーセレクションであり、服飾史でも極めてカオスティックな性質が伺えるミッドセンチュリーならではと推測 / 考察は終わりで、厳しい雨風を凌ぐには充足し得る屈強なウール地、習慣性をもって付き合えるショートスタイル、曲線的かつ活動性を謳えるアームフォルムは構築的なテーラードから柔らかいローゲージ・ジャンパーまで仕込んで頂いても成立する懐と、紳士性というよりモダンプロポーションに振れたバランス。推測はあくまで推測で御座いますが、事実はどこまでいこうと事実で御座います。冬のお召し物として是非、御賢察の程を。







about50s anonymous wool coat
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(前回文頭)と悟った2着の内の1着、90年代後期同社の最高品質レーヴェルなわけですが、弊店が兼ねてよりエントリーを続けて参りました同社リヴゴーシュの作品群を記憶から引っ張りだし,重ね合わせ,蓄えた情報を武器に挑みましても前例も適例も実例もないわけで、恐縮ながら初見感動そのもので御座いました。
それは大方、詳細細部に向けられた感情でして、あるいはコットンテーラードを愛してやまないわたくしのシンプルで私意性の強い感情と意見で御座います。故に、店頭にてご紹介をさせて頂く際、なるべくをもって我慢するよう致しておりますが、フィッティングが適合と判断させて頂いたお客様へはその方がコットンテーラード/テーラードという区分をご所望になられている/いないは関係なく、心の原核より推奨をさせて頂き、その上、ご要望頂いていないにもかかわらず容赦もないディテイルスピーチが始まるもんですから販売員失格の恐れも見え隠れしまして、反省と興奮のここ数日で御座います。


メインファブリックに採用された重厚な打ち込みと織りから実現される天然木綿のみの組性はその通りで、パッティングを施していないにもかかわらず立体的に自立するショルダーから流れるよう僅かに前方へ振られたアームの曲線美、肉で着る現代のモードアプローチとは真逆をいき、骨でしっかりと着、身体に追随させるシステムこそ70年代ムッシュ統制時代より一貫された同社独自の左岸的表現でしょうが、咀嚼して申し上げましても其の伝統性と繊細な構築性を重厚なコットンで表現する前提が先ず。継ぎ足して、身体に追随させながらも窮屈ではない、あらゆる方位から包まれているような暖かみはダブルソールの英国靴が漸くをもってフィットした2年後の感覚に極めて同一で、その感動的フィッティングこそ言葉と各カットのみでは技術云々かかわらず正確に御伝えしかねる内容と僭越ながら。袖を通して頂いたお客様からは、流石です、というお言葉より、製作者誰ですか、のお言葉も多く、ビスポーク/ハウスオーダーでないのは自明の事、とはいえ、ここまで正確無比なプロポーションは同社でも大変稀少であり、ちょっと待て,このレヴェルまでフィットさせてくるのかと疑問視にあたるは製作統制者。おおよその推定と個人的一意見は店頭で手短に。



およそ魔法とも謂える其のフィッティングプロポーションの真相は、裏地に有り、と注意深く期待を寄せますが、1940年以前のアンティークテーラードあるいはアンティークウール/織りをひとつのバイブルに定めた精選、テクスチャー、実践的にはたらく、伸び と 弾力 が決定的な成果を魅せる此の裏地。過去一度も視た事が御座いません。
全体としてソリッドな詳細を目にしますが、直角的にカットされたフラップや本切羽ながら比翼にしたカフス、大胆に伸びたダーツ、表現方法として打ち込まれたステッチ、ノーベンツ、加えて感覚幅の広い3つ釦とフィットしながら可動域を確保する脇周りの実際はおそらく源流にフレンチワークを従えている推測も引き続き。に対してまろやかな印象を齎す角のないラペルフォルムという天の邪鬼な選択は、襟を寝かせるという試みを追加して大いに可視化できるもので、実のところナーヴァスでセンシティブな所有者の本質を確固たる性質として,小さな事実として独立させ、または自信に満ち溢れた勝負師の手の内を知られず心の内を熟知する攻撃者のフィギュアとして、着る者によって齎す印象を表面化させるテーラードは相当をもって極稀少であること、そのようにプレタポルテにおける自由意志を細やかに配した逸物であること、日々の苦労と幸福を皺として刻み残すことができるなんと粋なこと。
最後に、コットンテーラードの魅力を確固たるものにする “ ブラックカラー ” は、女性をより一層と華やかに魅せるよう古き良き考えに基づく、アフタージャケット/ディナージャケットで御座いましょうし、女性や目上の方との食事でも、友人と酒を交わす日でも、ひとりで散歩するでも、何方様に対しても失礼がなく、例によって革靴理論と同等で御座います。という正当性が大いに通づる独立色であり自由色であり、それがヘヴィデューティーに向き合えるコットンであれば至極と憶うわけです。コットンテーラーを立派な星がついたイタリアンに着て往けるか億劫な御心持ちも当然、とはいえ、綺麗にアプローチしたシャツとシルクタイ、仕立ての良いトラウザー、適度に磨いた革靴という布陣、普段は埃も天候も気にせず、勝負時にはブラッシングで汚れを落として、いよいよ厳然とした顔つきで、さぞ当然かのように。それだけで御座います。コットンニットを冬場でも常習する理論と同義、誠に僭越ながら、この機会に是非御賢察頂きたく存じます。

late90s Yves Saint Laurent rive gauche, cotton tailored jacket
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店頭にてご説明させて頂く度、より一層と没入感を憶える同社至極のバルマカーンということで、本日改めてエントリーを試みているわけですが、その魅力を言葉に置換する行いはその実際的魅力を損なわせる可能性も大いにある程、破壊力に満ちた実際的魅力なわけで、それは言葉ならず写真を撮るという行いですらその者の能力にとっては処置しかねる種類の困難であり、あるいは努力によって乗り越えられる種類の困難ではない、と悟った個体が本作含め、Newarrival0921新作中,2着御座いました。少なからず私にとっては。




そのような御品との出逢いが はじめまして であれば蓄えた知識や見識から最も遠いところで憶える 感動 に近い無垢な感情で御座いましょうが、邂逅なる また逢いましたね にもかかわらず初期感動が完全なるカタチで損なわれていないというのは如何なものかと憶うわけです(白状しますが嫉妬に近い)。ひとは其れを傑作と呼び、わたくしは此れを「完璧な外着」と呼びます。
正統的な実像に添えられた控えめな襟、小振りなホーン釦、柔和でコシのある織り、軽やかで、ミルキーで、何より力強く、そしてフレンチシズムを超えた紳士性は万人のための万人に向けた万人と共鳴する御仕立てで御座います故、ファッショナブルに向き合うべき実相ではないというのが私の独り言でして、そもそも外套(本文では主にバルマカーンコート)というはたらきを深く理解致しますと外界から身を守り,衣服を守り,相手様に失礼のない装いという事で純然たる外着の意味性が落ち着くところ、室内で脱いだとき初めてその者の個性が表出し,成立するスタイルがあって宜しいのだろうと熟熟憶いまして、仮にもひとが傑作と呼ぶ此のコートは、所有者様の盾となり、雨風から守り、室内では目と手の届くところに掛け、モールスキンの上澄みの上澄みを掬い取ったような驚異的な肌触りと、身体を包み込みながら生地の分量から成るドレープでは決して誤摩化せない美しきプロポーション、傾斜させた平織りの決定的な物理的強度、あとはそう、都会に生きる御心を少しばかり豊にして頂ける「完璧な外着」としてわたくしはエントリーさせて頂きたく憶い、同社人間の前に描かれた何方も乗っていない直径約2.5cmの馬車に込められた憶いというのをご査収頂き、純然たるバルマカーンコートとして御賢察を頂けましたら大変光栄に憶います。


80s Hermes balmacaan coat
SURR by LAILA 小林
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秋分の2日前、気温も落ち着いたこの辺りで先ずは御披露目と致します。
トータルカット多めと恐縮ですが、御就寝前の一時に頂けましたら。
皆様のご来店を心より、御待ち申し上げております。
9月22日(土)12:00〜

New arrival 50s British royal sailor shirt


New arrival early80s Valentino Garavani cotton sweat cardigan

New arrival 1953s British royal army combat trouser, personal repaired

New arrival 40s France cufflinks


New arrival 90s Gucci by Tomford cotton dress shirt


New arrival 90s Gucci by Tomford flannel wool trousers


New arrival early00s Dries Van Noten turtle neck jumper



New arrival 18A/W KARIM HADJAB 4Saison coverall jacket, base 50s French work


New arrival 60s French work cotton trousers with belt, Chrome yellow



18A/Wシーズン立ち上がりより店内構成の核を担っていた同社プレタポルテ最高品質レーヴェルRive Gaucheのテーラード、本作もまた非の打ち所がない構成美と溜め息が止まりません。30年以前アンティークテーラーに用いられるウール織りの踏襲、天井まで伸びるダーツ、力強い天然木綿による全的な構成、身体に追随する皺。此方に関しては、後日改めじっくりとご紹介させて頂きたい心持ちです。



New arrival late90s Yves Saint Laurent Rive Gauche, cotton tailored jacket



弊店が扱う同社区分で絶対的位置づけにポジションさせて頂いている80sバルマカーンは、御縁があれば必ず、というほどコンティニューを心がけておりまして、ポールハンガーに掛けていたら誰も足を止めない普遍的/大衆的な顔立ちは自明の事、頑丈な織りと対照的な触れ心地というのはあまりにも明快な訴求力を備えるというので、袖を通し、一度ご記憶にインプットされますと、ハイエンドな其れとして,此れ以上の上書き保存が困難になる危険性と中毒性を備える、というので、今シーズンも1着のみ、エントリーとさせて頂きます。あるいは今回御縁叶いました個体は素晴らしいフィッティングプロポーションを具有して御座いますので、琴線に触れて頂いた方には是非お手に取って頂きたい所存であります。誠に僭越ながら。

New arrival 80s Hermes balmacaan coat
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本日の Diary におきましては、このような開けた場に記す行為自体が繊細である意味合いを有した品、安易に取り上げてはいけないかもしれない背景を有した品を御紹介させて頂きます。それは主に思想の類や時に哲学の類に準ずると想われるがゆえですが私はその二つに関して極めて明るくなく、誤解を恐れずに申し上げますとさして興味を抱いておりませんで、そしてそのお品が有する題材 ( その内容 ) に対しまして極めて前向きな感情, かねてより一個人として生きるうえでの指標の一つにしているほど好意的な感情を抱いており、何よりお品そのものの求心力に対していつも通りの皆様と分かち合いたい共有欲求を抱いておりますのでここに記させて頂きます。先に申し上げさせて頂きますが私は福留です ( 御意見御指摘などございましたら恐れ入りますが私宛にお願い申し上げます) 。お品はリングです。題材 ( その内容 ) は “ 生死観 ” となります。
生死観に対する考え方の一つに、ラテン語でメメント・モリという言葉がございまして、これは芸術作品や映像作品, 具象物などこれまでに様々な方法で表現されてまいりました。御存知な方も多いことと想いますが、メメント・モリに秘められた意味合いは “ 死を想え ” でして、私はそれを知った時になんとも前向きで粋な言葉だろうと想いました。 “ 人は皆死ぬ。だからこそ死を忘れないことで今の生を存分に愉しむ ” “ 死という事柄に正面から向き合い受け入れることで、より生きている今を強く感じる ” そう捉えました。より表現を砕くと “ 人はいつか死ぬんだからさ、いつ起こるか分からないことに怯えててもしょうがないよ。それより今を愉しもうぜ ” 私はメメント・モリという言葉と考え方が好きです。
装飾品においても、この言葉と考え方が用いられることがございます。
なお、この度のお品はビスポークとしての完全体ゆえ大変に恐縮ながら特定不可な要素が幾つかございます。御了承くださいませ。

1800 年代初頭頃に製作されたこちらのリングは、一人の男性が題目となっています ( 仮に JIM さんと致しましょう) 。“ JIM が生を受けている。そして JIM にも必ず死がやってくる。彼の死を忘れずに向き合うことで私たちも生を感じて愉しむ ” そのメメント・モリの考えが元となり、このリングが生まれました。
JIM さんは 1897 年 に天国からお呼びがかかったようです。本品は それに際して製作されたもの / それに備えて製作されたもの 2つの背景が想像されますが、これとの御縁を結んでくれた親愛なる優しきプロフェッショナル様の見解は後者でしたので弊店も後者としてお伝えさせて頂きます。前述の通りビスポークとしての完全体ゆえ正確な製作年と金純度を識別する記号がございません。純度に関しましても見識を主にせざる得ませんで、色味と光沢から推測するに高い金濃度を誇る, 18 もしくは 22 カラットではないかと推測致します。



メメント・モリという言葉と考え方ゆえに本品に対して興味とは逆の感情を抱かれる方、そしてこのような御紹介そのものに対して同じく想われる方もおられることと想います。勿論色々と考えましたが、考えた末に記すことを選ばせて頂きました。特出して明確な “ 想い ” が秘められたリングですが、私にとってはこれまでに御提案させて頂きましたアンティーク・ファインジュエリーと同じく物質として純粋に強く強く惹かれた一つですし、一個人としてはその “ 想い ” に対しても純然たる賛同を抱いている次第です。

early1800s Georgian high quality pure gold & diamond charm ring
なので 2018AW LOOKBOOK の製作にあたって指揮者の Takuma Watanabe 氏が純粋な目でこれを選んでくれたこと、私はとても嬉しく想います。
SURR by LAILA 福留
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「世の中の男は2種に分ける事ができる、リアリストとロマンチストよ。女を抱けるのはリアリスト、あなたはロマンチスト」の台詞は小説だったか映画だったか。どちらでも構いませんが、上記説が仮に真実ならばさらに分解できると思いまして、女性と夜を過ごせる可能性が高い順から並べると、1情熱主義リアリスト、2リアリスト、3ロマンチスト、4笑い事ではないロマンチスト。自己分析の結果、わたくしは4で御座いました。
3と4該当者の特徴(主に可視)は、大体を持ってブローチを愛用している、もしくはブローチという存在を大いに受け入れている、あるいはブローチを受け入れやすいのはロマンチスト、ように思いますが、それが正しければブローチを選択する意思は必然的に素敵な夜から遠のく結論に結びつくのだろうかと仮説もへったくりもないことを頭の片隅に置いているわけでして、そもそも上記説というのは対象の女性が少なからずリアリスト(要はすごく大人)だから成立するのだろうと思いますし、そもそも出所はフィクション,国外調べなので本末転倒。さて、そういうことで臆することなくブローチを愉しみたいと考えるわけです。しかしながら本音を謂えば、ファッションアイコンとしての選定ではなく、引き続き習慣物として認めることができるフィギュアを心待ちにし、それが日々の愛用品(時計、リング、眼鏡、ペン)に馴染むか馴染まないか、壊して、直して、使うが適当か、そのようにして常用品と化けるか、然りか否か、厳しい検問難所を突破せねばならず、精選として最も難しいフィールドであろう事、苦しんでおります。なにより驚異的な訴求力を放つ個体など皆無に等しく、もはや上述以前の問題で御座います。選定に値する基準点を敢えて申し上げますと、純然たる質を有する(高品質な金無垢)、巨大ではない、技巧的であるがシンプルである、この辺りがベースとなりましょうが、それにしても叶うものがないというのは紳士用リングでさえも比べ物にならず。このような話を福留としながら果たしてこの男はリアリストかロマンチストか出所フィクションの仮説分析を密かに。
偖、この度弊社発行のLookbookにメインピースとして掲載をさせて頂きました其れは、直径僅か6cmながら純然たる極上質と驚異的な訴求力と月並みな表現にて誠に恐れ入りますが、ブローチという区分は本作にて終幕降ろして頂けるほど絶大なる完結力を有した,こゝろより素晴らしいと感銘を抱くブローチで御座いました。それほど力強く,全幅の信頼が叶う個体とご査収の程を頂けましたら。立体的な曲線美、啓示的なフォルム、トリニティ無垢の瑞々しい光彩、なにより18kと見事な共存を果たす漆黒のエナメルこそ、フォーマルピースに留まらないと結論に達する克明点で御座います。故に、お気に入りのマイジャケットをお持ちのようでしたら意図せず結び合わせ頂き、あるいは(私の好みで恐縮ですが)それがデューティーギアとしての精選物でありましたらもう至極。フィジカルで暖かなセーターでも、よく訓練されたコットンジャケットでも、渾然一体なまでに愛好頂き、ブローチを付けている感覚すら麻痺し、それが60sカルティエである事実も忘れ、只只、お心に豊かさを送り込むシンプルな常用品/愛用品で御座いましょう。そう成り得ましたら、大変光栄に憶いますし、情熱主義リアリストの皆様にこそ、是非とも御賢察を頂きたく存じます。




New arrival 60s Cartier 18k pure gold & enamel brooch
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2度目の2018a/w御披露目(のような気分)を迎えまして、初日より足を御運び下さった皆様、この場を借りて深く御礼申し上げます。今シーズンも何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、私事にて恐縮ですが、先週は少し遅い夏期休暇を頂きまして、四国まで足を伸ばそうかなと例年の通り綿密な計画をひとり悶々と練っておりましたが、いざ当日を迎えれば体調を崩すのも例年の通り。昨年も一昨年も(今年は胃腸炎でした)。いよいよ東京⇄四万十川はパナマ地峡くらい絶望的な距離を感じております。そのようにして最後にDiaryをエントリーさせて頂いてから11日ばかり時が過ぎ、こうしたタイピングも久しく感じまして、なにかと落ち着かないわけでありますが、なにから書こうかと策も順序もないわけですので引き続きわたくしの中で特例的ポジションを陣取る同氏12着目の作品からゆっくり参りたいと思います。

テキスタイルのダイナミズム、生地のテクスチャー、リアリストを頷かせる着用感、参考資料を追えない実例のように同氏の頭脳内で紐付けされ,あるいは完結される発想点と着地点。根底にどっしり敷かれた性質と、表出されるティーンエイジャの温度、Jean Paul Gaultierという人物が表現する紳士服においては克明に表れているよう憶いますし、そのように「フレンチ・シックと少年性」というマテリアルに没入感を憶えるここ1年弱。昨年のニットも素晴らしかったし、タイロッケンコートも素晴らしかったし、11日前のショートジャケットも素晴らしいですし、本作もまた素晴らしいので。



専門的に保有しているヨーロッパのコレクター様もひとりしか御縁叶いませんで、そのように少量を大切に譲り頂いておりますが、故に、常軌以上の仔細な検分と観察にたっぷりと時間を割き、フルスロットルとは真逆で、あるいはリラックスした精神状態で迎えましたが、着用してしまえば冷静な猫かぶりは無理。パニナリルックを初見した感動や、95年の情熱的な若さより5年前のジュリーデルピーを魅力的に認識する某シリーズ同様の熱気がありました。


自分にはなにが必要であり,なにを着るべきであり,なにが似合うのかがまるで分からなかった10代の買い物というのは余分な情報に左右されることなく琴線に触れた1着を手に取り、袖を通し、神が舞い降りたかのように感動し、運命の伴侶の如く迎え入れ、構成的で頭脳的な買い物とは対極にある例えば其の少年性にも通じますが、最もファッションに近い場所に在るように憶いまして、愉しむという観点ではまさに極楽。着こなしやスタイリング云々ではなく、外食和室の際、靴をきちんと揃える所作に育ちの良さが滲み出るように、あるいは酒を呑んでも変わらぬ言葉遣い、ましてや着ている服といえばチョークストライプのウェイトが軽快な3Pieceなど。なんと粋な事。なんと、粋な事。



New arrival late90s Jean Paul Gaultier 3piece suits
3pieceというのは、シャツ・ジャケット/トラウザー/タイ、の構成プログラムでして、それぞれの活用法などわざわざ記さずとも宜しいように憶いますが、無芯のタイは御目出度い席で初めて結び、裾は出し、アクティブギアとしてミリタリーやチェルシーブーツを簡抜する仕合せも謂わずもがな、自由にラディカルにお召し頂く事、大満悦の態。
SURR by LAILA 小林
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弊社表現における SURR 表現として、今回は品を魅せるのではなくそれを選択した, 身に着けたその人の 個 を表現させて頂きたいと強く想いました。既存規定に囚われず, 時に自分勝手で傍若無人なほどに, 時に一つの側面から捉えたら非常識なほどに, 大人の男性としての悪の側面もありつつ, しかしながら根底にある品の良さが隠し切れず, 品をラベルや背景では捉えない姿勢で, とにかく服を選ぶという行為と着るという行為を心の底から愉しむ。そんな 個 を可視化してくれたように想います。
実現に向けて邁進してくださった NY の皆様、とりわけ指揮を奮ってくれたスタイリスト Takuma Watanabe 氏に心からの謝意を。
SURR by LAILA “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection
9/15 ~

1990s Jean Paul Gaultier
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK


1950s Swedish military
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection

1950s Swedish military
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK

Jacket:1980s Gianni Versace Bag:1999s Hermes Ring:1800s Georgian
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK

2001s Jean Paul Gaultier
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK

1960s Cartier
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection

Brooch:1960s Cartier Jacket:1980s Gianni Versace Shirt:1990s Versus
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK

SURR by LAILA “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection
明日 12:00 より一挙御披露目です。泡とクリスタルと共に皆様の御来店を心よりお待ち申し上げております。
SURR by LAILA 福留
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かねてより、弊社 LAILA Co., Ltd. 看板での表現と弊店 SURR の表現は簡潔に申し上げて前向きな意味合いで異なります。それは系列各店においても言えることで、更に申し上げますと不定期で行っております弊社催し・他社様催しにおいても同じ “ 前向きな意味合いで異なる考え方 ” と相成ります。もしこの度お届けさせて頂きました 2018AW LOOKBOOK “ Slow Motion ” における各店の空気や匂いに非統一感を感じられる方がおられましたら、きっと前述の “ 前向きな意味合いで異なる考え方 ” ゆえかと存じますので、それも併せまして僅かでも御愉しみ頂けましたら幸いです。
SURR by LAILA “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection
9/15 ~

Shirt:1950s Charvet Cufflinks:1960s French Ring:1800s Georgian
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK

1960s Cartier
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection

1990s Versus
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK

Jacket:1990s Hermes Trousers:1940s French Work
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK


1990s Hermes
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection


1980s Gianni Versace
/ “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection

SURR by LAILA “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection
9/15 ~
SURR by LAILA 福留
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移ろいゆく時節に応じて定期的に発表しております弊社表現。昨今における考え方によっては “ 古き方法 ” とされるかもしれませんが、弊社にとって紙に載せる表現は “ 良き方法 ” と捉えておりまして、2018AW 期も遅ればせながら完成致しましたので本日からお届けさせて頂いている方もおられることと想います。なお、仕上がり形状の都合により、御人によってはポスト投函不可が想定されます。その場合は手にして頂くまで御手数を頂戴せざる得ないかと想いますが、御容赦頂けましたら幸いです。
従来であれば先月の半ば頃にお届け出来たらと想ったのですが最善を精査しましたところ今と相成りましたので、結果的に私の心情と致しましては 2018AW お披露目を 2 度おこなえるようで、なんだか得した心持ち。
つきましては 9/15 ( 土 ) に 2018AW 期弊社表現 “ Slow Motion ” の掲載新作を一挙に御披露目致します。これまた最善を精査した結果、全てが既に御披露目致しました品と同じく極めて濃厚な布陣となっておりますので、御都合叶われる暁には御期待お寄せ頂けましたら幸いに想います。

SURR by LAILA “ Slow Motion ” LOOKBOOK Collection
9/15 ~
SURR by LAILA 福留
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弊店の空間に並ぶお洋服の、主に設計を手掛ける、つまりは製作者=デザイナーに対する憶いというのはおおかた、1着を通じて理解し、好意を寄せ、精神的レヴェルにおいての 敬意 が生じるものですが、国や時系列を飛び出しても尚、総括製作者の意図や考えや願いというものが、まるで紙に書いて記されているように、其の1着を通じて受理することが叶う此のシステム、プレタポルテというのは物事の程度に見当がつけられないナニカのように、あるいはとてつもなく美しいConfection(仏訳)と憶います。僭越ながらわたくしには、心の内に神のように崇める方はおりませんで、精神的支柱の如くスピリチュアルフィールドに内在する特定者もおりませんで、常時熱視を注ぐデザイナー様も居りませんで、販売業を生業としながらなんともつまらなく寂しい人生なわけでして、前述の通り、1着より感動を憶える実例が数多く、その刹那、確かに特定者への圧倒的敬意が発生致しますが、同社同氏の作品すべてを素晴らしいと讃える程の圧倒的敬意、では御座いませんで、感動を憶えるはあくまで其の1着なわけであります。

そのように敬意や好意やらを遥かに凌駕する感動、を憶える程の訴求力に近い熱量をもつ其々は、わたくしがそう感じるのみであって皆様其々違う種類の感情を抱くことと存じまして、ミッソーニの良き一例とも存じますが、そんな蟠りをも越える程の熱量を感ずるは、正真正銘どころの 感動 であろうと自身で自身の背中を押す始末。わたくしの中ではそれほど感情が動かされる基準点なるものは、何一つとしてなく、共通点も見出せず、そこをアグレッシブルに追求していけば自ずと視えてくるナニカが有るのでしょうが、敢えてと謂いますか、フラットな平常心を意識的に保ち続けているもんで、結局何も視えてこないというのが常。
ただひとつ、ただひとつだけ強いて申し上げますと、ただひとりの人物については奇妙にもゆっくりと心惹かれる静謐な情調、のようなものが御座いまして、常時厳しく精察してしまう癖然り、特にそう、メゾンにおいては「美しくて当然」が基準であり、さぁその基準をどこまで超えてくるものかとフィジカルな期待を寄せて眺めるなんとも偉そうな無礼者で御座いまして、ただひとつ、ただひとりの人物がつくる其の衣服だけは、弊店設立より約4年の間エントリーさせて頂いた9点の作品も同様、一貫として、こゝろ動かされる事実を横に、ほとばしる熱量を必死で抑えながら、いとも簡単に「美しくて当然」を超えて良いものであろうかと憶う事実も横に、マイクローゼットへ迎え入れて仕舞いたい人間らしい欲望を多重設計の蓋に押し込み、途轍は当然のように無く、あるいは紙に書いて記されているようなメッセジを受け取ることも困難で、無垢な少年性とフレンチ・シックな服の在り方は理解し、あとのすべては体感のみで承知し、わたくしの中では異例であり、不規則的であり、変則的であり、極めて特例的ポジションを陣取るわけであります。 Jean Paul Gaultierという人物と、同氏が設計する作品というのは。


この度、ご用意をさせて頂きました個体は、製作年代で謂いますと同社紳士服レーヴェル始動から3年後の着手、そしてオートクチュールコレクション直前の其々で御座いまして、いずれも異彩と圧倒性を見事に放つ、10着目と11着目の極品で御座います。
何卒、御賢察の程を。





Newarrival 1987s Jean Paul Gaultier sport blouson







Newarrival 1996s Jean Paul Gaultier short jacket
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私は Gianni Versace や Best Company や Ermenegildo Zegna と同じく、佇まいや風情における “ イタリアの風 ” の要因を担った一つとして C.P.Company を捉えています。それぞれ異なる初期衝動や運営意図であったかと想いますが、その根底に流れる素材への尊敬心や機能美への探求心が共通していると美しき作品群を目にすると, 手にすると強く強く感じるからです。設立者マッシモ・オスティが居た時代と居なくなってからの時代を分けることはもちろんですが、それ以上に現代の品との違いとして直感的に感じるヴィンテージ・ピースそれぞれが目指していた ( であろうと想像させてくれる ) 豊かな出で立ちや、よりクラシックを基軸とした知的な構築などに類似のない個性を感じ御提案してまいりましたが、この度の御紹介はそれらの感情を全て一蹴する、ある意味一着の服としての力でねじ伏せるほどに圧倒的な、私にとって問題作とも言える一品です。
オスティ氏が個人収集していたミリタリーピースがクリエイションの根幹となっている背景と、同社において重要な研究課題であった素材によるコントラストを単純明快に表現し、かつ現代に至るまで象徴的なモデルと相成った当モデルは、元々 1988 年に同社が主催したモーターサイクルレースのために設計されました。極めて特殊な防具から着想を得て生み出された、衣類としてのみならず根本的な機能装飾の観点でも明らかなる異物と捉えられてしかるべきなパーツは、しかしながら着用において不要かと言えばそうではなく、日常において一切活用されないかと言えばその逆であろう、誕生からちょうど 30 年たった今においても独創的であり独善的でもありながら現実的な、C.P.Company の哲学と存在価値をそのまま具現化したかのような要素です。



世界中に収集家と専門書が存在する同社において、前述の通り現代においても象徴とされている当モデルですが、私にとってそれらの要素が野暮に感じるほど純粋に格好良いと想わせてくれる, その点において一着の服として全ての理由と背景を一蹴するほどの力を持っていると素直に感じることの出来る稀有な一着。同モデルもしくは当要素を用いたモデルは現代においても目にすることが出来ますが、私はより永く相棒として愛でたいと想う判断において、素朴とも言える初期の研究素材表情と初期時代ならではのクラシックを基軸とした不変性に軍配が挙がります。


1990s C.P.Company goggle jacket
SURR by LAILA 福留
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Vintage personal military collections
弊店にとって大切な要素のひとつである “ Personal piece ” という領域は、ときにビスポークから生まれ、ときに手数多き修繕を確認し、ときに特定の目的や思慮深き意思によってカスタマイズされた其々をそのように呼ばせて頂いておりますが、包含されている共通項としましては「特定/不特定個人の痕跡を確認できる」、で御座います。
限定的なフィールドで活躍するため、又は着続けるため、他と差別化を図るため、純然たる個人表現、誂え、それらの土台を経て確立されるは根本的に特徴的で匹敵するものがない 唯一無二 の特性で御座いましょうが、明日より御披露目させて頂くは、各国各年代の個人より愛されてきた各個体であり、純一かつ最高のヘヴィデューティーギアと引き続きエントリーをさせて頂いてる “ Military ” のフィールドで御座いまして、ときに手数多き修繕を確認し、ときに特定の目的や思慮深き意思によってカスタマイズされた其々である以前に、屈強性,頑丈性、筆舌に尽くし難い物理的強靭さとフィジカルを備える区分、その布陣というので(久しくエントリーさせて頂いていない事実も含めて)襟を正し、背筋が自然と伸びる心地よい手応え/感覚を抱いております。
けれどもそう、極めて特質的で特異的で異質を放った性格を有する個体が2点、混在している事実も綴らねばならず、内1点というのは40年代イーストヨーロッパ地方で製造された未確認/初見の化け物(プロトタイプの可能性も視野)である事、内1点というのはとある国のとある路上にてヴィンテージレコードを販売していた初老の男性が実際に着用していたミリタリーピース(セレクションが最も困難な道のり)である事、特に後者に関しては、目視で確認できるパーソナルディテイルは少なく、彼が軍に所属していた当時より習慣性をもって着用していた個体でありながら/実際にミリタリー製造の事実を有しているかも不明でありながら、とはいえそんな詳細は差し詰め重要ではなく、あまりにもヘヴィデューティーな実相なもんで、純然たるデイリーギアとして心より推奨させて頂きます。(また追ってご紹介叶いましたら幸いです。)
それでは、皆様のご来店を心より御待ち申し上げております。

New arrival 1962s U.S military waterproof short jacket

New arrival 1948s British royal army bush jacket

New arrival 1945s British royal army jungle jacket “Chindits Special Force” with rank higher patch

New arrival 40s US military M41 tunker jacket

New arrival 60s US combat jacket

New arrival French military or anonymous piece from old mans record collector



New arrival 40s East euporean military over coat
SURR by LAILA 小林
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