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いつも御愛顧くださり、ありがとうございます。弊店は都合により 6/14 ( 金 ) から 6/24 ( 月 ) までの期間、店舗運営を御休みとさせて頂きます。それに伴い期間中に御注文頂きました ONLINE の御配送は 6/25 ( 火 ) 意向の御手続きとなり、メールなどの御問い合わせに関しましても御答えが叶う状況と叶わない状況が予想されますこと、大変に恐れ入りますが御容赦頂戴できますことをお願い申しあげます。
勝手申しあげまして、大変に申し訳ございません。6/25 ( 火 ) 12:00 より通常運営が再開と成りますので、その暁には失われる 11 日間を補ってなお有り余るほどの編集・御提案が叶うよう孜孜忽忽と臨ませて頂きます。

引き続きの御愛顧を心より御願い申し上げます。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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品質と世界観に対する嗜好をこれでもかと詰め込んだ30年前の綿のカーディガン、着飾るためではなく働くためという無垢な目的が結果的に着飾るに値することと成った70年前の起毛綿のトラウザー、ほんのささやかな異文化要素 ( その判断と部位に愕然 ) によってモードと日常の両面を現わした50年前のシルクのシャツ、とある医師の要望を具現化した80年前の革の鞄、など。この度の新作では様々な方向性で等しく濃密な ” 趣意 ” にまつわる品々を編集させて頂きました。


90s Best Company / “ スタイル ”


50s French work /個人愛注いでます

20s France / 美意識


70s Yves saint Laurent rive gauche homme / “ ワークシャツ ”


40s Hermes / 個人発注品

Newarrival / 趣意
御興味頂けましたら是非にと想います。
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私自身が品そのものや御客様方との交流にて強い影響を受けるという性質が主たる理由ではありますが、御陰様で綿のテーラードジャケットを着るという行為そのもの, 着るという選択肢が “ 在る ” ということ自体に強い愉しさを感じ、改めてこの生業はなんと有り難いものであろうかと想いまして、様々な襟の形状やポケットの構築性, ベンツ有り無しといった各所の部位に秘められた意思の発信はどれも装うという根本的な愉しさを高い純度にて表現してくれますが、こと綿のテーラードジャケットに関しましては素材の表情, 細やかで素朴なそれらの優しく乾いた表情に一層の説得力を感じるのですが、この度の新作に在ります一着に対して密やかに抱いていた、それらを踏まえたうえでも特に問題児かもしれないという直感はやはり紛れもない確信に変わりまして、大いなる心地良い心の騒めきを独り胸に秘めております。純白であるという時点で既に一つの極地的な独善性にも関わらず、それを頭に過ぎらせないほどの要素を集約させたその出で立ちはもちろん特別ではあるものの、それ以上にこれまでの感覚や判断基準が心地良く騒めくような特異性を秘めているのです。
と、続いて特異性に関して綴っておりましたが 446 字まとめたところで一服した後、思い立って全て消去致しました。題目と致しましては仕立て文化における主に 1940 年代以前の “ 袖の付け方 ” と “ フランスにおける男性性の美意識表現 ” と この一着に秘められた “ とある融合性 ” が在るのですが、それによる心地良い心の騒めきは文字からではなく実物からの物質的な印象を皮切りに抱いて頂きたいと、ふと強く想った次第です。現段階で不肖な私が抱いている印象とは全く異なる着地点があるのではないかという予感を抱きつつ、いくら千差万別とは言えどこまで予想外な姿を魅せてくれるのであろうという未知への畏怖も抱きつつ、このような現代社会の装いにおける異物的でありながら有意義な存在感、捉えきれない不確定な予感でありながら高ぶる感情を抱かせてくれるこれらヴィンテージ / アンティークという世界は、引き続きなかなかどうして蠱惑的であると、独り口角を上げながら当エントリーを閉めさせて頂きます。





30s Belle Jardiniere double-breasted white cotton summer tailored
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ささやかな勝手な願いの一つに “ テーラードジャケットを沢山の御方に御愉しみ頂きたい ” がありまして、一個人的な印象で恐縮ながら日常的に, 日常的でないものの布陣の一つにされている方とされていない方がはっきりと分かれるように感じており、それは SURR 設立から現在に至ってなお変わることがございませんで、男性における 不変中の不変 という表現がこれでもかと似合う存在でありながらも、これまた私のささやかな癖である行き交う人々を眺めていた ( in Japan) 時にふと、テーラードジャケットのような男性における不変的な装いの方が “ 今 ” は街中で際立つのではないか?という想いが去来し、とても不思議かつなんだか愉快な気分に独りで成った瞬間がございまして、季節を問わず時流を問わず不変中の不変を纏う愉しさを直線的に実感でき、季節に応じて時流に応じて細やかに, 時に大胆に変貌を遂げるそれぞれが常に不変である意義を示し続けるテーラードジャケットは、やはり男性における数少ない男性としての存在意義を具現化した存在で、基本的にモードは, ファッションは女性のためのものと考える私にとってテーラードジャケットに袖を通した際に湧き上がる “ 男性として命を受けた喜び ” を共有させて頂きたく 引き続き僅かでも御興味頂けましたら是非に を胸に、僭越ながら今夏の御提案は純白ないし乳白の綿でございます。




幾つかの時代, 背景, 目的性に分布しながらいずれも夏季に羽織ることを目的として産まれた品々は、皆様方にどのような感情にて御査収頂けるのか、初めて KARIM HADJAB や Antique fine jewelry を御披露目したあの時のように心躍りつつ正直に申しあげましてどこか不安でもある自分が居り、本品らに関しましては私も街中などで着こなし例を眼にした機会が少なく、そもそも街中などで眼にする可能性が低いであろうと想われるそれぞれに異なるながら等しく “ 品位溢れるえぐみ ” が極端に秘められた品々ですのでやはり妄想・夢想が叶いませんが、それと同時に皆様方との化学反応の具現, 御人によってきっとやはり異なるであろう千差万別で全てが正しい御姿を陰ながら拝見できる瞬間を心の底から心待ちにしている素直な自分も居ります。

Newarrival,1930 – 1999s White cotton summer tailored.
Je Te Veux の旋律のように不変的で、足が躍るような爽やかと共に明確な説得力を御愉しみ頂けますことを願って、これからマツモトキヨシに行ってまいります。
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御人によって異なる判断基準, 趣味嗜好, そしてそれに伴う視え方の違いたるや、その千差万別で全てが正しく、きっと厳密にそれらはぴったりと重なることなくそれぞれの方向に向かって, それぞれが等しく美しい結果に向かって進み続けることが本当に本当に素晴らしいと, 尊いと想って止みませんで、そんなそれぞれに対してほんの僅かでも豊かになる要因に成りたいと願っていることは以前綴らせて頂きましたが、弊店にて御提案させて頂く品々には “ 時を重ねることで変化する一つの基準 ” と “ 変化しない二つの基準 ” を除いて制限を一切設けていない理由の一つは、前述の通り御人によって向かう方向や結果が異なるがゆえと我々が想って止まないからでして、その点を 節操がない と言われましたら何一つ返す言葉がございませんが、それ以上に節操がないからこその感覚器官の運動量と、その運動量を経ての精査に重要性と魅力を感じておりまして、例えばこと足元に関しましては制限を設けていない, 制御をかけていないうえで現状は革靴しかございませんで、それも運動量を経た精査の結果なのですが、それこそサンダルそのものもスニーカーの新作も御提案できていないことは我々にとって恐縮と反省の繰り返しでありながらも引き続き現状を打開する予定はございませんので、今年一年も革靴を御提案させて頂くことと、どうやら相成りそうです。
その現状は決して正しい / 正しくないといった概念ではなくあくまで我々の基準と判断ですので、それこそ皆様方それぞれに在られます向かう方向と結果に沿っておりましたら心の底から嬉しく感じる次第ですが、こと右足と左足で一つとなる、国や時代や文化に基づく構築理念と美意識と、何よりも職人の技術力を結晶化させた物質的に単純明快な美しさに関しましては、例え沿っておられずともほんの僅かでも御興味頂けましたら是非にと強く強く想わずにはいられない説得力と求心力を、初めて感じたあの日から一切変わらぬ熱量にて抱き続けている次第です。それは望郷の念と美意識が同居した王道なようで異質な注文靴にも、“ サイド・エラスティック ” という機能性と美しさを両立させた知的な一足にも、堅牢さと繊細さを丁度半分で融合させた反則的なほど明確に格好良いブーツにも、最上級の技術と経験値と実行力にて仕上げられた全てにおいてタフでカジュアルにも関わらず履くと脳内にエレガンスが響き渡る一足にも、それこそそれぞれ向かう方向と結果が異なりながらそれぞれに等しい熱量と美しい熱意が込められておりまして、精査を経て我々にとっての “ より厳選 ” という現状に成りながらも、このように千差万別な存在を物質として認識・経験, なんと言っても御提案できることは、やはり幸せだ と想います。




それではささやかな癖である夜の散歩に行ってまいります。
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弊店において設立以降重要な存在の一つで在り続ける Tom Ford 氏による Gucci のクリエイションにおいて、かねてより最も好ましい / 輝かしいと感じていた一つの期がございまして、そう感じているのはそもそもにおいて私だけでなく、以前より, これは私的印象ですが、Archive という言葉が一部においてより形骸化したように感じられる近年よりも以前に, 既に保存・保管対象として強い敬意を抱く人々がいたがために、その期の特に濃密な要素が詰め込まれた品々にはなかなかどうして出逢うことが叶いませんでした。
ブランド ( 社会 ) とデザイナー ( 個人 ) という関係性および結びつきにおいて、製作する品以外も用いて世界観を表現するクリエイティヴディレクターという立ち位置を創り、長い歴史と文化において築き上げられた Gucci という存在をより高みへと押し上げ、そして “ 今のモード ” を創る人々を育てた一人である氏は、24 年間の Gucci クリエイションにおいて服飾史に対する学びと敬意を経たうえで独自の解釈と概念を盛り込み、なおかつ様々な文化や技術を用いた多彩かつ重厚な表現によって沢山の名作を生み出しており、その柔軟な思考と嗜好に品位に対する追及心と実行力、表現は常に明確であり時に非現実的なようでも品そのものを身体に沿わせた際の驚異的な変幻自在な着地点といった、独自性と創造性と品としての品格に弊店は心酔し続けてまいりましたが、この度の御提案における期には、そして本品には氏の Gucci クリエイションにおける全てが明確かつ的確かつ簡潔に、何よりも強く詰まっているように想います。



目的意識が “ 着飾る ” の対極に位置し、その純真さゆえにオートクチュールの時代から, そしてプレタポルテに移行してからはより明確にモードの世界と結びついた “ ミリタリー ” の世界における雛形的な存在の一つであるユーティリティシャツを純真無垢な視点で選択したうえで文化と威信の結晶である職人技術を糸一本, 縫い一線, 構築一曲線の全てに注ぎ、それらは一着における各部位や装飾とは異なる、よりささやかなで静かな要素であるものの、着用時には同等の, 捉え方によってはそれ以上に重要な役割を果たして本品の存在意義を支え、それこそ御手本となるユーティリティシャツらしさであり、なおかつそれらとは一線を画す異質な上品さを備えた無口な平織りに乗せられたハンドペイントの動植物によって、ミリタリーの世界において時たま行われる名も無き手書き作家の意匠に対してと、1966 年に生まれた同社の象徴紋様 “ Flora ” に対して敬意を表しており、簡潔に綴りますと以上の通りですがその物質としての現実的な存在感と説得力には言葉で表現できない別次元の何かが含まれているのです。

2003SS Gucci shirt jacket.
着用を重ねることで深みが増す生地感と、徐々に失われ表情を変えてゆくペイントと、シャツジャケットとして, 時に素直なシャツとしての極めて現実的かつ独善的な着こなしと、これぞ “ ファッション ” これぞ “ モードのクリエイション ” な御姿を御賞味頂きたく心から想います。
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静謐に揺れる匿名のドレープ、計算的かつ創造的なイタリアンクリエイションの腰回り、耳に残る無音のように豊かなサマーテーラード、3 分少々漂い続ける妖艶さそのもののようなビッグ・メゾンの佇まい等、この度の新作は私にとって Eric Satie の Gnossiennes No.1 を喚起させる品々ばかりでございました。

80s Italy anonymouse

Silk&wool

80s Ermenegildo Zegna

Linen

early80s Best Company

70s Ermenegildo Zegna for summer


My best of Tom Ford creation for Gucci

Newarrival0524
この度も混沌とした無作為な品々であり、特に日常のふとした隙間に在る異世界のように奇妙な, 心がざわつくにも関わらず触れてみたくなるような, 一度知ったら抜け出せない危うい妖艶さをはらんだグノシエンヌな品々です。機会ございましたら是非に。
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弊店にとって欠かせない要素である Maison vintage において特別な存在であり、そもそも服飾史における最重要人物の一人であり、当時から現在に至るまで沢山の, 本当に沢山の人々の装いを豊かにし、美術館・博物館のショーケース内を彩り続け、数年前に財団によって設立された二カ所の独立美術館によってその地位を今まで以上に確固たるものとし、服飾史に残した幾つもの偉大な作品群がこれからも服飾における全方位にとっての教科書で在り続ける、“ モードの帝王 ” の冠がまさしく相応しいムッシュが心酔した地で私が過ごしたあの時間は、他の国内外各地と同じように一言では表すことのできないものであり、きっと歴史や文化に明るければより実感が沸く様々があったであろうとは想うもののあいにく全方位に不勉強な私にも関わらず、空気や人々や大通りや裏通りやタジン鍋やミントティーや御風呂やテラスから圧倒的な感情の運動量, 生物的な強さ, 脈々と受け継がれた文化の濃さ, なにより人間の手仕事による尊さを五感, 特に視覚的に強烈に感じ、その刺激を受け止めることに必死でした。




知っていた青とは異なる青, 赤とは異なる赤。彩り全てがこれまでの人生経験と大きく異なる心地良く異質な色調に感じられたのは決して自律神経の不調などではなく正真正銘に土地の色であり、網膜に襲い掛かるかのようなそれら全てに時間を忘れて見入っているとふと、その魔力に魅せられたムッシュが新たな色彩と感性を手に入れたことを想い出し、ただ現状を視ることしかできない私とは別の世界に居た、それらから新たを産み出すことのできた氏はどのような感情を, 時に愉しさを得ていたのだろうと夢想せずにはいられず、この生業において幸運にも数多くのムッシュの作品を眼に手にし、それらを現代の装いとして様々な御客様方に御提案させて頂き、いつからか氏がこの生業における最上のデザイナーとなり、こうしてこの地を訪れることとなった自らの人生の経緯をなんともなかなかに面白いものであると, そこまで悪いものでもないなと薄ぼんやりと素直に考えられたのは私にとってささやかながらとても大きいことであり、やはりマラケシュの匂いと音と風などのお陰だなぁと想い、またどこかで機を設けて訪れたいな、その時はホテルのベランダでのんびり過ごそうかしら なんて想って鳥の声と木々のざわめきに耳を澄ましながら太陽の下で寝ころび、そういえばここも同じ地球かと独り言ちた時間が少し前にございました。



そもそも数年前までその存在自体を認識しておらず、とある一着との出逢いによって衝撃を受けたあの瞬間から常に求め続けているものの、我々が交流する限りの各国の専門家において全くといってよいほど認知されていないムッシュ全盛期の Rive gauche “ homme ” 。この度幸運にも出逢うことが叶った一着のシャツはこれまで数少ないながら御提案させて頂いた中でも最も王道的な装いながら、その構築理念に, 基本要素の装飾論点に, 素材が醸し出す空気に, そして出で立ちそのものにムッシュの姿を重ね合わせずにはいられず、この緑を纏った乳白色がこれまでの人生経験と大きく異なる心地良く異質な色調を感じられ、あの地を想い出さずにはいられません。




70s Yves Saint Laurent rive gauche homme cotton shirt
本品に関しましては僭越ながら一個人的な願望と致しましてシャツという存在の根本的な美意識に沿った御姿にて御愛用頂きたく想っております。御身体が合われる貴方様に猛烈に嫉妬しつつ心から御推奨させてくださいませ。
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そしてもう一つの運営目的, 信念は “ 品の魅力を御伝えする ” ことに何より尽きまして、前述が御客様方へ向かった類に対してこれらは店という空間での表現全てへと向かった永久に精査と洗練が終わることのない類でして、男性に向けてのヴィンテージ専門店という題目を設けさせて頂いている弊店においてその判断や区別, 品一つ一つに纏わせる価値は様々な精査の末に弊店の勝手な基準であり続けており、ゆえに必ず異なる考えを有される御方が居られることは実感致しておりますが、そんな勝手な基準ながら, いやだからこそ全てに品において強く御伝えしたくてたまらない, この感動や愉しさを共鳴させたくてたまらないという強大かつ素朴な欲望が根本的にありますので “ どのよう ” に表現したら “ より良いか ” という各鍵括弧の部分は常に考え模索し悩み続けております。
どのように言葉を綴っても実物を目の前にした感情の方が大切で、どのような写真も人間の眼による表現には遠く及ばず、どのような背景も着用時の感覚的な “ 格好良い ” という説得力には敵わない。これらは私がこの生業における割合初期の段階に想ったことでして、ゆえに選ぶ存在と御提案させて頂く存在が向き合う形となる小売という生業を心から尊く豊かに感じております。そして世界中を旅して人と出逢い, さらに人から人へと繋がり, それに伴って数多くの選択肢を眼に手にし続ける過程で訪れる様々な輝かしい出逢い ( 本当にその品から微弱な光が放たれているかのような ) のきっかけのほとんどが感覚器官である私にとって、品を表現するうえでの最上として “ 物質としての魅力を直線的に、感覚的に無垢に現わす ” という目標ならびに欲求を常に抱き続けております。何度か店頭にてお話しさせて頂いているのですが、我々の知る背景や特徴などの言葉や解釈はただのおつまみ, 御通し, 箸休めでしかなく、主食は御客様であり主菜は品そのものである と、炊き立ての白米が御客様方で揚げたてのから揚げが品ならば我々はきんぴらゴボウだ と心から想っておりまして、とは言え結局のところ品は物言わぬ存在ですので、その僅かなる補足要因として我々のような者が居りますが、その品を捉え判断するのは御客様方ですので、その邪魔をせず, かつ御用とあらば陰ながら推し支えるのが我々に与えられた存在意義で、その推し支えの場となるのが店という空間であったり Diary であったりとするにも関わらず、言葉ならびに写真において、私は未だに満足できる表現に至ったことがございません。人の感情の, 人間の眼の, 感覚的な説得力の凄さたるや。いつも自らの力不足を実感致します。
表現を模索し悩む存在というのは実のところ弊店でほとんどの品が該当し、イコールそれだけ魅力を感じるという大変に幸せな成り立ちなのですが、直近で申しますと新作の以下ジャケットは本当に悩ましい存在でございまして、もちろん “ いつ ” の時代に “ どこ ” の区分より “ どのような ” 目的に則って製作され “ どのような ” 特徴を有するかというおつまみとしての要素はありつつも、一個人的にはそれ以上に物質としての根本的な魅力にて表現させて頂きたくて頂きたくて特にたまらない一着でありながら、並行して物質的な様々に “ あまり沢山の御人に共感頂けないのではないか ” という要素を感じつつも、だからこそどうしようもなく惹かれてしまう一種の中毒的な求心力に、Paris の中心地から外れた親愛なるコレクター様のもとで出逢ったあの日から熱病ごたる冒されているのです。




メゾンやデザイナーとは異なる出生であり職人技術や文化とは異なる論点ながら、全く異なる方向性の豊か過ぎる特徴とそれらと同等の熱量と、どうしようもないほどの熱病性を有する一着です。
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革靴における季節の制限が良い意味で消失したように感じたのは何年前でしょうか。引き続き御興味頂ける御方とそうでない御方に細分される存在ですが、弊店はこれまでもこれからも革靴が表現する研ぎ澄まされた流線美が軸で在り続けます。どのような質感であったとて。
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年代, 国籍, 背景, 目的。数多に分布しておりますが、それら情報を意識から排除したうえでそれぞれを単純に物質として捉える無垢な視点にて物言わぬ品々を相手にじっくりと対話して頂きたい と、どういったわけか今まで心から想う無作為な新作群の御用意が整いました。

明日12時より御披露目致します。
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弊店には幾つかの運営目的, 信念がございまして、こと御客様方に向けての最たるはやはり “ 皆様方の日々が豊かになる要因に僅かでも成りたい ” でして、食であったり旅行であったり文学や音楽であったりと豊かになる要因は御人によって異なりますが、それが装いであるということに関しましては、( 言うまでもなく私自身がそうですので一方的な解釈ではありますが ) まず物質として残る点と、何より視覚と心理において高純度な充足心を得られる点に高い有意義性を感じておりますが、心身共に寄り添い過ぎると時に周囲から理解を得難くなるとをかねてから理解していながらも、あの日の高揚や感動や, ある日の喜びや愉しさが頭を過ぎってしまい辞めることができず、そして徐々に中途半端が心に沿わなくなってしまったことと周囲から理解を得難いことに慣れてしまったこともあって、私にとって日々が豊かになる最大の要因は 装い であり続けております。
さて、例によって頭の中を文字に起こすと上記の通りですが、要は装いを愉しいと想うか否かでして、私は勝手ながら “ 弊店を御愛顧くださる皆様方は、格別に ( 御人によっては更に素晴らしいほどに ) 愉しまれている ” と想っておりまして、そんな皆様方と過ごさせて頂く時間は私の日々において装い以上に豊かな要因であることを再任してからの数日間で改めて強く実感致しました。本当にありがとうございます。
御人によって異なるこの点を好む・好まないなどの判断基準が在り、御身体や生き方によって驚くほどに異なる視え方が在り、何よりも本当に本当に様々な趣味嗜好が在り、あぁ人とはなんて素晴らしいのだろう と恥も外聞も無く心から想います。弊社は社会的に視たら中小企業であり、いつまでも何かが足りていない未熟な会社ですが、これまた勝手ながら, 大変に失礼ながら私はかねてより “ 弊店の御客様方は最上だ ” と強く強く想っておりまして、もし仮に 全世界御客様選手権 的な催しがあった際には世界ランキングで相当の上位に食い込むであろうという妄想をもう何年も抱き続けているほどですので、 そんな皆様方に “ どうしたらより愉しいと想って頂けるか ” “ どうしたら御過ごし頂く時間をより豊かに感じて頂けるか ” という思考は空間に居ながら外を眺める時も, 朝弁当を作る時も, 夜グラスを傾ける時も止まることありません。



やりたいことが大なり小なり沢山ございまして、愉しくて仕方がないのも皆様方あってでございます。以前私は趣味が仕事であることに、これで良いのかという疑問を抱いておりましたが、御陰様で今となっては胸を張り声を大にして “ 私の趣味はこの生業である ” と言わせて頂いております。
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Diary721に続く。
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王道力を磨きに磨いたからこそ獲得した特徴や論点というのは、時に仰々しい装飾や狙い以上の彩りによって存在価値を高めることができる と改めて実感させてくれたのが本品でして、仕立てという物質において, 大人の漢をささやかかつ確実に彩る存在において装飾らしい装飾は施されておらず、もちろん前立てのボタンが一つであったりピークドラペルであったりと仕立てとして高い品位を担うべき解釈は注がれているのですが、それらも言わずもがな王道の王道たるゆえんを根幹から支える要素以外の何ものでもなく、同区分が設立されてから一貫している “ 着用者/選択者の個性や特性に寄り添い、陰ながらそっと押し上げるような存在 ” という創作における根本的な目的意識を想い出さずにはいられない、その無垢な強さを再認識せずにはいられない一着なのですが、ではどこに特徴と論点を見出せるかと申しますと私の場合はパターンメイク、生地と生地の縫い合わせそのものでございました。




それこそ言わずもがな衣類を構築するにおいて欠かすことのできない要素であり手順ですので一個人的に気づいた瞬間はさぞ驚いたのですが、本品は意図的にイタリアのサルトリアのもとで製作されておりますために特有の肩のほんのささやかな存在感とそこから重力に則って展開されるしなやかで妖艶な流線による強弱の美しさが極めて際立つのですが、身体を包んだ際にパターンメイクに伴う生地と生地の縫い合わせそのものに強い立体感が生じ、その “ 線そのもの ” がデザインに感じられる強い, それはもう本当に力強いアイキャッチとして着用者を演出する様は、見慣れている存在 ( 要素 ) なはずなのに強烈な違和感を抱かずにはいられない服飾意識の第六感が痺れる論点でございまして、更にウールとモヘアによる混紡の紳士的な仕立てにおける王道かつ絶対的に妖艶な独自の光沢が縫い合わせの立体感を見事なまでに, それこそ陰ながらそっと押し上げ輝かせるのです。
料理でも創作的で装飾的な味付けや彩りで最上に辿り着く一皿と、素材と技術の根本を活かして最上に辿り着く一皿がございますが、本品はそれで申しあげるところの後者に属します。肉が食べたい日や魚が食べたい日や野菜が食べたい日や米が食べたい日や麺が食べたい日があるのと同じく服飾における装いにも日や季節や直感における様々な御気分が在られることと想いますので、そのどこかで弊店が僅かでもお役に立てれば幸いですが、こと素材と技術の根本を活かした方向性に関しましては引き続き Maison Hermes のこれらには感嘆しないという選択肢が我々にはございません。


New arrival 90s Hermes, wool&mohair tailored jacket.
なお、“ 線そのもの ” がデザインとなる様は納得のゆく姿で写真に収めることが叶いませんでして、日常においてもきっと着用する本人より周囲の人々がそれをより強く体感することと想います。肉眼かつ実生活において無意識的に発揮される, かつ自身が気付くことのない本領は、だからこそ極めて極めて強烈であり何より絶対的であると私は強く想います。
SURR by LAILA 福留
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御客様方に弊店を御査収頂くにあたって、一つに留まらず複数に御興味頂くというそれはもう大変に光栄な機会がございまして、その際にはそれらを一カ所に集約してご覧頂くことが多いのですが、その集約したテーブルやラックを拝見致しますと、ふとその御方の個の一部を覗かせて頂いているかのような, その日その時の気分を御披露目頂いているかのような, 大袈裟かもしれませんがその御方の人生の一部を繰り広げて頂いているかのような、とてもとても暖かく嬉しく豊かな気分に勝手ながら包まらせて頂いております。時に同背景であったり同時代であったりと致しますが、しかしながら実際は共通要素の極めて薄い混沌とした集約になることがほとんどでして、御人によって異なる,真の視点や論点の豊かさには都度多大なる刺激を受けさせて頂いているのですが、何よりも豊かなのはそれら混沌とした抜粋でありながらも必ずやどこかに 御選びくださった御方の気配がしっかりと匂い立つ という点です。
この度御披露目頂く品とじっくり向き合わせて頂いた際に、そのような時間を想い出しました。仮想及び夢想のみで構築させて頂きますので、その集約がイコールどなた様かの集約になることは無いことと想いますが、大変に恐れ入りますが仮想及び夢想をそのままに御提案させてください。






背景も時代も異なり、一方は仏メゾンによる追及心及び真摯さが秘められた究極的なスタンダード, もう一方は独クリエイションによる技術力及び表現力が注がれた特出したアヴァンギャルドですが、これらを一つに集約とした “ 誰か ” が居た可能性は私がジャニーズに入るよりはあり得ます。それぞれ異なる視点と提案の存在ながら紛れもなく同格の無垢な熱量を有しますので、それらにて現代に活きる皆様の日々を僅かでも豊かに彩って頂けましたら、これ以上幸せなことはございません。

New arrival スタンダードとアヴァンギャルド
90s Hermes, wool&mohair tailored jacket and 90s Hugo Boss, cotton trench coat.
SURR by LAILA 福留
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豪奢さや秀麗さと共に混沌を調和させるー そのそれぞれが並大抵ではない深度で調和しているからこそ氏の世界観は街中で定期的に眼にすることができるものではないにも関わらず、心が寄り添った際には強い求心力を有すると感じておりまして、混沌は例えばランウェイという御披露目の場において着用者の進む方向が無作為に交錯したり嗜好品を嗜みながら歩いたり、純粋にふざけたり愛犬が登場したりと様々ですが、一つの品という物質においては、鬼才的な判断力で幾つかの要素をこれでもかと混ぜ合わせることで表現されることが多いように想います。
モードの本場が得意とし特に技術面や美意識面ではフランスが専門的に培ってきた曲線美をあえて選ばず、工業的, 無機的, 無表情的ともいえる直線を採用することによって産まれるフレンチメゾンとしての違物感溢れる土台に載せられる動物の紋様や氏の衣装に身を包んだ彫像画が匂い立たせる一着としての個は、テキスタイルデザインや柄物という “ いわゆる ” な表現に属することを許さない、まるでこの世のちょっとした隙間に迷い込んでしまったかのような異世界感に溢れていますが、これもまた用いられる綿の蕩けるような質感と直線的な構築の歪みと秀逸な色調の成り立ちによって、結局のところ装うことを愛し愉しむ大人の男性に強く御提案したくてたまらない、これが布陣にあることで得られる人生における豊かさを想像すると口角が上がるのを抑えることができない一着でございます。
本品が産まれた期の氏の世界には様々な象徴要素がございましたが、動物紋様と彫像画の出で立ちはその代表的な存在の一つでしたので、それをあえて直線的な構築で可動域を広く配置し開襟仕様というとにかく寛いだ仕様によって仕上げられたこの一着を御馴染みの親愛なる穏やかなコレクター様の静謐な空間で目にした際その存在感に気圧され、ポケットの形状や袖の下部, 首回りの吸いつきなど細部に注視することで気付けるモード文化独自の遺伝子と申しますか、選ばなかったにも関わらず発揮されてしまう極めてささやかな曲線美と目が合った際に心を射抜かれました。
全ての要素において結果的に純然たるシャツジャケットという稀有な体を獲得したこの豪奢で秀麗で混沌とした一着にて、モロッコの避暑地しかり軽井沢の別荘しかり, 真昼の酒盛りしかり愛する女性とのボートしかり, 一人秘密の Bar しかり友人との宴しかり、人生を豊かに彩る様々な環境と瞬間を過ごして頂きたくて、たまりません。




1992s Jean Paul Gaultier cotton shirts jacket.
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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この度は小林の引退に伴い御言葉や御便りなど様々な御配慮を頂戴致しましたこと、彼に代わり心から御礼を申しあげます。本当に本当に、ありがとうございます。
彼が弊社の戸を叩き結果 5 年間在籍したこととなったのは御縁以外の何ものでもありませんでしたが、その内の 2 年 8 カ月間密に過ごしたことを少し前に振り返ってみましたところ、おかしな表現かもしれませんが私の頭には “ ボーナスステージ ” という言葉が挙がりました。その時間において私は彼に何かを “ 教えた ” 自覚が一切ございませんでして、例えば この縦を横にするとこうなる といったいわゆるで言うところの “ 意見 ” のみで判断を全てを彼自身に任せ続けたのですが、それは 一つの空間に選任する人物がその空間の軸であり、その表現にまつわる責任者 という “ その容れもの = その人物 ” と当時から今に至るまで一貫して一個人的に考えているがゆえでした。私にとって彼は部下という区分ではなく、いわゆる仲良しこよしな間柄でもありませんでしたが、パートナーと呼べる一人の人間であると共に紛れもなく社会に真正面から向き合う親愛なる立派な一人の人間でした。数多の失礼や不充分が在ったにも関わらず彼を僅かなりとも愛してくださった御方に今一度御礼を申しあげます。この感謝の念は、忘れません。
渋谷や恵比寿や六本木などの夜の大人の時間にあの眼鏡が光っておりましたら御写真などに収めて頂き拝見させて頂けますと幸いです。一緒にアハアハハと笑わせてくださいませ。
SURR という一つの容れものにおける絶対的に最も大切な存在は御客様方、その次が品、その次が選任者ですが、これを機に私が再び選任にて携わらせて頂きますこと、それに伴い週に1度, 月曜日に御休みを頂戴 ( 月曜が祝日の場合は、その明けた翌日が御休みとなります ) 致しますこと、御了承頂けましたら幸いです。
自分とは全く異なる考えや感性と共に過ごしたことによってまた視点を増やすことができましたので、今まで以上に御愉しみ頂ける容れものを目指して、ヴィンテージやアンティークを中心とした品や文化の根本的・潜在的・実質的な求心力をじっくりと御提案できるよう、社会におけるより強い違和感であり続けながら社会の迷惑にならぬよう毎秒精査致します。






取り急ぎ視える事柄から視えない事柄に至るまで、彼の容れものから私の容れものへ再構築, スクラップの無いビルドを時間をかけて穏やかに進行致します。機会ございましたら引き続き御気軽に御立ち寄りくださいませ。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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これは私が想うところですが、弊店に在りますデザイナーやメゾンの品, いわゆる看板がはっきりと分かる品の八割以上は “ 奇才者 ” によるものであり ( 更に申しあげますと、私は弊社各店の扱う品の新旧を問わず同じく想っております ) 、その奇才者たちには社会において広い間口で受け入れられる作風を主に得意とする人物や、受け入れられ辛いながらも受け入れられた際には極めて強い求心力を有する作風を主に得意とする人物が居たりと方向性の分布があり、更にその中には特に稀有な創造性によって表現における前人未到に辿り着いた “ 鬼才者 ” が居る と捉えておりまして、こと Jean Paul Gaultier 氏は私にとって前述の作風で申しあげるところの後者にあたる鬼才者なのですが、彼の世界における正統的な男性性及びそれに伴う紳士性をより直線的に感じて頂けると想える、この度の新作の一着。


この土台となるミリタリー区分での仕立て様式はテーラードジャケットの分野においても特に強い, 文字通り “ 強い ” 個を発揮する傾向であり魅力を有しますが、全体を独善的に調整することで結果的にそれと対を成す軽やかなサマーテーラードに仕上がった一着で、陽を通せばやや透ける綿は否が応でも織りを感じずにはいられない乾いた凹凸感と手触りによりやや重厚なシャツといった軽快な表情を醸し出し、肩以外にほとんどの芯地存在を感じさせないサルトリアの職人技術による実質量的にも体感的にも極めて “ 軽い仕立て服 ” という複雑怪奇な構築を実現しております。
また、これもミリタリー区分での仕立て様式ならではの傾向であり魅力である 前立てを全て閉じることでの重厚な男性性 の演出なのですが、こと本品においてはそれだけに捉われることなく愛して頂きたいと切に想います。 “ これぞモード ” と声を大にせずにはいられない洗練された比翼の顔ですが、それを実現した大きなスナップボタンを留めないことで産まれる前立ての歪み, 個性的な部品に伴う重量によって演出される過大な前立ての歪みは氏からの贈り物という名の作為であると邪推せずにはいられません、私は。前述の軽快な生地の表情ならびに絶妙に延長された着丈の相まるそれは、出で立ちを永遠に歪ませ続ける、 “ 永遠に定まらないという方法で定まる ” 一着でございます。


1990s Jean Paul Gaultier cotton tailored jacket
焚火を見ていてふと気付いたらだいぶ時間が経っていた なんて経験、私だけではないはず。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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2016年9月1日から約2年と8ヶ月、Diary執筆数306回、身長は0.8cm伸び、体重は変わらず、肩幅が少し広がり、ササミの効果はみられず、未だ背中に龍は入らず。此れといった変化といえばその肩幅の僅かな広がりによって就任当初よりお世話になっていたスーツをおよそ半年前から着れなくなった事と、先日も私事にて綴らせて頂きましたがミステリー傾倒からジャンルレスへ読書が広域化した事、酒を嗜む際に以前より食べなくなった事くらいでしょうか。後者については、“ 小林、大人になったのでは、” と沖縄料理屋でディレクターの福留に謂われた記憶がありますが、例えば 成長 を充てがい顧みると自身では認識もゆるく、精神的にはさて一体なにが変わったのだろうと物思いに耽る時間もあったりなかったりですが、 感覚 という分野においてひとつ謂えるのは SURR という弊店空間に対し、あるいは “ もっと狂え!! ” と際限なく謂われ続けた就任当初から(哀しいかな今でもよく分かっておりません)ちっとも狂わず普通の人間の普通の男性のいたって普通のわたくしが 職場 である以上にそれはまるで 家 のような 精神的結び のようで 呼吸そのもの のような想いを抱いている胸の内は、過去の一度も経験したことがない抱きで御座いますので、年齢の重ねと共に心に蓄積していたナニカがゆっくり漏洩してゆく感覚へ、免疫も対処法もなく、ただただ自身で自身を見守ることで今は時を過ごしております。
さて2016年9月1日から約2年と8ヶ月、数字に置換するとなんとも呆気なく、迫力もなにも御座いませんが、これはわたくしが弊店へ正式就任してから現在に至るまでの濃厚かつ凝縮された時の過ごしで御座います。分かりづらい,行きづらい,入りづらい,居づらい、出づらい弊店の特質にも関わらず、貴重な有限人生のなかで足を御運び下さり、お話を下さり、御愛顧下さる有難味は、我々の無い脳みそで振り絞ろうと言葉などで御伝えもしきれず、そこにはヴィンテージ衣類小物を扱う小売商店という一線を超えた感謝の意が常に、常に御座いまして、それは本日のように改めて綴らせて頂いたところで上辺言のように聞こえるやもしれませんが、本日のような時節だからこそ、お伝えをせねば私自身,生涯苦しみ抜くことになりそうですので勝手ながらこの場を借りたいと思います。折角のデートにも関わらずお越し下さるカップル様へもこんな処へ来てはいけませんと言葉を呑み込み、お香の匂いが独特だからか,わたくしの内に何かを視たのか赤ん坊には大抵泣かれてしまい、紳士淑女の皆様へ何かと失礼な対応や言動もあったかもしれませんし、金額立派な品々へ数ヶ月苦しみを抱かせてしまったお客様も居、声帯が潰れてしまいお耳汚しをしてしまった時も有、話が長過ぎて御待ち合わせの時間に遅れさせてしまったあの時も、“すぐに戻ります”の張り紙でお待たせをしてしまった際も、わたくしの未熟度ゆえに皆様へ多大なご迷惑やご不憫を御掛けする機会も数えきれぬほどありまして、常に申し訳ありませんと心の基底に澱みもありませんが、それでも尚、それでも尚、貴重なお休み時や、一回性たる人生の歩みの途中に弊店へ足を御運びいただく事に、お話をいただく事に、ヴィンテージ衣類小物を扱う小売商店という空間を御愉しみいただける事に、誠心誠意心の底より抱く感謝の意、それ以上に言葉もなく、超えうる想いなどありようもなく、皆様にしっかりと御伝えをさせていただきたく存じます。皆様、いつも本当にありがとうございます。またこれは弊店の総意と申しますか、分かりづらい,行きづらい,入りづらい,居づらい、出づらい性質やもしれぬと承知はしながら、本来的には思う存分御寛ぎいただきたいですし、日頃のお疲れを少しでもお忘れいただきたいですし、何も仰らずにさらりとお帰りになられましても、商品として陳列させていただいている其々へ注視いただかず本当にお話だけでも、寝そべりリラックスいただきたい想いはもう確実なもので、今日寄って良かったなと、憶っていただきたい我々の身勝手で全力なエゴでありながら、失礼と承知ながらそのように想うのです。その一心であります。誠であります。皆様の戻ってはこない御過ごしの中で、一回性たる人生の歩みの途中に、弊店の存在や空間や美味い鰻屋の話や、女性問題どうしようの解決策も糸口もみえない談義や、計6つポケットが存在するトライアルマスターとの御縁や、人生で初めて御獲得いただいたHermes coatとの結びや、Karim Hadjabのクレイジーで真っすぐな精神や、消滅したバージニアクリーパーや、何かが生まれる平地や、平地から商業ビルへの景色が当たり前となる数年後にそういえば眼鏡かけたつまらない男がその昔居たなと、何よりお洋服が好きだという皆様と我々の繋ぎを、皆様の一回性たる人生の歩みの途中に、その片鱗でもご記憶として御査収いただけるならば、手前共の身勝手な申し上げで誠に恐れ入りますが、冥利に尽きる想いであります。皆様、いつも御愛顧下さり、本当にありがとうございます。
わたくし店長として立たせていただいた2016年9月1日から約2年と8ヶ月、本当に本当に本当に愉しく、本当に本当に本当に愉しく過ごさせていただき、月並みな文言で恐縮ながら、本当に幸せな時間の経過で御座いました。たかが小売商店の店長スタッフが退く運びになんと仰々しい!! と憶いになられる御人もいらっしゃるだろうと存じますし、既になにかと寒い運びと重々承知しながら、あるいはここまで貴重なお時間を割き、ご一読下さっている皆様とわたくしは小売商店のスタッフとお客様という商業的関係性かもしれません。されど、しかし、わたくしは皆様とお話させていただいた機会を、机上の関係性のみと憶ってはおらず、わざわざこの場を借りて申し上げるべき事事では決して決して御座いませんが、精神を捧げ続けた北青山の小売商店でありますし、その場で御縁をいただいた皆様との時の過ごしでありますので、しっかりとご挨拶をさせていただきたいと存じます。このように身勝手なご挨拶と相成りますが、わたくし小林 開は、5月6日(月)付けで弊店ならびに弊社を退職致します。1日(水), 2日(木)は休みをいただいておりますが、最終日まで精一杯のご奉仕をさせていただきます。
皆様、短い間では御座いましたが、本当に、本当に、お世話になりました。
今後ともSURR by LAILAをどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2019,4,29
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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ファッションとは着るアクセサリーである、とニューヨークのデザイナー様が謂っていたのを憶い出しましたが、デザイナー=精作主の商業性を例えば除いたとしまして、創り続ける精神性の深みなど計りかねますし、作家様も、芸術家様も、絵描き様も、表現性を生命線に据えている御人の精神というのはわたくしにとって宇宙と同様で、いつまでも神秘的な心の描きで御座いますゆえ、ファッションとは着るアクセサリーである、という意味性もスッと心に染み渡るかと問われれば販売員失格ですね、然うではない、と御答えする現状で御座いますし、表面的に受け取るしか学も能も御座いませんで、殊、Jean Paul Gaultier氏が創造されたJean Paul Gaultierという衣服達も着用するアクセサリーであるかは深層理解を必要としますが、例えば同氏創造物は御人にとっては着用するジュエリーでありますし、御人にとっては衣でありますし、御人にとってはハードボイルドですし、御人にとってはパンク精神の顕れかもしれませんが、いずれの感想にしろ御手に取られた創造物も御人の感性に従われた否定しようもない運びと想うと、なんといいますか、宇宙の理の片鱗に近づけた感覚に陥ると申しますか、神秘的な心の描きが結像したような気がするのもわたくしの気のほうが触れているだけかもしれません。
そういえば丁度、背面がくり抜かれたジレを探していたところです、という御方は先ずいらっしゃらないでしょうし、そういえば丁度、背面がくり抜かれた新鮮なジレが入りました。という応酬も奇跡に等しいですし、つまりは御手に取られる創造物は御人の感性に従われた否定しようもない運びと存じますし、探究物と御縁があったとしましても,どれほどロジカルに向き合おうと金銭を支払い迎え入れるかの究極地には御人の理由なき感覚以外、入り込む隙間などありえようもなく、そこでは蓮見氏が謂うところの内心の訴えが聴こえるのだろうと思いまして、ここにファッションが愉しく,美しいものである “ 核 ” のようなものがある気がしてならず、Jean Paul Gaultier氏はそうじゃないものを避けて創り続けてきたのかもしれませんし、そうであるものを創り続けているのかもしれませんし、もしかしたらその先のひとつに、ファッションとは着るアクセサリーである萌芽が芽吹くのかもしれないと、Jersey Boysの無限ループに陥りながらふと憶いました。

1992s Jean Paul Gaultier with 60s Charvet cotton shirt

90s Jean Paul Gaultier with 90s John Lobb

1992s Jean Paul Gaultier with early1800-early1900s pure gold & precious stone bespoke rings

1990s Jean Paul Gaultier with many pens
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小売店業を営む弊店においてお取り扱いをさせていただいている其々に対し私が何よりも重きを置いておりますのは謂うまでもなく、其々との対話 で御座いまして、其々へと自ら入り込もうとする能動的潜水 で御座いますので、大体をもって没入し、創り手の声や着用時代の匂いや其々が今どのような心境で居られるのか真実を知ろうとする意識の傾注、大変烏滸がましいですが総じた努力、というのは決して緩めてはならず、緩めた瞬間シャボン玉のように萎んでしまい死んでしまいますしSURRという小売店空間で小売業を営む我々の存在意義も遥かに死んでしまいますので、シャッターを切りながら、たっぷり時間を注いで各部検分しながら、神保町の古本店をノックしながら鋭い意識の刃を向けるわけですが、そこには各国に点在するコレクター様、ディーラー様、一般収集家様、エトセトラとの対話やら念じて叶った喜ばしきや金銭を支払いたくなるほど絶大な情報など、文頭からの運びを適えて下さる主人達には常に感謝せねばなりませんし、ときにSURRという小売店空間に向けたセレクション業に精神を捧げる福留という人間からナニカを受け取らねばなりませんし、共有せねばならんこともありますし、そのために社外空間の場で数ヶ月に一度酒を交わす機会もありますし、プロフェッショナルレディースに御酒をついでいただく機会も御座いますが、ここまでの運びの最終目的であり最上目的となるは謂わずもがな、皆様に御伝えする で御座いまして、皆様に愉しんでいただく、で御座いまして、その基底には我々も知り、我々も愉しむ、という必然性も追随しますゆえ、やはり感謝の日々でありまして、よりロマンティックに “ ファッションを愉しんでいただきたい ” エゴという名の萌芽を全的にオープンしたとしましても例えば目の前の1着へ深く潜りますと、その連続する日々に曜日を忘れるほど没入しますと、 “ ファッションの愉しさから遠のき, ただの衣服となる ” いよいよヴィンテージ衣類小物を商とする小売店主体から遠のき、ただの男となる瞬間、ただの探究者となる刹那、その一瞬を永久に受け入れてしまうとファッションの愉しさを懇求し、追究し、創り続けたメゾン / デザイナー様に対する不行儀と成り “戻らねば” と息をのむ時々もある中で、殊、Jean Paul Gaultierという主人が精作するJean Paul Gaultierという衣服達に限っては、どれほど真意に迫ろうと、意識の刃を向けようと、深いところまで潜り続けようと視えてはこない真の意は、自己推定にて恐れ入りますがフレンチシズム・アンティークに加わる巨大な+α、詮ずるところの “ 創作 ” なのだろうと憶いますし、そこまでしか視えず、だからこそ愉しく、だからこそ美しく、勝手ながら未だに “ 戻らねばならないところまで往った事がない唯一の創作主 ” で御座いますゆえ、 “ 戻らねばならないところまで決して辿り着けない唯一の創造主 ” で御座いますゆえ、セレクションへと旅支度をする前の閣議に際し、必ず名があるJean Paul Gaultierでありますし、平成最後の編集とさせていただくは最終目的であり最上目的である “ ファッションを愉しんでいただきたい ” 願いを込めまして、Jean Paul Gaultierの創作7体、御披露目で御座います。
1987-1992s Jean Paul Gaultier collection
4 / 27 (土)12:00 〜


New arrival, 1992s Jean Paul Gaultier gillet

New arrival, 1990s Junior Gaultier oversized textile shirt

New arrival, 1987s Junior Gaultier oversized striped shirt

New arrival, 90s Jean Paul Gaultier leather gillet

New arrival, 1992s Jean Paul Gaultier cotton shirts jacket

New arrival, 90s Jean Paul Gaultier leather,suede & unborn calf joint knit

New arrival, 1990s Jean Paul Gaultier cotton tailored jacket
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
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