Category Archives: 未分類

大丈夫。全然大丈夫 / Diary806
11.12.2019

ベランダや道路に看板の類が出せない規約によりマンションのエントランス入って正面に在るポストの小さな表示と玄関前の小さな表示が目印となる弊店は、表参道からも青山通りからも数本内側に位置するという立地以上に辿り着きにくいだけでなく、いざ入ると 60 年代の隣に 2003SS の品が並んでいたり、メゾンのドレスシャツの隣に背景不明のアクティヴィティ・ジレが並んでいたりと “ わけのわからない ” 内容であるがゆえ、初めましての御客様方には率直に “ わけのわからない品々ばかりかもしれませんが、御興味頂ける御品ございましたら ” とお声掛けさせて頂くこともしばしばであるばかりか、その時代性や背景性ゆえに置いてある状態, ハンギングの状態と実際に袖を通したり身に着けたりとした際に良きにせよ悪きにせよ印象差異が生じることも多く、本当に本当に、冷静に考えずとも御客様方には御迷惑ばかりをお掛けしていることを折に触れては痛切するのですが、そのような不親切な状況にも関わらずわけのわからない内容にも関わらず、時に御自身への大切な一品として御認め頂けることは我々にとって何よりもの栄養素と成りますが、時に時節に限らず大切な贈り物として御選び頂けることは、“ 続けること ” かつ “ 社会の迷惑に成らないこと ” が信条の一つである弊店にとって数少ない素直に自身を誇れる大変に大変に光栄な機会です。

 

共にお出かけする出逢い方や事前に綿密に調査して秘密裏に捜索する出逢い方や独断にて判断する出逢い方、時にそれ以外の方法で熟考する出逢い方も在ることと想いますが、年齢や性別, 国や社会的立場を問わず贈り物という区分は皆様迷われることと想います。私は贈る相手を想い, 悩み, 決断するという一連の全思考と嗜好を真に美しく想いますので、結局のところ相手方は皆声を揃えて “ 貴方が選んでくれたものであれば ” と言うのでしょうが、いざ選ぶとなると簡単には決めかね、悩んで悩まずには居られない。贈り物に手練手管なんぞございませんので。
私はそんな贈り物という行為と文化が心から好ましく想いますので、そんな思考と嗜好の時間を陰ながら拝見させて頂く時間を何より幸せに想います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

そんな私は年末のあの時 ( そういえば今日から丁度二週間後ですね ) と春 ( 三月産まれなので ) に訪れる “ 贈られる側の機会 ” から縁遠く成ってだいぶ経ちますが、皆様方の御姿を陰ながら拝見させて頂いておりますので全然大丈夫です。
それに先日、覚えている限りおおよそ十五年ぶりとなる区分の服を買いまして、大変に嬉しかったです。もしかしたらここ数年で最も心躍る “ 明日着るんだい ” の夜を過ごしたかもしれず、出逢いの稀有さを, “ 買い物 ” という出来事の大切さを改めて認識致しました。もちろんそれは贈り物、私から私への贈り物です。全然全然大丈夫です。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

Vintage Hermes という編集 / Diary804
6.12.2019

New arrival ,

by John Lobb.

 

ジュエリーでもない。バッグでもない。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

ハーゲンダッツ / Diary803
5.12.2019

その年代の品とは想えない意外性 が全てではございませんが、こと相当に遡った時代の一品でありながらも出で立ち・装いに現代性を強く強く感じることのできる意外性や温度差に私は強く惹かれますし、ことジュエリーの区分におきましては時代を越えて受け継がれる要素性が多く良い意味で突発的な変化性が低い傾向もあってか、素直に驚かせてくれる品々との出逢いが度々ございます。

昨年に自覚した “ そういえば旅の過程で稀に出逢える人々が往々にして大胆なリングを付けていた ” から端を発したジュエリー目線の反動が私の心に在ったことを、この度の新作群にて物静かな面々が揃ったことで認識致しまして、こちらにて綴らせて頂きました通り私は物心ついた時分から手元を彩る装身具が好みでとりわけ繊細な装飾性を好んでいましたので、大胆なリングを付けたイカした人々との出逢い ( 逆に大胆なリングを付けていたからイカしていると感じたのか ) は極上の衝撃でしたし、ゆえに積極的に追求し数点の御提案に至り、引き続き自分用の一つを求めてイカした人々の仲間入りを画策しておりますが、やはりポテトチップスを食べたらハーゲンダッツが食べたくなってしまったようでして、この度の新作群は極めて私的感情溢るる物静かな装飾性になってしまいました。

 

この度も全て顔 ( 鈴木で言うところの面 ) による直感判断制度に加えハーゲンダッツ気分だったこともあってか、結果的にこれまでの中で最も年代分布が広がりまして初めて 1990 年代の品を選ぶに至りましたが、弊店にとっては 1890 年代であろうと 1990 年代であろうと惹かれる存在には惹かれますので引き続き忌憚なく, 等しく御推奨させてくださいませ。
そして現実的に 100 年の差異を眼の前にして改めて感じる、継がれる要素が多いからこその意外性の力。物静かな面積と主張に物静かに潜む丁寧で情熱的な彫りの装飾要素と、発展した現代のカット技術を仮に “ 良い ” とした時に “ 悪い ” となる 100 年以上前の職人技術によるダイヤモンドの輝き。私には技術力が現代よりも劣っているイコール良し悪しという等式の概念は無く、素朴だからこそ丁寧な職人技術から成る暖かみ溢るるカットの輝きには純然たる一つの価値が在ると想っております。

 

 

 

1894s 9K yellow gold, white gold & 11diamonds.

 

どのような区分や背景や年代にせよ製作において想いの重さと心意気が在れば輝かしく、更に上質な目線や要素があれば美しく感じますが、素直に惹かれたそれが 125 年前であったら流石に驚きますし、私であったらそれに惹かれた自分の感情そのものがなんとも面白く感じ、なんとなし心が暖まります。なにせ基本的に本当に面白みのない生き物でして、数日同じ食事でも取り立てて何も想いませんし靴下も下着も同じものをまとめて買ってしまいますし、諸々がなんだかんだ王道を選んだりしまして、もう少し意外性はないのかねと。ハーゲンダッツで一番好きなのはバニラですし。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

表記 / Diary802
4.12.2019

 

 

シューズのサイズ表記に関して正直なところ当てにならない点が多く、そもそもメーカーが違えば、製造が異なり特に国の違いが大きく、国際基準としてのサイズの展開 ( EU ・ UK ・ US ) がそもそも異ります。木型が違えば、等差 ( 例えば Vibram 社のあるソールでしたら 1 サイズ毎に 0 . 7 cm 刻みで大きくなり、メーカーによってその等差基準も異なります。 ) も違う訳でこの表記じゃ小さいかなと思われている方、特にヴィンテージシューズに関しましては、ソールの沈みやワイズの広がりが起きる為、更にサイズ表記が当てにならないと感じます。普段の御履きのサイズ表記に関わらず御足に合う可能性が御座いますので、是非足入れしてみては如何でしょうか。

 

 

60s J . M . Weston triple sole full brogue.

 

80s John Lobb ” Balmoral “.

 

80s Berluti one – piece shoes ” Alessandro “.

 

80s Edward Green wing tip loafer.

 

70s J . M . Weston 180 signature loafer lizard leather.

 

90s Church ‘ s ” Rider ” .

 

90s Tricker ‘ s suede loafer.

 

early 90s Edward Green wing tip suede shoes.

 

80s Alden straight tip shoes.

 

私的にレザーシューズによくあるサイズが小さい、痛みを伴うサイズの御推奨は致しません。馴染むまでの苦痛や足への負担が癖付いてしまう可能性があるからです。仮に 0 . 5 cm 大きいケースでしたらインソールでフィッティングを調整して頂ければ快適に履いて頂けます。逆に大きすぎるのも歩行時の疲労に繋がってしまう為、御勧め致しません。勿論、ジャストサイズに越したことはありませんが足の親指が屈伸出来るくらいの許容は残して頂ければベストサイズだと。経験則上小さいサイズを頑張って馴染ませ、両踵に今でも取れる事のない突起物が出来た私が言うのもなんですが、フィッテングに関しましてはお任せ下さいませ。
 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

面 ( つら ) / Diary800
29.11.2019

 

私も日頃から右手に 2 つ 、左手に 1 つ 最早していないと心が落ち着かない程指輪という装飾品を好み、身に着ける事により一つ自身と申しますか、アイデンティティ的側面と共に、少しは遊んでる人の様に見えないかなと、邪心もあったり心を豊かにする自分自身のパーツの様な、ある種矯正の様な。上記年代の推測にあたり自身の付けている指輪はいつのものかと調べてみると 76 年に英国で制作されたもので気持ちが昂り、じゃあ友人から譲り受けたお気に入りのブレスレットも調べてみようとした結果、イタリアにある既存の何とも言えないジュエリーメーカーで落胆したりと、調べなきゃ良かったななんてと思いつつ歴史のあるメーカーだしなと自分を無理やり納得させて綴らせて頂いています。前回の福留の綴りの通りジュエリーは ” 面 ( つら ) ” の重要性、年代・国に関わらず好きなデザインものを好きな時に装備する愉しさを贅沢に感じ、是非自分自身への年末の御褒美なんて如何でしょうか。割と人は手を見ているそうですし。

 

 

 

洋服にも精通しますがサイズが合うと厄介な品々、推しメンはこちらで御座います。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

袖口 / Diary801
2.12.2019

大振ヘリンボーン × オリーブボタン。同色の袖口から覗くオリーブニット、自己満足を愉しむ、馴染む地味な色合わせ。 

 
80s Ermenegildo Zegna double-breasted chesterfield coat & 80s Missoni wool sweater , paisley.

 

 

99 – 00 AW Driesのコレクションは袖の長いデザインが特徴的。ワークディテールの袖口からドレス要素たっぷりのカフスシャツ、カフスを敢えて閉じずに例に習って大胆なレイヤード。

99 – 00 AW Dries Van Noten velvet tailored jacket & 80s Valentino dress shirt.

 

 

ミリタリーならではの無骨な袖口、男気溢れるストラップ、対照的な繊細マルチカラーニッティグ。

40s French military motorcycle trooper coat & 80s Missoni Uomo wool cardigan.
 

 

贅沢なカシミアジャケット × カシミアニット。鮮やかなコントラストと織りを愉しむ、アメリカンニットポロにイタリアンテーラーを羽織る。本来交わらない可笑しなバランス。

80s Brioni cashmere tailored jacket & 90s POLO by Ralph Lawrence cashmere knit shirt.

 

 

個人オーダーならではのカフスの様なディテールにイタリア生まれのタフなニット。防寒性抜群、ツイードの色調から一色掬った色合わせ。

70s Burberry ‘ s “Harris Tweed ” bal-collar coat , personal order & 80s C . P . company geometry knit sweater.

 

 

ちらりと覗く袖口からのニットやシャツのバランス。色彩や素材のコントラスト、気温の低下から着込むことの多いこの時期にしか味わえない素材感と寒さを凌ぐ為に締め切ったフロントボタンによりインナーが隠れる為、袖口のレイヤードに目がいってしまう今日この頃です。

 

 

 

 

90s Loro piana chesterfield coat & 80s Missoni knit shirt ,
70s Hermes ” Buckle sellier ” silver bracelet ,
50s British 9K yellow gold 25 diamonds ring , 50s France 18K yellow gold & 4 diamonds ring.

 

 

更に袖口の愉しみ方、冬の装いこそジュエリーを引き立てると。ニットのリブから覗くブレスレットなんて最高に男性的且つエレガンス。ヘビーウエイトな素材のコートにも指先に光る繊細さが映える季節だと感じます。昨日、国立新美術館でのジュエリーメーカーの展示を観覧しましたが、それにより特定のものが無いもののジュエリーへの欲求が抑えきれずにいる為、非常に頭を悩ませています。

 

 

ニットもコートも欲しい。
プレゼントも考えなければ。
愉しくも嫌な季節。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

New arrival, 物静かな Gift / Diary799
28.11.2019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御自身で御自身に向けて品を御認め頂くのは言うまでもなく弊店の日々において最上の栄養素ですが、千が一つに万が一つに “ どなた様か ” に向けて御認め頂けるとしたらまた異なる風味にて心から光栄に想いますし、何度も使える魔法の呪文 “ これで今年も買い納めだから ” を唱えつつ御自身に向けての一つに出逢って頂けましたら、言うまでもなく恐悦至極に想います。

 

例年と同じくささやかに密やかに御提案させて頂く Gift の編集、本年は Antique fine jewerly の区分に集約と相成りました。これまでも不定期に御提案させて頂いておりますそれらは世界中に屈強なコレクターと愛好家が数多く存在致しまして、そこでは仮に言葉が通じずとも素材特徴や盛り込まれる要素が共通言語となり、一切と添えて差支えが無いほどに揺るがぬ価値として人々を魅了し続けておりますが、2016SS 期に初めて御提案させて頂いてから一貫して弊店はヴィクトリア期であろうと 60 年代であろうと, 9 カラットゴールドであろうと 18 カラットゴールドであろうと良いと想った品であれば等しい熱量で “ ほぅ ” と呟く直感判断制度を勝手ながら用いらせて頂いておりまして、金無垢やダイヤモンドやサファイアといった素材と価値と存在意義を踏まえたうえで、それら共通言語を排して向き合ったうえでそれぞれの “ 顔 ” から得られる感情にて選ばせて頂いているのですが、どのような顔を好ましく想うかは旅によって異なる傾向が年々に強まりまして、今期は質量が少ないようで在りながらも石の要素性や装飾性が盛り込まれた有り体に言えば一見すると物静かな面々が揃いました。傾向は向き合う瞬間には一切意識致しませんのでこのような編集にて初めて一つの形と成ったことで “ あぁこういうことか ” と想った次第でございます。

 

 

 

 

 


New arrival, 物静かな Gift

決して露出が少なめに成ろうとも、衣類などなどが重々しく成ることで産まれる素材表情との繊細なコントラストから私は冬の時間の方がジュエリーを身に着けるのが愉しい性質です。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

我がまま設計 / Diary798
27.11.2019

Designers にせよ Maker にせよ Military にせよ Work にせよそれぞれ製作に伴う意図が在り方向が在り、設計者や職人による好き好みや場合によっての癖 ( へき ) が在りまして、弊店はそれらにしっかりとした想いの重さと心意気ないし配慮が在れば輝かしく感じ、更に上質な目線や要素があれば美しく感じると改めて想った今期でして、まるで身体に乗っていないかのような軽さ・軽やかさの要素, どっしりと身体を覆うことでの存在感の要素, 身体の曲線を美しく演出する設計要素, 身体に寄り添わない独善的な設計要素など、それぞれに輝きと美しさがあり、どれも正解であることを再確認致しましたが、意図にせよ方向にせよ好き好みにせよ癖にせよそれらの熱量と要素性が高まれば高まるほどに特異性が増しますので、その際に私は “ 厄介な存在だなぁ ” と素直に想うのですが、それと同時にこの我がまま設計がどなた様かの御身体や御心に寄り添う瞬間を夢想せずにはいられませんので結局のところ独りで極めて極めて心躍りまして、様々がある弊店の中でその要素が最も強い傾向に在るのはやはり Antique の区分であり、その中でも特出するのはジャケットでございますが、この度の新作に在ります一着もまた本当に本当に我がまま設計でして、ほとほと口角を上げながら困り果てております。

 

 

製作の意図や方向, 設計者や職人の諸々は本当に多岐に渡りますので、その前身であるチェスターフィールド・コートを香らせるような丈感や装いの着地点が在ったり、逆に機動力を追及したかのような, そうとした想えないような要素が積み重なっていたり、社交性の中でもより限られた品格の場を想定していたり, その逆であったりと、テーラードジャケットという文言一つで取り急ぎまとめたとてその細分化は現在においても様々で面白いのですが、そのアンティークとなりますとそれこそ社会も製作設備も判断基準も現在と大きな差異が在りますので、細分化と一着一着の仕上がりという名の解は複雑怪奇の極みで面白いをとうに通り越し面白過ぎますが、皆様御存知の通りアンティークの世界はそれはもう巨大ですので一回の旅でも相当の数に触れられるものの、現実的な着用が叶う現状か否か, 装い性か否かの判断基準を勝手ながら設けさせて頂きますと、終えてみたら出逢いが極めて少ない不思議な世界です。

 

しかしながら稀にこのようなコートを思わせる凛とした背中と丈感と, 崇高な社交界を連想させる襟と, しっかりと社会に向き合った就労意欲を感じさせる生地の選択と, 当然のように注がれる贅沢な職人技術とそれに伴う男性性としての美しさが同居する百年を優に超える時代の一着に出逢えまして、それが一体どんな身体に寄り添うのだろうと想像し辛い厄介な設計となっているにも関わらず袖を通すと “ これはアンティークのジャケットである ” という感情ではなく、もちろん独自性は極めて高いものの “ 現在の装いである ” という感情を喚起させてくれる不思議な, かつ蠱惑的な一着に出逢えますので 本当に厄介だなぁ困っちゃうなぁ と、にやり。



 

 

 

 

 



1910s France,bespoke tailored jacket.

私自身にとって、私が袖を通して難なくアンティークらしく成らない純正のアンティークジャケットは稀有な存在ですので、この一着が身体に寄り添わず安心致しました。御縁を結べるまでにどれほどの時間がかかるかは解りかねますが、必ずどこかに御身体ないし御心に寄り添われる御方がいらっしゃることを信じております。もしかしたら貴方が注文主の生まれ変わりかもしれませんね。なんつってみたり。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

本質 / Diary797
25.11.2019

説明不要な程、多くの著名人・エグゼクティブの為の衣類を手掛ける一貫した家族経営が繰り出すブランディングにより1910年から生地メーカーとしての立ち位置から Hermes や Tom Ford 、多くのハイメゾンへ生地を供給するなど、オーストラリアや各地域から厳選された超高品質な原毛をイタリーの自社工場にて「一貫紡」と全ての工程を自ら行う方針を取り、高いクオリティーコントロールを誇る一流メーカー。今回の一着には贅沢にも Cashmere を 100% 使用した、なだらかに身体へ馴染み季節を愉しんで頂ける紳士的な Chesterfield coat 。ダブルブレストは元を辿れば 17 世紀頃から言葉が誕生されているようで、原型は袷にループがついた外套から派生し、ディテールが更新されて現代の型へと変貌を遂げます。ミリタリーウエアに採用される風向によって袷を変えることの出来る防寒着としての機能的且つ私としてはとても美的なディテールの一つだと捉えます。黄金に輝く様な色調から、この上無くダンディズムを象徴するような絞りの無いボディラインが美しいドレーピングを生み出すモダンな色気を演出。

 

New arrival , 70s Ermenegild Zegna double – breasted chesterfield coat ” Cashmere ”

 

 

 

話は変わりますが、先日友人といつも通りの場所で冷えた空気の中いつも通りの酒を交わし、なんてことの無いいつも通りの会話の中、話題の一つはとても興味深い内容。何が興味深いかと言いますと内容も然りですが、全くの価値観の違い。私の解釈からは何事に措いても考えが連鎖していて、 ” 人と物 ” への愛で方は同じだと。半笑いで聞いていましたが、私には全くない思考回路の為その場では適当に頷くだけでしたが、後々考えると真正面からぶつかる様な純粋な考え方だと思いつつ、恐らく不器用な昔気質な性格だろうと改めて思ったりと長い付き合いの中での新しい発見や魅力とは時間の経過も大切な一部と感じたと同時に今でも理解に苦しむ歯痒さも感じていますが。

 

手にしたものの永遠に愛すると私には経験則上未だ無い考えですが、そこに本質があれば長く付き合えるのでは無いでしょうか。上記のコートの様に。

 

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

異様 / Diary796
22.11.2019

New arrival , 80s Swedish navy trousers

 

New arrival , 1880s France bespoke tailored jacket

 

 

 

 

 

New arrival , 90s Dries Van Noten velvet tailored jacket

 

New arrival , 40s French bespoke dress trousers

 

New arrival , 1910s France bespoke tailored jacket

 

New arrival , 80s British royal airforce MK3 ventile trousers

 

明日から上記御披露目させて頂きますが、どれ一つ取ってもまさに ” 異様 ” 。特徴的な細部の手仕事に依る当時の作り込み、独特な形状。又は意図としての華美なミリタリーエッセンスを御堪能頂ければと。是非店頭にて見て・触れて頂ければ幸いで御座います。

 

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

混乱の向こう側 / Diary794
19.11.2019

防寒においても機能においても有用性が高く、“ 今年は ” という文言が良い意味で付随しない不変的なコートの類の中でも、外套における変化の過程の中でも特に眉目秀麗さを目的としたことで産まれたチェスターフィールド・コートは、これぞな一着に出逢うことで “ 私の人生におけるこの種別は、もうこの一着で上がりだ ” と長く永く愛したい存在, 愛してしかるべきでありながらも、装いや存在感の細分化が豊富であるがゆえ、これもあれもと惹かれずには居られない蠱惑的な存在でして、こと私も五年以上これぞな一着を探し求めながら出逢い叶わず拗らせ三昧なのですが、この度の新作群のような品々を眼にし, ことこのような一着を眼にしてしまうことで私のチェスターフィールド・コートを求める旅は今まで以上の一層暗礁に乗り上げ、混乱の向こう側に辿り着くことは明白です。

 

 

 

 

セットインスリーヴの確かな男性的妖艶さと豪奢なピークドラペルに、むせ返るような紳士香を漂わせる肩。現代において繊細かつ確かな核としての効能を発揮するそれら時代性は全てサルトリアルの確かな職人技術とバランス感覚によって成り立っており、真に重厚な男性性を発揮しつつもそこはかとなく華やかな、それこそ男性の装いにおける美しさを追及して産まれたチェスターフィールド・コート元来の眉目秀麗さを感じます。


 

なんと申しますか力業一本の無双感と申しますか、無意識に “ 鳴々格好良い ” と口にしてしまいそうな問答無用感と申しますか、強く在り美しくも在る男性的な刺激性に心血全てを注いだかのような存在感の最終的な決め手と成ったのはここでもやはり生地でして、漆黒と灰に朱赤を文字通り散りばめたヘリンボーン・ツイルの無口な紋様を決して詰め過ぎることもなく緩くもない織りで仕上げることによっての滑らかさとしなやかさと重厚さの調和, 羊毛の視覚的な親和性, そして素材表情は、その分野における専門家であり老舗である当看板ならではで、サルトリアルの職人技術と相まることでの怪物のような格好良さは、チェスターフィールド・コートならではの存在価値と不変的な男性像の存在価値と時代を越える上質さの存在価値の三要素を簡潔に現わしています。


 

 

 

 

 


80s Ermenegildo Zegna double-bleasted chesterfield wool coat

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

純 / Diary795
20.11.2019

こう在らなくてはチェスターフィールド・コートではない

 

 

なんて言うつもりは毛頭ございませんが幾つかの要素が重なることでより雛形性が強まる側面が在るのも一つの事実でして、そのようなヴィンテージ / アンティークに出逢い, 更に選びたいと想える確率は個人な印象ながら極めて極めて低いものですから、より礼節性と華やかさを演出してくれるヴェルヴェットの上衿や、着丈が短くなってゆきテーラードジャケットが産まれたことを如実に感じさせてくれる曲線的な仕立てや装飾性や、行儀の良さと正統性の証と成る膝丈の調和などが相まる一着に出逢えると、そしてそれが反論の余地も否定の余地も許さないほどに威風堂々とした美しさを有しているとなると、さらにそれは純正のイタリー・クリエイションという同社において極めて異質な製作背景が実現したものという事実が在ると、品としての存在価値ならびに装いとしての存在価値に心から敬意を称し、先日鈴木が綴っていたとて御提案せずには居られません。

 

 

 




 

 

 

 

 

70s Itary Burberrys chesterfield coat for DAVIDE CENCI.

純チェスターフィールド・コート。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

正統と装飾 / Diary 793
18.11.2019

70 s Burberry ‘ s chesterfield coat for DAVIDE CENCI.

模範の様な正統派チェスターフィールドコート。Roma ・ NY ・Milan に店舗を構えるおよそ 90 年続く老舗のブティック ” DAVIDE CENCI “ による Made in Italy の物つくりの背景に、しっとりと滑らかな Lana Wool の表地に。本来強調されるはずのショルダーラインもとても穏やか。英国的なクラシカルな厚みのある生地、ショルダーラインも勿論好みの上、紳士的な要素を多く感じられますが、生産背景が異なる今回のコートはまるでイタリアンテーラーの様な身体に馴染む、色気を持ち合わせた美しいリラックスムード。上襟がベルベットのデザイン性の意味は当時弔いを表していたそうです。近年の Burberry ‘ s のコレクションを伺ってもダブルが主流、前合わせがシングルのチェスターコートは見当たらないのは個人的に少し寂しく感じました。インラインにはあるんですかね ? 伝統的ノバチェックでは無いシンボルマークが散りばめられたのビスコースの裏地もまた乙です。

98 – 99 A / W Dries Van Noten chesterfield down coat.

個人的解釈ですが、当時のコレクションの映像を目にしても相当資金を掛けて取り組んでいるシーズンだと感じ、現代のコレクションで発表しても引きを取らない程圧巻な内容。レイヤードのバランスが素晴らしく色彩も含めとても好みなシーズン、この 2 シーズン前のモデル達が全員ニット帽を被っている秋冬コレクションも好みですが。先程、御紹介した Burberry ‘ s の正統派チェスターフィールドコートとは異なりこのシーズンは遊び心のあるデコラティブな要素を取り入れ始た Dries 氏、前立て裏に仕掛けられたファーと裏地には保温性に特化したキルティングライナーのコントラスト、表地にはコットン & 化繊の混合だと思われますが、光の加減により色味の見え方が変化するシャンブレー織りの様な生地。太陽光の下では下糸のオレンジとカーキの中間色の様な黄味の強さ、室内ではネイビー、チャコールグレーの中間色の様な御色味。素材で 2 way 気分が味わえるなんて何とも贅沢だと。装飾的に見た目とは裏腹に軽量且つ保温性にも優れている逸品、個人的に襟を立て、前ボタンの一番上まで留めて頂くと良いバランスを愉しんで頂けると感じます。

 

上記 2点 共サイズ 46 – 48 相当のグッドサイズ、是非店頭にて御待ちしております。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

冬の紳士的なコート / Diary 792
15.11.2019

70s Itary Burberry ‘ s chesterfield coat

 

 

80s Ermenegildo Zegna double-bleasted chesterfield wool coat

 

 

 

 

 

 

 

 

50s Austin Reed bal collar tweed coat

 

 

 

 

 

 

 

 

70s Ermenegildo Zegna double-bleasted chesterfield cashmere coat

 

 

 

 


New arrival, 冬の紳士的なコート

明日 11 / 15 ( 金 ) より。御興味頂けましたら、幸いです。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

混乱 / Diary791
14.11.2019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感覚器官が混乱する面々。明日改めて御報告させてくださいませ。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

地獄循環 / Diary790
13.11.2019

“ そうだね、いずれ飽きることへの恐怖心が強いかな ”
 
旧友に新恋人生活を問うた時に出た答えは私にとって少々以外であったがために一つの疑問点と申しますか、想いが芽生えました。例えば新たな洋服を手に入れたとして、その瞬間はきっと多くの人々が喜ばしいと感じ、明日着ようか, なにと着ようか, あれと組み合せようかなどの愉しい妄想が湧き上がることと想いますが ( 少なくとも私は猛烈にそうです ) 、時間が経ちそれこそ妄想を現実として体験などすることによって一番最初に感じた高揚感は失われ別の感情に変化することでしょう。それはある種自然なこととして受け入れると同時に私は、その高揚感が失われることで芽生える新たな感情, 当初のそれが無い替わりに、その一着が自分の人生に欠かすことのできない存在であるという感情 = 自分にとっての新たな存在価値 に大いなる意義を感じるがために前述の旧友の恐怖心は疑問と申しますか、初期衝動が失われることで新たな捉え方や価値を有する存在に変化 ( 私は昇華と想う ) することを愉しむ方が、なんと申しますか生きていて色々と、なんというか愉しいのではないかと想った次第です。

 

 

このように私は、一度御縁あった品々は長く愉しみたい性質なのですがそれら個々に対する感情はその年々で異なり、そのきっかけとなるのははっきりと申しあげますと御客様方でして、例えば今期の My Best テーラードジャケットは唯一有するカシミアの一着で、それはもちろんこと先日に御披露目させて頂きました Sartorial の品々を皆様方に御覧頂き, 幾人かに袖を通して頂いた御姿を拝見した以外にきっかけはございません。それはイコール私のどうにも抑えられない, 情けないほどに抑えられない, あれ年々抑えられなくなっていない?な欲求である “ 今欲しいもの ” に繋がりまして、ことカシミア・テーラードジャケット部門におきますと既に有する一着が明るめな色調の総柄になりますので、二着目は濃い色調だな, 無地でも良いな, Brioni のダークブラウンなんてもう … と独り言ちているのですが、元々探しものに限って見つからないの法則が在るうえで、更に存在確立の低いカシミア・テーラードジャケットですので出逢える確率は極めて低いと私のフォースが囁きます。

 

このように御客様方から刺激を頂いて、それを投影できる品を既に有していれば相当にマシな方でして、今期は更に同じくの理由でハーフジップのセーターが欲しいのですが、それはまだ手持ちにございませんでほとほと困り果てている次第です。素朴かつ仰々しくないながら確かに上質で, 構築にクラシック性があり古典的なようでどこか現代的な装いで, シャツに重ねても良いし素肌にそのままでも良いような一着を探し亡霊のように彷徨い歩いているのですが、なかなかどうして叶いません。このようにイメージが先行してしまうことは私にとって地獄以外の何ものでもないのですが、方々を旅して恋に落ちた品々を皆様方に御提案させて頂く私の生業においてこの地獄の循環は避けられませんでして、今日も今日とて御客様方から陰ながら独り勝手に刺激を頂いて、その陰に潜む新たな地獄循環に独り怯えつつ時間の経過が不明瞭な空間で独り過ごしておりますが、自分にとってこれぞな品々との出逢いは人生において極めて大切な要素で、いずれ初期衝動のような高揚感は消え失せようとも、それらが人生に欠かせない存在と成り身体に沿わせた時に確かな喜びを感じられ、もしこれが無くなったら生きていけないと想えるほどに愛する存在に昇華することに、そしてそのような品々・存在が徐々に揃っていくことに喜びを感じますので、引き続き物欲は衰えることはございません。

 

 

 

 

 

地獄循環となるイメージ先行型物欲におきまして、もうどれくらいになるでしょうか, 五年くらいでしょうか、出逢いが叶っていない存在として冬の紳士的なコートがございます。これに関しましては正直もうほとんど諦めておりまして、所有する唯一のコートに毎年袖を通してお茶を濁しております。と申しましてもおそらくは十五年ほど愛用しておりますので、これが無くては生きていけない大切な一着なのですが、元来人間は愚かであり、それに加えて私は欲求に対してほぼ全敗なので他にも欲しくなってしまうのです。

 

今年は例年よりも冬将軍が遅れ気味にも関わらずなぜか例年よりも早く着たくなってしまいまして、本日も愉しんでおります。以下写真がそれでして、このように撮ったのが初めてなので改めて気が付きましたが、なかなかどうして着古された顔立ち。数年前の会社忘年会で二軒目に向かう途中道路に引きずったままなのを気付かずに歩いた挙句半分ほど失われてしまったウエストベルトを今年こそはなんとかしなくては。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

柔らかさと束縛 / Diary 789
11.11.2019

Lieve Van Gorp

ベルギー生まれの彼女は学生時代から人と同じ事を恐れ、制服のブレザーに人形やカラフルなリボンをピンで固定して工夫を施し、規則の白いシャツ、白い靴下を守らずにピンクやパステルイエローのそれらを着用して通学したりと反発心からなのか個性なのか、人との差別化を図り当時からアイデンティティーを見出し物づくりの基盤としている変わり者。アントワープ王立芸術学院を 87 年に卒業後、ハイファッションの世界で様々な媒体のスタイリストとしての活動を経て 91 年にバッグやベルトなどの革小物を中心とした自身のコレクションを発表。彼女のコレクションは宗教的背景にロックスピリットを融合させた独自のフィルターを通したオリジナリティーに溢れた作品が多く、ロックンロール、カントリー、ウエスタンと様々な音楽を愛し、そこからインスピレーションを取り入れた独創的な解釈。本当は敬愛するマドンナやコートニー・ラブの様な情熱的且つ強烈なロックスターになりたかったが現実的に歌が上手くなかったと語っています。モノトーンを基調とした色調に淡いブルーやコントラストある様々なグレーカラーで表現するエネルギッシュな Prêt-à-Porter を 95 年ウィメンズ、97 年メンズのコレクションを発表。 99 年にパリにてコレクションを発表しますが僅か 8 年間の活動期間を経て 2001 年に引退。現在は判り兼ねますが、引退後は母校の教員としても活動されていた様です。

一つの創造物に多様性を感じる彼女は、

” 柔らかさと束縛 ”

” 保守性とアバンギャルド ”

” 伝統と革新 ”

” 男性と女性の間 ”

” 想像と現実 ”

” 古典主義とゴシック ”

と言った表裏一体を作品を通じて表現。

New arrival 90s Lieve Van Gorp letaher bag

 

エイジングされた美しさと張りのある強さを併せ持つ重厚感のあるカウレザーを使用。一枚の為、床面、吟面の表情が愉しめる共に経年変化を感じられる味のある質感。縫製も全て手縫いで丁寧に仕上げることによりワイルドな血筋の跡の残るレザーとの対比、先程の ” 柔らかさと束縛 ” という表現を体感して頂けるのではないでしょうか。仮にこちらを黒を軸としたモードスタイルに背負うのは勿論相性は抜群ですが、例えばオフィスや普段の通勤スタイルにと言っても不思議と馴染んでしまう個体の力があり、急遽友人の家に初期のプレイステーションを持っていかなければならない際もすぽっり収まるサイズ感の筈、恐らくコントローラーも入る筈。側部に 4 つ仕掛けられたストラップによりマチの調整が可能の為、荷物量に応じて絞ったり、広げたりと洗礼された見掛けにも関わらずとても現実的な構築。私は前に綴った通り鞄を持たない性分でして鞄に対し興味が薄いのですが、それは良い鞄に未だ出会ってないからだな。と欲を感じさせてくれた逸品です。

 

両手が空くのはとても有難いことです、背負いながらゲームが愉しめます。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

Leather / Diary788
8.11.2019

三十年以上続くクリエイションを一続きの物語として捉え何年前であろうと誇れる作品しか産み出していないと言い切る、親愛なる一人の女性デザイナーが男性にとって必要な品を問われた時 “ レザーのものなら何でも ” と挙げるように、その有用性を御認識させている御方も多いことと想います。妖艶な艶, 張り, 色合い, 凹凸, 強さ, しなやかさ, 香りなど様々な表情を有する言うなれば別種の肌であるレザーを身体の各所に沿わせるという贅沢を人生から排除してしまっては余りにも余りにも勿体なく想わずには居られませんものの、もちろん様々な判断基準がございますので強引に手を引くようなことは致しませんが、可能な限り皆様方にはその艶や張りや色合いや凹凸や強さやしなやかさや香りから成る物質としての存在価値を季節問わず時流に関わらず引き続き是非とも存分に御愉しみ頂きたく、この度の新作にて改めて御提案させて頂きたく存じます。

 

 


 

 


 

 


 

 

 

 

 

New arrival, Leather.

仕事柄、長らく服飾興味から遠ざかっていた旧友が時を経て再び装いに向き合うようになったらしく、それによりまず向けられた興味が革靴であったことが私はとても嬉しく、思わず四軒もはしごしてしまったのですが最後の一軒は紛れもなく蛇足であったことを二度と同じ過ちを繰り返さぬよう自責の念としてここに記させて頂きますが、きっとまたやる。私は絶対にまたやる。私は欲望に抑え込むのが苦手なのです。現に今もあぁ、革靴が欲しいニットが欲しいカシミア・テーラードジャケットが欲しい。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

初体験 / Diary787
6.11.2019

つい先日ですが、29 歳にして初体験。と言っても下世話な話では無く、今まで触れず、発想に無かったまだまだ未体験の物事が多いことは、幸せな事だと噛み締めつつ、食わず嫌いは辞めようと身に染みた御話を。まず、弊店にて御会いした御客様方は我々のスーツ姿の印象は強いと存じていますが、私も装いを愛す人間ですので普段は何でもと言ったら語弊がありますが割と雑食の上、好みはかなり偏っています。御恥ずかしい事に弊店で働くまで、スーツ又はジャケットスタイルはあまり関心は無く、自分の中ではシャツが上級の正装の様な感覚からか、クラシカルなものを選ぶより感覚的になんか少しずれてるなと思う不思議と気の合う洋服に心惹かれる面が前提にあり、テーラーの様な硬めな印象、あいつカッコつけてねえ?なんてと思われる気がしてしまい億劫な目線になっていたのは事実です。しかし、最近は普段の装いも含めてカッコつけてて何が悪い?と思えるほどジャケットスタイルの本質的な良さに触れ、一つの新しい側面と共に背筋の伸びる、少なからず威厳と申しますか、良いプレッシャーを感じることの叶うスタイルだとつくづく思える様になり、もしかすると彼女が突然出来るくらいの心境の変化が現れる様な気がして。極論ですが。初めての経験とはカシミアテーラードジャケット。偶然にも手にしたタイミングで弊店でも御案内が叶い、ものは違えど近い生産背景を身に置く一着を着始めたことにより、固定概念が解放された感覚と共に、対価に値する本質に素直な感情が芽生えました。そもそも捻くれてる性分ですのでブランドネームには中々響かず、良いとされていても選択肢には無いのが正直な話、全員が何々の ○○ が良いと口を揃えても疑って掛かるタイプの人間な私でさえ全員に良さを伝えたい程の逸品です。

80s Brioni cashmere tailored jacket for france.

洋服に携わる仕事をしていて抽象的な事はあまり言いたくはないのですが、単純に ” 気持ちがいい ” のです。詳細につきましては、前々回の Diary にて福留の綴りを御覧頂きたいと思いますが、身体に吸い付く様なフィッティングにも関わらず、例えば落ちたものを拾う、煙草を一本吸う、お茶を淹れる、洋服を畳む。単純な行動一つ取っても生地が攣らずに動くことの出来る伸縮性のある素材の妙、ストレスを感じない軽さと可動域の広さは他の素材では表現出来ない、心身ともに穏やかな感情に浸る事が出来ます。それと ” 保温性 ” 、天然素材の織り成す着心地の良さも勿論ですが体温を閉じ込めてしまう性質、最近の 10 ° 台前半の冷えた真夜中でもシャツ、ジャケットで事の足りる程の温かみ、プラスでニットを挟めば真冬でも通用するんではと、重ね着を嫌う方には嬉しい特質かと。
最後に御伝えしたいのは普段の装いに羽織る感覚で御使い頂ければと御推奨致します。言葉選びが難しいですが、それっぽく着ない方が愉しいのでは。

 

私は連日酒を呑んだ次の日、自前のカシミアテーラードジャケットを着てしまうと回復どころか以上な安らぎに苛まれます。それも初体験。それほど心地良いのです。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

イメージ / Diary786
5.11.2019

90s Lieve Van Goup hoodie scarf
40s British royal navy mackintosh bal-collar coat
80s Valentino Jeans corduroy trousers

Mode × Military × Wide wale cords.

全身真っ黒は面白味に欠けます。
冬は青を取り入れたくなります、私だけでしょうか。
ナチュラルフェード、グラデーションカラー。
足元はごつめブーツをイン、懐かしい装いで。

70s Missoni wool cardigan
Early 90s Dries Van Noten work-style wool knit shirt
90s Pual & Shark high-neck sweater
Karim Hajab ” four seasons ” work trousers

Turtle neck knit × wool knit shirt × wool mix cardigan.

ニットオンニットオンニット。
色彩豊かな綺麗目 Cobain 。
New grunge style 、THE VINES でも聴いてのキャンバススニーカーでも履いて、
もしくは狙ってチャッカブーツで気持ちは余所行きに。

90s French cashmere cardigan
70s Missoni Uomo western style cotton shirt
50s French work hard cotton trousers ” dead stock ”

The Classic style.

カーディガンまでタックイン。
少し覗くウエスタンヨークが堪らない自己満足、サスペンダーがあれば尚の事よし。
上からテーラードジャケット、フライトジャケット、バルカラーコート。
なんでも嵌る許容=クラシック。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]