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俺って超似合ってんじゃん / Diary1372
23.1.2026

服飾史目線においてもスタイル文化において重要であり個人的にも物凄く好きではあるのですが、いや、だからこそ御提案を諦めるに至ってだいぶと,おそらくは10年ほど経つのがヴィンテージ・ルイスレザーという存在でして、前回幸いにもセレクションできたのが5年前でそれははっきりと申し上げてコロナ禍という世界的に特殊な状況だったからこそ叶った,端的に申しあげて“特殊な状況”だったからこそ従来であれば出回るはずがないもが出回ってくれたという特別な特殊な御縁だったわけで以降も変な言い方にはなってしまいますが探すことすらしていない、でもずっと好きだし格好良いなと思い続けていて,極稀にお召しの御客様がいらしたら反応せざるを得ないし,って言ってもそんな機会ほとんどないけど,そして猛烈に幸いなことにだいぶと昔に自分用と出逢えたこともあって毎年袖を通して愛でられているし,この前なんかも出勤中に道端で外国人にスナップ撮られちゃったりして“あぁやっぱり俺ってこれ超似合ってるよな”ってニヤニヤしたりなんかして,でも買い付けの旅順でも昔から全然出逢えないし出逢えたとしても服飾史目線においてもスタイル文化においても重要であることに相応しい存在価値だし,さらにそのカルチャー特有の特に強いヴィンテージ感有りがほとんどだから色々な意味合いにおいて“難しい”し,でも超格好良いのは永遠に事実だし,でも追い求めるのは本当にリアルじゃない。御提案を諦めてからずっとその繰り返しなんですよ私ってば。

 

 

あーもうマジで格好良いぜ。バイクも乗らないし特段UKオタクでもないしロックンローラーでもないしシド・ヴィシャスも別に好きじゃないし昔聴いてたSEX PISTOLSを今聴いても間違いなく刺さらないしカムデンでモヒカン達を見かけてもなんとも思わないけど、あーもう本当に格好良いぜヴィンテージ・ルイスレザー。色々なデザインコンセプトやスタイルの方向性がありますが、私が本当に運良く出逢えた個体が“ルイスレザーが当時のアメリカ市場を意識して製作したモデル”でこれも同コンセプトという点も堪らなさ過ぎる、本場で本粋だけど本筋から意図的に外されてるって最高じゃない?

あとコンディションが本当に良くって嬉し過ぎる。バイカーにとっては防護服だしロックンローラーにとっては破壊の対象なので変な言い方ですがボロボロの方が正解みたいな存在ですから、でもボロボロってやっぱり弊店にとっては難しいですよ自分でそうさせるのは全く問題ないのですが、ボロボロが格好良い美しいって相当難しい存在確率ですから。ちなみにMYバディはもう何年着ているか分かりませんが全然余裕でリアルに着用が叶うコンディションを維持しまくってくれています。もうレザーケアなんか全然していないけどヴィンテージ風合いも最高だし、本当に頑丈で良い服なんだなって毎年ハッとさせてくれる存在です。んで私は超似合っていると、最高じゃな?

 

 

 

 

 

New 70s Lewis Leather double breasted leather jacket

 

この一着も俺って超似合ってんじゃんって最高に胸を張れてテンションが上がりまくって一人で幸せに成りまくれる誰かにとって最高なヴィンテージレザージャケットになってほしいなぁ。

 

SURR 福留

ミリタリー×デザイナーズ / Diary1371
22.1.2026

 

数年以上前のことになりますが、私は元々「ミリタリー」というジャンルの洋服があまり得意ではありませんでした。どこか無骨で、強さが前に出すぎている印象があり、自分のスタイルとは少し距離のある存在だったように思います。そんな価値観が大きく変わるきっかけになったのが、French Air Forceとの出会いでした、初めて袖を通したとき、無骨すぎるという先入観が一気に覆され、ただ純粋に「カッコイイ」と驚いた記憶が、今でも強く残っています。 機能服でありながら、どこか品があり、空気感はむしろモードに近い、その佇まいに、自然と惹き込まれていきました。元々デザイナーズカルチャーが好きだったこともあり、その相性の良さは想像以上でしたし、構築的なシルエットや素材選び、スタイリングの自由度は、デザイナーズの洋服と組み合わせることで一層際立ち、気がつけばほぼ毎日のように着ていた時期もありました。ミリタリーでありながら、スタイリング次第で表情が大きく変わる。改めて服の面白さを教えられた気がします。 今回は、そんな自身の体験も踏まえながら、ミリタリー × デザイナーズという組み合わせを提案させていただきます。

 

装飾も必要な分だけで、過不足がありません。「足す」よりも「揃える」ことで形を作っている印象で、色は深く、少し鈍さのあるグリーンで、明るさや鮮やかさはなく、その分、全体の印象を落ち着かせていて、背景を加味したイメージと自然につながり、違和感が残らない色です。 着ていて目立つというよりは、ふと目に入ったときに「いいな」と思わせる何かがある。そんな魅力があるなと毎度思います。

Louis Vuittonからショールカラースタイルのスカーフ。一般的な「巻くためのスカーフ」とは発想が大きく異なります。最大の特徴は、首に巻く行為そのものをデザインの中心に置いていない点です。むしろ、首元に預けるような感覚で成立する、極めて構築的なスカーフと言えます。首に触れる部分は柔らかく、圧迫感を感じさせない一方で、前に垂れるパネル部分はニットの目がしっかり立っています。これにより、無造作に掛けただけでも自然とVラインが整い、スタイリングに品と奥行きが生まれます。

全く文脈の違うもの同士を合わせることで、それぞれが持つ良さは削がれるどころか、むしろ輪郭がはっきりと浮かび上がり、ミリタリーの文脈は、スカーフよって中和され、反対にこのスカーフの持つ上質さは、ミリタリーウェアの実用的な空気感によって過剰にならず、自然に日常へと引き戻されます。全く文脈の違うもの程よりマッチする気がします。

 

 

 

 

インナーはお好みで。

どちらも手元にあれば、スタイルの幅を広げてくれると思いますし、何かときっかけを作ってくれるかと。  

 

 

SURR 古川

私見と偏見 / Diary1370
16.1.2026

イタリアの上質なセーター文化には時代性を反映させた“当時の普通”というスタイルの要素が際立つのですが、時代を経ることによってそれらの普通が個性となり結果的にデザインスタイルと成るのは弊店にとって何より興味深く楽しく思えること。昨今のブルネロ・クチネリは御存知の通り総合的なファッションブランドの位置付けですが、この頃は御存知の通り純然かつ素朴なニットメーカーでしたから前述の要素性は顕著でして、特有のボンバーシルエットはまさに近代におけるデザイン性豊かなセータースタイル。ところでニットポロで首元のボタン一つってだけでこんなにもコンテンポラリーな雰囲気漂うって知ってました?

 

 

これはもっと遡って80年代のイタリーセーター文化、maloでここまで古い一着の御提案は弊店でも当たり前ではありません。よりボリューミーでよりボンバーで大胆なオーヴァーサイズ設計に心なしかいつもよりトロトロな内モンゴル産カシミアのモッタリとした肌触り、毛量もすんごいです。深いながら鮮やかな緑も良過ぎるなぁ。

 

 

こちらは90sなのでボリューム感も近代的なスタンダードに寄っているかもしれませんが今のそれよりもやはりデザインなスタイルバランス。しかしながらタートルネックでスプリングカシミアと呼べるほどのライトさって絶妙な存在価値かつ絶妙に出逢え無さ。タートルなのにスプリングカシミアって?ってティーンネイジャーの福留だったら問うていたかもしれないし場合によっては失笑していたかもしれない、そんな昔の自分を叱りたい首根っこ掴んで小一時間正座させるか代々木公園でバトミントンしながら説きたい、だってこんなにも有益なライフスタイルプロダクトなのだから。カシミアセーターの重ね着を昨年習得したからこそ尚更です。

 

 

細くなく太くもなく、どちらかと言えばハイウエスト気味でクラッシックながら腰回りの設計がコンパクトなので足の付け根にしっかりと太さがあったとてシュッとしたレッグラインになる。誤解を恐れずに言えばデザイナーズジーンズにおけるリーバイス501的存在感なこちらは、一見すると超絶普通ながら普通ではない“ファッションデザイナーによる設計”という意義が隅々にまで注がれています。なんせ32インチ表記にも関わらず実寸がウエスト29.9インチなのですから。デニムブルーも濃いったらないしレングスバランスも良くて満遍なく軽いエイジングがあるので裾の仕上げも最近ではないことが分かりますから、おそらくというか間違いなくこれはいわゆる“相当に良い個体”でしょう。

 

 

茄子っぽい色合いのいわゆるコットンツイル素材もまた如実なアメリカンカルチャー,デニムカルチャーの反映であると同時にカジュアルモードに相応しい個性と品の良さ。というかことコットンツイルに関してはオリジンのそれらが既に十分に品が良いのでファッションデザイナーの解釈が加わればそりゃ良いよな、と私は思います。でもあまりと言うかほとんど御提案したことがありませんのでなんと言うか当たりな印象、と言うかシンプルに洒落てるしスタイル表現の幅は正直ほぼ無限だと思うし季節の幅も広いし絶対良いっしょ、と私は思います。

 

 

胸元ポケット,マフポケット,サイドポケットが二重,そんでアヴィエイター的スリーヴポケットという有りそうでなかったマルチ構築かつハーフコートスタイルで少しだけバイカー感が香り立つ補強的なデザインスパイスという各所がかなり“キテ”るこちらは90年代頃と推測されるヨーロピアンアノニマス、匿名特有の何コレ感ギンギンであり稀に出逢えるもしかしたら○○が手掛けたんじゃ!?という不毛で楽しい妄想をギンギンに掻き立ててくれる感性ギンギンなレザープロダクトです。

 

 

ニット専門メーカーから総合的ファッションブランドに推移したからこそ如実となった“あれ、クチネリさんってレザージャケットめちゃ好きなんじゃない?”というフェチズム的な傾向、これもまた私がブルネロ・クチネリという存在を心から愛する要素性の一つです。私は良い意味で思うんですよ、ブルネロ・クチネリってデザイナーズブランドではないなって、創造するデザインスタイルではなく過去から現代に繋がり続ける文化を継承した真のコンサヴァティヴだなって、だから時に逆に新鮮だし徹底して素敵だなって。真のコンサヴァティヴ哲学によるフェチズムのレザージャケットってやっぱり凄い、猛烈にド直球だから猛烈に無骨で、だからこそ異常なまでの色気が漂うんですもん。これこそガンガンに着倒して相棒に仕上げてほしいレザージャケットだなぁ。

 

以上、私見と偏見による新作群のハイライトでした。

 

 

SURR 福留

優秀なインナー / Diary1369
15.1.2026

 

アウターはだいぶ揃ってきたが、ふとクローゼットを見ると「インナーが足りないな」と感じる方も多いのではないでしょうか。実際、私自身も今の時期になると、何を中に着るかで悩むことが増えてきました。 そこで今回は、今はアウターのインナーとして、春先には一枚でさらっと着られるカシミヤセーターを2点ご紹介します。

 

New 00s German pure cashmere turtle neck sweater

New 00s Cristiano Fissore cashmere zipper neck sweater

カシミヤにカシミヤを重ねる、今の時期だからこそ楽しめるレイヤードですし、上質で軽い素材同士だからこそ成立し、シンプルながらも奥行きのあるスタイルに仕上がってくれます。 それぞれ単体でも十分に活躍しながら、重ねることで保温性と表情が増し、今時期は、特に重宝する組み合わせです。

アウターを羽織ることで、スタイリング全体に立体感が生まれますし、インナーがシンプルだからこそアウターの存在感が引き立ちつつも、決して主張しすぎることなく、全体がバランス良くまとまり、首元から覗くタートルと、ハーフジップのレイヤーが、しっかりと表情を作ってくれる点もいいですよね。

これは個人的に気分な合わせですね。レザージャケットは、スタイリング全体を引き締め、程よい緊張感を与えてくれます。レザー特有のハードさに対して、内側はすべてカシミヤという柔軟な素材でまとめているため、見た目と着心地のギャップを楽しめます。

 

 

皆さんのインナー不足が少しでも解決されたらと思いまして、優秀な2着をご紹介させていただきました。

 

 

気になりましたら是非に。 

 

 

SURR 古川

変な感じで良い感じ / Diary1368
9.1.2026

九日経ってしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。今年は三が日に土曜日でしたから早速のお出掛けになられた方も多かったのではないでしょうか、弊店はややばかりのんびりと四日から通常営業となりましたが既に本日までに沢山の御挨拶をさせて頂け嬉しい限りでした。今年もSURRらしい流れと空気で皆様方を御迎えできたらと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

そういえば昨年最後のDiaryにて2026年の目標を綴りましたが一つ書き忘れていました、それはSURR ONLINEの再始動です。不可抗力含む諸々によって昨年の3月末から一時停止していましたが御客様方に再開を問うて頂く機会がなんだかんだで度々ありましたので今年からまた定期更新を再開致します、ちゃんと。現時点だと土曜のアップデートを基本に考えておりますのでDiaryと同じく機会ございましたら覗いてくださいませ。ちなみに実は商品テキストの意義を自問自答しながら数年過ごしてきまして、場合によっては簡易版が時代の在り方なのだろうかなんて想いながらも変わらず内容の薄い文章を綴っており、年々“ONLINEにおける商品説明”という定義を満たさない=商品を説明していないような傾向にありましたが、それはおそらく加速する可能性というか現時点での私の気分ですので解りにくいやらそもそもにおいて意味を成していないなど御意見ございましたら御気軽にお寄せくださいませ、SURRの空間と同じく良い意味で柔軟に変化させられたらと思います。

 

 

ということで2026年最初の新作の御案内として二つの“変な鞄”を抜粋致しました。変って何さって話ですが直感的に変って感じです、色とか形状とか、背負い方とかギミックとか。これにはヴィンテージHermesのバッグプロダクトにおいて変わり種という意味も含まれますので極めてポジティヴかつ敬意を込めた“変”表現でして、本当に共に流石な抜群の存在意義と実用性を個性と求心力です。ちなみに共に90年代の終わりなのですが改めて鳴々やはりモードに,デザインに,ファッションの世界に,職人技術に勢いがあったのだなぁと目を細めて遠くを見つめてしまいますね。

 

 

 

 

 

New 1998s&1999s Hermes bag

 

どちらも大きくはありませんが小さくもありません、その容量の感じも絶妙に変な感じで良い感じ。今年も変だったり珍種だったり王道だったりのヴィンテージHermesバッグをひっそりとコツコツ御提案叶うよう頑張りますね。

 

 

SURR 福留

明けましておめでとうございます / Diary1367
8.1.2026

 

皆様、明けましておめでとうございます。 本年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

新年を迎えて、皆さんは何か“初買い”はされましたか? 私はというと、STREETという雑誌を購入しました。 年始は関西の方へ帰省していたのですが、ふらっと立ち寄ったお店にこの雑誌が数冊並んでいて、思わず手に取ったのがきっかけです。 中身は2005年のパリ、ロンドンでスナップされたもの。当時の空気感がそのまま閉じ込められているようで、ページをめくるごとにとても新鮮に感じました。

 

去年あたりから意識的に雑誌を読む時間を増やしているのですが、改めて過去のスナップを見ていると、今のトレンドとの違いがとても面白いなと感じます。 例えば、ここ最近よく目にするワイドシルエットのパンツを履いている人はほとんどいません。 その代わり、スラックスやデニムにブーツをインしているスタイルがとても多く、足元を主役にしたバランスが印象的でした。

 

 

それを見ているうちに、「そういえば最近ブーツ履いていないな」と思い、秋頃から出番が減っていたブーツを、ここ数日また履くようになりました。 久しぶりに足を通してみると、パンツのシルエットやスタイリングの組み方が自然と変わり、気分も新鮮になります。 トレンドに流されすぎず、こうして過去のスタイルからヒントをもらうのも、服の楽しさのひとつだなと改めて感じました。

 

 

そんな流れもあり、 今回は「ブーツ」をと思います。

 

 

New 50s French Army double Buckle Combat Boots

無骨さの中に漂う独特の品の良さ、軍靴でありながら洗練されたシルエットで、レースアップに加えて足首部分はダブルバックルのストラップで、これは砂や小石の侵入を防ぐための機能的ディテールであると同時に、視覚的にもフレンチミリタリーを象徴する大きな特徴となっています。単なる軍用ブーツに留まらず、ファッションとしても成立する完成度を持っています。

 

 

「道具として生まれ、文化として残った」一足です。

 

 

 

SURR 古川

刺激要因 / Diary1366
29.12.2025

親愛なる敬愛なる皆様方のおかげで昨日2025年の営業が無事に終了し、本日古川くんの恋バナを聞きながら大掃除が完了しました。多大なる御愛顧に有難い新たな出逢い、御興味くださる皆様方と何より様々御認めくださった皆様方に心から御礼を申しあげます。昨日の閉店後に改めてじんわりと深く思いました、私は幸せものだと。

そもそもにおいてモードが本道だったり第一の場やメインストリームであるとしてヴィンテージは脇道であったり第二の場やアンダーグラウンドであると私は微塵もネガティヴ要素無く心から思っていたのですが、年々良くも悪くもその差異が曖昧になってゆきそれと呼応して文化全体に対する注目度と潜在客数が増え続けヴィンテージ戦国時代のうねりが留まることを知らないからこそ、これまで株式会社LAILAとして,そしてSURRとCHIRICOとしていかに我と意志を貫きある時は押し通させてもらってきたかを改めて思い返す一年でした。社会やヴィンテージカルチャーや御客様方や他ヴィンテージショップ様方やSNSやら弊社スタッフから本当に様々な刺激を感じていますし、社会人として様々去来しながらも結局のところそれを楽しいと思えておりますので、2026年は僅かささやかでもこれまで以上に皆様方の刺激要因に成ることを目指したいと思います。

 

あと来年の目標。往々にしてこういうの残すと後々後悔しそうな気がしますがここに記します、“自ら近代ヴィンテージカルチャーにおけるネガティヴ要素の話をしない”です。あくまで自分から、交流の流れだったりそういう類の話になったら口にしますが自分からは話しません、何故ならシンプルに楽しくないし話している自分がダサいと思ったから。これは私がタバコをすっぱり辞めたのと同じ理由と同じでタバコ辞める辞める言って辞めてない自分がダサいと思ったからすっぱり辞めました。なのでそういう話は酒呑んだ時に思いっきりしようと思います。

 

あと去年のラストDiaryで“忘年会でスタッフと今年のベストバイの話になったけど思い付かず悔しかった”と書いたのを覚えていたので今年はベストバイをしっかり心に刻んで忘年会に臨んだのですがベストバイの話になりませんでした。そしてビンゴ大会で今年の最低の位であるうまい棒セットを獲得しました。そして久しぶりに食べたら滅茶苦茶美味しくて自分でも買いました。うまい棒で感動、私って幸せものじゃない?

 

 

 

 

 

弊店の営業始めは新年4日の日曜、晴れ渡ってくれるといいなぁ。年始早々から昼頃や夕方頃にNew Year New Arrivalに関するインスタ投稿を連日行いますので機会ございましたら覗いてみてくださいましね。

それでは皆様、素敵な年末を御過ごしの後に素敵な新年をお迎えくださいませ。

 

 

SURR 福留

温故知新 / Diary1365
26.12.2025

年の瀬にオリジンヴィンテージど真ん中の不朽の王道名作を って気分になっちゃうのはやっぱり年の瀬マジックで、それで多角的な理由付けが叶っちゃうんだから人間って勝手よねと独り言ちながらもなんだかんだで年末独特の心地良い落ち着かなさと一旦区切ってまた来年感を楽しんでいたりしませんか?私は今年の気分が思いっきりオリジンヴィンテージで、名作が名作たる理由と意義と強さと間違いなさを改めて心に刻みました。

 

 

弊店はローデンコートを御提案する機会が少ないと自覚しておりまして、それには私のヨーロッパ,とりわけフランスの買付環境だとまだまだ出逢えるという点と、まぁシンプルにスタイルの方向性が理由な気がします。前回の旅順でもある程度の個体数を目にできたのですがセレクションに至ったのはこちらのグリーンとココアブラウンのみ。ブラック系統ダークトーン系統は全て直感的に選ばなかったのですが、先日の弊社忘年会でスタッフ各人のアウターが壁に並んでるのを目にして“やっぱり冬は黒ばっかだなぁ”と再確認できたので、まぁその判断は私にとってやはり正解だったなって。

 

 

Hermesのヘッドギア二種。私はとある時代におけるファッション雑誌の提案と純粋に品々と一人のとあるスタイリストの世界観が著しく好みなので個人的に数冊保管し続けているのですが最後の写真はそれに掲載されていたワンカットです。当時私はこのHermesビーニーに一目惚れしてブティックに駆け込みいまだにウィンターシーズンの最前線ヘッドギアとして重宝し続けています。ということでピンクのこれは2010年代、ヴィンテージと呼ぶには若過ぎますでしょうか?まぁ良いんです私はヴィンテージ/アンティークの文化に最大限の敬意を抱いて自分なりに最大限の誠意を胸に従事しているつもりですが“ヴィンテージショップで在ること”に最大限の重きを置いていないというか、なんだったらその看板でなくても良いと思っているので。それ以上に面白いカルチャーを、楽しいファッションの世界を御提案することに重きを置いていきたいです。

 

 

と言いながら思いっきりオリジンヴィンテージ。しかしこちらはアヴィエイターレザージャケットのようにど真ん中で不朽でありながら王道の真逆をゆく超絶変異体で、フランス陸軍の名作フィールドジャケットの類でありながらフリースライニング×着脱式フルウールライニングという寒冷地仕様。見た目は親の顔より見た爽やかな御馴染みコットンキャンバス、でもパデッドと言えるくらいの内部構築によるスタイルの癖と個性、そして50年代というしっかりとした古さによるオリジンヴィンテージの強さによって2025年を締めくくる“こんなんあったんだ”シリーズと相成りました。温故知新とはなんとまぁ楽しく豊かで幸せなことか。

 

 

ということで2025年の新作御披露目、2025年最後の週末に機会と御縁ございましたら宜しくお願い致します。まぁ年の瀬と言っても所詮は月が更新されるだけで弊店は来月=来年も変わらずに粛々とヴィンテージやアンティークの世界を、ファッションの楽しさを御提案していく所存ではありますがまぁなんかくだらないお笑い番組とか見るでもなく見て昼日中から酒を呑んでもまぁ許される感じは一つの区切りとして言ってしまえば旬の一つとして楽しいっちゃ楽しいですしね、近所の和菓子屋でもつきたて餅の販売がある事ですしね。

ってことで年の瀬です。

 

 

SURR 福留

有難う御座いました / Diary1364
25.12.2025

 

本年も残すところわずかで、今年の最後のDiaryとなります。 平素より弊店をご愛顧いただいている皆さま、そして今年新たに足をお運びくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

長く通ってくださっているお客様、新しくご縁をいただいたお客様、その時間の中で、私は多くの「人の優しさ」に触れさせていただきました。 遠方へ行かれた際に、わざわざお土産を持ってきてくださったり、お洋服の話にとどまらず、新しい価値観や考え方、日々の中で大切にされていることを教えてくださったり、接客という時間を通して、服以上に大切なことをたくさん学ばせていただいた一年だったと感じています。改めて、心より感謝申し上げます。

私自身、入社してから今日に至るまで、服に対してさまざまな想いを抱いてきましたが、その中のひとつを、少しだけお話しさせてください。 知識が増えることで、これまで気づかなかったものを好きになったり、時には以前とは違った見え方をすることもあります。 深く知れば知るほど、今まで見えていなかったものが見えるようになり、逆に、はっきり見えていたと思っていたものが、少し違って見えることもあります。 そしてまた、元々見えていたものが、より一層美しく、価値あるものとして感じられる瞬間もあります。 服は不思議なもので、知識や経験、人との対話によって、その表情を変えていくものだと、日々の接客を通して実感しています。

 

 

最後はお気に入りの5着で締めたいと思います。 

 

来年も、皆さまと服を通して向き合い、語り合い、少しでも心に残る時間をご提供できるよう努めてまいります。 本年は誠にありがとうございました。どうぞ良い年末年始をお過ごしください。 

 

 

SURR 古川

ニット愛 / Diary1363
19.12.2025

10月の初旬にパート1をお披露目し、さてパート2はいつにしようかなーと薄ぼんやり考えていたらなんやとかんやの積み重なりで気付いたら年の瀬。しっかり寒くなりましたね、今夜も寒夜ですよ。ちゃんと暖かくして過ごしていますか?首、守ってますか?今年はなんだか去年より寒く感じるなーなんてふと思ったりしていませんか?私は思っていますよ。

 

 

薄いブルーであり柔らかいグレーです。

 

カシミアシルクです。

 

フワッフワです。

 

Niceボンバーシルエットです。

 

Niceパープルです

 

10着欲しいです。

 

ナンダコレです。

 

今回も最高強度です。

 

嬉しいジッパーネックです。

などなど。

ということでヴィンテージニットセレクション・パート2。今年も有難いことに御陰様で幾人もの御客様方とカシミアやシルクにウールに関して,それらの強度や機能に関して,メーカーの個性差に関して,プロダクト構築の個性と有用性と時に希少性に関して,インナーの意義に関して,そして新たにプルオーヴァーセーターの重ね着に関して,さらに新たに肩掛けという概念に関してなど交流させて頂き、有難いことに幾人かの御客様方の(あくまで一旦、一旦ではありますが)セーターコンプリートのゴールに向けての御手伝いをさせて頂きましたが、まだまだ暖かくて心地良くて着るとその日のデートが猛烈に充実したりその日の仕事がちょっと上手くいったり、そして何よりファッションとして楽しい楽し過ぎる“最上質”なニットプロダクトを御提案したい気持ちが止まりません。去年より寒さに弱くなったとしてもニット愛は全く衰えることはないなぁー。

 

 

 

 

 

New Vintage Knit Selection 25-26AW Pt.2

取り急ぎ上段はセーター専門メーカーの品々、下段はデザイナーズプロダクトと一部アノニマスにて配置しております。

そういえばトルソーのカット、例によって店内の窓際にて例によって自然光万々歳で撮ったのですが、後々モニターで確認してみるとアレ?フラッシュ炊いたっけ?いや炊いてないよな ってな写真になってて一瞬混乱しましたがなるほど自然光でカシミアが輝いて自己発光してんのかとちょっとびっくり。改めて“最上質”ってすげーな って。

 

 

SURR 福留

洋服の選び方 / Diary1362
18.12.2025

 

レザージャケットを選ぶ際の基準は何でしょうか。生産国や背景、日常使いに耐えうる強度、着込むほどに表情が深まる経年変化、あるいは着用時のシルエットや軽さなど、レザーに求める要素は決して一つではなく、使う人のライフスタイルや着用シーンによって大きく変わるものだと考えています。たとえば私は、大雨の日を除けば基本的に自転車での通勤が中心となるため、移動中の負担にならない軽量感に加え、日常の摩擦や動きにしっかり耐えられる強度、そして着続けることで表情が増していく経年変化といった点を、自然と重視するようになりました。そうした視点で選び抜いた結果、これらの条件を高い次元でバランス良く満たし、日常の動きや環境に無理なく馴染みながら、長く着続けられる一着がございますので、是非ご紹介させてください。

 

 

 

エルメスなど、トップメゾンに素材を提供してきたロロ・ピアーナは、デザイン以前に「素材の完成度」を何より重視してきた存在ですが、その視点で見てもバッファーレザーは非常に説得力のある素材で、最大の特徴は、均一ではない深く立体的なシボ感で、一点一点異なる表情を生み出し、重厚感と奥行きを与えてくれますし、このシボは見た目の迫力だけでなく、細かな傷や擦れを目立たせにくいという実用面での利点も持ち合わせています。加えて、バッファーレザーは、繊維が太く密度が高いため摩耗に非常に強く、日常的に負荷がかかるシーンでも安心して使える耐久性を備えていますし、使い込むほど、色味やシボがより深くなるという、経年変化を楽しめるのも魅力です。強度・表情・エイジングという三点を高い次元で兼ね備えた個体です。

 

 

 

表記サイズはXLですが、収まりがよく、細身の私でも扱いやすいサイズ感でしたし、大きめにざっくり羽織っても雰囲気がありますし、勿論ジャストサイズでの着用も素敵です。

 

レザーに自然な重みと柔らかさがあるので、サイズ以上に主張せず、着る人の体に馴染んでくれます。

 

 

SURR 古川

Duffle coat / Diary1361
12.12.2025

アントワープを起源にヨーロッパ各地で発展し、ミリタリープロダクトの側面からとりわけ英国においての存在価値が際立つダッフルコート、皆様はどのような印象を抱かれておりますでしょうか。私は数年前までファッションプロダクトとして積極的に向き合っていなかったというか、正直に申し上げてほとんど食指が動きませんでした。それはやはり,これは私観だが多くの御客様からも口にするのでここはやはりで良いだろう、青春の印象,ティーンの香り,あの日の思い出が連想されるからであってゆえにダッフルコート=学生服としての印象が残り続けていたからです。とか言いながらこのDiaryに際して改めて思い返してみると私は学生時代にダッフルコート着ていなかった気がします。高校なんて規則がかなり緩く髪色も自由だったのでブルーヘアの女先輩が居たり教室で唾を吐くギャルが居たり,まぁそれは怒られていたけど、私もいとこのお兄さんがくれたSUPREMEのバッグパックとオーディオテクニカのヘッドホンを相棒に学年でも一位二位を争う美貌で花形サッカー部から絶大な人気を経ていた女の子を彼女に三年間ちゃっかり自由に過ごしていました。ってか私の人生でSUPREMEを持っていた期間があったんだなぁそういえば。

ということで例によって御客様方からの影響であったり自身でセレクションしたヴィンテージプロダクトの影響でダッフルコートに興味を抱き今では愛好家の一人となったわけですが、相も変わらずこの“ナシがアリになる現象”は最高ですね、シンプルに自分の幅と可能性がグッと広がるわけですから、ダッフルコートという一つのプロダクトがアリになったことでの幅と可能性は一つのプロダクト分ではないわけです。

 

 

現在では私の中でダッフルコートとなるとこちらの専門メーカー,INVERTERE社がベスト、厳密に申しあげますと2000年最初頭までに製作された唯一無二のとあるピュアウールヘリンボーンを用いたダッフルコートがベストofベストです。老舗中の老舗なのでわざわざの御紹介は控えますが骨トグルの存在感も裏地ゼロの軽量さももはや着る毛布な心地良い素材感もフードの有用性も首元ボタンの利便性も、もう最高。私の中ではダッフルコート=2000年初頭までに製作されたヘリンボーンウールを用いたINVERTERE社です。欲を言えば個性あるヨーロピアンなカラートーンだと最高かな。余談ですが先日これを着ている時運良く電車の角ポジションで座れたのですが気付いたら永田町まで寝過ごしていました、早めに家を出ていて本当に良かった。

でもこれまた例によってデザイナーズカルチャーとなると話が変わるからまた楽しいったらない。様々な個性と哲学が注ぎ込まれる,注ぎ込まれて然るべき,注ぎ込まれて欲しいデザイナーズカルチャーのそれであれば良い意味で餅屋には産み出せない餅がペッタンコペッタンコとつけるわけで、良い意味で個性と癖の取捨選択をこちらにはっきりと委ねてくれます。ファッションデザイナーはどうあるべきだと思いますか?私はエゴイスティックであるべきだと思うし,エゴイスティックで然るべきだと思うし,エゴイスティックであって欲しい、だって本物じゃないと人々の心は揺り動かせないし世間に無視されて終わりだし続かないし続けられないし世界を変えたりアップデートはできないもの。

 

 

なので親愛なる敬愛なるミウッチャ・クリエイションとなると私は弊店は堪りません、しかも最初期の1995-1997sピリオドと嬉しい嬉しい出逢いでした。最初期の時点でスタイルバランスやフィッティングバランスが捉えどころがないほどに多角的であった彼女ですが、こちらはコートらしいゆったり感が良い意味でクラシックかつスタンダードなMサイズ表記ということで、これまた良縁が結びやすい一着ではないかと存じます。いかがですか、なんにも無いでしょう?なんにも無いって変な言い方ですけど、なんにも無いでしょう?でもこの静謐さと圧倒的な上品さと確かな上質さが彼女の軸であり彼女にとっての“ノーマル”な基準と水準でそれは現代のクリエイションにも受け継がれていますが、こちらは特出して静謐。徹頭徹尾に静謐、静謐とWikipediaで検索したら掲載されていそうなくらい静謐。

 

 

 

 

 

New 1995−1997s PRADA Uomo pure wool duffle coat

 

なんにも無いことに最も意味があるってもはや禅問答,ミウッチャさん本当に素晴らしいし変な言い方ですがイイ性格してるって感じ。これもまた別ファッション世界線におけるベストofベスト。

 

 

SURR 福留

今欲しいシルエットと防寒性/ Diary1360
11.12.2025

 

最近、お客様から “ダウンジャケットを探している”というお声をよくいただくようになりました。 そこで今回は、オススメの一着をご紹介します。実際に手に取って確かめていただきたいので、あえてネームは伏せますが、100年以上前にスイムウェアをスタートとして誕生した、アメリカの老舗メーカーです。

 

肩まわりの立体的なつくり、いわゆる “カップショルダー”と呼ばれる、肩をやわらかく包み込むような丸みのある設計で、不自然に膨らんだり、肩だけ浮いて見えるようなことがなく、着たときのフィット感がとても自然で、動きやすさと綺麗なシルエットを両立してくれます。

 

 

 

実際に着用すると、カップショルダー特有の丸みが自然に馴染んでくれて、肩周りがもたつくことなく身体に沿い、無駄な膨らみが出ないため、ダウン特有の野暮ったさがまったくありませんし、首元までしっかり立ち上がるスタンドカラーは、ファッション性だけじゃ無く、しっかりと防寒性も兼ね備えています。

 

 

 

老舗メーカーの積み重ねた歴史と技術が、ジャケットの中にしっかりと生きているなと感じました。

 

後は、ショート丈で丸みのあるシルエットって最高ですよね、気分な方が多いと思います。

 

 

SURR 古川

年の瀬Antique Vintage Fine Jewelry / Diary1359
5.12.2025

まず初めに年末年始の店舗営業に関しまして。2025年は12月28日(日)まで、2026年は1月4日(日)より店舗営業を開始致しますので御認識のほどお願い申しあげます。年内最終営業日までまだ少々日がございますので引き続き機会ございましたら宜しくお願い致します。

 

 

はてさて、いつからかやたらめったらシャッターを押すことを良しとしない気分になったのでいつからか日常の様々な瞬間にふと“アレはああやって撮ろうかな” “やっぱりこうやって撮ろうかな”と考えるでもなく考える癖みたいなのが身についたこともあって、私がファッションプロダクトを撮る時は基本的に1つの構図を1シャッターや2シャッターで終わることがほとんどなのは良いことなのか悪いことなのか分かりませんが、なぜかアンティークファインジュエリーを撮る時だけそれが通用せずいつ撮ろうか決めた時から当日までどことなくフワフワした気分というかソワソワした気分というか、どことなく心地良い緊張感に包まれるのでとても新鮮な気分を味わえます。それは私のカメラが超近距離に向いていなかったり超高解像度でなかったりでおそらくはジュエリーを撮るのに向いていないというのもあるかもしれませんが、いかんせん気に入っているバディなので買い変える気はないし所詮はカメラ素人なのでたいして変わらないだろうし、そもそもにおいてアンティークファインジュエリーを撮るぞという緊張感は私にとって良いことなので引き続きそうであってほしいなって。撮る時はいつも以上に静謐な気分になるのですが、そういう時は天気が良いSURRの日中の窓際なんかは最適ですね。有難や日光。

 

 

まぁ緊張感に包まれようと包まれまいと静謐な気分になろうとならまいと日光を浴びようと浴びまいと良い写真が撮れるわけではないんですけどね、相変わらず人間の目で捉えるのとカメラで捉えるのでは前者が圧倒的に優位です、シャッターを切り続けているけどその差は一向に縮まらないなぁ。

でもアンティークファインジュエリーの美しさは変わらずそこにあり続けてくれます。自分の気持ちが変わったり世間の気配が変わったりファッションスタイルが移ろいゆこうとも歴史的に間違いなく良いものは変わらずに在り続けてくれる、自分がズレた時に在り方や立ち位置を確認させてくれる座標の軸のような存在、これって本当に重要だし私にとっては幸せなことです。だからこそ余裕で世代を越えてくれて残ってくれてあまつさえ価値を有し続けてくれる金属や宝石や鉱石は世界中で愛され続けて人々を魅了し続けるんでしょうね。

 

 

 

 

 

New 20−1988s Antique Vintage Fine Jewelry

 

ということで年の瀬ファインジュエリー、今年はリング4点,ブレスレット,4点,ピアス2種で引き続きシングルで御提案ですので4点,そしてネックレス3点となります。先頭のリングは7個の宝石がセットされていてとある意図が秘められているのですがそれを知った時はトキメキ死にするところでした。あと希少石タンザナイトとの出逢いも嬉しかった、あとミニマムパールネックレスなんて本当に久しぶりで履歴見返してみたら前回の御提案から3年も経っていました。

そういえばこれらのセレクションの時、親愛なるコレクター女性の孫娘も同席してくれて久しぶりに会えました。前回は高校生で自撮りをネットで知り合った男性に送ったのを怒られていたのに今では海洋生物を愛する大学生で今度沖縄行くんだーだってさ、楽しめたかなぁ。

 

 

SURR 福留

長年着れる洋服 / Diary1358
4.12.2025

 

このタグを目にするだけで、テンションが上がる!そう感じる方は少なくないはずです。現代において、最も”ホット”なデザイナーズブランドの一つと言っても過言ではありません。近年の流行りで言えば、Y2Kファッションが大きなトレンドに。しかしその流れが落ち着き、明確な流行が見えにくい今においても、ヴィンテージのアルマーニは変わらず最前線に存在し続けていると感じます。 私が初めてヴィンテージのアルマーニを手にしたのは、大学1年生の時でした。購入したのは一着のレザージャケットで、“なんかいいんだよね”というシンプルな理由から、今でも大切に着続けています。直感的に「いい」と思える洋服には、不思議と欠点がありません。自分の中の流行が移り変わると、サイズ感の好みや色味の気分など、様々な理由で以前の服を着なくなることは自然に起こり得ます。しかし、大学時代に手に入れたあのアルマーニのジャケットだけは、気分が変わってもつい袖を通してしまうのです。 本日は、そんなふうに流行の変化に左右されず、長く“なんかいい”と思わせてくれるジョルジオアルマーニのコートをご紹介いたします。アイテム自体はすでにInstagramにも掲載しておりますので、今回はその着用感を見ていただきたいです。

 

 

 

サイズ表記は50で、正直、細身の自分からしたら「さすがにオーバーでしょ」と思っていましたが、数字だけ見れば、肩も身幅もけっこう余る感じを想像するじゃないですか。でも実際に着てみたら、そのイメージが一瞬でひっくり返りました。 というのも、このコートはウールギャバジンならではの光沢と伸縮性があって、生地がすっと縦に落ちてくれるんです。ほんの少し伸びる感じもあって、体のラインを拾うというよりは、沿ってくれる感覚に近いです。 本来オーバーに見えるはずのサイズ感なのに、変に膨らんだり広がったりしないで、自然と形がまとまるんですよね、肩に入れた瞬間にストンと下に落ちて、余白はしっかりあるのに、ルーズすぎずのちょうどいいバランスになってくれて、これを着た瞬間、「あ、これ表記は関係ない洋服だな」ってすぐ分かりました。 私にとってオーバーサイズになる、50の表記がネガティブに働かず、むしろ“このくらいの余裕がちょうどいい”と感じさせてくれる。 それぞれの体型に自然と馴染んでしまう洋服、肩幅や身幅の数字だけで判断するのがもったいない一着です。

 

 

 

着てみて初めて分かる良さってまさにこういうことで、アルマーニが長年愛されている理由のひとつが、この「体型が変わっても不思議と合うパターンと生地」にあるんだなと改めて感じました。

 

 

SURR 古川

根幹にある性2 / Diary1357
28.11.2025

先週のバッグに御興味くださった皆様方、誠にありがとうございます。これまでと同じく一点ものゆえ御一人への御案内しか叶わないことは相も変わらず心苦しい限りですが千古不易だからこそヴィンテージはアンティークは心躍るというもの。しかしながらその節は弊店においては身に余るほどの御興味と御注目を承りまして嬉しい限りでしたので、その御礼と言っては偉そうですがその気持ちをささやかながらフロントポケットにこっっそりと忍ばせまして今週もバッグを御披露目することにしました。

 

 

皆さまクロスボディバッグはお好きですか。私は好きです、というか人生で初めて特に強い意識と意志を胸に秘めて選択した“ちゃんとした鞄”がクロスボディバッグでした。その選択は自分にとって急ぐべきではないし急げるものではなかったので結果的に数年を費やしたのですが、その期間様々なブランドやメーカーを調査して精査した結果辿り着いたのがHermesのそれでした。せっかく人生初のちゃんとした鞄なのだからレザーが良い→このブランドのこれは格好良いけど本体が重い→そのメーカーのこれはシンプルに好みに届かない→本体が重くないしレザーの風合いも格好良いしシンプルにデザインが好み=Hemresだったわけでして、この経験がSURRで御提案する鞄のほとんどがVintage Hermesである要因なことは言うまでもありません。形状は迷いましたが当時の私は自分が必要とする適切な容量のサイズ感が好みかつ両手が空けられることの優先順位が高かったのでクロスボディバッグを選択したのですが、まぁ余裕がある容量の強みであったり身体にストラップの負荷がかからない良さであったりとクロスボディバッグと日々を過ごすことで感じることも思うことも様々。とはいえ人生のフェイズにおいて変化する必要条件ながら今でも愛用していうことはこれまた根幹にある性と合うのでしょう。

今回御提案するクロスボディバッグは共に同一のモデルで色違いなのですが、これは本当に良いプロダクトです。男性的な要素性が強いクロスボディバッグが著しく少ない歴代Hermesバッグモデルですが、こちらは申し分なくメンズスタイルにフィットするサイジングとデザイン性とストラップの長さ。それこそ某ファッションデザイナーのメンズクリエイションの初代レベル?で最初期に製作され今なお探している人が多いであろう象徴的な鞄はこちらのプロダクトが元になっているほどですから、シンプルにストレートに男性のチャンネルに合わせていただけると思います。あと容量がとってもとっても良い感じ、結構入りますが構造がシンプルな箱型ですのですっきりと御利用頂けるかと。外側のスリットポケットが間違いなく猛烈に便利なんですよねぇ。

 

 

 

 

 

New 1998−1999s Hermes Taurillon Clemence cross body bag

 

Hermesレッドカラーが1999年のクリエイションでブラック×キャラメルフラペチーノカラーが1985年のクリエイション、バックルの配置やジッパーなど細かな違いがありますが同一の個体です。ちなみにキャラメルフラペチーノカラーなんて色名はありません、ただ私が気分で名付けました。ちなみにHermesレッドという色名はあります、素敵やん。

 

 

SURR 福留

 

 

肩掛けスタイル / Diary1356
27.11.2025

 

店内の入り口近くにディスプレイしているマネキンが、肩にセーターを掛けたスタイリングだったことから、ふと「この着こなしのインスピレーションはどこからきているのだろう」と気になり、福留にお伺いしたところ、2013年の『POPEYE』を数冊持ってきてくださり、ページをめくると、そこには複数の“肩掛けセーター”のスタイルが並んでおり、少しラフで、力の抜けた雰囲気がとても新鮮に映りました。

 

 

 

今でこそたまに、コレクションルックで見かけることのある肩がけスタイルですが、まさか10年以上前の2013年からすでに提案されていたという事実には素直に驚かされました。そして何より惹かれたのは、難しく考えずに「家にあるセーターを、マフラーのような感覚で自然と肩に掛ける」という、純粋さです。

 

 

 

スタイルを作り込むというより、日常の延長線上で生まれる自由さが感じられ、改めて考えすぎない大切さを実感しました。

 

 

SURR 古川

根幹にある性 / Diary1355
21.11.2025

皆さまトートバッグはお好きですか。私は好きです、というかガバッと手にとって1日を過ごせる感じや開いた口にサッと物を出し入れできる感じや仕事終わりに葱や大根などの長物を買っても滞りなく刺せる感じや家に着いたらポイっとできる感じが根幹にある性と合っています。と言ってもまだ“これぞ”なトートバッグを持っていませんというかここ数年ずっと探しています。そしても最も欲しいプロダクトデザインがこれ、世知辛いったらありゃしない。

なのでガバッとやサッとや葱やポイっが性に合わない人には必要ない存在なのでしょう、まぁそれはトートバッグに限ったことではないけれど。可能な限りバッグを持ちたくないスタンスからちゃんと鞄を持っていた方が諸々と…流石にさ…ねぇ…なスタンスになってからまだ日は浅いですがさほど物が詰まっていないスカスカ気味の鞄を持ち歩くのにもようやく慣れてきて、逆に俺は鞄を持っているから何がきても(買っても)大丈夫だぞという安心感がこうもポジティヴかとようやく実感し始めました。皆さまこんな心持ちだったなんてズルイや。

あと毎日共にすることで成長しても,いな使い込んでボロボロになっても格好良いって本当に大事だなって、元々強く思っていましたが自分がいかに鞄を道具として愛しているかが分かったのでより切実に思いました。一体全体鞄というプロダクトの中に,鞄を手掛けているブランドやメーカーの中にここまでラフに雑に無頓着に扱って特にメンテナンスせず色褪せも気にせずに、もし近年が良いものと丁寧に向き合って長く使い続ける傾向があるとしたら,まぁ無いかそんな傾向なんて昔から丁寧に向き合うか、まぁそんな傾向があるとしたら反時代的なほど雑にラフに無頓着に扱っても格好良いままで居てくれるレザークオリティや縫製やその他素材感やパーツの鞄ってどれくらいあるんだろうって思います。もしかしたら今の私にとっては最大の判断基準かもしれません格好良く育ってくれるか否かって、個人感情で恐れ入りますがほとんどないと思う。あと価格と釣り合ってるか否かね、これももちろんとっても大切。

 

 

 

 

 

New 2008s Hermes Taurillon Clemence tote bag

 

持ち手が長めだから多くの男性が肩にも掛けられますよーとか、Hermesバッグレザーの中でも特にしなやかで何よりも頑丈な実用性特化型押し素材Taurillon Clemenceですよーとか、裏地も同一だから言ってしまえば無双仕立て的な贅沢構築だし汚れも拭いやすいから助かりますねーとか、内ポケットも一つあって有難いですねーとか、通称Hermes redの御洒落な色調ですよーとかまぁ諸々もの現実的な利点,個性,要素性がありますが、個人的にはまず直感的に合うか合わないかを感じて頂きたく思います、根幹にある性と。

 

 

SURR 福留

 

 

気分な3色 / Diary1354
20.11.2025

 

最近はブラウン・グレー・レッドの組み合わせに特に惹かれています。ブラウンに対して鮮やかな色味のレッドをアクセントとして加え、グレーで全体をやわらかく中和するイメージです。街中を見渡すと、ブラックやネイビーといった落ち着いた色味でまとめたスタイルの方が多い印象を受けます。もちろん、冬のダークトーンのコーディネートも非常に格好良く、自分も好んで着ています。しかし、自分の中で少しでも個性や差別化を出したいという気持ちがあり、この組み合わせに惹かれているのだと思います。

 

 

 

何度かDiary でも触れているのですが、改めて感じるのは、グレーと発色の良いカラーとの相性の良さです。本当に自然に、かつ綺麗に馴染んでくれるので、全体のバランスがとても取りやすくなりますし、決して喧嘩せずに落ち着いた印象にまとめられるところが魅力だと思います。 また、個人的な今季のニットの好みとしては、Vネックがやや深めで、首周りに少し余裕があるデザインが特に気に入っています。ゆとりがあることで生まれる、首元の抜け感が本当にいいんですよね。さらに、フロントジッパーを全て閉めた状態でのグレーとブラウンの組み合わせも、今の気分に非常に合っていて、見た目にも落ち着きがありつつ、どこかこなれた印象を与えてくれるのが良いですね。

 

 

 

レザージャケット・ニット・シャツの3点ご案内可能ですので、気になりましたら是非に。

 

 

SURR 古川

猫にまたたび / Diary1353
14.11.2025

G-1だっけかG-2だっけか、いつも忘れちゃうんですけどとにかく偏愛なるアヴィエイターSTYLEのこの一着に出逢えたあたりでストロングキーワードがレザープロダクトとなり始め、そのまま帰結したのが前回の買付の旅順でした。弊店ではかねてより季節に問わず,と言いながらもやはり秋冬は特に積極的に御推奨するレザープロダクトですが、今期はファッションの流れ的にそれらが先立つ印象なのですが気のせいでしょうか。さりとてファッションの流れはあくまで流れですので例えばプレーンジーンズを好きで穿き続けていたらとあるタイミングで“今っぽいね”と言われるようになるのと同じくであくまで後天的なものではありますが、元々好きなものが気付いたら今っぽいと言われるような要素性になるというのは、まぁなんだかんだ良いのではないでしょうか。今っぽいって言われたいしね、一切言われないけど。

 

アルマーニ大先生も本当に好きだったんだろうな、このボンバージャケット型のレザープロダクトを って本当に思います。お好きな方でしたら目にされたこともあられるのではないでしょうか、ボンバージャケットをウエストギュンとしたバランスで着こなして往々にしてグローヴをつけた紳士が佇むアルマーニの広告の世界観、それにアヴィエイターSTYLEが採用されたのは一度や二度ではないはずです。良い意味で擦られた何度も何度も採用されたバランスそのものがヘリテージになっているかのような世界観で、これまた全てが高濃度で格好良いんだ。未見の方は是非“Armani ad”やら”Armani 90s ad”やらで検索なさってみてくださいな、キュンキュンしちゃいますよ。

1994AWのこちら、モ ッッッチモチのレザーに造形的に広めな身幅にコンパクトな着丈の“これぞ!”なボンバーシルエットにしっかりとしたライミングならではの立体感は、アルマーニが提唱し続け人々を魅了し続け近代のヴィンテージカルチャーにおいてより一層高く評価され昨今のモードデザインにおいて驚くほど積極的にサンプリングされている世界観のド・ド・ド・ド・ド真ん中、端的に言って完璧に近いバランスです。それゆえこれを出してくる時の親愛なるコレクターはそれはもうそれはもう誇らしげでした。私はそういった透かした目線はツンと突き放したくなってしまう性分なのですが、これは無理でしたね。猫にまたたび、女郎に小判、福留にアルマーニボンバージャケット です。

 

 

 

 

 

New 1994AW Emporio Armani Aviator-style leather bomber jacket

 

格好良過ぎる、格好良過ぎるって。今期の目玉の一つです。

 

 

SURR 福留