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オリジンヴィンテージ,ワークだったりミリタリーだったりアメリカンプロダクトだったりと、ヴィンテージファッションがある程度根付いた頃から在る文化のヴィンテージを勝手ながら弊店ではこう呼んでいます。まぁクラッシックなヴィンテージですかね、もしくは平たく言うと“ベタ”ないし“王道”なヴィンテージでしょうか。の、レザープロダクトを前回セレクションしたのが丸々一年前くらいで、その頃は本当に幸運なことに直前の買い付け旅順でしっかりと出逢うことができたので弊店としては相当数のラインナップが叶いましたが今期は予想通りと言ってはなんですが、そうはいきません。でも一着でも二着でも出逢えただけ幸運に思えるのが正直なところ、負け惜しみでもざれごとやうわごとじゃなくてね。ヴィンテージカルチャーで上質な品々に出逢うのってかねてより本当に大変ですから、それは昨今特に感じるヴィンテージの流れ(ありますよね?)とは大筋関係はございません、元々上質な品々に,“ちゃんとした”品々に出逢うのって本当に大変なんです。



なのでこんな時代にも関わらず親愛なるコレクターのもとでフランス空軍のアヴィエイタージャケットと出逢えた時は本当に嬉しかった。しかも三着まとめて、しかも一着は着脱式襟完備で一着はこれまでに出逢ったことがない“とある個性”を秘めた非王道個体で。このフランス空軍のアヴィエイタージャケットを初めて目にした時の衝撃ったら今でも忘れていません、“何これクッソカッケーじゃん!” “しかも軍モノなの?超デザインカッケー!” “うわ着てもカッケー!”。今でも全く同じくに思います。こういった幾つかの服飾史に濃密な影響を与えたオリジンのおかげでヴィンテージがどんどんと好きになっていったんだよなぁ。



この文化に置いて実は相当に細かく細分化されているので個体によって著しく諸々が異なるダブルブレスト構築の政府関連企業及び国営企業のためのフレンチワーク・レザーコート個体、これは本当に“当たり”です。テーラードジャケットを若干香らせるスタイリッシュでスッキリとした雰囲気ながらしっかりとガバッと羽織るコートで居てくれるシルエットバランス、オリジンヴィンテージらしくある程度着込まれていますがおかげで生じているこの時代の最上質なシープレザーならではの異常なまでに美しい迫力のテクスチャー。そういえば昨年オリジンヴィンテージのレザープロダクトをセレクションした際あまりにもコンディションが良過ぎてボタンが留められないなどの支障をきたしてコンディションが良いことが現代の着こなしに置いてマイナスになるという異常な逆転現象が巻き起こっていたなぁ。これはその逆、即心地良く身体を守れるヴィンテージコート。



90年代フランスのアノニマスデザインレザーコート、その旅順においてBEST3に位置したハイライトの出逢いでした。Anne Marie Berreta hommeかな?Claude Monatanaかな?Thierry Mugler hommeかな?それらいずれかではありませんが、それらいずれもを内包したモードデザインの歴史が産んだギミックギンギンの謎のクリエイションでヴィンテージハーフコートという楽しい個性、しかもしっかりと上質なバッファローレザーの大迫力でちゃんとヴィンテージの風合いが感じられる、かつちゃんと重過ぎない。良い意味でこれまでに弊店で御提案してきたヴィンテージプロダクトと異なるベクトルでそれが何より楽しい。そういえば何周もして逆に最近使ってないかも“モードな”って形容、これは素直に思える“モードな”ヴィンテージレザー。

New 50−90s French Vintage Leather Selection
SURR 福留
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元バレンシアガアーティスティックディレクターデムナによるグッチのファーストコレクション。このコレクションで印象的だったのは、足元のバランスです。ルーズなロング丈のパンツを貯めて履く、挑発的な造形でありながら、全体に不思議な調和と落ち着きを感じさせるのは、やはりパンツと靴のバランスに秘密があるように思います。 今回は足元を自分なりに解釈し、店頭の商品でスタイリングを組んでみました。


足元に余白を持たせながらも、だらしなく見せないのは、この靴の持つフォルムとバランス感覚。パンツの裾がわずかに靴の甲に触れ、自然に生まれる“たるみ”がラフさを演出しつつも、ホースビットの存在感がラグジュアリーな雰囲気を保ってくれる。落ち着きと品の両立を叶える足元だなと思いました。

結局のところ、このスタイルで一番語っているのは、服そのものではなく「バランス」なのだと思います。そんなことを改めて感じさせてくれる装いでした。
パンツは私物ですが、ジャケット・ローファーはご案内できますので、気になりましたら是非に。
SURR 古川
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ニットだニットだ言うようになってから,都内随一のニット好きないしMr.カーディガンを自称するようになってから,全身カシミアまであと靴のみとざれごとを言うようになってから,毎年一枚は自分にとって最高なセーターをGETしてじっくりと時間をかけて七着くらいまで集めて季節が巡ったらそれらを外に干して風を当てカシミアの虹をかけてやってくださいなとうわごとを言うようになってから数年経ちますから、今年も現時点で既に数人の親愛なる皆様方に“そろそろですか?”と問うて頂いたので必要以上に口にはしないが問われたら真実を述べる派の私は正直に答えました、“はいそうです”と。








ちなみにこういった嗜好季節行事に触れる際にはいつからかを自分の中で振り返るのが地味に好きなので履歴を軽く探ってみたのですがイマイチ分からず。Vintage Knit Selectionという感覚はおそらく本当にずっと私の中に在り続けるのだと思います、事実ずっと着てるしね。
ということでVintage Knit Selection25-26AWです。24−25AWにおいては本当に本当に幸せなことに困るほどの良縁が重なり(本当に)過去最高着数の御提案が叶いましたので今年は昨期には届かないかもしれませんが当然過去の自分を超えることを目指してしっかりとたっぷりと御提案できるように精一杯努めますので、またざれごと言ってんのかSURRは、仕方ねぇな的な感じで少なくとも虹の一色を増やす御手伝いをさせて頂けましたら幸いです。

New Vintage Knit Selection 25-26AW Pt.1
今期は必ずもう一回はセレクションしたいので今回はPt.1表記。
SURR 福留
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皆さん、この秋冬の気分ってもうありますか? 毎年季節が変わると「今年はどんな色を着たいかな」「どんな組み合わせが気分かな」って考えるんですが、今季の私の気分は、ネイビーやグレーは例年通り多用しまくり、そこに、パキッとした色を合わせることなんです。 秋冬ってどうしても暗めのトーンや重ための素材に寄りがちで、それはそれで安心感もあるし綺麗にまとまるから大好きなんですけど、同時にちょっと物足りなさを感じることもあるんですよね。だからこそ、インナーや小物で鮮やかな色を加えると気分がガラッと変わるし、ジャケットの中にビビッドなニットを合わせたり、マフラーも主張のある色を取り入れるだけで、いつものスタイルが一気に新鮮に見えるんです。 特にネイビーやグレーは、グリーンやオレンジみたいな少し強めの色を合わせても不思議とケンカしないし、むしろ全体を引き締めてくれるんですよね。 あとは、クリーム色の物を合わせると、秋冬らしい重さの中に柔らかさが加わって、それもまた気分が変わって楽しい。



このちょっとした色の組み合わせの工夫が、気分を変えてくれるのがいいなと思っています。 ベーシックに差し色をひとつ足すだけで、「いつもの自分」が「ちょっと新しい自分」に更新される感覚があって、それが毎日のスタイルに小さな刺激や喜びを与えてくれるんです。去年は、グレーやブラックに頼り過ぎてしまったので、今年の秋冬は、そこに工夫を加えて、もっと楽しみたいと思っています。
ほんの少しの新しさを加えて、自分らしい引き出しを増やしていきたいです。
SURR 古川
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ヨーロピアンカルチャー,フランスなんて特に特に特に昔から圧倒的な服飾史的存在価値と市民権を有している“修繕が施されたプロダクト”。それらは自ずとファッションデザイナーの品ではなく労働のためや生活のための品々で修繕にはそれらを予想・妄想・想像させる気配が漂い、イコール歴史そのものだからこそ前述の存在価値として尊敬され続けてきました。それらを集めた博物館展示も珍しくなくナポレオン・ボナパルトの豪華絢爛な実物衣装の並びに修繕がびっしりと施された市民の衣類が飾られていたりと非常に興味深い構成だったりします。

ゆえにかねてより存在する修繕が施されたプロダクト専門のコレクターたち。彼らや彼女らにとって仕事相手は往々にしてファッションデザインの御手本を探すデザイナーや会社であったり貯蔵品を探す博物館関係者であったり熱心な個人収集家であったりと、ファッションコレクターの中でも敷居が高い存在だったりしまして、自ずと埃っぽいことも現代的なシルエットではないことも極端な話ですがもはや服としての体裁を保っていなくても問題無し、“なぜなら生地そのものが修繕そのものが歴史だから”言わんばかりの威風堂々たる佇まい方やコレクターの表情もまた非常に興味深く、なによりも独特。


実はこれまで弊店では彼らや彼女らとのコミュニケーションはほとんど交わされなかったんです、弊店にとってしっかりと現代のファッションとして向き合えるプロダクトであることは必須条件なので埃っぽいものもシルエットが好みでないものも服として成立していないものを選ぶことができませんから。見る分には触れる分には特段に楽しく刺激的なんですけどね。とあるコレクターが修繕された生地の一部分や古い生地の一部分を大量に集めた分厚いファイルを所有していたのですが物凄く素敵で猛烈に欲しかったです、価格を聞いて無言で戻しましたけど。きっとあれはどこかのメゾンやデザイナーが獲得したんだろうなぁ、まさに服飾史そのものでした。

ということで素敵な素敵な修繕が施されたプロダクト。弊店が旧LAILA VINTAGE体制からSURRになるにあたって、それらに敬意を払うべくアートリペアという勝手ながらな冠にて稀に御提案してきましたが、もうここ数年その文言を使っていませんでした。まぁ元々御提案したいと思えるそれらなんて滅多にありませんでしたが、だって奇跡のバランスみたいなもんですもん。本当に久しぶりな御提案となります、アートリペア・プロダクト。

特徴であり象徴である背面の大型ポケットそのものすら撤去されている50年代のハンティングジャケット。その全体に施された修繕は筆舌に尽くし難いです。一体何人の手仕事が関わっているのだろうか、一体どれくらいの時代を跨いでこの姿に辿り着いたのだろうか。予想・妄想・想像はとどまることを知りませんが決してその域を超えません。当然ながらしっかりと着るための服として成立していますしこれからも成立し続けるでしょう、生地の表面におそらくは防水を目的としたコーティングが施されていたようで現状“コーティングが施されていたんだろうな”と思わせる程度でほとんど消えているのですが、ここまで修繕されながらも生地強度が残ってくれているのはその消え失せたコーティングが大きな要因だったと思われます。

なお両胸のポケットボタンが欠損していたので私物コレクションの90s Hermesゴールドボタンを縫い付けました。敬愛なる服飾史、親愛なるアートリペアということで。

New 50s French art-repair cotton hunting jacket
SURR 福留
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これは本当に”感動した素材”なんです。様々なカシミヤに触れてきましたけど、バランタインのスコットランド製特級カシミヤに出会った時の衝撃は、今でも忘れられません。最初に手に取ったときは「軽いな」という印象。でも、実際に袖を通した瞬間、ただ軽いだけじゃなくて、肌にしっとり吸い付くような柔らかさと、肌触りに正直”何これ”と驚きました。これが特級ランククオリティのカシミヤかと圧倒されました。デザイン等で驚くことはあるのですが、素材一つでここまで印象に残ったのは初めてでした。


こちらのニットがまさに、その”感動した 素材”であるバランタインのスコットランド製特級カシミヤです。シンプルな無地も勿論好きなんですが、この幾何学的な切り替え模様を取り入れていて、深い胸元にしっかりとしたリブ、見た目にも相当なこだわりを感じる一着です。これに慣れてしまうと、”特級カシミヤ以外を着れない”なんて贅沢な事を思うようになりました。

以上、”感動した素材”についてお話しさせていただいたのですが、これからも、この場では私自身が心から良いと思ったものや、実際に感動したことを、素直に言葉にしてお伝えしていきたいと思っています。
SURR 古川
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秋冬の一番最初に着られるカシミアって超軽量かシルクとの混紡なんじゃないかなって思う。で、こちらは超軽量でカシミアシルクの混紡セーターという弊店にとっては特に希少種の一つ。ナチュラルフィット設計でモックネックで冷たいホワイトカラーっていうのも嬉し過ぎやしませんか?
/ 90s malo light cashmere silk sweater


巨匠全盛期のカジュアル提案でワークSTYLEの味付けとデニムテクスチャーのスパイスで自然体ながら確かに響くデザインシルエット。今までも大切な存在でしたが今まで以上に大切に感じざるを得ない。私は簡単にRest In Pieceなんて公の向けて言わないで心の中でもっと大切に想う。
/ 90s Armani Jeans work-style denim shirt


オリジンカルチャーだったら重さや硬さすら内包した“原始の革の上質さ”とかデザイナーズカルチャーだったら唯一無二の“デザイン性”とか“スタイルバランス”とか“クレイジーな個性”とか、レザーウェアの判断基準って幾つかあると思うんです。で、個人的に思う重要な判断基準がやはり“品質”なのですが、となるといかんせん候補がギュッと少なくならざるを得ない茨の道なので親愛なるブルネロ・クチネリさんがレザーウェアを贔屓目なくらいに愛してくれるのは本当に助かると言うか嬉しい、だって彼ほど間違いない人物ってそうそういないんだもの。彼ならではのクラッシックカルチャー目線の“レザーウェアとしての普通さ”にさりげないデザイン感性が注がれたとんでもなく軽やかで柔らかな最上品質のレザーウェア。これってきっとコンサバティヴだと思う、そしてコンサバティヴって最強だと思う。
/ 00s Brunello Cucinelli biker-style design leather jacket


一つのミスが即座に命の危険に関わるってミリタリーおける様々な環境の中でも稀なので、空挺部隊,パラトルーパーのために設計されたプロダクトの数々は自ずと特に特別なものとなり特徴的なものとなり、結果的に必然的により濃くモードカルチャーと繋がることとなりましたのでどの国でも空挺部隊のプロダクトって特出して格好良いんです。ベルギー軍のこれもまさにそう、パズルを組み合わせたかのような象徴的な迷彩紋様に空挺部隊特有の個性的な意匠の数々。
/ 1963s Belgian Airborne Forces jigsaw camouflage paratrooper jacket


Uomoの最初期頃のヴァレンティノ=男性に向けてのイタリーモードの基準。造形的な肩を筆頭としたデザイン概念にピュアウールギャバジンのテクスチャーに落ち着いたカラーリングに明らかなる軽量感といった良い意味で最老舗のアチラやアチラのトレンチコートとは異なる要素性が“コート屋のコート”と“デザイナーによるコート”のそれぞれがこの世に存在して然るべきな意義を示しています。
/ early80s Valentino Uomo wool gabardine trench coat


超厚切りの食パンを小脇に掲げるくらいのサイズ感。何言ってんだこいつと思われるかもしれませんが僭越ながら個人的には適切な比喩ではないかと思っています。そして超厚切り食パンくらいのサイズ感なので財布系も小物系もスマホ系もスッポリ入るのでものすんごく使いやすい はず。
/ New 1985s Hermes cross body small leather bag

New
あとBest Companyのスウェットジャケットがありますが前回古川が書いたので割愛します。色々な新作、機会ございましたら。
SURR 福留
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個人インスタで自分なりに一応は積極的に私的な内容を書いているつもりなのですが、これはどうにもこうにもそこに書く気分になれない話。ずばり皆様は好きなブランドはありますか?
厳密に言うと好きな今のブランド,今のメーカー,今のクリエイション。ランウェイなのかプレゼンテーションなのかルックブックなのかで新作が発表されたらワクワクして、今期は何買おうかなアレ買おうかなと背中を追いかけられるような今のものってなにかありますでしょうか?そういう存在があるってなんというか心が励まされるというか暖められるというか、良いと思うんですよねシンプルにワクワクできますし。自分の軸として頼りになるし、極論ではありますがそれだけ買っていれば自分の中でちゃんと着地できるというある種の最後の手段が在るっていうのも有意義だと思う。だからとっても良いと思うんです、今の好きなブランドがあるって。解釈を広げるとしたら“この人が着ている服が欲しい”と思わせてくれるような好きな人だったり“この店で買いたい”と思わせてくれるような好きな店も含まれますね。
私は長らく背中を追い続けてきたファッションブランドがありましたが2021年に目の前から煙のように消えてしまい、ふと現れたと思ったら名前が同じ違うブランドになっていました。それ以来ランウェイを楽しみにしたり今期は何買おうかなアレ買おうかなと思えるような好きな今のブランドは私にはありません、まぁ元々ヴィンテージ贔屓だったので今のブランドに本腰を入れるタイプでは無かったのですが。でも楽しかった、今のブティックで今の洋服を買うという行為は。もしかしたらヴィンテージ贔屓だからこそ良い濃くて恋コントラストだったのかもしれません。でも今は無い、そのブティックはSURRから歩いて10分の距離に二箇所あるけど私にとっては違う。私はPRADA Uomoが好きのではなくミウッチャ・プラダのPRADA Uomoが好きなのだ。












ということで今期も粛々とミウッチャ・プラダによるVintage PRADA Uomoを御提案致です。区切りがはっきりしているし今のブランドとして数年前から特に勢いがあるmui muiやデザイン目線でキャッチーなPRADA Sportは今年もセレクションしていません、弊店は2025AWも見た目の要素性が少ない傾向(平たく言えば地味)ながらミウッチャ・プラダの震えるようなモード哲学のエナジーとシナジーの力強さが色濃く注がれたVintage PRADA Uomoの“ファーストライン”のみとなりますが御了承ください。


New 1995-early00s PRADA Uomo Selection
これは純粋な幸運なのですが1995年から1997年の最初期クリエイションが今回は多めと相成りました。成熟した完結された世界観だからこそ“いつのクリエイションか”よりもプロダクトとしての求心力と着る人の相性が重要ですが、御提案する弊店にとってはランウェイショーも行わずプレゼンテーションのみで発表され展開も世界3店舗という限られた規模であり、最初の数回のコレクションで後々のほとんど全ての雛形が存在したと言っても過言ではない最初期クリエイションはやはり特別。今回も凄いですよ、同ピリオドにも関わらず良い意味で方向性バラバラですもん。天才ミウッチャの感性はヴィンテージという存在でこれからも圧倒的に輝き続けます。
SURR 福留
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1980年代にイタリア(ミラノ)で生まれた、若者を象徴するカルチャー”パニナロ”。 始まりは、当時の裕福な家庭の子ども達が留学先としてアメリカに行き、そこで目にしたファッション・ファストフードをイタリアに持ち帰り、それがパニナロのスタイルに直結したのである。 今回はファストフードではなく、ファッションスタイルについて触れていきます。彼らの定番は、鮮やかなジャケットにリーバイスを穿き、ティンバーランドのブーツ。自分自身の最初の印象としては、ダサいなと思いましたが、深く知っていき、当時の写真を見ていくうちに、ダサさはあるけど、かっこいいなと思うようになりました。このバランスを表現するのって難しいと思いますし、私は、このパニナロのスタイルからは、たくさんのインスピレーションを受けたと思います。 彼らは、モンクレール・ストーンアイランドなど、複数のブランドを好んでいましたが、その中から今回ご紹介するのは、”Best Company”です。

1982年にオルメス・カレッティによって設立され、1992年までの短期間で終了してしまいます。アメリカのワーク・カレッジ・スポーツスタイルをベースにポップなカラーリングや大胆なグラフィック・刺繍が特徴的なイタリアのブランドです。 この羽織は、アメリカのベールボールシャツをサンプルにしており、生地には柔らかなスウェット素材を採用し、配色にはグレー×イエローの鮮やかなコントラストを効かせることで、イタリアブランドらしい遊び心と洗練を加えています。アメリカンスポーツ をイタリア流に再解釈するという姿勢は、Best Companyならではの持ち味だと思います。

バックプリントには、Newport Beach Californiaの文字、これは、アメリカ西海岸の高級リゾート地で、当時の若者にとってアメリカは一種の憧れで、自由でリッチなライフスタイルを具現化したものだと思います。

サイズはLサイズのゆったりとしたシルエットで、肩の力を抜いて着こなせる一方、裾や袖口のリブが全体を程よく引き締めてくれます。今回は、パ二ナロスタイルでデニムを合わせましたが、綺麗なスラックスを履いて、少しドレスに振ってもカッコイイですし、気温に合わせてインナーをフーディーやシャツに変えるだけで印象が大きく変わるんだろうなと思いました。各スタイルの中で、様々な合わせで楽しんでいただきたいです。
SURR 古川
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この90年代アルマーニジーンズのレザーハーフコートは、厚みのあるブラウンレザーを贅沢に使用し、当時らしいオーバーサイズシルエットに仕立てられていて、しっとりとした艶感と部位ごとに異なるシボの表情が、レザー特有の奥行きを生み出しており、着込むほど、経年変化を存分に楽しめる素材感です。 ボタンを上まで留めれば前合わせが高めに立ち上がり、スタンドカラーのような表情を演出できる2WAY 仕様で、クラシカルなコートスタイルから、よりモダンな着こなしまで幅広く対応してくれます。

ロゴや装飾に頼らず、素材とパターンの力だけで魅せる点に、アルマーニらしいと思いました。 サイズ表記は50なんですが、オーバーサイズ設計ですので、丈の収まりが良く、全体のバランスが良いので、”着られている”ではなくて”着こなしてる”という印象を与えてくれます。 腰位置にはフラップ付きのポケットを備え、実用性とともにクラシックなワークテイストを感じさせるアクセントになり、ヴィンテージとしての雰囲気を纏いつつ、日常的に取り入れやすい万能性も兼ね備えた、時代を超えて現在でも通用する一着です。個人的に、今年はハーフ丈が気分なので、率直に欲しいって思いました。
流行ではなく普遍的な1着を是非に。
SURR 古川
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新作として御披露目するのがだいぶと久しぶりと言うのと、その圧倒的な存在価値から新たな出逢いはないと思っていたこともあって、私は彼のこと,彼というファッションデザイナーが産み出した存在を目の前にすると何と言ったら良いものだろうか何と捉えたら良いものだろうかと呆然に漠然に思案と夢想をせずにはいられません。オーストリアのリンツに産まれblah-blah-blah、仕立てを専門的に学びblah-blah-blah、そのあたりはもうよろしいでしょうかね。とにかく強烈に独立した思想と思考で自身が設立したCCPでは生と死,始まりと終わり,恍惚と悲しみ,自由と監禁といった大胆な対比によるメッセージクリエイションや、時に動物の剥製をそのままの形状で鞄にしたり革の裏地に動物の血を塗りつけたりネズミの皮を剥いで帽子をつくったりと数少ない過去のアンケートでキャロル本人が“常に人々を驚かせたい、それがデザイナーというものだ”と答えている通り人々を驚かせ惹きつけ続けてきました。キャロルがCCPを去ってから10数年経った今なおその存在価値は色褪せるどころか、トレンドやインフルエンサーやSNSに左右される機会が増えた昨今は一層輝きを増しているのは間違いないでしょう。
服飾史を彩り積み重ねて今にバトンを渡してくれたファッションデザイナーやアーティストは数えきれないほどいて全員がかけがえの無い存在ですが、やはりその中でも結果的にせよ必然的にせよ抜きん出た人物が幾人かいると思いますし、その中でも伝説としてこれからも語り継がれる人物が僅かながらいると思いますが、僭越ながら弊店にとってキャロル・クリスチャン・ポエルというファッションデザイナーは伝説枠です。





ドレスメイキングの学校で仕立てを学んだにも関わらず,いやだからこそでしょうか、CCPの作品を身につけるという行為にあえて苦痛を織り交ぜ徐々に快適になっていくことを調和ではなく“戦い”と捉え、多くの場合快適であったり実用的である衣服という存在価値から意図的に逸脱させることでCCPの作品は着用者に役立つ物体ではなく自立した存在であることを主張したキャロルにおいて、ミニマムでハードでフェティッシュなレザージャケットは代表的なプロダクトとなったことは必然であり、知る人にとってはきっと知っているにも関わらずいつ見ても圧倒的な佇まいであり知らない人にとってもきっとモノ言わぬ衣服であるにも関わらず何かを感じずにはいられない存在感を有するのもまた必然。時代がうんぬん関係ありませんが前述の通りのような昨今だからこそ異質さは際立つのではないでしょうか。
もう一度言いますが、もうヴィンテージCCPを御提案できる機会は無いに近しいと思っていたので、まさかここまで立派な作品を改めて御提案できるとは。しかしながらこれまた前述の通り私は彼の作品を目の前にすると思案せずにはいられないのできっと御客様との交流に際しては単純に格好良いの一点張りになるかもしれません。今思いましたが思案してしまうのはキャロル・クリスチャン・ポエルによるCCPほどメタファーでもシニカルでもなくアーカイヴとして,ARCHIVEという真に正しい言葉の意味で扱われ保管され継承され続けたファッションプロダクトなかなかどうして存在しないと私が思っているというのも大きいと思いました。


New 2000AW Carol Christian Poell hiding pocket leather jacket
要は畏怖ですね。
SURR 福留
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9月に入り、少しずつ秋の気配が近づいてきましたが、昼間はまだ夏の名残を感じつつも、朝晩には、涼しさを感じつつ、着るものも自然と変えていきたくなる季節です。そんな今の時期にぴったりなのが、気分やシーンによって表情を変えてくれるシャツ達です。 今回ご用意したのは、シルクやビスコース、コットン、レーヨンなど、多彩な素材で仕立てられたシャツで、それぞれの素材に特徴があり、光沢や落ち感、軽やかさや柔らかさなど、着心地や見え方の違いを楽しんでいただけます。あまり難しく考えず、まずは今の気分で、選んでみるのがオススメです。 柄や色合いもバリエーション豊かで、クラシックな雰囲気のものから遊び心あるプリントまで揃っているので、1枚でさらりと着ても、ジャケットのインナーとして取り入れても、スタイリングに程よいアクセントを加えてくれます。季節の変わり目は、どうしても装いが単調になりがちですが、シャツ1枚でグッと新鮮な印象に。 9月はまだ残暑が残る日もありますが、そんなときこそシャツは強い味方。素材やデザインで、秋らしくも見せることができますし、週末のリラックススタイルにはゆったりとした柄物を、平日のきちんと感を出したいシーンにはシンプルで落ち着いた色合いを、シーンごとに選び分けるのも楽しいかと思います。 季節の入り口に揃えておきたい、幅広い素材とデザインのシャツ。
material:silk
天然の繊維の中でも特に高級とされる素材で、吸湿性・放湿性にも優れているため、夏は涼しく冬は暖かいという快適性を持ち合わせており、光沢と落ち感は、袖を通すだけで姿勢まで整えてくれるような存在感で、シンプルに着るだけでも十分楽しめます。秋口のちょっと特別なお出かけに。

material:rayon
しなやかで美しいドレープ性が魅力のレーヨン素材は、軽やかに揺れるシルエットを生み出し、スタイリングに動きをプラスし、吸湿性も高いため、今時期でも、着心地をキープしやすいのもポイントです。 季節が変わる時期にさらっと羽織ると、自然と気分まで軽やかに。

material:cotton
季節を問わず頼れる天然素材は、通気性の高さや、吸湿性にも優れているため、季節を問わず快適に着用できるのが強みで、さらりとした心地よさと扱いやすさで、柄や色によっては、オンオフどちらのシーンにも対応可能で、着るたびに肌に馴染み、自分だけの風合いを楽しめるのもコットンならではの魅力です。

material:viscose
柔らかく軽やかな肌触りが特徴で、また染色性に優れているため、色柄がとても鮮やかに表現されるのも魅力で、プリントや柄を一層際立たせてくれます。リラックス感のある着心地ながら、見た目は華やか。旅先のリゾートなんかにも。

一枚のシャツから始まる秋のスタイル。素材ごとの違いを楽しみながら、自分らしい一枚を見つけてください。
SURR 古川
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人が十人いたら十人異なるように鞄も十個あったら十通りの使い方があって有用性がある。 そんな格言は掲げていないだろうけど、そう思わせてくれるほどに十人十色で千差万別な鞄のバリエーションが存在するところも弊店が特にヴィンテージHermesバッグを愛するうえで重要な要因です。僭越ながら様々なヴィンテージバッグと出逢った際、ある程度“あぁこれは御要望多そうだな”と自動的に想像するようになったのはいつからだろうか。それは邪推かもしれませんがある程度のサイズ,雑誌がすっぽり収まる,ある程度のPCガジェット系が収まる,ペットボトルが縦に入るといったサイズ感だとまぁやっぱり御要望多そうだなと思ってしまいます、事実私もそういう観点で鞄を探していたことがあるので。でもそれはあくまで傾向と言うか一般論と言うか、基本的には前述の通り十人十色で千差万別が常だと思っているのですが一年中SURRで御提案すべき鞄を探し求めていると御要望が多そうか否かはある程度プライオリティーが高くなってしまう時もしばしば、意識的にも無意識的にも。でも並行してとっても好きというか、やたらめったら惹かれてしまう,グッときてしまう,キュンとしてしまう鞄のサイズがあるんです、多分個人的趣味嗜好の根幹が作用しているはず。
それが誰が使うんだよってくらい小さな鞄。



これは最たる例です、何せ500mlのペットボトルの口がちょうどはみ出るくらいでジャスト(イメージ画像は下に貼っています)なんですから。2年ほど前に各モードブランドがこぞってボトルホルダーバッグを発表したのは記憶に新しい(楽しく思ったのを覚えています、ルメー⚪︎のレザーのやつとか)ですが、これは今から遡ること24年の2001年に発表された一品です。時を同じくしてHermes femmeのクリエイティヴディレクターを務めていた首にチョンチョンチョンチョンのあの人がある日バッグ工房を訪れた際に使い終わった革の端切れが雑に積まれているのを目にしバッグチームに“何かしら有効活用した方が良い”とアドバイスしたのは有名な話で、その影響で幾つかの名作が生まれましたが、その彼が在籍していた数年の間に不自然なほどに小さくかつ個性的なフォルムであったり機構であったりの鞄が点在していることを御存じでしょうか。まるで雑に積まれていた革の端切れから生み出されたかのように、小さくしたいのではなく端切れだから小さくせざるを得なかったかのような,個性を有したかったのではなく端切れだから個性的なフォルムにせざるを得なかったかのような。しかしながらそれも推測の域を出ません、なにせそれら不自然なほどに小さな鞄はほとんど実物確認できませんので、まるで端切れから思いつきでつくったかのように。
まぁ何にせよこれは抜群。だってスマートフォンに小さめの財布でかなり良い感じの収まりなんですから、もうちょっと何かしら余裕で入るくらいの容量です。というか昨今これくらのスマホバッグ持ってる人そこら中にいますよね、でもこれが生まれた2001年にはスマホはありません、普及するのは十年ほど後の話。



そんなスマホが普及してからの数年間、Hermesは特に実用的で機能的で男性性が強いアーバンデザインを輩出していました。それらは例によって数年間のみで一挙に廃盤になってしまいましたが私はずっと想い続けています、間違いなく要望の声が多いプロダクトの数々であったと。その一つがこちらのスリングバッグです。これもまた先のスモールバッグと同じくらいの容量ですが500mlペットボトルはちょうど入るくらい、そしてあと少しだけ余裕があるくらい。まぁいずれにしても小さいですね。でもこのスリングバッグデザインが実用的過ぎるし機能的過ぎるし男性性としてグッとき過ぎるしアーバン過ぎる。それこそ最近もHermesはスリングバッグ的なプロダクトを提案してくれていますが、それらより圧倒的にアノニマスなんだ。
肩からストレートに引っ掛けて,クロスボディして胸元に,左右で長さを調整できるのですが最長で約100cmなのでウエストにONする選択肢も。特に必要なものだけを詰め込んでメインバッグ+アルファという存在価値も間違いありません、私も年間においてそういう使い方したいタイミング結構あるんだよなーくぅう。


New 2001s Hermes & 2010s Hermes
鳴々本当に大好き誰が使うんだよってサイズ感の鞄、実際問題相当に使い勝手良いですからねぇ。
SURR 福留
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Yves Saint Laurent”Rive Gauche”by Hedi Slimane
このRive Gaucheとは、オートクチュール(高級仕立服)が中心だった時代にもっと多くの人々に、モードを自由に楽しんで欲しいって思いから誕生した、プレタポルテ(既製服)のラインです。私自身の認識としては、モード=高級という定着を、都会的で自分らしく表現できるファッションへと大きく変えた存在です。すごくざっくりとした説明になったんですが、これだけでも当時のファッション業界に大きな影響を与えた事実が、分かるかと思います。今回ご紹介するこの花柄こそが、今のSaint Laurentまで脈々と受け継がれてきたシンボルの一つだと考えます。花柄=フェミニンという概念を壊して、男性が花柄を纏う、イメージに縛られない自由なスタイルを定着させました。そこに、エディの、後のディオールオムに繋がる礎を築いた、ロックカルチャー、シャープなシルエットは、既存のメンズスタイルを更に大きく変えたと思います。

直線的ではなく、緩やかな弧を描くラウンドカットが施されており、動きに合わせて自然に揺れる為、花柄の軽やかさとの相性がよく、タックインすればすっきりと収まり、アウトで着用すれば裾のカーブが軽快さを与え、だらしなく見えず、上品さを保ちつつ、日常にも寄り添っている設計です。

サイズ表記は大きめで、過度にタイトでもルーズでもなく、程よいゆとりと直線的な落ち感で、細身の私がややゆったりと着ても、あるいは標準体型の方が自然なフイット感で着ても、良いサイズバランスだと思います。ケミカルウォッシュされた細身のリーバイスに合わせたんですが、シャツの落ち感を意識したIライン、このバランス感は最高に気分です。白のブーツとか合わせたいですし、振り切ってロングのスカートを履いても問題なくフィットすると思います。薄手の生地ですので、今時期でも活躍しますし、秋口は様々なスタイルにインナーとしてお使いください。
ちょっと気分を変えたい方に。
SURR 古川
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やっとこさ処暑の季節だっていうのにこれまた暑い日々が続いておりますねぇ、でも今週もしっかりとしたAWを織り交ぜた新作群です。書くってのはやっぱり重要なメソッドですねもはや気分はすっかりと秋でして、毎日何かしらの羽織が欠かせませんよ私は。暑い時間帯もあるけどインナーやらで調整、ここでも全身ゲージ100ロジック(ジャケットが涼しさマイナス10だからインナーは特に軽量な涼しさ60、パンツも薄手で涼しさ50、靴下も穿かないから涼しさ10みたいな)を採用しています。サマーニットも引き続き活躍中、“さぁ、もはや汗かきたまえ。私が思い切り吸ってあげるから。そして思い切り洗濯したまえ”の気概、やっぱり良いじゃないか。



セットアップはセットアップでもスーツに非ず。そんなプロダクトが昔からやたらめったら好き、好きというかやたらめったらツボ。スウェットセットアップなんて最高ですよ、過去に二度しか御提案したことないけどあれらも本当に最高だったなぁ…あとアディダスセットアップも一度だけありました、覚えているよ。ジャン・シャルル・ド・カステルバジャックの圧倒的なモード哲学とイタリア老舗スポーツメーカーであるエレッセのド直球ド真面目な協業、昨今においてファッションとスポーツのコンビネーションは当たり前というかなんなら旬な感が(きっと)強いですが、この頃はその芽生えというかなんなら先駆けと言うか平たく言って相当に早かったのではないでしょうか。事実デザインの概念がありながらも軸足は思い切りスポーツでしてその点がやはり良い意味で近年と違う、動きやすさを重視したコンパクトな着丈も短めの袖丈もまさに時代性を反映させた“ガチ”のスポーツ。でもイエロー楽し過ぎるイエロー、素晴らしい。






これはセットアップではないのですがセットアップの感覚にて(なので上下別々でお求め頂けます)、SURR今季初のピュアカシミアはこれらにて封切りです。鳴々親愛過ぎるブルネロ・クチネリのニットプロダクトよ今年も私を思い切り楽しませておくれ。現代ではなかなかどうして出逢えないアメリカン・カルチャーの影響を特に色濃く反映させた丸いボンバーシルエットのデザインスタイル性、ライトな内モンゴル産カシミアの素材表情と街中で見かけない絶妙な芥子色が最高。初っ端から優勝セーター。
そしてこれよこれ、ピュアカシミアジョガーパンツやっとこさ出逢うことができました。おそらく私は数年前から店頭にてカシミア愛に加えてカシミアパンツの尊さを幾人もの御客様方にお伝えしている はず、だってだって大好きなんだものカシミアのパンツ、でも本当に本当に全くもって出逢えないんです各メーカーないしニットプロダクトに強いブランドにおいても“ピュア”カシミアパンツは必ずしも用意してくれているプロダクトではありませんから、新旧問わず本当に探せない。でもいつか御愛顧くださる皆様方にピュアカシミアパンツをと願い続けて幾年、やっとこさ叶いました。しかも親愛なるブルネロクチネリの肉厚内モンゴル産カシミア、100億満点でしょ。引き続き探し求め続けますが、個人感情的には最初で最後です“ピュア”カシミアパンツは

New Castelbajac & Brunello Cucinelli Set-up
もっと沢山のスウェットしかりニットしかりのスーツではないセットアップと出逢いたいなぁ。
SURR 福留
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2000年代初頭のARMANI JEANSのコットン・リネンのスポーツジャケット。 私自身、リネン100%の物を所有したことはなく、特有のネップ感のある表情は好きなんですが、ドライな肌触りが馴染めずに今現在に至るのですが、こちらは、コットン50%リネン40%ポリウレタン10%ですので、特有の表情は残しつつ、コットンの柔らかさが硬さやシワ感がやわらぎ、ポリウレタンによるストレッチ性により、着心地がラクで、身体の動きに自然についてくる1着で、リネンの良さを残しつつ馴染みのある肌触りですので、これなら欲しいって思いました。

スナップボタンにはFIOCCHI(フィオッキ)の刻印が見えましたが、FIOCCHIはイタリアの老舗金具メーカーでボタンからリベットまで金属パーツを手がけてきた名門で、その耐久性の高さから数々のメゾンご用達です。見えない部分なんですが、こういう細部のクオリティが全体の上質さに繋がるんだと思いました。

バックにはジッパー付きで、これによって機能のためのジップからデザイン性へと昇華しています。 ジップを閉じれば直線的なシルエットに、少し開ければ動きや軽やかさが出せる仕様で、大胆さがありながら、生地との調和で嫌味のない仕上がりで、クラシックな素材感の中にある遊びっていいですよね。

サイズ表記は50で、細身な私からしたらオーバーかと思ったのですが、そんなことはなく肩に沿って落ちてくれて、着丈も67CMほどで、丁度いいバランスで、身幅も後ろジップによって調節できますので、時期に合わせてインナーの枚数を増やせるのはこのサイズ感の強みだなと思いました。サイズ表記を見て判断することも大事ですが、やっぱり試着って大事だなと改めて思いました。 今気分のシャツ×ショーツのスタイルに羽織っただけなのですが、そのくらいがいいかなと思います。各々様々なスタイルがあると思いますが、今気分の夏の装いの上から羽織るほうが、自分の中の流行りを大事にしつつどこか新しい気持ちになれる気がします。
軽さと存在感、どちらも欲しい方に。
SURR 古川
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まぁ今年はキリ良く9月の最初旬からかなぁ、まだ暑いだろうけど流石に暦的に と秋を始める・匂わせる時期はそれくらいと少し前から薄ぼんやりと考えていました。そう、この生業において少し先を考えるというのはとてもお馴染みの思考回路なんです。とはいえ気温や気候や気分やエトセトラによってその思考は常に変化し続けるので弊店のような我流店は予定が有って無いようなものなのもお馴染みなのですが、今年はエトセトラが最大要因となってもっと早く秋を始める気分になりました。そのエトセトラは御客様方、そうそこの貴方や貴方や貴方です。
御来店くださる御愛顧くださる皆様方が時おり口にされる“早く秋が楽しみたいですね”のお言葉や対面して滲み出るそのオーラと空気感、私はすっかりやられてしまいました。でも暑い,夏だ,陽が沈んだらちょっと涼しくなってきた?いやまだ暑い,今日そんな暑さ厳しくないね,翌日またちゃんと暑い。ここ数日その繰り返しですが秋もそろそろ匂わせたい、だって来週頃にはもう処暑だし。ということで今週の新作群は見事にSSとAWのマリアージュとなりまして、最近の私もすっかり真夏と秋のMIXです。でも少し前より羽織りが全然辛くない,日によっては日中暑いけど全然着られる。やはり暦が進んでいますね。ちなみに今はアロハにリネンシルクのショーツに雪駄(LOVE)、そしてデニムジャケットにグリーンのカレ(インディゴ×グリーンLOVE)をターンナップカフスでこれを書いていますが太陽光が暑い。
そしてこれも個人的お馴染みなのですが、始める・スタート・皮切りとなると一層テンション上げたい。ということでマリアージュのうち“THE”なAW感となったアウター3点は個人的な趣味思考的に特に濃い3点と相成りましたとさ。



“これぞ”だけど“これぞ”じゃない、そんな甘美な矛盾が弊店は大好きですが、この近代モードデザインに影響を与えまくったこのラルフローレンもまさにその通り。ミリタリーカルチャーとスポーツカルチャー(ハンティング)の要素を融合させたマルチポケット設計はラルフローレンにおける90sヨーロッパ限定デザインという位置付けで化繊フェイスやダウン仕様など幾つかのバリエーションが存在するのですが、こちらはヴィンテージ感が活きたキャンバス素材でほんの少しだけ芯地が入ったライトな構築という良い意味で着易い個体。まぁ私がマルチポケット大好きという点は否めませんが服飾史目線で捉えてもスペシャルな一着です。



あのブランドかな?それともあのブランドかな?いえいえVintage Armani Jeansですよ。現デザイン,デザイナーから昨今特に色濃く感じるVintage Armani Jeansっぽさ、この流れはまだまだ続くんだそうなぁと薄ぼんやり考えちゃったりして。でもそれは仕方ない宿命であり必然、だってVintage Armani Jeans今っぽ過ぎるもん。“今っぽい”って私は良いことというか悪いことじゃないなって思うんです、元々素敵だったものを引き続きフラットに楽しんだら周りが“今っぽい”って思ってくれるってなんかラッキーじゃない?的な。しかしながらその実は明らかに作為的なオーヴァーサイズと大胆なまでの丸みのオリジナリティも一線を画す抜群のレザーテクスチャーも現代のそれらには比類がない。特にレザーテクスチャー,というかレザープロダクトは結局のところテクスチャー、この点においては論じようが無い。だってその答えが目の前にあるんだから。



これまで幾つかのハンティングジャケットを御提案してきて極々稀にプロダクトデザイン OF THE YEARレベルの特級品に出逢ってきましたが、すでに数年前から服飾史目線的にちゃんとしたハンティングジャケットなんてほぼ枯渇していたし、そもそもにおいてプロダクトデザイン OF THE YEARレベル なんてそれとは全くもって関係ない次元で皆無でしたから、イタリア奥地でこのジャケットに出逢えた時は本当に驚いたし嬉しかった、老舗のスポーツメーカーで一時代はアルマーニにも技術提供していたBelfe社による1940年代頃のハンティングジャケット。上が空いたコの字型という見たことのないボタン配置によって従来のフロントポケット位置とハンティング定番の背面ポケット位置に加えてマフポケット位置にもポケットを実現した独特過ぎる設計ゆえ胸ポケットと内ポケットも加えると合計7つという立派なマルチポケットに仕上がっています。その見事過ぎるプロダクトデザイン性にアンティーク年代特有のオーラ、そしてにも関わらず使用感をほとんど感じさせないフレッシュなコンディションムード、個人的にこれはARNYSよりもARNYSです、表現正しいか分かりませんが。ちなみに左肩にちょこんと付いた小さい枕みたいなパーツは銃のストラップを引っかけるためのもの、右利きの人って銃を左肩にかけるんですか?私左利きだしそもそもハンティングしたことないから(“まだ”ね)分かりません。教えて二瓶 鉄造さん、あぁ二瓶さんは銃を肩に掛けない派だっけか。
ということで来週頃には処暑だし皆様方のおかげで無事SURRの秋が始まりました。でも暑い、ということでどちらのチャンネルも携えて是非に。
SURR 福留
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連続でのご紹介になりますが、今回も夏の軽やかさをそのままに、秋の気配をほんのりと加えたスタイル。日差しの残る昼間から、少し涼しくなる夕暮れまで、長く心地よく過ごせるバランスを意識して組んでみましたので、是非ご覧ください。



Armani Jeansのストーンウォッシュされたショーツに軽快さと落ち着きを兼ね備えたレイヤードスタイル。Lacosteのグレー×ホワイト×レッドのボーダーポロシャツが程よいカジュアル感を演出し、その上に深みのあるHermesのリネンシャツを羽織ることで、全体に温もりのある色合いが広がります。襟元のブローチが、さりげないアクセントと個性を添え、カジュアルな装いに程よい存在感をプラスし、視線を惹きつけます。主張しすぎず、それでいて一目で印象に残るアクセントは、全体の配色やアイテムのバランスを引き締める重要な役割になるなと改めて感じました。 日差しのある時間帯から涼しい風が吹く夕暮れまで、快適に過ごせるバランスが魅力のスタイルです。


前を開けて風を通すと軽快さが引き立ち、ボタンを留めれば配色の調和が前面に出る、着方一つで印象が変わるのも魅力です。 シャツを閉じた時の落ち着いた印象とは対照的に、開けた着こなしは解放感があり、リゾートから街中までシーンを選ばず活躍します。計算されたレイヤード感と自然体のムード、その両方を楽しめます。
肩の力を抜きながらも計算された見せ方で、夏のおしゃれをもっと自由に、もっと気ままに楽しんでみてください。
SURR 古川
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本日ご紹介するのは、夏の軽快さと個性を両立させたスタイリング。 日常のコーディネートにすっと馴染みながらも、ちょっとした遊び心や個性を添えてくれる。そんな着こなしを、ぜひご覧ください。



Gucciのドレスシャツに、Maloの鮮やかなグリーンのショーツとDolce&Gabbanaのスイムショーツを重ねたスタイル。 ショーツを2枚履きすると、ウエスト辺に厚みが出るイメージでしたので、シャツはゆったりよりかは、体のラインがわかるくらいタイトにすることで、窮屈な印象を無くし、カジュアル過ぎずに自然に馴染むかと思います。シャツ×ショーツのシンプルなスタイルですが、2枚履きすることで、ウエスト付近に目線が行くので、いつもより気持ちハイウエストで履いいただくと自然とスタイルアップになりますし、このバランスだからこそ、立体感と動きを楽しんで貰いたいです。
このスタイルを長く楽しんで頂きたいでの、少し早いですが、秋口の装いとして、羽織をプラスしたスタイルもご紹介いたします。


紹介したスタイルに、U.S.NAVY MESF (海上遠征保安部隊)が暑熱地帯での任務に着用し、港や艦の防衛に使用した実戦由来の一着をプラス。砂漠や乾燥地帯での任務を想定したリップストップ生地は軽量かつ耐久性に優れ、秋口の羽織りとしても最適で、例年通り気温が安定しない秋口でもストレスなく着用していただけます。 ピンクを基調とした独特のカラーリングが、ミリタリーの力強さに柔らかなニュアンスを加え、ベースのスタイルにより奥行きと季節感をもたらしてくれます。
今時期、季節の変わり目を軽やかに、楽しませてくれるスタイルのご紹介でした。
SURR 古川
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“当時Hermes femmeに在籍していたマルタン・マルジェラがシューズデザイナーのピエール・アルディに依頼しイタリア屈指の革靴ファクトリーSantoniとの協業によって1998年に産まれた”、なんとまぁ蠱惑的な秘話を有するのがHermesにおける一番最初のスニーカープロダクトの特徴です。そう、Hermesのプレタポルテクリエイションにおいて“一番最初のスニーカー”、これ以前にスニーカーはなくこれ以降にスニーカーは当たり前、きっと昨今においては重要な存在の一つになっていることでしょう(パリ本店でもシューズエリアは人が多い気がします)、スニーカー好き多いですものね。




シューレースモデルがブラックとコルクとブラウン、ローファーモデルがブラックを御用意、サイズも全て異なります。ちなみに表がレザーなのはもちろんのこと裏地もレザーなのですが、この場合ってスニーカーって言うより硬質ガムソールの革靴って捉えるべきなのではと度々思うのですがどうなんですか?スニーカー全くもって詳しくないので知りません。数年前に思い立ってスニーカーを学ぼうと思い色々と試行錯誤してN○KEのアプリもダウンロードして眺めたりしたのですが、自分なりに向き合ってみて去年くらいに思いました“自分は革靴の方が好きだな”って。と言うことでアプリも消しました。スニーカーの定義ってなんだろうか。

New late90-early00s Hermes by Pierre Hardy leather sneaker
スニーカーの定義は分かりませんがこれは好き。なんとも言えないボリューム,それに伴うスタイル性(独特ないなたさが本当に現代的なんだ),細部に漂うマニファクチュアールの上質さ,それに伴う自然体なオーラ,Hのロゴはあるけれど良い意味で“っぽく”ない。やっぱりプロダクトデザインとして特段に優れているよなぁ。
疾風怒濤に余談ですが少し前に発表された“アレ?この人デザイナーじゃなくて音楽家じゃないっけ”で御馴染みの某ファッションブランドのスニーカーは見た瞬間にHermesのこれらを思い浮かべました。それを手掛けた人物のみならず、この“Hermes一番最初のスニーカー”に影響を受けたデザイナーやクリエイターは数えきれないほど存在することは疑う余地がありませんし、きっと昨今のスニーカーウェーヴにおいても目を凝らせばDNAを感じるプロダクトが数多くあることでしょうし、結局のところそれは2000年代スタイルのアイコニックな足元の世界観ですから前述の通りスタイル性がなんとまぁ現代的ですし。と、今の空気やトレンド感で捉えても良し単純にプロダクトとしての秀逸さで捉えても良し(私はやはり後者ですが)で結局のところどう捉えても成立するので必然的に残る とここにもまた名作の要因と因果を感じる次第であります。引き続きモードカルチャーは脈々と受け継がれ続けますね。
SURR 福留
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