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夏にリネンを、夏に長袖を。/ Diary894
31.7.2020

 

 

リネンと言う天然素材を軸に今回の新作の一部をご案内させて頂きます。弊店の中で重要な区分けである、ミリタリー・ワーク・アンティーク・デザイナーズ・メーカー。其々組成は異なりますが、身体を動かすの為のリネンや、時に戦う為のリネン、テクニカルなメーカーが作るリネン、デザイナーから生まれるリネンと多種多様に採用されています。その理由としてはその強靭さと軽さを兼ね備え、他の天然素材には無い熱伝導率に優れている為、夏は涼しく、冬は暖かいと謎めいた特殊素材であることが挙げられます。夏=リネンのイメージが強いですが、是非とも通年愛用して頂きたい素材なのです。シャツでしたらインナーに、ジャケットでしたらミッドレイヤーに。とまあこれから迎える本格的な夏を前に言うべきでは無いですが、やはり夏と言えばと。今時期は軽い羽織りとして非常に利便性の高く、速乾性に優れた素材ですので、デザイン性や生まれた背景をお愉しみ下されば幸いです。

 

 

80s Missoni Uomo

危ない色彩感覚

50s French work

ライトウエイトコットンに変型ポケット

70s Yves Saint Laurent rive gouche

滲む格子柄

70s Valentono Uomo

シャドウチェック×リネン×ブレザー 

90s Hermes homme

上質な普通を

1992SS Dries Van Noten

オーヴァーサイズ・リネンジャケット

30s French work

衝撃

40s British royal army

ギミック

明日、8月1日(土)より上記新作を御披露目させて頂きます。

 

夏にリネンを、夏に長袖を。

 

 

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ジュエリーを / Diary893
27.7.2020

バランス良く装着する、ジュエリーの個体性を踏まえた上でこの位のボリュームがベターなのかな?なんて考えつつ、デザインや色合いの相性を当たり前ですが洋服と合わせる前提でご今回は綴らせて頂きます。スタイルによってジュエリーを変えるのも愉しいですし、とても有意義に感じますが、どうしても指や手首など独立して見てしまう為、主張性のあるものですと全体的なバランスの取り方が難しい場合があります。そのちぐはぐさも一つスタイルですが、普段着られる衣類の色味や素材の質感、参考までにと衣類との相互性を含め、ご紹介させて頂きます。

 

 

New arrival , 60s Hans Hansen Denmark silver cuff bangle.

New arrival , Georg Jensen silver & hematite ring Designed by Hans Hansen.

90s Mexican artist personal order amber ring from France.

2004S Gucci by Tom Ford western style leather craft jacket.

レザーウエアとの相性の良い琥珀。ウエスタンスタイルにメキシカンジュエリーでは面白味が無いので、ブラックヘマタイトとバングルのブラックラインの色味を共通点に洗礼されたスタイルを。

 

 

New arriva l, 50s Anonymous sliver plain bangle.

New arrival , 60s David Andersen Denmark silver & purple enamel ring Designed by Toril Bjorg.

New arrival , 80s Georg Jensen double loop ring Designed by VIvianna Torun.

80s Carracci silk tailored jacket.

鮮やかなで軽快なシルク素材のテーラードジャケットにパープルカラーのエナメルリング。有機物からインスピレーションを受けたデンマークの銀細工師による、曲線の自然的なタッチは独自の輝きと共に一癖あるデザインが魅力。

 

 

New arrival , 70s Georg Jensen plain cuff bangle.

New arrival , 60s David Andersen Denmark silver & blue enamel ring Designed by Erik Blom.

50s British military General Post Officer coat.

エイジングされたミリタリーやワークウエアの乾いた質感に映えるブルーカラーのコントラストの効いたシルバーリングに、無機質でシンプルなデザインバングルでさり気ない主張性を。

 

 

New arrival ,70s Geroge Jensen twist silver bracelet.

New arrival , 60s David Andersen Denmark silver & black enamel ring Designed by Erik Blom.

2000s Yves Saint Lawrent sport style nylon jacket.

ブラックナイロンのマットな光沢に対照的に艶のあるブラックエナメルリングで統一感を。シンプルな衣類にはデザイン性の強い捻りのあるブレスレットは安直ですが非常に相性が良いと改めて感じます。

 

 

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New arrival , Georg Jensen creations/ Diary892
23.7.2020

本日より展開の ” Maker jewelry ” から、先ずは Georg Jensen のプロダクトについて触れさて頂きたいと想います。

 

 

 

 

1904 年に創業されたデンマークを代表する銀細工師は、最もと言い切れる程に現代のシルバージュエリーメーカーに多大な影響を与えているジュエリーメーカーだと私は考えます。若干 14 歳から金細工師としての学びに励み、王立美術アカデミーでは彫刻を専攻としてジュエリーに留まらず、キャンドルスタンドからボウルなどのリビングコレクションに至るまで幅広いシルバーの作品を残しています。家族経営により代々受け継がれるクリエイションにはデンマーク・ジュエリーを代表とするデンマーク・シルバーを採用し、木々や草花など自然からのインスピレーションを受けた曲線の美しさが特色と言える、華美であってそうでない、力強さと繊細さを兼ね備えたクリエイションは肌に触れることで最大限に魅力が発揮されると感じます。

上記プロダクトに 2 名の銀細工師が造り上げたプロダクトが。一人はノルウェーを代表する銀細工師の女性、もう一人は彫刻家としても活動されていた男性による独創的なクリエイション。お時間ございましたら是非に。
 

 

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“ Fashion jewerly ” by Maker / Diary891
22.7.2020

Silver & 18K gold / T & Co.

 

 

 

Enamel on silver / David Andersen

 

 

 

Twist silver / Georg Jensen

 

 

 


Henning Koppel / Georg Jensen

 

and more.

 

 

 

装身具の中に人間性に寄り添うパーソナル・ジュエリーとファッションに寄り添うファッション・ジュエリーが在るとして、後者が ( 時にあえて ) 看板を掲げない “ アノニマス ” と看板が明確な “ メイカー ” に極めて極めてざっくりと区分けできたとしたら、弊店にとってその二つは明らかに同等の存在意義と価値を有しますが、皆様にとってはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

New arrival.
“ Fashion jewerly ” by Maker

 

 

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最新のトップラグジュアリー・ピースと特級に変態的なヴィンテージ・ピースを同じくに捉えて同等に心から愉しめる貴方様の目線は、これからも私にとっての目標で在り続け、時に苦しいことや辛いこともあるこの世界における数少ない美しさの一つで在り続けます。

狙い / Diary890
17.7.2020

ちらりと覗く、そこにはエロティシズムを感じさせる意図的な傲慢さとどこか謙虚さも兼ね備えた、でも、もしかしたらナチュラルに何も考えずに、、なんて考えれば考えるほどそこには衣類と異なるベクトルの意思が表現されたパーソナリティが諸に反映される、ジュエリーと言う存在。装着しない御人から感じられる人間味も一つの個性ですし、ブリンブリンでギラギラの装飾性もその人の表現方法の一つ、人見知りで根暗な私が敢えて付ける意味もありますし、口ひげを蓄え、口ピアスをしたどっしりと構えた体格の方が付ける繊細なゴールドもまたその一つな訳で。無いより有った方がから無いと落ち着かないに至るにあたって衣類より身体に密接に日常を共にする、生活の中で一番目にする自身の手や腕に、相手からちらりと除く首元に是非にとご紹介させて頂きます。

突然の晴れ間に
 

New arrival, 50s Anonymous sliver800 & agate ring.

お利口さんのシャツからの覗くゴールドチェーン
 

40s Anonymous 18K gold chain necklace.

プレーンシャツには繊細なタッチを
 

New arrival, 50s Anonymous silver800 chain bracelet.

Shirt by Charvet


ブラックカラーと肌に映える鈍い輝き

 

New arrival, 60s Anonymous silver800 house bit bracelet.

至福のひと時に
 

New arrival,50s Anonymous silver925 & turquoise ring

狙い
 

New arrival, 40s France silver950 flat chain necklace.

Shirt by Lieve Van Gorp

 

 

ジュエリーメーカーの一品も勿論のこと素晴らしく有意義な装身具ですが、何かわからない、匿名性を秘めた今回のジュエリー達の癖もまた御自身の想い一つでそれ以上の存在に成り得る可能性を秘めています。
 

 

 

 

 
沢山持たずとも。
 

 

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New arrivals / Diary889
16.7.2020

 

 
本日より展開の新作ジュエリーの中から、ブレスレット、バングルを今回の Diary でご紹介させて頂きます。

 

 
昨年から私もブレスレットを愉しむと言いますか、親しい友人から譲り受けたものを肌身離さず、無いと落ち着かない程に馴染み日常に溶け込む相棒の様な存在となっています。それもまたどこの誰が作ったのかが不明な一品でして、デザイン性も含めその匿名性に惹かれる、大袈裟では無く唯一無二な其々の個性と向き合い是非、寄り添う存在としてご案内が叶えば幸いです。

 

 

 

 
馬具を連想させる水勒銜(はみ)をモチーフ

 

 
 

 

 

 

潔さ

 

 
 

 


 

 
繊細な連結

 

 
 

 


 

 
一枚の絵からなのか、写真からなのか、恋人の顔なのか。作者不明のストーリー

 

 
 

 


 

 
サイドに膨らむフラットな違和感
 

 
 

 

 

 

 

 
 

 

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“ Fashion jewerly ” by Anonymous / Diary888
15.7.2020

一度身に着けたら滅多なことがない限り外さない ( 願わくばずっと外さない ) 人間性に寄り添った装身具が “ パーソナル・ジュエリー ” 、気分や季節や装いに応じて着けたり外したりするファッションに寄り添った装身具が “ ファッション・ジュエリー ” 。このように勝手ながら区分けするように成ってどれほど経つでしょうか。
純然たる勝手ながらな区分けですので、弊店のとってのそれら御提案とそこの貴方やそこの貴方との判断基準が異なっていて然るべきですので、引き続きあくまで宜しければな範疇ではありますものの、装身具を異なる二種の方向性で捉えるという判断はいかがかと存じます。

 

 

ここでのパーソナルとファッションは全く異なりながら共に 120% の豊かさを有しておりまして、例えばステーキと寿司がどちらも絶品なように、どちらが上や下, 優位や劣位という天秤は存在致しませんし、これがパーソナル, これがファッションという基準も存在致しませんが、弊店は傾向としてスミスと称されるような細工職人に関わる装身具であったりアーティストピースであったり作家性の高いメーカーピースであったり、それこそデザイナーズであったりに数多くの “ ファッション・ジュエリー ” を感じることが多いです。

 

 

製作背景に個人的な趣味嗜好が注がれ、結果的にそれがそのまま時代の傾向と成ったような細工の概念やデザインの概念。日々の装いを味付けするにあたっての辛味や風味や甘みや苦みといったスパイスと成ってくれるそれらを、個性と捉えるか癖と捉えるか。

弊店は一部におきまして、極めて前向きな意味合いで決定的に後者と捉えております。

 

 

 

 

 


New arrival.
“ Fashion jewerly ” by Anonymous

 

装身具を製作者の中には刻印やメーカー名ではなく純粋に物質で判断してほしいという想いゆえにあえて何も記さない人々が少なからず存在致しました。それら製作者不明なアノニマス・ファッション・ジュエリーは流通を意図せず個人的に製作されたものが多くそれこそ癖の塊ですが、無限に広がるヴィンテージジュエリーの世界で砂漠の中から一粒のダイヤモンドを探すように慎重に眼を凝らし続けますと、極々稀にハイジュエリーを越えるような要素を備えた、癖の塊のようなアノニマス・ファッション・ジュエリーに出逢えるのです。本当に極々稀ですが。

 

 

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2003SS / Diary887
10.7.2020

New arrival, 2003SS Gucci by Tom Ford collections.

官能的でミニマルなスタイルを主軸とした Tom Ford 氏のスタイルに加え、ジャポニズムを体現する2003年春夏のコレクション。

紳士服の基礎とも言えるミリタリーウエアは漢を感じさせる土臭さでしたり、部隊や国により異なる構築は様々なデザイナー達により再構築され続けていますが、氏の解釈は 構築はそのままにマテリアルで魅せる 他のデザイナー達と異なる目線のクリエイションは前衛的で静かなに何か訴え掛けくるような一着、一着からエナジーさえ感じられます。

 

 

昨年に引き続きご提案が出来る事を嬉しく想いつつ、いつかは手にしたい欲求を抑えつつ、明日よりお披露目させて頂きます。
ユーティリティシャツに加え、米軍初のフィールドジャケットを参考とした逸品まで。ミリタリースタイルに花を添える、独創的なハンドプリントによる其々の表情を御愉しみ頂けたら幸いです。

 

 

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条件 / Diary885
7.7.2020

 

 

”仕立て”に関しまして各国々の癖でしたり特色として捉えられる、縫製や生地の選択に至るまで明確な方向性を持ったものつくりを感じられます。モードの基盤となるフランスの仕立て、硬派で音楽が香る様なイギリスの仕立て。受け継がれる専門家が仕立てることによりその土地の空気感や感性が漂うプロダクトにおきまして、ではイタリアは?と考えますと繊細な縫製と滑らかなマテリアルの選択が上げられます。年々減少傾向にあるサルトリアルの文化は単純計算であと十数年で無くなってしまうとどこかの記事で目にしましたが、1980 年代に自ら仕立て屋を育成する学校を立ち上げた一人のサルトリアリストの存在をご存知でしょうか。

 

 

 

 

Franco Sagripanti 氏はローマの地で仕立て屋として、弱冠 22歳 にして 1964 年に自身のテーラーショップを創業。氏の情熱的で繊細な職人技術に惚れ込んだのは当時ローマからミラノへ拠点を移したハイメゾンである Valentino Garavani 氏。メンズ部門のテーラーリングを担当し、国までもが認めるサルトリアリストとしてのキャリアを積み、仕立て屋の育成を始めとする学校を設立。ヨーロッパオートクチュール協会の副会長を務めるなどの多岐に渡る活躍を見せた職人による ” 仕立て屋の作るスポーツジャケット ” は欠点が上げられない程に ” 美しい ” と言う表現方法しか私には浮かびませんでした。

 

 


 

 

ウールとビスコースによる綾織の透き通る様にライトウエイトでとろみのあるマテリアルの選択から精密な縫製、襟裏や袖裏に施されたスウェード調の化繊使いに色調の渋いオープンチェックを採用したコットンの裏地。大きなフロントポケットはサイドからもアクセス可能な二重構造(本当に便利なポケットデザインです)。現代も尚、メゾンから作り出されているこの様なショートレングスのスポーツスタイルジャケットで勝手ながらここまでの条件を満たしているジャケットにはもう出会え無いと感じています。

 

 

New arrival , 80s Franco Sagripanti Sartorial sport-style jacket.

 

 

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そういえば / Diary886
8.7.2020

カラーレス・ジャケットっていつ産まれたんだろう。とふと想ってみましたが、あの職業用だとカラーレスではなくスタンドカラーだよなぁ であったり、あの銀行家のコートは 150 年くらい前だもんな、あれは格好良かったよなぁ であったり、そもそもミリタリーの仕立服でカラーレスってないんじゃないかな であったりと、ネット検索が気乗りしなかったので脳内検索で済ませたばかりに不明瞭な情報とも言えないほどの雑記しかヒットしませんでしたので、取り急ぎカラーレスは趣味嗜好に伴うアレンジ ということに勝手ながら着地致しましたが、見た目的な意味合いにせよ機能的な意味合いにせよもしかしたら思想的な意味合いにせよ、 “ 無くしてよ、襟 ” の一言で申し分なく仕上がるほど簡単な話ではないことはネット検索をせずとも解ります。この美は、なかなかどうして問題児であると。

 

 

 

 

首の周りに寄り添う、あの生地と芯地と重量が在って成立する前立て。それを無くすことでの身体への寄り添わせに必要なパターンメイクの精査とテーラーリングの技術力なんてお話しよりもまず ( 決してそのお話しが無意味というわけではありません。とても重要であり有意義ではありますが、まず最初に論点に成るべきは という意味合いです ) “ 見た目が格好良い ” じゃぁないでしょうか、カラーレスとやらは。カラーレスに限らず装いにおける神羅万象はまずその点の格好良い・可愛い・似合うなどから始まるべきであると本当に心からかねてより想う次第です。

 

 

 

 

そこに在るはずの襟がばっさりと消失したその顔立ちは、一見すると世にはびこる ( はびこる? ) はい切り落しました的リメイク・カラーレスと万が一つでも近しかったとて、それらとは土台から異なることを言葉を有さず即座に認識させてくれる様々な全ての要素。もったりとした素朴ながら小気味良く上質なリネンの揺れ動きと、それに呼応するドラマティックな形状変化。その根幹を成すサマーテーラードの様式各所に秘められたドラスティックなサルトリア・テクニック。その静かながら熱くプライドから成る、カーディガンのような着用感。そして実はテーラードジャケットではなくサックコートなため自然なルーズシルエットであるという、エルキュール・ポアロもびっくりの巧妙なトリック。

 

なんてお話しよりもまず単純に格好良い、リネン・サマーサックコート。

 

 

 

 

 

1992s Hermes homme collar-less linen sack-coat made by Sartoria

 

 

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夏のサルトリアル / Diary884
3.7.2020

数年前にを感じて以降、期を追うごとに存在感を増してゆき今では弊店にとって欠かせない要素の一つと成ってくれたとある文化のとある技術力は、じっくりと向き合えば向き合うほど新しさの根幹に在る “ 過去 ” に気付いて心が躍ると共に、今日に至るまで長きにわたって行われてきた諸々における “ 画一性 ” を純度 120% の私感にて想わずにはいられず、ついつい私の悪い癖 ( 性 / サガ ) が出てしまいそうになりますが結局のところ躍り狂う心が勝ちますので、弊店なりの表現や編集を急がずに焦らずに確実に、引き続き社会の迷惑に成らぬようひっそりと行っていきたいなと想う所存です。

 

 

 

夏のサルトリアル

 

 

 

新しさの根幹に在る “ 過去 ”  に関しましては、古来より継承された技術力であったり, その継承方法であったり, 技術力そのものがなぜそうなったかの所以でして、それらは最終的にきっと政治そのものと繋がるであろうことをふとした瞬間に感じますものの、弊店はそれを論点に装いを捉えることを禁としておりますのでここに綴ることはこれまでもこれからもございませんで、結局のところは単純明快な美しさと気持ち良さに帰路致します。

そして画一性  に関しましては、そもそもにおいて巧く綴れる気がしないほどに私的感情の純度が高過ぎますし, 綴れたとしても高純度過ぎて可視化するなんて恐怖でしかありません。いわゆる “ 現地 ” が全てではことを大前提としてどっしりと据えたうえで、私のささやかな経験則におきましては現地の御世話になる皆様方が漏れなく文化と技術に親しみを抱いたうえで自由気ままに勝手気ままに愉しまれているように素直に感じられ、十人十色の在り方に単純明快に惹かれました。それにどのようなエッセンスが加わって諸々の画一性に成ったかは解るような解らないような心持ちですが、現地で味わったパスタの鮮度や滋味は再現できませんものの、装いに関しましては弊店, 我々, 皆様方独自の自由気ままと勝手気ままにて間違いなく表現して頂けることと存じますので、引き続きこれまでに構築されてきました生活様式であったり優先順位であったり環境を踏まえたうえでの趣味嗜好に存分に則って頂き、特に自由気ままに勝手気ままに捉えて頂けましたら幸いです。



 

 

 

 

 

New arrival.夏のサルトリアル。

この技術力は今の季節におきましても、見事なまでに美しく、見事なまでに有益でございます。

 

 

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共通言語の話 / Diary883
1.7.2020

趣味嗜好は十人十色に在るものであり・あるべきですので、その数だけの共通言語であったり認識が在るものであり・あるべきなのはかねてより肝に銘じておりますが、この生業においてもそうでない時でもついうっかり “ ほら、お馴染みの ” を枕詞に潜ませた物言いをしてしまう時がありますが、海の話は山で通じないことやムッシュ・サンローランの功績は農業史と交わらないこと ( 交わらないですよね? ) を忘れてはいけないなぁ とその度に再確認致します。事実私は伝説的なスケボープレイヤーのことも動画配信の世界で有名な人のことも知りませんし、どんだけ有名であろうとも読んだことのない本は山ほどあり、観たことのない映画のことは知りません。
そういえば私の周りには好み映画ジャンルが暗い気持ちになるサスペンス系という、個人的には “ なんか他に無かったんかい ” と想わずにはいられない、身長が 180cm を越えて見た目が日本人っぽくないのに王道な日本人の名前で絶賛髪を伸ばしている最中らしい人物が居るのですが、例えば彼が “ ほら、バッドエンドムーヴィー界の名作として御馴染みな ” を枕詞に話されたらシンプルに “ 知らんがな ” と想うでしょうが、かく言う私も好みな映画は小難しくない話 ( 例えばクレヨンしんちゃんなど良し )ですので。全て呑み込んで うん といったところでしょうか。

 

このように認識や感覚などを共有していようとも時には共通言語がありませんし、長年同じ会社で働いていようともこの時期には欠かさず問われたりします、“ 暑くないですか? ” と。その人にはないサマーニットという言語は今年も私にとっては純粋無垢に愉しく、事実 27℃, 28℃, 29℃ や 30℃ などの最高気温予想を眺めては独り言ちるのです、いけるな と。

 

 

 

 

 

Summer wool / Hermes homme
 

 

 

Summer wool / Ballantyne Cashmere
 

 

 



Summer viscose / Gianni Versace

 

 

 

Summer wool & alpaca / Missoni
 

 

 

“ 暑くないですか? ” と問うてくるスタッフには無理強いも強制も当然ながら致しませんが、ビートルズというバンドを知らずとも生活において困らないと解っていながらもアルバム『 Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 』の一曲目『 Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 』におけるジョンレノンの自然なシャウトを耳にする度にその単純明快な格好良さを誰かに話したくなるのと同じく、御興味頂ける御方には耳を傾けて頂ける御方には、生活環境と気温と湿度と着こなしの好みに準じたサマーニットという言語を引き続き御提案したい所存です。
以上、共通言語の話でした。

 

 

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1996 / Diary882
29.6.2020

グッチという名前が思い浮かぶと、現代ではアレッサンドロミケーレ氏がここ数年で印象的な存在として挙げられ、または経営不振の Gucci の再生へと導いたトムフォード氏のエロティックでミニマルなスタイルと衝撃的な広告キャンペーンが頭を過ります。しかし、グッチの背景にはご存知の方もいらっしゃるかと想いますがファッションハウスとしての以前にエルメス同様に馬具メーカーとして革の専門店から誕生しています。

 

 

1996s Supring – Summer Collection

 

映像を通して久方ぶりに見る動くケイト・モスに目が行ってしまいましたが、1996 年春夏は男女合同で行われていたコレクション。

 

氏の創る一環としてミニマムでセクシャルで。男性へ向けた不変的なプロダクトがここまで優雅に表現出来るデザイナーは他にいるのでしょうか?

 

自身の看板を掲げる事で評価が大きくなり、社会的イメージとプレッシャーから心身ともに苦しむデザイナー達を見てきた氏は人と人との関わりを尊重する非常に人間味のある性格とはインタビューを読むまで知らずに勝手ながらクリエイション同様に強いお方だと解釈していましたが、そういった側面を知るとクリエイションの見方が変るのは人間らしい卑怯な感覚なのかと反省しています。

リアルタイムでご覧になられていた方や現代の同社を愛好される方、フォード氏もミケーレ氏もベクトルやものつくりの姿勢は異なりますが参考としている材料は双方共に過去の Guuci のクリエイション。表現方法は違えど近しいプロダクトが生まれるのはその影響なのかと。

 

1930 年代に誕生した通称ホースビットは Gucci を象徴する馬具から連想された金具のモチーフ。そのモチーフと様々なチェーンデザインを抽象的にでは無くリアルなグラフィックに落とし込んだ独創的なパターンはグリーンカラーをベースとした色調と不思議と調和する他には無いパターンが特徴的な一本となります。

 

 

 

90 年代らしいローライズなスタイルは腰元で履くことによりヒップからレングスに掛けてのラインがより美しく、細過ぎないスリムストレートなカットラインが Levis 505 の様に不変的なシルエットを演出。敢えて柄合わせをしない事で生まれる不規則なパターンは違和感と共に個体性を発揮してくれます。

 

 

New arrival, 1996SS Gucci by Tom Ford chain pattern cotton tousers.

「他の人とは違うものを欲しい人のためにデザインをしている」

まさに。

 

 

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ジャンルレス / Diary881
25.6.2020

 

 

60s Uniform jacket from France

 

 

1996SS Gucci , Design by Tom Ford

 

 

60s cotton & linen for French workers

 

 

60s Corniche by Tricker’s

 

 

90s John lobb

 

 

70s Missoni herringbone knit jacket

 

 

本日から上記新作を展開させて頂いております。

ジャンルレスな新作は

上質な足元

エナジーフルなトラウザーズ

誘目を目的とした制服

群青色のワークウェア

オリジナルティ溢れるニット

どこから攻めるかなのかどこから自分の色に染めるのか

似合わせに行くのか、不思議と調和するのか

是非触れて感じて頂けましたら幸いです。

 

 

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Style / Diary880
22.6.2020

雨ですね。

この梅雨時期特有の気温差の激しさにはやはりロングスリーブシャツは何かと便利に感じます。先週のお披露目から多くのお客様にご来店頂きやっぱりシャツだよね。とスタイルを選ばない不変的な襟付きのそれに改めて魅了されました。未だ、Diary また SNS では更新していないシャツも御座いますのでお近くにお越しのの際は是非に触れて頂ければと想います。

 

 

福留の Diary 然り何に合わせても成立する汎用性、どこに行くにも恥ずかしくないフォーマルな側面も兼ね備えたシャツと言う存在。今回はスタイリングを中心にご提案をと考えていたのですが、何着か撮り終えた上で最後に撮影したライムイエローカラーにミルクティーカラーの色合わせが何とも言えない見惚れる程の色彩でして。またインナーの軽やかなメリノウールとシャツのコットン × マイクロポリエステルのマテリアルのコントラストもまた美しく、スタイリングする上で素材や色彩に重点を置くのは面白いのでは。
 

 

New arrivals, 1992s Dries Van Noten light moleskin shirt.

late90s Hermes light wool long sleeve polo shirt.

40s British indian army officer trousers.

 

 

今の気分です。

 

 

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SHIRT STYLE / Diary879
19.6.2020

Charvet standard, 90s purple,

 

 

90s red,

 

 

80s uniform – white,

 

 

 

 

 

Armani,

 

 

Antique,

and more.

 

 

タックインでもアウトでも、ジーンズでもスラックスでもチノでも、綺麗にでも崩してでも。身軽で気軽で気楽で、重度の二日酔いでも羽織るだけで充分にまともな出で立ちに仕上げてくれる、そんな不変的で便利でほんのさりげなく品が良くて心地良いシャツが今年も変わらずに大好物。

 

 

 

 

 

スタイリング?特にはございません感と申しますか、好きと好きを組み合わせるだけで成立しそれが特段にマッチする季節には、性格的な相性もあることと想いますがより愉しく感じる次第です。

 

 

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SHIRT / Diary878
17.6.2020

いくらでも手元に在って良い存在。一枚一枚手持ちが増えることで湧き上がる豊かさを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



New arrival
shirts.

 

 

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瞬間 / Diary877
12.6.2020

 

 

昨日に引き続きご紹介とアンティーク・コートへの想いを込めて。

 

 

私のアンティーク・コートとの初めての出会いは 7 年前の SURR 。当時、数回程お店に足を運んだ際に Diary の存在を知り定期的に覗く暇つぶしのような、時間がある時ふと見てしまう日常的なルーティンのような。当時の私には古着屋では無く”ヴィンテージショップ”と聞きなれない、少し大人びた空間に少なからずの緊張をしつつも、今までに無い豊富なヴィンテージウエアの数々は刺激的で中でもアンティーク・コートと言うものへ惹かれたのですが、癖のある体型の私にはどこかを妥協しなければならないサイズ選びの難しい身体つきの為、これだと言うものに中々出会えず。記憶を辿ればいつも通り目にした Diary でそれを見た瞬間何かを感じ、その足で SURR に向かった事を鮮明に覚えています。アンティーク・コートに対する予備知識は 0 に近いほどでしたが、一目惚れとは先にも後にもこの事を指すのだろうと。1900 年前半に製作された一着が未使用のまま現代に残る。それは奇跡的なと言いますと大袈裟かも知れませんが非常に贅沢なコンディションの上、やはりブラックリネンの希有な存在もまたその個体に何故だが惹かれた要素なのかもしれません。

 

 

 

 

働く上で利便性に特化した各所は当時、馬を管理する上で必要な特殊な胸ポケットのディテールやワークウェアらしいアウトポケット、トラウザーズにアクセスしやすい貫通ポケット。私的には曲線を描く襟裏のステッチは非常に一つのデザイン性としての最大の魅力だと感じます。未使用の為、ベンツにステッチがかけられていますが、お好みで解いて頂いてもよろしいかと。

 

 

1930s French work “coach-man” linen coat, Deadstock.

 

 

時間を経て完成する風合いもアンティークリネン特有の魅力的な要素。ワークウエアとしての土臭さと繊細な素材との対比が妙に色気と言いますか、他のワークウェアには無い感覚です。デッドストックの状態から愉しみ 7 年程経ちますが、自分の身体に馴染みとても柔軟なマテリアルへ成長しています。所々エイジングも見受けられ更に愛着の沸く自分の中ではスタンダードウエア、当時私が手にした頃より歳を追う毎に似合っている気がする、と自画自賛ですが共に老いていきたと想える逸品です。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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初夏にコートを / Diary876
11.6.2020

 

 

先日の Diary に続き ” 初夏にコートを ” と。

 

 

 

 

気温の上昇から早くも街で目にする半袖の装い。近年は四季とは?と考える程、暑いか寒いかと装いの選択肢が狭まっている印象を受けます。その中でも無理せずにその季節、その気候を考慮しつつもやっぱり長袖のもの惹かれるのは淡泊な装いよりアレンジが効くという面。このアレンジとはスタイルと言う意味合いでは無く室内、室外では気温差がありますし、単純に利便性なのです。直射日光を避け、室内外で温度調節が叶う。仮に、夏に長袖を羽織る選択肢が増えたとしたら。

 

 

 

 

アンティーク・リネン

歳を追う毎に素晴らしさ、素材の美しさに気付き始めたリネン素材。初夏を愉しむのには申し分ない軽やかで涼し気な風貌。

 

 

 

 

色彩

色の与える印象、穏やかなアースカラーを羽織る。エイジングも素晴らしい夏のコート、いや、通年のコートとしても。

 

 

30s French work linen coat , Deadstock.

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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黒い衣類 / Diary875
8.6.2020

 

 

数年前から黒い衣類に若干の抵抗と言いますか、私には馴染みの無いものに変わってしまいまして。簡単に黒=モードと言う浅はかに変換されてしまった苦手意識と色の強さ、艶や色気、まあ考えばいつも真っ黒い服装に身を包む友人とよくつるんでいたことも極一部になんて後付けなような話になってしまいますが、私には格好良すぎる、洗礼されている印象が強く、それが自分の洋服を選ぶ上で何か突っかかる ”私は格好付けてません” なんて言わずとも気持ちと性格が反映している部分なのかと。単純に個体に惹かれる事が多くなった、そのもののパワーと言うととても抽象的ですが、癖でしたり意図でしたりまた意図としない偶発的な何か。仮にそれが黒色であれば自分は選択すのか?と言う自問自答にんんん、、と特定のものが無いと結果答えが出ない程悩ましい選択肢。と話していますが学生の頃からある一定の年齢になれば某 DC メゾンの真っ黒でワイドなシルエットの衣類で過ごしたいと当時に何に憧れを抱いていたのか、理由は無いものの切に想っていましてこの苦手意識はそれまでの我慢なのかと今回の Diary を綴りながら結局は黒い衣類に憧れている、結果的に格好付けたいのが本心の様です。

 

 

New arrival, 30s French work linen coat.

 

冷感性と保温性、どちらも兼ね備える特殊な天然素材「リネン」。エイジングされた黒色と当時、馬生へ向けたワークウエアとしての実用美に今回の逸品は ”立ち襟” のディテール。恰好付ける為に生まれていない、恰好良さを是非に。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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