Category Archives: 未分類

Vintage Hermes Collection / Diary1088
18.11.2022


 

 

 


 

 

 


 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

親愛なるHermesよりHermesらしい様々な御品を御提案させて頂きます。冬が楽しみになるような品や冬に限らず様々楽しめる品などファッションを軸とした多角的な提案はやはりHermesならでは。スタイルよりもライフスタイルに訴求する自然体にエレガントな品々から貴方の心と身体にフィットする何かがございましたら幸いです。
New arrival,Vintage Hermes Collection. うん、本当に良い会社(ブランド)だ。
 

 

SURR 福留

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色々な新作 / Diary1087
10.11.2022


 

 

 


 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

 


 

 

 


 

気温は徐々に下がっているのですが弊店は抜群の陽当たりなので日中は汗をかくほどに暑くて、半袖ニットで過ごしていたら案の定夕方に喉がイガイガしちゃった日なんかは夜にガッツリステーキでも掻っ込もうかと(昔からたまにやるんですよね、なんか好きで)思っていたら夜に別営業所でスタッフと話し込んでしまい、なんか中途半端に夜がふけて食欲が薄れて貴重なステーキ食べたくなるチャンスを逃して損した気分になりました。別に損はしていないけれど。

皆さん、ステーキ食べていますか。私は最近全然食べていませんその気分にならないので。テンション上がるんですよねーただ肉を食うという行為。たまにテンション上げたいですよねーとなるとやはり改めて秋冬のファッションは楽しいですから良いですね。今回はテンションが上がる様々な品々を御披露目させて頂きました。仏英伊、骨太なクリエイションが揃っています。裏地ゼロの最初期PRADA Uomoレザーピースは欲しいなぁ…あとさりげなくサスペンダーは初御披露目でして、これまでも頻度は低いもののコンスタントに御要望頂いていたものの一度も御提案が叶わなかったキーピース、やっと叶います敬愛なるARNYS Parisの未使用品にて。

ということで New arrival,様々な新作。どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

SURR 福留

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アンティークと私 / Diary1086
4.11.2022

弊店の一要素であるアンティークカルチャーはヨーロッパにおいてしっかりと市民権を得ておりますので石を蹴れば角を曲がればアンティークカルチャーにぶつかるなんてのはよく言ったもので、博物館にもあるしコレクターやマニアも沢山いるし実際に触れれば時代が異なるからこその圧倒的な職人技術や意匠などに猛烈心躍ります。ナポレオンの洋服とか凄まじかった。

そんなアンティークカルチャーですが弊店にとっては大変に難解な存在でして、一度バイイングの旅に出たら大量のアンティークピースに触れるのですが実際問題に連れて帰りたい出逢いというのは皆無に等しく、100着触れて1着出逢えれば良い方で数百着触れてもゼロ着なんてことも珍しくありません。デザインは面白いものが多いのですがサイズバランスがほんとうに独特で、肩が広すぎたり強過ぎたり身幅と袖丈のバランスが難しかったりと、そりゃ100年以上前の異国なんだから全然違って当然なのですが私が勝手に思うバランスの良い個体や現代的なバランスの個体がまぁ無いったら無い。あとはなんと言ってもコンディションです。全ての要素をクリアできたとてクラッシュがあったらダメージがあったら致命的な汚れがあったら選べませんし選びません。もちろんクラッシュやダメージをデザインとして昇華できることもありますが、稀。弊店にとってアンティークはリソースでも研究対象でも展示物でもなく実際に身に着けるファッションピースですので、スタイル性とコンディションの両立は必要不可欠なのです。

おかげで100着に1着出逢えれば幸運で出逢えなくて普通という切なき状況が整ってしまったのですが、それでもアンティークカルチャーの探訪は止められませんし止めません。だって楽しいんだものこういう品々に出逢えるから。

 

 

 



現代のいわゆるテーラードジャケットの原点であるフロックコートと現代のいわゆるテーラードジャケットの原点であるが形成される過程のスタイルであるサックコート。共になぜだか特に内側の要素性が少ない特出して軽い構築でして御陰様で生地の存在感が物凄いです。以前にとあるデザイナーが愚痴っていたのですが、これらアンティークの独特過ぎるテクスチャーをどうやったら再現できるか研究したところ最終的には織機から開発しなくてはいけないということになり、それだと初動で1着60万から100万弱になってしまうため諦めたそう。産業が発展しマシンの性能が上がり良質な生地がよりスピーディーに正確に生成できる昨今だからこそ、このマシンが未熟であった時代のスローで正確性が低い稚拙な技術が再現できない と。もろロストテクノロジーじゃんか。

しかしながら圧倒的な生地感であることは否めません。フロックコートはもっちりとしたウールの質感でサックコートは若干の光沢感あり。あとなんと言っても意匠性が、、、この美しさと格好良さはもう否定のしようがないもんなぁ。ちなみにフロックコートは胸ポケットもサイドポケットも無いですが、ある場所に左右で2箇所ポケットが存在します。無い理由も在る理由も論点は美意識。初めて知った時ズドンと痺れました。

 

 

 

 

 

New arrival,late1800s Belle Jardinier frock coat and early1900s French sack coat.

コートの形状だけどジャケットとして捉えるべき存在なフロックコートはおおよそ44サイズほどで、ジャケットの形状だけどハーフコートとして捉えるべき構築なサックコートはおおよそ46サイズほど。とはいえ計測値では測れない独特なバランスがあるそれぞれです。これらのアンティークジャケット系統でGOODコンディションかつMYサイズに出逢える確率って一生に一回あれば良いのではないかと思います。次回の旅でも1着は出逢えるよう、頑張れ福留。

 

 

SURR 福留

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新作,フランスの文化 / Diary1085
2.11.2022

New arrival,French culture.

この度の新作はフランス文化に関する品々。私が感じて思うフランスは何よりモードの本国であり、着飾るためのファッションと日々生活するためのファッションがあり、古来は働くための服も出来る限り楽しもうとしていた気配があり厳格なドレスと明らかなスポーツ(カジュアル)があり、しかしながら厳格なドレスもさほど堅苦しくなく明らかなドレスもどこか上品で、ミリタリーもワークも威厳の中に明確な洒落っ気がある。いずれにせよ堅過ぎず抜き過ぎておらず,いずれにせよスタイルよりもライフスタイルが優先で,いずれにせよ根幹にモード本国の血が流れている。そんな丁度良くて丁度巧いのが私が感じるフランスそのもの。

 

 

 







私はこの生業においてまず旧体制時代のLAILA VINTAGEに配属され6割WOMENSピース(現LAILA VINTAGE)、4割MENSピース(現SURR)に囲まれましたのでおのずとデザイナーズヴィンテージの歴史およびモードの歴史を(文字通り)勉強する必要があり、おのずとフランス文化を勉強する必要がありましたので、例えばバブアーは“イギリス(文化)のバブアー”ではなく“バブアー”ですしリーバイスは“リーバイス”なのですが、フランスに関わるものはやはり“フランス(文化)の〇〇”と考えてしまうことが多く、その文化はなんだかんだでモード史に直結します。
背面ポケットからフロントに繋がった劇的に美しいカッティング、森の番人のグリーンピケの美意識(森だけど紅葉から冬の季節に着ていたから緑の良いのね)、長過ぎる筒アンクルの美的ライン、紳士服の原始、百貨店文化の原始、メゾンのクラッシック表現、メンズファッションの雛形文化。
 
1800年代後期から1980年代までに分布した私にとっては全てモードという文化で繋がったフランスのファッションピース達。新作でございます。

 

 

SURR 福留

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あれ? / Diary1084
28.10.2022

こんな格好良かったでしたっけ獣毛系バーバリーコートって?





結構久しぶりに出逢えたので改めて新鮮ではあるのですが、二着とも過去の印象よりもだいぶ格好良くてビックリ。でもよくよく考えてみるとピュアブラックのバルカラーコートは公私共に初めてなのですがそりゃこの格好良さだったら手放さないかと大いに納得の存在感で、ウールにキャメルヘアが15%混紡されることでの落ち着いた光沢感が抜群でバルカラーの優しい曲線美に程好い鋭さとスパイスを与えてくれていますし、貴族狩猟用防寒具だったローデンコートはスタイルに結び付く独自の設計が見事でドレス感とスポーツ感の融合が絶妙過ぎますので、これまでの印象を覆して然るべきでした。

 

 

 

 

 


New arrival,1981s Burberry wool&camel hair bal collar coat / 80s Burberry Loden coat.

あとなんと言っても共に身幅,着丈,袖丈の均整が抜群でシルエットバランスが良過ぎます。最終的にはそこが最大論点ですから、ありがたいですねぇ。

 

 

SURR 福留

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三着シリーズ3 / Diary1083
20.10.2022

三着シリーズの最後は三着のHermes hommeジャケット。

 

 


 

 


 

 


裏地ゼロで極限まで柔らかく軽やかな着用感で独自のバランスから様々な御身体に御提案が叶う1992年のピュアカシミアジャケット、ワークの世界観を多聞に引き継いだテーラードジャケットの様式でありながらそれに在らずなバランスから同じく様々な御身体に御提案が叶う1998年のウール×シルク×モヘアジャケット、そしてメタルボタンにセンターベントとよりドレスムードと“これぞHermes hommeジャケット”なクラシックな構築が調和したLサイズの御身体ないし高身長の方に御推薦すべきな2005年のコットンヴェルヴェットジャケットと異なるコンセプトによってヴェロニク女史の想う男性像を実体化したそれぞれ。
一言でテーラードジャケットながらメンズスタイルが縦に太く繋がって受け継がれてきたからこその個性のふり幅を楽しみたくなるような、仮に全てを同じ人物に御認め頂いたとておかしくないような、それぞれが異なる方向性で良過ぎる三着です。

 

 

 

 

 

New arrival,三着のHermes hommeジャケット

 

 

SURR 福留

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三着シリーズ2 / Diary1082
19.10.2022

このDiaryの編集ページにて総投稿内の文字検索機能があるのでINTERNATIONALで調べたところヒットした七つのDiaryで、うち一つ(Diary009。2014年なので初年度ですね)は文章内のリンクURL内にあったINTERNATIONALが引っ掛かったので対象外でもう一つ(Diary949。去年の三月でした)はINTERNATIONALにまつわる品に関する記載だったので対象外。よってこのDiaryでINTERNATIONALに関して言及したのはこれまでにDiary204(なぜか画像が表示されず。とても気になる)、Diary329(といってもここので品も猛烈イレギュラーですが)、Diary461、Diary691&Diary692(一着を二度に分けて)の五回ということになります。これはINTERNATIONAL SUITSというのがモデル名だと強く意識しているので、間違いないはず。

 

 



ということで三着シリーズはBarbour社の代表作の一つ、INTERNATIONAL SUITS。1894年に英国の小さな田舎町で生まれたBarbour社が創始者ジョン・バブアー氏による様々な試行錯誤を経て二代目マルコム・バブアーに受け継がれ、歴史的な様々な出来事と関わりながら一層の発展を遂げた後に息子であるダンカン・バブアーが主導となって“英国の片田舎のファッションメーカーではなく世界に羽ばたく存在に成ろう”と動き出し、創始者ジョン氏や二代目マルコム氏などの先代達が設計した過去作品群から多大なインスパイアを得て産み出した一つのモデル。名は世界に羽ばたくことを目指したためにINTERNATIONALと名付けられたそれによって、事実Barbour社は世界的メーカーへと発展してゆきました。
この度は僻地のコレクターの下で幸運にも3着のINTERNATIONAL SUITSに出逢うことができましたので、迷うことなく全て連れて帰ってまいりましたよこんな機会無いですから。サイズはブラックカラーのMほどサイズ個体(38表記)とLほどのサイズ個体(同じく38表記ですが大きいです)、セピアカラーのLサイズほどのサイズ個体(こちらは40表記)となりまして、いずれも表面にエイジングが一部あるものの使用感はほとんど感じられません。六度目のDiaryとなって恐縮ですが、私はこの生業において傍らには常にINTERNATIONAL SUITがあり、モードの気持ちで向き合う時もあればギアの気持ちで向き合う時もあればファッションではない気持ちで向き合うこともあればetc.と様々な推移があったものの、その違いは結局のところ自分の感情(環境)の変化だけで実際はいつも抜群に格好良く申し分なく便利という一つの“答え”のような存在感と価値で私を見守っていてくれた存在ですので、既に御存知でいつかはと思われていた方も新たな扉の方も御縁ございましたら是非にと思います。

 

 

 

 

 

New arrival,三着のINTERNATIONAL SUITS

私はもうINTERNATIONALをモードなのかギアなのかファッションではないのかなど考えていません。羽織れば心から胸が張れる最高に格好良いといつも思える存在の一つです。そろそろ喋り出すんじゃないかな。
ちなみに上記の40サイズ相当で私の身長172cm48サイズ相当の上半身でベストサイズ感となります。少しでも御参考頂けましたら幸いです。

 

 

SURR 福留

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三着シリーズ1 / Diary1081
18.10.2022

8月の後半頃だったでしょうか、突然に物凄く寒い日が都内であったのでそれを期に勤務スタイルにブーツを解禁しサンダルとショーツを停止しました。それと同時にウール系統のセーターも解禁しようと思ったのですが私の肌感的には湿度との兼ね合いでまだ着用が叶わず(頑なにOn素肌が原因かと)、最近ようやく着れる気候になったので畳んであったニット類を風に当ててリフレッシュし、一部仕舞ってあったニット類を順次ハンドクリーニングを行っている最近です。今日もお気に入りの90s PRADA Uomoのコンセプティヴにタイトなスーパージャージーウールのセーターをサスペンダーパンツにタックインして鼻歌交じりに過ごしていましたら、御客様にフィリピンの警察官みたいでCOOLだねと言われました。ありがとうと答えておきました。

今週の新作は三着シリーズと題して三つの区分を御披露目させて頂きます。まずは三着のセーター。

 

 

 



狂おしいほどにクレイジー(に感じる)なテキスタイルデザインは当時のBrioniにとっては真面目なアートワーク、結果的にスタイルとして惹かれるのはやはりハイエンドな背骨あってこそ、でもやっぱりクレイジークラッシックアヴァンギャルドな一着。“最初期の時点で全ての要素が備わっていた”で御馴染みのミウッチャクリエイションより最筆頭株であるプレーンな一着。そして弊店初の御提案となるBrunello Cucinelliクリエイションの結果論的デザインシルエットな一着。私、かねてからずっとブルネロクチネリ愛用していましてヴィンテージピースを御提案したいなと思っていたのですが御初となったのがこちら。今後も不定期で御提案が叶うかもしれませんし叶わないかもしれませんが私は本音を言えばあまり期待していません。出逢えたらラッキーだな的な存在です私にとって Vintage Brunello Cucinelliは。

 

 

 

 

 

New arrival,三着のセーター
 

 

SURR 福留

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2004年から1800年代後期 / Diary1080
14.10.2022


2004年オランダ陸軍のカモフラージュジャケットはより近年だからこその高性能素材感と高機能プロダクトデザイン感の調和がこれまた良い意味でミリタリーピースとしてではなくモダンクロージングとして向き合いたく成らせてくれます。着ると合点がゆく格好良さ。

 

 

 


ミリタリーの区分におけるレインコート=重ね着要員のためヴィンテージ特有の生地感の“コク”がしっかりと備わっていながら特に軽い生地感というのが魅力的なギア。様々のヒント及び教科書となったオリジナルプロダクトですが、ことフレンチアーミーのこちらは既に充分過ぎるほどにファッショナブルです。

 

 

 



農夫:「仕事で必要なので自分で縫いました。鞄?というよりは単なる袋ですよ」 的な空気とでも言いましょうか、現代の洗練されたファッションアイテム“鞄”ではなく物を入れて運ぶただの道具であった“袋”的な空気とでも言いましょうか。原始の気配とアーティスティックでノスタルジックでメランコリックな職人技術のエレガントなエッセンスが混ざり合う、独特過ぎるプロダクトバランス。やはり自身の名の後ろにわざわざShoemakerと据える氏だからこそ生み出せる逸品ですね。1989年から1998年の期間にスコットランドの工房で製作されたレザーバッグです。

 

 

 



それこそ袋なこちらは1941sイギリス王室直属陸軍のキャリーバッグパック。当時ギア系グッズを製作していたメーカーが手掛けたこちらは需要のバランスゆえ相当数が少なかったらしく目線と切り口を変えればガラスケースの向こう側系の御品ですが、私は独特なコットンクロスの質感になんとも言えないレザームードに惹かれて手に取った結果そういう個体だったまでですので、引き続き現代の鞄(袋?)として御提案させて頂きます。ちなみに滅茶苦茶に独特な一品で超楽しいです。

 

 

 


物として純粋に良いイングランドクリエイション。ド直球、可愛い。

 

 

 



Uomoクリエイションにおいて珍しいフェルテッド・キャメルヘアが多用された2005AWコレクションのこちら。程好く細身なシルエットとモードなブラックカラーに美しい光沢、このミウッチャ女史によるミニマムエレガンスは来期2023SSのクリエイションと勝手ながらリンクを感じています。

 

 

 



何度か文字化したか否かは忘れましたが店頭では折りに触れて言葉にしているように思います。40年代までのアメリカ軍のミリタリーピースは震えるほどに格好良い と。そしてそれらは以前から既に幻的な伝説的なマスターピースになっており、ずっと御提案したいと思っているが未だ叶っていないし、もう正直諦めている と。ティーンエイジャーの時に湘南の古着屋さんから始まってヴィンテージの世界に触れ今では生業にしているもののアメリカンヴィンテージにはほとんど触れてこなかったにも関わらず、買付の旅においても一度もアメリカに行ったことがないにも関わらず、何らかのきっかけで心が震えた幾つかの“40年代までの”アメリカ軍のモデルの一つがこちら、40年代USマリンコープの一着なんです。フランスのコレクターの下で出逢ったこちらは氏がリアルに着用していたものを強奪してきました。曰く“一番格好良いアメリカ軍の服だ”とのこと。分かるよぉ。

 

 

 




弊店は取り扱い区分の一つとしてかねてより不定期でヨーロッパのアンティークテーラードジャケットを御提案してきましたが、こちらは私にとって歴代トップクラスの構築個性、シルエットの美しさ、コンディション、そしてスタイル性となります。初めてのアンティークサルトリアの一着でフィレンツェの工房による一着でフィレンツェのコレクターの下で出逢いました。きっと地元から出るのは初めてなのではないかな思います。どうだい、140年くらい経った日本は。まだ現代のテーラードジャケットが産まれる前、モーニングコートから移行する過程だからこその独特なスタイル性は使用感皆無のコンディションだからこそよりモダンな印象に。1800年代後期で背抜きのジャケットってあったんだってこの一着で思いました。これまで出逢ってきたアンティークテーラードジャケットはガッチリとした総裏だったので。

 

以上、2004年から1800年代高貴に分布するこの度の新作を簡単ながら御紹介させて頂きました。

 

 

SURR 福留

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フランスのレザーウェア / Diary1079
7.10.2022

New arrival,60-80s French leather wear.

 

この度の新作は60年代から80年代にかけて製作されたフランスのレザーウェア。ワークカルチャーとミリタリーカルチャーからの抜粋で4モデル計7着を収集、と言うか文字通り抜粋しました。元々の所有者はかねてより濃くお世話なっている私にとってフレンチカルチャーウェアの第一人者的な師でして、これらは毎年提案してくれる区分(アヴィエイタージャケットは除く)なのですが7年前に1着セレクトして以降一度もセレクトしてきませんでした。7年前のそれはお選びくださった方も含めて今でも覚えています。当時フランスで会った時に着てくれていたなベ〇君。今も手元に置いてくれているかは分かりませんが。
そして今回も大量に用意されていたものの5着以外は未セレクト。理由は“重さ”です。

 

重い服は絶対に選ばないというわけではないのですが、これらミリタリーであったりワークに属するレザーウェアは重い=硬いとなり結果的に日常着としての有用性が落ちるという傾向にあったため、いくら格好良かろうとも選んできませんでした(もちろんコンディションはサイジングなども論点となりますが必須条件なのでここでは除外です)。しかし今回5着のみ重くない個体がありましてもちろんそのカルチャーらしいガッシリとしたアウターなのですが私の経験則としてはかなり軽い仕上がりで、事実ゴートレザーであったりラムレザーであったりとハイクラスクリエイションにおいても軽さを特性とする革が用いられていたりと合点の行く構築でした。そしていざ改めて向き合ってみるとなんとまぁ舌を巻く贅沢な衣類でして、政府関係の役職であったり国が管理する職種であったりに支給されていたいわゆるフレンチワークウェアの分野やミリタリーの分野なのですが、王室所属部隊の品々が特出してスペシャルであったのと同じくで国背負ってる度が高い分贅沢な仕上がりになるのはやはり必然なのでしょうか。当時も仕事用と私服用に2着所有することも多かったそう。確かに圧倒的な個体ですものねぇ。



ちなみに結果的に全てが相当のGOODコンディションでした。4着がほとんど使用感が感じられないデッドストックと推測できるコンディションで1着は当時の管理用紙ラベルが付属したデッドストックピース。これらのカルチャーレザーウェアでこの条件は相当に喜ばしいのですが1点予想外な事柄がありまして、コンディションが良過ぎてボタン留めが物凄く硬いです。私一度手の筋がピキッとなりました。御覚悟を。

 

 

 

ちなみに前述の通りアヴィエイタージャケットは毎年提案してくれる個体ではありませんし私も毎年なんておこがましくて言えません。コンディション,サイズ感,個体性の条件が揃ってセレクションが叶ったのは本当に久しぶりでした。このモデルは初めて知った時驚きましたねぇ。はっきりと“こんなのがヴィンテージであるならデザイナーいらねーじゃん”と思ったのを強く覚えています。その頃はまだビッグメゾンがビッグメゾンらしい仕事ぶりと存在価値でしたから、今はより一層かもしれません。
ラムレザーとゴートレザーのそれぞれ、相変わらず抜群に男前。

 

 

SURR 福留

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ブーツとカーディガン / Diary1078
3.10.2022

踝から足首にかけて数センチの支えがあるだけでこうもレッグラインが綺麗に見えるかと魅せられるかと魅了され10年ほど前からMYベスト格好良いし歩きやすい足元にブーツを君臨させてきた私が、怪我を負った軍人(カーディガン伯爵)が脱ぎにくいセーターの前を切って着たことから名付けられただけあって着易さと着こなしのふり幅が尋常ならざることに気付いてからというもの表参道界隈のMrカーディガンを自称し続けてきた私が、この度フェチズム全力で御推奨させて頂く新作。ブーツとカーディガン。

 

 

 






重ねられたレザーデザイン格好良過ぎでベルトのシェイプ美し過ぎで全体的なシルエットバランス秀逸過ぎなこちらのジョッパーブーツは半世紀以上前のJ.M.Weston。機能美を追求していながらもミッドセンチュリー的な迫力はやはりこの時代だからこそなレザークオリティあってこそでしょうか。最近も古いスポーツシューズを現代に蘇らせてくれたウェストン社ですのでこちらも是非に。なお7Dと適合者が多めと推測されるサイズで私はウェストンだと概ね6D/25.5cmほどなので確かなゆとりがあったのですが、これならインソールから敷いて履きたいと切に思いました。足を包む面積が多いこともあって少しラフなフィッティングでも成立するのが嬉しいところですね。
 
そして藍染め宜しくCOOLなネイビーカラーのカーディガンは90年代初頭のHermes homme。時代性を感じさせる特に積極的なボンバーシルエットは無理せず現代感覚に転換できるTHEクラッシックMEETS結果論的モダンスタイルの一着。その着用可能性の幅広さもやはりクリエイションの背骨が特にしっかりとした上質な目線のHermes hommeならではで、キャメルヘアー×ウールのほっこりとしたニットにシープスキンスエードの高級感は良い意味でカーディガンの枠組みを超えてます。ちなみに自称Mr的ポイントはネックバランス。この少し狭めのVによってカラーレス的上品さでジャケットムードが格段に高まります。

 

 

 

 

 

New arrival,60s J.M.Weston jodhpurs boots/early90s Hermes homme camel wool & sheepskin suede cardigan.

共に着用季節のふり幅が広いデイリーピース的なそれぞれ。個人的にフェチズム=自分らしく居られる度合いが高いアイテムなのですが、これらがどなた様かにとって自分らしく居られるアイテムに成れたらいいなと静かに確かに思います。

 

 

SURR 福留

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真面目ではないシャツたち / Diary1077
30.9.2022



元々は肌着であり日常着であったこともあって必要以上の可動域を設置せず斬新な素材を用いずデザイン性を注ぎ過ぎずにタックインやタイを前提としたいわゆるスーツ向きのシャツを“正統”、対してシルエットにデザイン性を付与させていたり独創的な素材を用いていたり明らかなデザイン要素を注いでいるシャツを“非正統”と私は勝手ながらに捉えています。言うまでもなく正統だから正義,非正統だから悪なんてことはなくそれぞれに存在価値と意義と楽しさがありますが、服飾史に燦然と輝くファッションデザイナーたちが紡いできた絶対的スタンダードピース,シャツの数々には、デザイナーそれぞれのフェチズム然りエゴイズム然りこだわり然り探求心然り、そして何よりも多分な遊び心が詰まりまくっておりまして、そんな真面目(正統)を存分に学んで研究しまくったからこその真面目ではない(非正統)なシャツたちが最高に楽しいのはこれまでもこれから不変です。というか真面目ではないからこその個性豊かな味わいをよりダイレクトに濃く感じられるのはシャツという存在のシンプルな完成度ゆえか、サラッと一枚で着るスタイルがラクチンで好きだからか、はたまた私が真面目ではないからか。

 

 

 

 

 






 

 

 

 

 

New arrival,Vintage shirts.

鬼才ヴェルサーチェ氏のクラシック×デザインシルエット哲学、トム・フォード氏による濃密なGucciクリエイション、愛らしいValentinoとドレッシーなValentinoなどのデザイナーズクリエイションに加えて今回はナポリのシャツ専門メーカー(Camiceria Napoletana)が2着あるんですが、それもピュアシルクであったりと個人的には全て真面目ではないシャツでそれぞれ異なるベクトルに蠱惑的。時代性と感じる様々な濃さがありながらも結局のところそれぞれがなんだかんだで現代感覚にフィットするのはやはりクラシックの強みかと存じます。中にはシャツじゃなくてジャケットじゃんと言いたくなるようなぶっちぎった一着もあったりして、最高です。

 

 

SURR 福留

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9/23御披露目新作群 / Diary1076
22.9.2022


スエードのカントリームードと一枚革アッパーのドレス感が見事に融合した90年代John Lobbのダービーシューズはやたらめったら全体像が美しいと思ったらラストのお陰でした。なるほどね。

 

 

 




所有者イニシャルのような胸元のB.C.、ダークグリーンのボディにヴィヴィッドピンクのジッパーにサックスブルーのライナー。そうそう!これこれ!的これぞBest Company的なツボのど真ん中を適切な強さでグイと押してくれるたまらない一着。プロダクトデザイン感/カラーリングの楽しさ/プリントと刺繍のボリューム/着こなしの幅/コンディション。全てにおいて高得点を叩き出す歴代Best Companyアウターの中でも特に当たりな個体です。
表地も裏地もツルリとしたコットンクロスが着用感良いんだまたこれ。

 

 

 




そういえば初めてフレンチワークの世界観と触れ合った時って基本的にはこんなムードだったよな と時間が経ってすっかり忘れていたあの頃の記憶を想い出させてくれてありがとう的な一着。労働時にしっかりと着ていたからこそ刻まれたエイジングは、その美しさからいかに丁寧に向き合い着こなしていたかを容易に想像できます。その仕上がり、ポケットの配置と意匠、サイズ感など名門だからこそ辿り着いたリアルヴィンテージです。

 

 

 






鬼才Thierry Mugler氏の貴重なメンズトラウザー、なんでもないようで個性が光る絶妙なミウッチャクリエイション、立体構築の枠を越えてもはや生き物のようなキャロル氏のクレイジー創作。デザイナーズクリエイションだからこその様々な個性。

 

 

 


リモンタナイロンの屈強で最上質で近代的で知的なテクスチャーだからこそ、装飾性ゼロの特出してミニマムな設計がマッチします。当時はハイクラスビジネスマンに向けてのプロダクトでもあったのでしょうが、現代においては全方位に対して御提案が叶う501のコートVerのような存在感です。

 

 

 



建物内に一歩踏み入れたらWifiの電波が届かないような(なぜなら住居がほぼ遺跡だから)イタリアの奥地の奥地で出逢えたこちらは使用感がほとんど無い(というか無い)様々な御身体に御提案が叶う44サイズでサージカラーの1990s Barbour。小躍りしました。日常に即した良い意味でファッションの域ではない(もちろんファッショナブルです)ライフスタイルピースだからこそ、ヴィンテージで出逢えた暁にはコンディションがネックになりますから、ピンピンであることはプラスでしかありません。
しかもVintage Barbourらしくありながらモード的意外性に満ち溢れる滅茶苦茶漢前モデルTRENCH COAT。大躍りしました。

 

以上、昨日のHermesサコッシュと併せて明日23日(金)に御披露目させて頂きます。機会ございましたら御縁ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

SURR 福留

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公文書×ロードレーサー / Diary1075
21.9.2022

多彩多作なバッグクリエイションにおいて特に定番的に製作され続ける公文書の名を冠した名作,Sac a Depeches×元々はロードレーサー用に開発されたサコッシュ仕様。一見ミスマッチなようですがよくよく考えると自転車を活用するビジネスマンは昔から普通にいますもんねぇ。とはいえ相変わらず絶妙な“ゾーン”ですが。

 

 

 



御存知の通り既存のSac a Depechesはハンドルタイプですから、こちらのサコッシュモデルは80年代後期から90年代中期頃までしか製作されなかったリミテッドプロダクト。Hermesバッグクリエイションにおけるカジュアルモデル(デイリーモデル)は本当に秀逸なものが多いにも関わらず数年でいわゆる廃盤になってしまうことがほとんどだから本当にニクくてですね。邪推ですがわざとだろうなと、こうやってムラムラさせるのだろうなと、私は思わずにはいられません。ムラムラ。
なんせいわゆるビジネスマン向けの重厚なSac a Depechesが見事にカジュアルでキャッチーなプロダクトに大変身していますから、もう大拍手ですよ。既存のそれとは大きく異なる特徴的な縦長フォルムはサコッシュとして活用するためには横長だともたついてしまうからで、象徴的な留め具も慣れれば片手で容易に開閉が叶ったりと全てが機能性に特化した仕様となっておりますからやはり唸ります。収納力も抜群で背面にもスリットポケットありですから、不朽の名作を大胆にアレンジするというHermes社らしい一種の遊び心とチャレンジスピリッツを感じさせつつも、その根底には真面目で誠実な職人技術と機能性に直結するプロダクトデザインの概念が敷かれた、本気でロードレーサーに向けてますな気概を感じずにはいられない逸品なのです。

 

 

 

 

 


Coming soon,1994s Hermes Sac a Depeches Sacoche.

御覧の通り2重にしてハンドル仕様にもなります。これも本当にニクイなぁ。【23日(金)御披露目】させて頂きますので、機会と御縁ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

SURR 福留

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様々な個性のテーラードジャケット / Diary1075
16.9.2022




格好良過ぎて震えました。こういう出逢いが刺激があるからヴィンテージの世界は辞められません。1990年 Jean Paul Gaultier hommeクリエイション。

 

 

 


こちらも親愛なるミウッチャクリエイションにおける、私的歴代ナンバー2の2012AWランウェイより。

 

 

 


一家に一着、帝王によるブレザーを。

 

 

 


久方ぶりに出逢えたValentino Uomoの最初期クリエイションは後年にも発揮される特に骨太な紳士像でした。

 

 

 



フォレスティエールを改良して生まれたこちらのFersenはARNYSのスポーツ概念を凝縮した一着。フォレスティエールよりも洗練されたミニマムなスタイル性なので、こちらの方が肌に合うという方も決して少なくないのではと。

 

 

 

 

 

New arrival,Vintage jacket collection.

他にも様々な個性のテーラードジャケットを一挙に御披露目。以前よりもファッションの自由度、スタイルの柔軟性が高まった昨今だからこそフラットな目線で御覧下さる方,御興味くださる方が多くおられるように感じ嬉しい限りです。もっと自由にもっと柔軟に、もっと,もっと
もっとだ!

 

 

SURR 福留

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BENEDETTI EUGENIO / Diary1074
9.9.2022





“メンズがスカーフを巻いても良いのか” とある御客様からのふとした質問でハッとしましたメンズはスカーフを巻かないもしくはスカーフは女性が巻くものと思っている方が少なからず居られると言うことを。元々SURRがLAILA VINTAGEの名で半分以上が女性のクリエイションで埋め尽くされていたからか、ある日の店頭にて御世話になっているスタイリストさんにスカーフの巻き方講座をやって頂いたからか私の中ではメンズのスカーフに違和感も抵抗もありませんでしたし、そもそもにおいて首元を守る防具無いし防寒具的な存在であると捉えていますし、何なら自身のスタイリングでほとんど洒落ることがないのでスカーフをただ巻くだけで独り勝手に“鳴々、御洒落しているなぁ”と心がホッコリするので大好きな存在。今後も静かに確かに個人収集を続ける所存です。
ということで1972年から2001年の様々なHermesカレを御提案。

 

 

 

先日も御客様との交流にて改めてふと思いました、素材しかり設計しかり服飾史の数多くがミリタリーカルチャーを起点としていることを。起点としているために順序としてはまずミリタリーで次に一般の人々で、ミリタリーの世界から一般の世界に“降りてくる”というのが感覚的に近いと思っています。まぁそりゃそうですよね人々を守るための存在ですから。デザイナー=国そのもの。爆裂に凄まじくて当たり前。
共に英国陸軍のベスト。それぞれの方向性の異なる多機能性は間違いなく現代に生きる我々にとっても有用でしかありません。自分らしく使いこなすまでに私だったら幾つかのシーズンを跨ぐことになりそうで、かつ新しい発見がある度にニンマリしてしまうほどに数多の可能性を秘め完成像を有するそれぞれ。共にデッドストックにて。

 

 

 


その目的性ゆえに裏地や表地などががっしりした個体が多いハンティングジャケットなのでこちらの前身頃と袖に裏地がない柔らかな構築、ガッツポーズでした。そもそもにおいてBOXシルエット過ぎて現代の着こなしとの調和が難しかったりエイジングが腑に落ちなかったりと、物凄く久しぶりですフレンチハンティングとの出逢い。王道のピケで王道のグレーカラー。それがまた新鮮な楽しい時代がやってきました。

 

 

 


2022AW初のポコノプロダクトは弊店の歴代御提案の中で最もバーバリーバルカラーコートに近しいオーヴァーフィッティングの構築ゆえに、素材のモダニズムとシルエットバランスのモダニズムが美しく調和する個体。これはきっと多くの御客様方にとってプラスになるのではと勝手ながら夢想しています。表面のどこにもロゴもマークも無い最初期ミウッチャ・クリエイションだからこその存在感を引き続き是非お楽しみ頂きたく。

 

 

 



“BENEDETTI EUGENIO” 消えかかっていますがチンストラップの留めたら露出しない面にそう手描きされた60年代初頭イタリア空挺部隊のジャケット。弊店、本当大好きなんですパラトルーパー。国と時代によって異なる個性があるのですが、イタリアのこちらはサイズ感が相当に当たり。ハーフコートとして扱えるオーヴァーフィッティングが新鮮です。ちなみに手描きの文字は実在する著名なイタリア共和国功労勲章大十字勲章の騎士なのですが、まさかね。

 

 

SURR 福留

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新作です / Diary1073
2.9.2022


どピンクにサイケデリックな花、久方ぶりのプレーンスウェットトップスはなんともエッジの効いた個体と相成りました。なんとも絶妙に小さい刺繍の面積にOlmes氏らしさを感じます。

 

 

 


シャツの襟がついたニットポロシャツはアイテムとして好きなのでかねてより弊店でも御提案していますが、プルオーヴァーではなくフロントが全て開くシャツ型のニットシャツは初めて。と言うか、そもそもにおいてこの形状のニットプロダクトって初めて出逢う気がします。これで襟が無ければ女性向けのクラシックなカーディガンになりますし襟が無くVネックになればいわゆる正統的なカーディガンになるのですが、そのどちらでもなくシャツの形状、うぅむ斬新だなぁ。しかもメッシュニットですからね、流石ミウッチャ先生ですよ。そしてコンセプティヴなミニマムフィッティング、慣れていない方には相当に小さく感じられるかもしれませんがミウッチャクリエイションを愛する弊店としてはこれも申し分なく普通です。

 

 

 


 

 

 


 

 

 


6年ぶり2度目の御提案なのですが、その6年前の初代をお買い上げくださった方が後日“買って外に出たら先に退店した外国の方が待っていて、どうしても譲ってほしいと懇願されたよ”と、なかなかどうしてレアなエピソードを明かしてくださって、そうまでして欲しいと思ってもらえたことをとても嬉しく思った想い出のモデルなんです、こちらの1940年代に英国国営バスのドライバーが着用していたワークコート。ようやく逢えたね。

 

 

 


親愛なるARNYS Parisよりレザーレイヤードが斬新なデザイントラウザース。スラックスの帝王と称されたアチラが製作していることで御馴染みですが、ファッショナブルだけど良い意味で気の抜けたリラックス感が相も変わらず最高。レンガカラーで毛足長めのコットンモールスキンという絶妙なチョイス、気兼ねなくタフに履けてドレススラックス系統の綺麗さという痒い所に手が届きまくった一本。

 

以上、ささやかながら今週の新作となります。今日は都内の予想最高気温が28℃だったのでサマージャケットではなくライトアウターを羽織れてテンション上がっています。間違いなくまだまだ猛烈に暑い日があるでしょうが(昨日も結局猛烈に暑かったし)既に気分は猛烈に秋という方も居られることと存じますので、今日のような機会を逃さず少しでも秋アイテムとスタイルを楽しんで頂きたいです。自分のテンションを自分で上げるの、大切ですものねぇ。

 

SURR 福留

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Jewelry a la carte / Diary1072
26.8.2022

カジュアルに対して前向きになったりサンダルを履くようになったり、短パンが好きになれたりTEEシャツに興味を抱いたりとSURRが始まってから今に至るまで様々静かながら一個人として確かな変化が幾つかありましたが、ことジュエリーに対してはあまり変化がないと言うか変われていないと言うか、基本的にずっと“これでおしまいに出来る一つを”というスタンスなので、お越しくださる方の中に幾人か居られる複数を巧みに組み合わせる方々に触れ合うといつも羨ましい気持ちになります。複数の指輪を組み合わせる,複数のバングルやブレスレットを組み合わせる,複数の指輪やブレスレットを組み合わせるというのは単純明快にセンスだと思いますし、それ以上に複数を組み合わせることそのものを受け入れる懐あってこそですから、そういった方々はたいてい自然体ですし当然ながら御似合いであると私は感じます。十人十色なので正解はありませんが、複数のジュエリーを巧みに組み合わせる御姿も御人柄もやはり素敵。一朝一夕では叶いませんし成れやしません。

 

私はずっと右手首に腕時計で左手首にブレスレット一つだったのですが、それすら引き算してしまっていて右手首に腕時計orブレスレットの二択が結構前からデフォルト。しかもブレスレットも一つしか持っていないし。季節感関係なくそうなってしまっておりまぁ気分的なものなのですが、未だに一度も複数ジュエリーマスターに慣れていないどころか遠ざかっている始末。いつか慣れるのかしら。単純に楽しいだろうなと思うんですよね幾つかのジュエリー選択肢があることは。複数付けなくても組み合わせられる可能性を有していることは豊かでしかありませんよね、テーラードジャケットも複数あればその分楽しいですから。

 

 

 

 

 


New arrival,Jewelry a la carte.

と言うことは選ぶ時にも様々な選択肢が在った方が楽しいですよね当然。まだまだ見識が浅いのでもっと頑張らなくちゃ。取り急ぎ新作にて様々なコンセプトと背景のヴィンテージジュエリーを御披露目しておりまして、10Kイエローゴールドとホワイトゴールドに46粒のダイヤモンドがセットされたブレスレット(こういうエネルギーに出逢うから身に着けるの一つでいいやって思っちゃうんですよね)、フランスのコレクターさんの下で出逢ったTiffanyのヘヴィーカフバングル(手首の細い男性or女性向きのサイジングなのですが一目惚れで連れて帰ってきてしまいました)、90年代田崎真珠のループタイ(こちらも同コレクターさんの下にて。日本の誇りですからこれに関しては“連れ戻し”ですね)、9Kイエローゴールド×黄水晶のピアスにフェイクパール×シルバー925のフレンチイヤリング(少し前から私の中で耳飾りに関して以前とは異なる世界観の御提案が叶うようになっていたので、前回の旅においては必ずや多彩な耳飾りをと息巻いていたのですが結果的に2個のみでした。経験予測的に悔しい結果ですがまぁそう簡単には思った通りにはいかないですよねぇ。次回また。このムードは以前の私であったら女性用と捉えていたはずですが今の私は自然に性別なく捉えております。ダンディに楽しむにせよカジュアルに楽しむにせよ、ここでも“ガチ”の根本的要因が良いスパイスになるかと)
といった内容です。

 

SURR 福留

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Dearest, / Diary1071
19.8.2022

“親愛なる老舗ワークウェア各社様及びワークカルチャー様。貴方たちが紡いできたファイヴポケットパンツというヘリテージの糸は無事ピュアロウシルクに繋がっていますよ。安心してくださいね”
私は胸の内で虚空に呟きました。実用性とスタイルに直結したクレイジークリエイションは本当に尊い。変人万歳。

 

 

 



ランドリーバッグやコーヒー豆の保存袋で御馴染みのヘンプ生地。その見事なまでに容赦なくざらついた独特なテクスチャーを時になんとか滑らかにして、時にざらつきですら面白みとしてファッションクロージングに作り変える手法はこれまでにも幾度となく行われてきましたし、その中には時にアップサイクルと呼べるようなクリエイションもあったことと思いますので、こちらと出逢った時には“いわゆるそれらね”と独り言ちたのですが、いざ触れてみて驚天動地。全くもってざらつかないどころか異常なほどに滑らかで美しい光沢感を有していたと思ったらピュアシルクときたものですから、冒頭の呟きに至ります。

揃っているようでやはり揃いきっていないものの充分過ぎるほどに丁寧かつ圧倒的な暖かみが共存する手織り機であろうと想像できる異常なテクスチャー,オーガニックなカラーリング,時代性を感じさせながら独特な洗練性を感じずにはいられない風土の滲む世界観。このファイヴポケットパンツという王道に意外性と異常性をマリアージュさせたクレイジーな一本を製作したのは80年代後期に誕生したフランスのローカルメーカーで、レディースメインのそこが90年代の最初頭に数シーズンのみ製作したHommeのクリエイションピースという、これまた本国ならでは本場ならではの出逢いでした。

T:3と記されているのがサイズ表記と推測できまして、フレンチワークの文化でも0,1,2という表記があることからもLくらいなのかしらと思い足を通してみると普段48サイズの身体で丁度良かったのですが、それ以上にトロンないしトプンという音が聴こえてきそうな(聴こえたかも?)生地のドレープ感とナチュラルなレッグラインイメージからかけ離れた異次元のシルエット表現に驚かされました。それらはこれまでに体感してきたどの素材感にも当てはまりません。ピュアロウシルクで手織り機でヘンプ調にどっしりと織るとこんな感じなるのかと勉強になりましたが、近似値に出逢える気が全くしないので勉強は無駄になりそう。ちなみに全然涼し気でした。きっとシルクの特性上寒くなったら暖かく感じるのでしょうねぇ。

 

 

 

 

 



New arrival,early90s French pure raw silk 5pocket pants.

寿司を食べたらステーキも食べたいようにスラックスと同じく惹かれるカジュアルの代名詞ファイヴポケットパンツをピュアロウシルクにて。希少な構築で実用的で格好良くて王道の要素性もあって快適、“これぞファッションデザイナーの仕事”の中でも最高位だと思います。

 

 

SURR 福留

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イタリアの僻地で / Diary1070
17.8.2022

しかも英語が通じなくて建物の中に入ったら電波が無いような私の大好きな田舎町でバッグに一目惚れしたんです。




ロゴがどこにも無いものの、バックルやベルトループの裏側の小さな小さな留め具にまでしっかりと刻印を刻んだクラシック年代らしい“姿勢”が際立つなんとも可愛らしいバックパックは70年代のGucciクリエイション。いかんせん私はバックパックに明るくないのでしっくり加減が分かりませんし弊店でも数年御提案していない鞄スタイルなのですが、これは問答無用に完全に一目惚れ。巾着型の小動物的フォルム、背嚢だからこそのフラップないしバンドないしの独自設計、不可思議なピスタチオカラー、しっかりとエイジングが効いた上質なレザーテクスチャー、大型犬宜しくガンガンがつがつ日常を過ごしたくてたまらない、類似の無い存在感。これもまたGucci一族の美意識あってこそでしょうか。彼ら/彼女らなりの鞄におけるカジュアルとデイリーの在り方を静かかつ確かな贅沢で具現化すると、こうなると。

 

 

 

 

 

New arrival,70s Gucci leather backpack.

私はだいぶ以前に意識的に時間をかけて鞄を探してとある一つに着地しまして、その時にあぁこれで私の人生における鞄探しは終わった(と言うか終わらせることができた)と一安心したんです。そもそも鞄あまり好きじゃなくて持たなくて済むなら手ぶらと方が良いし、でも仕事する時はやはり手ぶらというわけにはいかなくて、でもいざ向き合ってみると価格面において天井が高いアイテムなので探すのも大変だし必要予算もシビアだしで面倒な存在だったので、ガツンと手に入れて終わらせようと思っていたんです。でも終わらせたと思って過ごしていたら他のバッグスタイルが欲しくなり、人間は欲深い生き物であり自分は愚か者であること、そしてそう簡単に終わらせることなどできないことを再確認しました。道具として必要ですしねぇ鞄。ことヴィンテージで出逢える品々は見事に格好良いですしねぇ。
モノグラムでもシェリーラインでもないフルレザーバッグ、こんなのがあるとは。フルレザーのバックパックって滅茶苦茶格好良いですよね。憧れです。しかしながらタフ&エレガントの調和はヴィンテージならではハイエンドの老舗ならではで、似たものや近しいムードと出逢えることはなさそうに思った一目惚れでした。
 
やっぱり現地及び本場はいつまでも強いし面白いなぁ。

 

 

SURR 福留

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