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TEEシャツのことばかり考えています、最近。ここ10年で一番考えているんじゃないかな、街行く人々のTEEシャツにも反応してしまうくらいなお陰で自分がどんなTEEシャツが好きかより明確になってきまして、まだ言語化はできないのですがそれを踏まえた上でSURRのディレクターとしてどう提案していけば良いか、TEEシャツをどう扱っていけば良いかが頭の中で徐々に形成されてきています。あと二、三年かけてより明確に明白にできたら良いなぁ。
想い返せばティーンネイジャーの終わり頃なんかは特に好んで着ていました。その頃に出逢ったLAILA VINTAGE、やはりTEEシャツをしっかりと表現していた印象で当時に購入した一着はまだクローゼットに入っています。今強く想うのは“SURRらしいTEEシャツ”をしっかりと表現したいということ。それにはもちろん昨今のヴィンテージTEE・ムーヴメントとは異なる必要があって、もちろん人気がある個体やデザインの多くは漏れなく素敵なのですが、もしそれらをセレクションするとしたら“人気があるから”ではなく“好きだから”という論点は当然マスト。可能な限り自分の趣味嗜好を優先させたいです。それにしても本当に天井知らずに人気みたいですね、ヴィンテージTEE・ムーヴメント、御客様が嘆かれて(困られて)いました。でも私その世界をほとんど覗いていないので、あんまり知らないんです。
以上のマインドにて前回の旅順でも数着のヴィンテージTEEをセレクションしました。私は音楽カルチャーからヴィンテージTEEの世界に入ったので、その分野がまずどしんと心の真ん中にあるのですが、言うまでもなく本当に様々なカルチャーがあって底がないですね。

音楽カルチャー

映画カルチャー

TVカルチャー

ファッションデザイナー

ミリタリーカルチャー

ユニフォーム
昨年末から何度かDiaryに書いているMYファッションアイコンもTEEシャツ大好きさんで、いずれのアイテムも着る回数が多いほどに心と身体にフィットしていくじゃないですか、おのずと猛烈に似合うんですよ彼女。で、前回の旅順で出逢った中に視た瞬間アイコンさんが着ている姿が浮かんできた一着があって、時期が着たら絶対に御提案しよーって思っていたんです。アイコンさんとは知り合ってから時間も経っていて有難いことに少なくない数を御認め頂いてきたのでお互いの趣味嗜好はある程度理解しあえていると勝手ながら思っていまして、そうなると似合いそうだなぁと思ったものって結構な確率で御認め頂けてきたんですよ、それこそ似合いそうだなと思った温度が高ければ高いほどに。で、今回のTEEシャツは自分にとって相当だったので昨日鼻息強めに御提案しましたら“え、誰これ”とたじろがれました



数多のTEEシャツを着こなしてきた稀代の勇者がたじろぐだなんて、私の中で逆に評価爆上がりな瞬間でした。どんだけの癖なんだよ、最高だぜ…今ある中で圧倒的に個人的趣味嗜好目線で好きなTEEシャツです。こうなるとまぁなかなかどうして旅立ちません旅立ちません。よし、エントランスは任せたぞ、リッキー!


これらにて空間を夏に変えさせて頂きました。テンション上がるぜ。これまで御愛顧くださった皆様方はきっと弊店にTEEシャツを期待しておられないことと存じますが、いつか“SURRらしいTEEシャツ”を一つのブランドとして御認識頂けることを目標にその他と併せて弊店のペースで精進したく思います。とりあえずアイコンさんみたいにTEEシャツが似合うようになりたいですねぇ。それには一も二もなく着ること、着れば着るほどに心と身体にフィットしますから。幸い先日からテーラードジャケット気分MAXなのでインナーにヴィンテージTEEは相性120点、そういえばティーンネイジャーの終わりにもよくテーラードジャケット+ヴィンテージTEE+ジーンズスタイルしていたなぁ。戻ったなぁ。よし、楽しもうっと。
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今年もやってきましたね、適切な素材と編みによって風を感じたり時に汗を吸ったりしながら風に当てたり時に洗濯機で洗ったりしながら、焼けつくような日差しから肌を守りながら軽やかに爽やかに過ごすサマーセーターの季節が。秋は主にカシミア,ウール,シルク、冬はカシミア,ウール、春はカシミア,ウール,シルク,コットン、そして夏はコットン,リネンと結局のところ一年中なセーターというプロダクト、夏のザラリとドライで肌に点で触れる爽やかなテクスチャーがまた最高なんです。
今回も強個性,ハンサム,クラシカル,アーティスティック,アヴァンギャルドetc.と幾つかの世界観から抜粋致しましたので着用者によって大きく異なる印象とスタイル性を味わって頂きたく思います。そう、セーターに限らないことですが私はこの生業においてこれら“着用者によって大きく異なる印象とスタイル性”という面白過ぎる要素性と共に生きてきました。一着の服がAさんではダンディに,Bさんでは可愛らしく,Cさんではクラシックに…と着る人のポテンシャルに応じて無数に変化する印象とスタイル性、本当に豊かであるとかねてより強く強く思っています。実際に御着用頂きその姿を眼の前にできる私は常に心躍り続けてきました。それはきっと製作者の意図であったりカルチャーが要因であったりなのでしょうが、いずれにせよ共通しているのはその一着(一つ)に対して誠意が注がれ続けていたからではないかと、美しく仕上げよう上質に仕上げようという真心が丁寧に込められているからではないかと私は思っています。
先日もとある一着をお連れ様と着比べて頂けまして、勝手に心から楽しく豊かな時間を過ごさせて頂きました。性別や月齢の違いでは説明が付かない圧倒的な印象とスタイル性の差異、いやー本当に面白過ぎる。その時AさんはBさんに対して“私より圧倒的に似合っている”と言っていましたが、個人的にはそんなことはありませんでした。Bさんは着ると自然体+モード感で抜群に御似合いでしたがAさんが着ると自然体+さりげない色香で抜群に御似合いになっており、要するにベクトルが全くもって違うというか言語が違うというか住んでいる星が違うというか、比べることができないということ。





New arrival,Vintage summer sweater.
また感じたいぜ、圧倒的な印象とスタイル性の差異。
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ずっと何かにはまっているとある時から一気にその逆の気分になることってありませんか。MYあるあるです。三年ほど前からカジュアルを特に勉強するようになりデニムジャケットやらスポーツジャケットやらを積極的に着ていたのですが、今月くらいからでしょうか一気にテーラードジャケットの気分になって数着のそれを着まわしては楽しんでいます。今はテーラードジャケット一色の気分で“ジーンズとの組み合わせ最高じゃね?”やら“軍パンとの相性抜群じゃね?”とティーンネイジャー時代に想っていたことを年数を経てまんま同じく思っています。でもマジで思いますよ、テーラードジャケット×ジーンズしかりテーラードジャケット×ミリタリーパンツの組み合わせって本当に最強だって。ティーンネイジャーの頃とはトレンドもショッピングスタイルも違いますしファッションそのものの在り方が大きく変化していますが、それでも,いや、それだからこそ最強度合いが高まっているんじゃないでしょうか。
セーターと同じく季節に応じたそれを旬のように楽しむべきなので、サマーテーラードジャケットを御提案させてくださいませ。素材感や構築個性は様々ですが、いずれも初夏でも無理なく着れる(と私は思う)三着。ショーツとコーディネートするのが楽しみですが、前倒しし過ぎると真にいざ着るべき季節になった時120%のハイテンションになれないので、やはりそれまでグッと我慢我慢。



背抜き仕様にコットン78%×シルク16%×ポリエステル6%という緻密な構築。かっるい軽い。2006年のPRADA Uomoクリエイション。



こちらは2001年のPRADA Uomo。裏地ゼロ構築ですが割合しっかりとしたコットン素材で、既に生じているヴィンテージテクスチャーが溜まりません。こちらは弊店にとって純ブレザーと定義できる一着、ミウッチャクリエイションにおいて金ボタンのブレザーって極端に出逢えないの、御存知?



2021年からおおよそ年に1回のペースでHermes hommeのブレザーを御提案出来ており嬉しい限り。しかもそれらが全て異なる構築であるのが更に嬉しい限り。こちらは初の背抜き仕様かつメッシュウールとおそらく今回の三着の中で最も涼しい構築となりまして、1991sとヴェロニクさんの初期クリエイション特有の“強さ(=旨味)”と共に未来永劫まで御愛用頂ける至極のサマーテーラードジャケットでござい。
Newarrival,Summer tailored jacket by Miuccia Prada and Veronique Nichanian.
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大好きネックボタン、今回はサマーセーター。



匿名性と濃い個性が光るカルチャークロージング。


PRADA Uomoのサマーテーラード。

Hermes hommeのサマーテーラード。

New arrival 1991s Hermes homme,2001s Hermes homme,2001SS PRADA Uomo,2006s PRADA Uomo,80s Trussardi,late90s Malo,80s Italian anonymouse,50s British work,50s French work,and 60s European work.
今回もしっかり濃い出汁が出ますように。
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New arrival.
弊店はほとんど毎日,時には毎時間,それこそこれを書き初めてから書き終わるまでの時間でも空間が変化します。それは弊店の品が一点物であるがゆえ滅多なことが無い限りRe-stockが叶わず、一つのプロダクトをまとめて複数というセレクション方式もほとんどないがゆえに1点が旅立つと店内の空気が変わるのです、変わってしまうのです。もちろん我々は小売りなので世界中のコレクターからアイテムをセレクションし御客様方に御届けすることの目的意識は上位に位置するのですが、これを小売側が自ら言うのは愚であり心さもしい負け惜しみ以外の何物でもないことが解っていても多くの品に対して素直に思ってしまうのです、“旅立ってほしくない” “旅立たなくて良い” と。それが店頭に並んでいるからこそ特にSURRらしく在られる とかSURRらしい濃い出汁が出ている と。The矛盾ですね、働くあるあるでしょうか。
本当に本当に有難いことに皆様方のお陰でここ最近濃い出汁の品々が立て続けに旅立ってしまいまして、もちろんそれでもなおラインナップも充分に濃いのですがもっと濃くもっと濃くと鼻息が荒くなってしまうのもまた私の仕事あるあるですので、今回の新作は濃い出汁を特に強く意識してセレクションさせて頂きました。うん、やっぱり様々な,ヘンテコな,変態的な,でも取り組んだ側は大真面目な,文化が混沌と入り混じっていることがSURRの大前提ですね。はい旅立ちましたのでRe-stockできるよう探します←この流れがほとんど叶わないことを嘆くor異なるけど同じくらいの出汁になる何か探しを楽しむ 一進一退ではありますが基本後者で居たい所存です。濃い出汁とはなんぞやの答えをそのまま自然体に示す空間(店舗)でなくてはいけないのでSURRも私も常にまだまだ!今以上に確立されたそれを構築できるよう一歩一歩精進します。


80s Burberry light cotton half lining coat,personal custom
シャツの如く軽いコットン,ほぼ裏地ゼロの構築,不可思議な着丈、出ました大好物の王道と非王道のマリアージュ。この違和感しかないハーフレングスはNICEセンスなパーソナルカスタマイズです。襟を立てた時に出現するバーバリーチェックに御洒落過ぎ警報発令です。


1970-1971s Hilton hotel official uniform jacket for Elvis Presley live,deadstock
1970年から1971年にかけてヒルトンホテルで行われたキング,エルヴィス・プレスリーのライヴ。それを見に来た御客様をもてなすホテルスタッフのために特別に製作されたヒルトンホテルのオフィシャルユニフォームがこちら。これも純正のワークカルチャー、面白過ぎます。


60s Guinness&Co. official uniform summer nylon jacket
対するこちらは皆大好きギネスビール社のオフィシャルユニフォームというこれまた面白過ぎる純正ワークウェア。ヨーロピアンカルチャーでは御馴染みの夏用ワークプロダクトのナイロン素材にギネス社の紋章がCOOL過ぎます。クオリティも流石の年代、粋です。


2001SS PRADA Uomo pure light virgin wool plain trousers
陽をかざせば透けるほどにライトなヴァージンウール、ミニマムな構築にミウッチャさんの美意識をビンビンと感じます。実は彼女のクリエイションでタックパンツって全然出逢えないの、御存知でしたか?


60s Italian Airborne Force paratrooper jacket,personal custom
ミリタリーカルチャーの中でも特にモードを感じる希少種,空挺部隊プロダクトの中でも特に出逢えないのがこちらのイタリア軍個体。かねてより同国のミリタリープロダクトには特有の“洒落っ気”を感じていましたが、この一着でその想いは一層強まりました。なんでしょうね、この真面目に取り組んでいるであろうにも関わらずどこかしらファッションへの意識を感じてしまう感じ。更にパーソナルカスタムで着丈が短くされているので、その感が一層に強まってるんですよ。


80s Valentino Beachwear light cotton half lining sports jacket
これは抜群に粋で洒落ていますねぇ、ほぼ裏地ゼロ構築でライトコットンでストイックなスポーツジャケット。ディティール性も配色も言うこと無し、この時代のヴァレンティノさんのスポーツ(=カジュアル)クリエイションは本当に堪りません。


90s Valentino Jeans wide jeans
そのヴァレンティノさんが1985年に発表したValentino Jeansによってモードの世界でもジーンズは定番と成りました。そのファーストプロダクトであったワイドジーンズを彷彿とさせてくれるこちらは純モードジーンズであり純ヴィンテージプロダクトという旨味総ざらいな一本。


early00s Herno riding-style half lining coat
イタリアン・ハイクリエイションが素直にヴィンテージカルチャーを解釈して構築したプロダクトは時に、どのジャンルも叶わない局地的に究極な一着に仕上がることがあると思います。ホースライディングを再解釈したこちらもまたそれに然り。


40s British railroad drivers unlined cotton jacket
サヴィルロウを彷彿とさせる美しい仕立て,アップルグリーンがかった個性的な色調,メタルチェンジボタンの威厳,そして“職種”を示すイエローのアイキャッチ。これまた純ワークウェアでありながら特に圧倒的な美意識に包まれた80年前の希少種を、喜ばしいことに未着用の状態にて。これ、滅茶苦茶に格好良いです!!
P.S.
皆様、ドラマ,かしましめしを御存知ですか。私は超久しぶりに放映曜日を意識してオンタイムで観ているドラマでして(多分木更津キャッツアイ以来。調べたら木更津キャッツアイの放映されたのって2002年でした。もっとドラマ観ようっと)、最近の私にとってかしましめしを観る時間はとても貴重です。素敵過ぎて思わず家族LINEグループでも兄妹に薦めてしまいました。見逃し配信や一気見配信がございますのでこのDiaryを即座に閉じて是非ご覧ください。
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これに関してはヴィンテージを生業とする者としての想い出やら想い入れやら羨望やらが在り過ぎて言葉が出てこないと言うか言葉にできないと言うか、久しぶりなレベルで混乱しています。いや、もうこのレベルは無いんじゃないかな存在しないんじゃないかな?



1967年に発表されモードシーンに革命をもたらした“男性の服装規定を取り入れた新しい女性像”は、60年代から模索された新しい精神の在り方を完璧に具現化し、1969年のプレタポルテでの販売においても大成功を収めました。
パリのMUSEEでもマラケシュのMUSEEで文字通り食い入るように見つめたムッシュのサファリジャケット。“男性の服装規定を取り入れた新しい女性像”のメンズ版、そう



Yves Saint Laurent Rive Gauche hommeのサファリジャケットをSURRで御提案する日がやってきました

New arrival,1969-early70s Yves Saint Laurent Rive Gauche homme safari jacket.
明日6日(土)より。
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圧倒的なエレガンスとクラッシックに対する造詣とオリジナリティが見事に調和したアルマーニさんのテーラークリエイション。元百貨店バイヤーだからこそ感じる紳士服に対する様々を具現化した結果、既存の男性像を解放し結果的に新たなスタイル性を生み出すこととなりました。その服飾史においても重要なヴィンテージ時代のそれらを、かつセットアップスーツで出逢おうとするなんて私にとっては愚です、愚。そんな出逢えませんもの、そんなハイエナジー・クリエイション。手放す必要がありませんから。旅順の度に“よーしアルマーニさんのスーツに出逢えるよう頑張るぞー”なんてしてたら持ちません色々と。そりゃ出逢えたら心が弾けんばかりに嬉しいですよ、そりゃ出逢えないかなって思いをゼロにすることはできません心のどこかには在りますその想い。でもそれを心の真ん中に置いていたら続けられません、文字通り折れちゃいます心。先日とある施設に伺った後、なんか凄く元気が無くなってしまったので久しぶりに一人で呑みに行ったんですが(最近一人呑み行きつけにできるところを教えてもらったんですよ!)、なんで元気無くなったんだろうなぁって薄ぼんやりと考えていたら半日くらいして気付いたんです、鳴々、私はその施設に期待していたんだなぁ と。一人で勝手に期待して期待していたのと違ったから一人で勝手に落ち込んだんだなぁ と。
だから期待しちゃいけないんです、更に言えば一人で勝手に期待して違ったら一人で勝手に落ち込んどけと。だから私は旅順の度にアルマーニさんのセットアップに出逢えますように なんて期待は抱きません。ましてや44,46,48サイズなんてもってのほか、愚の骨頂です。しかもアルマーニさん特有の柔らかさの中にクラッシックも程好く感じるテーラーバランスでスリーシーズンの生地感でって?え、スタンダードだけどさりげなく個性的な色調でダブルブレストだったら嬉しいって?



本場イタリアで46サイズのヴィンテージ・アルマーニスーツ、かつスリーシーズンのヴァージンウールでダークグレーにピンクのピンストライプのダブルブレスト。期待していないからこそ出逢えましたし、期待していなかったからこそ震えるほど嬉しかったです。これぞ必然。

New arrival,90s Girgio Armani pure virgin wool suits.
明日5日(金)御披露目です。御興味頂けましたら機会ございましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
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未だ群雄割拠な戦国時代なのでしょうか、ヴィンテージTEEの世界。きっとそうなのでしょう、引き続き熾烈を極めているのでしょう。弊店はきっとヴィンテージショップとしてヴィンテージTEEをあまり押し出さない(出せていない)方なのだと思います。理由は相も変わらず明白でズバリ私が御洒落として着ないから、いや着られないから着こなせないから。しかしながら一昨年くらいから自分なりにずっと考えてきましたヴィンテージTEE、決して嫌いではなくましてやSURRに至るまでの旧LAILA VINTAGE時代なんかはすこぶる楽しんでいたし、私に度量なのか度胸がないだけで好きではあるので。
御陰様で今年は“折角のゴールデンウィークなんだから特に素敵な御品を”の中に一枚のTEEをひっそりと潜ませることができました。群雄割拠な戦国時代においてSURRらしいヴィンテージTEEの在り方、この一枚からじっくりと構築できたらと思います。



私はこの会社に入社する前の学生アルバイト時代に大切なことを三つ覚えました。一つがショートピース、一つがキース・ジャレット、そしてもう一つがシンガーソングライターダンサーの岡村 靖幸。
当時のアルバイト先で私のことを“ぼくちゃん”と呼び多角的に可愛がってくれたとあるお姉さんがある日、“もしかしたら好きかもしれない、でも親と一緒に観てはいけないよ”と渡してくれた岡村 靖幸のライヴDVD。既に親元にいなかったため無理なく視聴し案の定岡村ちゃんワールドの虜となった私は様々な楽曲を今に至るまで聴き続けておりまして(ヨーロッパで不可思議なステップを踏んでいる時は高確率で視聴中です)、そのおかげか1996年のオフィシャルツアーTEEの入手が叶いました。なんてことないデザインですが、黒ボディにイエローのフロッキープリントで絶妙に小さい岡村 靖幸オリジナルのピーチマーク、私にとって最高のヴィンテージTEEの一つです。

(アレ?マルジェラさんはこのライヴDVDを見てあのアーティザナルパンツを作ったのかな!?)


(シンガーソングライターダンサーなので余裕で楽器を弾ける岡村ちゃん)

こちらは今回のツアーTEEよりも数年前のライヴキャプチャーですが、円熟味に相違はありません。尾崎豊と吉川晃司と夜の六本木や西麻布に繰り出してはじゃんけんで尾崎豊が勝ったら女の人が居る店,吉川晃司が勝ったら酒の店,岡村ちゃんが勝ったら踊る店に行っていた頃かな?時代とカルチャーの刺激がムンムンです。もちろん今も全盛期で今年の11月にもツアーやるみたい、行きたいなぁ。皆様も機会ございましたら是非動画サイトや音楽配信サイトで御拝聴なさってみてくださいな。御入用でしたら私の岡村ちゃんライヴDVDお貸ししますので店頭にて御声掛けを、でも親と観ないって約束してくださいね,,,

New arrival,1996s Yasuyuki Okamura official tour TEE.
明日4日(木)御披露目です。御興味頂けましたら機会ございましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
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本日から4日連続でDiaryを更新します。更新の翌日が店頭御披露目となりますのでどうぞ宜しくお願い致します。



集計を取っていないので定かではありませんが、体感的に2022年で最も御問合せ頂いた,店頭でお声がけ頂いた,“そういえばアレ”と話題にして頂いた第一位が上記のポストでした。巻き巻きできるユニークかつ実用的かつ良プロダクトなヴィンテージHermesバッグ、弊店においては珍しいRe-stockが叶いました。やったぜぃ。
日常において巻いたり広げたりするのかなと思っていたのですが、活用者曰く旅行用としてinバッグする以外基本的に広げっぱなしだそうです。この部分の負荷がやはり心配だったので安心しました。とは言え巻き巻きの姿、私凄く好き。あと前回は気付かなかったのですがサイズが弊店のショッパー中サイズとほとんど一緒で、中にショッパーがぴったり収まりました。偶然なのか必然なのか、これからは必然を求めていきたい。


New arrival,early00s Hermes rolled Chevre bag.
明日3日(水)御披露目です。御興味頂けましたら機会ございましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
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ですもんね、まだ微妙に寒い日や時間帯があるから油断していたら危ないですが、なんだかんだだいぶ暖かくなってきて先々週くらいにSURRも初冷房ONでしたので、個人的にサッパリと気兼ねなく軽やかに涼し気に着られる目線で新作を編集してみました。

80年代イタリアのアノニマスプロダクト。真夏も羽織れるピュアシルクでカバーオールの設計、+サイズ感と独特なシルエットバランスによって極めてモダンな印象に。これは無いですねぇ、大当たり。

こちらも同カテゴライズ、というか同コレクターさんからセレクションした一着。こちらはノーマルなシルクシャツなので同じくサラリと羽織って頂きたく。

こちらも同上。テキスタイルが御洒落です。





40sデッドストック、イギリス軍、フランス軍、ドルチェさんとガッバーナさん、そしてイタリアンアノニマス。生地感は軽めなのでサッパリと穿けてそれぞれに明確な個性有りで、各自コンディションもGOODとあって皆様方であれば現代的なスタイルでお召し頂けることと存じます。

はいきました“デザイナーが解釈する王道的ミリタリーSTYLE”という勝ち確定なクリエイションゾーン。あの人もアノ人もアノヒトも手を出したアメリカ軍の最王道(と言っても良いのでは?良いのでしょうか?よく分かりませんが)のフィールドジャケットSTYLE、今回もオリジナルの魅力を受け継ぎつつデザイナーズカルチャーだからこそな味わいと求心力をプラスした、捉え方によってはズルい一着に。

ミウッチャさんによるナイロンプロダクトのシリーズより、弊店においては初のテーラードジャケット型を御提案させて頂きます。諸々においては勿論最高かつ抜群ですが、個人的には2000年代初頭ゆえの細さとゆったり感がマリアージュするクラッシックなスタイル性が、堪りません。
以上です。皆様も引き続き朝晩の冷え込みや最高気温の数字では測れない寒の戻り、急な雨などに御配慮頂き御自愛頂きつつ、機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
・余談その1
昨年のふとしたタイミングに 自分はどの服をどれくらい着ているんだろう と思ったので個人インスタに可能な限り毎日当日着ている服を走り書きしたポストを残すようになりました。今月で1年経ったので今集計しているところなのですが、うぅむ結構面白い。既に10アイテムほど記憶していないアイテムがあったので想い出せて良かったし、こういうコーディネートをしていたなぁと自分で自分を参考にできるのはデカいです。最終的には四半期,半期,全期においてアイテムとか登場ブランドとか登場プロダクトとかランキング付けられたらと思っています。今のところ4から8月まで集計が終わったのですが活用No.1がArnysのデニムトラウザー、No.2がHermesのサンダルでした。これがどう変わってゆくのやら。ちなみに上記期間でアイテム数は82点、フランス人は服を10着しかーうんぬんかんぬんは実現可能なんだろうか?
・余談その2
弊店なりにゴールデンウィークSPECIALピースを来週から御披露目していきます。私にとって胸が張り裂けそうなほどに熱い品々、御興味御期待頂けましたら幸いです。
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1930年代の社交界で愛されていた背面が覆われていないベスト,Backless waistcoat。ゴルチェさんらしさ満載のクラシックかつエレガントかつフェティッシュなメンズクリエイションにドキドキ。これを着て是非FASHION FREAK SHOWへ是非に。



ゴルチェさんの次はミウッチャさんによるメンズクラシックエレガンス。弊店においては珍しいRe-stock、2021年12月ぶりに名期2012AWの名作スリーヴレスコットンドレスジャケットでござい。



弊店にとって特に欠かせないテーラードジャケット、これまでも欠かしていなかったもののよりしっかりと御提案するぞと意識して1年2年ほど経ちますが、実はほとんど御用意できていなかったブラックジャケット。個人的ロジック“王道であればあるほど出逢えないなぜなら皆手放さないから”かと存じます。前回の旅順でトムさんによるGucciクリエイションに2着出逢えたので秒でセレクション、サイズ46と50でござい。



こちらもまた蠱惑的なテーラードジャケット。アルマーニさん本人が着ていそうなミニマムでさりげなく造形的な一着。生地感も抜群に上質かつ軽量で、若干透け感のあるドライなサマーウール。これはエロい。



2021年3月のDiary956で御提案させて頂いた変形立ち襟のフレンチワークジャケット、今回もAdolphe Lafont社での出逢いでした。私、猛烈にツボなんですこれ。95%の超王道と5%の超非王道、このマリアージュでデザイナーのクリエイションだもん。




そう、超王道と超非王道のマリアージュにとことん弱い私はこのコートと出逢ってから数時間、自分のものにしたい欲求と正面から向き合いました。あれはとある日のナポリ、スケジュールがずれたりで思うように進行できず若干落ち込んでいた私がその日の最後に向かったコレクターの下で出逢った一着のヴィンテージバーバリーコートが、ん?マフポケット付きだと!?ジッパー&スナップの前立てだと!?コーティングのバーバリークロスだと!?レザー配置だと!?ステキな襟裏だと!?と超王道バルカラーコートに注がれる様々な超非王道。特有のエイジングとオーヴァーサイズにとどめを刺され、夜でちょっと冷え込んでいたこともあって着て帰り、ホテルに着いてからもベッドの正面にハンギングしてずっと眺めては悩み目を逸らしては悩み眺めてはの繰り返し。でも今回もちゃんと守りましたよ“旅順での出逢いは全て御客様へ”のMYポリシー。これでまたMYヴィンテージバーバリーコートとの出逢いが遠のく足音が聞こえたとさ。これとは違ったベクトルの問題視です。
以上、今週の新作アラカルトでした。
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これでもう〇〇は終わり(あがり) なんて思ったり言ったりすることありますが、なかなかどうしてそう簡単にはいきませんよねぇ鳴々人間ってなんて欲深なんでしょう。
まぁテーラードジャケットは好きなんで終わらせるつもりはなくてシーズンに応じたそれぞれが一つずつ増えるのはコレクション欲が程好く刺激されてた楽しいし、セーターは純粋に必需品だし私が素肌に着ていることもあって消耗しますからこれまたシーズンに応じたそれぞれが必要。ちなみに今一番のお気に入りセーターは真っピンクのカシミア×シルクで着る時この界隈で一番真っピンクが似合っているぞ俺はって気分で超ご機嫌。本当に良いですよね、これは良いな似合うなではなくこれは俺のために存在しているんだって思えるレベルで心身にフィットする服って。個人的には年に一回出逢えればラッキーってレベルの希少種です。

New arrival,1994s Hermes small leather bag.
ジュエリーはもう大丈夫です願望落ち着きました。数年前に増やすタイミングを自分の中で明確に設定できて、それに則って向き合っているので大丈夫。ファッションブレスレットとパーソナルブレスレット一本ずつ在るしね。時計は興味無くなったに近くて最後にこれ買おうって一本をどこかのタイミングでGETしたらそれこそ終わりです。ヴィンテージウォッチの世界も本当に凄いですねぇ、元々よく分かっていませんでしたが一層よく分かりませんよー。盛り上がることで考え方の切り口が増えまくって必要以上に情報が入ってきて混乱するのはしんどい。学生時代にヴィンテージ時計屋さんで理由もなく気に入った時計がロンジンでそこの店主に“おっ分かってますねぇ”と褒められたのが懐かしい。おかげで今でもロンジンが好きですよ、店主。

New arrival,00s Hermes peachskin cap.
鞄なんてまさしくそれで、10年くらい前に様々考えてバッグ貯金なるものまでして買ったそれを使いに使いまくることでまた感じることが増えて新たな欲望が湧いてきました。私本当に鞄苦手なんだなぁってつくづく思いますよ、苦手だから意識しちゃって終わらせたいとか思うんだろうなぁ、終わらせられるはずもないのに。だって生きてたら生活様式だったりスタイルだったり必要な要素だったりって変わっていきますもんねぇ。昔は大きい鞄とか使ってたんですけど本質的にガサツなので大きければ大きいだけ無駄にものを入れっぱなしにしちゃったりゴミをそのままにしちゃったりで諸々と良くなかったので、バッグ貯金でまずPCと御弁当と水筒に丁度良いクロスボディバッグを買いました。当時はいろんな店舗に立っていたのでPC持ち運びがマストだったんですよ、両手が空くのも仕事上都合が良かったし。

New arrival,2002s Hermes leather tote bag.
でも使い続けることで本当に色々と分かってきますね、あぁ両手は空くけど身体への負荷がかかるなぁとかちょっと荷物多い時に微妙に困るなぁとか、あぁハンドルバッグって片手が塞がるけどパッと持ててパッと置ける機動力は相当に有利だなぁ とか。BESTもMUSTも本当に変わっていくしTPOに応じる必要もあるし、それこそ御客様とかから年齢的にちゃんとしたバッグがなんて御言葉も頂いたりします。私その加齢に伴って上質さを求めるマインド本当に本当に大好きなんですよね、生物的に極めて正しい心境とすら思います。これだから月齢が重なるのは楽しい楽しい。

New arrival,80s Hermes pile bucket hat.
もうSURRにしかいないしルーティーンも在る程度整ってきたことでマインド的により無駄のない容量の鞄を求めるようになりました。もう一切の隙間無しレベルで少しでも荷物増えたら鞄に入れたエコバッグか手持ちで対応みたいな感じがベストOFベスト。それこそパッと持ててパッと置ける機動力もマインド的にベストOFベストだったので数年前に御提案したマチの広いスモールバッグをずっと求めていまして、やっとプライベートで出逢えたので自分への誕生日プレゼントとして買っちゃいましたよ私、これ↓の色違い!

New arrival,2005s Hermes small leather bag.
私はこれ↑に弁当、水筒、鍵、オーディオ機器、時に折り畳み傘をピッタリ入れているのですが、丁度良さが快適ったらありません。私基本的に適当なんですがところどころでピッタリスッキリ丁度良くできることに相当の快感を得るみたいで約10年ぶりの鞄、最高に楽しんでいます。貴方のベストOFベストはなんでしょうか、丁度良い快適さはなんでしょうか。なかなかどうして諸々終わらせるのは難しいかもしれませんが、だからこそ是非お楽しみくださいませね!
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弊店では初めての御提案となるバブアー社のフライフィッシング用プロダクト。1stリリース時代ならではのどっしりとした身幅とキュッとした着丈のバランスは良い意味で同社における異端ですね。LARGEサイズがウレシイ。



先の旅順の中でも特にカッティングエッジなテーラードジャケットであったこちらはMissoni夫妻によるハイエナジーなクリエイション。シルク(おそらく)とウールの切り替えしが文字通り光るタキシードジャケット、渋さとエロさの具現化です。シルエットも絶妙にファッショナブルなBOX、このバランス感は他にないですね。



個人的にトップクラスに“洒落た”Vintageフレンチワークウェア、なんじゃそりゃな切り返しは滑走路での視認性を目的としています。フレンチワークカルチャーの中でも際立つ個性はエアプレーン・クルーという背景あってこそ。こういったレア職種計フレンチワークピースを収集しようと画策していた時期がありましたが、出逢えなさ過ぎて諦めました。フレンチワークジャケットくださいって言われてこれ出したら怒られそうな個性、堪りません。



後々のイタリアンモードデザイナーを彷彿とさせるアルマーニさんの先見の明的ミニマムクリエイションってあんまり出逢えない。徹底的に除外された様々なディティールにポリエステルモールスキンの実用美、そこに合わさるはどうしても隠せないアルマーニさんの力強い男性性の美意識で、このスパイスによって良い意味で後々のミニマムモードとは一線を画した自然体なマスキュリンを獲得しています。ふんわりと軽いハーフコート、良い。
以上、春ニットウェアに続いて今週の新作4点でした。機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
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12月にも秋冬のニットウェアを御提案させて頂きましたが、ポカポカ陽気が心地良い春も私にとっては引き続きウール、カシミア、シルク素材の旬。ウェイトを変えるだけで適合のベクトルが変わるそれらはやはり最高のパートナーです。これを書きながら私もカシミアシルクセーターをON素肌で着ています。SURRの窓は全開で風もなく雲一つない空模様、傍らには炭酸水、足元はお気に入りのコットンソックスと今一番気分なスニーカー。これを御機嫌と言わずなんと言う。あ、でも強いて言えば酒呑みたいかな。

New arrival,Vintage knit wear for spring.





様々なクリエイション背景による上質なウール,カシミア,シルク。様々なフィッティングコンセプトによるロングスリーヴ,ショートスリーヴ,スリーヴレズ。ヨーロピアンカルチャーらしい様々な色彩美。あーもう堪らない埋もれたい。好き過ぎるニット楽し過ぎるニット。個人的には引き続き半袖ニットをレコメンドです着る人全然いないかもしれないのですが。“いやいやニットなのに半袖って”って御思いのそことそことそこの貴方、ってことは爽やかにも暖かにも振れるということなのでインナーとして様々活用できますしTシャツとは異なるテクスチャーゆえ一枚でも絵になるんです。本当に騙されたと思って一度ワードローヴに組み込んで頂きたいなぁ。あとは引き続きON素肌も御推奨。春向けのテクスチャーゆえより一層心地良い肌触りですから、周囲には分らない“着る本人”にしか分からない心地良さを誰にも知らせずコッソリと半笑いでお楽しみ頂きたく。

今回は12点です。どうぞ宜しくお願い致します。
SURR 福留
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金や貴石や天然石を用いたファインジュエリーの類を弊店ではパーソナル(な要素を主張しがちな)ジュエリーと捉えているのに対して、それ以外のほとんどをファッション(的な要素として楽しめる)ジュエリーと捉えてしばし御客様方に御案内することがあります。寿司とステーキ,中華とイタリアン,蕎麦とウドンなどと言ったように、双方それぞれ異なる磁力で惹かれて楽しめるのがパーソナルジュエリーとファッションジュエリーの関係性でして、そこには良し悪しの概念もどちらが偉いという指標は皆無なのは至極当然で、もちろんあくまで弊店の捉え方ゆえファッションジュエリーをパーソナルなジュエリーとしている方も多数居られることと存じます。そういえばいつも御世話になる特定区分における超絶スペシャリストであり私が勝手に心の師の一人としている彼は超ごついインディアンジュエリーをそれこそまさにパーソナルな結婚指輪にしているもんなぁ。
寿司も食べたいけどステーキも食べたい、中華も良いけどイタリアンもなぁ、そんな二択あってこそ人生というもの。引き続き皆様方には二択と言わず三択四択とカオティックに迷いまくるくらい幅広く様々な世界観とカルチャーを御査収頂き、様々な選択肢があって困っちゃうーと言いながら顔は半笑いみたいな日々を過ごして頂きたく存じます。
弊店らしいゆっくりとした空気と同じく本当に有難いことに1点1点とゆっくり旅立っていきケース内がだいぶと寂しくなってしまいましたので新作のジュエリーを御披露目させて頂きます。10あっても1旅立ったら明確に9に成ってしまい補充という概念が希薄なのがヴィンテージの若干切ないところであり、補充がない代わりに新たな出逢いという刺激を得られ続けるのがヴィンテージの最高に楽しいところ。弊店はごく一部を除いてRe-Stockの経験がありません。






個人的にファッションジュエリーの最筆頭株であるデンマークジュエリーを主にヴィンテージTiffanyが1点、PRADAのランウェイピースが1点となります。ソリッドなシルバーテクスチャーはやはり続々とゾクゾクさせてくれますし、個人的にはあの頃コレに出逢えていたらアレ買わなかったんだけどなー的な2本のブレスレットは是非手首寂しい貴方や貴方に御覧頂きたいです。まぁそういう自分用にいつまで経っても出逢えなかったから怒りの銀座ダッシュ即決がアレだったんですけどね。身に着け続ける→一切身に着けない→身に着けるの流れで今はたまに身に着けるのフェイズに突入しています。やっぱり楽しいですよね、ファッションジュエリー。

New arrival,Vintage fashion jewelry selection.
また身に着けたくなってきたな、アレ。
SURR 福留
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そういえば先日御客様からSNSをやっていないのでDiaryの更新は助かるとの有難い御言葉を頂いた時に自分も“そうそう、最近ブログが無かったり更新されないショップ多いんだよな!”と最近思っていたことを言語化できました。ブログというコンテンツからSNSというコンテンツへの移行は当たり前になりましたねぇ今更ですが。ブログは既に形骸化してしまったのでしょうか、引き続きDiaryを更新し続ける自分は相も変わらずで良く言えばクラシックないしオールドSTYLE悪く言えば時代遅れ。私の中では自己形容は後者の方がしっくりきますHAHAHA。
あ!あと日本でもやるんですねゴルチェのミュージカルFASHION FREAK SHOW!!!2018年に運良く現地で観覧できたんです。下はその時のワンカット。

滅っっっ 茶苦茶面白かったもんなぁー構成とか演出同じかなー同じだとしたらオープニングムーヴィーは必見なんだよなー。舞台とか知人が出てるのしか行かない造詣や趣きを微塵も有さない私ですが存分に楽しめました。5/19から6/4までみたいですね、皆様も機会ございましたら是非に。
さて、そんなゴルチェさんとTHE ALFEEの共同ライブが行われた1989年に製作されたこちらのHermes hommeジャケットのライニングはヴェロニクさんの最々初期にのみ採用されていた一見それと認識できないHが隠された超絶格好良いデザイン。私をどこまでも興奮させてくれます。




複雑で豊かなカラーリングと光沢が相まってなんかこの写真CGみたいじゃないですか?特に一枚目。なんというかピクサーのカーズ的なテクスチャーと言うか、たまに自分で撮っておいて脳が混乱することがあるんですが、今回は特に顕著。その理由はピュアシルク・フランネルの起毛を伴う光沢感でして同社ならではの特出して特別で贅の限りを尽くした素材選びに仕上げはここでもまた着る本人だけが濃く強く感じられる最上の楽しさと幸せに成ってくれます。
“着る人の個性特性を邪魔せず、陰ながら支えてそっと底上げする”。そんなクリエイション哲学を一貫することによって一冊の本に一つの章が増えるかのようにコレクションを積み重ね続けるヴェロニクさん、良い意味でその時その時の時代性を感じさせながらも太い縦軸で繋がった世界観は最初期であればあるほどに彼女の根本的なパーソナリティーを色濃く感じさせてくれますが、先の1992年クリエイションよりも更に古い1989年クリエイション、やはり肩と背中が抜群に逞しく凛々しく果てしなく美しく儚い。出逢えて触れられて、そして現代の一着として御提案できて幸せです。

New arrival,1989s Hermes homme houndstooth pure silk jacket.
先日東京でランウェイやっていましたね。その前後日は道端にやはらめったら洒落た欧米人が多数居り眼福でした。ショーの最後に登場したヴェロニクさん絶妙なレッドカラーの腰丈ジャケット着ていましたね、アレアレ、美しさと機能性を天秤にかけた時後者を選んで羽織りました的なスタイルムード。最高です。
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先日この一着に対して“ムッシュってこんなのも作ってたんだ”という御言葉を頂いたのですが、私はムッシュに対してそのように思ったことが無かった。何故ならばムッシュはなんでも作ってきたから。退任する少し前にキャリア40周年を記念して過去クリエイションを総集結させたドラマチックなショー(BGMはラヴェルのボレロ、最高)がスタジアム,スタッド・ドゥ・フランスで行われたのですが、終了後に幾人かから“あまり刺激的ではなかった”というコメントが寄せられました。しかしながらその理由はムッシュが後々のファッションデザイナーや人々のスタイルに強い影響を与え過ぎたがためにの過去クリエイションの数々が街中で当たり前のように見かけるほど人々の間に定着してしまったがためのものという、一見否定的なコメントながらいかにムッシュが偉大なファッションデザイナーであるかを物語ると言うエピソードがあるくらいですから。




しかしながらなんでも作ってきたムッシュにおいても今回の一着ほどデザインリソースが個性的と言うかユニークと言うかフェティッシュなことはほとんどないように思います。そもそもにおいて60-80年代のRive Gauche hommeが幻のような存在であることを,ウィメンズのクリエイションと比較すると出逢いの確立は1/100以下であることを,デザイナーズヴィンテージを長年専門的に収集してきた現地のコレクターですらその存在を認識していないほどであることを,当然ながら私も10年ほど前にとあるコレクターの下で出逢うまでその時代のRive Gauche hommeなんて存在することを一度も考えなかったことを差し置いて、単純明快にユニークなリソースを採用した一着なんです。



ザラリとドライなライトコットンを採用しアイヴォリーとカーマインでまとめたこちらのツートーンの腰丈ジャケットのモティーフはなんとテニスプレイ。テニスではなくテニスプレイです。サイズ表記が存在しないがためにフィッティング提案が読めないのですが、身幅のボリューム感に対して短めの袖丈バランスもプレイを考慮すると納得で、更に細身なアームと何よりボールが落ちないがための特殊なスラッシュポケット設計が紛れもなくテニスではなくテニスプレイであることを示す特出してユニークかつフェティッシュなリソースなのです。想像の域を出ませんが、本当にテニスプレイ用に製作されたと言われても不思議ではない構築なのです。その可能性がゼロではないのがそれこそなんでも作ってきたムッシュならではというもの。

New arrival,early80s Yves Saint Laurent Rive Gauche homme tennis jacket.
可愛くないですか?でも着用時のスタイルはダンディにも成れます。そこはやはり良質で上質なクリエイション特有の懐の深さで着用者の特性に合わせて印象を変化させられます。軽くてスポーティーで上品でシックでしっかりと個性的なコットンジャケット、春夏の羽織りの最適解の一つですね。
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建築学,航空学,フランス空軍パイロットを経てからファッションの世界に入り、クリストバル・バレンシアガを師事した後の1961年にデビュー。ファーストコレクション“白の幻想”にて高い評価を得て1965年の“ミニ・ルック”にてそれまで醜悪とされていた女性の膝頭を解放しファッションシーンに大衝撃を与えた後も“コスモ・ルック”や“シースルー・ルック”などの様々なコレクションによって服飾史を牽引していたフランスのファッション・デザイナー,アンドレ・クレージュ氏。ミニスカートの発案者はマリー・クワント女史だと言われていますが、オートクチュール・コレクションで初めて採用したのは彼なんです。私にとってアンドレ・クレージュ抜きに服飾史を語ることは、至極当然不可能。

我々はデザイナーズヴィンテージと定義する区分には様々な人々が居りまして、その内容は年々更新しています。2050年に成ったら2020年代をヴィンテージとしているということですね。はてさていったいどんな内容になっているんでしょう、その頃にはアレやコレが良いクリエイションに感じられるのでしょうか。神のみぞ知る。なので今とSURR設立直後も違いますし、旧体制であったウィメンズとメンズ混合のLAILA VINTAGE時代の頃なんてもう本当に全然違います。更新され続ける今をモダン・デザイナーズヴィンテージとしたら旧LAILA VINTAGE時代は紛れもなくクラシック・デザイナーズヴィンテージ。そう、クラシックなんです。
その頃は前述した60年代を一つのカテゴライズとして強く濃く認識していましたし、実際にそれを特出して好まれる御客様方も少なくありませんでした。今はきっとファッションを学ぶ立場の方や調べるのがお好きな方でしたら一つのカテゴライズにしているかもしれませんね。事実雑誌や映画やCM用の衣装として“シックスティーズスタイル”という御要望の声が消えることはありません。それほどまでに明確な世界観を有するシックスティーズを構築した数人のうちの一人であるアンドレ・クレージュ大先生は元々建築や航空を学んでいたり、1967年の時点でオートクチュール部門をPrototype(原型)、プレタポルテ部門をCouture futur(未来のクチュール)、ニットなどの軽い衣類部門をHyperbole(双曲線)とクリエイションを3つに分けるといった今のアチラさんやコチラさんのような姿勢を先行して行うなど近代未来に対する関心が強くそれらを先読みして行動に移す方で、それゆえに膝頭を開放したりコスモ(宇宙)ルックなどが産まれたのですが、それと同じく大先生本人が愛して止まなかったフューチャリスティック素材にビニールがありました。いわゆる化繊素材、ここでもアチラさんやソチラさんの顔が浮かびますね。

このスタイルを本当に好んでいたようで、時代を越えて様々なシーンでの着用が確認されています。上記の記録写真ではウィメンズプロダクトを着用しているのでCourrages hommeが始動する1973年以前ですね。

こちらは1976年の記録写真。メンズプロダクトになっていますね。





そしてこちらがミッドナイトブルーカラーの同プロダクト。デザイナー本人が愛用していた個体の御提案が叶うなんて本当に光栄ですよ、大先生。
と言うか、と言うか、とゆーか。この時代のCourrages homme自体出逢ったことがないし記録写真もキャンペーンビジュアルも一度も見たことがない。これを譲ってくれたコレクターも同じくでした。2020年にニコラス・デ・フェリーチェが就任して70年代のビニールジャケットをアイコンとしてReedition名義でメンズでも展開した時にこんな感じなんだーって関心したくらいですもん。なんだよラベルデザインかっけぇなぁ、ac(Andre Courreges)ロゴ横並びしか見たことなかったけどHommeだと縦バージョンになるんかい、サイズ表記Cってそのカルチャーを知っているからA→Sサイズ,B→Mサイズ,C→Lサイズって分かるけどそうじゃなきゃ珍紛漢紛(ちんぷんかんぷんって漢字あるんですね)やないかい。15年以上向き合っててもなお“はじめまして”、面白いって。

New arrival,early70s Courreges homme vinyl jacket.
リーバイス2ndジャケットSTYLE、フレッドペリーのポロシャツを愛用していたがための胸元ワンポイント、特徴的なFULLパイルライニング。独創的過ぎるって面白過ぎるって大先生。
これは私にとって紛れもないミュージアムピースであると同時に現代のファッション目線において独創的なテクスチャーで,堪らなく好みなカラーリングで,猛烈に愛する腰丈でクラシックカルチャーを直接的に感じさせつつオリジナリティー満載で,現代的な着こなしにマッチするオーヴァーサイズというリアルクローズに適し過ぎており,コンディションが抜群なヴィンテージピースです。本当ありがとうございます過ぎるって大先生。
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マスク自由化となって皆様いかが御過ごしでしょうか。もちろん弊店も着用は自由でそれを機にエントランスでの検温を省略させて頂きました。いやぁ、会話が楽で大いに助かります。体感的にマスク着用時の70%くらいの力で充分に話せるのでもしかしたらこの数年で地味に肺活量が高まったのかもしれませんね。かねてより換気を兼ねて窓を全開にしておりまして、こういう時には立地は悪いながら風通しが良い空間であることに改めて感謝。先日よりすっかり春めいてきた東京、大変に気持ち良い日々です。なお先にインスタグラムにも記載しましたが、もし花粉など外気の影響を受ける場合は閉めますので、引き続き御気軽にお申し付けくださいませ。
はてさて3月もそろそろ終わりということで(そういえば先日は天赦日と一粒万倍日が重なる春分の日でしたね。母から宝くじを買うよう指令がありました)、新年度を先行で祝して個人的に特級の新作3点を御披露目させて頂きます。70年代初頭、80年代初頭、1989年と順にデザイナーズヴィンテージにおけるメンズヒストリーを追って頂ける面々です。









80年代初期ですら一部のクリエイション区分だったら大々興奮なのですが、前回の旅順にて70年代初頭まで遡ることができました。これは曲がりなりにも一応デザイナーズヴィンテージを学びその歴史と共に歩んできた私にとって列記とした事件であり天変地異とも言える出逢いで、弊店は品々をアートピースとしてもミュージアムピースとしても御提案する気は微塵もありませんし更に言えば衣類をそのような扱うこと自体に抵抗があるのですが、久しぶりにきました、無理なくアートピースとミュージアムピースと捉えられる存在。
でももちろんデイリーウェアとして御提案させて頂きますよ、それは絶対。時を越えた今のこの社会だからこその感性と着こなしで、是非に。

New arrival,Designer vintage history selection,early70s,early80s and 1989s.
あーこの感じは絶対一人で興奮しちゃうパターンだな。たまに御客様と交流していてあるんですよね、あー今俺一人で空回ってんなって時。たまにじゃないか、てへっ。今回は週明けから1着ずつ粒立ててDiary書く予定です。投稿順を年代を古い→新しいにするかその逆にするか、考え中。
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私は化繊の服をほとんど着ません。薄ぼんやりと回想しているのですが常用していた時期もなかったような気がします。引き出しの奥から出てきたTEEシャツを部屋着にしたらすぐに不快な感覚になったのでタグを見たらコットン50%×ポリエステル50%だった時はどんだけ慣れていないんだと自分に呆れましたし、一昨年くらいから春夏は中川政七商店のピュアコットンソックスを色違いで穿き回し秋冬はモンベルのピュアメリノウールソックスを穿き回すようになりましたし、アウトドアメーカーの服は着たことがないし。そんな化繊経験値が極端に少なく正直に申しあげて若干苦手な私が唯一着るのが、そして手持ちの中でもお気に入り度が高いのがミウッチャさんによるナイロンプロダクトです。
様々な意図と意識によって選出されクリエイションを文字通り彩るポコノを筆頭としたナイロン素材。強い軽い肌触りが良いなどの有意義で有益な存在感は皆様御存知の通りかと存じます。上質な天然素材と同じくナイロンを愛しているミウッチャさん、その起点はやはりポコノとの出逢いでしょうか。その瞬間に今に至るまでの確実な“勝ち”が頭に浮かんだんじゃないかと思うほどにナイロンの扱い方、そして活かし方に長け過ぎているように思います。実際に活用し愛用することで生じる機能性に気が付いた時は狂喜したんじゃないかなぁ。

中でもこのナイロンの有意義さ有益さは尋常ならざるものがあります。体感的にはポコノの1/2から下手したら1/3の薄さと軽さで、それこそ“シャカシャカ”な質感は私が最も縁遠く感じるイージーなクリエイションで目にするようなチープなそれを想わせますが、やはり段違いに上品なのは言うまでもありません。細いナイロン糸を高密度に編み上げた一層滑らかな肌触りは生地の軽さも相まって触っているのに触っていないかのよう。
正直言って私はこれまでここまで軽いナイロンを自身に求めたことはないのですが、今の私はこの軽さと滑らかさに猛烈に惹かれています。触っているのに触っていないかのような着ているのに着ていないかのような軽やかさ、ポケットの実用性、程好い腰丈。こんな絶妙なプロダクト、無いです。ここまで惹かれるのは確実に加齢によるスタイルとライフスタイルの変化ですね。年取るって、面白れぇ~。



ジップアップとマジックテープのコンビネーション、良いぞ良いぞ良いぞ。ぴっちり閉じて防寒性を求めても良いし一箇所だけピッとマジックテープを留めるだけでも良いし。私は確実に大助かりな着方です。ブラックとホワイトのスポーツジャケットスタイルとミッドナイトブルーのフ―ディースタイルはいずれも名期1998SSのプロダクト。そのシーズンの特徴である絶妙なオーヴァーサイズフィッティングなのでスポーツジャケットはともにSサイズ表記なのですが46サイズほどのフィッティングでフ―ディーはLサイズ表記なので50から52サイズほどのフィッティングとなります。ミウッチャさんのスタイル提案に則ってオーヴァーサイズで着るもよし御自身の好みに則ってナチュラルフィットで着るも良し。どうぞご自由に。あーこのストイックなスポーツジャケットスタイルは女性にもはまるだろうな、素敵だろうなーやばいな痺れるなー。

これはブランド側からの提案には含まれていないはずなのですが、あれ?できるんじゃねぇ?と思ったら無理なくできました、ポケッタブル。きっとこうやるのが助かる時もあるはずです。気温が微妙な日とかふとした折りに着なくなった時とか、雨具の替わりとか。ポケッタブルで悪いことはありません。

New arrival,1998SS PRADA Uomo super light nylon sports jacket and foodie.
いやーマジで良い。良過ぎます。
SURR 福留
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