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サラリとセーターSTYLEも好きですがサラリとシャツSTYLEも好き。まぁ皆好きか、セーターよりも好きな人多いか?見てても心地良いですしねサラリとシャツSTYLEってほぼ間違いなく着ている当人も快適というかおそらくは自分らしくいられているのでしょうし。タックインするのかしないのか,ボタンをしっかり留めるのか留めないのか,袖を捲るのか捲らないのか,カジュアルに着るのかドレスに着るのか。個人的に今年のMYシャツSTYLEは完全に一択でタックインせずにボタンもラフに留めて袖を捲って上質な個体をカジュアル(な気持ち)に。要はサラリとシャツです。
と例年以上に明確なイメージがあるにも関わらず,いや逆に明確なイメージがあるからか例年以上にプライベートショッピングで着たいシャツに全くもって出逢えませんが悲しいかな慣れたモンというかなんと言うか、引き続き逆引き寄せの法則宜しくな探したら見つからないメソッドを今回もビシバシと感じています、いやはや“良いもの”に出逢うことがいかに尊いか。品質しかり技術しかり感性しかり熱意しかり“良いもの”でサラリと着られればなんでも良いんですけどねド王道メーカーでも老舗デザイナーでもチャレンジャーデザイナーでもアノニマスでも、デザイン性皆無のプレーンシャツでもデザインシャツでもワークシャツでもミリタリーシャツでも。
ということでSURRなりのサラリとシャツの新作セレクションです。
桃色ドレス。これまた熱量たっぷりの存在感ですねぇ。
今回のセレクションでこれが最もデザインに振り切ったイっちゃっててイケてるシャツ、ヴェルサーチェさんの最初期メンズクリエイション。
タータンチェックに加えて猫目ボタンを選ぶ感じのヴァレンティノのムード、やっぱ好き。
ミッソーニの総柄シャツって独特のコクが先立つことが多いのですが、これはエレガントさが先立ちました。
SURRになってから10年以上経ちましたが未だにこの(おそらくは)ヴィンテージカルチャーに溢れ返っているであろう紋章がSURRの空間にあることに慣れません。
これもヴェルサーチェさんの最初期メンズクリエイションで先のサーティーワングリーンよりも穏やかですが充分にデザインシャツの存在感。でも先立つのは上品なミニマムドレス感かな?胸ポケットも無いし。
お久しぶりです。お元気でしたか?2025年の今も群を抜いて素敵ですよ。
2002SSのランウェイで象徴的な要素となったウィンチェスターシャツ。サラリと着るかグッとキリッと着るか。
お分かりですか?ヨークが無いの。ちょっとしたことに思われるかもしれませんが私は猛烈に気持ち良い違和感を感じます。今回のセレクションでこれが最後のヴェルサーチェ最初期メンズクリエイション。
正々堂々WORKの世界観で華美じゃ無いけど確かに注がれたデザインシルエットの感性がさりげなく響いて“なんか格好良いね、それどこの?”の“なんか”要素を確立してくれる。“良いもの”の“良さ”ってこういうさりげないけど的確で確実で適正な感性の積み重なり機微がとっても大事なんだなぁって。あー“”多い。
New Shirt Selection
“良いもの”って本当に良いよねー。
SURR 福留
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近年でも受け継がれ続けるヘリテージプロダクトながら近年にはないクラッシックな凛々しさとコーディネートを夢想せずにはいられないフレンチカルチャーらしいさりげないファッションの香り漂うツートーンがなんとも蠱惑的で、カデナもクロシェットも実用可能な嬉しい要素がしっかりと揃った一品。
日々をただ過ごすだけでも結果的に様々な区切りを迎えることになりまして時に意識できる区切りであったり時に後々振り返った時にようやく解る区切りだったりするかと思いますが、それによって必要なものや必要性の在り方が求める求めないを別として変化してしまうこともございまして、そのような区切りによる心と身体の変化に如実に影響を受けるトリガーのような存在が鞄では無いかと鞄が苦手(というか正直言って嫌い)な私はある時から思うようになりました。いや苦手(というか嫌い)だからこそ思ったのでしょう、なんだかんだで鞄って生活において必要な存在で区切りの変化で結果的に考えざるを得ないんですよね。いつどんなタイミングかは分かりませんがきっとどこかの区切りで誰しもが大きな鞄の必要性を感じるのではないかと思っています、もちろん始めからという御方も。弊店はこれからも大きな鞄と言えばこちらのプロダクトを特に特に推したい所存です。
New 1985 Hermes boston bag
通称43と括られるサイズでしっかりと大きいので日常から旅行まで申し分なく滞りなく補完して頂けます。心の友として是非に。
SURR 福留
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積極的に活動的で機能的で見た目からも実用性をヒシヒシと感じる、社会的にも認められているであろう多くの人々にとって有益であろう手元にあって然るべきであろう手元にあったらついつい手が伸びるであろうアクティヴなプロダクトバランスのジャケット類、ヴィンテージHermes hommeにおいて困っちゃうくらいなかなかどうして出逢えないことを御存知でしょうか。その理由は主に二つあると弊店は解釈していましてその一つがHermes homme側が意図的に(意識的に絞って)製作していない点、デザインチームメンバーが着ていたりヴェロニク本人がランウェイの最後に挨拶で出てきたと思ったら着ていたりするプロダクトにも関わらず。結構そうやって我々カスタマーを飢えさせる嗜好があるように思いますHermes hommeに限らずHermes社そのものに。そしてももう一つはそもそもにおいて社会的にも認められ多くの人々にとって有益で手元にあって然るべきで手元にあったらついつい手が伸びてしまうので、一度手に入れたら手放す理由がないんですよね。でも実物を見たら納得できます、鳴々これはそういうことだなって。たまにあるんですよね変な形容ですが誰にでも間違いなく提案できるプロダクトって、そして往々にしてあれ?気付いたらかなり着てない?ってなるような心に寄り添うプロダクトって。
弊店においてこれまでにちょこちょこと、と言うか本当にポツポツとだけご提案してきたそれらHermes hommeのアクティヴジャケットをしっかりと御提案したいなぜなら私が好きだから→でも無い出逢えない、求めるから出逢えないメソッドじゃなくて純粋に無い→各地のコレクターに協力を仰いでしっかりと時間をかけて最終六点に着地。弊店にとっては毎度御馴染み“たった”六点ではなく六点“も”な着地です、もっとしっかりと御提案したかったのが本音だけど。
ライダー(バイカー)要素アクティヴ。
パッと見ると超王道のHermes hommeテーラードだけど後ろがほら、タフなノーフォーク設計なんだぜサマーウールなんだぜ…素敵過ぎる
マフポケットが付いたカーコートSTYLEが好き過ぎてHermes hommeにおけるポリエステルモールスキンが好き過ぎるのは私だけ?
写真じゃ分かりにくいかもですが王道のレザージッパーつまみに加えて見頃の裾内側とカフスの内側にレザーを(しかもジッパーつまみと同色という粋さ)配置したミニマムなスポーツジャケット。ちなみに抜群にライトなコットンです。
テーラードジャケットの見え方(しかもノンストレス設計なので着る方は超楽チン)もカジュアルなカバーオールの見え方(アルマーニ先生宜しくな)もする大優勝な1着。
なんでリーバイスSTYLEもっとつくってくれねぇんだよぉって私いっつも思ってます。ちなみにこちらはヴェロニク・ニシャニアン加入以前のHermesハウスクリエイション時代の一品、その方がエグ味が強いってのがこれまた面白い。
New Hermes homme Active Jacket Selection
以上が六点のアクティヴジャケットです。アクティヴジャケットってなにって感じかもしれませんが、とりあえずアクティヴジャケットということで。
SURR 福留
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SNSでふと流れてきた投稿でSIGMAが新しいカメラを発表すると知ったのですが、以前に発売された機体(調べたら2014年でした、そんでもう生産終了でした)の従来の常識を覆す単純明快に奇妙奇天烈な形状に惹かれ、なんだったら持ち歩く派だったので肩から下げてたら格好良いだろうな的な目線もあって、元々カメラは仕事で撮る必要があったから扱ってたけど徐々にカメラという存在そのものが好きになって,と書いていて思いましたが徐々に好きになったのではなく確実にどこかのタイミングで“これからも仕事で扱うんだから好きになった方が得だよな”という打算が働いたはず、自分。とにかくいつからかカメラが仕事として扱う道具ではなく好きな道具となったものの、だからと言って勉強するでもなく研究するでもなく(綺麗に撮りたいとかの向上心はあるけど)ISO値とF値以外はよく分かっていないので実際にSIGMAのそれを使ってみたらまぁ撮りにくいったらありゃしない。厳密には撮れる環境なら撮れるけど撮るための条件があると言うか、一番合わない環境は人口の光量下で室内=SURRのようなブティックなことに割合早めに気付いたものの、御愛顧くださる親愛なる天才カメラエンジニアのM氏から機体に対してお褒めの言葉を頂戴してニヤニヤしたり当時のSIGMA技術者が“やりたいことをやったらこの形にせざるを得なかった”という絶妙にグッとくるコメントを残していたりでなんとか心の均衡を保っていましたが、なんだかんだで条件が整った時にハッする写真が撮れる素敵な機体だったので楽しんでいました。うん、上手くいかないことも含めて撮るという行為を楽しんでいたんだな自分は。
そんでSIGMAが新しい機体を発売するとのことなのですがこれまた超絶変態的でゾクゾクして思い出して昔の機体を久しぶりに触ってみたというわけなのですが出逢いから10年経っても楽しいヤツでして久しぶりにカメラを持ち歩く習慣を復活させてみたりして仕事終わりに夜の街を写しては全然ダメじゃんと一人で笑ったり。
悪くないです。
内モンゴル産の最上質カシミアでライトな仕上げで嬉しいジャケットタイプで嬉し過ぎるポケット付きしかもジッパー付き。ふと思ったのですがこれってADIDASとかのトレーニングジャージと着方とか向き合い方とかプロダクトとしての在り方がほとんど同じじゃない?と。それで内モンゴル産カシミアって、最高じゃないクチネリさん?と。
こちらも同じくイタリーカルチャーよりジッパーのスポーツジャケット。これはトレーニングジャージよりもプロダクトデザイン感強いですが、それでも在り方諸々は良い意味で同じくであると感じます。ボディはコットンモールスキンなのですがリブはシルクカシミアって、ねぇ?
スポーツジャケットと言えばカジュアルジャケットと言えば実用的ジャケットと言えば、このリーヴァイスSTYLEを思い浮かべる方もおられるのではと思います。トラッカージャケットって言うんですか?なんかその呼称未だ馴染めず扱えず。閑話休題とにかく弊店はこのリーヴァイスSTYLE大々々大好物、アルマーニ大先生によるコットンツイルでデザインシルエットのそれなんて、もうね?
アヴィエイターSTYLEでピュアシルクでボンバーシルエットでPaul&Sharkの癖と個性なんて、もうね?
スタッフにふとバーバリーでこう言うジャケットってあるんですね!と言われたので個人的には“在ると言えば在る”と答えたのですが改めて問われるとそういえば出現確率ってコートに比べると格段に低いな(Made in Englandに限ります、弊店のヴィンテージバーバリーはMade in Englandのみと決めているので)と思いましたヴィンテージ・バーバリーのスポーツジャケット。近年のヘリテージラインだと逆に前に出されている印象なのはやはり時代性でしょうか、コートと同じく良い意味で過去も現在も製法やプロダクトフィロソフィーは変わりませんから、ヴィンテージならではの個性のコクもまた良いですよ?
先日の都内数日間シトシト雨は参りましたねぇ寒もしっかり戻ってきてくれっちゃったりして。ということで雨除け帽子、同じコレクターの元でストイックなバブアーとエロティックなアルマーニです。形状的にはハットなもののピシッとキリッとエレガントではなく探検家感MAXの良い意味でハットらしくないハットです。これが傘替わりでも良いよね?
今回も専門的かつ極地的エレガンスで素敵よセラファン。レンズには映りませんでしたが実物は裏葉色,日本古来の伝統色文化における色区分じゃないと表現できないくらい絶妙なグリーントーンの鹿さんです。気に入ったらしくこういうレザージャケットって結構在るんですか?とこれまた素朴な質問をしてくれたスタッフ君、理由と要因は様々在るから端折るけど簡単に言うとほとんど無いよ?
ワークを連想させながらもこのプリミティヴでコンセプティヴなフロント4ポケット素晴らし過ぎるのでベストプロダクトデザイン OF THE YEAR 2025に選出です。ちなみにですが生地感はライトコットンというよりスーパーライトコットンの様相でハーフライニング仕様という軽量化に対する探究心、凄過ぎない?
ズバリ2024年に最もお問い合わせ多かったのは11月初旬にここでお披露目したLoro Pianaのレザーハーフコートで、いまだにたまに問われたりして最良質なプロダクトのシンプルなエネルギーって本当に凄いんだなって。個人的にその再来ですが今回はバッファローレザーだしハーフフライニングの超軽量仕様だし、レザーハーフコートという点はリンクしますが良い意味で異なります。でもやっぱり怪物再来、SURRという空間を可能な限り長く彩ってくれよな?
New Light Sport Jacket
ライトコートに続きましてはライトスポーツジャケット。厳密にはカジュアルジャケットやハーフコートと呼びたい(呼ぶべき)品もありますがいずれにしても気軽に実用的に知的にスポーティーな気分で羽織れるプロダクトなので取り急ぎ総じてスポーツジャケットということで、ね?
SURR 福留
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春日和だなーなんだったら初夏っぽさすら感じるなー、アレアレ街には既にTEEシャツ姿もちらほらじゃないの気持ち良さそうだねー。あっそうだ同じ服着ないという縛りを自らに課して5日間過ごしてみよう とふと思い立ったのが今週の月曜日の夕方なので本日でセルフ縛りDay4。明日でDay5最終日なのですが二日目には既に気付きました、同じ服着ない縛りは自分には向いていないと。最も親愛なるファッションスタイリストさんの影響から様々なスタイルでいるよりも120点と特に胸が張れる自分が大好きなワンスタイルでいたいと思うようになってからある程度経ちその傾向は年々強まっているものの(またどこかでその反動的な気分になる可能性もゼロではないと思っていたりもします)今回のセルフ縛りの四日間で着た品々は言うまでもなく最前線の超絶一軍ばかりなのですが同じ服を着ないというそれこそ縛りによって有意義だけどうん、なんというか 的な。
ちなみに本日までで上半身はミリタリージャケット→スカジャン→リネンとウールのスポーツジャケット→スエードレザーシャツ、下半身は薄いベージュのファイヴポケットパンツ→ナイロンパンツ→ブルージーンズ→謎の色ジーンズ、シューズはブーツ→ドライビングシューズ→スウェードレザーのテニスシューズ→ブーツ。縛りあってこそ上下共に全て異なりますが着ている時の感覚とテンションは全て同じでした。色々やってみて気付くことって大事だなぁと思います。皆さんも意識していることや最近の気付きはありますか?
一見すると特にプレーンでオーセンティックなオーヴァーサイズのラウンドコートですが詰まった首元にサイドスリットと乗馬の要素性を盛り込んだ意欲的なプロダクト。襟のレザー切り替えが堪らない90年代アルマーニのクリエイションです。
こちらもアルマーニのオーヴァーサイズプロダクトなのですが表記44とコンパクトなのであの子やあの子やアノ子にも御提案したい。特に軽量なコットン,純トレンチだけどハーフライニング仕様という抜群の個性,造形的なディティール,綺麗なイエローカラー。素敵。
無双仕立てって要するに洋服2枚分なんでしょと気付いてから一層と好きになりました。超絶王道バーバリーでも全然違う印象になりますもんね。
こちらも無双仕立てでバーバリートレンチの中でも意匠性が高いギミックと迫力に満ち溢れた個体です。1988年の逸品。
ポリエステルモールスキン特有の美しい違和感と存在感、ベージュとイエローの中間的な独特のトーンがより一層に妖艶に上品に。ヴェロニク・ニシャニアンの哲学が満遍なく詰まったど真ん中の設計と構築は見る度にやはり良いなと不変性が有する存在価値を改めて確認させてくれますよ。それこそ着て向き合うことで時間が経っても度々訪れる気付きの機会です。
シルク×ヴィスコースの蕩けるような軽量感に古典に則った上で再解釈構築した異質なデザインシルエットにボタン配置や細かなデュティールに潜む意匠性、本当いつ出逢っても凄いよなージャンニ・ヴェルサーチェの最初期メンズクリエイション。ガンフラップと胸ポケットを直結させるとかどうやって辿り着いた?
New Spring coat
肌寒かったり風を防ぎたかったらフロントを閉じる、そうじゃなくて邪魔じゃなければ開ける みたいな自然体で向き合って頂きたい六着です。もちろんウエストベルトを絞めない時は腰後ろで結ばず左右のポケットにIN、ね?
SURR 福留
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1995-1997
1995-1997
1998
1998
1999
1999
2003
2000-2006
2012
意識的に少なくとも年に一度は必ずミウッチャ・プラダのクリエイションをまとめて御提案するようになって数年経ちますが、本当に有難いことに弊店においてヴィンテージPRADAは“常に在る”という存在ではなくなってくれています。本音を言えばテーラードジャケットやレザーシューズやセーターのように常に在っていつでも御提案できる,御提案したい存在なのですが、それが叶わないもどかしさというのは幸せというもの と思わなきゃ と。もちろん実際に有難いことですから。
この数年でより一層PRADAが様々な意味合いにおいて加速しているように感じるのは私だけではないはず、事実つい先日にPRADA Uomoクリエイションに新たなデザイナーが参加するファッションニュースが出ていましたしね。より一層の発展と同時にミウッチャさんの今後を色々と想像せざるを得ません。“私が愛したミウッチャ・プラダによるPRADA Uomoはもうヴィンテージでしか出逢えないし手に入らない”的なことを書いたのはいつだったか忘れましたが改めて胸がキュッとなること書いてんな自分、と思います。なんでノスタルジックに成ってんだろう?成っても仕方ないしヴィンテージでは当たり前のことなのに。なんか疲れてんのか?シャキッとパキっとすることやってこい!
1995-2012 PRADA Uomo Selection
ということで2025年最初のPRADA Uomoセレクションはこの10着、今回も運良く最初期のピリオドから伝説の2012AWコレクションまで分布することができました。カジュアルからドレス,不変美から造形美,オーヴァーサイズからナチュラルフィットからスリムフィット,古典的素材から未来的素材まで、ミウッチャ・プラダという稀代の天才の略歴を改めて見返して頂きたく思います。
じゃあちょっとシャキッとパキっとしてきますね。
SURR 福留
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皆様花粉症は大丈夫ですか。私はついに成ったかと思ったら寒の戻りや最後の雪を経たらまた普通に戻っていてよく分かりませんが、でもいつ成ってもいいように引き続き覚悟は決めておこうと思いました。でも成ったかな?の時に眼球洗浄剤的なやつを試しましたがあれは気持ち良いですね、花粉症じゃなくても単純にやった方が良いんでしょうね。
もし好きなブランド/デザイナーにクロード・モンタナを挙げる男性がいたらどうしてそれに至ったか問いたいです小一時間ほど(服飾学校などに通われていたなら別ですが)。何故ならクロード・モンタナのメンズクリエイションに出逢う/見る機会なんてほとんど無いし、男性が自分で着る目線で好きに至るには相当苦難な道であろうと思えるほど,だからこそ時代を創れたほどに個性的で攻撃的な世界観なので。でも弊店3着目となるこれは個性的で攻撃的でありながらしっかりと古典を踏襲した絶妙かつ嬉しいバランスなのでした。
80年代デザイナーズヴィンテージの完全未使用品なんて探しちゃダメですよ労力と成果の天秤が120%釣り合いませんから。しかも着やすいライトめなコットンでリバーシブルのスポーツジャケットなんて、探しちゃダメダメ。
こちらはXL表記なのですが、着丈は伸ばさずに身幅だけを大きくするヨーロピアンワークのサイズUP概念なので、特にボンバーなシルエットでしかもピュアシルクという点に猛烈に惹かれました。
王道のコンバットジャケット系統/ユーティリティージャケット系統はアップデートされ続けることで実用性が上がり続ける素材力と何より洗練性と機能性が上がり続ける意匠性に圧倒的な存在価値を感じます、しかも近代寄りだから逆に全然出逢えないし。2007年のフレンチネイビープロダクト、歴史と技術力と感性が見事に結集しています。
引き続き魅了されっぱなしのヴィンテージ・ヴァレンティノ、これも凄い。設計個性が素晴らし過ぎて面白過ぎてやっぱり近年より盛り上がっているイタリアのあっち系もヴァレンティノ・ガラヴァーニを見てたんだなって再確認できました。
時代性の勢いと美意識とエゴイズムを感じるけれどなんか絶妙に品が良くてさっぱりとしたヨーロピアンアノニマス、このノリとテンションでピュアメリノウールというのが結構重要なんだなって勉強になりました。
私はかねてよりごく一部のエレガンスを極めた,極め過ぎたファッションブランドやメーカーに対して敬意を込めて思います“頭おかし過ぎてマジ最高だぜ”と。フランスが誇る孤高のファッションブランド,Zilliも間違いなくそれです。極端に生産数が少ないからシャツは初めて出逢いましたが出逢ってみるとそりゃあるよねって感じですがそれにしてもこれは凄い、ボタンダウンに胸ポケットにWorkライクなトリプルステッチにBOXYなシルエットとエレガンスを極めたうえで思い切りカジュアルにラフに振り切っているのですがビロードのような光沢感のピュアコットンのテクスチャーにセクシー過ぎるブラウン(ほんのちょっとだけパープル感じるんですよね)に当たり前のように圧倒的に最上質な構築の数々とエレガントな感性ドバドバ溢れ過ぎ。色々と異次元なプレーンシャツです。
親愛なるジャン兄へ、今年も最初期クリエイションで思い切りワクワクドキドキさせてくれて本当にありがとう。貴方は本当にレザーボンバージャケットが好きなのですね、よく着ていたんですか?きっとそうなのでしょうね。それにしてもレッドレザーって,パイピングアクセントって,レイヤード風のスリーヴって,フロントからバックまで直結したデザイン機構って。出逢ったことない感の畳みかけがエグいですって。これからも引き続き色々なクリエイションで楽しませてくれるんでしょうか?きっとそうなのでしょうね。
今週の新作群でした。
SURR 福留
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ヴェロニク・ニシャニアンが参入する以前のHermesハウスメンバーで製作されていた時代のHermes hommeクリエイション。ヴェロニクはその基盤ごと受け継いだので昨今のデザイナー交代劇のようなコントラストはなく事実彼女も後に違った形で何度かレザーシャツを手掛けていたりもするのですが、弊店はやはり区別して捉えて然るべきと考えます。
それにしてもレザーシャツってプルオーヴァー型のレザーポロシャツって、最高に最高に最高に格好良過ぎるでしょ。ラムレザーヌバックにはやはり特にヴィンテージな年代ならではの風合いが生じていますが至極当然にラグジュアリーだし,でも同時にTHEヴィンテージなコクと奥行きもあるし,惚けてしまうほどのトロトロのテクスチャーには“Maison”Hermesの圧倒的なプライドと自信と確信がみなぎってるし,胸元とポケットにチラリと覗くカレのテキスタイルが身悶えするほどに粋だし洒落てるし,唯一主張するいわゆるロゴは水牛の角ボタンの彫りだけというサイレント感が堪らないし,なのでアノニマスだけど結局のところ圧倒的な王者の存在感だし,グレーとブルーの中間色+角度と光量によってはミクロな緑味を感じられる何色と問われたら困るような絶妙なカラーリングだし。もう。
New 80s Hermes homme pure ramb leather nubuck polo shirt
TOP OF 着るファッションプロダクトと言って差し支えないレザーウェアでHermesクオリティで、しかもレザージャケットでもレザーコートでもレザーパンツでもなくシャツ、プルオーヴァー型のレザーポロシャツ。もう、楽し過ぎるってば。
SURR 福留
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店舗運営における様々をやらせてもらっている中でも御客様方とフェイストゥフェイスで交流できる“接客“という内容は単純にかなり好きなこともあって接客されることも好きでして、真面目というわけではないのですが常に勉強したいなと思っているし素敵な接客体験があったらすぐに参考にしたいなと思っている(私は意識的に 機会ございましたら と言うようにしているのですが、それは10年以上前に訪れた長崎の料理屋さんのおかみさんが放った帰り際の一言で、キュンときたのでずっと真似しています)ものの、いかんせんこんな面構えなものですからこれまで生きてきて積極的な接客体験をほとんどしてこなかった私。先日ふと“長財布より大きいけどポーチよりも小さくて、とにかく収納口が沢山あるプロダクト”の必要性を感じたので、かねてよりそういった時に懇意にしている某ショップに伺ったところやっぱり流石っすとその目的にかなり沿った一つがあったので手にとってジッパーを開けたり閉めたり収納を確認したりとしていたところ、さすがに店員さんが丁寧にも話しかけてくれて開口一番に“よかったら!”と言われて私はフリーズ。既に手に取っているし着るものでも履くものでもないプロダクトと向き合っている私に“よかったら!”とは!?冷や汗を流しながら数秒停止した私に対して店員さんからの二の矢は“日本語大丈夫ですか?”でした。その時に思ったんです、あぁ私は接客されイップスになっているなぁと。
おかげさまで最近は今まで以上に接客されたい欲が高まっています。と言っても本当に接客されないからなぁーすっかり足が遠のいてしまっているけど久しぶりにあそこのBarでも行こうかなー、でも出来ればファッションカルチャーで接客されたいんだよなー。いっそのことちょっと茶髪とかにしたら少しは印象明るくなるかしら?いやいや依然ちょい変形系ウルヴァリン型髭を蓄えてたら意味ないか。
2年ぶり結構久しぶりなHermes hommeのレザープロダクト、HermesではなくHermes hommeのクリエイションです。あー楽しい。
対してこちらはHermes hommeではなくHermesのレザープロダクト、2001年のお品です。これまた今まで通り抜群にアノニマスなうえに今まで以上の抜け感が漂うのですがもちろん申し分なくもれなく抜群に美しく格好良い。いわゆるバケツバッグ系統に属する系統ですが一線を画します、Hermesのプロダクト感は本当に秀逸。
弊店が得意としないスウェットですがBest Companyは別。発泡プリントのライトウェイトと刺繍のスタンダードウェイトです。
彼女の青春時代と呼応するサイケデリック2002SS!ミウッチャは本当にセブンティーズの世界観好きですねぇ。例えばウッドストックフェスティバルの頃はちょうど二十歳くらいで政治活動やパントマイムに勤しんでいた頃かしら。そこから家業を継ぐまで10年弱の期間は彼女に取ってかけがえない時代だったのでしょうね。
ARNYSの設計美意識&色彩感覚meets英国的なレインコート&ヘヴィーデューティー概念。このベクトルに向けられるとこれまたキュンキュンしちゃいますね。屈強だけどエレガントで機能的だけどファンシー、特に軽めの生地感というのがまた堪らない。
内モンゴル産カシミアの上質で屈強な素材感とアランニットの王道感とやっぱ格好良いじゃんなネイビーカラーが紡ぎ出す貴方の人生を豊かにすることお約束な2000年代初頭ブルネロ・クチネリのニットジャケット。厚過ぎず薄くないインナーにもアウターにもなってくれるバランス感、欲しー。
以上が今週の新作群でした。お披露目は8日土曜日、機会ございましたら宜しくお願い致します。
SURR 福留
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先日から都内はだいぶと暖かくなりましたねぇ。道端の梅もちょこんと白い花を咲かせていたりちょっとした日中のお散歩だったらカシミアセーター1枚でちょうど気持ち良い感じだったりと、やっとこさ春がしっかりと感じられるようになりました。この時期になると個人的に特に楽しみたいのがカシミアセーターに軽い羽織り,なんだったらサマージャケットくらい軽やかな羽織りの組み合わせでして、以前の買付時に道端で見かけたおじいちゃんのカシミアセーター×サマージャケットというなんとも小粋なスタイルに衝撃を受けてしまいまして、そっか暖かみのあるテクスチャーと涼しいテクスチャーをドッキングしても良いんだ と、なんだったらそのコントラストがとてもセクシーじゃあないか と固定概念を覆されてしまったものですから、以降かなり気に入った着方なんですカシミアセーター×サマージャケット。なので小春めいてきた今もまだまだカシミアセーターが旬ですし、早くもサマージャケットが着られるという楽しい楽しい季節。もっと暖かくなったらカシミアセーター1枚でもっともっとサラリですね、ヨシヨシ。
でも来週?からまたしっかり寒くなるという予報に戦々恐々。きっとそれが冬との真の最終決戦だと信じて備えましょうね皆さま。
ということでスプリングPure Scotlandカシミア、ジーロングウール、メリノウールのヴィンテージ・バランタインプロダクト。本当にずっっっっーっとやってるセーター1枚にジーンズおよびファイヴポケットパンツの組み合わせ、今年もたっぷりと楽しみますよ私は。あとヴィンテージ・バランタインはしっかりと常にSURRに用意しておきたい存在です。
今年初の新作シャツはヴィンテージ・シャルべで始めさせて頂きました。これもSURR最初期の定番メンバーだったんですけどねぇ、バランタインと同じくすぐに安定した出逢いが難しくなってしまいました。これもしっかりと御提案したいのに とそれこそこんなにも綺麗な不変的サックスブルーを目の前にすると溜息が止まりません。そういえばだいぶと以前にひっそりとオリジナルのプレーンシャツを作ったのですが、その際に御協力頂いた恩年70代の熟練中の熟練職人にヴィンテージシャルべを見てもらったところこんな風に2mm幅で縫えるミシンは日本に存在しない ってキッパリと言い切られたっけなぁ。
新作シャツ2枚目、このロゴとSURRのロゴの並びは今だに慣れません。でも実はひっそりとかなり不定期ながら御提案させて頂いている王道における非王道のプロダクトシリーズ、一説によるとラルフさん当人も気に入っていなかったとか。そこがまた好き。
サファリ調×デザインシルエット×リネン&ポリエステルのフュチャリスティック感MIXのエレガントテクスチャー。ミウッチャさんのデザイン哲学とクラッシック美意識がちょうど半々で調和したなかなかどうして出逢えないバランスの一着。
極めて稀にトムフォードさんによるGucciのプレーン(特に)テーラードジャケットと出逢えますが異常なまでのクオリティの高さに変な言い方ですが引くレベルで驚かされます。不変を踏襲しながらもシルエットやボタン配列などに注がれる異常なエレガンス,各所において文字通り光る職人技術が結集したハンドステッチ,それこそ引くくらい上質な素材感。簡単に言えないし言っちゃいけない表現ですが、究極のテーラードジャケットです。このムードに関してはマジで現代のそれと肩を並べられる、どころか勝っていると思う。
バルカラーでラグランスリーヴだけどエポレット付きでベルト付きでレインヨーク付きでウールギャバジン素材、わーいヴィンテージ・バーバリーの非王道(弊店が一番好物な)個体だー。
タフなピュアナイロンの表地に繊細なカシミアシルクのライニング、このリアルとロマンのマリアージュもまたロロピアーナの真髄なんだよなぁ。パデッドヴェストは様々ありますがこちらはPRADAやラング(ほとんど同じスタイルバランスのパデッドヴェストがあった、確か2000年代最初頭頃)と言われた方が納得な素晴らしくミニマムなプロダクトバランス、でもPRADAやラングと違ってミニマムモード全開よりもクラッシックに向いてる感じだから絶妙に着こなしやすいし合わせやすいんですよねぇ。あと着てみて思ったんですけどこのソリッドでヘヴィーデューティーな感のベストって一部のカルチャーにおいて流行ってる感じですかね(それこそスウェットと的な?)、個人的にはそれの研ぎ澄ました版というか上品な大人版というかな感じも好き。今っぽさってのも時には良いものですからねぇ。
以上が今週の新作群です。機会ございましたら御縁ございましたら宜しくお願い致します。
SURR 福留
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寒いけど寒いけどもっと春を感じたいからきっともう少ししたら寒波も収まる冬の最終局面だからそう信じたいから、ヴィンテージデニムを一挙に御披露目です。
基本ドレススタイルおよびスーツスタイルの数年間を経てから改めて勉強すべくカジュアルと向き合い、そういう身体をつくりたかったので十年間意識的にレザーシューズしか履かなかったのですがスニーカーに目を向けてみたり一切仕事着にしていなかったジーンズを職場で穿いてみたり(よくよく考えてみたらジーンズの起源は仕事着なのに仕事着にしていなかったなんて変な話、うふ)テーラードジャケット以外のジャケットを積極的に着てみたり。そのおかげでスニーカーを履くと足の形が変わる(広がると言うか膨らむと言うか)ことが分かったりやっぱレザーシューズが好きだなってことが改めて自覚できたり、カジュアルジャケットのおかげでテーラードジャケットの格好良さと楽しさがより濃厚になったりと再発見・再確認ができました。
何よりジーンズおよびファイヴポケットパンツの存在がかなり大きいですね。元々好きだったしよく穿いていたのですが意識的なドレススタイルおよびスーツスタイルを経るとこれがまた最っっ高、正直言ってここ数ヶ月の仕事着パンツは9割ジーンズおよびファイヴポケットパンツで5本ほどをローテーションしていますが不満もストレスもゼロ、ましてや毎日御機嫌です。どんどん自分が御洒落ではないファッションの在り方に近付いているのが分かりますがそれが自分らしく心身共に快適なので致し方ありません、都合良くこれもグロウだと解釈します、決してスポイルなんかじゃなくてね。まぁどこかでまたドレス回帰するかもですし長いスパンでの気分の変遷を楽しみますよ引き続き。
ということでヴィンテージデニムです。王道なムード,絶妙なムード,待ってましたなムード,何これなムード,形容できないムードなど。ヨーロッパ各地でハントしてきた品々、ヴィンテージデニムLOVERファイヴポケットLOVERとして心から御推奨させて頂きます。
SURR 福留
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寒い、分かっていたけど覚悟していたけど寒い、昨日とか強風で風鳴りがずっと凄かったんですよ。というかSURRがあるヴィンテージマンションの特性上(?)と周囲の建物との立地関係性上(?)おそらくは隙間風の影響でピューピュー音が凄まじいんです、もう20年以上。うっかり鍵を閉め忘れようものならもっと轟音になるし鍵をしっかり閉めてもちゃんとうるさい、というか怖い。でも昨日なんかは陽射しバッチリだったから日中は軽装で余裕なくらいでなんだったら暑い。風はピューピューたまに窓ガタガタでも陽射しでアッツいアッツい、これがSURRがあるヴィンテージマンション202号室の特徴です。皆さまいつでも気軽に遊びにいらしてくださいませね。
せっかくのんびり自転車乗りたい気分になってきたのに寒くて全然無理無理、もう一発で風邪を引く自信があります今年は。ということで寒いので啓翁桜をお店に据えました。年始から御陵松を飾ってて自宅に盆栽もあるからずっと飾ってても良いくらい好きだったのですが、流石に元気無くなってきたので桜と交代。エントランスもしくは窓際でどうぞ彩っておくれね。良いですよね桜、気分だけでも春を感じたいものです、ブルリ。
漁夫用プロダクトとして限定的に製作されていたバブアー社においても異端なオーヴァーサイズのプルオーヴァー個体,LONGSHOREMAN、弊店は初の御提案。漁夫ってのがまた流石の存在価値ですね。
あんだけニットLOVERを謳っておいてニットテーラードジャケットはこれがおそらくは初めてとは全くもって恥ずかしい限り。でも冷静に考えたらニット成分だけで構築されたテーラードジャケット型のプロダクトって、全然無くない?という独り言がこの一着を目の前にすることで口から飛び出したのも事実。全然無くない?あとですねこちらはウール×カシミアの混紡なのですが畦編みを思い切り圧縮したかのようなまるでボンディングニットのようなギュッと感になっているので、驚くほどの重量感を有していてちょっと笑っちゃいます。このスンとした品の良いニットテーラードジャケットの顔立ちを生み出すのにこんなにも重量感が必要なんだ って。
バイカーLIKEな創作的イタリーアノニマスプロダクト。袖が取れる2WAY仕様って本当すき。THEなヴィンテージ感もありつついなたさもありつつ、でもそれがあるから良い的なノリの一着。今だとベストにしてウィンターコートの上から羽織る感じも素敵でしょうね。
ということで弊店は今年もひっそりとだが確実に袖がないジャケットを御提案してまいります。ふと鞄代わりになってくれる側面もあったりして素敵です。
あとデニムも欠かせない。2024年は6割7割をジーンズ及び5ポケットパンツで過ごしたので、より一層存在価値の高いマテリアルとなりました、デニム。こちらは80年代Armani Jeansによるハーフコート遠いう絶妙で粋なプロダクト。弊店の愛するカルチャーにおいてデニムと言ったらアルマーニ御大も欠かせません。
英国老舗アチラさんの王道哲学感もありつつオリジナリティに満ち溢れた、これまた御大ヴァレンティのによるミニマムな一着。ライトパデッド構築に後々のデザイナーカルチャーの源流感がヒシヒシと。
あれ?ポール・ハーンデンかな?と思ったら純フレンチウェアでした、しかも1960年代(70年代の可能性がある60年代ではなく50年代の可能性がある60年代)というしっかりと古い時代かつピンピンにフレッシュなコンディション。ハーンデン味を感じた要因はいくつかあれど内部構築と裏地がないアンコンストラクテッド設計であることがかなりの比重を占めています。いやいや60sフレンチでアンコンストラクテッドジャケットって、あったのね。古来には食事の前に談笑しながら一杯呑む文化がありそこで羽織るプロダクトとして着丈が短くされたのも現代のテーラードジャケットにおける設計由来の一つであり、もう一つの特徴として食事前の談笑の場=Bar=絶対に室内ということでフラップが付かない張りポケットという要素性があるのですが、こちらは諸々を鑑みてそれの実物,通称カクテルジャケットではと推測できる一着、だってカーディガンレベルの心地良さだもの。こんなの驚きとまだ出逢えるだなんて、上質なヴィンテージって本当に面白ー。
ジャンニ・ヴェルサーチェが妹のドナテラのために設立し度々手伝ったりもしていたクリエイションライン,VERSUS Versace。こちらのヴェルサーチェの世界観らしさ満載のクリエイティヴィティなボンバーシルエットでアヴィエイターSTYLEの独自設計で上質な素材味溢れるラムレザーのネイビーボンバージャケットという存在価値 Feat.ウォッシュをかけたかのような独特な風合いに辿り着いたヴィンテージの仕上がり(まさか本当に最初からウォッシュ加工じゃないよね、まさかね)という唯一無二感、大々満足。
今週の新作群はヴィンテージ特有の味と香りと気配が強めな編集となりました。まぁ確実に私の気分ですね。機会ございましたら宜しくお願い致します。
SURR 福留
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稚拙かもしれませんが言わせて頂きます、今無いデザインってのが惹かれる。結局のところ私は人と被りたくないからヴィンテージカルチャーが好きになったのです。稚拙かもしれませんが歴とした純然たる事実を改めて想い出させてくれた80年代J.M.Westonのジョッパーブーツ。
ブルーとイエローの鮮やかな千鳥格子が上質なピュアカシミアで特級サルトリアによるハンドクリエイション。素敵過ぎる楽し過ぎる。
70年代当時の無名メーカーによるイタリークリエイションですがGー2を模してなおかつオリジナルの意匠も盛り込んだハイレベルなレザープロダクト、セブンティーズらしい上品ですっきりとしたシルエットもまたNICE。
ピュアナイロンパデッドトレンチコートというナインティーズらしい知的で実用的でエレガントなヴェロニク・クリエイション。
前も書いたと思うのですがミウッチャ・クリエイションでタックトラウザーって本当に無いので、出逢えると彼女らしい完成された洗練性とクラッシックなタックとの融合感にキュンキュンしちゃいます。ちなみにすっきりしているのですが肉厚のウール×ポリエステル素材なのでかなり暖かいかと。
メンズクリエイションの最初期。世界観はもちろん、この時代だからこその特出して上質なクオリティに驚かされます。引くくらい綺麗です。
テキスタイルデザイン名、“風の装飾品”。
しっかりとした縦横比に長めのハンドル、そして着脱式ショルダーストラップと日常に向けての有用性に満ち溢れた一品。
Hermesバッグプロダクトの中でも代表的かつクラッシックなモデルを大胆にもサコッシュに変換した一品。1980年代後期から90年代初頭の数年間のみしか存在しなかったリミテッドモデルですがその感性はまさしく“現代”なオーパーツ的ヴィンテージHermesバッグです。これはバッグを視野に入れている方には是非御覧頂きたいなぁ…
以上、今週の新作群でした。寒波ですね寒い寒いですね、冬なので仕方がありませんがついに来たかって感じでいかんせん身体がビックリしちゃいます。でも少し耐えれば春の気配も少しずつ漂ってくれると思いますので、それまで我慢ですよ!
SURR 福留
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こんなMIXカラー見たことない。
大人のゆとりのグレー。
最上質カシミアでこんな個体個性見たことがない。
私がまだ辿り着けていないブラックカシミア。
これからも“ヴィンテージ”ブルネロ・クチネリという区分は浸透しないんだろうなぁしなくて構わないけど。
タートルネックなんて嬉し過ぎ。
Hermes以外でデザイナーズヴィンテージのピュアカシミアセーターって私初めて。
“これぞ”
可愛いフランス製。
こんなボタンもあるんですねぇ。
どこかの誰かの手作り。
はてさて、2025年もSURRのヴィンテージニットセレクションをどうぞ宜しくお願い致しますと言ったところではあるものの、正直に申しあげまして前回の買い付け旅順にて相当に,目が眩んでドキドキが止まらない程,ある程度の計画を白紙に戻さざるを得ないほどに,緊急事態的な電話をかけなくてはいけないほどに喜ばしい大量の弊店にとっては垂涎のヴィンテージニットの数々と出逢うことができましたのでここ数ヶ月で弊店にとってはかなりのボリュームを御提案することが叶っており、かつそれらのほぼ全てを大変に有難いことに様々な御客様方に御認め頂けたことで今回も17着という芳醇な振り幅を御提案するに至ったのですが、紛れもなく勝負(最近買い付けの旅順でのヴィンテージとの出会い=ハンティングという感覚が強まっています)は時の運ですので2025年も数回赴くであろう旅順でどんな面々と出逢えるかは分かりませんし考えても仕方ありません。前回のように目が眩むような面々に出逢えるかもしれないし全く出逢えないかもしれませんが、考えるのと願うのは別なので電車で座ったとしたら手元の機械の板を眺めるのではなく席を譲るべき人はいないか周りを見渡したり階段の前でベビーカーを押した人が逡巡していないか見渡したり道端で困った人がいた時に突然声をかけても怖がらせないよう常に喉を潤したりと可能な限り一日一善に努め、次の旅順でも可能な限り沢山の弊店にとって垂涎のヴィンテージニットに出逢えるよう私は願います。
New Vintage Knit Selection
でも一先ずは目の前にあるこれらを介した皆様方との交流を心から楽しむつもりです。
SURR 福留
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特に決めていませんがそんな気分。未定ですが多分そう、きっとこの三着のコートが2024AWシーズンにおける最後のウインターコートになると思います。まぁそのうち一着は春でも全然通用するけど、そもそもにおいてシーズンの区切りもはっきりとはないけど、数年前はSS/AW立ち上がりを設けていたもののそういったいわゆるな服屋概念を一旦置いとくようになって数年経つけど、これからより寒くなりそうだけど。とにかくまぁ気分的なものですねいつも通り。
親愛なるヴェロニクさんの敬愛なるホースライディングSTYLE、2000年初頭時代の傑作の一つですね。袖のシームにレザーを添わせるパイピングデザインに辿り着いた時どんな気分だったんだどうなぁヴァロニクさん、ふふん流石私ってば くらいな感じだったんだろうか。自分だったらあまりの力作具合に動揺して親に電話しちゃうかもしれません。
1998AWのPRADA Uomo、以前に御提案した個体と同プロダクトですが前回がブラックなのに対してこちらは深緑(これがまた本当に絶妙な美しさなんだ本当に、あとカメラのレンズで全然正しく捉えられないんだ本当に)なのでまた印象が異なりますね。この年間で一貫して同一の世界観を表現した1998年、SSランウェイもAWランウェイも本当に傑作、私は彼女の全クリエイションでTOP3に入ります1998YEAR。ちなみにこれが無理せず春も御提案できるコートです
怪 物 襲 来。
New 3 Winter Coat
もう一回言いますけどこれから寒くなるっぽいですからね、引き続き油断しちゃだめですよ本当。風邪もインフルエンザも流行ってるし、朝晩なんか思いっきり冷えますからね。昨晩油断して半袖で寝たせいでバッチリ若干風邪気味な福留との約束ですよ。
SURR 福留
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今年の仕事初めに掃除している時、自分の不注意で花瓶を割ってしまい“オイオイ俺よ年始早々…”と意気消沈しながら御馴染みの花茂(今年もお世話になります)に行ったところ思い描いていた花瓶はなかったので半ば“これでいいか…”のテンションで選んだ直後に素敵過ぎる御陵松を見つけて、いざ店に戻ってそれらを生けてみたら素敵過ぎるほどに素敵で何なら思い描いていた花瓶よりもよっぽどSURRの空間に合っていて“こうなる運命だったのだ”と開き直れるほど嬉しかったおかげで、これまで好きではあったもののどちらかと言えば道具寄りに捉えていた花器という存在が一気に楽しくなりまして、オイオイこりゃ集めたいぞという気持ちがムクムクと大きくなっています。なんというかちょっとした趣味というか花器集め、密やかに楽しんでそれらでひっそりと店を飾って然るべきタイミングでドライフラワーにして引き続き御迷惑でない御客様方にラッピングしようかと思います。今は名を知らない花束をドライ中なのですが、これが全然乾かないったら乾かない。
以上、これまでの人生で趣味っていう趣味がほとんどない侘しい福留でした。
はてさて、2025年は何着の70年代中期〜80年代初頭の最初期Giorgio Armaniと出逢えるでしょうか。こちらは80年代初頭頃の一着で、ウール&カシミア素材でありながらハーフライニング仕様かつほぼゼロに感じられるほど薄いショルダーパット構築という、最初期ピリオドのしっかりとしたヴィンテージ年代でありながら色々と悟っている天才ならではの一着です。
本国展開品でもライト企画の他国展開品でもない、後々のハイクオリティなモード目線に繋がるイタリーデザインチームのヴィンテージリーバイス。弊店でもここ数年で数点のみ御提案致しておりますがこちらはオーヴァーサイズのフェイクムートンフーディージャケットで1995AWクリエイション。これも最っ高。
80年代ヴェルサーチェによるタック構築のピケトラウザーで裾が未処理の未使用品。これは欲しいなぁ…
SURRのメンバーとして長年御提案を続けることで年々好きが強まり(往々にして御試着くださる・御認めくださる皆様方が素敵だったからという、御客様からの如実な影響によるもの)、去年ついにMY自分が着る目線でのBESTブランドの殿堂入りを果たしたヴィンテージヴァレンティノ、以降これまで殿堂入りしてきたHermes hommeやPRADA UomoやBrunello Cucinelliと自分の中で肩を並べる存在になってくれて本当に嬉しい限りですが、日本国内だとこの“本物の”メンズクリエイションのヴィンテージに出逢う機会がないのが唯一の悩み。こちらは構築的バーシティージャケット、ワクワクが止まりません。
首に巻いて良し,肩に掛けて良し,膝に乗せて良し,掛け布団にして良し,ただソファに置いておくだけで良し等々、今年もたった四枚ではありますが御用意させて頂きました90年代Hermesによる上質で屈強なスコットランドカシミアを用いた大判マフラー。エルメスオレンジ,キャラメル,ネイビー,ペールピンクから感性に響く何かがございましたら。
以上、例年以上に冷えを感じて様々思わずにはいられない福留より今週の新作の御提案でした。
SURR 福留
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2025年を迎えましたね、皆様お元気ですか?しっかりと寒くなってきましたし日本海側も大雪になるとか、体調はいかがでしょうかお風邪などひかれておりませんでしょうか?インフルエンザなどもだいぶと流行しているようですのでこれまで以上にしっかりと寒さなどに備えなきゃですね。私もこの冬はずっとカシミアセーター1枚(もちろんON素肌)で過ごしていたのですがそろそろキツくなってきたのでプラスカシミアカーディガンや軽めな羽織りなどを本日から追加、それはそれでファッションとして楽しめそうで良きですね。そういえば私は年始早々胃腸炎にやられました、年末年始に体調崩すはなんとなし社会人あるあるな気もしますが楽しみにしていた旧友との新年会も辞退せざる得なくて残念無念、まぁ無理して参加して周囲に迷惑かけたり仕事始めに支障をきたすよりはよっぽどよっぽどマシなので冷静な判断ができてほんの少しは自分も大人になったなぁとお笑い番組を見るわけでもなく眺めながら独り言ちた次第。まぁそもそもにおいて腹痛かったんですけどねハッハッハ。
2025年もこちらのDiaryはおそらくアヴェレージ週1のペースで更新すると思います。前は商品や店のこと以外も書かなきゃなんて思っていたのですが個人のインスタアカウントで思いついた時に私的ななにがしをポストするようになったのでこちらは変わらず商品目線・店目線での投稿になるかと思いますが、引き続きあくまで皆様方にとっての暇つぶしの一つとして少しでも御迷惑にならないよう存在していけたらと思います。趣味や嗜好や思想的なことをコッ テリと書くのはもうなんか違うなと思うようになってからもう数年?それなりに経ったと思いますが、その気持ちは引き続き。なんとなし時代に合わないような気がするというか、それをするとしたらあくまでFACE TO FACEの方が心に合うと言うか。あくまで文字にするとしたら頭の中で喋っていることを精査せずそのままタイピングする方が自分に合っているように思うのでこれからもラフ(適当)なDiaryになると思いますが、本当暇だなーくらいの隙間時間に機会ございましたら2025年も宜しくお願い致します。
狩猟クラブチームのユニフォーム というコンセプトプロダクト。“本場”のシェヴィニョンってなんでこうも心沸き立つんでしょう。
王道ってやっぱり良いですよね。弊店は何気に初めてですヴィンテージ・バラクータ。
厚手のツイードトラウザーは弊店にとって特出して稀有な存在、御提案そのものが何年振りだろうかって感じで覚えていないレベルです。しかもヴァレンティノのスタンダードナンバーなんて言う事なし過ぎます。
60年代のフレンチプレタポルテコート、着ていないレベルの出会いは本当に嬉しい。しっかりとしたウールなのですが軽やかで滑らかで、でもしっかりと目が詰まっているので暖かいという抜群の一着です。
こちらは50年代,もしかしたら40年代の可能性もあるフレンチコート、時代性を感じさせない驚愕のモダンなシルエットバランスでカラフルツイードがこれまた堪りませんね。
PRADA Uomo最初期のナイロンビーニー、これは良過ぎますよ。
こういったオリジンヴィンテージの中でもオリジンな存在、2025年はどれくらい出逢えるだろうか…70年代フランス軍のアヴィエイタージャケット、名作と不朽のバランスとスタイル性が詰まりまくったまさしく原点です。あとカスタムジッパーの持ち手が最高過ぎる。
New 様々
2025年の目標は健康と安全です。今年も機会ございましたら宜しくお願い致します。
SURR 福留
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こんばんはSURR福留です。今年も御愛顧くださる皆々様方のおかげで、御興味くださる皆々様方のおかげで無事に2024年度の店舗運営を慎ましくも豊かに終了させることができましたことを改めて御礼を申しあげます。今年も弊店及びCHIRICO,そして各店及び各セクションを御愛顧くださり誠にありがとうございます。こと弊店におきましてはこれまでと同じくこの世の中に大きな影響を与えなくとも弊店に関わる誰かや御愛顧くださる誰かが何かしらの影響を与えますように,そしてそれが豊かな何かでありますように,あわよくば弊店がそのバタフライエフェクトになれますようにと2025年も心の中で独りひっそりと想いながらこれまで以上の精進を心に誓いながら北青山の裏路地のマンションの一室で皆様の御来店を今か今かとお待ちしておりますので、引き続き機会ございましたら宜しくお願い致します。
そういえば先日例年通り弊社の忘年会が催されまして、御馴染みのビンゴ大会において昨年は運良く宝くじだった私が今年は運良くTOHOシネマズのチケットカードをGETできたのですが、全セクションのスタッフとくんづほぐれつ楽しい時間を過ごしている時に誰かがふと“じゃあ皆んなで今年のベストバイを発表し合おうか”となんだか小粋なことを言い出した時に私は背筋が凍りました。アレ?今年のベストバイが全然思い浮かばないぞ と。世界中から惹かれるものなどをセレクションや時にハントして皆様方に御提案する,共感して頂くことを最重要生業としている私にとって自身の中で心身に響く出逢いが無いということは未曾有の事態、言い過ぎかもしれませんがそれを生業とする資格無しと心から自戒しても足りないくらいの心持ち。それから四日経ちましたが引き続き思い付かず強いて言うならばBALLARINIのフライパンが最高過ぎて立て続けに三サイズ購入しましたが、ベストバイはファッションカテゴリーに限らないとはいえ流石にフライパンを挙げる気には成れず。
いやぁ悔しいもどかしい。今から街に飛び出して一心不乱に探し回りたいですが取り立てて行きたい場所も思い付かず、生涯を通して“行きつけの洋服屋が欲しい”と願い続けてきたにも関わらず今まで一度も叶ってこなかった弊害がここでも発生しました。んもう。
コーデュロイの高い部分と低い溝の部分の色調が異なるため角度によって信じられない発色が産まれる驚天動地のプロダクト なんてほどの贅沢は言いませんが少なくともちゃんと会社のスタッフに胸を張ってベストバイと言えるような心身に響く何かと出会えますように、2025年こそどうぞ宜しくお願いします。あと健康と安全。
ちなみにこのコーデュロイは2025年最初に御披露目する新作のほんの一部、インスタグラムに動画を載せておりますので宜しければ御査収くださいませ。
それでは皆様良いお年を。
SURR 福留
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先週が2024年最後の新作かなぁと思っていたのですが、御愛顧くださる皆様方と年の瀬の御挨拶をさせて頂いたり“ 次はこんなのが”や“来年こそはこれを”という楽しく明るいお話しをさせて頂いたり光栄にも初めましての御客様と出逢えたりと日々を過ごすうちに、今年ももう終わりかとノスタルジーというわけではないのですがどことなく寂しいと言うか土曜日まで数日あるのに先週で新作は終わりかぁという気分になってしまいましたので、たった一つの鞄ではありますが御披露目させて頂きました。正真正銘2024年最後の新作。
大き過ぎない、というかどちらかと言えば小ぶりな印象になるかもしれないHermesボストン、と言ってもボストンですのでマチがしっかりしていて容量は充分にございまして例えば一泊二日くらいの旅行だったら余裕だと思いますし、デイリーにちょうど良いという御方も多いんじゃなかろうかとなんとなし想像できる、これもまた抜群に優秀で万能だなぁといった1992年の一品。なんと言っても着脱式のストラップ付属というのはかなりポイント高いのではないでしょうか、いかんせん悲しいことに行方不明になってしまうことも多いですから着脱式ストラップは…ハンドルとショルダーの2way、これからの長き人生において数えきれないくらいマジでナイスだぜと心で呟くことでしょう。
New.1992s Hermes attached strap leather boston bag
レザーバッグらしくありながらもさりげなくエレガントなカラーリングとコロンと愛らしいフォルム、堪りません。2024年はのべ481点の新作を皆様方に御提案させて頂きましたが482点めのこちらもまたどなた様かにとって現実的で有用な日用品に成れますように。
SURR 福留
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弊店は基本的に毎週何かしらの新作を御提案しておりまして、鞄一つの時もあればレザージャケット十点の時もあればセーター八点の時もあったりと様々なアイテムと区分で1年間,約52週を過ごしているのですが、2024年の最終営業日が28日(土)になりますので今回が今年最後の新作御披露目になるかもしれません。楽しい楽しいアラカルトです。
先日お客様から好きなジーンズメーカーを聞かれた時にValentino Jeansと即決した通り私的感情においても今Valentino Garavaniのヴィンテージクリエイションにハマっていることをはっきりと自覚しているのですが、なかなか国内で濃いそれらに触れる機会ってないんですよね、残念。こちらもハッとしてしまう素晴らしいプロダクト、フランネルとキルティングの美しいグリーンカラーが際立つオーヴァーサイズリバーシブルコートです。
こんな素敵なデザインセーターにはついぞお目にかかったことがありません。現代のモード感満載のイタリーアノニマスクリエイション。
久方ぶりにピュアレザートラウザーのハントに成功。親愛なるヴィンテージトラサルディによる上質なヌバックレザーのタック設計で。54表記としっかりとしたサイズ感、御縁ある方に是非。
こちらもイタリーアノニマスながらアヴィエイターSTYLEプラスもっちりとした肉厚上質なレザーと各所において言う事無し、シルエットバランスも抜群です。
対してこちらはフランスのレザークリエイター,アイザック・セラムの00sプロダクト、贅沢にもカシミアライニングを配置したドライバーハットです。帽子は(道具として)好きなので様々見てきましたが、このような本格性を深掘りした本格的な構築は初めて出逢いました。これは格好良い。
これはちょっと…今年一年間を見返してもトップクラスにちょっとやばいヤツですね…ラグジュアリーを極め過ぎて逆に頭おかしく(最高の褒め言葉です)なった存在ならでは。
ヴィンテージ・ミッソーニにおいては言うまでもなくニットプロダクトが大定番大正義ですが、かぶりセーターに出逢える確率とカーディガンに出逢える確率には雲泥の差があります。そしてこちらのニットジャケット,ポケット付きニットジャケットとなると出逢える確率は更に降下でして、しかも裏地付きはこれが初めてです。
皆様カシミアコートはお持ちですか?残念ながら私はまだ所有できていません。まぁどこでも出逢えるようなプロダクトではありませんもんねぇいつか私も欲しいのですが、と言うかこれが欲しいのですが。超絶古典と思わせて襟のサイズを拡大しゴージを下げてVゾーンを下げてボタンを大きくすることによって産まれる王道ディティールでありながら圧倒的なデザイン哲学、アルマーニ先生御馴染みの超絶古典と思わせてのモードスタイルがカシミアコートとなるととんでもない破壊力です。私の人生におけるカシミアコートはこれに着地したい→でも御客様に御提案するものなので叶わない→自分で探す→どこにもない。こればっかりです。
New.楽しい楽しいアラカルト
さぁ今年も終わりが見えてきましたよ。
SURR 福留
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