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Oliver Goldsmith full line-up collections / Diary420
14.7.2017

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1926年に設立した英国のオプティカルメーカーは、生産地が変更になったとはいえ、現在でも歴史を途絶えさせる事なくクリエイションが続けられております。医療的の目的であった “ glasses ” から “ eyewear ” へと昇華させたパイオニア。歴史,技術力,伝統性。圧倒的なまでのスタイルが内在しているのは、「おそらくこのメーカーくらいでは」と限定的に捉えてしまいますが、アイウェアにおいてここまで力強く,物体力を有したプロダクトもまた「おそらくこのメーカーくらいでは」と確然たる想いを抱きます。
 
 
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ファッションとしてのベクトルをもって1本の眼鏡と真摯に向き合い続けたクリエイション。そこから革新的に作り出されるプロダクトは、純粋にもかっこいい。尽きるはその一言でしょうが、今が80sの流れだから、ファッションフローがetc、そういう事ではないという御含み置きと、千姿万態な程に存在している中より、個に見合う最高のプロダクトを厳選頂きたいという想い、何より “ 素晴らしき時代の素晴らしきアイウェア ” 只其れだけの事で御座います。
 
 
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Oliver & Oliver / Diary003
 
Product : Oliver Goldsmith / Diary051
 
early 60s Oliver Goldsmith , GOO GOO / Diary310
 
 
 
弊店発足より早4年。設立当初よりラインナップとしてエントリーを続けておりましたオリバーゴールドスミスですが、既存のストックを除き、年に数本ご紹介できるかできないか。60年代以前のプロダクトであれば、入手難易度が極めて高く、それは約3年前と何ら変わりはないどころか、“より一層” でしょう。だからどうした、という心のお声を紳士に受け止めながらも、そういう実情からエントリー登場シーンが極めて少ないのも申し訳がなく、“より一層” 頑張らなくてはいけないのは我々のほう。奇しくも2017今シーズンの勝手ながらのテーマは「原点回帰」。弊店にとってなくてはならない存在であると初心に立ち返りながら “より一層” 皆様にお愉しみを頂きたい想い、そして紳士淑女に向けた純粋なまでのご提案で御座います。
 
 
 
 
 
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Early60s 〜 80s Oliver Goldsmith vintage eyewear special collections
 
 
 
今までで最高レヴェルのラインナップをご用意致しました。
上質なイングランド製からトリッキーに富んだ80sの作品、実際にv&a musium search the collectionsに貯蔵されているミュージアム級の逸品、極上の60年代。
 
いいように謂うわけでは御座いませんが、是程のボリュームは今後叶うことが難しいと、御含み置きを頂けましたら。
 
 
 
7/15 (土)12:00〜
 
 
 
明日より。皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

SURR by LAILA 小林

03-5468-5966
[email protected]

 

 
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Legends / Diary421
18.7.2017

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early60s Oliver Goldsmith model “ GOO GOO ”
 
 
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late60s 〜 mid70s Oliver Goldsmith clear frame
 
 
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late60s 〜 mid70s Oliver Goldsmith model “ VICTORIA ”
 
 
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late60s 〜 mid70s Oliver Goldsmith model “ TIGER ”
 
 
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late70s 〜 early80s Oliver Goldsmith model “ EAGLE ”
 
 
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late70s 〜 early80s Oliver Goldsmith model “ GORDON ”
 
 
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mid60s 〜 late60s Oliver Goldsmith model “ CHAS ”
 
 
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late60s 〜 mid70s Oliver Goldsmith model “ MOONSHINE ”
 
 
 
一部のご紹介で恐縮ですが、1960年代初期より世界を彩ってきた各レジェンド達は、名品と呼ばれ続けたそれ成りの事由が存在するかと思います。「オードリーヘップバーンがとある名画で使用した」「マイケルケインと謂えば」著名人とリンクする事も“それ成りの事由”に含まれると思いますが、何故そうなのか,そうでなければ, 考え出すと限がなく、とはいえ、行き着くに及ぶ結論は、リリースから今現在まで不動にも変わることがなく其々の「STYLE」が存在し続けるから、そのように思います。それは1960年の冬,女性に振られた土曜日の夜も、2017年,海の日で日焼けした翌日も、露も変わりがなく不思議なのものです。前回申し上げたように、今が80sの流れだから、ファッションフローがetc、そんな軽いものではなく、“らしいね” というオリバーゴールドスミス特有のSTYLEや、慎重に名付けられた各種モデルが有したSTYLEは、潜在的なイメージとて少なからず存在するものの、本来的に保有しているその人のスタイルと合致する事で、“らしいね” の感覚が完全に消滅し、完全無欠なスタイルへと昇華される現象もまた不思議に思います。例えばジーンズならばLevis、と、直結するようなオーソドックスな魅力と背中合わせな前衛的かつエポックメイキングな匂い。其処に気が付いた後は、“〜らしさ” という潜在的なイメージは跡形もなく消え、その人は、オードリーヘップバーンであり、マイケルケインであり、1960年の冬,土曜の夜に女性と食事をした男性であり、2017年,海の日に海へ出掛けた正直者であると。
 
最初の疑問符から、飛躍した内容となりましたが、いつの時代も,去年も,昨日も、変わらぬSTYLEを保ち続けることができる魅力、それ成りの事由のひとつでしょうか。何故そうなのか,そうでなければ,と考え出すと限がないので本日はこの辺りで。
 
 
 
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最後に。
余談ですが、2012年12月 プライベートで訪れた極寒のロンドン、通りすがった路面に位置するレコード屋で必死に何かを探していた20代前半,無造作なショートヘア,グレートネイビーのジャンパー,ジーンズの青年が印象的に掛けていたアイウェアがGOO GOO。ヴィンテージか現行モデルかは定かではなかったですが(おそらく現行モデル)、外の木には凍えそうに犬が繋がれており、足下には何故か巨大なグレゴリー。奥に友人が居たのか、独り言か、しきりにコーヒーが飲みたいと言っていました。犬を撫でようと近づいたら強く吠えられたので鮮明に覚えています。当然、何者かも知らぬまま二度と逢う事はないのだろうけれど、繰り返すようで非常に印象的な想い出。普段と変わらない街の一部で、ひとつのスタイルを知ることもまた、いえ、やはり贅沢な一瞬かと想います。GOO GOOである,ないにしろ、オプティカルメーカーである,ないにしろ、私もまたそう在りたいと、心持ち、北青山3丁目のマンションの1室にて想いを馳せる次第です。

 

 

SURR by LAILA 小林

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2017 年の半袖 / Diary419
11.7.2017

ややばかり御無沙汰致しております。 SURR 福留です。
この度のエントリーでは、昨年に続いてささやかながら御推奨させて頂いておりますサマースタイルの半袖のシャツ、先日御披露目が叶いましたそれらにつきまして綴らせてください。

それこそ、昨年よりは街で見かける機会が増えましたでしょうか。特出した裏付けもなく、なんとなしにそう感じておりまして、日々更新されているであろう皆様の感性を陰ながら拝見し、引き続き心から楽しく思っております。

今期は 16SS に叶わなかったセレクションが一人のコレクターさんのお陰で御用意することができまして喜ばしい限り。やっと “ ピンクのアロハシャツ ” で SURR を彩ることができました。ヴィンテージピースとして、近年においては性別を既に超えているであろうアロハというカルチャーウェアは、その背景と文化ならではの多彩な色彩や紋様が魅力ですが、私は主に半世紀前の人々の感性によって仕上げられ、半世紀という長い時間を経たピンクの色調に、感覚的に狂っておりました。しかしながら探している時に限って見つからない、この世の常よろしく昨年は叶いませんでしたが、やはり諦めなくて本当に良かったです。人間、ガッツですね。

これらもまた捉え方によって大きく変わる存在意義。特に顕著なそれかもしれません。正解がないからこそ、御判断なさるそれが正解となる一品ではないかと思いますので、引き続き感性の赴くままに捉えて頂けましたら幸いです。幸か不幸か私ですと、そこはかとなく面白みが少ないので、例えば良い意味でアロハをアロハとしないような傾奇者にお認め頂けたら、教科書にないスタイルになってくれるのではないでしょうか。

 

SDIM0924a

SDIM0924a

 

 

また、本当に幸運なことに SURR で御提案したいと心から思えるピンク以外のアロハシャツや、それとは異なるカルチャーの半袖も御用意が叶いましたので、僅かでも御興味頂けましたら、是非にと思います。

感覚の更新 は本当に面白い。私自身にとってそれは、本当に掛け替えのない尊い心情です。今年は、何年振りか思い出せないほどに、とあるアイテムにおいての感覚更新が起こりまして、それはそれは楽しませて頂いているのですが、それはまた別の機会にゆっくり綴らせてください。

 

 

SURR by LAILA 福留

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デニムの顕し / Diary418
10.7.2017

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真鍮製のバックル、クラフト宛ら切りっぱなしの革。
まるでハンドソーイングしたように太く丁寧に縫われた縫製。
レザー部分には23文字の数列、フランスの地アトリエで作られた刻印。
表に返すとインディゴブルーのデニム地。
 
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その後のアーティザナルラインのプロトタイプ的立ち位置か、将又、口切りなるプロダクトか。いずれにせよ、1999年メンズコレクションがいざ開始されたクリエイションでは、其れまでのレディースコレクションの流れから想像の範囲を遥かに超える程、究極的なるミニマリズム精神によって昇華されたようなプロダクトを確認できますが、同年に誕生したこの2つのブレスレットもまた、デューティーな肌触りと活かされた素材感、類のないプロダクトであると同時にオーソドックスな香りもする、無駄を削ぎ落とした外形。どこか真面目で、どこかチャーミング。決してふざけてなどいない本気のシンボル。
 
 
プロトタイプであるにせよ、ないにせよ、ベクトルがどうであれ、コレクションピースである,ないではなく、ブランドどうこうでもなく、只、目の前にある作品と真摯に向き合い、誠実に愛し、永く愉しんでくれる事を心から望んでいたひとりの男性の想いを汲取り、純粋なまでにひとつのブレスレットとして、お認めを頂けましたら。
 
たまたま其れが、デニム地がジョイントされたマルタンマルジェラ氏の作品である、というだけの事。
 
 
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Newarrival, 1999s Martin Margiela denim & leather bracelet 2size
 
 
 
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with 90s Cartier tank “ vermeille coating ”
 
 
刺繍を入れるも良し。
スーツに合わせるも良し。
 
どうぞ、お好きなように。

 

 

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呼吸する碧 / Diary416
5.7.2017

 
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「呼吸する碧」
 
端から端までとカラーチャートに属する青色を確認致しましたが、 “ 青 ” と限定な上での探索で御座いましたので、当然、近しい色合いは存在したものの、確実性を帯びた色名に辿り着くことは叶いませんでした。
何処にも属さない碧。広域的な表現で “ 青 ” ですが、感覚的に(なんとも説得性に欠けますが) “ 碧 ” と表したくなる程、極めて日本的で,奥床しく,情緒すら有ると。どこか無機的に感じられない表情は、夕暮れを過ぎた水上,海面,深海のように緩やかな水の動きを連想できる、その色を乗せた生地は、合理的に無機的で終わるにはあまりにも勿体がなく、それでいて反発したくなる程に優美。詰まるところ、有機性を帯びた表情「呼吸する碧」で御座いましょう。
 
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シャツかブラウスか、大きいか、小さいか。恐らくか、其の領域ではない例えばの1着だろうと感じますが、適合する表現のひとつは「羽織り」。肩幅、身幅とジャストフィットで着用する事を想定して仕立ててはいないと推定できる程、余白を残したパターンと空間の使い方。ドロップショルダーという仕組み、フレンチアンティークにみられる大きめのチェストポケット。背は1枚仕立て、ヨークを排除するという選択。
 
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ともあれ、無機性を感じないその碧は、和を放ち、自然に溶け込み、主に添う。狙った芸当と思いますが、オーソドックスではなく、かといってアバンギャルドでもない、その狭間に存在する絶妙な均衡。前衛的か、官能的か、古典的か。其々のエレメントが複合的に重なる中間地点に、堂々と自立する1着。袖を通した際に確実性を帯びて伝わってくるエッセンス。
“ 大胆な空間バランス ” “ アダルトな色気 ” “ 無駄を削ぎ落とした上での構築性 ”
彼が手をかけた衣類を視ますと、こうすればこう、というロジックや論理など実は存在せず、存在したとて頭脳や経験則では包容できない際に、砦として君臨する人知が及ばない領域、圧倒的なまでの“センス”によってコントロールしていたのではと、思う程に、所謂イメージソースやガイドとなった “教科書” が思い当たらないし見当たらないし浮かばない。
兎も角も、彼の頭の中でしか成立しない別次元の世界であり、それが具現化された1980年代というプレタポルテ全盛の時代。彼が哀しい事件の末,命を絶たれるまで全盛期と詠われたその時代の1着は、写真を愛し、ファッションを近くで触れる事ができた幼少時代、大国イタリという地、誇大して申し上げるわけではなく、彼の逸脱なる其のセンスが凝縮された,感服する程に素晴らしい既成衣類であると、私はそう想います。
 
「呼吸する碧」であるかないか。あったとしたら。そうでないとしたら。
例えばこの1着は、和を放ち,自然に溶け込み,主に添う。極めて日本的で,奥床しく,情緒すら有る。夕暮れ過ぎの水上,海面,深海のように緩やかな水の動きを連想できる程、無機性に反発したくなる程に優美。其れ程に魅力的かつ「呼吸をする碧」であるからこそ、感服する程に素晴らしい既成衣類であると、そして1着の紳士服としまして敬畏の意を表したいと、切に想います。
 
 
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80s Gianni Versace blue cape shirt
 

 

 

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Newarrival0707 / Diary417
7.7.2017

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Newarrival 1948s〜90s Vintage summer style for gentleman
 
 
初夏のお召し物をたっぷりとご用意させて頂きました。
ヴィンテージの一角を、少しばかりお愉しみ頂けましたら。
 
 
それでは、皆様のご来店を心よりお待ち致しております。

 

 

 

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UK leather shoes / Diary415
30.6.2017

 
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英国の地で紳士向けにレザーシューズの製造を始めた、John Lobb , Edward Green。今でも尚、英国の双璧と詠われている2大メーカーですが、歴史が語り継がれているJohn Lobbより37年早く、ノーザンプトンの地で靴を提供し続けていた、とあるメーカー。
 
お察しの通り、英国最古のシューメーカーで御座います。
 
 
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Tricker’s
 
高級靴として知られる文頭2大メーカーに対して、そう、“ 対して ” という目線の向け方をされる方も少なくないのでは。おそらくは、“カントリーという名のオブラートに包まれたイメージ” が、存在するのではと推測致しますが、屈強で頑丈、コンクリートや石道より土、レザーソールよりコマンドソール、張り出したコバ、丸紐に丸みを帯びたトゥ。そこを持ち味にプロダクトしているのも事実。お好きかお好きじゃないか。
勝手ながら私にとっては贔屓にさせて頂いているメーカーのひとつでして、ウェストンに並ぶ最も信頼に置けるメーカーと認識に至っております。ノーザンプトンにてメイドトゥオーダーした1足のダービーは未だ衰えを知らず現役の最中、足を通す度に納得のゲージが溜まっております。
そもそも今回の出逢いに際して、「ヴィンテージが存在したのか」と少々驚きを隠せない一時でしたが、まぁ冷静に再考しますと存在はするのだけれど、いかんせん出逢ったことがないというのもまた正直なところでして、その上、叶ったものが「ドレスシューズ」となりますと何回喉元を鳴らした事か。いつの日か出逢いが叶えば、くらい思っておりましたが、その意図を福留には伝えておらず、帰国後「素晴らしいトリッカーと出逢えた」という一言には気持ちが悪い程に以心伝心の境地を感じました。
扨措き、洗練されたラストとフィッティングは、“例えば2大メーカーの包み込まれる其れ” に寸分の引けを取らず。
“ 対して ” が “ 加えて ” に変わる確信を愛靴のみならず、ドレスシューズにて感じた一時。
将又、チャーチのチェットウィンドと肩を並べる程美しいフルブローグ。
 
ここまでの道のりや熱意、私の愛靴等も含め、我々の勝手な内容で御座いますが、そもそも英国最古だから、歴史がある、 “靴を履く身” としては重要な事柄ではないにしろ、やはり目の前の一足が本質的に良い靴か否かが重要。だからこそか、そうでなくとも、約188年もの間愛され続けてきたという頑な事実はあくまでひとつの裏付けとしまして、どうぞ頭の片隅に。
 
 
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1940〜1970s Tricker’s vintage dress shoes
 
 
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90s Churchs leather shoes
 
 
こちらの1足を口切りに、今一度、英国靴をお愉しみ頂けましたら。
 
 
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Newarrival0623 / Diary414
23.6.2017

明日より、15点程ヴィンテージの新作と共に、お披露目をさせて頂きます。

弊店で扱わせて頂いているヴィンテージの品々は、例えばミリタリー、例えばワーク、例えばメゾンのプロダクトピースと、年代もステージも幅広く,深く,様々と取り揃えて御座います。弊店ならでは、と謂いますのも大変恐縮な次第ですが、今回新作を含めた其々エディットというのを折角のこの機会、少しばかりご紹介させて頂ければと、誠に僭越では御座いますが。
 
回りくどい前置きも申し訳がないので、早速参ります。
お時間御座いましたら、御付き合いの程を宜しくお願い致します。
 
 
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ヴィンテージ ブルーを愉しむ
 
数点、とても綺麗なブルーが入荷致しました。例えば、オリエンタルブルーの1着はヨークを排除した1枚仕立てのバックスタイル、イタリ製、80年代初期のGianni Versace。神経質なフィッティング概念をしばし忘れさせてくれるオーバーフィットな羽織り。
例えば、とろみのあるスカイブルーは80年代のミリタリーピース。ロイヤルの冠はイギリス軍エアフォースの1着。
加え、1900年初頭のコバルトブルー、1999年のインディゴブルー等、時間を吸収したヴィンテージブルーを集約致しました。
 
 
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アースカラーにはホワイト
 
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たまにはアースカラーを。全体のトーンを中間色に保ち、目が覚めるホワイトをチューニング。
ベージュトラウザーには、フランス製のコットンカーディガンなど如何でしょうか。
マイルドに,柔らかく,腰は低くも,女性には優しく。
 
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例えば、60年代はイギリス製のテニスジャケットなど如何でしょう。ゲーム中は中断なくスムーズにサーヴィングを行うため、テニスボールをポケットに忍ばせておくのも紳士的かつルール上の常識ですが、ウエスト部位、前身頃に3カ所、ボールを収納できるマルチシステム。ウイングブルドンではなく都会のアーバンコートでは、ボールの代わりにミントガムと端末機器。お手本はWoody Allen。ナードな雰囲気でありながら、紳士たる心得は忘れず。自然と優しくなれます。
 
 
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テキスタイルを嗜む
 
以前より引き続きのご提案で御座います。70年〜80年代、メゾンの中でも突出して素晴らしいのはやはりMissoni。
頭ひとつ分、飛び抜けております。
仕立てから素材の選定、そこから構築されるテキスタイル。クレイジーかつラグジュアリーな品々。ヴィンテージミッソーニは今後ともエントリーを続けて参りたいと思っております。此方のお手本は専らWillie Garson。お好きなジュエリー、いつものアイウェアに。春だから、夏だから、ではなく個のキャラクターに寄り添うテキスタイルこそ、毎日にでも。
 
 
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ワードローブには上質な衣類を
 
パーフェクトギンガムに、ヴィンテージジーンズ。
ギンガムチェックという枠と、ジーンズという枠、おそらく両者とも、今後頭を悩ませる必要がなくなりましょう。
 
ワードローブには上質な衣類を。
 
 
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オリーブグリーンという選択
 
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アダルトな色気をご希望でしたら、迷わずバーガンディ、そしてオリーブグリーンという選択。
丁度、70年代ムッシュが仕立てたブラウスと、イッセイ氏の1着が入荷致しました。
是非お試し頂きたい心持ちです。
 
 
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さて、近日エントリーさせて頂いた内容のひとつに、「ミリタリー」が御座いました。存在し得る衣類の中でも最もデューティーなポテンシャルを秘めていると認識に及んでいますが、やはり今一度、いえ、今だからこそ、ミリタリーというステージを改めてご提案させて頂きたいなと、勝手ながらの想いが御座いますのは、これまた勝手ながら、「原点回帰」というシーズンテーマを詠わせて頂いておりますのも事由のひとつで御座います。デューティーかつ、ラグジュアリーにも振れ、男性細胞を滾らせる。ヴィンテージという一線の中でも存在し続けるステージ。屈強なファブリック。丁寧とは謂えない縫製ながらも破損しづらい頑丈性。敢えて、視認できる修繕を施し、時にはアンティークのパーツをチューニングし、大事に着用し続けることで叶う所有者のみの匂い。履くとき、着るとき、脱ぐとき、生活音に紛れるファブリックの呼吸。
 
 
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40s US military M42 jacket  “ 1st model ”
          ×
70s Yves Saint Laurent silk scarf BIG sized
 
 
其処に、トップメゾンのラグジュアリーな香りをチューニング。対極に位置するステージであるからこそ成立。ミリタリーとジュエリーが抜群の相性を誇っている良き例のように、リュクスなムードに昇華するひとつのご提案にすぎませんが。
 
 
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1935-1945s German Defense military camouflage smock
           ×
80s Hermes silk scarf by Cathy Latham
 
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60s British military royal army workers trousers
          ×
80s Hermes gold metal mesh belt “Etriviere”
 
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60s Italy military marine corp trousers
          ×
1976s Hermes “ H ” buckle leather belt
 
 
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70s Hermes cotton graph check shirt jointed collar 3 pieces
 
 
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MilitaryにはHermesを
 
 
あくまで、リュクスなムードに昇華するひとつのご提案にすぎません。
少しばかりでも、お愉しみを頂けましたら。
 
それでは、皆様のご来店をお待ち申し上げております。

 

 

SURR by LAILA 小林

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Freedom / Diary413
20.6.2017

 
1970年代までフランスの地で働く、教師や教授、サイエンティスト、絵描き、建築士、彫刻師、音楽家、林業士、農業士、材木士、料理人、靴職人、etc。改めて申し上げる事もなく自明の事ですが、当時彼らが着用していた衣類を現在では「French Work Wear」と呼び、ヴィンテージのステージではひとつの選択肢として存在しております。米国や他国でも勿論、当時様々なカントリーでワークウェアが存在していたにも関わらず、現在では何故、“フレンチワーク”という要素が確立、広い範囲で認識に及んでいるのか。その事由のひとつに、フレンチワークピースには「屈強」と「上品」というワードないしステータスが内在していると挙げることが適いましょう。特徴的なアームパターンが多いフレンチワークウェア(主にジャケット,コート)では、腕の可動域が広く、ジャストフィットでも窮屈にならない、その上、サイズアップしても成立するフィッティング概念、さらにその殆どが頑丈なコットン地、若しくはモールスキン地。チューニングを施せば永く着用し続けることが叶うファブリック。それでいてミニマムな要素を含んでいる(例えば襟型,例えばラペル)、美を追求するフランス性、その熱が表面化している一例が、当時のワークウェアではなかろうかと。ワークウェアにおいて当然に要求されるタフネスさに加え、品が確保されているエトセトラがフレンチワークの衣類には多いのではと、認識に及びます。
 
 
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Karim Hadjab cotton tailored jacket
 
CREATION – Argile –
LOCATION – West Africa –
BODY – 60s French work ,waiters tailored –
 
 
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1960年代、フランスの地、例えばレストランで働くウェイターという仕事。当時彼らが着用していた衣類はダブルブレストというディテールと、テーラードである要素、そしてコットン素材という特性を持ち合わせているものが多く、腕の可動域やアクション性は文頭の通り、釦の配置も極めて収まりが良く、モダンさすら伺える佇まい。ともあれ、この1着に、直径約12,742 kmの広大な球体上で唯一無二かつ完全たる “ 個性 ” を与えるために選択したクリエイション「Argile」。西アフリカに位置するマリ共和国、其処で、死海の底に沈下している “ 泥 ” によって染め上げる。染まり方も疎らかつ極めて不規則な染色が特徴。染めという過程に要する時間,染め方,置き方,分量,対象衣類のコンディション,様々なエレメントによって唯一無二の着地点を確認できますが、それは所謂インディゴ染めや、藍染めと同等。しかしながら “ 死海の泥でなければならない ” 理由が、自然色と分類できる極めて特質的なカラーバランスこそ。
さらにこの1着の衣類には、死海の泥を塗り、後、西アフリカに存在しているニジェール河に沈め、後、西アフリカの極熱の陽光を受け入れる。以上の行程を連続して6日間リペスト。「Argile」というクリエイションの中でも特異的な行程を経た1着は、“ Deep Olive ” に近しいカラーを獲得。其れこそ、ニジェール河を連想できるライトブルーのコットンシャツをチューニングするのは贅沢。ブラックとオリーブの対色比も素晴らしい逸品で御座います。
 
 
 
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Karim Hadjab cotton tailored jacket
 
CREATION – Argile & Bacter –
LOCATION – West Africa & Kaim’s atelier –
BODY – 60s French work ,waiters tailored –
 
 
本品は、死海の泥で染め上げた後、バクテリアを培養した液に投入する「Bacter」というクリエイションを経て、唯一無地の表情を獲得した1着。各クリエイションを段階を踏んで行う複合的プロセスは、あくまで “ 完璧なる個性 ” を得るためのベクトルにすぎず、実験を積み重ね、あらゆるデータを採取し、その上で辿り着くステージで御座います。バクテリア=微生物は、当然なまでに自然界、それこそ死海の泥にも存在しますが、敢えて、作為的に培養した液体に投入することにより、微生物の繁殖と天然素材を食す特性、そのスピード、範囲は、人為的にコントロールできる領域ではないため、最高レベルの自然的特異性を獲得することが可能。表面上に疎らに出現した表情は、ひとつのテキスタイルとなり、通常「Argile」のみでは表現しきれない唯一無地の「個」を確保。
 
迫力性や圧倒力というワードでは表現しきれないムードをご体感頂けますが、いつぞやのレザーパッチと同様に、柔らかい表情をお持ちの方にこそ、是非ともお勧めさせて頂きたい1着のテーラードジャケットで御座います。
 
 
 
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Karim Hadjab cotton T-shirt
 
CREATION – 4Saison & Argile –
LOCATION – France –
BODY – 90s Tee shirt –
 
 
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全米鉄鋼労働組合を意味するUnited Steelworkers。北米製カンパニーメイドの1着は、90年代らしい宛らの魅力を発しておりますが、テキストのマリーゴールドがあまりに美しい事から選抜されたボディベース。当時、数多くも生産されていたであろうこの1着、対して、完全に自立させるべく選択した2つのクリエイション「4Saison」と「Argile」。フランスの地で自然界に身を置かせ、人間界から完全隔離。後、死海の泥で染め上げるというクレイジーなプロセスを経て獲得された個性は、表面のミルキーなカーキ色と裏面の楠んだブラックとの対比があまりにも美しく、キャンバスに無造作に描いたような美術的表情を確認。恐縮ながら医学的見地からモノを申し上げる程の知識を持ち合わせておりませんが、カーキ色と隣り合うせいか、視覚的作用のせいか、ブラックがディープネイビにも確認できる特異性。4Saisonのプロセスを含んだことにより、特徴的な陰影と相俟って、究極の個体へと昇華された逸品。
 
恐れることなく、是非とも一級品のスーツに。
 
 
 
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Karim Hadjab light weight knit pieces
 
CREATION – Argile & Bacter –
LOCATION – West Africa & Kaim’s atelier –
BODY – 60〜70s french –
 
 
Karim氏が各種クリエイションする上で、最も難易度が高く、かつ、成功例が殆どない、と豪語するは、コットン又はリネンという素材からライトウェイトに織られたニットピースに、「Bacter」を施すこと。柔らかなファブリックと、“ 編まれた ” という性質に対してバクテリアの浸食はあまりに刺激が強く、その過程において殆どが未完。実験とデーター採取を繰り返し、「Bacter」を施す時間ないしセーヴィングを試みますが、そもそもがヴィンテージニットという衣類なので、当然に共通するセーヴィングは存在しなく、頭を悩ませたBODYとBacter。成功例が極めて低いながらも成功に到達した唯一2着は、ありえない程のフィッティング概念を獲得。意図しては絶対的に叶わない伸縮は、各部分において極めて特徴的に現れております。後、死海の泥で染め上げられ、極上の個体として世に生まれた衣類。左右それぞれ長さの異なる袖、そもそもが長いのですが、リブは編みの性質からか収縮しており絶妙なアンバランスさを確保。当然丈の長さも異なり、袖を通すと肌に触れる箇所、触れない箇所。着用し、脱ぎ、洗い、着用をエンドレスに続ける事で叶う、オンリーフィッティング。ニットや織り、そういう表現や次元ではなく、まさに「衣類」「衣」と表現するのが腑に落ちます。それも季節や,時期,暑いから,寒いから、そのようなベクトルでの着用ではなく、日々着るもの、毎日の肌着、ヒトに寄り添う素材。おそらく、いえ、確実に、“洋服の概念が覆る” そんな逸品で御座います。この2着に限っては特にお勧めさせて頂きたいもので、よく謂われるアナウンスと理解していながらも、“先ずは着て頂かないと” で、御座います。
 
1着1着が個性的であり、自由であるKarim Hadjabの衣類は、それこそ自由気侭なスタイリングというのを推奨させて頂いております。誠に勝手ですが、Karim Hadjabの衣類こそ、そうであるべきだと。
 
例えば、このニットピース。サイズやデザイン、シルバーかゴールドか、合うか合わないか、そのような考えを一切合切排除し、好きなジュエリーを好きなだけチューニング。マルタンマルジェラ氏の偉業を確認できる1999awコレクション時、現在でも最高傑作と詠われているウールトラウザー。足下には正統的かつインテリジェンスなフランス靴の銘手、ナンバー180。
さぁ、どうぞフリーダムに。
 
 
 
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各1着、ご縁が御座いましたら。
ご賢察の程、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

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改めて御礼とご紹介と。 / Diary412
19.6.2017

 
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Karim Hadjab New collections / Diary403
 
絶対的な『個』 / Diary403
 
さて、何を基準に選ぼうか / Diary404
 
5/30 〜 6/4 まで開催しておりました「Kalim Hadjab」新作お披露目会ですが、1st pieces含め、New collectionsともに多くのお客様にお愉しみを頂けたようで、大変に嬉しく思っております。
遠方からお越し下さったお客様、新作を長らくお待ち頂いたお客様、期中足をお運び下さった皆様、深く感謝を申し上げます。
本当に有り難う御座いました。僭越ながら、此の場を借りて、御礼の言葉とさせて頂きます。
引き続き、新作のプロダクトピースは店内にて特設ステージを設けてご用意をさせて頂いております。また、1st,2nd collections piecesも一部ご紹介は可能で御座いますので、ピクチャーから気になる作品や、クリエイション、ディテール、クレジット、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
 
さて、文頭の過去エントリー通り、新作からは各種じっくりとご紹介する機会を設けておりませんでしたので、勝手ながら私がご紹介したいプロダクトピースを、クリエイションを含め、一着の衣類としてエントリーをさせて下さい。
全作品のご紹介は叶いませんが、代表的な作品と、マニアックピース含め、連日のご紹介とさせて頂きます。
恐縮ながらも、御付き合いの程をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
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Karim Hadjab crew neck cotton cardigan
 
CREATION – 4Saison –
LOCATION – North France –
BODY – 00s maison piece –
 
 
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ベースはとあるメゾンのプロダクトピース。クルーネックのディテールを有したカーディガンというひとつの衣類を目撃しますと、不思議とセンシティブに感じるのはおそらくオーソドックスの位置づけと理解に到達していないから。いえ、語弊でしょうか、オーソドックスに位置づける必要性こそ不必要。“ V ” でなければならないと法で定められているわけでもないのに何故今まで手に取ってこなかったのだろうと、不思議にさえ思います。上部2つの釦は極めて狭い間隔幅。しっとりと密のあるコットン素材は繊細というよりミリタリーライクなデューティーさも。しかしながらジャケットではなくあくまでカーディガン。そしてクルーネック。全体の1%に宿ったワンポイントをご覧頂ければ、内側より湧き出る豪壮さをご理解頂けるかと存じます。
ともあれ、この1着に、直径約12,742 kmの広大な球体上で唯一無二かつ完全たる “ 個性 ” を与えるために選択したクリエイション「4Saison」。この衣類に最適だと選定したロケーションは北フランス。約1年間、燦々と降り注ぐ自然光と真っすぐに吹き渡る北フランスの風、天水の享受を経て、獲得した確かなテクスチャーは各カットから十二分に視認頂けるかと思います。人為的では成し得ない色差と陰影,自然の恩恵をたっぷりと吸収した柔らかなコットン。
 
よって、完璧なまでに自立した1着のカーディガン。
 
大変にお勧めで御座います。
 
 
 
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Karim Hadjab french jacket
 
CREATION – 4Saison & Hand finish –
LOCATION – France & Kaim’s atelier –
BODY – fabric from 30s french antique –
 
 
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1920年〜1930年代に織られた貴重なファブリックから1着のフレンチジャケットを丁寧に仕立てる。後、フランスの地で約1年間、自然界に解き放つ。後、自然の恩恵と蓄積した作為性のない裂傷、瑕疵、変調に対し、ハンドソーイングによる整合、治癒、チューニングを施し、さらに、ヴィンテージの釦をジョイント、1着のジャケットそして成立させる。生地の段階から生粋のフランスメイド。「4Saison」と「Hand finish」という2段階のクリエイションを経て獲得された不規則かつ自然性を帯びた表情こそ、完全たる “ 個性 ” で御座いますが、この1着に関しましては、何よりもファブリックこそ素晴らしいと先ずは謂わせて下さい。それこそ、クリエイションにより昇華されたポテンシャルは確かなもので、「そこを経たから」と理由付けられるのも確かなものですが、純粋にもファブリック自体が極上のムードを発揮して御座います。繊細な面持ち、いえ、これでいてヘビーデューティーな質を感じることができる驚異性。脱いで,着て,脱いで,また着る という単純な動作のみで、“ ヘビーデューティーな質 ” というのを確実性を帯びて伝わってくる、その上、細部に目を凝らすと釦が少しずれていたり、クリエイション上の産物かフィッティング概念が一般的な線の“外側”にあったりと、なんともまぁ、偏屈かつ最高の1着。
Karim氏は、服は人間と同じようにひとつひとつ自立していなければならない、という信念を掲げておりますが、センテンス通り、「服」に命を宿すべくクリエイションを行ってきました。
“生地から仕立てる” ないし “0からの挑戦” は初めての試み。「ひとつの生地に惚れ込んだ」という単純明快なベクトルながら、この生地で仕立て上げた唯一の1着に自然の恩恵と共に命を吹き込みたいという、表現者としての強い想い。我々も純粋なまでに、“見たい” という明快なもので御座いましたが、ともあれ、1930年から膨大な時間を経て、ひとりの男に渡り、時には雨に打たれ、時には生物と共存し、自然淘汰に打ち勝ち、丁寧に癒しを受け、仕立て上げられた其の1着は、直径約12,742 kmの広大な球体上で唯一無二かつ完全たる “ 個性でしかなく ”、そうでなくとも、いえ、そうであるからこそ、純粋なまでに、1着のジャケットとしまして大変にお勧めさせて頂きたい心持ちです。
 
10年,20年、毎日にでもご着用を頂き、「人が着続けることによって発生した裂傷や瑕疵」は、もはや人為的でなく自然性のみを有した変調ですので、丁寧にチューニングを施し、末永くお召し頂きたい逸品で御座います。

 

 

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3点のミリタリーピース / Diary411
16.6.2017

 
謂わずもがな、ミリタリーは、エレガンスと対に位置するステージで御座います。「エレガンス」や「ラグジュアリー」とは横線で並べない、がしかし、「ヘビーデューティー」というワードが確実に適合する最高水準の耐久性。
(中には異例も御座いますが)
 
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日常レベルの活動、運動、動作、アクション、モーション、意図するも意図せずも繰り出されるあらゆる “ 動き ” に応えるリアルピース。例えば、ライトウェイトでありながらも “らしさ” が叶う屈強な面持ち、確かなタフネスさを証明してきたとあるジャケットは、1着の衣類としての “軽さ” と単にオンスどうこう、生地がどうこうという次元ではない “頑丈さ” を全面に発動しているマスターピース。オーソドックスな香りを漂わせながらも無造作に横たわらせるだけで圧巻なる迫力性。後継モデルが確認出来ている中で、そのファーストモデルに位置する衣類が驚異的なチャームポイントを秘めて御座います。
 
内在する耐久力、貴重性、1stか後継か、そんなことはともかく、男性的な魅力を最大値まで引き出す佇まい、純粋なまでに格好宜しく、背筋が伸びましょう。シャツにタイドアップ、いえ、お気に入りのTシャツとジーンズに。これをデイリージャケットとして日々着用する喜びないし、そんなマキシマムな引力にグングンと引き寄せられ、出逢いが叶いました唯一の2着。
 
素直にも、大変お勧めな逸品で御座います。
 
 
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40s US military M42 jacket  “ 1st model ” 2 piece
 
 
 
 
さて、表題の通り3点目に参ります。この1着を目にした時にはミリタリーのステータスを細かく反映してありながら「エレガンス」のステージまで昇華させている“ありえない”面持ちを理解するまで数分の時間を要しました。
話は逸れまして、約11ヶ月前に1点のみエントリーが御座いましたとあるデザイナーによる作品。此方の逸品は、自信のパーソナリティと見事に溶け込ませたお客様の手中にてお収めを頂きましたが、オーセンティックでもアバンギャルドでもなく、そう、ミリタリーでもなく、際どくモードでもない。どこの溝にも合致しない其のスリーブレスは圧巻の面持ちで御座いました。
さて、本作を目にした際、以前の其の作品と近しいポテンシャルを感じましたが、首もとに縫い付けられたミニマムかつ控えめな黒地のタグに浮かぶ5文字を視界に捉え、漸く理解が追いつきました。
 
 
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仮にも0か100かでしかない世界において彼が目にしてきた記憶や知識を独自の目線と解釈を保って、「0から100を構築していく」のだろうと、本日の1着を見て、ふと想いました。ミリタリーを再構築ではなく、彼なりのミリタリーを構築した着地点が例えばこの1着なのだろうと。恥ずかしい話、伺う術が御座いませんので確か不確かの領域でモノを申すことはできませんが、ああだろう、いや、こうでは、違うきっとこうだ。と、想い考えるのもまたファッションの醍醐味であり愉しさであると、拙いな文章で僭越ながら、想う次第です。
 
グッジオグッジを地から見事に救い上げたひとりの天才の仕事。敬意を表し、私はこの1着を敢えてミリタリーピースとしてエントリーすることに致します。
 
 
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90s GUCCI by Tomford military jacket
 
 
 
 
それでは、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

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“ Y ” / Diary410
15.6.2017

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“ Y ” のジェンツに向けたプロダクトにおいて最も出逢うことが困難であろう「バッグ」というカテゴリー。
エネルギッシュなボストンタイプより、約280日振り
 
 
クラシカルかつ最高にマニアック、
プラクティカル、何よりステーショナリー。
 
 
 
 
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70s Yves Saint Laurent Folding tote bag “ Canvus & Leather ”
 
 
 
 
御無沙汰を致しております。
引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

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一 流 / Diary409
14.6.2017

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「でき得る限りの上質を求める」
 
1890年、ノーザンプトンの一角にて靴を作り始めてから約127年。発足から間も無く爆発したひとりの男の才気は、確固たるシンプルな信念と卓越した技術力によって支えられ現在に至りましょう。使われる素材の殆どは最上級のカーフスキン、追求に追求を重ねたグッドイヤー製法。頑丈で、軽快。革新より伝統。ファッショナブルの学びではなく、ジェンツのため美しい靴への追求。箇条書きにすると溢れてくるセンテンスはあくまで言葉同士の繋ぎで御座います。
 
 
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この度、イギリスの地で出逢いが叶いました一足のメイドインノーザンプトンは、1970年代のフルブローグ。
 
褐色にエイジングを遂げた肌
5アイレット
鈍く輝くゴールド色のハトメ
括れが柔らかなラスト
外羽はダービー仕様
 
箇条書きにすると溢れてくるセンテンスはあくまで言葉同士の繋ぎで御座います。何より、見事なほど包み込むフィッティングは、ありきたりな文句で恐縮ながら、どうか騙されたと思い、先ずはお試しを頂きたい一足。続けざま、説得力に欠けますが、本当に素晴らしい靴だと感服致しました。
 
 
 
 
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70s Edward Green full brogue darby shoes
 
 
 
 
技術云々、メーカー云々というより、例えば悪天候や硬い石路から主であるイングリッシュジェンツの足を護り、すれ違う視線から仕立ての良いスーツを汚さぬよう、顔を立て続けた目の前の一足、丁寧にポリッシュを施しながらチューニングが続けられた事跡、ただ簡明直截な程に「恰好が良い」という第一線的感覚、あまりにも素直に、「良い、靴だ」と後味が残る。 “ 一流 ” と認めるにはそれのみで十二分な気さえ致します。それらを享受し、シューボーンの助けを経て、気持ちがよい音とともに足が吸い込まれた刹那「でき得る限りの上質を求めた」着地点を垣間みることができましょう。私はそう思います。
 
ただ、もうひとつだけ申し上げるならば、“ R ” ではなく、“ E ” であればパーフェクト。皆様へご提案させて頂く手前、でき得る限りの上質を求めシャッターを切りましたが、こればかりは。

 

 

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紳士の嗜みとしまして、ご縁が御座いましたらどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
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鹿爪らしい / Diary408
12.6.2017

 
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「 鹿爪らしい 」
 
“ 鹿 ” という生き物と関連する言葉をわたくしの引き出しから取り出すと、「鹿爪らしい」が浮かんでまいります。まじめくさって堅苦しい様、道理に適い、もっともらしい様を指す充て語。なぜ、この言葉がわたくしのメモリーカードに保存されていたかと申しますと、かれこれ10年程前でしょうか、歳の離れた人生の先輩と碁を打っている最中、言葉そのままよく言われておりました。「んん、しかつめらしいのぉ」今思えば、定石ばかりで堅く面白くない、という内容でしょう。当時は10代の最中、悩みが絶えない年頃でして、頭脳を盤上の策で埋め尽くせる碁は、心を空っぽにできるのでよく打ったものです。碁は将棋と違い、王を守り抜く必要も忠誠を誓う必要もなく、盤上にて攻めと守り、純粋な陣地争奪戦。そこには当然、策があるわけですが、その策には心情や性格なるものがそのまま反映されるので面白いものです。人を知るには碁を打て、とはそのこと。
 
余談が過ぎました。
 
 
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60年代フランスを中心にヨーロッパで確立された「アートジュエリー」というひとつのムード、ジュエリーを愉しむという風潮が顕著に表れていた良き時代。当時のプロダクトは、一部を除き、固形としての魅力が内側より溢れている印象、また固形物としてのポテンシャルが極めて高く、素材の真を捉えたデザインが見受けられます。ソリッドかつ完全無欠な外形。その完璧な円形美を保ちながら925に刻まれた6文字のアルファベット。本品もまた1960年代と素晴らしき時代に造形された逸品。
 
 
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ただ、ただ、驚愕したのは、先端部に位置する乳白色のそれが “ 鹿の骨を削りだしたもの ” そして、円形から逸れるように外側に伸びたその形状が、“ 鹿の爪を表現したもの ” であるという事。素材の真を捉えたミニマリズムの究極的な円形は、堅苦しくも道理に適う納得の領域で御座いましたが、その乳白色を理解した途端、“ 確かにそれは鹿の爪 ” で御座いますが、その外形のみで「 鹿爪らしい 」と安易に表現できたものでは御座いません。
 
それが、1960年代のHERMESと知っても尚。
 
 
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60s Hermes silver bangle “ deer born ”
 
 
 
 
 
“ 鹿 ” という言葉を用いたことわざに、「 向かう鹿には矢が立たず 」が御座います。逃げないでこちらを向いている鹿に矢を射るようなむごいことはできないという、素直な、また柔順な相手を攻撃する気にはなれない例え。仮に素直で柔順な相手ではなくとも矢は放たない、“ 俺は誰も攻撃しない ” 表しを手首に宿して頂けましたら。言葉に発さず意味を保たせるのもまた、紳士的では。
 
 
 
 
 
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因に「 秋の鹿は笛に寄る 」は、雌鹿の鳴き声に似た笛に雄鹿がおびき寄せられて、人間に捕らえられることから、恋のために身を滅ぼすことのたとえ。これは教訓としてわたくしのメモリーカードに保存致します。
 
 

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「紳士のため小物」 / Diary407
9.6.2017

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弊店はヴィンテージショップという根幹が在る中、シーズン毎にラインナップのキーとなる “ テーマ ” を勝手ながら設けさせて頂いております。そのテーマに沿ったエディットの元、皆様にご提案を続けさせて頂いておりますが、今シーズンは「原点回帰」とひとつのテーマを挙げさせて頂いております。弊店発足から早4年が経過致しておりますが、本日、このエントリーを書かせて頂くのも、(決して過大して申し上げるわけではなく)皆様のご愛顧によるものと感謝の気持ち、そして今一度、男性、紳士のための専門店という認識、勝手ながらその気持ちの引き締めも御座いまして、このようなテーマとさせて頂いております。
 
度々と重複する内容のセンテンスで恐縮な心持ちながら、本日のエントリーの内容は「原点回帰」というテーマの中でも、“ コート ” “ ミリタリー ” “ テーラード ” に次ぎ、大変重要なステージであると勝手ながらも認識しております。「紳士のための専門店」と、すなわちの直線で結ぶことができます弊店にとって「紳士のための小物」は自然の選定そして重要なエレメントであり、是非とも皆様に愉しんで頂きたい想いで、今シーズンを迎えております。
 
 
 
 
シューズの埃を落とし
 
シャツに袖を通す
 
無造作にも、丁寧にタイを結び
 
本日会う予定の名前を記したメモをチェック
 
埃を落としたシューズを履き
 
日々のバッグを片手に重いドアを開ける
 
 
 
 
この度は、ジェントルマンの日常に則した品々をご用意させて頂きました。無意識にも過ぎる日々の中で、ひとつひとつの仕草や行為がスペシャルで贅沢な体験となりますことを、弊店一同(2名しか居りませんが)願っております。
 
 
 
 
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トムフォード氏が捉えた究極のタイ、イギリス紳士の指で鈍く輝いたシグネットリング、70年代ムッシュの美学が凝縮されたフォルドアップバッグとシルクスカーフ、ノーザンプトンが生んだ最高傑作のフルブローグ、9kのネックジュエリーは魅せないルールを敷くのも。そして1960年代パーソナル品とも推測できる完璧なバングルはやはりHERMES。
 
上記品々含め、ご紹介は後日にでもじっくり書かせて頂きます。
 
それでは、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

SURR by LAILA 小林

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for BIOTOP OSAKA / Diary406
7.6.2017

この度御縁頂きまして BIOTOP OSAKA 様にて、エキシビジョンを開催させて頂いております。今回は LAILA VINTAGE と初の合同展。3年前まで一つの存在だったこともあって、あの頃のように同じ空間で異なる編集をさせて頂けたことは、私にとって感慨深く何より光栄です。

このような機会をくださいました皆様に、そして前夜の設営に多大なる御尽力と忘れられないほどに素敵なお心遣いをくださった店頭スタッフ様方に心より御礼を申し上げます。

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なお、LAILA VINTAGE と SURR に加え、もう一つ我々にとって大変特別な編集を盛り込ませて頂きました。こちらも僅かでもお楽しみ頂けましたら嬉しく思います。

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会期は18日 ( 日 ) となりますので、機会ございましたら宜しくどうぞお願い申し上げます。

 

 

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「当時からこの瞬間までずっとモダンなのでは」 / Diary405
6.6.2017

 
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フランス的で左岸的、構築的な思考の彼女は、洋服に人生を注ぎながらも日常の中で絵を描き、都会に重きを置きながら田園風景を愛した。“ 本来の洋服の在り方 ” について強い認識と見解。その主張は専ら、彼女が仕事をするアトリエと、其処で仕立てるプレタポルテの作品から力強く伝わってきます。 “ 長く、長く、着る ” ことを意図とし、ファッションモード界の中核でその早い流れを丁寧に汲取りながらも、極めて前衛的で、彫刻的で、何より 静止的な面持ちをくっきりと宿した衣類。ヴィンテージやアンティークの作品と対面する際、各所ディテールやファブリック、その1着の主張性から、「今でこそモダンだ」と、解釈する機会が多いですが、彼女の仕立てる衣類はむしろ、「当時からこの瞬間までずっとモダンなのでは」と、作品と出逢う度に感じます。彼女にとって “ 長く、長く、着る ” とは、自国の地において信頼の二文字で縫製を一任する背景や、天然素材に拘ったファブリックのみならず、 “ 時代性に配慮して尚、常にモダンであり続ける ” という事なのではと、私はそう想います。
 
 
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幅6cmの前立て。特徴的なシルバースナップ。直線的なカットライン。高めに位置するヨーク。まろやかなミントグリーン色は、絵描きを趣味としていなければ選択しないのではと、美術的な面持ち。オックスのように粗いコットンファブリックは、1960年代スポーツ衣類のデザインに携わった彼女ならではの選定。洋服を仕立てる上で何よりも “ フォルム ” に気を配った彼女の旨趣を、この1着から汲み取る事ができましょう。
 
ともあれ、
 
「このパーツがどう, 色がどう, だからこう。という細部を論点の軸としてご提案するのではなく、それらを判断基準としながらもあくまで一枚のシャツとして一つの服として “ 格好良いか否か ” 」という弊店ディレクターの言葉を拝借致します。
 
 
 
 
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80s Anne Marie Beretta cotton shirt made in France “ mint green “
 
 
 
 
丁寧にチューニングしながらも永くご着用頂きたい1着で御座います。ベーシックなシャツをお求めのお客様へはご提案しかねますが、パーソナリティと合致する感覚を味わえる本品もまた贅沢な1枚。引き続きご提案の通り、宜しくお願い致します。

 

 

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さて、何を基準に選ぼうか / Diary404
2.6.2017

 
 
弊店にてカリームのクリエイションピースをお選び頂く際、お客様は其々のベクトルによって唯一の1着をご選択頂くようで、当然といえば当然かもしれませんが、例えばヴィンテージピースや、拡大して“ ファッション ” を選択する際、個人の基準またはルール若しくは決まり事なるものが何かしら存在するのだろうと思います。
 
約30点もの『個』を目の前にどのようなベクトルで御選び頂くか、失礼ながらも大変興味深く、拝見させて頂いております。クリエイションによっては偶発的な縮率つまりフィッティングが1点1点異なるので当然 “ サイズ表記 ” なるものが存在しない、よって、フィッティングからお選び頂く方。自然の恩恵と天然染料による唯一無二なカラーパターン。ぼくはパープル、わたしはブルー、あなたはブラック。お好きなカラー,テキスタイルからお選び頂く方。ハンドソーイングによる繊細で緻密、大胆な補修やチューニング、他の染料やクリエイションでは成立しない圧倒的な死海の泥染め。唯一のミリタリーピース。クリエイションラインからお選び頂く方。2face(リバーシブル)の凡庸性、毎日でも着用できるコットンブルゾン。初夏でも着れるサマーニット。プロダクトからお選び頂く方。昨日申し上げたように、インスピレーションのみに委ねてお選び下さる方。様々と基準を搔い潜り、将又、ご自身の感覚によって引き寄せられた1着をお手に取られた際、背景, ベースとなる衣類,年代, クリエイション過程やアプローチ, 隅々とご説明をさせて頂きます。ご予算ともじっくりご検討頂き、最終的には良き時間を御過ごし頂けましたら。
 
 
 
 
 
さて、
 
何を基準に選ぼうか。
 
 
 
 
 
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パーソナリティに寸分なく合致する感覚、それはファッションにおけるフローに当てはまるか否かではなく、人にとっての個に調和するか、しないか。謂わずもがな、贅沢な一瞬でございます。Karim Hadjabのクリエイションに用いられる衣類は、1920年〜1960年代のヨーロッパヴィンテージの原型が大半。それら衣類に完全たる「個」として自立させるきっかけを模索し続けた境地が、Karim Hadjabのクリエイションでしょうか。
 
 
 
 
どうぞ、自由に。

 

 

SURR by LAILA 小林

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絶対的な『個』 / Diary403
31.5.2017

 
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地中、水中、雨風、森木、昆虫、生物、そして太陽。あらゆる自然環境と時間,空間を共有することにより生じる多面的な変化を、ヒトと同様に “成長” と捉え、究極なる「個」に置換する“ 4Saison ” ( フォーシーズン )。障害物のない北フランスの風車機や、時に燦々と降り注ぐ灼熱の太陽光が適切な北アフリカの地上。仮に同一同地に同色,同素材の衣類を共有させようとも、端倪すべからざる自然環境直下では、全く同一の成長を確認することは不可能に近く、よって、完璧なる「個」を世界の地に堕とすクリエイション。
 
 
天然素材を食すというバクテリア(微生物)の特殊性を活かすべく、培養した液体に衣類を浸けるクリエイションライン “ Bacter ”によってコットンやウールなどのナチュラルファブリックに独特の変化、変調を齎します。バクテリアの食すスピード,範囲は、当然ながら人為的に操作できるステージではないため、推測が及ばない偶発的な美しさを説いた極点の一種。
 
 
例えば4SaisonやBacterのプロセスを経て生じた不規則的な瑕疵や変調。当然ながら自然環境や自然作用であるからこそ予測がつかない不可避かつ必然の項目でございますが、それらをカリーム氏が絶大なる信頼を寄せるアトリエ在籍のたったひとりの女性、彼女の多種多様なアプローチにより修繕、調整、整合、チューニングを行う “ Hand finish ”
 
 
西アフリカに位置するマリ共和国。そのマリに存在する死海の泥に衣類を浸け,染め上げるアプローチ、“ Argile mali ”。固体と液体の狭間である「泥」は、世界各地それこそ千差万別なる存在が当然なる自然物質でございますが、「マリの死海の泥」でなければ発生しない特質的な変調。2nd Collections時に新たに生まれたクリエイションライン。
 
 
 
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上記載のクリエイションラインは、一部の紹介内容でございますが、『 衣類=ヒト つまり、1つ1つの自立性 』という理解に到達したカリーム氏のアプローチングは、その1つ(1着)に命を吹き込むきっかけを作っただけと、彼の口癖のように、全体におけるコンポーネントにすぎない内容でございます。各種クリエイションはその1着を自立させる目的に対し局所性を帯びたエレメントであり、ヒトと同様に『 個 』が何より重要だと、彼の内なる想いが具現化された例えばのメソッドでございましょう。『個』が確立された1着には魂が宿るとカリーム氏は表現しておりましたが、数在る内よりその1着に引き寄せられる独特の体験は、当時ハンドメイドで仕上げていたアンティークジュエリーと近しいものを感じますが、ご自身の感覚体に全心を委ね、自然とお手に取られたその1着にもまた、全身を御委ね下さい。後に選ばれたそのたった1着は、生涯の付き合いとなりましょう。
 
決して、誇張して申し上げるわけではなく。
 
 
 
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Karim Hadjab , Bacter & Argile mali , base : 70s French knit
 
 
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Karim Hadjab , 4Saison in North africa , base : 90s Tee shirt
 
 
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Karim Hadjab , 4saison & Hand finish , base : fabric from 30s french dead stock. Kalim made jacket
 
 
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Karim Hadjab , 4saison & Argile mali , base : 60s French work ,waiters tailored
 
 
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Karim Hadjab , 4saison & Metaphor , base : 90s US military MA-1 jointed cotton scarf
 
 
 

 

 

SURR by LAILA 小林

03-5468-5966
[email protected]

 

 
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Karim Hadjab New collections / Diary403
29.5.2017

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2015年 10月19日のFirst Launchより約1年と7ヶ月。2nd collectionより約1年と2ヶ月。漸く、皆様にお披露目が叶いますNew collectionsは、 “ Karim Hadjab ” の完全新作群。弊店初の発信となり誠に恐縮な心持ちですが、First Launch時のエントリー通り、Karim Hadjab ( カリーム・アジャム ) は Paris を拠点に活動するデザイナーであり表現者。彼の内なる思想そしてある種の哲学を例えば1着を通したクリエイションによって“伝える”という行為は、表現者という理解で差し支えないかと思いますが、是程の創造物を目の当たりにしますとたった3文字のワードないしセンテンスによって彼のすべてを御伝えすることは極めて困難であると変わらずの布石を置かせて頂きますが、やはり視覚、嗅覚、聴覚、触覚による体感を経て、Karim Hadjabをご理解頂くことが何よりで御座いましょう。ともあれ、永くに渡りカリーム氏の側頭葉に蓄積されてきた膨大な服の情報と経験によって辿り着いた境地『 時を経た洋服は、まさに人間のように生きている 』というクリエイションの核心は、彼の今度は前頭葉における確信、よって、革新でもあるなと、ヴィンテージショップという空間で彼が手掛けた1着を眺めながら想うのです。それは決して仰仰しくなく。
 
先ずは此れまでのエントリーを回想頂きましたら幸いで御座います。
 
 
 
Karim Hadjab Launch Exhibition / Diary195
 
4Saison / Diary196
 
Hand finish & Bacter / Diary197
 
Karim Hadjab 2nd collection / Diary250
 
多面性 / Diary251
 
4Saison , Black / Diary252
 
変換 / Diary254
 
手仕事 / Diary255
 
 
 
 
「根本的」という言葉そのまま、洋服の “根っこの本質なる的” を垣間みるようなクリエイションメソッド。今回お初のお客様も、兼ねてよりお待ち頂いたお客様も(長らくお時間を頂戴する形となり申し訳御座いません)、超驚愕と超刺激を通過し、心ゆくまで御愉しみ頂けるラインアップ。と、謂いますのは、今回に限り完全新作の約20点に加え、過去の貴重な初期作品もご用意致しております。根幹的には、新しいも古いも存在しないクリエイションで御座いますが、それはいつの日か記させて頂いたようにヴィンテージやアンティークにも通ずる内容。「SURRという空間に入室した際は、今まで見てない,触れていない,着ていない、そういった意味でやはり “鮮度を保った” です。」ひとつ変更解釈するならば、「SURRという空間」ではなく、「カリーム氏のアトリエから世界」それは決して仰仰しくなく。十二分に御愉しみ頂けるラインアップであると認識致しております。
 
 
 
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改めまして、下記よりアナウンスをさせて頂きます。
 
 
5/30(火)12:00 〜 6/4(日)20:00
Karim Hadjab 2017 spring/summer New collections & First collections
 
尚、6/4以降もNew collectionsにつきましては引き続き店頭にてご覧頂けます。
Diaryでのエントリーは順を追ってご紹介とさせて頂きますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
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SURR by LAILA 小林

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