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Designers にせよ Maker にせよ Military にせよ Work にせよそれぞれ製作に伴う意図が在り方向が在り、設計者や職人による好き好みや場合によっての癖 ( へき ) が在りまして、弊店はそれらにしっかりとした想いの重さと心意気ないし配慮が在れば輝かしく感じ、更に上質な目線や要素があれば美しく感じると改めて想った今期でして、まるで身体に乗っていないかのような軽さ・軽やかさの要素, どっしりと身体を覆うことでの存在感の要素, 身体の曲線を美しく演出する設計要素, 身体に寄り添わない独善的な設計要素など、それぞれに輝きと美しさがあり、どれも正解であることを再確認致しましたが、意図にせよ方向にせよ好き好みにせよ癖にせよそれらの熱量と要素性が高まれば高まるほどに特異性が増しますので、その際に私は “ 厄介な存在だなぁ ” と素直に想うのですが、それと同時にこの我がまま設計がどなた様かの御身体や御心に寄り添う瞬間を夢想せずにはいられませんので結局のところ独りで極めて極めて心躍りまして、様々がある弊店の中でその要素が最も強い傾向に在るのはやはり Antique の区分であり、その中でも特出するのはジャケットでございますが、この度の新作に在ります一着もまた本当に本当に我がまま設計でして、ほとほと口角を上げながら困り果てております。
製作の意図や方向, 設計者や職人の諸々は本当に多岐に渡りますので、その前身であるチェスターフィールド・コートを香らせるような丈感や装いの着地点が在ったり、逆に機動力を追及したかのような, そうとした想えないような要素が積み重なっていたり、社交性の中でもより限られた品格の場を想定していたり, その逆であったりと、テーラードジャケットという文言一つで取り急ぎまとめたとてその細分化は現在においても様々で面白いのですが、そのアンティークとなりますとそれこそ社会も製作設備も判断基準も現在と大きな差異が在りますので、細分化と一着一着の仕上がりという名の解は複雑怪奇の極みで面白いをとうに通り越し面白過ぎますが、皆様御存知の通りアンティークの世界はそれはもう巨大ですので一回の旅でも相当の数に触れられるものの、現実的な着用が叶う現状か否か, 装い性か否かの判断基準を勝手ながら設けさせて頂きますと、終えてみたら出逢いが極めて少ない不思議な世界です。
しかしながら稀にこのようなコートを思わせる凛とした背中と丈感と, 崇高な社交界を連想させる襟と, しっかりと社会に向き合った就労意欲を感じさせる生地の選択と, 当然のように注がれる贅沢な職人技術とそれに伴う男性性としての美しさが同居する百年を優に超える時代の一着に出逢えまして、それが一体どんな身体に寄り添うのだろうと想像し辛い厄介な設計となっているにも関わらず袖を通すと “ これはアンティークのジャケットである ” という感情ではなく、もちろん独自性は極めて高いものの “ 現在の装いである ” という感情を喚起させてくれる不思議な, かつ蠱惑的な一着に出逢えますので 本当に厄介だなぁ困っちゃうなぁ と、にやり。






1910s France,bespoke tailored jacket.
私自身にとって、私が袖を通して難なくアンティークらしく成らない純正のアンティークジャケットは稀有な存在ですので、この一着が身体に寄り添わず安心致しました。御縁を結べるまでにどれほどの時間がかかるかは解りかねますが、必ずどこかに御身体ないし御心に寄り添われる御方がいらっしゃることを信じております。もしかしたら貴方が注文主の生まれ変わりかもしれませんね。なんつってみたり。
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説明不要な程、多くの著名人・エグゼクティブの為の衣類を手掛ける一貫した家族経営が繰り出すブランディングにより1910年から生地メーカーとしての立ち位置から Hermes や Tom Ford 、多くのハイメゾンへ生地を供給するなど、オーストラリアや各地域から厳選された超高品質な原毛をイタリーの自社工場にて「一貫紡」と全ての工程を自ら行う方針を取り、高いクオリティーコントロールを誇る一流メーカー。今回の一着には贅沢にも Cashmere を 100% 使用した、なだらかに身体へ馴染み季節を愉しんで頂ける紳士的な Chesterfield coat 。ダブルブレストは元を辿れば 17 世紀頃から言葉が誕生されているようで、原型は袷にループがついた外套から派生し、ディテールが更新されて現代の型へと変貌を遂げます。ミリタリーウエアに採用される風向によって袷を変えることの出来る防寒着としての機能的且つ私としてはとても美的なディテールの一つだと捉えます。黄金に輝く様な色調から、この上無くダンディズムを象徴するような絞りの無いボディラインが美しいドレーピングを生み出すモダンな色気を演出。

New arrival , 70s Ermenegild Zegna double – breasted chesterfield coat ” Cashmere ”
話は変わりますが、先日友人といつも通りの場所で冷えた空気の中いつも通りの酒を交わし、なんてことの無いいつも通りの会話の中、話題の一つはとても興味深い内容。何が興味深いかと言いますと内容も然りですが、全くの価値観の違い。私の解釈からは何事に措いても考えが連鎖していて、 ” 人と物 ” への愛で方は同じだと。半笑いで聞いていましたが、私には全くない思考回路の為その場では適当に頷くだけでしたが、後々考えると真正面からぶつかる様な純粋な考え方だと思いつつ、恐らく不器用な昔気質な性格だろうと改めて思ったりと長い付き合いの中での新しい発見や魅力とは時間の経過も大切な一部と感じたと同時に今でも理解に苦しむ歯痒さも感じていますが。
手にしたものの永遠に愛すると私には経験則上未だ無い考えですが、そこに本質があれば長く付き合えるのでは無いでしょうか。上記のコートの様に。

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New arrival , 80s Swedish navy trousers

New arrival , 1880s France bespoke tailored jacket


New arrival , 90s Dries Van Noten velvet tailored jacket

New arrival , 40s French bespoke dress trousers

New arrival , 1910s France bespoke tailored jacket

New arrival , 80s British royal airforce MK3 ventile trousers
明日から上記御披露目させて頂きますが、どれ一つ取ってもまさに ” 異様 ” 。特徴的な細部の手仕事に依る当時の作り込み、独特な形状。又は意図としての華美なミリタリーエッセンスを御堪能頂ければと。是非店頭にて見て・触れて頂ければ幸いで御座います。
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防寒においても機能においても有用性が高く、“ 今年は ” という文言が良い意味で付随しない不変的なコートの類の中でも、外套における変化の過程の中でも特に眉目秀麗さを目的としたことで産まれたチェスターフィールド・コートは、これぞな一着に出逢うことで “ 私の人生におけるこの種別は、もうこの一着で上がりだ ” と長く永く愛したい存在, 愛してしかるべきでありながらも、装いや存在感の細分化が豊富であるがゆえ、これもあれもと惹かれずには居られない蠱惑的な存在でして、こと私も五年以上これぞな一着を探し求めながら出逢い叶わず拗らせ三昧なのですが、この度の新作群のような品々を眼にし, ことこのような一着を眼にしてしまうことで私のチェスターフィールド・コートを求める旅は今まで以上の一層暗礁に乗り上げ、混乱の向こう側に辿り着くことは明白です。

セットインスリーヴの確かな男性的妖艶さと豪奢なピークドラペルに、むせ返るような紳士香を漂わせる肩。現代において繊細かつ確かな核としての効能を発揮するそれら時代性は全てサルトリアルの確かな職人技術とバランス感覚によって成り立っており、真に重厚な男性性を発揮しつつもそこはかとなく華やかな、それこそ男性の装いにおける美しさを追及して産まれたチェスターフィールド・コート元来の眉目秀麗さを感じます。


なんと申しますか力業一本の無双感と申しますか、無意識に “ 鳴々格好良い ” と口にしてしまいそうな問答無用感と申しますか、強く在り美しくも在る男性的な刺激性に心血全てを注いだかのような存在感の最終的な決め手と成ったのはここでもやはり生地でして、漆黒と灰に朱赤を文字通り散りばめたヘリンボーン・ツイルの無口な紋様を決して詰め過ぎることもなく緩くもない織りで仕上げることによっての滑らかさとしなやかさと重厚さの調和, 羊毛の視覚的な親和性, そして素材表情は、その分野における専門家であり老舗である当看板ならではで、サルトリアルの職人技術と相まることでの怪物のような格好良さは、チェスターフィールド・コートならではの存在価値と不変的な男性像の存在価値と時代を越える上質さの存在価値の三要素を簡潔に現わしています。




80s Ermenegildo Zegna double-bleasted chesterfield wool coat
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こう在らなくてはチェスターフィールド・コートではない

なんて言うつもりは毛頭ございませんが幾つかの要素が重なることでより雛形性が強まる側面が在るのも一つの事実でして、そのようなヴィンテージ / アンティークに出逢い, 更に選びたいと想える確率は個人な印象ながら極めて極めて低いものですから、より礼節性と華やかさを演出してくれるヴェルヴェットの上衿や、着丈が短くなってゆきテーラードジャケットが産まれたことを如実に感じさせてくれる曲線的な仕立てや装飾性や、行儀の良さと正統性の証と成る膝丈の調和などが相まる一着に出逢えると、そしてそれが反論の余地も否定の余地も許さないほどに威風堂々とした美しさを有しているとなると、さらにそれは純正のイタリー・クリエイションという同社において極めて異質な製作背景が実現したものという事実が在ると、品としての存在価値ならびに装いとしての存在価値に心から敬意を称し、先日鈴木が綴っていたとて御提案せずには居られません。





70s Itary Burberrys chesterfield coat for DAVIDE CENCI.
純チェスターフィールド・コート。
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70 s Burberry ‘ s chesterfield coat for DAVIDE CENCI.
模範の様な正統派チェスターフィールドコート。Roma ・ NY ・Milan に店舗を構えるおよそ 90 年続く老舗のブティック ” DAVIDE CENCI “ による Made in Italy の物つくりの背景に、しっとりと滑らかな Lana Wool の表地に。本来強調されるはずのショルダーラインもとても穏やか。英国的なクラシカルな厚みのある生地、ショルダーラインも勿論好みの上、紳士的な要素を多く感じられますが、生産背景が異なる今回のコートはまるでイタリアンテーラーの様な身体に馴染む、色気を持ち合わせた美しいリラックスムード。上襟がベルベットのデザイン性の意味は当時弔いを表していたそうです。近年の Burberry ‘ s のコレクションを伺ってもダブルが主流、前合わせがシングルのチェスターコートは見当たらないのは個人的に少し寂しく感じました。インラインにはあるんですかね ? 伝統的ノバチェックでは無いシンボルマークが散りばめられたのビスコースの裏地もまた乙です。

98 – 99 A / W Dries Van Noten chesterfield down coat.
個人的解釈ですが、当時のコレクションの映像を目にしても相当資金を掛けて取り組んでいるシーズンだと感じ、現代のコレクションで発表しても引きを取らない程圧巻な内容。レイヤードのバランスが素晴らしく色彩も含めとても好みなシーズン、この 2 シーズン前のモデル達が全員ニット帽を被っている秋冬コレクションも好みですが。先程、御紹介した Burberry ‘ s の正統派チェスターフィールドコートとは異なりこのシーズンは遊び心のあるデコラティブな要素を取り入れ始た Dries 氏、前立て裏に仕掛けられたファーと裏地には保温性に特化したキルティングライナーのコントラスト、表地にはコットン & 化繊の混合だと思われますが、光の加減により色味の見え方が変化するシャンブレー織りの様な生地。太陽光の下では下糸のオレンジとカーキの中間色の様な黄味の強さ、室内ではネイビー、チャコールグレーの中間色の様な御色味。素材で 2 way 気分が味わえるなんて何とも贅沢だと。装飾的に見た目とは裏腹に軽量且つ保温性にも優れている逸品、個人的に襟を立て、前ボタンの一番上まで留めて頂くと良いバランスを愉しんで頂けると感じます。

上記 2点 共サイズ 46 – 48 相当のグッドサイズ、是非店頭にて御待ちしております。
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70s Itary Burberry ‘ s chesterfield coat

80s Ermenegildo Zegna double-bleasted chesterfield wool coat




50s Austin Reed bal collar tweed coat




70s Ermenegildo Zegna double-bleasted chesterfield cashmere coat

New arrival, 冬の紳士的なコート
明日 11 / 15 ( 金 ) より。御興味頂けましたら、幸いです。
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“ そうだね、いずれ飽きることへの恐怖心が強いかな ”
旧友に新恋人生活を問うた時に出た答えは私にとって少々以外であったがために一つの疑問点と申しますか、想いが芽生えました。例えば新たな洋服を手に入れたとして、その瞬間はきっと多くの人々が喜ばしいと感じ、明日着ようか, なにと着ようか, あれと組み合せようかなどの愉しい妄想が湧き上がることと想いますが ( 少なくとも私は猛烈にそうです ) 、時間が経ちそれこそ妄想を現実として体験などすることによって一番最初に感じた高揚感は失われ別の感情に変化することでしょう。それはある種自然なこととして受け入れると同時に私は、その高揚感が失われることで芽生える新たな感情, 当初のそれが無い替わりに、その一着が自分の人生に欠かすことのできない存在であるという感情 = 自分にとっての新たな存在価値 に大いなる意義を感じるがために前述の旧友の恐怖心は疑問と申しますか、初期衝動が失われることで新たな捉え方や価値を有する存在に変化 ( 私は昇華と想う ) することを愉しむ方が、なんと申しますか生きていて色々と、なんというか愉しいのではないかと想った次第です。

このように私は、一度御縁あった品々は長く愉しみたい性質なのですがそれら個々に対する感情はその年々で異なり、そのきっかけとなるのははっきりと申しあげますと御客様方でして、例えば今期の My Best テーラードジャケットは唯一有するカシミアの一着で、それはもちろんこと先日に御披露目させて頂きました Sartorial の品々を皆様方に御覧頂き, 幾人かに袖を通して頂いた御姿を拝見した以外にきっかけはございません。それはイコール私のどうにも抑えられない, 情けないほどに抑えられない, あれ年々抑えられなくなっていない?な欲求である “ 今欲しいもの ” に繋がりまして、ことカシミア・テーラードジャケット部門におきますと既に有する一着が明るめな色調の総柄になりますので、二着目は濃い色調だな, 無地でも良いな, Brioni のダークブラウンなんてもう … と独り言ちているのですが、元々探しものに限って見つからないの法則が在るうえで、更に存在確立の低いカシミア・テーラードジャケットですので出逢える確率は極めて低いと私のフォースが囁きます。
このように御客様方から刺激を頂いて、それを投影できる品を既に有していれば相当にマシな方でして、今期は更に同じくの理由でハーフジップのセーターが欲しいのですが、それはまだ手持ちにございませんでほとほと困り果てている次第です。素朴かつ仰々しくないながら確かに上質で, 構築にクラシック性があり古典的なようでどこか現代的な装いで, シャツに重ねても良いし素肌にそのままでも良いような一着を探し亡霊のように彷徨い歩いているのですが、なかなかどうして叶いません。このようにイメージが先行してしまうことは私にとって地獄以外の何ものでもないのですが、方々を旅して恋に落ちた品々を皆様方に御提案させて頂く私の生業においてこの地獄の循環は避けられませんでして、今日も今日とて御客様方から陰ながら独り勝手に刺激を頂いて、その陰に潜む新たな地獄循環に独り怯えつつ時間の経過が不明瞭な空間で独り過ごしておりますが、自分にとってこれぞな品々との出逢いは人生において極めて大切な要素で、いずれ初期衝動のような高揚感は消え失せようとも、それらが人生に欠かせない存在と成り身体に沿わせた時に確かな喜びを感じられ、もしこれが無くなったら生きていけないと想えるほどに愛する存在に昇華することに、そしてそのような品々・存在が徐々に揃っていくことに喜びを感じますので、引き続き物欲は衰えることはございません。

地獄循環となるイメージ先行型物欲におきまして、もうどれくらいになるでしょうか, 五年くらいでしょうか、出逢いが叶っていない存在として冬の紳士的なコートがございます。これに関しましては正直もうほとんど諦めておりまして、所有する唯一のコートに毎年袖を通してお茶を濁しております。と申しましてもおそらくは十五年ほど愛用しておりますので、これが無くては生きていけない大切な一着なのですが、元来人間は愚かであり、それに加えて私は欲求に対してほぼ全敗なので他にも欲しくなってしまうのです。
今年は例年よりも冬将軍が遅れ気味にも関わらずなぜか例年よりも早く着たくなってしまいまして、本日も愉しんでおります。以下写真がそれでして、このように撮ったのが初めてなので改めて気が付きましたが、なかなかどうして着古された顔立ち。数年前の会社忘年会で二軒目に向かう途中道路に引きずったままなのを気付かずに歩いた挙句半分ほど失われてしまったウエストベルトを今年こそはなんとかしなくては。

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Lieve Van Gorp
ベルギー生まれの彼女は学生時代から人と同じ事を恐れ、制服のブレザーに人形やカラフルなリボンをピンで固定して工夫を施し、規則の白いシャツ、白い靴下を守らずにピンクやパステルイエローのそれらを着用して通学したりと反発心からなのか個性なのか、人との差別化を図り当時からアイデンティティーを見出し物づくりの基盤としている変わり者。アントワープ王立芸術学院を 87 年に卒業後、ハイファッションの世界で様々な媒体のスタイリストとしての活動を経て 91 年にバッグやベルトなどの革小物を中心とした自身のコレクションを発表。彼女のコレクションは宗教的背景にロックスピリットを融合させた独自のフィルターを通したオリジナリティーに溢れた作品が多く、ロックンロール、カントリー、ウエスタンと様々な音楽を愛し、そこからインスピレーションを取り入れた独創的な解釈。本当は敬愛するマドンナやコートニー・ラブの様な情熱的且つ強烈なロックスターになりたかったが現実的に歌が上手くなかったと語っています。モノトーンを基調とした色調に淡いブルーやコントラストある様々なグレーカラーで表現するエネルギッシュな Prêt-à-Porter を 95 年ウィメンズ、97 年メンズのコレクションを発表。 99 年にパリにてコレクションを発表しますが僅か 8 年間の活動期間を経て 2001 年に引退。現在は判り兼ねますが、引退後は母校の教員としても活動されていた様です。
一つの創造物に多様性を感じる彼女は、
” 柔らかさと束縛 ”
” 保守性とアバンギャルド ”
” 伝統と革新 ”
” 男性と女性の間 ”
” 想像と現実 ”
” 古典主義とゴシック ”
と言った表裏一体を作品を通じて表現。

New arrival 90s Lieve Van Gorp letaher bag
エイジングされた美しさと張りのある強さを併せ持つ重厚感のあるカウレザーを使用。一枚の為、床面、吟面の表情が愉しめる共に経年変化を感じられる味のある質感。縫製も全て手縫いで丁寧に仕上げることによりワイルドな血筋の跡の残るレザーとの対比、先程の ” 柔らかさと束縛 ” という表現を体感して頂けるのではないでしょうか。仮にこちらを黒を軸としたモードスタイルに背負うのは勿論相性は抜群ですが、例えばオフィスや普段の通勤スタイルにと言っても不思議と馴染んでしまう個体の力があり、急遽友人の家に初期のプレイステーションを持っていかなければならない際もすぽっり収まるサイズ感の筈、恐らくコントローラーも入る筈。側部に 4 つ仕掛けられたストラップによりマチの調整が可能の為、荷物量に応じて絞ったり、広げたりと洗礼された見掛けにも関わらずとても現実的な構築。私は前に綴った通り鞄を持たない性分でして鞄に対し興味が薄いのですが、それは良い鞄に未だ出会ってないからだな。と欲を感じさせてくれた逸品です。

両手が空くのはとても有難いことです、背負いながらゲームが愉しめます。
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三十年以上続くクリエイションを一続きの物語として捉え何年前であろうと誇れる作品しか産み出していないと言い切る、親愛なる一人の女性デザイナーが男性にとって必要な品を問われた時 “ レザーのものなら何でも ” と挙げるように、その有用性を御認識させている御方も多いことと想います。妖艶な艶, 張り, 色合い, 凹凸, 強さ, しなやかさ, 香りなど様々な表情を有する言うなれば別種の肌であるレザーを身体の各所に沿わせるという贅沢を人生から排除してしまっては余りにも余りにも勿体なく想わずには居られませんものの、もちろん様々な判断基準がございますので強引に手を引くようなことは致しませんが、可能な限り皆様方にはその艶や張りや色合いや凹凸や強さやしなやかさや香りから成る物質としての存在価値を季節問わず時流に関わらず引き続き是非とも存分に御愉しみ頂きたく、この度の新作にて改めて御提案させて頂きたく存じます。







New arrival, Leather.
仕事柄、長らく服飾興味から遠ざかっていた旧友が時を経て再び装いに向き合うようになったらしく、それによりまず向けられた興味が革靴であったことが私はとても嬉しく、思わず四軒もはしごしてしまったのですが最後の一軒は紛れもなく蛇足であったことを二度と同じ過ちを繰り返さぬよう自責の念としてここに記させて頂きますが、きっとまたやる。私は絶対にまたやる。私は欲望に抑え込むのが苦手なのです。現に今もあぁ、革靴が欲しいニットが欲しいカシミア・テーラードジャケットが欲しい。
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つい先日ですが、29 歳にして初体験。と言っても下世話な話では無く、今まで触れず、発想に無かったまだまだ未体験の物事が多いことは、幸せな事だと噛み締めつつ、食わず嫌いは辞めようと身に染みた御話を。まず、弊店にて御会いした御客様方は我々のスーツ姿の印象は強いと存じていますが、私も装いを愛す人間ですので普段は何でもと言ったら語弊がありますが割と雑食の上、好みはかなり偏っています。御恥ずかしい事に弊店で働くまで、スーツ又はジャケットスタイルはあまり関心は無く、自分の中ではシャツが上級の正装の様な感覚からか、クラシカルなものを選ぶより感覚的になんか少しずれてるなと思う不思議と気の合う洋服に心惹かれる面が前提にあり、テーラーの様な硬めな印象、あいつカッコつけてねえ?なんてと思われる気がしてしまい億劫な目線になっていたのは事実です。しかし、最近は普段の装いも含めてカッコつけてて何が悪い?と思えるほどジャケットスタイルの本質的な良さに触れ、一つの新しい側面と共に背筋の伸びる、少なからず威厳と申しますか、良いプレッシャーを感じることの叶うスタイルだとつくづく思える様になり、もしかすると彼女が突然出来るくらいの心境の変化が現れる様な気がして。極論ですが。初めての経験とはカシミアテーラードジャケット。偶然にも手にしたタイミングで弊店でも御案内が叶い、ものは違えど近い生産背景を身に置く一着を着始めたことにより、固定概念が解放された感覚と共に、対価に値する本質に素直な感情が芽生えました。そもそも捻くれてる性分ですのでブランドネームには中々響かず、良いとされていても選択肢には無いのが正直な話、全員が何々の ○○ が良いと口を揃えても疑って掛かるタイプの人間な私でさえ全員に良さを伝えたい程の逸品です。

80s Brioni cashmere tailored jacket for france.
洋服に携わる仕事をしていて抽象的な事はあまり言いたくはないのですが、単純に ” 気持ちがいい ” のです。詳細につきましては、前々回の Diary にて福留の綴りを御覧頂きたいと思いますが、身体に吸い付く様なフィッティングにも関わらず、例えば落ちたものを拾う、煙草を一本吸う、お茶を淹れる、洋服を畳む。単純な行動一つ取っても生地が攣らずに動くことの出来る伸縮性のある素材の妙、ストレスを感じない軽さと可動域の広さは他の素材では表現出来ない、心身ともに穏やかな感情に浸る事が出来ます。それと ” 保温性 ” 、天然素材の織り成す着心地の良さも勿論ですが体温を閉じ込めてしまう性質、最近の 10 ° 台前半の冷えた真夜中でもシャツ、ジャケットで事の足りる程の温かみ、プラスでニットを挟めば真冬でも通用するんではと、重ね着を嫌う方には嬉しい特質かと。
最後に御伝えしたいのは普段の装いに羽織る感覚で御使い頂ければと御推奨致します。言葉選びが難しいですが、それっぽく着ない方が愉しいのでは。
私は連日酒を呑んだ次の日、自前のカシミアテーラードジャケットを着てしまうと回復どころか以上な安らぎに苛まれます。それも初体験。それほど心地良いのです。
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90s Lieve Van Goup hoodie scarf
40s British royal navy mackintosh bal-collar coat
80s Valentino Jeans corduroy trousers

Mode × Military × Wide wale cords.
全身真っ黒は面白味に欠けます。
冬は青を取り入れたくなります、私だけでしょうか。
ナチュラルフェード、グラデーションカラー。
足元はごつめブーツをイン、懐かしい装いで。

70s Missoni wool cardigan
Early 90s Dries Van Noten work-style wool knit shirt
90s Pual & Shark high-neck sweater
Karim Hajab ” four seasons ” work trousers

Turtle neck knit × wool knit shirt × wool mix cardigan.
ニットオンニットオンニット。
色彩豊かな綺麗目 Cobain 。
New grunge style 、THE VINES でも聴いてのキャンバススニーカーでも履いて、
もしくは狙ってチャッカブーツで気持ちは余所行きに。

90s French cashmere cardigan
70s Missoni Uomo western style cotton shirt
50s French work hard cotton trousers ” dead stock ”

The Classic style.
カーディガンまでタックイン。
少し覗くウエスタンヨークが堪らない自己満足、サスペンダーがあれば尚の事よし。
上からテーラードジャケット、フライトジャケット、バルカラーコート。
なんでも嵌る許容=クラシック。
SURR by LAILA 鈴木
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旬の食材をその時その時に味わうという愉しみ方はいつの間には装いにも派生し、気温や気候の変化に応じた素材や表情や凹凸などをその時その時に身に着けるという愉しさは私にとって旬の食材と同じく身体となにより心を豊かにする大切な要素と成っており、食の旬にせよ装いの旬にせよ一年間で最も好ましく愉しいのは秋と冬でして、加齢に関わりなく と言いつつ関わりないわけはございませんが、季節を更新するごとに想うことや感じることの “ 面 ” が変わってゆくのは皆様方も同じくで在ることと想います。私は趣味を持たず今に至った人間ですので想うことや感じることはこのように主に生業に関わることでして、ファッションとは何か, スタイルとは何かが軸となり豊かな日々に対して想うことが多いのですが、それらによって産まれたと申しますか出来あがったと申しますか出来やがったと申しますか、論点の置き方や考えの道順や着地点に対しましては少し前から抜くこと、“ こだわり抜く ” のではなく “ こだわりを抜く ” ことを静かに意識しております。

重ね着の有用性を目的に設計した余白が時代を経てモードなオーヴァーサイズと捉えられるように、感覚や感性は常に精査され上書きされ続け、極論それまでの赤色がある時から黄色と捉えられるかの如く、それら精査や上書きには数多の可能性が在ることと想います。鈴木が綴るように外的な何かや内的な何かを起点に看板の紋様が替わって変化することも在れば、例えば古臭さが不変性やタイムレスと成ったり、無装飾はミニマリズムや洗練と成ったり、自分勝手な行動が自由な感性と称えられたりと、時代に応じて捉え方や意味合いは変化することも在りますので、私も今後気が付くこともなく変化してゆくでしょうし、きっとそれも愉しいとそれこそ以前に御提案致しましたダウン・トレンチコートのような存在に出逢うと想いますが、それはもちろん変わらない要素, こがわりを抜いていったうえで残った幾つかの要素が土台と成ってこそ成り立つというものでして、現段階で私にとってその一つは着た時の心地良さであると、気が付くこともなく変化してゆく様々がありますので断定は叶いませんが、この点はほぼ 100% 残る要素であると想えますので断定させて頂きます。



それにはやはり職人の技術力であり心意気であり、純粋な素材の力が大きく関わるとこの度御提案させて頂きましたサルトリアルの品々から、そしてそれを介して幾人かの御客様方と交流させて頂いた時間から強く感じまして、それこそ入れ物としての在り方が大きく変わって記憶新しい Brioni の、大きく変わる以前の状況と比べてもなお異なる状況であった時代に製作された二つのジャケットにおいて、当たり前のようにほとんどの箇所が手縫いにて仕上げられている現実を目の当たりにしそれらから尋常ならざる着た時の心地良さを体感致しますと、技術力と心意気と素材の力の重要性と, それが当たり前ではないという尊さと, 逆にこの品質が当たり前な世の中だったらどうなってしまうのだろうというちょっとした恐怖心と, いや逆にこの品質を世界中の多くの人々が所有していたら世の中はもっと素敵に成るのではないかという幻想を、同時に抱かずには居られません。
共に 40 年ほど前に構築された設計であるだけでなく、正統的なサルトリアルであり既製服最高峰の名を欲しいがままにしていた当時の Brioni がフランスの人々に向けて製作したという愉しい複雑性を有したそれぞれと成っておりまして、結果的に産まれた肩の強さや可動域の広さやどっしりとした着丈やそれぞれ基本に則った装飾性は古臭さと捉えることも出来ますが、弊店にとっては不変性でありタイムレスであり、これまでも, 今も, もしかしたら今後一層に大切な男性としての美しさであり、私にとってこれまでも, 今日も, 間違いなく今後も大切な着た時の心地良さとなる要素です。


80s Brioni cashmere tailored jacket for France.


80s Brioni cashmere & wool tailored jacket for France.
なお、着心地と着た時の心地良さは同じなようで異なります。後者にはなんと申しますか、例えば連日激務が続いたうえで呑み会が重なったある朝があって、三駅分立って通勤するのですら辛いような, ちょっと座っただけで呼吸が深い睡眠時と同じようになってしまうほど身体が休息を欲しているような日があったとしても、その一着を羽織るないし穿くないし履くことによって頑張れるような感覚です。そんな疲れねぇよという御方もそんなんじゃ足りねぇよという御方も居られることと想いますが、着た時の心地良さ というのは良いものですので、是非にと想います。
SURR by LAILA 福留
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40s French work moleskin trousers
情緒を感じる手刺繍、叩き埋め。

50s French drivers style sweater
記章塞ぎ、グッドデザイン、グッドバランス。

Early 1900s French fisherman’s coat
極太番手糸をかがり縫い、襟を表裏逆に付ける愛嬌。

30s French hunting jacket ” personal order “
当て布を素朴な別布で、素朴な始末で。

40s U.S navy N – 4 jacket ” art – repair & hand paint ”
二色使いの芸術的刺繍、大ダメージ。

1941s British army camouflaged leather ” Jerkin ” by Dephyrane Garments
ミシン目からランダムピッチのハンドステッチ。

50s British royal army combat trousers ” P – 52 ” scar repair
大胆な傷、大胆な別布、几帳面な手仕事。
状態の美しさには適うものは無いですが、私的に枯れた様な雰囲気のものに惹かれ、又其のものでしか表現の出来ない個体性に胸を打たれることが多く感じます。傷の付いた負の面よりそれを回復させる、ものを大切に扱う精神、手仕事の美しさ、唯一無二なものへ変貌を遂げる利が勝り、一つのデザインに昇華させる様な意図としない偶然の産物に御興味頂ければ幸いで御座います。
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ブランドに措けるブランドフォント、ロゴを改新する背景にはデザイナーの交代、リブランディングでのイメージの一新。賛否のある中、メゾンブランドが歴史的なイメージを覆してまで変える意味はあるのかと考えつつ、 SNS が発達した現代に措いてストリートブランドの様な一目見て判り誘目を促すようなキャッチーさを求めているように伺えたりと、伝統的な部分に変化を与えたところでそもそもの固定概念に影響を及ぼす点、勿論更新されることによりプラスに働く点もあり、何を変える、何が変わるというのはリスクと成功の隣合せで近年も多く見受けられる事柄だと感じますが。これから紹介する現代に措いても一貫した物づくり、私の尊敬して止まない彼もまたロゴの変更を過去を行っていまして、その理由は明確ではないのですが個人的考察と共に御紹介させて頂きます。聞かれれば彼の物つくりが一番好みだとと答えますが、どこがと聞かれると少し詰まります。なぜなら一言では言い表せないのです。


Ealry 90s Dries Van Noten oversized wool , silk & nylon sweater
御存知の方も多いと存じますので、彼の略歴は割愛しますが、初期から 95 – 96 A / W まで DVN タグ ( 恐らく私しか使っていない名称 ) 、上記の旧タグが使用されています。それまで彼の物つくりは身体へストレスの無い、包み込むようなフィッティングを厳選された素材で表現していたように思え、現代の意図のあるオーヴァーサイズではなく、男性像を彼のフィルターに通した際に強さではなく温かみのある、肩肘貼らない女性的な感性を感じることのできるモダンな物つくりだと私は印象を受けます。こちらは年代の確定が出来ず、92 SS から始まったコレクションショーを発表する以前のピースである可能性もあり、個人的にも興味深い一着。wool × slik × nylon と部分的に編み込みを変えた変則的な構築且つ身体を包み込む無駄の無い ” 余白 ” が当時の彼らしいリラックス且つエレガンスを感じられます。


96 – 97 A / W Dries Van Noten work-style wool jacket
こちらのジャケットに関しましてはタグが変更後、 96 – 97 A / W コレクションの一着。それまでの物つくりに敬意も伺えつつ、時代の変遷にも影響を受け始めたような身体のラインが強調される現代のコレクションにも精通する物づくりへ。ショールックですとブルーストライプのシャツをスリムな同系色のトラウザーズにタックインした正統な佇まい、着丈の短いワークジャケットベースではありますが、ハンドウォームポケットの付く利便性の高さも伺えます。
この 96 – 97 A / W のショーは真冬のパリ郊外の市場で行われ、雪が降りランウェイに焚火が設置されている中モデル達が自由に寒さに耐えながら歩くのですが、こちらを着用していたモデルは凛とした佇まいでウォーキング。なぜならメルトン × キルティングライナーと防寒性にも特化した一着にもかかわらず膨らみの無いスリムな美しいカッティングと申し分の無い逸品。もしくはモデルの彼が寒さに強い体質だったかは定かでは無いですが。生地違いで鮮やかな色味のチェックパターンも確認しましたが、個人的にも襟、身頃の同系色のこちらはとてもでデイリーかつモードな印象にも感じる振り幅のあるとても巧い物づくり、中々無い丁度良さ。
「 時代を超えたタイムレスな服を目指している。 」
彼の言葉が届けばと。
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2018 年間題目であった “ イタリアの風 ” 。厳密にはその以前から主にデザイナーズヴィンテージの区分におきまして精錬し御提案を続けさせて頂きましたが、先日の旅にて私にとってまた新しくかつ念願であった表現区分の出逢いが叶いまして喜ばしく想うと同時に、2018 年以前にはさほど強く想っていなかった方向性が 2019AW 期の今にそれらとようやく巡り合って向き合って触れ合った際に、今までにないほど強く想うようになりました。
Military を Military らしく、Work を Work らしく。Antique を Antique らしく、モードをモードらしく。いずれにおいても私は自分が装う・装わないに関わらず、そのような “ らしさ ” を避けて, もっと言ってしまえば倦厭してこの生業と向き合うように成ってどれほど経つか, いつからかが解らないほどに そういえば気が付いたら のことですが、その想いが弱まることはございませんで、それは例えばどこかのブティックにふらりと立ち寄った際に最新のコレクションで全身を包んだ誰それが居られた時、例えその全身が税の限りを尽くしていたとて驚くほどに惹かれなかった記憶と、弊店を御愛顧くださる皆様方が全て異なる方向性に向いて居られ、かつ様々な世界や分野から自由気ままに抜粋されて組み合わされている姿を眼にし続けている記憶が最たる要因なのだと想いますが、きっとそれぞれの分野をぞれぞれ “ らしく ” 組み合わせて着こなすことは形に成るでしょうしきっと絵にも成るのでしょうが、簡単に申しあげますとそれら通説は弊店が御提案させて頂く必要はなく、であれば想像すらしなかった組み合わせや着こなしを御提案したいと, 御提案する挑戦がしたいと想い続けている次第でして、しかしながらそれらもまた時に結局のところいつかは通説的に成ってしまうのでしょうが、それに気付けた時や想い付けた時や見つけた時の高揚感は確実に、その時間のその瞬間にしか在りません。何を言いたいかと申しますと、皆様方には引き続き是非に、それぞれ異なる方向性を向いて自由気ままに御愉しみ頂き、時に弊店が何かと御縁結ぶお手伝いをさせて頂けましたら幸いです ということでございます。
この度御披露目となります新作群は全てイタリアの仕立て、サルトリア職人による品々。きっと通説に則られ続けて今に至る存在かと想いますが、弊店では同じ看板でありながら時代を遡ることで変化する諸々, 例えばハウスの規模が小さくなるからこその美しさの要素であったり時代の独自性と結果的な不変性の緩急であったり, 素材の精製職人と仕立て職人による純真無垢な姿勢とそれに伴う仕上がりであったりとした現在の品々との差異、場合によっては違和感を弊店なりに精一杯の誠意を込めて、通説に則ることなく御提案させて頂けたらと存じます。






これらにおける通説は言うなれば着こなしなのですが、それは結局のところ不変的ですので良し悪しという概念でもございませんし、一個人としてはとても好きな世界観です。ただ単純に手前どもが御提案するまでもなく、生活を共にしたら時や場合や気分に応じて必ず成されるものであり、好き好みで様々な微調整あれど格好良くないはずがないということでして、なによりもきっと通説に則られ続けて今に至る存在だからこそ想像の枠組みというものが出来てしまっているのではないか、向き合う前に選択肢に入らないのではないか と想うがゆえ、この表現区分に関しましては特に通説に則らない, “ らしく ” 向き合わないという御提案をさせて頂きたく想います。
New arrival, Vintage sartorial collection.
カシミア100%, カシミア100%, ニュージーランド・メリノウール, カシミア100%, カシミア70%とウール30% 。スーツ的であったりビジネス的であったりトラディショナル的な解釈は絶対に大丈夫ですので、是非ともピンクのスウェットであったり着古した肌着であったりジャージであったり、“ それ、ごわつかない? ” 的な郷愁溢れるニットと共に今を闊歩して頂きたく想います。
全て視界を無くし “ 着心地 ” のみでの判断を入口に選択致しました。引き続き弊店にとって欠かせない要素であり、御興味頂ける御方とそうでない御方に別れるテーラードジャケットですが、私にとってこの着心地はこれまでのそれらと良い意味で異なります。これこそまさに Maker vintage 。
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気温も落ち着いたところで保温性に特化したものを御探しになられる方も多く感じる良い季節に入りました。私的にもどうも上着上着と考えがちですが、装いの愉しさ、豊かさには下半身の重要性を感じます。一週間に毎日異なる洋服で過ごす方はごく少数だと私は思い、お気に入りの上着は毎日で着たい性分ですので、それに付随するとあいつ毎日同じような服装だななんて一人の出っ歯の友人を思い浮かべますが。一つのアイデンティティーに感じる要素もあり、 ” 自分らしさ ” を主張するには何も問題は無いせすが、気分を変えた目新しさを御提案したい、感じて頂きたいと思える季節感溢れるトラウザーズを御紹介をさせて頂きます。

New Arrival ➡
80s Valentino Jeans wide wale corduroy trousers ” navy ”
90s Armani Jeans slim wale corduroy trousers ” dark navy ”
50s French work corduroy trousers ” brown ”
日本に措けるコーディロイ素材を考えるとアメリカントラッド、IVYから派生したイメージが大きく、その流れを受け=カジュアルな装いと捉えるベースがあるかと存じますが、時代背景は 16 世紀後期にこの素材を気に入ったルイ 14 世が仕事着の為に王宮の庭師の制服とした、又はイギリスの毛織産業から始まったと所説あり、その後は上流階級の為のハンティングジャケット、ワークウエアに使われる素材へ。面白いことにアメリカでのコーディロイの流行も、エリートへ向けた大学から派生している何とも知的な素材。Armani Jeans 、Valentino Jeans に関しましてはその名の通り気品溢れるマテリアル。テーラードジャケットを合わせても決して劣らない滑らかな質感、カッティングも上品且つ自然な美しさですのでそれこそ普段通りの装い +α で。French work Trousers に関しては文句の無い、某メゾンのサンプルソースとしての認識度の方が高いと疑うくらいに完成形。ボタンフライ下の金具、言う事無いです。上記3点とも美しいナチュラルなカッティング、太畝=カジュアル、細畝=ドレス的要素と一つの定義文を目にしたのですが、私は関係なく普段の装いに合わせて、凹凸から生まれる空気を含ませた保温性の高さからなる実用面をと御推奨させて頂きます。

補足ですが、日本国内に措けるコーディロイ ( コール天 ) 産業の 90 % のシェアは静岡県遠州地域、産業の立役者は現・豊田自動車の創設者だそうです。面白い。
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時流によりオーヴァーサイズが台頭し始めるころ既に私はテーラーの類が最も好ましく、社会に属するうえで最も自分らしく居られる装いとなっておりまして、それに至る過程にはそもそもにおいてその分野が好きであった好き好みや、若かりし日にスキニージーンズを履いていたら腿の付け根が必ず擦り切れた想い出や、長らく続けていた剣道を辞めたとたん急速に筋肉量が増えた過去や、実は足の親指が短いがゆえに悪い安定感を補うべく肩幅が広く成ったことを知った時の衝撃や、海外ドラマのジェシー叔父さんに憧れて胸筋を付けようとトレーニングしたらすぐに大きく成り過ぎて急遽取り止めた経験などが在るものの、台頭し勢いを増せば増すほどそれらオーヴァーサイズは魅力的に感じ惹かれつつも私が嗜むものではなく、あくまで御客様方などに御提案する装いであり世界観であると考えておりまして、その距離感はあくまで一定であり不変であると薄ぼんやりながらも想っていたのですが、先日の旅にて御世話になっているコレクター様のもとで一着のオーヴァーサイズ・コートと出逢った際、御仁が “ ケンタ、それ似合うよ ” と言ってくれたものの、前述のように想っていたのとそこは鏡が無い空間であったために腑には落ちず、しかしながら諸々の要素にどうしようもなく惚れ込んでしまったため譲って頂き、少々肌寒かったことを言い訳に、本当は体験してみたかったので 今だけ、今だけ と羽織って過ごした二時間ほどで、御仁から投げかけられた言葉が腑に落ち、前述の持論が崩壊致しました。
本品は 70 年代に製作されたイタリアン・モードの看板を背負っており、当時としても大人の男性に向けてを軸足としておりまして、オーヴァーサイズ・コートというよりはオーヴァー・コートの概念で、あくまで現実的に中に着こむことを目的としたあくまで自然体な着こなしを目的とした作為も他意もない余白設計ながら、時代を経た今では一言でオーヴァーサイズと称して終わるのでしょうし、それでも差し支えないことと想います。
現代におきまして新旧問わず品々と向き合った際に、モードであったりストリートであったり, クラシックであったりアルチザンであったりと、それらが様々な側面で捉えられ、さらに言えば着る人によって印象が変化致しますので結果的にかなりの細分化が図られることと想いますが、私はテーラーの類が好みでクラシックな装いが最も自分らしく居られると想っておりますので、前述のように現代のモードであるオーヴァーサイズは自分にとって似合わない, 着ない世界と捉えておりましたが、本品によってそれらが交差し得ること、モードなオーヴァーサイズでも在りクラシックなダンディズムでも在る服がこの世に存在することを、恥ずかしながら初めて知りました。
それには創り手である氏に対して敬意を抱いているという前提であったり、拡大・延長解釈された襟やエポレット、まるでショートジャケットを重ね着しているかのようなヨークなど各所の装飾を練り上げて元々在ったものと同じくでありながら美意識として昇華させているというデザインの力や、赤紫の裏地などの粋な配慮も相まっていることと想いますが、それにしてもこのクロスオーヴァ―には驚きました。仰々しい言い方かもしれませんが私にとっては実際にこの一着によって今後の選択肢が二倍となった心持ちです。



70s Valentino uomo oversized down trench coat.
とは言いながらも、そう簡単な成り立ちではないことももちろん理解しておりますので、もう “ このような一着を ” と探し求めたりは致しません。どうぜ滅多に出逢えませんので。いつかこのような一着が手に入れば嬉しいです。
あと、真冬のトレンチコートという選択肢も初めてでした。引き続き恥にまみれた人生です。
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70s Valentino Uomo oversized down trench coat for YT




70s – 80s Special materials coat & 80s – 90s Wool sweater ” Made in Italy ”



Early 00s ” Dries Van Noten “



50s 80s 90s Wide & Slim wale corduroy trousers
明日 10 / 19 ( 土 ) から上記新作を御披露目させて頂きます。


80s Cerruti 1881 bal collar ” pure wool ” coat
90s Paul & Shark high neck wool sweater
詳細は明日に。
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