Author Archives: administrator





親愛なるジャンニ・ヴェルサーチェ氏。いや、今日はあえてジャン兄と呼ばせて頂こう。自国の古代文明にルーツを持ち母が経営する縫製工場に幼少期の遊び場とし、建築を学んだ後にファッションの勉強をして1978年のデビュー直後から国際的に注目され、情熱的に生きぬいたジャン兄。
その偉大な作品群はデビュー当時シックな風潮だったファッションシーンを一蹴するかのような色使いと挑戦的なスタイルとデザインに満ち溢れたもので、ジャン兄によってモードの切り口が飛躍的に増えたとされるほどですがそれはやはりウィメンズコレクションに関することで、弊店の御提案するメンズコレクション,Gianni Versace Uomoにおいてはまた話が変わります。厳密にはGianni Versace Uomoの最初期に関しては でして、80年代後期以降はウィメンズコレクションのように艶やかで華やかな色調と挑戦的モードデザインに成り、後々のVersace、Gianni VersaceではなくVersaceの世界観に繋がり現代に至るのですが、それ以前の70年代後期から80年代中期のUomoはジャン兄のデザイン哲学にクラッシック文化と紳士服特有の上質目線が見事なまでに融合した唯一無二の世界観でした。“デザインとしての鋭さがありながら、まず純粋に一着の服として上質で美しい” 当たり前のようで当たり前なんかじゃない、そんな贅沢なクリエイションがGianni Versace Uomo最初期の特徴です。もちろん、以降も申し分ないほどに上質で美しいですが、最初期はそれが一層に際立って感じられるのです。
前回の旅順で幸運にもUomo最初期のセットアップに出逢うことができました。前述の通りデザイン哲学×クラッシック文化×上質目線が見事に融合したスーツ、私感動しました。



強い肩,独創的過ぎるダブルブレスト(最下部なんて冗談みたいなボタン距離です),コートのような着丈,圧倒的なハイウエスト,迫力満点のトリプルタック,ヴァージンウールの美しい素材感。テキスタイルデザインはシックなグレンチェックの上に毛細血管のような文様が走るこれまた独創的過ぎるなんだそりゃなデザインなのですが、画像だと実物から得られる衝撃の半分くらいしか表現できていないように思います。この点は是非とも御期待頂きたいです。実物、すんごいですから。マジ、すん ごいですから。
クラッシックに則って正面から正々堂々デザイン要素を注ぎ込んだオリジナリティしかないセットアップ。このバランスはまさしくジャン兄自身が着こなすスタイルそのもので、憧れに憧れたジャン兄の姿はセットアップでこそリプロダクションできることが改めて解りました。今更ですけどジャン兄、滅茶苦茶格好良くないですか。この貫禄で35歳ですよ。滅茶苦茶モテただろうなー鳴々、生き方って風貌に出るよなー。
俺も頑張ろう!!!!!


New arrival,early80s Gianni Versace Uomo double breasted suits.
私感動しました。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△


SPECIALITYの文字が眩しい上位個体。一見ピュアウールに見えないかもしれないほどのスッキリと爽やかなテクスチャーですが、実物を目の前にして触れればしっかりとウールを御認識頂けることと存じます。


何処の誰が手掛けたか分かりませんが絶妙なセンスでレザーがドッキングされたイタリアンアノニマスクリエイション。シルエットも癖の集合体で、それがまたGOOD。


1950年代の超正統派チェスターフィールドコートで私の身体に誂えたかのようにピッタリフィッティングで感動すると同時に着なきゃよかったと後悔。サイズ48の御身体に御推奨したい一着です。


素敵過ぎるので明日のDiaryにて抜粋します。


こちらもフレンチビスポーク。クラッシックベースでありながら各所に注がれる洗練された意匠と構築バランス、そして独特なオーヴァーサイズのフィッティングによって個人的にこの一着は“今の”PRADAクリエイションを強く喚起させます。
以上、この度の新作群を簡単ながら御紹介させて頂きました。最近ばっちり寒くなってくれて冬らしくて良いですねぇ。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
先にインスタグラムでは述べさせて頂きましたが、遅ればせながら明けましておめでとうございます。2023年が皆様方と皆様方の周りの人々にとって豊かで健康な一年になることを陰ながら願っております。今年も機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
私の年末年始ですか?はい、呑んでいましたが?例年通り牡蠣と蟹(共に生食可)を取り寄せて刺身や鍋や七輪で焼いて食べてましたが?

この度の新作ではスポーティーな着丈のアウターを編集させて頂きました。ウールのたっぷりとどっしりとしたコートも素敵ですが、バイカーSTYLEにせよアヴィエイターSTYLEにせよワークSTYLEにせよ、腰丈くらいでスッと収まってさっぱりとスッキリと着られて、かつしっかりと暖かいアウター類、趣味嗜好的に好きなんですよね。その機能性に特化したスポーティーな着丈を選ぶ実用的で利己的なマインドそのものが洒落ているというか何というか、いつからか思うようになりました。内面を現すアウターみたいな?


一見サッパリすっきり爽やかなLEE RIDERS型のデニムジャケットですが、キルテッドFULLライニングによってしっかりと暖かい一着。ライナーがどっしりとしたデニムジャケットはUSカルチャーにおいて周知の事実ですが、イタリアンクリエイションだとまた一味も二味も違って素敵。


まだプレタポルテは存在しないはずなのですが、、、。独自のクラフトマンシップとファッションへの情熱が具現化した狭間の一着。


私これ超好き。ジッパーが2重になっていますが内側はアタッチド・ファーライニングなので着脱可でマフラーを省略できる有用性と外せば春秋もサラッと着られる素敵構築。素材は上質なナッパレザー(ピッグスキン)で軽やかな着用感と美しい質感がたまらない一着です。手掛けたのはフレンチファッションデザイナーのエマニュエル・カーン。彼女もまた服飾史,特にプレタポルテの歴史を語る上では欠かすことのできない人物の一人ですが、例によってメンズクリエイションは特に稀有。


こちらもまたウールギャバジンのすっきりミニマムな見た目に反して、キルテッドFULLライニングによるしっかりとした防寒性が備わった一着で巨匠で鬼才で奇才なゴルチェ氏による90s初期クリエイション。余談ですが(こんなこと言っても仕方ないのですが)かねてより御世話になっていたゴルチェクリエイションを譲ってくれる唯一のコレクターさんがメンズの取り扱いをどんどん縮小してしまっていて(元々ウィメンズメインの方ではあったのですが)、我々の年数回のヴィンテージゴルチェの御提案が窮地に立たされています。うぅむ、これも時代か。
そして、この度の御披露目ではフレンチファッションメーカーCHEVIGNONの設立最初期から94年NAF Groupに買収されるまでの期間のクリエイションを4世代に分けての御提案が叶いました。アメリカンカルチャーとフレンチクリエイションを融合させた蠱惑的な数々、やはり並べて見ると違いを感じられて大変に興味深いです。


1993-2000s


1989s-1993s


1983-1989s


1979-1983s
以上、八方向に分布したスタイル。均一に御推奨させて頂きます。



私が着ると当時のムードと言うかゴリンゴリンと言うか。今回のシリーズも私よりお似合いになる方、沢山いらっしゃることと存じます。別に自分のスタイルもSTYLEも嫌いではありませんが、かと言って大好きというわけではありませんで。しいて言うならば与えられた乗り物として乗りこなしていくしかないかあまぁとりあえず気に入っとくか といったところでしょうか。皆様方も自身のスタイルとSTYLEを大好きにならないまでも気に入ってくださいませね。
あぁでもダブルのライダースジャケット着てゴッッッリーンってなる自分は結構好きです。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
いつもSURR、DE CHIRICO及びLAILA CO.,LTD.各店を御愛顧くださり誠にありがとうございます。2022年の営業は 12/28(水)19:30に終了致しました。2023年は 1/5(木)12:00 より、以降通常営業再開となりますのでどうぞ宜しくお願い致します。なお、お休みの期間中に頂いた御問い合わせや御注文に関しまして営業再開の1/5から順次御対応進行させて頂きますこと、御了承くださいませ。

例年と同じく諸々が完了したSURRの空間でこれを書いております。今日の東京は雲一つない晴天、背中が暑い暑い。今年のBGMはジャージーボーイズのサウンドトラック、私この映画大好きなんですよね。
御人によって既に仕事納めでしょうか、今年一年御疲れ様でございました。御人によってはまだお仕事中でしょうか、お疲れ様でございます。仕事納めまでもう少しでしょうか、どうぞ御自愛くださいませ。
今年も皆様のお陰で豊かな一年を過ごすことができました。毎年御愛顧ありがとうございますな御方も居れば初めましてな御方も居て、年々ヴィンテージに御興味頂く方々の母数が増えているように感じ、嬉しく思います。時に御客様などにトレンドに関して問われることがありますが、ある世界においてはミリタリーが注目されて〇〇が流行し,ある世界ではデザイナーズヴィンテージが注目され〇〇が当たり前となり,ある世界ではテーラーが注目され〇〇が御馴染みになる、といったように各分野におけるトレンドが同時多発しているがゆえ、一言でヴィンテージという括りにおいても共通言語が存在しない多様性トレンドがまた最高に楽しいです。良い意味で以前のような太いトレンドが存在しない、それぞれ自由に楽しんで全て正解の世界。続いて欲しいものです引き続き御客様方にはMYトレンドを突っ走って頂き、時に友人知人に褒められたり眉をひそめられたりして頂きたいです。ちなみにメンズヘアスタイルにおいては表参道の美容師さんに問うところではセンターパート一択と、センターパート以外モテないと食い気味にお答え頂きました。SURR事業部には現時点でセンターパートが二人いるので私は引き続き七三分けでいこうと思います。
今年も色々ありましたねぇ。数年ぶりに金髪にしたりピンクヘアにしたり三年ぶりにアクセサリーを増やせたり百年ぶりにスニーカーが買えたり、店頭でジーンズを穿くようになったりニューバランスってやっぱり御洒落感覚で穿く靴じゃないなって改めて思ったり、腰痛のため中学二年生の頃から毎日貼っていた湿布を貼らなくなったり食事の初めに野菜を食べるようになったり白髪が順調に増えたり、ずっと基本顔を表に出さずに十数年やってきたのですがやっと表にちゃんと顔を出していこうと思うようになったり。自分にとっては楽しい変化が多かった年のように思います。それもこれも仕事において刺激をくださる皆様方のお陰です。本当に、ありがとうございます。来年も機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。毎度用いるこの“機会ございましたら”って言い回し、数年前に訪れた長崎の食事処の女将さんが帰り際に投げ掛けてくれた言葉で、なんて素敵なんだろうと思って真似しているんです。機会ございましたら。控えめかつ明確な意思がある表現、好きなんです。

新年の営業再開からしっかりと新作を御披露目させて頂きます。元日明けからインスタグラムにて告知致しますので、ほろ酔いもしくは泥酔状態にて御査収頂けましたら幸いです。それでは皆様、そして皆様の周りの方々、良い御年をお迎えくださいませ。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。今年は寒くなるタイミングが遅かったため個人的には一か月ほど少なく2022年が終わる印象ですが、勝手なもんでグッと気温が下がった先日より一気に師走の気配が身に染みてきて、少しソワソワするようななんとなしワクワクするような心持ちを楽しんでいます。こちらのDiaryを書いている本日含めて年内の営業は七日間。28日(水)が最終営業日です。ということで2022年最後のNew arrival、なんだかんだで二部構成と相成りました。

New arrival, Vintage Hermes.
先行でインスタグラムにて御報告させて頂きましたVintage Hermesセレクション。1995年のピュアカシミアコート、2002年のウールライディングコート、90年代のレザースポーツジャケット、そして1991年のオーダーメイドバッグと個人的にはいずれもテンション上がる品々を一挙に御披露目させて頂きました。来年もHermesという会社の尊さを御一方御一方一品一品じっくりと御提案していきたいなぁ。












続きまして

New arrival,様々なヴィンテージピース
初めて諸々が納得できるアンティーク“ブレザー”に出逢いましたFromフランス/最っっ 高のカシミアライディングジャケットby Loro Piana/こんな古くて均整の整ったビスポークトラウザーなんてもう数年お目にかかっていませんfrom U.S./モードクリエイションビンビンのハーフコートbyヴェルサーチェ先生/無口なようで雄弁なウールカシミアbyトラサルディ/これまたイタリアらしいクレイジーなまでのクリエイティヴィティでこれまたウールカシミアby Herno。






いずれも濃厚です。皆様も師走でお忙しいことと存じますが、夜なんて特に冷え込みますのでお腹出して寝たりなんてしませんように、また空調による乾燥にも一層御配慮頂きつつもし機会と御縁ございましたら年末のお散歩ついでに御来店頂けましたら、嬉しく思います。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
//
【年末年始営業のお知らせ】
12/28(水)12:00-19:30をもって本年の営業を終了とさせて頂きます。2023年は1/5(木)より通常営業を再開致しますのでどうぞ宜しくお願い致します。
△
、ブルネロクチネリってブランドが大好きでよく着るんでやんすよ。

噂を小耳に挟んでいたのですが実物を手に取ったのはナポリの地で、偶然ブティックの前を通りがかったのでちょっくら見てみるかと気軽に入店、数十分後に気付いたら夕暮れの海沿いのベンチで瓶ビール呑んでおり、横にはショッパーが置いてありました。
妻(当時はパートナー)の地元ソロメオ村に魅了され、当時彼女が洋服屋で働いていたためにニットを作ろうと思い立ちその地の人々が技術力と雇用を得るために現地の古城を買い取って自社とし、後のは学校を建立して地元の人々にブルネロクチネリ側が給料という体で賃金を払って通わせて、卒業後は同社に入っても良し外の会社で働いても良しという体制を整え、内モンゴルの厳しい環境に足を運んで最高峰のカシミアを獲得し、“貴族の私服”や“自分が5歳若く見られる服”というテーマでクリエイションを続けるブルネロクチネリというブランドに、あっしは骨抜きにされたんです。
以前はいつかソロメオ村を訪ねてニットを作ってもらいたいと本気で思っていました(あと学校の食堂は部外者でも食べられるとのことでそれも)が、日本支社ができたので諦めました。確実にしっかり管理されるようになるだろうなと思ったので。事実、近年一層展開を広げたように感じております。私はもっとクラッシックでちょっと野暮ったくてちょっとダサいくらいのムードを秘めた少し前のブルネロクチネリがとっても好きでした。
となると気になる初期のクリエイション。1978年設立ってことはヴェルサーチェと同い年じゃんヴィンテージが存在するじゃんってことで各国のコレクターに伺うも答えはNo。規模も小さくニットというその他のウェア類よりも寿命が短い傾向にあるアイテムしか存在しないため、ヴィンテージ・ブルネロクチネリというフィールドはまだ存在していないようでした。とはいえ歴史的に存在しているのは事実なので運に任せるしかない、という姿勢で向き合ってやっと見つかった一着が10月に御披露目したこちら。

そして二着目が先日御披露目したこちら。

共にインスタグラムにポストさせて頂いたのですが、弊店にとっては沢山の御問合せを頂きまして大変に嬉しく思いました。御陰様で双方新たなオーナーの下で幸せに暮らしております。そしてこちらが三着目、嬉しい嬉しいカーディガンです。




New arrival,early90s Brunello Cucinelli pure cashmere cardigan.
グリーンベースにカラフルなネップ、スポーティーな織りのふわふわのカシミア。なんと言ってもシルエットが本当に独特でこの時代だからこその設計とバランスは現代においてデザインの概念でしかありません。というか滅茶苦茶に癖がありまくりで、それが本当に本当に最高。痺れまくっちゃってなぜかこのDiary書いている最中もちょっとドキドキしています。表記が無いこともあってサイズ感も良く分かりませんで、私感では48から50表記と感じるのですが引き続きゆったり感を強調して着た方が素敵だと思います。こういった捉え方は積極的にしないと言うかそもそもにおいてあまり好きではないのですが、この世界観はやはり資料として捉えるべきなんだと思います。ということで弊店は現代の着こなしとして引き続き御提案したく。
一着目のポストにも記載したのですがフィールドが存在しておりませんので安定した出逢いなんで夢のまた夢で、運良く三着続いただけで今後もポツポツと御提案叶うかもしれませんがあまり期待していません。とは言え今後も御提案したいと心から願っています。
あっしねぇ、ブルネロクチネリってブランドが本当に本当に大好きなんでやんすよ。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
春にはカシミアやウールやコットンなどを、夏にはコットンやリネンを、秋と冬にはウールやカシミアやシルクなどを、と結局のところ一年中求め続け楽しみ続けており皆様方と同じく既にワードローブの一つとなっていながらも、その多彩さゆえに飽きないしいつまでも心躍る。それがニットという存在。ニット大好き、ニット大好き、ニット大大好き。
この時期はほぼ毎日でほぼ100%オン素肌。着心地と毛の機能とスタイル性と“ただ肌の上に着れば良い”という気楽さから弊店では引き続きオン素肌を御提案させて頂いておりますが、北村 道子さんはあえて肌着をインすることで内側がごわつくことに美しさを感じるそうですし、先日もオン素肌に抵抗をお持ちの御客様がいらっしゃったりと、というか多くの御客様は非ON素肌派ですので、引き続き御自由にと思います。
ということで新作ニットウェア、今回は11点です。

New arrival,Vintage knit wear.





カシミアが9点,ウールが2点。メゾンピースが1点,メーカーピースが7点,アノニマスメーカーピースが2点,アノニマスフルハンドピースが1点の構成です。ちなみにこれらニットピースをギフトとして贈るの、個人的に御推奨しています。ワードローブの方も多いことと存じますが様々な個性が楽しいですし何着あっても嬉しいですし、着れる季節のふり幅も着れる環境のふり幅も広いので活躍する機会が多く、季節が訪れる度に“あぁ、このバーバパパよりも濃いピンクのセーターを似合うと思って選んでくれたんだもんなぁ”と想いを馳せるの、良き心のエネルギーチャージになるのではと。これらもまた自分以外へのクリスマスプレゼントとして、または自分へのクリスマスプレゼントとしても御査収頂けましたら幸いです。


SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
最近改めて物の価値に関して考える機会が多くなりました。例えば母親のカレーが定食屋で出たとして、150円では安いけど1200円では高くて、まぁ700円くらいかな?的なことで正直言って個人感情が大きく作用される正解がない戯れの類ではあるものの、弊店は以前から物の(物質的な)価値と販売価格の関係性をリンクさせるように努めてきましたが少し前からその思いがより強まりました。もちろん私の母親のカレーは5000円でフェアプライスだという考えも正解。想いに自分の筋が在れば全部正解だと思っています。
また弊店は平行してかねてより物の(物質の)正当的な価値というのも強く意識してきました。母親のカレーが150円で販売されていたら“流石に150円は安くない?600円とか700円とか、どう?”的ネゴシエートと言いますか、例えば職人がコツコツと手縫いで紡いだジャケットを1000円で販売してはその職人に顔向けができないというか物に失礼というか、こんなにも情熱的で美しい作品が1000円で流通しては“いけない”という思いを胸に皆様から御代金を頂いております。物があって需要があるから価値が決まる、物そのもので価値が決まる。その二種で言うところのまんま後者。と言うか弊店は前者を加味する機会が少ないです。ファッションには一定のボーダーを越えると贅沢という要素性が加わる傾向がありますので、そのボーダーをどれくらい越えるかは人それぞれですが、私は仮に弟が弊店の品を購入しようとしたとて胸を張って“うん、これなら買って良いと思う”と言いたいです。いや、言います。ちなみに弟はファッションを楽しむためではなく生活するためのものとして向き合っているようで、一度ふらりと遊びにきただけで一ミリも興味を示してくれませんでした。大学入学記念で贈ったゴアテックスのバックパックは使ってくれているのだろうか(あの後お兄ちゃんも同じの買って買付旅順で主に使っているんだよ)、一人暮らし記念で贈ったアンティークキリムは使ってくれているんだろうか(あれ本当はお兄ちゃんが自宅で使おうと思って買ったんだよ)。
しかしながら弊店においてその逆、150円のお母さんカレーが一種だけあります。それはアンティークファインジュエリーです。
この区分を初めてお披露目したのが2016年。当時私の感覚だとファインジュエリーをファッションとして身に着ける男性は少なく、まだシルバー全盛でゴールド=時にトゥーマッチな煌びやかさという印象を抱かれていた方が多かったように思います。しかしながら私はファッションとして金無垢であったり貴石であったりのジュエリーを身に着けることを好んでおりまして、またかねてから存在するアンティークファインジュエリーの世界を羨望の眼差しと共に楽しんでおりましたので、御提案するにあたり少しでも手に取りやすい価格帯にしたい,少しでもアンティークファインジュエリーを楽しむ人が増えてほしいという思いから自分の感じる物質的な価値及び業界的な価値基準よりもアンダーの額面にて御提案するよう意識しまして、それが今でも継続されている次第です。国内外に古くから存在するアンティークファインジュエリーの世界はすんごいですよー、物を目の前にして美しさから目が釘付けになり、額面には別の意味で目が釘付けになります。そういう世界で滅茶苦茶面白いです。

この度五つのブレスレットと一つのネックレスを御披露目させて頂きます。自分以外へのクリスマスプレゼントとして、または自分へのクリスマスプレゼントとしても御査収頂けましたら幸いです。ちなみにこれまで御提案してきたアンティークファインジュエリーはほとんどがリングだったのですが、それはいつも御世話になっている英国のおばあちゃん(孫が超可愛い)コレクターのコレクションバランスがそのまま反映されており、彼女がブレスレットを提案してくれるボリュームが少なく、またリング以上に男性に御提案したいと思えるデザイン及びサイズの出逢いが稀なものですから基本的にはセレクションが叶わないのですが、前回の旅順では五つもセレクションすることができました。弊店にとってはかなり幸運なことです。五つ並ぶと個性の違いがはっきりと分かって面白いですねぇ。ネックレスはやっと二本目。男性に御提案したいと思えるデザインが基本はありません。男性が身に着けるリアルパール、最高じゃあないですか。

New arrival,20-80s Fine jewelry bracelet and necklace.
14Kゴールドと真珠、9Kホワイトゴールド、9Kゴールドとダイヤモンド、9Kゴールドとルビー、9Kゴールドとオレンジサファイヤ、そして9Kゴールドとガーネット。1920年代から1980年代に分布するファインジュエリーにおけるブレスレットとネックレス。この機会に物質的価値と美しさに満ち溢れて日常に溶け込むアンティークファインジュエリーを手首もしくは首元に。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
私は個人的な好みで御洒落だと想う人が二人いて、うち一名は幸運にも友人関係なのですが、先日数年ぶりに御飯食べて酒を酌み交わしまして、本当に久しぶりなので大層リラックスした楽しい気分を味わうことができました。“あぁ友達と遊ぶのって楽しいんだな”そう想うのなんていつぶりだろうか。元々友人も少ないですし外食や外呑みはすっかり皆無になって大分経ちますが、ああいった時間を過ごせるのであればまた機を見つけて行きたいですねぇ。久しぶりの夜の街でほとんど忘れていましたが時間を追うごとに徐々に想いだして訪れるとまだ残っていてくれていたりと、そこはかとなく心がホッコリした日でした。
その時にふと友人から“最近欲しいものはあるか”問われた時、全く答えられない自分がいたんです。もちろんセーターやらスラックスやらフィンガーレスグローヴやら頭に想う浮かぶのですが、それらは全てワードローブやギアの存在。新たな出逢いや刺激を求める私からするとセーターやスラックスであれば今までに出逢ったことがないものを求めてしまうのですが、じゃあどんなのだと言われると頭に浮かばずそれ以外に欲しいものが思い浮かばなかった自分に少々驚いた次第です。ちなみにフィンガーレスグローヴは先日の旅順で時間があった際に各国で探したのですが、バイカーモデル以外にメンズのそれは皆無で愕然としました。ウィメンズはあるのですがメンズの需要はないのかと。これまた厄介な課題を残してしまった気分です。
そんな私ですが先日久しぶりに“買い物した!”という気分にどっぷりと浸ることができました。きっかけはSURRのインスタグラムフォロワーさんで、その方が“We made it”とスニーカーをポストしていたのですが、かねてよりスニーカーを課題としていた私はそれに一目惚れしてしまいまして、かれこれ何年振りかも分からないほど久しぶりに“スニーカーを買う”ことができました。ちなみにそれは内側が全てレザー張りなのでほぼ革靴。事実初日に靴擦れをしてしまった次第です。でも最高、足元見たらスニーカー履いているんですもの。もう一足くらい買おうと思います。ちなみにその体験で改めてニューバランスってファッションではなくライフスタイルギアだなと思いました。引き続き散歩や公園時に活用しようかと思います。
そう考えてみると買付の旅順では様々な出逢いと刺激があるから本当にありがたいよなぁ。それが例え自分のモノにならなかったとてです。本国だからこそのローカルを煮詰めたような存在であったり大看板でもその国だからこそ出逢える個体があったり、四角い硬い板では知ることも見ることもできない世界が沢山ありますから自分の中にある需要と供給と価値のバランスと尺度が改めて整うように思います。他にもSURRを捉える角度をアップデートできた感じがあって本当に良い旅順でした。おそらく以前だったらその考えと感情を綴っていたと想うのですが3年前くらいから自分の中でこだわらないことがテーマとなり、のべつ幕無しに語る行為そのものがトゥーマッチになったのでやはり今は文字に起こす気にはなりませんでした。ちょっと考えたんですけどね、こういうことっていつまで経っても難しいです。
ということでつべこべ言わず好きか、着て格好良いか心地良いか、スタイルとライフスタイルに合致しているかで御判断頂きたい冬の品々を11点御披露目させて頂きます。帰国してもだいぶ暖かい日が続いていたので先日からしっかりと冬らしい寒さになってくれて嬉しい限りで、私もレザーグローヴの香りやスコットランドカシミアの首触りなど、冬にしか味わえない旬を存分に楽しみたい所存です。

New arrival,WINTER STUFF
向かって左からイタリア老舗スポーツメーカーのリバーシブルベスト(これ最高),ゼニアのウールカシミアジャケット,サルトリアによるピュアカシミアジャケット×2(後ろのは内モンゴル産カシミア、Wao),アルマーニ氏によるヴェルベットバイカージャケット,トラサルディのチェスターフィールドコート,アルマーニ氏のデザインコート,Burberryのピュアカシミアコートとウールカシミアコート,トラサルディのウールアルパカコート,そしてパリの老舗テーラーHOLMESによるCROMBIEピュアカシミアコート(これスッゴイです)。前回の旅順で各国各地でコツコツ集めた出逢いと刺激の品々です。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]


△
皆様こんにちは、今日も東京は暖かいですし日差し150%のSURRは暑いです。15時くらいまで汗ばむほどの店内で窓全開で過ごしており心地良いです。先日買付の旅順から帰国したのですが、現地は肌寒いものの例年よりも暖かくて、曇天&急な雨ながらも快適に過ごすことができました。バケットハット大活躍。
今回もまた実り多き旅でしたが、それ以上にはっきりと前回よりもクリアなマインドで過ごすことができたのは私にとって良きことでした。様々ありましたが最大のハイライトはレストランで軽く逆ナンされたこと、この想い出だけで白飯3杯はいけるよね。あとはバーのお姉ちゃんに眼鏡を褒められたことと10年ぶりくらいにスニーカーを買ったこと。すげー久しぶりに“買い物をした”という気分になれました。
あとこのグラスが発見でした。厚口のロックグラスとビールって相性良いんですねぇ。探して焼酎ソーダ割飲もーっと。

と言うことで買付旅順からの初手の御披露目。Vintage ARNYS Paris CollectionとFrench government workers leatherでございます。


万能ポリエステルモールスキンとレザー襟、そしてアタッチドフルライニングという優秀過ぎます。


こちらは親愛なるアチラのトラウザー専門メーカーによる嬉しい一着。サイズ40も好相性の方多いのでは。


個人発注で製作されたビスポークシャツは全て同じサイズ感でおおよそSからM。手縫い美し過ぎ生地感極上過ぎです。




先日御提案させて頂きましたFrench government workers leather。今回もコンディションが未着用に近しい個体、シルエットの均整が整った個体、そして何より軽量な個体のみに限定したところ2着のみと相成りました。前回はブラックでしたが今回はブラウンでまたも半世紀以上前のフレッシュなラムレザーを御体感頂けます。前回の御披露目で拝見した皆様の着こなしが本当に本当に素敵過ぎて、私このシリーズ一層と大好きになりました。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△












親愛なるHermesよりHermesらしい様々な御品を御提案させて頂きます。冬が楽しみになるような品や冬に限らず様々楽しめる品などファッションを軸とした多角的な提案はやはりHermesならでは。スタイルよりもライフスタイルに訴求する自然体にエレガントな品々から貴方の心と身体にフィットする何かがございましたら幸いです。
New arrival,Vintage Hermes Collection. うん、本当に良い会社(ブランド)だ。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△



















気温は徐々に下がっているのですが弊店は抜群の陽当たりなので日中は汗をかくほどに暑くて、半袖ニットで過ごしていたら案の定夕方に喉がイガイガしちゃった日なんかは夜にガッツリステーキでも掻っ込もうかと(昔からたまにやるんですよね、なんか好きで)思っていたら夜に別営業所でスタッフと話し込んでしまい、なんか中途半端に夜がふけて食欲が薄れて貴重なステーキ食べたくなるチャンスを逃して損した気分になりました。別に損はしていないけれど。
皆さん、ステーキ食べていますか。私は最近全然食べていませんその気分にならないので。テンション上がるんですよねーただ肉を食うという行為。たまにテンション上げたいですよねーとなるとやはり改めて秋冬のファッションは楽しいですから良いですね。今回はテンションが上がる様々な品々を御披露目させて頂きました。仏英伊、骨太なクリエイションが揃っています。裏地ゼロの最初期PRADA Uomoレザーピースは欲しいなぁ…あとさりげなくサスペンダーは初御披露目でして、これまでも頻度は低いもののコンスタントに御要望頂いていたものの一度も御提案が叶わなかったキーピース、やっと叶います敬愛なるARNYS Parisの未使用品にて。
ということで New arrival,様々な新作。どうぞ宜しくお願い致します。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
弊店の一要素であるアンティークカルチャーはヨーロッパにおいてしっかりと市民権を得ておりますので石を蹴れば角を曲がればアンティークカルチャーにぶつかるなんてのはよく言ったもので、博物館にもあるしコレクターやマニアも沢山いるし実際に触れれば時代が異なるからこその圧倒的な職人技術や意匠などに猛烈心躍ります。ナポレオンの洋服とか凄まじかった。
そんなアンティークカルチャーですが弊店にとっては大変に難解な存在でして、一度バイイングの旅に出たら大量のアンティークピースに触れるのですが実際問題に連れて帰りたい出逢いというのは皆無に等しく、100着触れて1着出逢えれば良い方で数百着触れてもゼロ着なんてことも珍しくありません。デザインは面白いものが多いのですがサイズバランスがほんとうに独特で、肩が広すぎたり強過ぎたり身幅と袖丈のバランスが難しかったりと、そりゃ100年以上前の異国なんだから全然違って当然なのですが私が勝手に思うバランスの良い個体や現代的なバランスの個体がまぁ無いったら無い。あとはなんと言ってもコンディションです。全ての要素をクリアできたとてクラッシュがあったらダメージがあったら致命的な汚れがあったら選べませんし選びません。もちろんクラッシュやダメージをデザインとして昇華できることもありますが、稀。弊店にとってアンティークはリソースでも研究対象でも展示物でもなく実際に身に着けるファッションピースですので、スタイル性とコンディションの両立は必要不可欠なのです。
おかげで100着に1着出逢えれば幸運で出逢えなくて普通という切なき状況が整ってしまったのですが、それでもアンティークカルチャーの探訪は止められませんし止めません。だって楽しいんだものこういう品々に出逢えるから。



現代のいわゆるテーラードジャケットの原点であるフロックコートと現代のいわゆるテーラードジャケットの原点であるが形成される過程のスタイルであるサックコート。共になぜだか特に内側の要素性が少ない特出して軽い構築でして御陰様で生地の存在感が物凄いです。以前にとあるデザイナーが愚痴っていたのですが、これらアンティークの独特過ぎるテクスチャーをどうやったら再現できるか研究したところ最終的には織機から開発しなくてはいけないということになり、それだと初動で1着60万から100万弱になってしまうため諦めたそう。産業が発展しマシンの性能が上がり良質な生地がよりスピーディーに正確に生成できる昨今だからこそ、このマシンが未熟であった時代のスローで正確性が低い稚拙な技術が再現できない と。もろロストテクノロジーじゃんか。
しかしながら圧倒的な生地感であることは否めません。フロックコートはもっちりとしたウールの質感でサックコートは若干の光沢感あり。あとなんと言っても意匠性が、、、この美しさと格好良さはもう否定のしようがないもんなぁ。ちなみにフロックコートは胸ポケットもサイドポケットも無いですが、ある場所に左右で2箇所ポケットが存在します。無い理由も在る理由も論点は美意識。初めて知った時ズドンと痺れました。

New arrival,late1800s Belle Jardinier frock coat and early1900s French sack coat.
コートの形状だけどジャケットとして捉えるべき存在なフロックコートはおおよそ44サイズほどで、ジャケットの形状だけどハーフコートとして捉えるべき構築なサックコートはおおよそ46サイズほど。とはいえ計測値では測れない独特なバランスがあるそれぞれです。これらのアンティークジャケット系統でGOODコンディションかつMYサイズに出逢える確率って一生に一回あれば良いのではないかと思います。次回の旅でも1着は出逢えるよう、頑張れ福留。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△

New arrival,French culture.
この度の新作はフランス文化に関する品々。私が感じて思うフランスは何よりモードの本国であり、着飾るためのファッションと日々生活するためのファッションがあり、古来は働くための服も出来る限り楽しもうとしていた気配があり厳格なドレスと明らかなスポーツ(カジュアル)があり、しかしながら厳格なドレスもさほど堅苦しくなく明らかなドレスもどこか上品で、ミリタリーもワークも威厳の中に明確な洒落っ気がある。いずれにせよ堅過ぎず抜き過ぎておらず,いずれにせよスタイルよりもライフスタイルが優先で,いずれにせよ根幹にモード本国の血が流れている。そんな丁度良くて丁度巧いのが私が感じるフランスそのもの。







私はこの生業においてまず旧体制時代のLAILA VINTAGEに配属され6割WOMENSピース(現LAILA VINTAGE)、4割MENSピース(現SURR)に囲まれましたのでおのずとデザイナーズヴィンテージの歴史およびモードの歴史を(文字通り)勉強する必要があり、おのずとフランス文化を勉強する必要がありましたので、例えばバブアーは“イギリス(文化)のバブアー”ではなく“バブアー”ですしリーバイスは“リーバイス”なのですが、フランスに関わるものはやはり“フランス(文化)の〇〇”と考えてしまうことが多く、その文化はなんだかんだでモード史に直結します。
背面ポケットからフロントに繋がった劇的に美しいカッティング、森の番人のグリーンピケの美意識(森だけど紅葉から冬の季節に着ていたから緑の良いのね)、長過ぎる筒アンクルの美的ライン、紳士服の原始、百貨店文化の原始、メゾンのクラッシック表現、メンズファッションの雛形文化。
1800年代後期から1980年代までに分布した私にとっては全てモードという文化で繋がったフランスのファッションピース達。新作でございます。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
こんな格好良かったでしたっけ獣毛系バーバリーコートって?





結構久しぶりに出逢えたので改めて新鮮ではあるのですが、二着とも過去の印象よりもだいぶ格好良くてビックリ。でもよくよく考えてみるとピュアブラックのバルカラーコートは公私共に初めてなのですがそりゃこの格好良さだったら手放さないかと大いに納得の存在感で、ウールにキャメルヘアが15%混紡されることでの落ち着いた光沢感が抜群でバルカラーの優しい曲線美に程好い鋭さとスパイスを与えてくれていますし、貴族狩猟用防寒具だったローデンコートはスタイルに結び付く独自の設計が見事でドレス感とスポーツ感の融合が絶妙過ぎますので、これまでの印象を覆して然るべきでした。


New arrival,1981s Burberry wool&camel hair bal collar coat / 80s Burberry Loden coat.
あとなんと言っても共に身幅,着丈,袖丈の均整が抜群でシルエットバランスが良過ぎます。最終的にはそこが最大論点ですから、ありがたいですねぇ。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
三着シリーズの最後は三着のHermes hommeジャケット。






裏地ゼロで極限まで柔らかく軽やかな着用感で独自のバランスから様々な御身体に御提案が叶う1992年のピュアカシミアジャケット、ワークの世界観を多聞に引き継いだテーラードジャケットの様式でありながらそれに在らずなバランスから同じく様々な御身体に御提案が叶う1998年のウール×シルク×モヘアジャケット、そしてメタルボタンにセンターベントとよりドレスムードと“これぞHermes hommeジャケット”なクラシックな構築が調和したLサイズの御身体ないし高身長の方に御推薦すべきな2005年のコットンヴェルヴェットジャケットと異なるコンセプトによってヴェロニク女史の想う男性像を実体化したそれぞれ。
一言でテーラードジャケットながらメンズスタイルが縦に太く繋がって受け継がれてきたからこその個性のふり幅を楽しみたくなるような、仮に全てを同じ人物に御認め頂いたとておかしくないような、それぞれが異なる方向性で良過ぎる三着です。

New arrival,三着のHermes hommeジャケット
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△

このDiaryの編集ページにて総投稿内の文字検索機能があるのでINTERNATIONALで調べたところヒットした七つのDiaryで、うち一つ(Diary009。2014年なので初年度ですね)は文章内のリンクURL内にあったINTERNATIONALが引っ掛かったので対象外でもう一つ(Diary949。去年の三月でした)はINTERNATIONALにまつわる品に関する記載だったので対象外。よってこのDiaryでINTERNATIONALに関して言及したのはこれまでにDiary204(なぜか画像が表示されず。とても気になる)、Diary329(といってもここので品も猛烈イレギュラーですが)、Diary461、Diary691&Diary692(一着を二度に分けて)の五回ということになります。これはINTERNATIONAL SUITSというのがモデル名だと強く意識しているので、間違いないはず。



ということで三着シリーズはBarbour社の代表作の一つ、INTERNATIONAL SUITS。1894年に英国の小さな田舎町で生まれたBarbour社が創始者ジョン・バブアー氏による様々な試行錯誤を経て二代目マルコム・バブアーに受け継がれ、歴史的な様々な出来事と関わりながら一層の発展を遂げた後に息子であるダンカン・バブアーが主導となって“英国の片田舎のファッションメーカーではなく世界に羽ばたく存在に成ろう”と動き出し、創始者ジョン氏や二代目マルコム氏などの先代達が設計した過去作品群から多大なインスパイアを得て産み出した一つのモデル。名は世界に羽ばたくことを目指したためにINTERNATIONALと名付けられたそれによって、事実Barbour社は世界的メーカーへと発展してゆきました。
この度は僻地のコレクターの下で幸運にも3着のINTERNATIONAL SUITSに出逢うことができましたので、迷うことなく全て連れて帰ってまいりましたよこんな機会無いですから。サイズはブラックカラーのMほどサイズ個体(38表記)とLほどのサイズ個体(同じく38表記ですが大きいです)、セピアカラーのLサイズほどのサイズ個体(こちらは40表記)となりまして、いずれも表面にエイジングが一部あるものの使用感はほとんど感じられません。六度目のDiaryとなって恐縮ですが、私はこの生業において傍らには常にINTERNATIONAL SUITがあり、モードの気持ちで向き合う時もあればギアの気持ちで向き合う時もあればファッションではない気持ちで向き合うこともあればetc.と様々な推移があったものの、その違いは結局のところ自分の感情(環境)の変化だけで実際はいつも抜群に格好良く申し分なく便利という一つの“答え”のような存在感と価値で私を見守っていてくれた存在ですので、既に御存知でいつかはと思われていた方も新たな扉の方も御縁ございましたら是非にと思います。
New arrival,三着のINTERNATIONAL SUITS
私はもうINTERNATIONALをモードなのかギアなのかファッションではないのかなど考えていません。羽織れば心から胸が張れる最高に格好良いといつも思える存在の一つです。そろそろ喋り出すんじゃないかな。
ちなみに上記の40サイズ相当で私の身長172cm48サイズ相当の上半身でベストサイズ感となります。少しでも御参考頂けましたら幸いです。

SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
8月の後半頃だったでしょうか、突然に物凄く寒い日が都内であったのでそれを期に勤務スタイルにブーツを解禁しサンダルとショーツを停止しました。それと同時にウール系統のセーターも解禁しようと思ったのですが私の肌感的には湿度との兼ね合いでまだ着用が叶わず(頑なにOn素肌が原因かと)、最近ようやく着れる気候になったので畳んであったニット類を風に当ててリフレッシュし、一部仕舞ってあったニット類を順次ハンドクリーニングを行っている最近です。今日もお気に入りの90s PRADA Uomoのコンセプティヴにタイトなスーパージャージーウールのセーターをサスペンダーパンツにタックインして鼻歌交じりに過ごしていましたら、御客様にフィリピンの警察官みたいでCOOLだねと言われました。ありがとうと答えておきました。
今週の新作は三着シリーズと題して三つの区分を御披露目させて頂きます。まずは三着のセーター。
狂おしいほどにクレイジー(に感じる)なテキスタイルデザインは当時のBrioniにとっては真面目なアートワーク、結果的にスタイルとして惹かれるのはやはりハイエンドな背骨あってこそ、でもやっぱりクレイジークラッシックアヴァンギャルドな一着。“最初期の時点で全ての要素が備わっていた”で御馴染みのミウッチャクリエイションより最筆頭株であるプレーンな一着。そして弊店初の御提案となるBrunello Cucinelliクリエイションの結果論的デザインシルエットな一着。私、かねてからずっとブルネロクチネリ愛用していましてヴィンテージピースを御提案したいなと思っていたのですが御初となったのがこちら。今後も不定期で御提案が叶うかもしれませんし叶わないかもしれませんが私は本音を言えばあまり期待していません。出逢えたらラッキーだな的な存在です私にとって Vintage Brunello Cucinelliは。
New arrival,三着のセーター
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]

△


2004年オランダ陸軍のカモフラージュジャケットはより近年だからこその高性能素材感と高機能プロダクトデザイン感の調和がこれまた良い意味でミリタリーピースとしてではなくモダンクロージングとして向き合いたく成らせてくれます。着ると合点がゆく格好良さ。


ミリタリーの区分におけるレインコート=重ね着要員のためヴィンテージ特有の生地感の“コク”がしっかりと備わっていながら特に軽い生地感というのが魅力的なギア。様々のヒント及び教科書となったオリジナルプロダクトですが、ことフレンチアーミーのこちらは既に充分過ぎるほどにファッショナブルです。



農夫:「仕事で必要なので自分で縫いました。鞄?というよりは単なる袋ですよ」 的な空気とでも言いましょうか、現代の洗練されたファッションアイテム“鞄”ではなく物を入れて運ぶただの道具であった“袋”的な空気とでも言いましょうか。原始の気配とアーティスティックでノスタルジックでメランコリックな職人技術のエレガントなエッセンスが混ざり合う、独特過ぎるプロダクトバランス。やはり自身の名の後ろにわざわざShoemakerと据える氏だからこそ生み出せる逸品ですね。1989年から1998年の期間にスコットランドの工房で製作されたレザーバッグです。



それこそ袋なこちらは1941sイギリス王室直属陸軍のキャリーバッグパック。当時ギア系グッズを製作していたメーカーが手掛けたこちらは需要のバランスゆえ相当数が少なかったらしく目線と切り口を変えればガラスケースの向こう側系の御品ですが、私は独特なコットンクロスの質感になんとも言えないレザームードに惹かれて手に取った結果そういう個体だったまでですので、引き続き現代の鞄(袋?)として御提案させて頂きます。ちなみに滅茶苦茶に独特な一品で超楽しいです。


物として純粋に良いイングランドクリエイション。ド直球、可愛い。



Uomoクリエイションにおいて珍しいフェルテッド・キャメルヘアが多用された2005AWコレクションのこちら。程好く細身なシルエットとモードなブラックカラーに美しい光沢、このミウッチャ女史によるミニマムエレガンスは来期2023SSのクリエイションと勝手ながらリンクを感じています。



何度か文字化したか否かは忘れましたが店頭では折りに触れて言葉にしているように思います。40年代までのアメリカ軍のミリタリーピースは震えるほどに格好良い と。そしてそれらは以前から既に幻的な伝説的なマスターピースになっており、ずっと御提案したいと思っているが未だ叶っていないし、もう正直諦めている と。ティーンエイジャーの時に湘南の古着屋さんから始まってヴィンテージの世界に触れ今では生業にしているもののアメリカンヴィンテージにはほとんど触れてこなかったにも関わらず、買付の旅においても一度もアメリカに行ったことがないにも関わらず、何らかのきっかけで心が震えた幾つかの“40年代までの”アメリカ軍のモデルの一つがこちら、40年代USマリンコープの一着なんです。フランスのコレクターの下で出逢ったこちらは氏がリアルに着用していたものを強奪してきました。曰く“一番格好良いアメリカ軍の服だ”とのこと。分かるよぉ。




弊店は取り扱い区分の一つとしてかねてより不定期でヨーロッパのアンティークテーラードジャケットを御提案してきましたが、こちらは私にとって歴代トップクラスの構築個性、シルエットの美しさ、コンディション、そしてスタイル性となります。初めてのアンティークサルトリアの一着でフィレンツェの工房による一着でフィレンツェのコレクターの下で出逢いました。きっと地元から出るのは初めてなのではないかな思います。どうだい、140年くらい経った日本は。まだ現代のテーラードジャケットが産まれる前、モーニングコートから移行する過程だからこその独特なスタイル性は使用感皆無のコンディションだからこそよりモダンな印象に。1800年代後期で背抜きのジャケットってあったんだってこの一着で思いました。これまで出逢ってきたアンティークテーラードジャケットはガッチリとした総裏だったので。
以上、2004年から1800年代高貴に分布するこの度の新作を簡単ながら御紹介させて頂きました。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△

New arrival,60-80s French leather wear.
この度の新作は60年代から80年代にかけて製作されたフランスのレザーウェア。ワークカルチャーとミリタリーカルチャーからの抜粋で4モデル計7着を収集、と言うか文字通り抜粋しました。元々の所有者はかねてより濃くお世話なっている私にとってフレンチカルチャーウェアの第一人者的な師でして、これらは毎年提案してくれる区分(アヴィエイタージャケットは除く)なのですが7年前に1着セレクトして以降一度もセレクトしてきませんでした。7年前のそれはお選びくださった方も含めて今でも覚えています。当時フランスで会った時に着てくれていたなベ〇君。今も手元に置いてくれているかは分かりませんが。
そして今回も大量に用意されていたものの5着以外は未セレクト。理由は“重さ”です。
重い服は絶対に選ばないというわけではないのですが、これらミリタリーであったりワークに属するレザーウェアは重い=硬いとなり結果的に日常着としての有用性が落ちるという傾向にあったため、いくら格好良かろうとも選んできませんでした(もちろんコンディションはサイジングなども論点となりますが必須条件なのでここでは除外です)。しかし今回5着のみ重くない個体がありましてもちろんそのカルチャーらしいガッシリとしたアウターなのですが私の経験則としてはかなり軽い仕上がりで、事実ゴートレザーであったりラムレザーであったりとハイクラスクリエイションにおいても軽さを特性とする革が用いられていたりと合点の行く構築でした。そしていざ改めて向き合ってみるとなんとまぁ舌を巻く贅沢な衣類でして、政府関係の役職であったり国が管理する職種であったりに支給されていたいわゆるフレンチワークウェアの分野やミリタリーの分野なのですが、王室所属部隊の品々が特出してスペシャルであったのと同じくで国背負ってる度が高い分贅沢な仕上がりになるのはやはり必然なのでしょうか。当時も仕事用と私服用に2着所有することも多かったそう。確かに圧倒的な個体ですものねぇ。



ちなみに結果的に全てが相当のGOODコンディションでした。4着がほとんど使用感が感じられないデッドストックと推測できるコンディションで1着は当時の管理用紙ラベルが付属したデッドストックピース。これらのカルチャーレザーウェアでこの条件は相当に喜ばしいのですが1点予想外な事柄がありまして、コンディションが良過ぎてボタン留めが物凄く硬いです。私一度手の筋がピキッとなりました。御覚悟を。

ちなみに前述の通りアヴィエイタージャケットは毎年提案してくれる個体ではありませんし私も毎年なんておこがましくて言えません。コンディション,サイズ感,個体性の条件が揃ってセレクションが叶ったのは本当に久しぶりでした。このモデルは初めて知った時驚きましたねぇ。はっきりと“こんなのがヴィンテージであるならデザイナーいらねーじゃん”と思ったのを強く覚えています。その頃はまだビッグメゾンがビッグメゾンらしい仕事ぶりと存在価値でしたから、今はより一層かもしれません。
ラムレザーとゴートレザーのそれぞれ、相変わらず抜群に男前。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△





