ハットとシャツとジャケット / Diary1431
28.8.2026

バケットハットに似合う似合わないはあるのだろうか?好き過ぎて職業甲斐もなくそう思うようになってしまいました。厳密に言うとバケットハットが好きなのではなくHermesが設計するバケットハットが好きなのですが、更に言うと物静かな主張であることがスタンダードであったヴィンテージ年代のバケットハットが好きです。今回は特に需要が多くその分野において供給が少ない59から60サイズを主にセレクション叶いまして、今も無理せず被れるピュアリネンとコットン&リネン素材とこれまた涼しく特出して軽量なポリエステルモールスキン個体をご用意。年齢も性別も国境もなく愛され続ける便利帽子,ことおじいちゃんが愛用しがちな存在価値を侮るなかれ、酸いも甘いも噛み分けまくった人々が選ぶと言うことはそういうことですからね、あとは私たちもおじいちゃんになるだけですしそうなった時にHermesが想うファッション哲学の明るさと楽しさって何よりも素敵な味方になってくれるだろうなって。

 

 

こちらが世界で最も愛らしい後ろ襟で御馴染みの1992年Hermesシルクシャツ。名作的スタイルデザインの和名は“追い風”で海と船と航海士達が描かれたなんとも象徴的でヴィンテージHermesシャツの中でも稀有なカレ・シルクシャツのシリーズですが一枚絵は特に珍しく、かつ際立つ印象。この辺の楽しさと格好良さのレベルって言語化できないので自分のものにして味わって自覚するしか無いのですが、少なくとも私の愛する私の服達の中で特に珍しく着る時に緊張感漂うのがHermesのカレ・シルクシャツで、だから特級に好きな特別な存在です。追い風はだいぶと格好良いよなぁ。

 

 

スタンダードに潜む物静かながら確かなオリジナリティによって産まれる新たなスタイル雛形。今から30年以上前のファッション哲学でありながら斬新で新しい、これほど温故知新を体現したファッションプロダクトってなかなか無いのではなかろうか、やっぱりヴェロニク・ニシャニアンは最高だ。超絶王道で幾度となく擦られ既に何度も認識を更新し続けている古いアヴィエイター型でありながらサファリないしミリタリーオフィサーを彷彿とさせるフロント4ポケット設計を私は見たことがありませんで、3ポケットは過去に出逢ったけど4ポケットとただ一つ増えただけなのにこうも新しいだなんて。ビートルズが世に出た時“もうドレミファソラシドで産み出されるメロディーは全て出揃った”と言う有識者がいましたが、それでも新しい音楽は生まれ続けている(きっと)ようにファッションの雛形もこのように才人によるオリジナリティによってアップロードしたり新たに産まれたりしてきました。これからは分からないけど、もちろん産まれることを願ってやまないけど、でも分からない。

 

 

 

と言うことで今週の新作はヴィンテージHermesからちょこちょこ摘ませて頂きました。

 

 

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