洋服の選び方 / Diary1362
18.12.2025

 

レザージャケットを選ぶ際の基準は何でしょうか。生産国や背景、日常使いに耐えうる強度、着込むほどに表情が深まる経年変化、あるいは着用時のシルエットや軽さなど、レザーに求める要素は決して一つではなく、使う人のライフスタイルや着用シーンによって大きく変わるものだと考えています。たとえば私は、大雨の日を除けば基本的に自転車での通勤が中心となるため、移動中の負担にならない軽量感に加え、日常の摩擦や動きにしっかり耐えられる強度、そして着続けることで表情が増していく経年変化といった点を、自然と重視するようになりました。そうした視点で選び抜いた結果、これらの条件を高い次元でバランス良く満たし、日常の動きや環境に無理なく馴染みながら、長く着続けられる一着がございますので、是非ご紹介させてください。

 

 

 

エルメスなど、トップメゾンに素材を提供してきたロロ・ピアーナは、デザイン以前に「素材の完成度」を何より重視してきた存在ですが、その視点で見てもバッファーレザーは非常に説得力のある素材で、最大の特徴は、均一ではない深く立体的なシボ感で、一点一点異なる表情を生み出し、重厚感と奥行きを与えてくれますし、このシボは見た目の迫力だけでなく、細かな傷や擦れを目立たせにくいという実用面での利点も持ち合わせています。加えて、バッファーレザーは、繊維が太く密度が高いため摩耗に非常に強く、日常的に負荷がかかるシーンでも安心して使える耐久性を備えていますし、使い込むほど、色味やシボがより深くなるという、経年変化を楽しめるのも魅力です。強度・表情・エイジングという三点を高い次元で兼ね備えた個体です。

 

 

 

表記サイズはXLですが、収まりがよく、細身の私でも扱いやすいサイズ感でしたし、大きめにざっくり羽織っても雰囲気がありますし、勿論ジャストサイズでの着用も素敵です。

 

レザーに自然な重みと柔らかさがあるので、サイズ以上に主張せず、着る人の体に馴染んでくれます。

 

 

SURR 古川

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