過ぎる / Diary1256
6.9.2024

 

いつの事だかはもう思い出せませんが、このプロダクトと初めて出逢った瞬間に“なんて格好良いんだろう“と強烈に思ったことは覚えています。これによってヴィンテージミリタリーの世界,そしてフレンチミリタリーの世界,そしてフレンチワークやアンティークの世界をより美しいものとして明確に認識し今日に至っているようのかもしれません。

フレンチカルチャーにおいて航空関連専用とされる青みがかったレザーカラー、格好良過ぎる。ギアポケットとペンポケットとシガレットポケットの意匠性、格好良過ぎる。独特の襟形状、格好良過ぎる。機能性に特化していながら隠すことのできない美意識に溢れるボンバーシルエット、格好良過ぎる。このフランス空軍における飛行士のためのレザージャケットには一寸の隙もありませんのでこれまでもデザイナーの⚪︎⚪︎や⚪︎⚪︎がサンプリングしてきたなんていうお馴染みの分かりやすく甘美な、かつ現実問題惹かれずにはいられない謳い文句もこれまで散々っぱら言い伝えられてきました。

でも何言われたって仕方がないよ、格好良過ぎるんだから。

 

 

 

 

 

New, 70s French Air Force aviator leather bomber jacket

 

よりヴィンテージに興味を抱く分母が多くなっている今になって歴代最高峰のGOODコンディションという良縁過ぎる良縁と出逢うことができました。パッと見リプロダクトに感じられるほどですがしっかりと向き合って頂ければヴィンテージレザー特有の迫力と上質さと強靭な気配を止めどなく感じ取って頂けることと存じます。

ちなみに墜落して海の上を漂う時などに救助部隊からより確実に視認されるためレザージャケットの上に着用していたレスキューベスト(上の六枚の画像のうちの一番下、チラリと除く赤いのがそれです)が完備している個体との出逢いもこれが初めて。ファッションとして活用する機会は少ないかもしれませんが有事の際に役立つかと存じます。備えることは大切ですから。

 

 

SURR 福留

Copyright © SURR All Rights Reserved