モードのランウェイに初めてデニム素材が登場したのは1997年のジャンポールゴルチェと言われていますが、それよりも10年以上前にハイファッションの世界に初めてジーンズを定着させた先駆者ヴァレンティノ・ガラヴァーニ先生によるカジュアルコンセプト,Valentino Jeans。
当時のビジュアル、なんてアガルSTYLEムードでしょうか。格好良過ぎます。
弊店には様々なお客様がおられますが中には今のモードを産む立場の方々の複数名おられまして、彼ら/彼女らの今の表現にこれらValentino Jeansのビジュアルと切っても切り離せないどころか思い切り共通点を見出さずにはいられないプロダクトは複数存在しますし彼ら/彼女ら自身のスタイルがまさにそれ、デニムジャケットないしジーンズないしデニムジャケット+ジーンズ。そのエイティーズナインティーズのSTYLEムード,空気感,生地感が本当に本当に最高なものですから思い切り影響受けまして私も今年ついにデニムセットアップを着られるようになりました。そしたら一日に二回もお褒め頂いちゃったりなんかして滅茶苦茶幸せ、自身のスタイルを褒められることなんて滅多に滅多に無いものですから。
かねてより楽しんでいたアイテムが最旬になるというのもそれはそれで楽しいですね、今っぽさが全てではありませんが今っぽいというのは決してマイナスではありませんしTPOによってはとっても良い要素になってくれますもんね。ただただ好きでいつも通りデニムを着ていたら今っぽく捉えてもらえる、なんか得した気分。
産み出す側もデニム、産み出すものもデニム。このモードのムードこれからまた進化してほしいものです。
親愛なるValentino Garavaniで敬愛なるValentino Jeansですがプレーンデニムジャケットって本当に出逢えないんです、でも仕方ないですよね有無を言わせぬアイコンですから。LEEの名作プロダクトを正々堂々と御手本にしイタリア製の上品さと絶妙なワイルド感が同居するデニム素材を用いてシルエットをモードのボンバー型に再設計しパーツを再構築したオリジナルバランス、本当に猛烈に惹かれます。私は上のビジュアルを眺めて実物を眺めての繰り返しでずっと幸せ、ビジュアル眺めてテンション上がって実物眺めて惹かれての繰り返し。永久機関ですな。
New arrival 80s Valentino Jeans LEE-style bomber denim jacket
そういえば四つ留めのあの人もメンズの初期時代に定番で製作していましたねLEE-styleのデニムジャケット。彼はヴァレンティノ先生と違ってLEEオリジナルのシルエット感を採用していたので、当時のセールススタッフに真ん中だけボタンを留めて前縦がXになる着こなしを推奨していたとか。でも私は先生のモード解釈のボンバーシルエットの方が馴染みがあると言うか好みなのでLEE-styleはボタンを一番下まで留めるのが好きなんです、Levis-styleは真ん中二個三個だけLEE-styleは一番下まで。どんな着方がシックリくるか皆様も自由に捉えてみてください。
ちなみにサイズは44表記なのでXLからXXL、このボリューム感も同じく自由な解釈で是非に。
SURR 福留
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