Knit & Sweat / Diary1167
10.11.2023

 

遅くなりましたが先週の4日(土)とある事情により一定時間大変にカオティックな店内になってしまいまして、御滞在頂いた皆様方,御来店くださった皆様方には大変に御迷惑をおかけしたことを御詫びすると共に暖かい御配慮を頂いたことを御礼申しあげます。普段は時が止まっているかのような平行世界的閉鎖空間ですが、あの時はまるでカーニバルでしたね、店舗運営という意味合いにおいてはなんら普通の出来事ではあり変わらず心から有難いことではあるのですが、普段とは異なる世界観の慌ただしさとなってしまいました。皆様方、引き続き機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

先月に旅から帰ってきて一挙にニットプロダクトを御披露目させて頂きましたが、今日に至るまで大変に有難く喜ばしいことに沢山の旅立ちを見守ることができました。一挙御披露目の場合は往々にしてしっかりと確かな御縁を特にじっくりと時間をかけて結んでいきたい心持ちなので、現状はまだそれらからの御提案も可能ではあるものの妄想していたよりも駆け足で旅立ってくれ(皆様が御嫁にもらってくれ)ニットプロダクト愛用者であり“棺桶はカシミアで”を座右の銘とする私は本当に嬉しかったです。身体を暖め心を励まし、ホッコリとしたテクスチャーが人柄をグンと自然体に引き上げてくれ、ごく一部においては例え道端で偶然友人知人に逢った時“そういえば産まれたんだよ抱っこしてあげてくれよ”と新生児を託されても躊躇無いどころか積極的に触れ合わせたくなってしまうほどに上質な毛質を有するニットプロダクトの数々、引き続き一人でも多くに味わって頂きそれを日常品として実用品として向き合って自然体に楽しんで頂きたい限り、ということで若干数ではありますがニットプロダクトを改めて御披露目させて頂きます。

 

白カシミアにと特出した存在価値を感じてしまうのは私だけでしょうか。90年代maloの白、スタイルもプレーンと言うこと無しです。仕事頑張った自分への御褒美に。

 

こちらは特級のスコットランド産カシミアしか用いなかったBallantyne Cashmere社の最終期ピュアカシミアプロダクト。こういうブラウンは本当に綺麗です。

 

ケーブルニット憧れの強さと特に緑好きとあって思わずセレクションせずにはいられませんでしたが弊店は未だ新鮮ですヴィンテージラコステ。ファッションというよりもカルチャークロージングだと思っているので、それをファッションとして捉えた時良い意味で“それを選ぶ人”というムードが醸し出されるんだろうなぁ。

 

今回もやってくれましたジャン兄、しかもUomo最初期で特に特に濃くエグいです。前後一枚パネルのショールカラーデザインセーターって。

 

フレンチ・アノニマス・ハンドメイドの一品であり野性味の中にモード本国の息吹を存分に感じさせてくれる逸品です。

 

ダブルフェイスでピュアカシミアでリバーシブルのmaloクリエイション。本来であれば否定であったりネガティヴな言葉である矛盾ですがこれに関しては逆、と言うかこの生業において一番贅沢な言葉の表現ではないかと思います、“重いカシミア”。これ今どこが作れるんだろうか、こんな挑戦する会社あるのだろうかと、狂気を感じるほどに上質で贅沢なクリエイションでこれが当たり前になったら世の中の理(ことわり)が崩壊して太陽が西から上がるようになってしまうのではないかと思います。歴代最高峰。

 

 

 

そして今回はヴィンテージスウェットシャツも併せて御披露目させて頂きます。スウェットシャツ、私はほとんど着たことがありませんのでこれまでのDiaryでその旨書いてないか検索したのですがヒットしませんでした。あれ書いてなかったっけなぁ、スウェットパンツ(ジョガーパンツ)に関してはDiary1009で触れたし、初めてSURRでスウェットシャツをしっかりと編集したことはDiary356で書いていました。この頃はまだシーズンコンセプトを掲げて立ち上がり毎に一新していた時代、懐かしいなぁ。そう、私はスウェットシャツをほとんど経験しないまま今に至っているのです。Diary1009最後にある写真はその時のイメージカット的な位置付けで撮ったものなので印象深かったし好きな一枚なのですが、当時スウェットシャツのことはよく分らんなぁ…と思いながらシャッターを切ったことを覚えています。でも好きなスタイルでありプロダクトです言ってしまえばセーターと同じ存在価値だし実用性だし、でもこれまでBest Company以外で皆無に近いほど御提案してこなかったのは避けていたわけではなく単純に良いと思える出逢いがなかったからで私がこれまでに着てこなかった理由は同じくそれでした。ちなみにヴィンテージではなくハイファッションでは2002AWと2015SSで一目惚れしたスウェットシャツがあり後者は今でも私の最も大切な洋服ゾーンに収められています、ほとんど着てきませんでしたがそれが沢山着る気分になる日をずっと心待ちにしている大切な一着です。

 

そして前回の旅順にていつもお世話になっているパリのコレクターがそういえばこんなのもあるけどと提案してくれたのが今回御披露目のフレンチスウェット、慣れ親しんでいない私ですが僭越ながら文句無しと一目惚れしましたのでセレクションが叶いました。先日スタッフにエグくてSURRらしいとコメント貰えてガッツポーズした次第。

 

“プレッシャーを感じるのは好きではない”的な。

 

スヌーピーinフランス

 

デザイン性高過ぎなフランス警察トレーニングウェア。

 

デザイン性高過ぎなフランス陸軍士官学校トレーニングウェア。

 

ロジャーラビットinフランス。 etc.

 

 

 

 

 

 

New arrival,Knit&Sweat

 

Soft & Wetみたいで、いいね!

 

 

P.S. “重いカシミア”着てしまいました、もう凄過ぎて引いています。サイズ表記50ですが当時のカルチャーにおけるボンバージャケットの設計なのでだいぶとデカくて丸いのでほぼFREEサイズ提案が叶いそうです。しいて言えば身長170cm以上あればモアベターかな?と言ったところですが所詮は予想なので余裕で裏切ってくれそう。

SURR 福留

 

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