OldMoney / Diary1146
28.7.2023

脈々と受け継がれている感性でありコンセプト,オールドマネー。富を継承し続ける資産家たちの控えめだけど確かなエレガンスムードから、一見ノーマルだけど素材や職人技術や構築要素や着こなしによって確かに上品なファッション性、弊店は猛烈に猛烈に好みます。というか向き合うほとんどがそのベクトル。
ロゴがない,もしくはあったとしても見えない,もしくは土台と同色にするなど一目では分からない仕上げもその一つで、ヴィンテージカルチャーを御提案する弊店にとってはそれが“普通”となると、やはり近年のファッションアピールはやはり難しく感じるし選べずに、スタイル性しかりデザイン性しかり品質しかりが申し分なくオールドマネーが普通であったヴィンテージカルチャーに改めて惹かれ、やっぱりこっちだよねと特に強く思う日々が数年続いています。“そろそろオーヴァーサイズは”や“ロゴどんからの脱却”的な文言が既にファッション評論などで確認されていますが、オールドマネーも改めて存在感を増しているとかいないとか。

 

ロゴよりもラベルよりも奇をてらったデザインよりも素材感でゾクゾクしたい,職人技術力にドキドキしたい,構築要素にビックリしたいと思いながらヴィンテージカルチャーに向き合って年に数回買付の旅でヨーロッパ各国をぐるぐると巡っても当たり前のように出逢えるものではないので、遭遇した時には光り輝いて視えるものなのですが、こちらは本当に本当に光り輝いていました。

 

 

 


1995~1997年に製作されたPRADA Uomoクリエイションで驚くべきことに素材はピュアシルク、ビックリし過ぎて笑っちゃいました。特有の光沢感とテクスチャーと軽やかな着用感はもはや異次元で多くの人々にとって初体感のそれぞれではないかと存じます。こちらはファーストコレクション,1995AWの可能性が高くその場合はとある伝説的な職人が手掛けていることになりまして、現時点では確定させることは叶いませんが、私はそうだと思っています。

 

 

 

 

 

New arrival,1995-1997s PRADA Uomo pure silk plain trouser.

ロゴもデザイン要素もない、タック入りでさりげなくシャープなテーパードシルエットの、素材感と職人技術力が際立つ紛れも無くオールドマネーな,というかオールドマネーってなに?これが普通なんだけど?的な声が聞こえてきそうなほど圧倒的に完成して完結した確かなエレガンスのプレーントラウザー。どのようなマインドで現代の一着として向き合って頂けるか楽しみでなりません。
このレベルなんて贅沢は言いませんので、どうかまたゾクゾクドキドキビックリできるヴィンテージカルチャーに出逢えますように。あと元々のインスタアカウントの停止が解除されますようにと今の私は心の中で心から願っています。

 

 

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