デニムが穿きたい着たい / Diary1110
1.3.2023

15年前くらい前だったかな、とある催しが無事に終了したので自分への御褒美として買った503XXが私にとって本格的なヴィンテージデニムの始まりでした。それから時が経ち徐々に穿く頻度が減っていき、SURRが出来てコンセプト的に店頭では一度も穿かず、ある時から公私共に全くジーンズを穿かない日々が続いていたのですが、数年前からカジュアルを勉強することもあって昨年から猛烈に穿きたい着たい第三次デニムブームが私の中に沸き上がりました。ですので某メゾンのショーウインドウの前を通ったらヴィンテージデニムジャケットかかってるじゃんと思ったら最新のクリエイションだったりして、なんかテンション上がったりしていたものです。

しかしながら熾烈を極めて年々過酷に成っている“従来”のヴィンテージデニムの世界(ここでの従来は完全な私感になりますこと、御了承くださいませ)。SURRでもこれまでそれこそ501XXや606を不定期で御提案してきましたが、当時の価格帯での御提案なんてとんでもないぜぇな世界に成ってから既に幾年が経ちます。弊店はヨーロッパを旅して品々と出逢ってきたのでいわゆる“従来”の世界の本場は知りませんし今後も知ることはないでしょうし、もしかしたらその世界を知れば現状も熾烈とは思わないのかもしれませんが、今の私にとっては熾烈を越え最早関わることのできない存在になってしまいました。それこそあれです母親のカレー理論。20万円までは納得できるけど50万円100万円はちょっと、、、みたいな。滅茶苦茶最高に格好良いのは解かるのですが、その額面なら旅行してアレ買ってコレ食ってしたいなぁ、みたいな。単純に愛が足りないと言われればそれまでですが。もちろん50万100万も大正解な前提です。世界中できっと飛ぶように流通しているのでしょう。ちなみにMYファースト503XXは愛情を込めに込めて穿いていたので100万円積まれても手放せない一本に仕上がりました。それこそ最初は洗わずに一定期間穿いていざ洗う時はガス式乾燥機でなんてことも楽しんでやっていたものです。懐かしい。

 

 

 

 

 

いや、100万なら手放してアレコレだな。前言撤回。

 

でも第三次デニムブームに成る前に気付いていたんです、自分にとって申し分無く満足できるどころか“従来”のヴィンテージデニムよりも明らかに上質で同じく様々なスタイル性を楽しめるヴィンテージデニムの世界があることに。と言うことでヴィンテージデニムが穿きたくて着たくて仕方ない私は主にヨーロッパからそれらをかき集め、SURRの壁一面を埋め尽くすことにしました。

 

 

 

 

 











数年前から今ジーンズを穿く人が少ないなんてネットニュースをチラホラ目にした記憶がありますので、皆様方の中にも御興味皆無な御方も居られることと存じます。でも私、滅茶苦茶気分になってしまったんですデニム素材による5ポケットパンツのなんとも言えないミニマム感と完成された絶妙なダンディズムと単純な実用性と落ち着きが、ブーツとかレザーシューズに合わせたベタ中のベタだけど結局一番じゃね的なスタイル性が、カシミアセーター×ジーンズのこれ絶対に美味しいじゃん感が。もう楽しくって仕方がないのです。

 

 

 

 

 

New arrival,Vintage denim selection.

あー嬉しい。今日を待ち焦がれていました。23年の3月になったらやろうってこの絵を思い描き続けてきたんで滅茶苦茶テンション上がっているのですが、数点でも旅立ったらもう壁一面埋め尽くしが叶わなくなるので(おそらくは三点ほど)、テンション上がってはいるのですが冷静です。まぁ相も変わらず自己満足なんで、そんなもん。既にヴィンテージデニムをお楽しみの方もそうでない方も、ヴィンテージデニムに興味津々の方も僅かな興味の方も、機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

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