内面を現すアウター / Diary1096
13.1.2023

先にインスタグラムでは述べさせて頂きましたが、遅ればせながら明けましておめでとうございます。2023年が皆様方と皆様方の周りの人々にとって豊かで健康な一年になることを陰ながら願っております。今年も機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
私の年末年始ですか?はい、呑んでいましたが?例年通り牡蠣と蟹(共に生食可)を取り寄せて刺身や鍋や七輪で焼いて食べてましたが?

 

 

 

この度の新作ではスポーティーな着丈のアウターを編集させて頂きました。ウールのたっぷりとどっしりとしたコートも素敵ですが、バイカーSTYLEにせよアヴィエイターSTYLEにせよワークSTYLEにせよ、腰丈くらいでスッと収まってさっぱりとスッキリと着られて、かつしっかりと暖かいアウター類、趣味嗜好的に好きなんですよね。その機能性に特化したスポーティーな着丈を選ぶ実用的で利己的なマインドそのものが洒落ているというか何というか、いつからか思うようになりました。内面を現すアウターみたいな?

 

 


一見サッパリすっきり爽やかなLEE RIDERS型のデニムジャケットですが、キルテッドFULLライニングによってしっかりと暖かい一着。ライナーがどっしりとしたデニムジャケットはUSカルチャーにおいて周知の事実ですが、イタリアンクリエイションだとまた一味も二味も違って素敵。

 

 


まだプレタポルテは存在しないはずなのですが、、、。独自のクラフトマンシップとファッションへの情熱が具現化した狭間の一着。

 

 


私これ超好き。ジッパーが2重になっていますが内側はアタッチド・ファーライニングなので着脱可でマフラーを省略できる有用性と外せば春秋もサラッと着られる素敵構築。素材は上質なナッパレザー(ピッグスキン)で軽やかな着用感と美しい質感がたまらない一着です。手掛けたのはフレンチファッションデザイナーのエマニュエル・カーン。彼女もまた服飾史,特にプレタポルテの歴史を語る上では欠かすことのできない人物の一人ですが、例によってメンズクリエイションは特に稀有。

 

 


こちらもまたウールギャバジンのすっきりミニマムな見た目に反して、キルテッドFULLライニングによるしっかりとした防寒性が備わった一着で巨匠で鬼才で奇才なゴルチェ氏による90s初期クリエイション。余談ですが(こんなこと言っても仕方ないのですが)かねてより御世話になっていたゴルチェクリエイションを譲ってくれる唯一のコレクターさんがメンズの取り扱いをどんどん縮小してしまっていて(元々ウィメンズメインの方ではあったのですが)、我々の年数回のヴィンテージゴルチェの御提案が窮地に立たされています。うぅむ、これも時代か。

 

 

そして、この度の御披露目ではフレンチファッションメーカーCHEVIGNONの設立最初期から94年NAF Groupに買収されるまでの期間のクリエイションを4世代に分けての御提案が叶いました。アメリカンカルチャーとフレンチクリエイションを融合させた蠱惑的な数々、やはり並べて見ると違いを感じられて大変に興味深いです。


1993-2000s

 


1989s-1993s

 


1983-1989s

 


1979-1983s

 

 

 

以上、八方向に分布したスタイル。均一に御推奨させて頂きます。



私が着ると当時のムードと言うかゴリンゴリンと言うか。今回のシリーズも私よりお似合いになる方、沢山いらっしゃることと存じます。別に自分のスタイルもSTYLEも嫌いではありませんが、かと言って大好きというわけではありませんで。しいて言うならば与えられた乗り物として乗りこなしていくしかないかあまぁとりあえず気に入っとくか といったところでしょうか。皆様方も自身のスタイルとSTYLEを大好きにならないまでも気に入ってくださいませね。

あぁでもダブルのライダースジャケット着てゴッッッリーンってなる自分は結構好きです。

 

 

SURR 福留

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