お気に入り / Diary873
1.6.2020

 

 

Trousers collection 2020 と題しましてミリタリー・ワーク・デザイナーズ・メーカー・アノニマスと様々なジャンルから豊富に現状ご案内が叶う中、私的に私欲的に今回の Diary は着用時のシルエットに重点を置いてご紹介、ご推奨させて頂きます。と言いましてもトラウザーズに関しましてはウエストの実寸値では参考にならないケースが御座いまして。例えば同じ 30 インチでも構築によっては御人を選ぶと言いますか、其々骨格でしたり体格が異なりますので 30 インチでも 27 インチの骨格の方にフィットする、またその逆にハイウエストの構築でしたら実寸値より小さいサイズでもウエストにフィットする場合も御座いますで、ご参考下さればとお気に入りの 4 点ご案内させて頂きます。(悔しくも私には入らなかったスペシャルも御座いますのでお近くにお越しの際は是非に。)

 

 

90s Best Company jeans , embroidery hound dog

アメリカらしい正統的な 501 を参考にイタリアらしいしっとりとしたデニム素材。特徴的な中央へ隣合せに並ぶように配置された左右のヒップポケットがバックスタイルを美しく、セクシーに。ストレートなレッグラインとワンウォッシュボディに映える猟犬の刺繍。ファッションって言葉がある意味一番近しい生活や自然、日常を汲み取るデザイナー Olmes 氏のデイリーウエアに対する柔軟な解釈。
 

 

70s Levis sta-prest trousers oriental blue

黒タブ、BigE は置いといて、防縮・アイロン要らずがモットーである通称スタプレ。そう言えばアーガイルパターンのトラウザーズって無いよね。とメーカーの探求心が伝わる軽快なマテリアルに美しい織り。特有の微フレアなシルエットも排除したテーパードシルエット。履かなきゃ解らない絞られたスリムフィットとマテリアルの心地良さ。
 

 

early00s Stone Island garment dyed cotton trousers

90 年代中期から 2000 年代初期にかけての一本。オーヴァーダイ(後染め)を製品化した第一人者でもあるファウンダーの Massimo Osti 氏。くすむ朱色に 505 のようなスリムストレート、ボタンからリベットまで生産する妥協の無さ。懐かしい匂いのするカラートラウザーズ、今でしょと言いたい所ですが今後流行ることも恐らく無い、同社トップスの認知の高さに隠れたスタンダードウエア。
 

 

60s France anonymous flare jeans, Dead stock

インディアンのタグが付くアメリカのヒッピームーヴメントに影響を受けた?フランス製ブーツカットジーンズ。ボタンフライにややハイウエストな構築。フレアカットにハンマーポケット、ヒップポケットには ECLAIR ファスナーを配置する複合的なギミック。間違った解釈によるヒッピーなのか、純粋なフランス式ペインタートラウザーズなのか。つべこべ言っていますが丁寧な縫製、美しいカッティングには間違えないです。

 

まだまだ御座います。

 

 

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