Midsummer propose / Diary736
5.7.2019

弊店は例年において “ 真夏の御提案 ” がほとんど叶ってこなかったという誠に恥ずべき自負がございまして、それは私自身が冷えに弱いなどでそのような装いが不得手である点と、純粋に御提案したいと心から想える品との出逢いが希薄であるという点が理由として挙げられるのですが、先日から続く湿度に伴う過ごしにくい, ある種真夏の太陽よりも過ごし辛さを痛感する, この時期の辛さはお大袈裟でなく体調を崩しかねない、日々を体感致しますと、先日の旅においてこれまでにはない世界観の幅と数と以上な密度にて今期は “ 真夏の御提案 ” が叶いますこと、心から嬉しく想います。

 

 

毎度絶頂的な芸術観点からなる美意識を発揮してくれる “ 織りの専門家 ” 、存在自体はおそらくは定番の枠にて固定されているながら弊店にとっては選ぶという判断が極めて難解でありこれまでにほとんど御提案が叶わなかったため大変に喜ばしくなによりも幸運に想える1900年代初頭の “ 穿く麻 ” 、氏の表現においても特に前衛的であり結果的に現代と繋がることととなったイタリアンモードの王による “ 未熟と成熟 ” 、数年前から弊店を魅了して止まない独善性と品質に対する姿勢と実行力から成る時代に取り残されているようでどうしようもなく惹かれてしまう “ 中毒性 ” 、そして、彼女もまた伝説的なモードの立役者の一人でありながらその芳醇な略歴の中で1年と半分しか存在しなかったがために出逢いを願うことすらも叶わない, 出逢えたことが, そしてこのように御提案が叶ったこと自体が弊店にとって一つの “ 事件である一着 ” 。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

空間で御品と向き合うとこのような編集が叶ったことは 運が良かった以外の何ものでもない と改めて想うほどに私にとって真夏の御提案は難解な, 正直に申しあげますといついかなる旅であろうとも、出逢えることに期待心を寄せていない区分でして、“ 織りの専門家, 穿く麻, 未熟と成熟, 中毒性, 事件である一着 ” の計九着からなる御品と出逢えたことは、仰々しい表現となりますが私にとっては一つの奇跡です。

 

 

 

 

 

Newarrival. Midsummer propose.

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

//

Copyright © SURR All Rights Reserved