最近没頭している作家様の一作品の中で興味をそそられた御話が御座いました。全体を単純に三部割した第一部、宇宙、ビックバン、運命論、脳と意識は別、異空間etcを相当説得力をもって例説する内容が占めまして、其の中、ゾウリムシの御話。
水温25℃を好む単細胞生物ゾウリムシは、各々あちこちに移動しながら住み慣れた25℃のところに集まってくる。中には遅れてくる者や早く到着する者もいて、あるいは行き過ぎては戻り、戻っては行き過ぎる、といった行動を繰り返す。そしてゾウリムシの密集数が多ければ多いほど、ゆっくり動く者や派手に動き回る者などバラエティに富んでくる。遺伝子が全く同じ単細胞生物であるのに集団の数によって彼らの動きには明瞭な【個体差】が出てくる。つまり単純な生物は、集まれば集まるほど【自発性】が大きくなる。
本文ではビックバンから運命論、ゾウリムシ論を経て、人生という道において選択を続ける重要性を原子レヴェルで咀嚼したストーリーがまるっと例説にくるまれた数十ページ、其の中の一例を乱暴に抜き取りました。恐縮ながら記憶を頼りにタイピングしましたので実際はもっと美しい文章です。遺伝子が全く同じ単細胞生物であるのにもかかわらず、集団数が多ければ多いほど顕われる個体差=自発性、が集約と憶いますが、天地創造の終わりにヤハウェによって創造された我々でないと仮定するとゾウリムシの極致的進化の果てに存在している(今のところ)我々が、単純な生物ではない高度な知能を持ったニンゲンでありながら単細胞生物と大変近しい性質を有している共通性の発見と、集団数という自発性を高めるトリガーの存在こそ、例えばファッションへの追求を止まない人々や自身の編集に留意を寄せる我々男性、少なからず都会全域までとは謂わず,過ごす環境や身近の集団性の中で個を大切にしたい自然な想いも等しく、身なりを着飾る / なにかのメッセジを以て身に纏う 発信性も同義、自身が何を選択していくか、何を精選し、何を身に付け、どんなメッセジを宿し、人生をどう謳歌するか、根幹は近しくも考え得る能力こそ決定的違いであると憶いながら。それではまるでゾウリムシと比べ優位に立っているような考えも危険ではないか、いやまてゾウリムシに足下を救われるのか、ヤハウェとはいかに。
つまりは既に事を成していたearly1800sジョージア王朝時代からヴィクトリア王朝時代を経た英国の軌跡とビスポーク・リング / パーソナル・リングを御披露目させて頂きたいのは、行き過ぎては戻り、戻っては行き過ぎることがない完結性の極めて高いフィールドであろうと核心に近い想いをひっそりと寄せている事、集団数が多ければ多いほど爆発的威力を放つ比類なき存在性=珍宝である事実に抗いようは無く。都市生活の中で注文主の彼らに自発性があった明確な証拠と、個体差を意識した注文内容にビッグ・サファイアや巨大な忠誠心を大きさで表現したかのようなビッグ・ガーネットの選定を成し得た例えばの事実は豊穣かつ贅沢である以上に、注文主のゆっくりとした息遣いや派手な飲み方、バラエティに富んだ個性を物語として宿したパーソナルピースというのは引き続き,継続的に,静かにご提案させていただきたい【antique fine jewelry】 この度の御縁は、5個体のみの獲得で御座います。洗い込まれたジーンズ、フランネルトラウザー、仕立ての良いコート、よそ行きのテーラード、カシミアのニット、金無垢のリング。皆様にとって心地よい25℃と出逢うことが叶いますように、今日の話を終わります。
明日 12/21 ( 金 ) 12:00 より
New arrival, 1920s British 14K gold & dark sapphire bespoke ring
New arrival, early1800s Georgian about9K gold & bronze stone bespoke charm ring
New arrival, late1800s Victorian 9K rose gold & garnet bespoke ring
New arrival, late1800s Victorian 18K gold diamond & large sapphire bespoke ring
New arrival, 1930s France 18K gold pearl & red stone bespoke ring
SURR by LAILA 小林
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