男性性とモード / Diary446
17.9.2017

こう言ってはなんですが、ネイビーのトレンチコートなんてずるいですよ。格好良いに決まっているじゃないですか。

その反則的なほどの凛々しき紳士性を Hermes が表現すると最早完膚なきまでに叩きのめされるようなもので、さりげなくバランスを精査されたディティールデザインや、シルクのようでその実ウールギャバジンのマテリアルチョイスなど、言葉でなく感覚で認識できる暴力的なほどに美しい一着のコートと相成ります。

これは、前回のエントリーで小林が御紹介した一着にも通じるのですが、ファッションの世界にプレタポルテが生まれ、より男性性とモードが密になった創成期から全盛期にかけてのスタイル提案は、やはり良い意味で現代と比べて “ クラシック ” という要素が色濃く反映されるため、おのずとその出で立ちや居様には男性としての 強さ が圧倒的なまでに際立ちます。それを現代のスタイルにそぐわないとするか、その強さを自身の個として用いるかは、お人によってスタイルによってお好みによってそれぞれですが、SURR はこれまでもこれからも後者を圧倒的に御推奨し続けます。私は男性であれば楽しまずに過ごすのは勿体無いと心から想う要素が様々ありまして、男性的強さもその一つ。ゆえに SURR があります。

 

 

SDIM1655

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こちらはプレタポルテ全盛期であり、Hermesに純粋なメンズ部門が設立された最初期の一着。その濃ゆい鼻血が噴き出んほどの強さを御賞味あれ。

 

SDIM1655

70s Hermes trenchcoat

 

 

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