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明日、2月11日 ( 木 ) より、 SURR の 2016S/S フルコレクションをお披露目致します。
かねてよりモードの世界においてヴィンテージは、デザインソース, インスピレーションソースといった一種の教科書として存在し続けていますが、昨今、特に3シーズンほど前からでしょうか、その存在価値や意義が一層高まってゆくモードの流れの一つを感じていました。
デザインの分野で言えば、局部的に取り入れオリジナルの要素をほとんど感じさせない手法や、大々的にサンプリングしオリジナルの要素を活かす手法など様々ですが、近年後者がより顕著になっているように思います。何より、コレクションの全体像に “ ヴィンテージの空気感 ” を色濃く色濃く感じ、変化し続けるヴィンテージの捉えられ方がモードの世界において、より直線的な見え方と感覚に成っているように思いました。
ヴィンテージを尊敬する私にとってそれは、単純に嬉しく、純粋に楽しいことです。
ヴィンテージという世界観, 空気感は時に華やかで時に素朴で時に大胆ですが、基本的には様々な時代性や文化力と相まって “ 重厚感 ” があるものだと思います。そして、お客様方と接していると、その重厚感を現代のスタイルとして “ 軽やかに変換する ” という感覚的な行為が、今最もヴィンテージが求められている理由ではないかと感じています。
これまで SURR では、星の数ほど存在するヴィンテージを多面的に切り取り “ 編集 ” することに重きを置いて展開してまいりました。それを重要に想う気持ちはこれからも変わる事はありませんが、モードを感じていたら、 “ 素直なヴィンテージらしさを表現したい ” と強く想うようになったのです。



“ ヴィンテージらしさ ” というのは人それぞれですので、あくまで私というフィルターを通す形となってしまいますが、これまで念頭に置いていた編集性を一旦引き出しに納め、より素直で感覚的なヴィンテージの世界をご提案したいと思います。
しかしながら美的なものや創り手の心がこもっているものを好ましく想う気持ち、何より都会的であろうと想う気持ちは私の根幹ですので、それは欠かしません。
という事で2016 S/S コレクションスタートのテーマは “ らしさ ” です。今回も店内のほとんどが新作となりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

SURR 2016 S/S collection , Feb 11. on sale
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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立春を越えましたので、2016 S/S の新作を一部先行でお披露目させて頂きます。









これまで、ヴィンテージにおいての “ 編集性 ” に重きを置いて様々御紹介して参りましたが、来期は実験的な姿勢を強めて臨もうと考えております。近々詳細を書かせて頂きますので、宜しければお付き合いくださいませ。
先行のお披露目はいわゆるプレという取り組みでして、SURR はもちろん私がこれまでに携わってきた店舗展開において初めての試みなのですが、これも実験的な姿勢の一つと思い実現させて頂きました。定番化するか今回で終わりかは気分と感覚次第ですが、いずれにせよ僅かでもお楽しみ頂けましたら嬉しく思います。

SURR , Pre spring
SURR by LAILA 福留
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この度の新入荷は、主に過去着用者による愛着の形跡とその後の時の吸収によって、それはそれは相当に際どい個性を獲得した一着。生粋のメゾンピースでありながら、そこはかとなく Last people な出で立ちには、明治文豪の若き日の姿のような荒々しさと意欲と品位が同居しています。






ブラウンに潜むネップの極彩色によって味わい深い奥行きを獲得したテクスチャー。カジュアル・アプローチな素材感でありながら適切な判断によってエレガントに舳先が向けられた巧みな舵取りには、またも自然と背筋を伸ばして敬礼です。朴訥としながら精緻で技巧的なディティールデザインに、ストイックなほどにオーバーサイズなパターンメイク。

そう、本品は今期も心躍ってならない、そして来冬も恐らく、場合によってはそれ以上に心躍るであろうオーバーサイズにてご提案させて頂く一着でして、寡黙に鎮座する全ての要素は紳士的でありながら天真爛漫で、何より滔々とした際どさを主張する “ 個 ” の集合体。

late 70s Yves Saint Laurent , oversized wool coat
スタイリングによってモードにもトラッドにも振る事が出来ますが、いずれにせよ際どさのスパイスは効き続けてくれますので、飄々と颯爽に傾きつつも凛々しく、何より美的にご愛用頂けましたら幸いです。
SURR by LAILA 福留
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今回の御紹介は、同じく 99s Mens 1st コレクションより。男性が楽しむスタイルとして前回とは比較にならないほどのオーセンティックを秘めた一着です。

ペンキコーティング、タトゥーコレクション、シガレットショルダー、フーシア、ドールコレクション、仮縫い、トアール、フラットガーメンツなど、古き良きを解釈したうえでの独創的で革新的なデザイン, スタイル, アプローチを経て世に放たれた MENS コレクションが、従来とは驚くほど異なる究極的なスタンダードナンバーであったこと。そして同時期に、歴史が裏付けるトップメゾン, Hermes のクリエイションを担っていたこと。この二つに相互性があるかはどうか定かではありませんが、マルジェラが歩んできた道のりは私にとって超自然的に感じ、非常に心地良く合点します。
独創的な WOMENS を仕掛けていたからこそ MENS 1stがオーセンティックに成ったのか、ゆくゆくオーセンティックを表現する事を心に決めて取り組んでいたのかは推測の域を出ませんが、私が想うにマルジェラにとって男性の答えの一つがオーセンティックであることは、最初から決まっていたのではないかと思います。
前述の独創的なデザインの数々も紐解くとスタンダードに帰還し、ファッションの歴史にリンクします。それを自分なりのフィルターを通して表現した結果、大胆なスタイルになったとしても、氏にとってはあくまでオーセンティックだったでしょう。だからこそ異なるように見える MENS のオーセンティックも、結果的に Maison Martin Margiela として認知され、人々を熱狂させてきたのです。




その第一歩の一つとなったコートは、表立った “ ブランドの主張 ” は一切ございません。前回と同じく極めてマニアックな箇所で発揮されてはいますが、まず認識されないでしょう。セットインスリーブのエレガントでフォーマルで静かな MENS スタイルですが、本当にさりげない塩梅のオーバーサイズ・パターンやアームの長さ、少々違和感を覚えるほど確信犯的な着丈の短さなど、オリジナリティ溢れるスタイル提案が満載です。それを上質なウール&アルパカの起毛テクスチャーで輝きを纏わせることで、最終的には無機質なほどのオーセンティックでありながら、その実どこまでもマルジェラらしい表現が成り立っています。
なお、余談ではありますが、肩線とアームの縫い合わせが一直線に繋がるディティールデザイン。着用時に違和感的なアイキャッチとなるこれはドールコレクションで行われたアプローチと同一。それまで歩んできた道筋を刻むさりげなさには、相も変わらず舌を巻いてしまいました。



99s Maison Martin Margiela , wool & alpaca coat
御存知の方も多い事と思いますが、マルジェラの初期作品は既にアーカイヴとしての地位を獲得しておりますので、その意味合いでも判断材料としては充分ですが、やはり私としては、最善のリアルクロースとしてお認め頂くのが一番光栄に思います。既に現段階で既にコートそのものが人と同じパーソナリティを獲得しているとすら感じさせてくれますので、袖を通す事で貴方のパーソナリティと混ぜ合わせ、そう遠くない未来に自分自身として頂けましたら、至極御同慶の至り。
SURR by LAILA 福留
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自らに芽吹きモードシーンで発展を遂げた革新な発想力を糧に、教科書であるヴィンテージへの敬意や誠意を色濃く反映させたマルタン・マルジェラ MENS 初期の世界観。個人的な主観ですが、大体2003年までがより顕著に思います。まるで氏のクローゼットにひっそりと佇むヴィンテージ・ピースを忠実に再現したかのような極地的にオーセンティックの数々は、それまでに行っていたコレクションとある意味真逆なベクトルでしたが、だからこそ、熱量の大きさを感じさせてくれます。
先日の新入荷から御紹介させて頂くのはその中でも特に振り切った、良い意味で異端的な一着です。



リアル・シープスキンのムートンという驚異的なスペックを秘めたベスト。素材特有の獰猛なエレガンスを収める器は U.S. ヴィンテージそのものと見紛うほどのタフさを備えた質実剛健なスタイル。しかしながらライダース・アプローチの前立てや色調のコントラスト、スリムに調整された身幅やダブルジップ・ディティールなど、マルジェラならではのマニアックかつ繊細なモードエッセンスが存分に注ぎ込まれた意欲的かつ挑戦的な逸品です。
初期はいわゆる四つ留めステッチが表に出ていないモデルが数多く存在し本品もそれに該当致しますので、一見マルジェラと気付かせてくれる要素は皆無。マルジェラが求め続けた無記名性がより濃く反映されているのも特徴であり大きな魅力ではないかと思います。なお、唯一マルジェラらしさを感じる要素がございまして、それはセブンティーズライクなラペルのサイズ感なのですが、初期作品を相当数目にしていないと気付けない事と思いますので、御自身だけの愉しみとして御認識頂けたらと思います。

99s Maison Martin Margiela , mouton vest
コート、デニムジャケット、ライダースetc。様々なアウターを更に包む込むアウトフィットとしてお楽しみ頂ける逸品です。そのレイヤードはきっと気取らず自然体なリアルパーソナリティ。



“ こんなに寒かったら、羽織らずにはいられないさ ”
SURR by LAILA 福留
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ファッションに対しての敬意と誠意と、何より意欲をより力強く感じさせてくれる MENS 1st コレクション。削ぎ落としと独自性で新たなモードを手繰り寄せた確信犯的革新デザイナーの初期衝動を新作にて。





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以前にも書かせて頂きましたが、メゾンヴィンテージのほとんどは WOMENS アイテムです。その事実は別段問題なく、ファッション歴史, 特にモードの歴史は女性のために積み重ねられたものですので、そう在り続けるべきで、だからこそ豊かな発展と芳醇な広がりに繋がったのだと思います。
いわゆる MENS メゾンヴィンテージと言いますと、スーツやシャツといったフォーマルなアイテムに限られます。それは60 – 70年代のプレタポルテ発足から全盛にかけては特に顕著なのですが、これまでに2着のみその時代の MENS メゾンヴィンテージに出逢う事が出来ました。( うち1着は昨年のこちら http://surr.co.jp/archives/3459 )
ようやく出逢えた3着目の MENS メゾンヴィンテージ。それはムッシュ・サンローランが人生を掛けて行ったクリエイションにおいての指標とも言えるスタイルの、モードのお手本たる一着でした。
1962年の YSL 立ち上がりから2002年の引退まで。約40年間という長きに渡ってモードを牽引し続けたムッシュは、数多くのデザインやアプローチを打ち出し、世の中に新たなスタイルの旋風を巻き起こし続けましたが、その中でも特に代表的と言えるルックの一つがミリタリーです。昨今においては至極当たり前の世界観で、目にしないシーズンはありませんが、元々着飾るためのファッションではないミリタリーの要素をモードと大々的にコネクトした先駆者がムッシュでした。
写真集やネットアーカイヴなどで数多く目にする機会があり、 LAILA VINTAGE でも稀に実物を御紹介させて頂く事のあるサンローランのミリタリールック。モードの歴史において欠かす事の出来ないアイコンであり、私としては分岐点の一つとすら思っているアイテムでして、本品を右前の合わせにし、ボタンなどの装飾品を豪奢にするとそのまま WOMENS のそれに早変わりするほどの象徴性がこの一着には注ぎ込まれておりますが、そこはやはり流石のサンローラン。精密で繊細なアレンジが随所に注ぎ込まれております。






力強いショルダーラインに厳正なるモードを感じさせつつコンパクトなウエストラインに微塵も違和感無く繋がる、男性のボディラインに配慮の限りを尽したパターンメイク。一見ワイドなアームもその身頃と絶妙なバランスで成り立っており、全体を一つの物語として捉えた時の起承転結は完璧とも言える美しさ。ゆえに男性にとっていささか難解に思われるショートジャケットでありながらも、申し分無く上品かつ力強い男性性でお楽しみ頂ける一着に仕上がっています。
デザインソースはイギリス軍のバトルドレスジャケットでしょう。お手本に忠実でありながら完全なるオリジナルピースと言える成り立ちは、“ これぞデザイン ” 、“ これぞモードのお手本 ” と心から称賛出来る仕上がりで、ムッシュという才能の尊さを再確認させてくれます。

モードの歴史を培ったメゾンヴィンテージにとっての、シンボルとも言えるサンローラン WOMENS ミリタリールック。それと密接な通じ合っていながら、どこまでも男性的にリ・デザインされ仕立てられたプレタポルテ全盛期のサンローラン MENS ミリタリールック。

70s Yves Saint Laurent , prêt-à-porter military jacket , mens
過去出逢ってきた2着も見事でしたが、それ以上にムッシュの魂を濃すぎる程に色濃く感じさせてくれる一着です。幻と思えるほどに出逢えないのも、これでまた納得出来ました。
紛れも無いミュージアムピースですが、いつもの通り SURR は現代の街中で颯爽と着こなすリアルクローズとしてご提案致します。
SURR by LAILA 福留
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旅はいつでも一期一会で全てが掛け替えのない時間ですが、今回は格別に衝撃的だった出逢いとその一着を御紹介させてください。
弊社が今も運営し続けていられるのは皆様のご愛顧あってですが、その中でも最も重要な要素は “ 人と人との繋がり ” です。一人が知ってくださり、その方が一人を御紹介くださる。これこそ継続の根幹なのですが、ヴィンテージを探し求める旅もまた人との繋がりが極めて重要です。ヴィンテージにとってその不確定性は不変であり、ゆえに私自身も含めて魅了され続けているのだと思います。
この度も、人の御縁あって知り合う事が出来たパーソナルコレクター。物のやり取りを生業としない高純度なファッショホリックならではの “ 個 ” に振り切ったプライベート・コレクションから譲り受ける事が出来たのは Top of Top な一着でした。






ラムレザー・ヌバックと総裏のシルクという有り得ないスペックのレザーシャツ。これまでの経験や感覚を一切合切クリアにするほどの存在感に圧倒されながらも、自らを奮い立たせ細部に注視すると浮かび上がる “ アメリカン ” で “ セブンティーズ ” な匂い。トップメゾンだからこその最上級マテリアルと熟練の職人技術を惜しみなく駆使して仕立てられた究極のスタンダードに、極めてさりげなく注がれる一種のアンダーグラウンドのバランスは、トレンドに目を向けるのではなく、メゾンが長い歴史で培った品位を大切にし続けているからこそ成り立つのだと感じます。



正直に申し上げると、第一印象は “ 怪物だ ” でした。ファッションを純粋に楽しむ, スタイルを探求する, 職人技術に敬意を払う, クオリティを追い求めるといった、メゾンの存在意義やクリエイションの根幹を具現化した怪物だと思い、心が震えました。

Vintage Hermes , leather shirt
色調、テクスチャー、フォルム、スタイル。全てにおいて100点を掲げられる一着。スリムなパターンですのでジャストサイズでもオーバーサイズでもご提案させて頂きます。
ここまで書いておいて申し訳ありませんが、正直感情の全てをうまく言葉に出来る気がしませんので、ご興味頂けましたら是非実物から感じて頂きたいです。とにかく私はこれに袖を通す時間全てがきっと掛け替えのないものになるのではないかと思わずにはいられません。そのように感情を喚起させてくれるファッションアイテムは、尊いです。
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ムッシュのアイデンティティーとメゾンの美学が特に色濃く反映されていた 60-70s イヴ・サンローランのテーラードジャケットは、バリエーションの少なさが遺憾ともしがたいメゾン・ヴィンテージの MENS アイテムにおいては勿論のこと、長い歴史において様々仕立てられてきた様々全般を見渡してもなお、優先的にご提案したいジャケットの一つです。
身体を立体的に包み込む構築、スリムながら負荷の少ない軽やかなフィッティング。正真正銘に紳士的でありながらも、極めてほんの僅かながらの女性性を一滴加えているかのような繊細な色気は、やはりモードの “ 帝王 ” だからこそのバランスだと思います。
それがコーディュロイにて表現されるという極めて興味深いアプローチ。沢山のサンローラン・テーラードを目にしてきましたが、その中でも良い意味で異端的に受け入れられる本品は、前述の妖艶さとヘヴィーデューティーのコンビネーションによって、特別な一着としてお楽しみ頂けるのではないかと思います。





“ コーディュロイの極地的なダンディズムとムッシュの不変的モードの調和 ” 魅力はとにかくこれに尽きます。明確な旨味成分と柔和な旨味成分のそれぞれがぶつかる事なく馴染んでくれておりまので、それと同じように様々なスタイルに馴染んでくれる事と思います。私は一先ず、ニュートラルカラーのショーツと合わせる Spring スタイルまで妄想致しました。


70s Yves Saint Laurent , corduroy tailored
希少な 36size フィッティングですので、少しでも琴線触れられましたらこの機会にお試しになられてみてください。
生地, ディティール, パーツ, 縫製。いつまでも輝き続ける “ 上質さ ” をこれからのリアルクローズとして是非。
SURR by LAILA 福留
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元々は軍用に開発された外羽根式のダービーシューズのフォーマルとは異なる実直さ, 剛健さと、何よりもタフな実用性ならではの静かなエレガンスには、はなはだ心寄せられて参る日々。

名作揃いの J.M.Weston ダービー・シリーズより御紹介するはプレーントゥ。要素が少ないからこそ求められるポテンシャルはやはり、革の鞣しから製造までを一括して行っていた同ブランドだからこそ心の底から存分に申し分無しでして、今や KING OF MAISON にも皮革を提供するに至ったクオリティランクは時代を遡るとより顕著となるという一つの解釈も、これを目の前にすると納得出来ます。


ともあれ、充分に重厚な出で立ちと相見える実務的だからこその逆説的色気を心置きなくお楽しみ頂きたい一足です。

70s J.M.Weston , derby shoes



盛り込まれた妖艶性と共に味わって頂ける英国職人の技術力。その探求心と実行力は足を入れて頂けばすぐに御体感頂けるのではないでしょうか。
極地的な個性を秘めていながらも落ち着いたその成り立ちは、やはりそれぞれの構築が伝統と格式に基づいているからでして、色気という認識が地層のように時間を掛けて積み重なったからこそ、圧倒的な説得力を内包しているのでしょう。

80s John Lobb , tassel & brogue loafers
恐ろしいまでに細やかな肌理。良質なコンディション在っての出で立ちではありますが、それ以上にレザー・クオリティが驚異的な逸品を今は無き名作フルブローグにて御紹介出来るという御縁。嬉しく思います。

極めて極めてささやかながら確信犯的に強調されたトゥの丸み。真っ当に打ち込まれた穴飾りのコントラスト。 熟練英国職人によるフルブローグは、“ これぞ ” と思わず膝を打ちたくなるほど心地良い、至極正統な属性ではないでしょうか。
何より前述の通り、恐ろしいほどに上質な革。しなやかさと強さのマリアージュ, だからこその立体美と輝きには心震えます。良い靴を履く重要性は皆様ご存知な通りと思いますが、その影響力はいかほどなのでしょうか?


それはおそらく数値化と可視化は不可能でしょう。が、躍る心は誤魔化す事が出来ませんし、そもそも誤魔化しちゃあいけません。

90s John Lobb , “ Seymour ”
以上、レザーシューズの新作より抜粋させて頂きました。
御存知の通り全て1サイズの1点物となりますので、機会御座いましたらお試し頂き、御縁御座いましたら是非にと思います。
SURR by LAILA 福留
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昨日をもって2015年の営業が終了致しました。
本年度も沢山のお客様方にご愛顧頂き、感謝の想いで一杯です。店という空間を介してファッションをお伝えするこの環境において、皆様と向き合いお話出来る時間は私にとって掛け替えのないものであり、その全てが何よりの原動力となります。
この大いなる謝意を胸に、少しでも皆様の生活がより豊かになるお手伝いが出来るよう一層精進致します。
御来店くださった皆様、サイトをご覧くださった皆様、心より御礼を申し上げます。
2015年12月30日 福留 健太
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2016年の営業開始の 4日 ( 月 ) より新作のレザーシューズを多数お披露目させて頂きます。

様々な要因が入り交じるがゆえ現状よりも上質なレザーのクオリティと、現代にも引き継がれる熟練工による手仕事の温度。いつまでも心惹きつけ続けるそれら不動のコントラストを様々な角度から御体感頂くべく、編集致しました。





聞きしに勝る名作から今は無きヴィンテージモデルまで、全てがシンデレラシューズ。
新年を新たな一歩から始めて頂けましたら、幸いです。

New arrival , 70 – 90s Vintage leather shoes collection ,
John Lobb , J.M.Weston , Hermes , Gucci and more.
SURR by LAILA 福留
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本日を除くと残り 3 営業日となりました SURR の2015年。エンドロールを急激にクレッシェンドしてくれる Newarrival は、久方ぶりの新作ご案内となりますドリス・ヴァンノッテン。
現代とは異なり、ドリス本人が手掛けたクリエイションの濃度と完成度はやはり圧巻で、彼も技術や感性を先人達から引き継ぎ、モードの歴史を積み重ね続ける才人の一人である事を再確認させてくれます。




イタリアより最高品質の獣毛を選別し織り連ねていたとされる初期のニットウェアは、現代のものとはある意味で比べる事の出来ないクオリティを誇ります。その素朴かつ王道的な織りの技術は、素朴かつ王道であるからこそ現代では生み出す事が難しいロストテクノロジーの一種で、ゆえに何処をどう切り取っても溢れ出る高級感と、アーカイヴ LIKE な民族調 MODE アプローチをご満喫頂けると思います。
貴重なカーディガンをセレクトできたのも、喜ばしい限り。


” デザインソースをしっかり感じさせながら ( 匂わせながら ) 、自分自身のクリエイションとして、オリジナルピースとして成立させている ”
数多存在するデザイナーやクリエイターを自分なりに捉える際、設けている考え方です。このオリジナリティが高ければ高いほど私は強く尊敬してしまうのですが、言うまでもなくドリスも申し分ありませんでして。
海軍の名作コートを教科書にするにあたって、オリジナル以上にヘヴィーデューティーなメルトンで仕上げつつも、その実は柔和で繊細なテクスチャーであったり、ディティールやパーツの質感までも忠実でありつつも、その裏に強烈なモードなパターンメイキングを注ぎ込んでいたり、タフな裏地かと思いきや、それがオーヴァーサイズのシルエットを決定付けていたりと、繊細で綿密な哲学と手間が注ぎに注がれた一着。
仕上げは、古き良き仕立ての一種でありユーザーカスタマイズの一種でもあるラペル裏地のカットオフ。ミニマム・スタイルの中に作為的に隠されたであろう底知れぬ美意識を、是非とも自然体でお楽しみ頂きたい渾身の一着でございます。



Newarrival, 90s Dries Van Noten collection
皆様、素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ。
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純粋なテーラー, 国家管轄のユニフォーム, 英国王室直属海軍, そしてメゾンクオリティ。年代は1936年から1990年代中期まで。
同じ “ 仕立て ” の区分でありながら余りにも異なる装いですが、それぞれ何かしらの要素に純真無垢な正統性がございますので、いずれにせよエレガントなベクトルでして、だからこそ着ると知覚が痺れる心地良さを覚えます。
様々な時代, 目的, 美意識に則った仕立ての在り方を今の起爆剤として。痺れて頂けましたら御同慶の至り。
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凛々しいコートも素敵ですが、背筋が伸びるテーラータイプも SURR にとって大切なアウターウェア。
様々な目的に則した実直な才色兼備で、一層芳醇な冬支度を。

Newarrival, antique & vintage tailored outerwears
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長くやっていても、時に “ 初めての衝撃 ” に出逢う事が出来ます。頻度は高くないものの、やはり各分野, 各文化が長い時間をかけて培った積み重なりは奥深く、例え何十年専門家として生業にしていようとも全てを見尽す事は叶わず、いつまでも心震わせてくれます。
その衝撃は時に直情的に手に入れたくなり、時にそのまま記憶するに留まり、時に取捨選択に迷う事がありますが、私にとって全てが本当に大切な瞬間です。特に、迷うという出来事には重きを置いておりまして、諸々の兼ね合いで難しさを感じながらも惹かれてしまうという感情の錯綜は、やはりどうしようも無いほどに楽しく思うのです。ネガティヴ要素を覆すほどの求心力は、滅多にございませんので。
ロンドンの田舎町に住む “ 仕事としてではなくライフワークとして心底楽しんでいる熟練のヴィンテージコレクター ” から譲り受けた一着は、驚異的な衝撃を私に与えてくれました。諸々の兼ね合いの中には 『 これを認めてくれる人がいるのだろうか 』 という疑問符も、正直に申し上げてあったのですが、それら微弱な懸念を跡形もなく吹き飛ばすほど “ 濃密なモード ” を感じましたので、悩みつつもほとんど直情的にセレクトしていました。私にとってこのモードを連れて帰らないという選択肢は、結局は初めから無かったように思います。
そもそも、 『 これを認めてくれる人がいるのだろうか 』 というアイテムを皆様にご提案するという行為が、私の生業において重要度が高いのではないかと強く感じます。それこそ仕事ではなくライフワークに近しい想いです。着る人が限られる, スタイルが限られる。難解だからこそ編集する意義があり、提案する価値があると心から想うのです。






その特殊性ゆえクリーンナップに膨大な時間を費やす必要がありましたが、ついにお披露目の準備が整いました。

とあるコート
SURR by LAILA 福留
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この度の新入荷からは、浅学な私ながらバブアーの中で最も珍しいと認識しております一着を御紹介させて頂きます。
80年代中期の約3年間しか製造されなかった事もあって、その詳細には未だ様々な謎が包まれているモデルですが、やはりバブアーの理念と美学が詰まっておりますゆえ、プロダクト・ピースとして圧倒的な存在感と存在意義を内包する一着です。






モデル名、“ The Military ”
他に類を見ないDPM迷彩による総柄バブアー。一見同ブランドには見えない驚異的なテキスタイルとその名称からイギリス軍の特注品という説もある一着ですが、様々な推測と、何よりこれを譲ってくれた英国紳士の意見を総合的に鑑みると “ 一般向けに販売されていたモデル ” であると考えられます。しかしながら紳士曰く、当時の軍に所属していた人々からも高く支持されており、彼らはわざわざ自費で購入していたそう。
バブアーにおいての様々なモデルの中でも特出して圧倒的な希少性を誇るモデルですので、これに出逢う事が出来、紳士より譲り受ける事が出来た私は本当に幸運でした。
見事なまでに刺激的で、ある種アヴァンギャルドとも言える一着ですが、各所にバブアーのポリシーが存分に詰めこまれており、着用時の利便性, 快適性とそれに比例するスタイルの芳醇さは筆舌に尽くし難く、イギリスという国のもと育まれた同国だからこその美意識には、畏敬に近しいほど尊敬の念を抱きます。

80s Barbour , The Military
今一度申し上げますが、利便性, 快適性は完璧に近いほど。そしてスタイルは Tough であり Utility であり、底知れぬほどに Elegant 。
趣味趣向は様々ですが、それに沿っておられるのであれば間違いなく、またご興味頂けるのであれば必ずや御満足頂ける一着だと、不肖福留、革新的なほどに確信致しております。
SURR by LAILA 福留
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現代的な目線か否かは別としても充分に刺激的で個性に満ち溢れた面々は、1970年代という幾何学模様やモチーフが豊かであった時代に則って生まれたテキスタイルデザイン。どの角度から見ても充分過ぎるほどユーモラスなアニマルシリーズは、良い意味で作為的なパーソナリティの演出に相応しく、タイという伝統的な装飾だからこそ際立つというもの。



遊び心存分ながらも可愛らしさだけで済まされないのは、やはり Hermes だからこそ選択できる肉厚なシルクのテクスチャーと、素材が上質だからこそ実現できる色調あってのもの。ゆえにファッションに精通した大人が楽しんで然るべき装飾性だと私は強く想い、出逢えた興奮をディンブルに挟んで Paris より連れて帰った次第です。

70s Hermes , silk tie “ animal Series ”



カレ・デザイナーの中でも古株で、半世紀以上デザインを続ける Cathy Latham による一枚、 “ Oiseawx Migrateurs ” は、彼女の作品の中でも異彩を放っているように思います。
数多の作品を生み出している彼女ですが、実際は決して仕事が早いというわけではなく、一枚のデザインを仕上げるのに膨大な時間を費やす事で知られており、だからこそ本作もユニークなモティーフを取り入れながらも精緻な構図バランスによるエレガンスが両立しているのです。


まとめた際のテキスタイルバランスは絶妙に控えめ。ながら時折り除く顔や羽といった象徴的な要素による圧巻の存在感と、心地良くてならないカラーバランスを存分にお楽しみ頂きたいです。
なお今回は、彼女の代表作である “ Les Clés / 鍵 ” もセレクトしているのですが、らしくなさにどうしようもなく惹かれ、この一枚をピックアップさせて頂きました。



そして、初代カレ・デザイナーである Hugo Grygkar の一枚も、この度セレクトする事が出来ました。
作品名 “ Ex libris ” は、タイトルの象徴性と Hermes で最も代表的なモティーフの “ 馬と従者 ” が描かれている事からもお分かりの通りカレにおいて重要な位置に属する一枚で、 2015 A/W の新生ナデージュを筆頭に、幾度となくデザインソースとされたサンプリングされた紛れも無い名作です。


具象性ならではのテキスタイルバランスと絶妙なトリコロールカラーは、いかなるスタイルにおいても圧倒的なコントラストを発揮。個人的に広げた時の芸術性を特に感じる一枚ますが、だからこそ日常的なスタイルにおいて、静と動にてお楽しみ頂きたいと思っております。



数あるそれぞれの中から抜粋にて御紹介させて頂きました。
いずれにせよ感覚的にお認め頂けましたら、幸いに思います。
SURR by LAILA 福留
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圧倒的なユーモアも伝統的なモティーフも大胆なジオメトリックも全て、長い歴史とそれに伴う品位の中で培われ、凝縮された世界観。
言わずもがな創り手は大真面目、編集する我々も然り。皆様には、直観に則って素直にお楽しみ頂けましたら至極幸いに思います。






70-90s Vintage Hermes , シルクによる装飾のご提案
詳しくは明日。
SURR by LAILA 福留
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新入荷より、同じく “ 紳士の小物 ” としての編集にて2点御紹介させて頂きます。

通常であれば有り得るはずのないヒールを貫通したドリルホールの仕様。そればかりかネガティブな要素になるそれこそ、本品が “ 正式 ” である事を示すギャランティ。
ミリタリーという区分において限られた地位の人々のみが愛用していたそれは、通称 “ ジョージ・ブーツ ” の名で親しまれたノーサンプトンの職人による正真正銘エレガントな一足。厳密なフィッティングに精緻なフォルム、そして高めのソールから醸し出される出で立ちは、数多のハイメゾンと思って頂いて然るべきミニマリズム。



食の分野において、 “ 口に入れる前から美味しい ” もしくは “ 口に入れた瞬間すぐ美味しい ” というご経験はお有りでしょうか。本品もある種のそれでございます。

80s British military , officers George boots

“ 革靴の至宝 ” と言って概ね差し支えの無い存在において、レディーメイドラインが開始された最初期から存在する名作, FOULD 。修道士の靴を原点とする紐を要さないフィッティングのモンクストラップが特徴の本品は、デザインと言える要素がその象徴性のみでありながら、圧倒的な存在感を誇ります。
その要因はやはり職人による高貴な手仕事。純真無垢かつ高い水準によってのみ成立する “ 美意識の具現 ” は、見ていて心が締め付けられるほどに惹かれるのですが、そういえば恋とはこんな感覚だったでしょうか。どうだったかな、福留少年よ。




90s John Lobb , FOULD
“ 人を見る時は足元から ” という印象基準がございますが、ある一線を越えたらそれすら野暮になる。
のかもしれませんね。乾杯。
SURR by LAILA 福留
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