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GW2022-3 / Diary1049
2.5.2022

いったい何度繰り返せば気が済むのか。いったい何年同じようなことを口しているのか。その度に頭に去来する自問ですが、それと同時に思うのです、きっとこれからもずっと繰り返し同じように口にし続けるのだろうと。第何次か分かりませんが、ジーンズ/デニム素材MYブームが少し前から訪れています、私。だって定期的にステキジーンズの御客様がお越しくださるんですもの、良い意味でその世界にどっぷりと属さずに自由気ままなテンションで抜粋し、良い意味でその世界とは別の世界と組み合わせて“自分”になさっている、良い意味で雑食で混沌とした嗜好と思考の方々が。そういう御姿,スタイルを目の前にするともうだめですね、瞬間あっ明日ジーンズ穿ーこうっとって思っちゃうんですよ。

 

ここ何年かはそうなってしまったら1本のヴィンテージリーバイスをメインで穿いています。タイト,ジャスト,ルーズなど様々なサイジングを愛用してきましたがそれはどちらかと言えばルーズ寄り。フロントポケットにノンストレスで手を突っ込めるサイジングでしっかりとダメージとリペアがあるXXなのでガッツリとどっしりとムンムンのヴィンテージムードですが、雑な気分で捉えて雑なフィッティングの感じがその他のワードローブとマッチする気がして楽しいです。まぁこれは完全に気分なので後々に変化(変遷)する可能性の方が高いですが、それもまた一興。

 

ヴィンテージジーンズ、ことリーバイス社においては年代と予算の論点はとても重要ですし、変な言い方ですが厄介ですね。皆様も御存知な通りXX,BIG E,Small e,Red lineなど幾つか分布する中で先頭のXXエイジにおける予算の厳格さと残酷さと、それに伴う存在感と奥行と重厚感と格好良さとetc.etc.悩ましい存在で厄介な格好良さ、それがヴィンテージリーバイスにおけるXXエイジという存在ではないでしょうか。
“それがどう”かの判断基準は人ぞれぞれ。あくまで市場は市場なうえで判断はその人次第ですから、同じく弊店にも“それがどう”かの判断基準がそれぞれにございます。リーバイスという存在,XXという存在,そもそもにおいてジーンズやデニムアイテムという存在などなど。コレクターの基で出逢えたとて、その人物の判断と弊店の判断がリンクしなければ幾ら魅力的であろうと手に入れることはできませんし、致しません。ということで本当にずっと出逢えていませんでした。厳密に言えば出逢えていても手に入れることが、お客様に御提案することが叶いませんでした。悔しかったし悲しかったけど仕方ありませんね弊店の判断基準がありましたから。ですので嬉しいです、久しぶりのXX(正しくはXXZのジッパーモデル)の御提案。

 

 

 

 

 





ウエストとレングスのバランス,エイジングの仕上がり感,そして当然ながらリペアに惹かれました。弊店なりにモードとマリアージュできるか?同世界観ではない異物と雑食にカオティックにマッチするか?を軸にセレクト致しましたので、どなたか様の判断基準とリンクしましたら幸いに思います。あとは良い意味でヴィンテージリーバイスという巨大な世界観に呑まれずに着用者のスタイル性を引き立たせられるかなのですが、それは実物を目の前にして頂かなければ解りませんので。

 

 

 

 

 

New arrival,50s LEVIS 501XXZ
 

 

SURR 福留

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GW2022-2 / Diary1048
29.4.2022

よっしゃ、やったぜ



と、言わずにはいられない。相変わらず素敵を凝縮したかのような一着ですし、相変わらず実物を目の前にするとその特出した“ゆったり構築”に驚かされますし、相変わらず全てが最高に丁度良いと思わせてくれるマスターピースです。これを着たからといって(きっと)文学史に名を刻むこともできませんし(まぁおそらくは)後世の人々の記憶に残る建築物も創れませんが、なんと言うか何かのエネルギーを得ることができると思わずにはいられません。特段オカルト関連が好きというわけではありませんが、ファッションから心身に何かしらの作用が大なり小なりあると思って、かつそれはポジティヴなものであると思って向き合っている次第です。

 

 

 

 

 


New arrival, 90s ARNYS Paris Forestiere.

ピュアコットン。すべっすべ艶っつやです。

 

 

SURR 福留

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GW2022-1 / Diary1047
28.4.2022

待望の御方も多いことと存じます、明日からゴールデンウイークですね。もちろん祝日も営業の生業ですので変わらずな日々ですが、なんでしょう街の気配と申しますか人の空気と申しますか、どこかワクワクしているかのようなムードを勝手に一人楽しんでいます。今年もGW期間中は通常通り終日12:00から19:30まで北青山のマンションの一室にてひっそりと静かに営業しておりますので、機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 





これらは明日御披露目の新作群の一部なのですが、今年はなんとなし期間中になるべくDiaryを更新したい気分になりました。1エントリーで1アイテムもしくは1区分、さてさてGW2022のナンバリングをどれくらい積み重ねられるのでしょうか。現時点では頭の中に今回のエントリー含めてまず7回分は浮かびます。そのうち少なくとも1つはOnlineにて抜粋しようと思いますので6回か。そして日数は平日も含めると10日間。どうでしょう、連続更新はやったことがないのであまり想像つきませんが日々の状況と気分に委ねようと思います。

それでは初回GW2022-1。

 

 

 

 

 

スマートフォンが普及しキャッシュレスが台頭してきた頃だったでしょうか、何かのコメントだったか記事だったか記載だったかで Hermes は今の時代にぴったりな財布を作っている的な意見を目にした時に私は“ それは違う ”とふと思ったことを記憶しています。
正確には“今の時代にぴったりな財布【も】作り続けてきた”ではないでしょうか。つまりは古来より人にはそれぞれの丁度良さや使いやすさがあり、ある程度の傾向はあれど細分化するとバリエーションのふり幅は尋常ではないにも関わらず、Hermesは細分化にも対応できるような様々なプロダクトを積極的に製作し続けてきたので、“そのうちの一側面を切り取ると今の時代にぴったり”という印象になるのではないかと。更に言えばそれは時代が追いついたなどといった仰々しい大風呂敷広げたような捉え方ではなく、真面目に取り組んできたただの現時点での着地なので特段褒められることでも持ち上げられることでもないと会社的には思っているのではないかと、私は勝手に思っています。良い会社ですし尊敬できる会社です本当に。

かねてより市場などでの買い物時にカゴバックなどを持参するフランスは御存知の通りかねてよりスーパーマーケットなどで持ち帰りバッグは有料なのでエコバッグを持参するor手に抱えて持ち帰るのが日常です(考えてみるとその文化はいつ頃から始まったのでしょうか。そういえば私は1910年代の簡易バッグを所有していますが、そんな古くからなのでしょうか)。日本でもプラスチック製買物袋有料化が始まった2020年7月1日以降エコバッグを持ち歩く方も増えられたのではないでしょうか。はい、私も持ち歩いています。こちらなんかもまさに“そのうちの一側面を切り取ると今の時代にぴったり”な一品ですね。というかその極地でしょうか。


素晴らしきプロダクト。1999年の一品です。ストラップは肩掛けがしっくりきますでしょうか。もしくはハンドもしくはメッセンジャーバッグ的なクロススタイルも可能です。くるくると巻き付けてTバーでキュッとすれば一般的なペットボトルよりも細くなるので例えばバックパックなどのボトルホルダーにも収納できますし、なんなら鷲掴みで歩くことも可能となります。どうぞ卒業証書の筒をイメージしてくださいまし。収納本体は長方形に縫製されたのみの不定形ですので様々な品を収納できレザーはしっとりと柔らかかつ丈夫な山羊革となりますので、是非とも日常的に御活用頂きたいです。

 

 

 


1999s Hermes

エコバッグとして向き合うなかったとしても結果的にはそれらと同じくに扱うことになるであろうライフスタイルピース。いやぁ最高ですねぇ。

 

 

SURR 福留

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様々な新作群 / Diary1046
22.4.2022

紺?茄子紺?思えば久しぶりに目の前にするので新鮮です。このカラートーンで正統派バーバリー、そりゃ格好良いですね。パターンのバランスも良い良物件です。

 

 

 

世界初の特殊部隊 British Army Special Air Service らしい様式美及び構築美をリアルクローズとして。

 

 

 


今年も弊店なりにしっかりと社会的にはひっそりと御推奨させて頂きます、これら“サマーセーター”。素材感は当然ながらそれ以上に大切なのは繊維の接触面積で、条件さえ揃えば夏はおろか真夏も採用できるリアルクローズに。素朴で良質な生地にしっかりと吸水してもらうことでの快適性を。

 

 

 



シャツの如く軽やかなコットンを用いた80sと70s Gucciのジェントルマンコート。良い意味で超正統派のバランスですが、各所の機能装飾に注がれる一族の美意識が後年に受け継がれたモード目線の根幹と思います。是非とも触れて頂きたいムードです。




 

 

 



袖無しジャケット。シーズンとライフスタイルをクロスオーヴァーする本当に本当に有意義な存在です。こちらは専売特許を用いた特に有用性の高い一着でして、ベストの存在価値に加えて傘の要素性も含んだ見事な一着。

 

暖かかったり暑かったり肌寒かったり寒かったり突然雨が降ったり止んだりと季節の変わり目らしい最近が続いていますねぇ。私は四季の変遷を都度楽しみたいと思っておりますので、今時期はまだまだ無理のない範疇でアウターを活用しています。その際に基準になるのは全身で100理論でして先日もルイスレザーを着るべく真夏用のサマーセーター+サンダルにて街を闊歩したら、突然の小雨に降られたりしましたが良い出逢いもあったりして、結局のところ良い一日になってくれました。皆様方も引き続き可能な限り日々を彩って御過ごしくださいませ。

 

 

SURR 福留

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いかんいかんシリーズ第三弾 / Diary1045
15.4.2022

勝手にシリーズ化してここぞとばかりに嗜好を出しまくってしまいましたが、第三弾となる今回の御披露目でおしまいにしますので御容赦ください。テーラードジャケット,トラウザーと御査収くださりありがとうございました。探していたんだよという御方が一人でもいらして頂けた次点で弊店と致しましては充分過ぎるほどに充分。至極光栄に思います。はてさて第三弾であり最後の(必要不可欠であると自覚しながら定期的にふと気が付くと不足していて)いかんいかん(と自省する)シリーズはヴィンテージアイウェアです。

New arrival, Vintage eyewear collection

 

 

私にとってはおそらく身に着けるもので最も必要不可欠な“道具”です。これが無くてはヒトとして成立しないほどに視力が悪いんですよねぇ。思い返せば小学生のある時にふと母親の本棚にあったさくらももこのエッセイを手に取ってから読書が楽しくなり、その年の夏休みに図書館に通いつめて三毛の子ホームズシリーズを読破したあたりから視力が悪くなっていった気がします。一時期はコンタクトレンズも併用していましたが面倒になるのと同時に視力矯正の“道具”であったアイウェアがファッションとして楽しくなってゆき、いつからか眼鏡顔を自称するようになりました。言霊というわけではありませんがえらいもんで、自称し続けることで自己暗示がかかったのか今ではある程度のサイズが合えばどんな形状のアイウェアでも自分は似合うと自惚れながら心の中で思ってかけることができます。
 
弊店にとってはアイウェアもかねてより欠かせない存在でしたので、店頭において“どんなのが似合うか”と御質問頂く機会も少なくありませんでした。当然ながらヴィンテージ年代の品であり、時にヴィンテージを越えてアンティークと呼んだ方が正しい品もチラホラとある状況のため純メーカーのクリエイションでベーシックな素材感と設計であってもそこはかとない存在感と迫力を当然のごたる発揮してくれるのがヴィンテージ/アンティークアイウェアであり、だからこそ現代の品が沢山あるにも関わらず“わざわざ選ぶ”存在でしたので、いついかなる時も個性的な品しかない状況でそのように御質問頂くと、その都度思っていました。そこまで似合う似合わないの大差がない と。眼鏡 似合う などで検索すると以前より“この顔はこの眼鏡の形”といったチャートのようなものが出てきますが、私は一度も参考にした記憶がありません。そんなに極端な顔形状もいませんので極端に似合う似合わないの差は感じれませんでしたから、いつからか“その眼鏡が好きかどうか”が最も重要と考えるようになりました。なので冒頭の質問に対する答えは“好きならなんでもかけれる”です。
 
それほどまでにヴィンテージ/アンティークアイウェアは個性豊かで楽しい世界でしたが、月日が経つことでどんどん御提案の機会が減ってしまいました。今回も僅か八本ですが、弊店にとっては久しぶりにしっかりとした数の御提案が叶った喜ばしい状況です。

 

 





テーラードジャケットと同じくトラウザーと同じく、私にとってはアタリしかないラインナップとなります。道具であったアイウェアをファッションアイテムに昇華させたメーカーにおける現実的に流通する最初期時代の眼鏡向きモデル、怪物メーカーのプラチナ個体、あの巨匠と御揃いのモデルなどいずれも猛烈に久方ぶりもしくは初めての御提案となりますので、そろそろ眼鏡新調したい,最近眩しいからサングラス欲しい,ファッションとしてアイウェア取り入れないなど御思いの御方は機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。今は全く興味も関心も無い御方は気になられた際に機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 



道具も何もいらない物理設計のみのレンズオフ・システム。これ天才過ぎません?

 

 

SURR 福留

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いかんいかんシリーズ第二弾 / Diary1044
7.4.2022

(必要不可欠であると自覚しながら定期的にふと気が付くと不足していて)いかんいかん(と自省する)シリーズ、第一弾として先週にテーラードジャケットを御披露目させて頂きましたが、明日は第二弾としてトラウザーを御披露目させて頂きます。

New arrival, Trousers collection

 

 

ジーパンでもチノパンでも軍パンでもなくパンツでもズボンでもボトムスでもなくトラウザーと呼びたい、スラックスとも言うけどトラウザーと称したい。そんな存在ですが、皆様お楽しみになられておりますでしょうか。勝手ながらテーラードジャケットよりは境界線の溝の深くないし壁の高くないと思っているのですが、いかがでしょう。これらもまたしっかりと揃えておきたい, しっかりと御用意しておかなくてはいけないと思いつつ、気付いたら純トラウザーと言えるのは一点のみ、次点でコーデュロイトラウザーが二点のみとなってしまいましたので、いかんいかんとまとめて御披露目です。

 

 




先のテーラードジャケットもそうでしたが今回も非常に上がっています。だっていっつも穿いてるんですもの、デザインや素材感のふり幅と伸びしろの可能性が豊かで様々楽しいんですもの、私にとって生活感覚的にも着用感覚的にも心地良いんですもの、格好良い、色々と格好良いんですもの。あと何着るか考える時に高確率で穿きものから決めるもっぱらの下半身衣類好きなんですもの。
ウエストポイントをどこに置くか、腰回りのフィット感をどうするか、レッグラインをどうするか、エンドをどうするか。それら構築に装飾性と素材感が加わりますのでそりゃあ可能性は様々ですよね、仕立ての世界にトラウザーだけを製作する専門職人が居るのも納得。この度はクラシックが軸となったプリーツの腰回りからベクトルやミニマムフィットが軸となったミニマムな腰回り、たっぷりとしたレッグラインからワイドなレッグライン、素朴な素材感からエレガントな素材感からフューチャリスティックな素材感、ベーシックな装飾性からアヴァンギャルドな装飾性まで、様々なベクトルを御用意させて頂きました。それこそ前述のトラウザー専門職人メーカー,いわゆるパンタローネの御品もご用意致しておりますので、機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 


ところでシルクコットンだとこんな雰囲気醸し出すんですね…畝の反射のコントラスト、い      やぁ…

 

 

SURR 福留

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新年度 / Diary1043
1.4.2022

ですね。少し前にも晴れ着姿の方々を沢山ベランダから拝見し、勝手に健やかな心持ちになっていました。気分一新の節目ですし暖かさと肌寒さがマリアージュするこれまた粋な季節ですので、テーラードジャケットの新作群をひとまとめに御披露目させて頂くことにしました。

New arrival, Tailored jacket collection

 

 

 

ヴィンテージを介してファッションヒストリーを御提案したいと(勝手ながら)願う時、私の中で“テーラードジャケット”というファッションアイテムは必要不可欠なのと並行して、ヴィンテージの世界ならではの縦横様々な広がりがそれはもう面白くてなりませんしそもそもにおいて雑食気味なので自分なりに精一杯の様々なバリエーションでの御提案を模索すると、ふとした瞬間に店内においてテーラードジャケットの御用意が不十分な機会が度々訪れ、いかんいかんと自省します。少し前からその状態でした。このテーラードジャケットのバリエーションでは自分の中にあるSURRとして相応しくない と。というかなんだかんだで毎年どこかのタイミングで定期的にそうなってしまうので進歩のない自分にまたも辟易。

 

かねてより着る人と着ない人がはっきりと別れた存在であると同時に、なんだかんだどこかの機会になんだかんだで着ることになる存在、テーラードジャケット。なんだかんだで着るなら経験値を積めば積むほどに心身にフィットするので着ておきましょうよと思うと同時に、着る着ないの溝の深さを再確認すると同時に、近年一層に自由化が進み良い意味でカオティックで良い意味で皆様方が様々な選択肢に囲まれて楽しまれているからこそふとした瞬間にクラッシックなテーラードジャケットも悪くないのではと思って頂ける可能性が高まっているのではないかと、テーラードジャケット贔屓目線の私は思っています。本当に自由度が高まり続けている近年、トレンドやムードが混在する近年。皆様方が本当に楽しそうで素敵です。

 

ということで弊店は相も変わらず御推奨させて頂きます。御人によってはハードルを感じる存在であり御人によっては慣れ親しんだ存在で、御人によっては興味が無く御人によってはちょっと気になるテーラードジャケット。私はいわゆるガッチリ体型でかねてより売り子のためにテーラードジャケットは真に心身共に親しんできた存在です。いわゆるワークの目線であっても現実的な動きやすさであったり着丈と身幅のバランス感であったり何よりもポケットの位置感であったりが完璧に感じておりまして、純粋に一番着易い上着の形状。ナンバーワンの座は未だ揺らぎません。“なんかあった時に(例えば突然長澤まさみさんが御来店)一番自分らしく胸を張れる服装はなんだろう?”と何を着るか迷った時(私服のふり幅が狭いので滅多に迷いませんが)に考えるようにしています。そうするとほぼ百パーセント数種類のテーラードジャケットに着地します。素直に自分らしくいられる存在があること,それによって心身共に活力が漲る存在があることは私の矮小な人生における数少ない輝かしい経験と結果です。

 

 

 

 

 








緑豊かな光り輝く新年度ですもの。テーラードジャケットをサラッと羽織って春風感じながらのお散歩はいかがでしょうか。

 

 

SURR 福留

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なぜだか / Diary1042
22.3.2022

じんわりと明らかに好きなんですよね、コーデュロイという素材。もといコーデュロイパンツ。

 

 

 

なんででしょう?はっきりと理由が分かりません。例えばお客様が素敵にジーンズ履かれてきたらその瞬間にジーンズ履きたくなるくらい影響を受ける時は分かりやすく影響を受けてしまうのでこのような“好き”には往々にしてきっかけがあるタイプなのですが、全く思いつきません。かねてよりバイイングの旅順で出逢えたらテンションが露骨に上がり積極的な御提案を模索しつつも、コーデュロイに限らず“探すと出逢えない”メソッドでなかなかどうして思うようには叶わないながら、変わらないじんわりと明らかに好きという感情。なぜに好きなのかは当然ながら誰も知らないので自分の心に問いかけてみても、コーデュロイパンツを連想させるのはドックタウンカルチャーしか思い出せずとはいえスケートボードをやったことも無いし特段好みでもないのでそれではないでしょう。あれはファッションスタイルではなく文化そのものですから。ラッパーに憧れようとライムを刻まなければどんなに似通った衣を身に着けてもラッパーには一歩も近づけないのと一緒。

 

なんかありますか?なぜだか好きな品やイメージとか。私こういうの解明というか自分の中で合点がいかないとモヤモヤしてしまうのですが、いた仕方ありません。多分映画にせよストリートスナップにせよアーティストやデザイナーのパーソナルスタイルにせよで、定期的に目にしてきたのが無意識的に積み重なって好きになったのでしょう。そういうことにしておきます。あぁそういえば好きな映画の主要キャラの少年の一人が劇中で履いていましたコーデュロイパンツ。しかもその人2018年にPRADA Uomoのキャンペンーンビジュアルに採用されています。この記憶も要因の一つですね。うん、きっと無意識の積み重なりだ。そうですよね、そもそもにおいていろんなところで採用されている素材ですし、変な意味合いではなくどこでもつくっている素材ですもんね。

 

 

 




なんか本当にじんわり好きで意識してしまうんですよねぇコーデュロイ。もといコーデュロイパンツ。でも私一本しか持っていなくて、それもモヤモヤするんですよ。去年くらいからようやくカジュアルを取り入れられるようになったので、今後一層好きになる気がしてソワソワしてしまいます。

 

良いなぁ。ナチュラルだけど本当にほんっっっの少しだけエロいんだよなぁ。

 

 

SURR 福留

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Coming soonその3, ボンバージャケット / Diary1041
18.3.2022

正直に申しあげると若干の白状的な気持ちになりますが、弊店最初期から不定期に御提案してきた Hermes hommeにおける問答無用な名作,リバーシブルボンバーは長らく私にとってリアルな存在ではありませんでした。厳密には2020年末まで。
 
言うまでも無く大好きなプロダクトの一つでしたし御試着くださった方々の御姿や御認めくださった方々の御姿は十人十色にそれはそれは素敵でしたが、カジュアルの経験値が少なく着るスタイルバリエーションが少ない私にとっては惹かれるもののリアルではなかった(そもそもにおいて他にもございます)リバーシブルボンバーですが、遡ること1年半ほど前に御提案したこの一着を機に私にとってのリアルな存在と成りました。厳密にはこの一着と御認めくださった御方の姿が。
 
仮にY様としましょう。本当にありがたいことにかねてから本当に御愛顧くださっており、御自身の感覚器官にて自由気ままに様々御認めくださっていましたが、かねてから視界には入れて頂いていたものの御認めには至らなかったのがリバーシブルボンバーでした。しかしながら気分なのか時流なのか(おそらくはその両方でしょうね)上記を御認めくださったY様。その御姿がこれまでの方々と同じくとっても素敵であった同時に、これまでの方々と異なり私にとってリアルな存在に思わせてくれたのです。背格好が全然違うのですが不思議と“あ、着たい”と“あ、着れる”がほぼ同時に訪れました。
 
そこから半年以上かかってなんとか入手しリアルを過ごしてみましたが、まーーーーーーーー驚きましたね。なんですかあれ、滅っっっっっっっっ茶苦茶着やすいし着こなしやすいし、滅っっっっっっっっ茶苦茶自然体に格好良いじゃないですか。ちょっと早く言ってよって気分。そりゃHermes hommeのヘリテージモデルとして発信し続けますわ(確か去年もリリースされていますよね微調整された同コンセプトモデル)。いやもうアッパレですわ。ポリエステルモールスキンの強固さと風合いの両立。ざっくりとしていそうで実はしっかりとサイジング提案があって、ほんの少し袖先が上がって九分丈くらいのフィッティングが実はジャストな着心地というさりげなさ過ぎるパターンメイク。笑っちゃうくらい軽いし、しっかり閉めれば暖かいし全部開ければびっくりするくらい涼しげで嫌な汗かかないし。ボンバージャケットこれ一つあれば充分だわ とこれまでの歴史上幾度となく思わせてきたことでしょう。
 
あとこれは個人的な見解ですが、リバーシブルのうちシルクテキスタイルデザイン面が特に格好良く感じておりまして、雨の日以外はシルク面で着用しています。私は容赦無いデザインエナジーとカラーリングパワーと秀逸な文様配置による無口な上質さにこてんぱんに魅了されました。でも良い意味で先々裏表の贔屓度合は変わるでしょうね、それも楽しみ。
 
本当早くカジュアルに慣れておけば良かったですよ。まぁ気持ちの問題だから仕方ありませんが。一日でも早くワードローブに加えた方が良い、これもまた真にヘリテージなファッションピースでありライフスタイルピースです。

 

 

 

 

 


Coming soon,1997s Hermes homme

こちらもきたる19日御披露目のうちの一つです。この度の三連続Diary更新以外にも新作はご用意致しておりますので、機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
 

なお、散散ぱら書き連ねておいて恐れ入りますが、この度の新作ボンバージャケットはこれまでに御提案してきた同コンセプトモデルと大きく異なる点がございますことご了承くださいませ。時代を超えて製作され続けているからこそ近年においてポケットにジッパーが付随したりシルエットが調整されたりとヘリテージ特有の微妙な際とその時その時のリミテッド性がありますが、1997年に製作されたこちらのそれには驚かされました。言い過ぎではなく根底を揺るがすリミテッド性です。御期待くださいませ。

それにしてもThe Hermesなオレンジカラーですね。興奮してきたな。

 

 

SURR 福留

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Coming soonその2, ポコノ / Diary1040
17.3.2022

初代が鮮やかなカラーリングのエキゾチックレザーという素材で人々を魅了したように、私も素材で人々を驚かせたい という“目的性”と“理由”が極めて明確な強い意志によって辿り着いたミリタリー用の特殊なナイロン,ポコノによって、新たな時代をこれ以上はないほどにはっきりと切り開いたミウッチャ・プラダ女史。昨今のうんぬんを抜きにかねてより自発的に取り組んできた環境保全の意識に則って2021年中に用いるポコノを全て再生ナイロンにすると宣言したのも記憶に新しいです。

 

もちろん会ったことも無いですし(会いたいですねぇ)そのような発言も目にしていないので完全無欠な妄想ですが、強い意志によってポコノに出逢い(辿り着き)、実際に様々なクリエイションにて活用することによってミウッチャ女史はポコノを用いたファッションプロダクトを全人類に活用してほしいと,全家庭のクローゼットに一着は収まっていてほしいと思うようになったのではないでしょうか。軽くて肌触りが良くて頑丈で、前をしっかりと閉じれば暖かく開ければ爽やかな着用感で、なんと言っても美しい風合いのポコノ。もちろん最終的には好みですし、万人に認められる・好かれるなんてことはあり得ませんが、かなり高い確率で様々な人々の生活に何かしらの角度でフィットして刺さるポコノ。その様々な方向性における豊かさとスタイルとして格好良さを目の前にし、十人十色の格好良さ美しさを表現するお客様方の姿を目の前にすると、ミウッチャ女史が全人類に向けていた なんて途方もない妄想をしてしまうのですよねぇ、今日も。

 

 

 



Coming soon,1995-1997s PRADA Uomo pocono half coat

きたる19日御披露目のうちの一つです。
 
ランウェイなどを行わないプレゼンテーション時代の一着であり後々にも受け継がれるヘリテージプロダクトの出発地点的な一着。ちなみにこの時代44-46-48…のサイズ表記ではなくS-M-L…表記のプロダクトは自然体の範疇ながらオーヴァーサイズ設計で構築されることが多く、こちらもそのコンセプトサイジングになります。ゆえに良い意味でフィッティングの自由度が高く身体相性のふり幅が広いのもやはり現代のファッション概念に近しいかと。

 

 

SURR 福留

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Coming soonその1, 編み上げブーツ / Diary1039
16.3.2022

きたる三連休の御披露目に向けてDiary1039から三回連続で新作の御報告をさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

突然ですがこれは私のブーツです。更に言えばずっと履いているブーツで更に更に言えば買付の旅に行く時は必ず同行するブーツで、更に更に更に言えば手持ちで一番着脱に時間がかかる厄介なブーツです。
 
本当に本当にずっとずっと履いています。何度直したことか。私は手持ちのレザーシューズは全て猫可愛がりしておりませんで、鏡面磨きなどからだいぶ遠ざかっていまして、もちろん定期的にクリームを入れて補色もしますが、全て必要最低限の範疇です。おかげでこのブーツもだいぶこってりした風合いですが、自然に向き合って辿り着いた姿なのでもちろん気に入っています。スタート当初の一定期間は履く度に泣いていましたが、ある日を境に最も歩きやすく疲れにくい“バディ”となりましたので、前述の通り動き回り歩き回る買付の旅ではこれをメインにしています。と言うかその期間はちょっと出掛けるサンダル以外基本的にはこれしか履きません。ヨーロッパを文字通り踏破してきたブーツです。
 
でもマジで面倒くさいと言えば面倒くさいです編み上げブーツ。でもねでもね、本当に格好良いんですよね。そもそもスタイル面においてチート的である種反則級に格好良いブーツという足元の中でも、編み上げのタイトな足首と絶妙にドレッシーで絶妙にタフなは格別であると履く度に思います。なので(それこそ私的感情MAXに)積極的に御提案したい気持ちがあるにも関わらずなかなかどうして叶ってきませんでしたが(本当に全然出逢えないんですよ)、やっとです。約4年ぶり2度目の御披露目となります。

 

 

 


MYバディはジョンロブで、この度の御披露目も90年代のジョンロブ。言うまでもなく親愛なる敬愛なる最上級のレディーメイドシューズメーカーであり言うまでもなく最上級のドレスシューズでもありますが、そもそもにおいて創始者のジョン・ロブ氏は靴職人になるべく地元からロンドンに赴く際に自分で作ったブーツを履いて400キロもの道のりを歩いたことからも、根っこにこれらのヘヴィーデューティーでタフな世界観があることが分かります。400キロ。東京ー大阪の直線距離です。
あまりにも確かな要素性しかないジョンロブの編み上げブーツ。足型相性とサイズ適合がありますが御縁ございましたら是非この機会に着脱に時間がかかる厄介な存在ながら、それでも履かずにはいられない最良のバディとしていかがでしょうか。ちなみにサイズ表記はUK8。

 

 

 

Coming soon,90s John Lobb.

きたる19日。ヴァンプシューズと共に御披露目です。

 

そういえば前回の編み上げブーツの出逢いの際(2018年。この時はウェストンでした)にも今回と同じくMYバディと比較した写真を撮っていました。

進歩無し!

 

 

SURR 福留

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私的感情多めの新作に / Diary1038
10.3.2022

恐れ入りますがなってしまいました。例えば



レザーパンツ。これははっきり申しあげまして素直に申しあげましてCHIRICOディレクター鈴木からの影響です。これまでも幾度が御提案してきたレザーマテリアルのパンツは私にとって格好良い対象でしたがリアルな対象ではありませんで、そもそもにおいて私は着るアイテムの選択肢が少ないのでレザーパンツに限らずこの生業においても御提案・御推奨するとてそれがMYリアルか否かは様々はっきりと分け隔てられており、リアルだからこそ感情的に成ってしまいますし、リアルではないからこそ感情的に成ってしまっておりました。というかレザーパンツなんて選択肢も少ないし出逢いの機会も少ないですしね。
しかしながらCHIRICO鈴木と仕事をしていて時に彼がレザーパンツという存在を仄めかしてくれたおかげで今では私にとってもレザーパンツはリアル対象です。メッチャ格好良いぜ。肌がもう一枚被さる保護力ゆえでしょうか、この底知れぬ着用時の安心感は。

 

 

 


1991年カナディアンアーミー / ポケットの形状、設計、各所の機能装飾。相も変わらずのモード・ムードですね。幸運にも完全未着用品にて御提案させて頂きます。

 

 

 


2005年ドイツ警察 / ミリタリーでもなくワークウェアでもありませんが、特性上その両方を備えるポリスユニフォーム・ヴィンテージという世界。機能性と実用性への追及は尋常ではなく、かつ全てに注がれる高水準な美意識。アタッチド・フリースライニングに本体のライナーがゴアテックス、スナップボタンまでリフレクターですよ?異常なまでに高機能です。

 

 

 

そしてこちらも私的感情盛り盛り。



まぁそもそもにおいて全てを私が探し求め,選び,御提案しているのでどれのどこをどう切り取っても私的な感情が関わるのですが、こと私自身の生活や極めて限定的なスタイルにマッチする品となると特に私的感情が盛り込まれてしまいまして(まぁ単純に欲しいってやつですな!)、例えばこちらの1998AW PRADA Uomoニットジャケットは私にとって抜群にデイリーでリアルなスタイルでしたので、1月末の御披露目にてすぐに旅立ってしまったことやとても好きだったことを譲ってくれたコレクターとの雑談時に伝えたところ“実はこのモデルは一着自分用にプールしていた”と譲ってくれました。ラッキー。普段はコレクター本人が着ている品など声を掛けて譲ってもらうことはあるのですが、向こうからの案内は稀ですので、愛が伝わったと一人ガッツポーズでした。
平面というデザインコンセプトに伴うベルクローパーツやスリットポケット、開けて良し閉めて良しどっちでも良しでどっちも良し、ウール70×カシミア30で軽くてエレガントで自然体にタフな素材感、そもそも純ニットプロダクトでありながらテーラードジャケットの形状。私的感情大爆発で120点のファッションプロダクトでありラフスタイルプロダクトです。

 

 

以上。今週の新作群でございました。暖かかったりしっかり寒かったりな日々ですね。皆様引き続きしっかり御自愛御自衛なことと存じますが、何卒お気を付けくださいましね。

 

 

SURR 福留

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知らない味 / Diary1037
3.3.2022

私はまだまだまだまだ経験不足で爆裂未熟者ですので、時に一度も見たことがないスタイルやデザインやそれらが組み合わさるバランスに出逢うことがありますが、言っても年に一回あれば良いくらいの頻度ですので、やはり出逢うと興奮しますし時に混乱します。私は共感欲求が高い(と自分で思っている)ので知っている味は伝えたいですしその味が好みであればあるほど強く御推奨したいと鼻息フンフンですが、知らない味はまず驚いてしまいますしそれが知らないけど好きな味だったらもう混乱の極地です。知らない味はどう伝えたら良いのか。

 

 

 

先日御披露目した2000年最初期のPRADA Sportsによるレザーハーフコートがまさしくそう。デザインとしてスタイルとして在りそうで絶妙に無い知らない味。試着しながら興奮して無意識に変な声が出ていたようでスタッフに怪訝な顔をされてしまいました。
 
ストイックなタイトフィッティング、部分的に微妙に“〇〇の〇〇”的な連想が出来るものの微妙に異なる機能装飾と美意識、絶妙に長い着丈による絶妙なスタイル個性。サイドポケットがもう最高で、いわゆるマフポケットとジップが一直線に繋がっており上下にスライダーが付いているのでそれぞれが開閉するのですが、中央位置にステッチを入れているので上下のスライダーがそれぞれ止まるという仕様によって(これ書いてて正確に伝わらないの自覚できます)アバラから裾までジッパーが走っているにも関わらず凹凸が極端に無いという美意識を実現しているのです。この凹凸に対する探求心はしいて言うのであれば鬼才キャロル・クリスチャン・ポエル氏が浮かびます
 
様式を総合的に鑑みるとバイカージャケットスタイルのレザーハーフコートなのですが、各所全てが知らない味。でも猛烈に好きな味。背中の裾になんかでっかいリベットが二つ付いてるし。しかもそこに暗号みたいなの書いているし。なんなの?と混乱した頭でこの爆裂な格好良さをどうやって皆様方に御推奨すべきかを一晩考えた挙句に辿り着いたのが“このレザージャケットはバブアーのヴィンテージピースで、ミウッチャが秘密裏にデザインしていたリミテッドモデルだ という方がしっくりくるVintage PRADA Sportsの一着です”という表現だったのですが、翌日かねてより本当にありがたい限りに御愛顧くださっている顧客様にこの御案内をさせて頂いた際に押し隠しきれない“は?”な顔をされてしまい、以降口にしていません。相当懇意にしてくださっているかつ大変に御優しいあの方であの顔なら、もう絶対にだめですよ。そもそも書いてて意味不明ですもん。辿り着いた時はこれだ!って思ったんだけどなぁ。
 
知らない味は貴重ですし興奮しますし楽しいですが、混乱しちゃあ駄目ですねぇ。そりゃ PRADA Uomo ではなく PRADA Sports ですからそれぞれスタートもゴールも異なりますが、それにしてもこの創意性は絶妙に異端的過ぎやしませんかねぇ。だって以下(今週末に御披露目します新作です)が2005年の PRADA Uomo なわけですよ、レザーテーラードジャケット。

まぁこれはこれで絶妙に個性的ですが。ここまで正統的なテーラードジャケットの構築でレザーも稀有ですから。しかしながらこの個性は興奮させてくれますし、テーラードジャケット好き(私は一番着易い上着の形です)ですがレザーは未だ出逢えていないので猛烈に欲しいですが、PRADAマニアの私は混乱はしません。濃密なミウッチャイズムを感じますから。

 

 

SURR 福留

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好きな色は / Diary1036
22.2.2022

ありますか?







私はこの色が好きというのはありません。気付いたら赤いスポーツジャケットが2着あったりペンや財布(という名目のカードケース)が緑色だったりしますが、基本的にはどの色も全部大好きです。それはやはりこの生業あってのもので弊店がどうとか弊社がこうとかではなくヴィンテージという世界そのものが、特にモード史が色彩に満ち満ち溢れてCOLORFULLでありながらHARMONYしているのがノーマル というそれはそれは大変に美しい世界で育ったからこそ全色好きで全色抵抗なく身に着けることができますが、それこそこの生業において様々の色に対する意見や印象を目にして耳にして、いつも興味深く・そこはかとなくどこか楽しい気分になります。へぇ、そんな考え方があるんだぁ と。

 

やはり大小なりに苦手に感じる色が居られますし、雑誌にせよコラムにせよ、この色にはこの色を,この髪にはこの肌にはといった意見(ガイド?)のようなものを目にする機会がありますが、私は基本的にざっくりとした雑な正確なので、それらの意見は基本的に目にした次の瞬間には忘れてしまいます。それはスタイリング概念が希薄なのと同じく私の生業において良くないことなのですが。
先日もお客様が“形のバリエーションは多いけど、〇〇色と〇〇色と〇〇色の服ばかりクローゼットに増えてしまう”とおっしゃっていた時に、私は真逆なことを自覚しました。形のバリエーションは極端に少なく、色が様々在る と。

 

黒が/白が/寒色が/暖色が/アースカラーが/etc./etc./好きな人or苦手な人、様々居られますし、とある一着を御提案した時に着れるかなぁと優しくおっしゃられる方も居れば、着れませんよ!とはっきりおっしゃられる方も居て、もちろん好きにせよ苦手にせよ着るにせよ着ないにせよ皆様方の御心で是非御判断をと思いますが、一個人的にはもし僅かでも気になる色があれば、是非とも御自身の新たな側面として、それこそ色として御選択頂きたく思います。ヴィヴィッドもペールもダークも、色はとにかく楽しいですよ。いや、厳密には上質な感性や良質な背景や卓越した文化が産み出す色は楽しいですよ です。

 

 

 

 

 

ペールでドライのアイボリーの内側にブライトでモイストなスカーレット。このような色の楽しみ方“も”最高です。数多の文化人を楽しませた ARNYS Parisらしい一着。

 

そういえば先日美容室でシャンプーをしてくれた方が、その前にヘアカラーしたら気分転換になるかな的な話をしていたこともあってピンク色を御薦めしてくれました。20歳少々の御年齢の女性で、いわくピンクのマリモみたいで良いのではとのこと。私にとって20歳少々の御年齢の女性の御意見は本当に貴重です。ピンクの髪の毛、ピンクのマリモ。   有りだねぇ。

 

SURR 福留

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さて今週の新作です / Diary1035
18.2.2022


弊店にとって以前から鬼門のスーツ/セットアップ。調べてみたら前回の御提案は去年の九月末でした(あれもサイッコウに格好良かった)。ヴィンテージという世界は1stオーナー、2ndオーナーと推移するうえでの移動がつきもののためなかなか“揃って”出逢えない存在というかねてからの残酷な経験則である中で出逢えた一着は幸運にもミウッチャ女史のUomo最初期クリエイションピース。表記46、シンデレラボディの貴方様へ。

 

 

 



“トム・フォード氏が手掛けた時代”というGucci史の1ピリオドにおける、ランウェイでもコレクションでもなくSHOWと呼ぶに相応しいフィナーレより。屈強なレザー、屈強なディティール、屈強なスタイル性を異常値なエレガンス概念にて。デザインの世界,モードの世界,ファッションデザイナーという肩書きが産んだ世界へようこそ。

 

 

 



1956年のパラトルーパージャケット。これも嬉しい出逢いでした。かねてより直感的に特別視していましたし、かねてより滅多に出逢えませんでしたし、特殊で特徴的なコンセプトデザインが格好良過ぎる存在。“1956年のデッドストックかぁ。すげぇモダンだなぁ。でもまぁ56年だもんな”と、ふと50sでそこそこ古いくらいみたいに考えている自分がそこには居て、いやいや待てよ今年で65年経過だぞ と。そこそこ古いくらいって感覚狂っちゃってるって と。このように度々自分に語り掛けるのです。なんせゆったりした店だもんで。もしかしたら無意識に一人で喋っているかもしれませんねぇ。

 

 

 




ニットメーカーとして最古とされるスコットランドの老舗。こちらはナインティーズプロダクトですので、培ってきたクラシック概念と当時におけるモダニズムが調和したバランスで、それを約30年経った今捉えると何とも絶妙なバランスで格好良く着易いという、老舗×モダニズム×今が美しく繋がる方程式。特にミニマムフィットで設計された肉厚なショールカラージャケットが最高。どっしりとした佇まいですが滅茶苦茶軽やかな着用感。それもそのはずピュアカシミア。なんといってもグリーンカラーがたまらない。色は本当に楽しい、いつまでも大好きな要素です。

 

 

 



例えば明るいイエローを初めて見るのがこのハーフコートだとしたら、きっとその人はイエローカラーが好きになるし着たくなるし、派生して明るい色そのものが好きになるのではないかと思いますし、その逆もしかりでしょう。色を楽しみ愛する私個人としては大変に由々しきことです。私はこの生業のおかげで色を見るのも着るのも大大大好き。それは弊店及び弊社がどうこうではなく、ヴィンテージという世界そのものが,特にモード史がそもそもにおいて色に満ち溢れに溢れて永遠に楽しく美しいということ。そういえば色の話題は度々お客様方との会話でも挙がります。脱線しましたが、このコートは流石申し分なく素晴らしい。カジュアルでありデイリーであり、自然体にダンディでありファッショナブルでもある。服飾における良い要素が結集したヴェロニク・ニシャニアン女史によるライフスタイル・ファッションピース。

 

 

以上、今週の新作でございました。気付いたら前回の新作ご報告から一週間、私はいったい何をしていたのか。何かの皺寄せでしょうか。よし、次回は色に関して書こう。

 

 

SURR 福留

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今週の新作です / Diary1034
10.2.2022




楽器を製作していた会社が1967年にレザーメーカーに変化し、デザインレザー/レザーテーラーという新たなジャンルを確立したところ追随するメーカーが後を絶たず、結果先駆者にも関わらず1979年に廃業という結末を迎えた East West Musical Instruments。ファッションデザイナー“全員”が教科書にしていると言っても過言ではなくファッションデザイナーの“ほとんど”が大なり小なりサンプリングしていると言って過言ではない、紛れもなく服飾史の1ページを刻んだ伝説的なレザーメーカーの残した様々なデザインレザーピースの数々。それらのほとんどは1968年~1970年代半ばまでに製作されましたが、こちらはその前である設立初年度に製作されたとされるプルオーヴァーレザーシャツ。この時代のみラベルデザインが異なります。伝説的デザインを生み出す以前のため良い意味で服飾史に刻まれた East West のイメージとは異なりますが、立体構築の美しさは紛れもなくそれ。48サイズの身体で少々肩がつっぱるフィッティングです。

 

 

 




そしてこちらが全盛である1968年~1970年代半ばまでに製作された個体。East Westはプロダクトごとにユニークなモデル名を付けることで知られていますが(個人的に一番好きなモデル名はEmperor of Low IQ、低知能の帝王です)、こちらは残念ながら滲んでいて判別できませんね。このような純シャツモデルはとても珍しいんですよ。しかもXLほどのサイジング。モダンに着こなせるリアル East West です。

 

 

 


ヴィンテージ Missoni でピュアカシミアは初めて出逢いました!

 

 

 




名匠 Brioni のピュアカシミアジャケット。軽やかな織りで春も無理なくお楽しみ頂ける一着です。個人的にサルトリアの品々はテーラードジャケットとして正統派であればあるほど(勝手ながら)着こなしを崩せない,遊べないと捉えているのですが、ヴィンテージサルトリアのクラッシックなバランスであれば無理なく崩せて遊べて楽しいです。一度知ると抜け出せませんよ。

 

 

 



1995AWの1stキャンペーンビジュアルで採用して以降、近年に至るまでヘリテージ的に製作しているポコノ素材のスポーツジャケット。いかにミウッチャ女史がこのメンズスタイルバランスを愛しているかが伺えます。近年では見られない妖艶なダークブラウンカラー、ライニングがウールなので見た目究極的にさっぱりしながらも抜群の防寒性(私は今日もMy2018AWコートを着てきました。裏地無しの一枚生地仕様なのですが、それでもフロントをしっかり留めて身体を包めばバッチリ暖かいです)にて日々をお過ごし頂けるライフスタイルピースです。フロントがジップアップではなくボタン。このミリタリーライクな個性様式もやはり最初期である1995-1997sプレゼンテーション時代ならではか。

 

 

 


 

以上、今週の新作でございました。どうか雪がそれほど積もりませんように。

 

 

SURR 福留

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PRADAマニア / Diary1033
8.2.2022

昨晩帰宅している時にふと思ったのです、あれ?私まだPRADAのことしっかりDiaryに書いてなくない?と。御披露目のタイミングでサラリと触れて11月のNEWメンバーとしての加入以降定期的に御提案させて頂いているのですが、あれ?Diaryには書いてなくない?と。しかしながらですね、店頭にてお客様と交流している時に思ったんですよ、好き過ぎると上手く話せないなって。ギアが回転し過ぎてしまう感じというか、文字通り空回りしている感覚で変にテンションも高くなっちゃいますし。事実昨晩から今まで薄ぼんやりと考えていましたが、どう書けば良いか分かりませんでしたもん。実際これをタイプしている今も頭の中で喋っていることをそのまま書き出しています。いやー、やっぱり駄目ですね、好きになり過ぎると。皆様も経験ありませんか?好き過ぎて話せない的な。あー甘ずっぺぇっちゃ甘ずっぺぇ感じがして新鮮っちゃ新鮮なんですけどね。
あ、ヤバい。今回のDiaryダラダラ書きで長くなってしまうかもしれません。すみませんが宜しくお願い致します。

 

 

 

以前にも書いた通り、私はこの生業において好きなデザイナーという問いに対し一貫して“観るのは Yves Saint Laurent。着るのはPRADAです”と答え続けているのですが、以前は“あれ、PRADAのメンズウェアってどんなんでしたっけ?”的な顔をされるのがほとんどで、その度に絶妙に悔しい思いをしていたのですが、ある時期から“ですよね、PRADAのメンズウェア良いですよね”という顔をされるようになり、それもそれで微妙に微妙な気持ちになる時もありました。ある日なんて海外からいらした方がふと“貴方自身はどんなブランドを着るの?”と問われた際にPRADAと答えたら、あーそこ行く!分かってるねぇ的に言われて、はっきりと なんそれ と思ったのを強く記憶しています。2016年頃から一機にPRADAのメンズウェアの認知度が高まっていき2018年に意図的なPRADAプレートの積極採用でより一層 という印象です。

 

先日も某スポーツブランドとの共作が気になったので(特にパンツ。休日に良さそうだなと。ラインをインシームに配置って渋いねぇ。2013SSじゃーん。と)見に行ってきたのですが、改めてロゴで溢れかえっていることを思い知りましたよ。ちなみに共作パンツも特に白が素敵だったのですが少々細身なのと共作で二つ並んだロゴが気になってしまい断念しました。そして改めてミウッチャ女史の過去クリエイションが現代においても受け継がれ、時にリミックスされ時にオマージュされているかを思い知りました。

 

1995AWの発表を皮切りに始動したPRADA Uomoの歴史。1995AW・1996SS・1996AW・1997SS・1997AWの5シーズンはランウェイを行わないプレゼンテーション方式で1998SSからランウェイ方式に切り替わりました。



こちらは当時のコレクション誌に掲載されたプレゼンテーションの様子。いかがですか、このモデルさんの表情と絶妙な“いなたさ”。たまりませんね。セクシーなファッションとしての味付けがしっかり施されていながらもノーマルの範疇で、ドレスでもありカジュアルでもある。PRADA Uomoは最初から全ての世界観が揃っていました。そして最新のキャンペーンビジュアルで俳優トム・ホランドを起用していますが1stにあたる1995AWキャンペーンでも俳優ジョン・マルコビッチ(私のLINEアイコンはこの横顔です)を起用しており、全てにおいてミウッチャ・プラダという女性ファッションデザイナーの中にあるメンズの世界観がいかに完成していたか、成熟していたかが伺えます。そして何より素晴らしいのは初めから完成していて成熟していてリミックスされ続けているにも関わらず、2020SSまで(個人的には厳密に言うと2018AWまでです。2020AWからラフ・シモンズが加入しますので私は境目としています)1mmたりとも退屈になっていないという点です。

 

先日お邪魔した際にも弊店で以前に御提案させて頂いた2000年初頭の個体と見紛うレザージャケットがラッキングされており、似てさ加減に驚きました。違いはロゴプレートが胸元に配置されているくらいで、裏地がないところもレザーの軽さもその他ディティールも同じくだったのです。また更に2018AWのランウェイにおいて多くのモデルが着用し様々な着方・見せ方をしていたポコノのラウンドコートがありまして(余談ですが私は当時にパリでPRADAに行ったところ、このコートは丁度今日入ってきたんだ、ランウェイからのファーストデリバリーだよというKILLキーワードにまんまと運命を感じて購入してしまいました。もちろん今も大切に着ています。)、それも翌年のAWもほとんど同じくで製作していましたし、それこそ先日発表された共作コートもそれがベースとなっていたのです。

 

そしてこの度、2018AWラウンドコートの源流的一着に出逢い、改めて驚きました。ミウッチャ女史のメンズ感性の素晴らしさ、受け継がれ続ける感性、そしてこの一着における様々な要素性に。

 

 

 

 

 




厳密に言うとディティールは各所異なりますが、ラウンドのボリューム感やフォーマルとカジュアルのMIX感などのスタイルバランスが極めて強くリンクします。しかしながら2018AWラウンドコートはポコノですがこちらはレザー。しかもどっしりとしたレザー。もんんんんんんんんの凄くどっしりとしたレザー…しかしながらボタンも留め辛いほどの厚手のレザーですが重さはそれほど無いんです。まさかお馬さんレザー?いやでもやっぱりナッパレザーだろうな。いや、でも、まさか…うーんって感じ。
そもそも2018年以降パッと見ビニールレザーかと思わせるような光沢溢れるナッパレザーのオーヴァーサイズコートを定期的に目にするように思いまして、スタイルバランス的にそれともリンクします。もちろんそれらよりも穏やかなナチュラルオーヴァーサイズですし、こちらはパッと見でもしっかりレザーと認識されると思いますが。
なおこちらはプレゼンテーション時代の1995AW-1997AWの期間に製作された最初期時代の一着となります。

 

 

 

 

 

Coming soon,1995-1997s PRADA Uomo leather coat.

もう凄すぎてドキドキ。2/11(金)に御披露目させて頂きます。私は一先ず明日MY2018AWラウンドコートを着ます。

 

 

最後に。そういえばミウッチャ女史はPRADA Uomoの始動直後に興味深い活動をしています。それはアメリカ映画“Romeo+Juliet”の主演レオナルド・ディ・カプリオへの衣装提供です。


控えめにいってどちゃくそに格好良いです。PRADAマニアの私は震えました。当然衣装のため市販品ではないので、PRADAマニアの私は泣きました。

 

 

ふぅ。いつも以上に、いや、いつもと比べものにならないほどの駄文。御目汚し失礼致しました。久しぶりにここまで未精査で書いたのでなんだか楽しかったです。

 

 

SURR 福留

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新作ですよ / Diary1032
4.2.2022



元々レイヤードが好きですし楽しいですし、季節のふり幅が広い服が好きですし楽しいので、THE“真”冬服的な御提案の機会と期間が狭い方かなと思っておりますので、このような一着は私の中では新鮮。今季のラストTHE“真”冬服になるであろうと予感と確信を抱いています。と言うかラストとして据えたくなる一着。
潔くタフなモールスキン化繊の表皮とマリアージュされたのは真紅のピュアカシミアライニングというクレイジーな構築。最上質目線ならではの構築と設計と感覚によって猛烈に着易く自然体に心地良い時間をお過ごし頂ける、デイリーでカジュアルな究極系ギアピース。これでまた冬が楽しみになります ねぇ。

 

 

 



大好きなコーデュロイトラウザー、いやこれはピケパンタロンと呼ぶべきか。なんでこうも惹かれるのでしょうか。一体いつからだろうか。
それにしてもまぁ綺麗なバランスですねぇ、意図的に広めなウエストゾーンにワンタックである程度ゆったりしていながらもシャープなシルエット。シックなブラウンカラーでありながら同社特有の色彩美印象を抱いてしまうのは、やはり様々な芸術家の要求に応えてきた経験値あってのものでしょうか。

 

 

 


個人的にはこのようなイタリーノーマルトップスバランス、一番活用しています。やはりデザイナーそれぞれで異なるスタイル性の味付けがそれぞれ楽しいですね。グッチ一族時代はやはり良い意味でエレガンスよりもクラシックが際立ち先立つのでまた素敵です。

 

 

 


カシミアの素材感にシルクの素材感にサルトリアの手縫い技術力という三位一体。これぞアンコンストラクテッドと言える正統派イタリーハイクリエイションリラックステーラードジャケットです。最高。
そして、

 

 

 



先のジャケットと同じくの看板を背負うこちらの一着。出逢った時に即思いました、我々はとんでもない怪物に出逢ってしまった と。

御来店頂いた御客様方やお問い合わせくださった方々に謝意を抱き時に活字にしようとも、弊店は意識的に“沢山の”御来店や“沢山の”お問い合わせという表記はしてきませんでした。その当たり前のように用いられる装飾がはるか昔から心にフィットしてこなかったので、あえて記すとしたらおそらくは“弊店としては沢山の”的に書いてきたと思います。しかしながらこちらには本当に“沢山の”お問い合わせを頂きました。特に多くて未だに話に挙げてくださる方もいらっしゃったりと、印象深い傑作でした。
それと同じくなトラベルコートのコンセプトプロダクトであり同じくなネップの素材印象でありながら、異なる看板であり素材組成であり職人技術力が注がれた本品。本当に本当に怪物。モンスターピースです。これまでに出逢ってきた秋冬プロダクト・獣毛素材・クラシックなコート設計という条件下において最も軽い一着。はっきり言ってドン引きしました。

 

 

 

以上、明日お披露目の新作を簡単ながら御案内させて頂きました。引き続き日常において余談を許さないどころか一層の危機感を感じずにはいられない日々ですので、引き続きの御自衛と御自愛を最優先のうえ御気分に合われましたら機会ございましたら御気軽にお立ち寄り及びお問い合わせお申し付けくださいませ。

 

 

SURR 福留

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阿呆のように / Diary1031
25.1.2022

皆様お元気ですか。
先週頃から全国的に改めて寒くなってきたように思い、寒さ厳しく感じながらも四季においてはこれで良いと, こうでなくてはいけないと, そしてまた一段階寒さ厳しくなるであろうから覚悟しなくてはと個人的には言い聞かせておりますが、既に春向けの品を御案内されているお店さんもチラホラと見当たりますね。装いは真冬ながら御心は春でしょうか,まだ冬でしょうか,クロスオーヴァーでしょうか,アップサイドダウンでしょうか。弊店も少しづつ春を意識しつつも基本的にはしっかりと暖かいものを、オンタイムな何かをという心の方が強いです。と言っても元々年間有用性が高ければ高い方が良い(着られる季節の幅が広い)ことを重要視しておりますので、変わり目がはっきりと無いっちゃ無いのですが。

 

さて、今日は曇り空の合間から太陽が少し陽を注いでくれる程度ですが、SURRにおいては真に丁度良い塩梅。スタッフカウンター内は少し暖かくありながら太陽光が強過ぎない絶好の空間日和です。暖房をONにするのは4時頃かしら。

先日お客様とメッセージをやり取りしている最中に素材感の話になった際“カシミアを阿呆のように毎日着ております笑”と返信したのですが、その直後に 本当に阿呆のようにカシミアを着ているなぁ とどっぷり思ってしまいました。店頭にてお客様との交流のふとした際に 私は棺桶もカシミアで作ろうと思っているんですよガッハッハ と言っては申し訳無いほどに微妙な空気になることが度々ありまして、毎年御提案御推奨させて頂いているのがカシミアやウールやアルパカやモヘアやキャメルと言った獣毛衣類なのですが、改めて自分が365日のほとんどに獣毛衣類を身に着けていることをどっぷり再認識したのです。
春になったら軽いカシミアやウールなどを、夏でも半袖のウールを、秋冬は言うまでもなく。一体全体年間どれだけ着ているんだ、何度御推奨しているんだ と。まぁ別に悪いことではありませんし今後も間違いなく着続けますし御提案し続けるのですが、本当に阿呆のように着ているなぁ と。

SURR knit collection

 

前述の通りですのでほぼ一年中ニットコレクションを御提案しておりますが、その内容及びボリュームは常に変わりますので、もし御興味頂ける何か,御機会頂けるその時がありましたらご査収くださいませ。

 

 

 

ちなみにこちらは今週末に御披露目する新作からの一着。7:3のウールカシミアです。



個人的な考えで恐れ入りますが、私はスタイリングという概念を自分自身の念頭に置いておらず“自分自身で気に入った品を選び着たい服を着れば勝手にスタイルに成る”と(なぜか)思って(残念ながらこれまで)生きてきてしまったので、上記も新作ニットジャケット以外は全て私物となります(その日の服装にただ羽織っただけ)。スタイリングを組まないという怠惰ではなくスタイリングを組まないことが私にとっての最善ですので、これも十人十色でどれも正解という一つとして御容赦頂けましたら幸いです。本当にお越しくださる皆様方のスタイル,スタイリングはいつも勉強になります。

 

あと滅茶苦茶余談ですが、近日中にSURRのプライスタグを一新致します。少し前から改めたいなと思っていたのですがやっと様式を思いつきました。

 

 

SURR 福留

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新作でございます / Diary1030
21.1.2022



70s Ballantyne / ご愛用頂くことでそう遠くない未来にブラッシングをせずともブラッシングをしたかのような毛の輝きを自然と獲得することのできる、残酷なほどに強い特級スコットランドカシミア。

 

 

 


1989s Canadian Army / 戦車兵という専門的なコンセプトプロダクトだからこその え、これデザイナーピースじゃないの?え、ってかデザイナーよりもデザインしてない?的リアルミリタリーピース。

 

 

 


80s Pure Scotland cashmere / 当時のニットメーカーによる実直かつ充分過ぎるほどの品位を秘めたUKプロダクト。

 

 

 



early00s Dolce&Gabbana / 私、この頃のドルチェ氏とガッバーナ氏による男性に向けてのスタイル味付け(自分が着る意味で)とても好きなんです。このパターンメイクで48サイズ表記提案ですからねぇ。この積極的なタイトをピュアカシミアで構築するコンセプト感、たまりません。

 

 

 



80s Royal Canadian Air Force / いわゆるコールドウェザーコンセプトのプロダクトなのですが、このスタイルボリュームでパッカブルって。思わず拍手しちゃいました。デザイナーの創意性を蹴散らす圧倒的なモンスターです。

 

 

 



2003SS Gucci by Tom Ford / 鳴々麗しや鳴々嬉しや。最高です。

 

 

 



90s Loro Piana / これもまた残酷なまでに美しく、目が眩むほどにノーマルでベーシックなスタイル性。良い意味でバランタインの特級スコットランドカシミアと異なるロロ・ピアーナならではの特級イタリーカシミアです。もうトロットロフワッフワ。

 

 

以上、カオティックな新作群でした。

 

 

SURR 福留

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