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Finish”
“なぜならこんな上質かつ頑丈なレザーは現代ではもう作れないし、これ以降の時代になると質は下がっていき80年代以降の革なんて基本〇〇(伏せますね)だし、上質なレザーに触れたかったらハイファッションカルチャーを選ばなくてはいけなくてそうなると物凄く予算が必要だし、ハイファッションとは言えいつの時代もここまでの頑丈さは無い。”
“そしてもうヴィンテージの世界でこの時代の上質で頑丈なレザーは出てこない、今あるだけなんだ。だからもうレザーは終わった(Leather is Finish)んだよ。”





New arrival,50-60s French Goverment Worker Leather Selection
そんな恐ろしい言葉は、かねてから例えばとある一着のフレンチプロダクトがあって100人中100人がそれをAと言ったりネット情報でもAと言っていたとしても彼がBと言うならば私はそれをBと思うくらいに信頼するどころか心の中で勝手に師と仰ぎ、彼が大きな石の指輪を付けている(しかも結婚指輪らしい)おかげで私も大きな石の指輪が欲しくなっちゃう(デコラティヴな装身具 / Diary747)(ちなみにまだ出逢えていません)ような素敵な熟練中の熟練コレクターの口から、上記のレザーたちを目の前に発されました。
もちろんヴィンテージカルチャーに長年属する人物、言ってしまえばヴィンテージ贔屓にならざるを得ない人物の個人的な解釈でありそもそもにおいて上質と頑丈の概念も人それぞれですし、私はこれらフレンチガバメントワーカーのレザーの質と頑丈さのポテンシャルがあまりにも“高過ぎる”だけでそれ以降の様々なカルチャーにも良いレザーは沢山あると思うし、それこそ90年代くらいまでのハイファッションやモードのレザーは現代に通じる繊細なレザーの上質さの中にデイリーウェアとして充分な強さを兼ね備えていると思いますし、80年代の〇〇なレザーが逆に良い逆に格好良いという意見も正しいと思いますが、心の師である彼がいう意見は決して不公平でも言い過ぎでもないと素直に思いました。そうか、レザーは終わったのか。
この話(見識)も今のレザードハマり、いやドドドハマりのきっかけであることは言うまでもありませんし、以降店頭で御客様と交流する際にも高い確率でその見識をお話させて頂いています(〇〇を伏せず)
皆様はどう思われますか、レザーは終わったと思われますか。いずれにせよ私が皆様に対して強く思うのは今お手元にお気に入りのレザーウェアがあったら是非とも一層大切に向き合ってください ということ。それがヴィンテージプロダクトであったら特に特に。
私も手元にあるヴィンテージレザーウェアはフレンチプロダクトではありませんが上記たちと同じく60年代で同じくラムレザーでして長年相棒のような存在で向き合い続けたこともあってしっかりとした着用感なのですが、レザーの風合いというか育ち方が尋常じゃありません。本当に化け物のような格好良さに仕上がってくれているからこそ心の師が言う上質と頑丈さの両立がスッと胸に入ってきたのだと思います。
SURR 福留
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私は今レザーウェアにハマっています。いやドハマり、ドドドハマりしています。数年前から毎年定期的にLeahterって格好良いですよねぇ やらLeatherって良いですよねぇ と(もちろん本心で)独り言ちていますが、今のこれは最大級のウェーヴのようでとにかくレザーを着ている人が格好良くて堪らないレザーウェアに惹かれるったらない。
その理由は自分の中ではっきりしていて、ここ1年間特に素敵に感じられるレザーウェアとの出逢いが多かったこと、時に誠に素敵なレザーウェアSTYLEの御客様が来られたこと、そして御客様とヴィンテージレザーウェアに関して話し合う機会が多かったこと。この3点です。ジャン兄クリエイション,イタリーLevis,幻のフレンチレザーメーカー,コルビュジェ先生愛用個体とそのシリーズ達,Hermesを唸らせるクオリティの専門メーカーさん,まさかのマルクボアン・クリエイション。去来とはまさにこのことでここ1年間の出逢いでも様々な最高のソウルメイトたちが改めて頭に浮かんでは消えます。それらを御認めくださった皆様方の姿がまた痺れるほどに格好良くて、それを目の前にするのは本当に本当に刺激的な時間なのでなんであんなに様々な姿と形と空気感で御似合いになるんでしょうねぇと不思議に思いつつ、なんたら同士は引かれ合うとかなんとか言った人がいるとかいないとか、それはもう今の第九部で完全終了するとかしないとか言ったとか言ってないとかなことを思い出しつつ、スピリチュアルな何がしに興味がない私ですがこの生業において早めのタイミングで物と人の見えない繋がりや人の気持ちが物に移るのは否が応でも信じざる得なかったことは純然たる事実なことを改めて思い出せるからこそ、ファッションの楽しさを再確認できると同時にトレンドという要素性の立ち位置がすっかり変化し選択肢と可能性が格段に増え必然的に御洒落とは何かを自問する人が増え様々な自由度が高まり続ける“今の時代”だからこそヴィンテージレザーウェアの存在感と存在価値は、端的に言ってヤバいな と。
あと改めて切に感じてちょっと震えました、ヴィンテージレザーって本当に残酷だな と。
New arrival,Vintage Leather Wear Selection
上はセレクションのうちの一つ、1996AWのGiorgio Armani。ね?残酷でしょ?
SURR 福留
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ツイードテーラードジャケットところによりトレンチコート。古き良き一族時代のクリエイションでありながら近年の同社をしとどに彷彿とさせる混合デザイン性、これだけで当時のGucciがいかに栄華を極めていたかが伺えます。フラップ付きのポケットもまたトレンチらしいタフさを醸し出していて、良いね。
80年代のValentino Jeans。本当にこの時代のクリエイション(特にアウター系統)はハイセンスかつハイクオリティかつ独善的で最高に痺れます。アメリカンカルチャー特有のタフギア設計の濃い部分を丁寧に再構築したモードらしいベクトルなうえで、44サイズ表記にも関わらずXLは余裕であるという特に大胆なオーヴァーサイズのデザインシルエットを取り入れた特に意欲的な個体。ダック生地の中でも軽めなアーミーダックの採用と襟だけピッグスキン、そして洒落たライニング。もう一度言いますが、最高に痺れます。
こちらも表面はさっぱりかつタフなコットンですがフェイクファーライニングによりしっかりと防寒性を獲得した猛烈MyブームのダッフルコートSTYLEな一着。ドルチェさんとガッバーナさんによる40sマフィアの世界観を軸としたよりクラッシックかつハイクオリティな90sクリエイションです。
弊店がこれまでにほとんど御提案してこなかったし私自身も経験値ゼロなフリース、まさか総柄でヴェロアドッキングでファイヤーマンフックに惚れるとは思いませんでした。80年代イタリアのアノニマスクリエイション、感性ビンビン尖り過ぎ鋭過ぎです。素晴らしい。
テーラードジャケットの設計と構築なのですが私はこれをニットプロダクトと捉えています。一応組成としてはツイードなのでしょうか、しかしながら流石の抜群に柔らかく軽い織りによって綺麗なドレープと落ち感が楽しめ、テーラードジャケット特有の(それが魅力でもあります)かっちりとしたドレス感は良い意味で皆無。ミッソーニ夫妻だからこそ産み出せる芸術的なカラーリングも相まって文句無しに粋な“ファッションジャケット”に仕上がっています。秀逸なバランスと成り立ち、本当に見事です。
ラベルに刻まれたSAHARA SUNSET、DURHAM(アメリカの地名)、PARIS 1900(パリで万国博覧会が開かれた年号)、CHICAGO 1893(シカゴで万国博覧会が開かれた年号)の文字たち。何、これ?南イタリアの僻地で出逢った大々々好きなLevis-styleかつレザージャケットという個人的なツボ(フェチズム)に刺さりまくる一着は、謎が謎を呼ぶアノニマスクリエイションでした。調べたらDURHAMにChesterfieldというラボがあるのですが、ここに記されたChesterfieldはイギリスではなくそこを指すのでしょうか。何、それ?胸元とヨークに正々堂々刺繍されたChesterfield Legendは通常であればブランドロゴドンなのですが謎が謎を呼び過ぎて逆にアイキャッチにならないのもまた良いし、イエローのスエードレザーなんて堪らないしレザーの質も良いしシルエットバランスも綺麗だし。滅茶苦茶良いですこれ。
New arrival,様々
個人的にカオスな様々新作になってくれて嬉しいです。
SURR 福留
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ウール×シルク×カシミア混紡のニットとヌバックレザーをドッキングというカーディガンという存在枠組みを軽々と越えたプロダクト。実用性と美意識を両立させモード概念と職人技術を融合させるHermes hommeですが、ここまで贅を尽くすとさらに“ロマン”が乗っかってくれますねぇ。設計的にもカラーレスのスクエアジャケット的に捉えることができるユニークな一着です。
皆様、ブルネロ・クチネリは御存知ですか御好きですか?私は大々々好きです。店に行ったら何故か帰り際にチョコくれるところとか〇〇万円のクッションを作るところとか、愛する妻(当時は彼女)の地元が好きになってそこを復興させるために古城を買い取って会社を作るところとか、さらに学校を作って地元の人々に通わせるばかりか給与を支払って学ばせて卒業後には自社に残っても良いし他社に就職しても良いところとか、災害などが起きたら自社にある製品を無償で贈るところとか、初期のクリエイションテーマが“貴族の私服”なところとか。
そんなクチネリさんによるヴィンテージクリエイションは畔編み特有の無機質さインダストリアル感と時代性を感じさせるスポーティーなバランスとクチネリさんらしいラグジュアリーが調和する特に現実的なウールボンバージャケット。様々な着こなしとシーンとスタイルを想像させる間違いない一着です。ポケット付きもうーれしー。
こちらは内モンゴル産のカシミア100%のニットジャケット、私にとってマジで至高で至福で至宝の一着です。時代が00年代初頭のためその時代性を反映させたミニマムでシャープなフィッティングがまた痺れるのですが、なんと言っても色味が独特でして、グレージュ系統の表に対して裏がグリーンという、どうなってんの?な構築ですので着用時もそこはかとなくグリーンを感じるグレージュ系統のカラーリングというなんだそりゃな色調もまた貴族の私服ゆえか。ちなみにこちらはポケット無し、前述のフィッティングコンセプトゆえ我慢してくださいまし。
以上、今週の新作でした。たった三着ですが私にとって三着もまとめて御提案できた至極のニットジャケットたちです。
SURR 福留
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真冬っぽく寒くなってくれましたね都内、とか言いながら明日の最高気温は14℃なのですが、なんとなく気分がとっぷりと冬に浸ることができたので、そりゃ寒いのは辛いっちゃ辛いですが獣毛のムードやらフランネルの空気感がより一層楽しく感じられてレイヤードの可能性も広がるのは楽しいですよねぇ、冬。
50s PARIS bespoke/ピュア“Crombie”カシミア
80s Missoni/ウール
共に80s Herno/ウール70%×カシミア30%
1958s PARIS bespoke/ウール
80s Trussardi Sartorial/ウール40×アルパカ30%×ナイロン15%×モヘア15%
2001AW Hermes homme/ピュアウール×ポイントラムレザー
late90s(もっと古いかも) Hermes homme/ウール74%×アルパカ10%×モヘア10%×ナイロン6%
気候以上に気分的にやっと本格的な旬が来たなって感じですね。私は172cmで普段48サイズ着用ですが、これらは全てもっと細身の方でも良体格の方でも様々な角度と見え方で素敵に映ることと思います。きっと高確率でモダンな印象になるんじゃないかな、私はTHEクラッシックにしか見せられない身体なので。昔はそれが微妙に思う時もありましたがだいぶ前にもう良いかなってなりました、嫌がっててもどうしようも無いし幅広い服が着られない身体つきってことはハマル時はハマルってことだし~ と思うようになったので。
SURR 福留
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先にインスタグラムで御挨拶させて頂きましたが既に10日となってしまいましたが、こちらでも謹んで新年の御挨拶を申しあげます。今年も皆様の日々が少しでも豊かで穏やかになりますように、そしてその過程においてファッションやカルチャーと触れ合う際に、そして時にショッピングで心身の栄養補給をする際に弊店が僅かでも御役に立てますよう精進致しますので2024年も機会ございましたら宜しくお願い致します。
さて今年はどんな刺激に出逢えるのやらどんな初めましてが待ち受けているのやら、かねてから心に留めていたアレやコレとの念願の出逢いはあるでしょうか一度も思ったことはないにも関わらず圧倒的に惹かれる何かはあるのでしょうか。服飾史には世界中の様々な文化にはまだまだ魅力的な何かが沢山ありますし世界には初めましてだらけで、探しているものに限って見つからないメソッドがありますが引き続き頑張りたいし衝撃的に惹かれる出逢いは時に困っちゃけどやっぱり喜ばしいもの。いずれにおいても引き続き皆様には家族や生活や仕事が第一なことは前提なうえで服飾史及び世界中の様々な文化から魅力と刺激を得て頂きたい所存です。なお私の今年の目標は減酒、休肝日ルーティーンの確定がファーストフェイズです。
私はこの生業において定期的に新たな刺激や出逢いを味わうことができるのは役得というか本当に贅沢であり有難いことであると思っていると同時に、それらが必ずや自分の物にはならないというのは因果応報というか宿命であることを胸に刻みながら仕事をしています。しかしながらその喜びと宿命を胸に刻んでいながらも“プロダクトとしての出逢えなさ度”と“自身の身体にフィットする度”が高ければ高いほど宿命に抗いたくなる=自身の物にしたくなる欲求が心を沸騰させます、それが私の愛するクラッシックカルチャーであればあるほどに。

1945年より外から見えるロゴを必要とせず、例えば買って着た数ヶ月後に“ここがこうなっているから美しく心地良いんだ”などと着用者本人だけに服そのものが語り掛けるようなプロダクトを製作し続け、自らを流行ではなくファッション及びスタイルそのものと定義し、ラグジュアリーなビスポークテーラリングに特化し続けてきたBrioniが“ローマ(設立地)人のスタイル”、そして“メンズハイファッション”とイタリア語で正々堂々と刻んだラベルが縫い付けられたこのジャケットの存在感と価値は、私にとって目が眩むほどに高いです。




しかもなんとモーニングジャケット、モーニングジャケットです。旧体制では何度か、SURRになってからはアンティークカルチャーから一着御提案させて頂いたくらいのプロダクトでして、近年でも存在するとは言え正装(礼服)以外で御目にかかる機会は私の環境下では皆無な、1850年頃よりテーラードジャケットに至る進化を遂げたほぼロストプロダクト。それがBrioniのハンドメイドによって現代のファッションシーンに投入されていただなんて熱過ぎるったらありません。
純礼服として機能させないことで現代のスタイルとして、それこそBrioniが想うRoman Styleとして楽しんで欲しかったのでしょうか、チャコールグレーの繊細な密度なフランネルもモーニングジャケットとしては新鮮ですし、ちょっと大きく感じる襟も低めに感じるボタン位置も良い意味でアンティークカルチャーには属しません。なんと言ってもシルエットが美し過ぎて震えます。
モーニングジャケットをファッションに落とし込んでいる実例に出逢う機会は前述の通り皆無なので、きっと日常でこのプロダクトに出逢っていたらラグジュアリーなメンズスタイルがやはり心地良く適正に感じていたのだと思いますが、日本から遠く離れた建物に一歩足を踏み入れるだけでWifiの電波がゼロになるような僻地にて買付旅順Ver.のカジュアルスタイルの上から羽織ってみたらそれはもう素敵に感じられまして、なんならオリジンヴィンテージ的なミリタリーパンツやらジーンズなんか合わせたい気分にすらなってしまって、まだ自律神経の乱れが整っていない心がとにかくとにかく掻き乱されまくりまくったことは今となっては良い想い出。


New arrival,90s Brioni hand made morning jacket.
いやぁまさかモダンかつ着崩したいと素直に思えるモーニングジャケットに出逢えとはなぁ、驚いた驚いた。本当、世界にはまだまだ素敵な物があるなぁ。
SURR 福留
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いつもSURR、DE CHIRICO及びLAILA CO.,LTD.各店を御愛顧くださり誠にありがとうございます。2023年の営業は 12/28(木)19:30をもちまして終了致しました。2024年は 1/5(金)12:00 より、以降通常営業再開となりますのでどうぞ宜しくお願い致します。なお、お休みの期間中に頂いた御問い合わせに関しましては営業再開の1/5から順次御対応進行させて頂きますこと、御了承くださいませ。
今年も例によって大掃除など諸々が完了したSURRにてこれを書いています。去年はバッテリー不調で思うように動かなかったポリッシャーでしたが今年は新バッテリーによって大活躍、今までで一番ピカピカの店内になってくれたと同時に今までで一番膝が痛いです。来年は膝当ても必要かしら、ずっとテディベアみたいなポーズで床磨かなきゃでしたから。あと今年はMYワードローヴに以前入手したロイヤルエアフォースのメカニックワーカーオールインワンがあったことを想い出せたのもピカピカの要因でしょう、これほど大掃除にうってつけのプロダクトはないですね、恒例化確定。
今年の新作御披露目はのべ523点で撮った写真は計2563枚でした。来年はもっと沢山御披露目したいですがなんかいつからか決め打ちみたいな感じで撮るのが好きになってしまって、構図は練るけど撮るのは一枚みたいな、なのでシャッターを切る回数は減らしたい。地味な目標。

皆様、無事年内買い納めは済まされましたか、もしくは来年の買い始めに移行でしょうか。いずれにせよ引き続き心と身体と日常を豊かにする何かしらに出逢って頂きたく思うと同時に、その中に一つでも弊店の何かが入れるよう願わせてください。私も今月の頭に“これで買い納めかな”という嬉しい出逢いがありましたが実際にそうでした、しかしながら今年のベストバイはファッションアイテムではなく椅子、折り畳み椅子だったのです。
かねてから欲しいなぁと頭の片隅にあったイタリアンプロダクトながらなかなかどうして長らく決心が付かずに宙ぶらりんになっている状況で前回の旅順にてパリのポンピドゥーセンターで写真の歴史展的なエキシビションが開催されており、ちょうど半日時間があったのでこれは行かなきゃと数年ぶりに訪れて、大いなる刺激と図録を持ち帰って大満足していたら飾ってあったのです、その折り畳み椅子。そしたらもう駄目ですよね帰国して即取り扱い店のMOMAに電話して希望のカラーを取り寄せてもらって、ちょうど大きな事務業務が終わったタイミングで入荷の連絡あり、勝手ながら自己御苦労様品として購入したのですが、いざSURRの空間に置いてみるとまぁ使いやすい使いやすい。プロダクトとしての好みと歴史が裏付けた座り心地の良さは言うまでもありませんが、もしかしたら店頭オぺーレーションでも有利なんじゃないか折り畳み椅子と予想していたものの、ここまで便利だとは思いませんでした。SURRにとって最適な椅子は折り畳み椅子だったのです。ようやっと気付けましたよ、ありがとうジャンカルロ・ピレッティさん。

未曾有のヴィンテージ人気でありどんどん“良いもの”を見かけられない触れない昨今ですが、弊店にとってはまだまだ心躍る品が世界には沢山ありますしもっと心が躍れるよう様々更新したい所存ですので2024年も新たに出逢えるよう発見できるよう、仮に“全世界素敵顧客様選手権”があったとしたら相当上位に食い込めると常々妄想するほどに弊店はかねてから御客様に支えられて成立してきた店ですので、そんな皆様に少しでも御納得頂けるよう及第点を頂けるよう精進致します。2023年も本当に本当に御世話になりました、2024年も機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

2024年最初の御披露目はこれらとなります。元日明けからインスタグラムにて告知致しますので今年もほろ酔いもしくは泥酔状態にて御査収頂けましたら幸いです。それでは皆様、そして皆様の周りの方々、良き御年をお迎えくださいませ。
SURR 福留
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のべ523点の新作を御披露目した2023年、締めはこちらです。





New arrival,Vintage Hermes products.
明日23日(土)12:00より、年内営業も残すところ土曜から木曜の6日間となりました。皆様引き続き御自愛くださいませ。
SURR 福留



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弊店にとってこのラベルの存在意義は大変に大きく、それがBurberrysと並ぶとなるとそれはもう稀有と言うかちょっとした事件と言うか、尋常ならざる意味合いを有します。世界に数台しかなAi織り機にて生産効率を度外視してまで高品質な生地を製作し続け、Hermes社すらも虜にした今は無き英国田舎町の生地メーカー,Moorbrook。そのウールカシミアフランネルを用いた80年代Burberryのバルカラーコートでミッドナイトブルーカラーなんて素敵でないはずがありません。しかもこちら、これまた絶妙な個性を有するのです。
それはサイズ。表記UK46となるとXXL,いやXXXLほどでしょうか。この系統において特出したBIGサイズな御陰様で相当の生地量を有していまして、御散歩をテーマに設計されたがゆえフンワリが特徴でありゆったりと着て然るべきバルカラーコートではありますが、ここまでドラマティックなドレープを楽しめる個体には出逢えません。言うなればシルクやナイロンと言った軽量素材を連想させるほどの滑らかさですが、実際問題カシミアを10%含んださりげない光沢のウールフランネルですから話が違うというもの、良い意味で眼がバグるテクスチャーなんです。そして素晴らしいのはここまでの生地量でありながら重くないという点、ここにもやはりロストテクノロジー的なMoorbrookフィロソフィーが潜みますね、虜になるわそりゃ。ヴィンテージの世界で時に出逢える“当たり前ではない一品”、こちらは特に です。




New arrival,80s Burbbery wool cashmere bal collar coat by Moorbrook.
身長172cmの私が着ると足首近くまで丈がきますがイッセイ先生のコートみたいで逆に格好良い。ヨーロピアンクラシックの王道設計かつ文句の付けようがない上質なテクスチャー(でもわざとらしくない自然な感じなんだ、これぞ本物)で先生のモード感を味わえるなんてお得過ぎるっしょ って感じです。それこそつい先日身長160cm代の女性がお試しくださいましたが超格好良かった…もちろんマキシ丈でしたがとっても素敵でした。
SURR 福留

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鍋も旨いしちゃんと寒くなってくれて嬉しいので早速今週の新作を御披露目させて頂きました。








New arrival,a la carte.
年の瀬も機会ございましたら。
SURR 福留
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“絶対来年高くなってるんで”
先日とある初めましての御客様が御来店され交流にて最近ヴィンテージカルチャーに興味を抱かれていたことを明かしてくださり、ちょうど某メーカー某名作の大変に立派な非定番個体をお召しだったのでさぞや立派なお買い物だったことでしょうねぇと呟いた時、購入に踏み切った理由として述べられたのが上記の御言葉でした。
絶対来年高くなる 以降頭の片隅にてずっと在る言葉で本っっっ当にその通りだと思いました。未曾有(という言葉をあえて使います)なほどに盛り上がりを見せているヴィンテージカルチャー(そもそもにおいて私は興味を抱く人々が増えることは猛烈に嬉しいです、あしからず)、それには様々な理由が複雑に絡み合っているのでしょうがその根幹に在るのは“刺激”ではないかと私は思っています。ヴィンテージカルチャー特有の刺激,クラッシックだからこその刺激,モード史ならではの刺激,歴史に名を残さない何処かの誰かによる刺激。この生業において私は常にそれを感じ続けられているので少しも飽きることなく今も向き合い続けています。ファッションに何を求めるのか,それこそ実用性なのかロマンなのかなどなどありますが刺激がマストな私にとってヴィンテージに対する注目度が高まり続けているという現象=それ以外のカルチャーが物足りなくなっている、です。様々な角度で観察できると思いますが、私はそう思います。
絶対来年高くなる 本っっっ当にその通りだと思うと共に胸の真ん中に複雑な感情が渦巻く言葉です。私は世界各国のコレクターからヴィンテージプロダクトをセレクトし皆様に御披露目すると同時に私も買い物するのが未だに大好きなので来年高くなっていたら困っちゃいますもん。ある程度であれば社会情勢等との兼ね合いで納得できますが、分水嶺を越えると話が変わります。あんまり越えないと良いなぁ、怖いなぁ。
フランスのとある老練なコレクターが“レザーは終わった”と言い切ったように様々な状況が刻一刻と変化し続けるヴィンテージカルチャー、私も引き続き手に入れるべき存在はなんとか手遅れになる前に着地したい所存です。でもやっぱり人生において社会に属するにおいてショッピングは良きスパイスですから、基本的に必要な存在ないし欲しいと思える存在が在ることそのものを私は幸せに感じます。求める気持ちでヤキモキするところも含めてね。
ということで今年も年の瀬にファインジュエリーを御提案、六つのブレスレットと二つのネックレスです。









New arrival,40-80s Fine jewelry bracelet and necklace.
上からブラックダイヤモンド,トリニティーカラーゴールドとサファイア,喜平チェーン,アメジスト,ダイヤモンド×2,そしてシトリン。今年もまた個人的に猛烈に濃厚な布陣になってくれました。じっくりと御縁結ばせて頂けましたら幸いです。
そういえば2023年内の営業は12/28(木)までで2024年は1/5(金)となります、どうぞ宜しくお願い致します。
SURR 福留

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弊店においてほとんど御提案する機会がないAquascutum、その理由は前々回のダッフルコートとなんとなく周波数が近いかもしれません。この度6着目となった一着は前回のレザーレーサージャケットと同じくの痺れさせてくれるコレクターの下で出逢ったのですが、結果的には私の大好物である王道でありながら非王道でもあるイレギュラープロダクトなのでした。



“明るいレザーカラーでアヴィエイタースタイル、うんうん王道的で見てて気持ち良いねぇ”が第一印象だったのですが、向き合ってみるとなんとまぁ質の良い革でなんとまぁモード的かつ美的なデザインボンバーシルエットで、なんとまぁ特出した存在感の一着だこと、あらまぁアクアスキュータムじゃないの。こちらさんで直球に惹かれる出逢いは久しぶりで嬉しかったです。
このアメリカ空軍の名作飛行士ジャケットA-1を原型とした形状、馴染み深く御愛用されている方も多いことと存じますが本当に本当に完成され尽くした究極的スタイルの一つですね。格好良くて便利で合わせ易くて着易い腰丈のバランスは国も年齢も問わず愛されている印象であり時代を問わず様々なブランドやメーカーが常に製作している印象です。で、こちらの80s Aquascutumの一着、やたらめったら丸が強調されたボリューミーなデザインシルエットでありながらウエストリブがタイトにアクセスしてくれることでコンパクトな着こなしとなり、オーヴァーフィットながらオーヴァーサイズではない絶妙にスポーティーなバランスをくったくたに,それはもうくったくたに

柔らかく滑らかなヌバックレザーとパテッドライニングが美しいシルエットを描く、クラッシックかつ王道でありながら猛烈にモードを感じさせてくれる一着なのです。このバランスは直感的に親愛なるHermes hommeの名作リバーシブルボンバーを連想しました、リンクがかなり多いうえで異なるスタイル性かつヌバックレザーのスペシャル仕様と思って頂いて差し支えございません。
なぜここまでモード要素性が濃い絶妙なプロダクトなのか、これは後々分かることなのですがこれは英国老舗のAquascutumがイタリアの工房にて設計及び製作したItaly Aquascutumという区分でした。ちなみに明るいレザーカラーとコンディションの良さも相まって着用時の存在感は物凄くブライトで物凄くエレガントですので御覚悟を。

New arrival,80s Italy Aquascutum aviator-style leather bomber jacket.
Italy Aquascutum、個人的にはデザインボンバーの独自設計も圧倒的なクオリティもイギリスっぽくない特出した柔らかさも即座に合点がいきました。この王道でありながら非王道、いつも良い意味で驚かせてくれるし楽しませてくれるしONE OF A KIND感MAXなので本当に本当に大好物。シックでクラッシックですがとくかく強烈な艶っぽさとさりげないハイファッション感が滲んでパテッドライニングで暖かくて軽くてポケットもいっぱいあってボタンの留め方次第で様々な温度調整が叶って腰丈で動きやすくて過ごしやすくて。
大好物です。
SURR 福留

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数あるウィンターコートの中で弊店がほとんど御提案したことがないプロダクト、それがダッフルコートです。
好みなクラッシックカルチャーかつスタンダードナンバーにも関わらず老舗のそれにいかんせん食指が動かず、となると選択肢がグッと狭まってしまうのは老舗がいかに王道を邁進しているか、言い換えれば間違いない存在なのかを示しているのでしょうが、私自身も経験したことがないし動かない食指は動かせない。記憶が確かならばSURRになってからの約10年間でHermes hommeの個体、そしてAquascutumの個体しかセレクションしていないと思います。そもそもにおいて私はフ―ディーの経験値が圧倒的に乏しくてですね、今の感覚でファッションを楽しむようになってからはおそらくゼロ、これまでパーカーを着たこともなくフードが付いたアウターにも縁がありませんで暖かそうだし落ち着きそうだし色々と便利そうなのでものぐさな私には合いそうなんですけどね、なんとなく自分が着る服として捉えることができず今に至ります。ちなみに“某デザイナーは自身のブランドに在籍時、意図的に作らなかったプロダクトが三種あるんだけど知っている?”と知人がクイズを出してきたことがありまして、その答えはパーカーとショーツとバックパックで本人が好みじゃないからという理由だったのですが、当時その三種とも親しみが無かった私は(今はショーツは大々好き)、ちょっとニヤッとしたのをよく覚えています。
要するに単純に良いと思えるダッフルコートにも出逢ってこなかった、ただ単純にそれだけなんです。事実イタリア中部よりちょっと上の少し外れた田舎町にいるコレクターのもとでこれに出逢った時は即決、滅茶苦茶素敵じゃないこのダッフルコート!とここ10年間分の食指が動きました。




なんじゃこのプロダクトなんじゃこのオーラ、と思ったらミッソーニ夫妻のクリエイションでした、納得納得。ブランドラベルがなんとも素敵でして、ロゴに加えて“DESIGN & MANUFACTURE OF SUPERIOR FASHION GARMENT”、“CAREFULLY SELECTED FABRIC”、“TRADE MARK LONG WEARING SMARTNESS COMFORTABLE”、そして“ORIGINAL CLOTHING FOR COMFORT AND PLEASURE”と、涙が出るくらい素敵な文言が書かれまくっている初見デザインなんです。ブランドラベルにそれほどの情報量は新鮮かもしれませんが、御陰様で情熱を否が応にも吹き飛ばされそうなほどビンビンに感じることができます。
御存知の通りニットに芸術の概念を初めて注入しモードの世界で新たな可能性を開拓したパイオニーア,オッタヴィオ・ミッソーニさんとロジータ・ミッソーニさん。芸術作品を鑑賞してデザインを生み出していた彼らが紡ぐ糸はプレーンセーターの段階で120点ですしカーディガンやニットジャケットの段階で何倍もの存在感を発揮してくれますから、このようなアウタープロダクトの質量と面積になった時のエナジーとシナジーは計測不能。このコレクターのもとに向かう道中“なんでまたこんなところに…”正直思いましたが(この生業では定期的に思います、本当に色々な地にいますので)、こういうプロダクトを保管,保存(本当の意味でのアーカイヴですね)しているからこそこのような地にいるのだろうなぁ、このような地にいるからこそこれほどまでの逸品を保管,保存(これがアーカイヴという意味ですね)できているんだろうなぁと切に思いました。まだまだ世界には面白いものが沢山あってまだ見ぬ刺激が沢山あります。そういえば以前にNHKで“世界はほしいモノにあふれてる”って番組ありましたね、復活してほしいなぁ。

New arrival,80s Missoni multicolor duffle coat.
クラッシックなオーヴァーサイズフィッティングかつラグランスリーヴなのでクラッシック感が強まるかと思いきや肩の落ち感がとっても綺麗で私の身体でもスマートな見え方になってくれました、これは相当に綺麗かつ秀逸なパターンメイクで様々な御身体に無理なく適合すると思われます。次に食指が動くダッフルコートはいつだろうなぁ。
SURR 福留

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寒く なりましたね。
きっとすぐに辟易するのでしょうが長かった残暑のおかげで冷え込みですら喜びの要素性、本日のSURRは日差しが一切入りませんでしたので今期初の一度も汗ばまない日中を過ごすことができました。ニットの旬、メルトン素材の旬、弊店ではほとんど御提案したことありませんがきっとダウンジャケットも旬を迎えていることでしょう。先週末も心無しか皆様楽し気に御見受けさせて頂きました、やはり年の瀬やはり楽しい要素が増えるウィンタープロダクトということで弊店もやはりハイテンション気味であることは否定できません。ということで今週は毎日Diaryにて一つの新作を粒立てて御提案させて頂きます。皆様2023年の買い収めは完了されましたか、私は幸運にも先日買い収めることができましたよ、多分ね。


遡ること丸々2年、2021年最後の新作御披露目にしたこれに私は大変に心震わされました。慣れ親しんだニットプロダクトであり愛するジッパーカーディガンでありながらそれらとは一線を画す着用感に実用性、一体全体ミウッチャさんはどこまでファッションを愛する人々を喜ばせ楽しまてくれるのでしょうか。余談ですがファッションには実用の側面とロマンの側面があり完全な対比ではないものの異なる捉え方でファッションを現してると思うのですが、後者の方々にとってはどこまで琴線に触れられるかは解りません、如何せん今の私は生粋の前者なものですから。研ぎ澄まされたスタイル性にロマンを感じる人もいるのでしょうか、まぁ好みですね。
とにもかくにも震えた一着、前回と色もサイズも異なるので弊店にとってはRe-Stockではありません。その実用性も洗練性も有用性もスタイル性もモードエナジーも2年前から衰えることなく、ましてや一層の存在価値を放っていることはこの2年でいかに様々な事柄が変化したのか,してしまったのかが改めて浮き彫りになります、うーん年の瀬っぽ~い。
皆様ニットプロダクトは好きですか、ジッパーカーディガンは好きですか。どちらも弊店にとって私にとって欠かせない存在で在り続けていますが、好きで向き合い続けて見続けてきてうえで驚けること,一本取られること,惚れまくれることって本当に稀有ことだと思います、言い過ぎかもしれませんが奇跡に近い出来事というか。仰々しいロゴもなく大胆なデザイン性もなくアヴァンギャルドなシルエット提案もないにも関わらず です。


New arrival,1999AW PRADA Uomo padded zipper cardigan.
これぞというジッパーカーディガンをかねてから御探しだった貴方、解はこちら かもしれません。
SURR 福留
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この度御提案させて頂く親愛なるHermes社のバッグクリエイションはいつも以上に私の趣味嗜好(フェチズム)が反映されてしまっていること、先に記させて頂きます。

このプロダクトと出逢った(=フェチズムが発動)したのは今から5年前の2018年3月2日、何故日付まで正確に覚えているかというとその日はパリの美術館Palais Gallieraでマルタン・マルジェラ作品展のプレオープン日で弊社が招待されていたからです。
当時既に絶大な人気を誇っていたマルジェラの過去作品群が単独で展示されるのは初めてでどうやら本人が相当に気合入っているらしいとかなんとかいう噂が流れているくらいでしたから、大変に盛況な中私は粛々と展示品を見ていたのですが、スタッフが遠くにいる女性に声をかけて話している時、このプロダクトが目に入ってきてあまりの格好良さに衝撃を受けました。
まぁ結論から言うとそのもの女性当人が圧倒的に“格好良い”だけっちゃだけなんですけどね、私は彼女を認識しているものの交流したことがなく人柄もそのスタッフから小耳に挟むだけですが、盛況なプレオープンで至る所にフツーに有名ファッションデザインーがいる中で佇む彼女、デザイナーたちは今の時代見られるのも仕事だからでしょう着飾ったアノ人らやソノ人らの姿と比べるとだいぶと自然体だけども充分に美しい彼女、が肩にかけた“それ”はHermesのバッグプロダクトはそのものが記号となりロゴの役割を果たすことが多い中で圧倒的に記号性もロゴ性も低いアノニマス感で、ファッションとしての飾りではなく荷物を持ち運ぶためだけに持っている感満載の彼女のムードとそれに相応しい程好くくたびれたオーラが相まって私の中での“完璧なバッグ像”と成りました。

もう一回言いますけどただ彼女が格好良いだけなんですけどね、未熟で若輩者で御客様からもすぐ影響を受けてしまう私がこう成りたい/こう在りたいと心に留めるには充分過ぎるバッグスタイルでした(正直言って、こっそり写真撮っとかなかったことが悔やまれます)
そのプロダクトは幾つかのバリエーションが存在するので壁一面をデニムで埋め尽くしたり全ラックをヴィンテージブレザーにしたいとかねてから宣う私は大量のそれらで店内を埋め尽す妄想を何度もしましたが、デニムよりもブレザーよりも現実的ではないのでじっくりと集めた4つだけですが先に御披露目させて頂くことにしました。



New arrival,1989-1998-2005s Hermes big and small leather bag.
御覧の通り猛烈に大きいAとだいぶと小さいBとBよりは大きいけど充分小さめなC及びDという極端な容量差の4点となっております。“ある人にとっては物足りないもしくは持て余すけど、ある人にとっては抜群に丁度良い”をコンセプトの一つにしている(と私が勝手に思っている)Hermes社のバッグクリエイション、全人類のニーズに応えてやるぜと言わんばかりのバリエーションはいつも私を楽しませてくれますが今回のプロダクトは趣味嗜好(フェチズム)MAXです、御了承くださいませ。
ちなみにAとC及びDは私も愛用させてもらっていまして、彼女が私に与えてくれた完璧な像のおかげでHermesバッグは日常の存在かつ過酷に駆使して差し支えないことを身をもって体感できています。ボロボロになっても格好良いボロボロになったらもっともっと格好良いんです本当に、人間もこう在りたいものですねぇ。
ということで私は物凄く過酷にAを日常使いしています、容量が相当ありますが帰り道に食材をある程度買ったりなんだかんだ仕事で荷物ある機会も多いのでガンガン詰められて本当に助かっています。おかげでだいぶとエイジング効いているのですがカラーケアする気はありません、フレッシュな使い始めよりもボロボロな今(↓)の方が圧倒的に格好良いもん。
SURR 福留

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いつも御世話になっている御近所さんの花茂で“長めに楽しむならこれですね”と店員さんが選んでくれた一輪の薔薇、漫画かって笑っちゃうくらい綺麗に咲いてくれました。


ありがとう、店員さん。他にも地下のおひつ定食屋やギャラリーや食器店や天然木家具屋などありがたいことにSURRの周りは素敵な御近所さんが点在していて長らく御世話になっているのですが、顔を指しあう間柄は一箇所もありません。私、顔覚えられるのが昔からなぜだかちょいとばかし苦手で、人生で行きつけの飲食店と自認できたのは一箇所だけでそれも当時友人がBarで働いていたから無理なく行けていただけですから、すぐ店員さんと無理なく仲良くなれる友人知人なんかが単純に羨ましいです、きっとプラスはあれどマイナスはほとんどなさそうだし、それこそ行く度に綺麗に咲く花選んでくれたら最高だもんなぁ。そういえば愛煙家時代に唯一近所の煙草屋の御姉様が認識してくれており“今日もエグザイルみたいで格好良いねぇ”と言ってもらうために通っていましたがもう吸ってないもんなぁ。きっかけが無ければ未だに喫煙者でしょうが止めて良かったなぁと心から思うのは“煙草とライター分ポケットが空く”です、この点は本当に御薦め。でも楽しいよね煙草、好きですよ吸わないけど。ちなみに止めた後の一定期間“禁煙じゃなくて吸っていない状態を自ら選んでいるだけだ”と言うことで禁煙しているプレッシャーを少しでも軽減しようとしていましたが我ながらちょっと意味が解りませんね。

ということで私みたいな面倒くさい人が自然にさりげなく顔を若干潜ませることが可能なカシミアマフラーの旬がやってまいりました。これがあるから冬が楽しいんですと言っても過言ではありませんね。今年も親愛なるHermesよりTHEジェンツスカーフな140×40cmサイズのTHE日用品的屈強さを誇るスコットランド産のカシミアによるマフラーを軸に変わり種も幾つかと他メーカーもちょっとだけ御用意しておりますので、前回よりも若干バリエーション多めです。今年もゆっくりとじっくりと一本一本御縁結べますように。



そういえばTHEスペシャルなビッグサイズも一点のみですが出逢えました。

デカいです、デカ過ぎです。180×72cmなんで私の身長よりも長いです布団にできます、この面積のスコットランド産のカシミアで漆黒ってちょっと震えるよなぁ。一度巻くと外したくなくなる一枚です。

New arrival,90-early00s Hermes pure Scotland and more scarf selection.
これらもまた私にとって一本でおしまいにできる存在であり、明確に贅沢ではあるものの享受して然るべき日常の素敵な存在です。意外(?)にも“そういえば学生時代以降巻いてないなぁマフラー”なんて御言葉を頂く機会が度々あるのですが、そんな時私はテンション上がってしまいます、尻尾振っているワンちゃん状態です。この仕事において御客様の手を引っ張るような御提案は基本的にしてこなかったつもりだし何なら苦手なのですが、これほどまでに実用性においても有用性においても完璧な存在を未所有と言われた時だけは手を思い切り引っ張りたくなります。だって在って良いもの手元に!あと首守るの大事だし!
SURR 福留
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あーなんでこのリーバイスジャケット型にこんなにも惹かれるんだろうなぁという自問には明確な自答が二つあります。それは“全てのファッションデザイナーが製作しているといって過言ではない雛形だから”と“多くのファッションデザイナー本人が着ている形だから”。

私はアメリカンスタイルを好きになるような環境におらずなんだったらジーンズ以外は基本的に自分は着ない存在だと思っていたのですが、この生業に就いてファッションヒストリーとデザイナーズヴィンテージの文化を学ぶことでリーバイスジャケットがいかに不変性な存在なのかを知りいかに多くのファッションデザイナー本人が愛用しているかを自らの眼で目撃し、特に後者のファッションスタイルとして気に入っているのはもちろんだけどそもそもにおいて活動しやすいから仕事にも向いているしポケットの位置感とかも丁度良く便利だから選んでいるんだよ的な美的である以前に知的な“ファッションじゃないんだと”なムードに心底惚れこんで今に至ります。

なので最近でもスケーターブランドとLevis社の共作のピンクとかスケートボード一度もやったことないのに滅茶欲しいと思ったし、リーバイスジャケット型という時点でまず好きの引き出しに入ってしまうのは定石。単純よねーと思いますが最早フェチズムなので仕方ありません。



New arrival,1995s Italy Levi’s heavy leather 4th jacket.
これは格好良いって。
SURR 福留
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ムッシュ・サンローラン、ヴェロニク・ニシャニアン、ミウッチャ・プラダ、ジャン兄・ヴェルサーチェ、トム・フォード。ファッションヒストリーを最重要視しデザイナーズヴィンテージの文化を最重要視する弊店に中では様々なファッションデザイナーの名前が飛び交いますが皆様の環境ではいかがでしょうか。SURRが出来た約10年前よりは少しは増えたのかな、そうだと良いな。旧時代も含める21年前よりは流石に増えたんじゃないかな。ちなみに私の家庭ではほとんど出ませんし、生まれ育った環境と親兄妹の環境では間違いなくゼロです。以前より少しは飛び交うようになった(と心から信じたい)昨今でありながら、もしマルク・ボアンという名前が挙がることはほとんど無かったとしたら服飾史における存在価値とは非正当であると同時に彼が求めたという意味では正当な結果です。弊店も8年前のDiary176で一度挙げたのみ、何故ならロンドンやニューヨークなどの支社クリエイションではない本国メンズクリエイションなんて一度も出逢ったことがなかったから(90年代の終わりの個体は一度出逢えましたが)。 ゆえに正直言って探してもいなかったし探そうともしていなかった、だって求めても叶わないって買付の旅において相当に厳しい心の傷になってしまうもの、そんな状況でついに出逢えた人生初のChristian Dior Monsieur by Marc Bohanのクリエイションピースは不可思議なデザイン概念と圧倒的な美意識となんとも言えないムードが混在したうえでダンディでありながらモードでもある単純明快に美しい、スタンダードなようで癖に満ち溢れ心地良い衝撃に満ち溢れた一着でした。





ジャン・パトゥやロベール・ピゲといったクチュール界の大巨頭の下で学んだ後1958年にクリスチャン・ディオールに入社してから2年間ロンドンに向けてのクリエイションに携わっていたマルクさん、ムッシュ・サンローランが兵役に招集されたことで急遽パリのアトリエに戻されデザイナーに就任することになったマルクさん、偉大な創始者と天才的な二代目に次ぐ三代目という重責の中発表したファーストコレクション“SLIM LOOK”で人々から絶賛されたマルクさん、そして権力や名声や脚光に興味がなくメゾンを離れる1989年までの三十年間ただひたすらに作品創りに没頭しChristian Diorというメゾンの伝説を継承し続けたマルクさん。そんな彼に敬意を表して近年のコレクションテーマを“Marc Bohan”にするデザイナーがいたり服飾博物館で作品が幾度となく大々的に展示されたりというファッションの本場では名だたるクチュリエやファッションデザイナーと同列で伝説的に語られたとてそうではない世界のみならずファッションを楽しむ世界においてもほとんど語られることはない、そんな現状はマルクさんにとってきっと自然なことだったのでしょう。
ということで弊店もマルクさんからこのレザージャケットに話を移します。テーラードジャケットの形でありながらハーフコートのスタイルバランスを採用しなんとも言えない微妙にオーヴァーサイズな立体造形とナチュラルなフィット感を同居させるまさしくクチュリエ的な設計、それを実現するために配置された厚手なライニングの違和感、極端に短いベントや本切羽仕様というさりげなさ過ぎるデザイン感性、驚異的なまでに美しいディアスキンの素材感、そして全体から醸し出される自然体な美しさ。明るめなブラウンカラーのレザーハーフコートという良い意味でワイルドなムードとホースライディングというタフなスタイル提案は当時のモードシーンにおけるサファリやミリタリーといったワイルドでスポーティーなレディースモードへのレスポンスでしょうか。

New arrival,70s Christian Dior Monsieur by Marc Bohan leather horse riding jacket.
近年人気を博すDior Hommeの言わずもがな前身であったChristian Dior Monsieurは1969年にマルク・ボアンさんによって設立され翌1970年のスプリング・サマーコレクションの“BOUTIQUE MONSIEUR”の発表によって初めて人々の目に触れこの世の中にChristian Diorのメンズウェアがあるという存在が認知されました。


以降はロンドンやニューヨークの支社アトリエにおいて積極的に製作され世界中の男性に愛されましたが、各社の在籍デザイナーによる作品ではなくマルク・ボアンさん本人による本国フランスのクリエイションは私にとってこれが初めてです。
SURR 福留
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当時特に珍しかったカラフルなエキゾチックレザーを用い素材の力で人々を驚かせて評判となったプラダの創始者、その孫にあたるミウッチャさんがデザイナーに就任するにあたって“私もおじいちゃん(創始者)みたいに素材感で皆をビックリさせたいわ”と(丸々言ってはいないけどそういう意味合いを願った、はず)いう想いから発掘されたシルクのような美しさとナイロン特有の強さを併せ持った軍事用素材ポコノを大看板に始まったミウッチャ・プラダというファッションデザイナーの物語とPRADA Uomoという世界において、ちょっとした時空の歪みのような純正のイレギュラーとして極々極々極々極稀に出逢えるシルクプロダクトはポコノを愛し親しむ私を嘲笑うかのような圧倒的で絶対的な素材感と存在感によって心を掻き立てます。そりゃそうだよね別にシルクのような美しさのポコノを看板にしたからといってシルク使わないというわけではないもんね。しかしながら抜群に稀な存在です、PRADA Uomoにおけるシルクプロダクトは。



本日タイミングと御縁があってシルクに深く関わる専門家さんにこのジャケットを見てもらったのですが、いつも温和な御顔が一瞬でキリっと厳しい職人の顔になっていて、長らく御愛顧頂いているのですが初めて目にした御顔がとても印象的でした。このようにその道の専門家に御査収頂いた時に驚いて頂いたり御褒め頂いたり感嘆頂いたりするのが普段の店舗運営とは違った角度かつ普段の店舗運営と同じ熱量で滅茶苦茶嬉しいんですよね。ちなみに頂いたコメントをここに書くことは控えますが、とにかく作りたくないと。きっと氏が感じたことをしっかりと掘り下げれば様々合点がいくのでしょうがファッションヒストリーのセレクションと御提案はやってきたものの服や生地の作り方などは1ミリの知らない私にとってこのジャケットは“良い生地感ですよねぇ”という空虚な10文字で終わるのです。本当に尊敬します、作れる人々。

New arrival,1995-1997s PRADA Uomo pure silk aviator jacket.
空虚な私にとってこれは親愛なる敬愛なすミウッチャさんがUomoの最初期である1995年から1997年に製作したイレギュラーな一着で、当時の彼女におけるスタンダードフィッティングが採用された素直なLサイズ表記で、すっきりとした見た目ながらパデッドライニングによって知的な防寒性が見込め、これらにおいて必ず採用するボンバーの呼び方ではなくアヴィエイターと呼びたくなるようなオリジン的要素が詰め込まれた、なんだかとっーーーーーても良い生地感なシルクジャケットです。
SURR 福留
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弱冠27歳で個人活動を開始し28歳となる1960年に自身の名を冠したブランドを始動させるValentino Garavani氏。言わずもがなイタリアンモードの最古参であり初めてフランスのプレタポルテ・ランウェイで認められたイタリアンデザイナーとして服飾史における重要人物の一人である氏のヴィンテージクリエイションには様々な側面があってユニーク,インテリジェンス,パワフル,クレイジーetc.といつも楽しい刺激ばかりでしたし、それこそモードカルチャーにおける初めてのジーンズを手掛けた第一人者らしいカジュアルやスポーツの解釈はこれまでもこれからも楽しい存在で在り続けますが、Uomoのメインクリエイション/ファーストラインはクラッシックが特に太い軸足になることが多く、それに注がれるヴァレンティノらしいスパイスや色香,それこそ上の写真のような(1967年、この時で35歳)時代を越える不変的なエロティシズムとダンディズムの個性が堪らない世界観ですが、歴代様々出逢ってきた中で御提案してきた中でここまでモダンなクリエイションに出逢うことはついぞありませんでした。




そういった意味ではヴィンテージ・ヴァレンティノにおいてイレギュラーな存在なのかもしれませんが、実物を目の前にするときっと良い意味でヴィンテージ・ヴァレンティノらしいクラッシック感とクラッシックに相応しい適切な重厚感をイメージするくらいパッと見のムードは王道ですが、いったい何が非王道,ここで言うところのイレギュラーを誘発しているかと言うと“軽さを追求した構築”にあります。


THEメンズコート感溢れるウールのテクスチャーにネイビーのカラーリングのクラッシックな重厚感要素が揃っていながらハーフライニングかつ身体への負荷を軽減したオーヴァーサイズ設計という個性。そう、こちらは旅での持ち運びを想定し小さく畳んで持ち運べるようにと構築された通称トラベルコートというプロダクトなのです。近年においてそれらはテクニカルな素材やカジュアルなスタイル性で提案されることが度々あるのに対してこちらは徹底的なダンディズムかつクラッシック。それを正々堂々と様々な角度の感性と職人技術によって軽量化するそのプロセスはまさにモードカルチャーの正攻法でして、モードの正攻法はいつの時代もモダンの最高峰ですからこちらから醸し出されるスタイル性はそれこそアチラさんやソチラさんといった今のモードを牽引するデザイナーズブランドの世界観と適切にリンク。言ってしまえばこちらは“ヴィンテージ・ヴァレンティノです”と言われるより“The R〇wです”と言われた方がしっくりくるというものです。

New arrival,80s Valentino Garavani hail lining pure virgin wool oversized travel coat.
メンズクリエイションにおいてこの世界観,バランス,スタイル性のリアルデザイナーズヴィンテージには出逢えません。それこそモードの本粋であるレディースのクリエイションであれば出逢える可能性は高いですが、そうなるとクラッシック要素が減ってしまいまた一味も二味も異なりますし言うまでもなく女性の身体のための構築です。逆に現代のアチラさんやソチラさんだったら近しい世界観出逢えることでしょう、そっちの方がよっぽど現実的だし効率的,それこそタイムパフォーマンスですね。なので私はこの世界観はこの一着で忘れようと思います。
SURR 福留

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