Author Archives: administrator

46・48・50・52 / Diary1265
11.10.2024

弊店にとって、そして私の人生において欠かせない存在なのが90年代Hermes hommeのリバーシブルボンバージャケット。国内において価値観がアップデートされ続けている(大部分の古着カルチャーは弊店の区分ではありませんが)群雄割拠なヴィンテージ戦国時代において,いやだからこそ御提案したいと思ったのです、46・48・50・52サイズを着比べてMyベストを見定められるという状況を。

 

 

46サイズのブルー,48サイズのクリーム,50サイズのベージュ,そして52サイズのオリーヴ。これまでに幾度か御提案してきたリバーシブルボンバーですがいつもは一点のみでしたので四サイズまとめて四点というのは弊店史上初でして、実際にズラリ目の前にするとCARREテキスタイルの違いによる趣味嗜好をはっきりと探れますしポリエステルモースルキンのカラーリングの個性にワクワク、どれも本当に綺麗なんです。しかしながらなんといってもフィッティングの違いが明確でして、丸い設計のカジュアルでアクティヴで実用的なボンバーシルエットながらサイズによって明らかに異なるフィット感とスタイル印象の差異には驚かされます。鳴々本当に丁寧に綿密に繊細に製作されているものなんだなぁと、当たり前のことではあるのですが改めて感動しました。

 

 

余談ですが私は昨年頃から雨などではない限り総柄のCARRE・フェイスでしか着ていません。これは心が華やかさを求めているのだなと後々になって分かったのですが(加齢でしょう)、過去弊店で同プロダクトを御認めくださった皆様はきっと無地のポリエステルモールスキン・フェイスでしか着ていないと思われます。数人のヒアリングさせて頂きましたがやはりそうでしたし、きっと世界中に点在する愛用者たちも同じくでしょう。でも私はきっと今年もCARRE・フェイスが圧倒的なメインになると思います。だって複雑かつ的確なテキスタイルの配置や実はシンメトリーな両袖の柄合わせなどの職人愛情満載のデザイン哲学から成る明るさと華やかさが楽しくて仕方がないんですもの、あとポケットの中まで総CARREのシルク素材で感動すると同時に手が気持ち良いんですもの。

 

 

 

 

 

New,early90s Hermes homme reversible bomber jacket selection

 

御愛顧くださる皆様方全員に一着づつ御提案したい、私は引き続き本気です。

 

 

SURR 福留

アルマーニ最初期クリエイション / Diary1264
4.10.2024

親愛なる敬愛なるアルマーニさんのクリエイションにおいて、やはり欠かせない要素の一つがレザーウェア。彼の提案する男性像は良い意味で古典的な漢らしさによる正統派感が軸にあり、それが特に直球だからこそ素直に潔く心地良く感じられるのが魅力であり特徴なのですが、時にDiary1260で触れた1976AWのメンズモードの革命であり転換である“紳士服の世界に女性的モードの概念を注入“する要素性が色濃く反映されたプロダクトに出逢えた暁には、従来のアルマーニらしさは存分に感じられると同時にモードの味付けによる特異性と異質さが際立つという特出した濃密さがもう最高。それはファッションヒストリーがどうとかモードヒストリーがどうとか、そもそもにおいてアルマーニであるか否かすらをも超越した知識でも経験でもない言語化できない存在感が漂うのです、このレザーハーフコートのように。

 

 

70年代中期から80年代初頭頃のGiorgio Armani最初期クリエイションであるこちらはあからさまに無駄を拝した研ぎ澄まされたディティールに美しい流線,圧巻のマテリアルオーラとまさに女性的モード概念が詰め込まれた一着でして、これら全ては後々のミニマムモードへと直結するのですがそのような定義が定着するにはまだ10数年の時を要します。しかしながらこの時点で既にミニマム+アルマーニさんの根源的な男性の強さと美しさが同居しますから、後輩たちのミニマムモードとは一味も二味も違うと言うか勘弁してください先輩感が半端ありません。と言うかこのような存在があったからこそ後々の彼らや彼女らがあのような方向性に舵を切流という必然が生まれたのでしょうね。

 

 

 

 

 

New,mid70-early80s Giorgio Armani sheep skin minimum half coat

 

このように研ぎ澄まされ過ぎていたり洗練され過ぎていることでデザインリソース感が感じられないというかお手本にしたファッションヒストリーが読み取れないことってこの生業において極稀にしかないのですが、全てがイコール圧倒的なクリエイションです。女性のモードシーンであればそのようなプロダクトは多いのですが男性のモードにおいては現代においても稀有ではないでしょうか。もちろん明らかに奇抜なデザインやスタイル除きます。

ちなみに今回掲載している画像は全て実物の色味と差異があります。強いて言えば一番最後の全体像が最も近しいのですが実物はもっとモスグリーンに近しい絶妙な色調です。これまたクリエイションが圧倒的ゆえの弊害、大変に恐れ入りますが実物にて御体感頂きますようお願い申しあげます。

 

 

SURR 福留

“らしい“ / Diary1263
3.10.2024

ダークネイビー、ブラウン、そしてモスグリーン。弊店にとって三着目(ドッキングのバランスやワンポイントの刺繍などが微細に変化しているので全く同じプロダクトではないんですが)となるHermes hommeによるレザードッキングという贅の限りをつくした極めて“らしい“カーディガン。ヌバックレザーとウールとカシミアとシルクという心身が癒される(一説によると温泉旅行三回分と言われています)素材を四種配合したマリアージュはカーディガンというホッコシなプロダクトに類稀なるキレと深みを与え、高めのVゾーンとボクシーなシルエット,そして何よりレザーという素材感のコントラストによってノーカラージャケットのムードで着こなせる個性がまた最高に“らしい“。

本体と同化したクワイエットラグジュアリー(まぁこの時代はこのバランス感が普通だったのでわざわざ呼称することではないのでしょうが)なエンブレムの刺繍はさることながら、私はVintage Hermes homme特有の手彫り水牛の角ボタンに特にグッときてしまいます。注視しないと解らないような要素性ですが特出して輝いて見えてしまうんですよ。

 

 

 

 

 

New,early90ss Hermes homme nubuck leather docking wool cashmere&silk cardigan

 

ごくたまに第三者が“それなんか良いね、どこの?あーエルメスか、なるほどねー“ってなる感じとでも申しましょうか、あくまでベーシックでアノニマスでありながら伝わる人に適切に伝わる求心力がHermes hommeにおける本質的な魅力の一つだと思っているのですが、時にこちらのように圧倒的にエレガントなプロダクトも存在してそれがまた楽しいったらない。エレガントではありますが野暮でも無粋でもありませんからね、もちろん。

 

 

SURR 福留

⚪︎⚪︎じゃなくてA-2 / Diary1262
2.10.2024

今週の新作は今期初の御提案となるレザーウェア。不変的かつメンズらしさ溢れるプロダクトながら着る人は着る・着ない人は着ないの垣根が今だに存在することを認識していたものの前AWが終わってもなんだかんだ店頭にてオリジンヴィンテージレザー及びデザイナーズヴィンテージレザー及びメーカーズヴィンテージレザーの世界における美しくも残酷な現実に関して会話する機会が多かったもので、弊店は今年も特に熱量MAX特にLOVE MAXの姿勢で御推奨致しますこと、御容赦をば。

 

 

このポケット配置のレザーウェアはことイタリアにおいて石を蹴れば必ず当たるほど と言ったら言い過ぎかもしれませんが、そう言いたくなってしまうほどに出逢えまくる存在でございまして、プロダクトデザインとしての発祥はアメリカながら例によってなんだかんだ全世界のファッションカルチャーで御手本にされ続けてきた影響を与え続けてきた強国宜しく、このプロダクトデザインもまたイタリア文化おいてもにしっかりと根を下ろしたことはきっと御存知の方も多いことと存じます。

アメリカ空軍夏期用飛行士衣類を原点としたボタンの前立て,上からと横からの二重構造となったポケットの意匠,象徴的なリブ、こぇれが本当に本当にまぁ着やすいんだ。着やすい着やすいうるせえよって感じですが、着やすいことは良いことなので仕方がありません。もちろん教科書として影響を与え世界各国の各社が受け継ぎ続けることで結果論的パーマネントコレクションとなるようなマスターピースプロダクトデザイン(幾つかありますねぇ)ですから、スタイルとして格好良く完成されている点は言うまでもありませんが、格好良さ120点であると同時に気やすさと利便性も120点なんだから、もう猛烈です。

 

 

しかしながら石を蹴れば必ず当たるにも関わらず買い付けの旅順において都度必ず連れて帰ってきたかと言うと、否。理由は私の中で明白でして、ずばりレザーの質です。30着に触れても50着に触れても100着に触れてもこれぞの出逢いは無く、となるとデザイナーズやメイカーだと安心して身を委ねられるのですがそれらの出逢いはかなり稀有。先日幸運にもAquascutumとイタリーアノニマスにて一着ずつではありますが出逢うことができました。このプロダクトとして“THE感“が特にビンビンな成熟感満載のブラウンヌバックレザー、セクシー。

 

 

 

 

 

New,80s Italy Anonymouse & 90s Aquascutum A-2 style nubuck leather jacket

 

これは思い切り余談なのですが、いつからか国内ではイタリアのこれらプロダクトをとあるメーカー名を冠して⚪︎⚪︎ジャケットと呼ぶ機会が増えたような気がしますが、例えるならバルカラーコートを全てバーバリーコートと呼ぶようなものだと思うので心がしっくりきませんので、弊店では一貫してプロダクトデザインの原点であるA-2 styleと冠しています。なんか昔からやたらと気にしてしまうし気になってしまうんですよね、冠し方。以上、思い切り余談でした。

 

 

SURR 福留

“さよならGucci“ / Diary1261
27.9.2024

ファッションデザイナーという役職に初めてクリエイティヴディレクターという付加価値を与え時に過激に時に特出して上品なクリエイションを発表することで存在価値を高めるだけではなく当初2億ドルであった年間総売上を32億ドルまで押し上げたものの親会社と意向が合わず2004AWをもってGucciを去ったフォードさん。そのショーでバラの花びらが降り注ぐ中ウイスキーのロックグラスとタバコを片手に彼が現れた時に流れていたBGMはUltra NatéのFree、“自分の人生を生きる,やりたいことをやる,貴方は自由“。濃密なメッセージでした。

 

 

服飾史をヴィンテージカルチャーにしっかりと向き合い圧倒的な感性で自己再解釈したフォードさんはGucciの歴史において様々な名作を生み出し御存知の通り現代のクリエイションにおいても今だに重要な存在価値を有し続けていますが、ことエレガントなメンズドレススタイルはラストクリエイションの軸となっていることからも彼にとって重要な世界観であることが伺えます。Gucciという歴史ある大看板への敬意,服飾史への敬意,そして自身のクリエイティヴィティ 。この三要素が信じられないほど美しく調和したこちらのチェスターフィールドコートもまた“さよならGucci“というメッセージが込められたラストクリエイションならではの一着と言えます。

見事なまでに豪奢な襟,造形的なボタン配置,特徴的なフラップと各所にフォードさんらしい味付けが際立ちますが、それはあくまで紳士服としての基本に則ったもの。テーラードジャケットの原型となった古来のチェスターフィールドバランスであるコンパクトな着丈を取り入れた点には特に歴史へのリスペクトを感じます。フランネルのブラックカラーというこれまた王道であり古典的でもある要素性ながら上質な素材感と各所に光る手仕事の存在感,隠されたGucci刻印の水牛の角ボタンまでもが相まって発する男性的エレガンスを煮詰めたオーラは信じられないほど濃厚。これぞ“トム・フォードが手がけたGucci“と鼻血および拍手が止まりません。

 

 

 

 

 

New,2004AW Gucci by Tom Ford pure wool chesterfield coat

 

最後のクリエイションはフォードさんの中に渦巻く性的要因を言動力とした快楽主義的思想の魅力をデザイナーとしてファッションの形で表現したからこそ高く評価されました。ゆえにこのコートは見た目に分かりやすいデザイン要素やアレンジ要素はなく服飾史に懇切丁寧に向き合った古典的なプロダクトでありながらも分かりやすいデザインやアレンジ以上の存在感を発揮することができるのでしょう。

フォードさんの“さよならGucci“の愛情が込められた一着、ちょうど20年経った今ご覧になってどう感じられますでしょうか?

 

 

SURR 福留

革命と転換 / Diary1260
25.9.2024

経済難に陥っていたミラノにおいて1970年代当時モードという存在は人々において非現実でありファッションデザイナーという職は軟派で時代錯誤的だとされていた時代に独立し、逆境の中で行ったセカンドショーである1976AWにおいて既存のモードカルチャーにはなかった“紳士服の世界に女性的モードの概念を注入“することで歴代幾人かの先人たちのように既成概念を壊し文化をアップデートさせたジョルジオ・アルマーニ。この出来事を弊店のはかつてココ・シャネルが行った“モードカルチャーにおける女性の解放“その男性版であり、幾度か訪れた服飾史の革命であり転換期の一つであると捉えています。

 

 

当然ながら結果的に男性像の可能性と視野を驚異的に広げることとなったアルマーニさんの革命と転換はこのなんでもないようなオーセンティックを極める御散歩を起源に開発された敬意を有するバルカラーコートにもしっかりと注入されています。いやなんでもないようでオーセンティックだからこそその味付けとスパイスは際立つかもしれません、うん。

コットン×ヴィスコースの配合によってオリジンヴィンテージの類であるコットン×ポリエステルのそれとは一線を画す極端に軽やかな表地とピュアウールの着脱式ライニングという贅沢な要素性によって極端に重厚な裏地というそれぞれ真逆なベクトルを積極的に突き進んだ異常なまでの重さのコントラストによって着用時に生じる揺れ動きや着こなしで生じるドレープがより大胆にドラマティックに演出される、これこそまさに女性的モードの概念で軽やかなコートや重いコートは紳士服に数あれど重さのコントラストを前面に押し出すような正統的男性用プロダクトのなく、まさしく革命と転換となりました。言わずもがな彼の代名詞でもある生地量のたっぷりとしたオーヴァーサイズの独自設計は完璧なシンフォニーを生み出します。

 

 

またね、裏地が猛烈に良いんだ。シンプルに考えて上質で複雑な一着のセーターくらいは軽々仕上げられるクオリティは真の贅沢ではありますがある一定の上質な目線を超えるとこの拘りと時間と労力のかけ具合が当たり前になる。この感性が根底というか根幹にあるからこそ本当に好きですモードカルチャー,ラグジュアリーカルチャー,そしてヴィンテージカルチャー。心身が真摯に癒されます。

 

 

 

New,80s Giorgio Armani pure wool attached lining oversized bal collar coat

 

ちなみにライニングは袖無しのベスト形状でキルティングも配置されているのでかなりの防寒性を期待できそうです。ライニングを外したらオーセンティックでドラマティックにモードで軽やかなオーヴァーサイズコート、季節感の振り幅の広さと有用性の豊かさは説明不要ですね?

 

 

SURR 福留

傑作 / Diary1259
19.9.2024

見慣れたはずのメタルボタンが見慣れないプロダクトにチョンと付くだけでこうも印象が変わるのか、お馴染みのロゴが文言がどう乗るかだけでこうも新鮮なのか、お馴染み過ぎて昨今ちょっとした近似にすら著作権侵害が訴えられるようになったヒップのタブがこのように縫い付けられるだけでこうも心躍るのか。

ヨーロッパ“企画“ではなく後々のLevis REDやMADE&CRAFTEDの母体となったヨーロッパ“クリエイション“(今回はイタリア)のプロダクトは滅多に出逢えないながら幸運な折にはいつも私を特別に興奮させてくれます。ここまで馴染み深くありながら撮りたいと心から思えるアイキャッチに満ち溢れたプロダクトとの出逢いは本当に本当に久しぶりだったので、これに辿り着いた当時の自分に褒美として柴田慶信商店の白木曲げわっぱを送りたい気分です。

 

あとねこれサイズ感が秀逸なんです。Lサイズ表記なのですがデカい、とにかくデカい。明らかにファッションとしてアプローチする作為性を感じさせてくれまして、そのムードなんてまんまあの人のオーヴァーサイズコレクションのそれ、あの人の2000年初頭のMA−1シリーズのそれ。クリエイション年表としてはこちらの方が先なので見てたのかな?刺激を受けたのかな?好きだもんね二人ともLevis。真意は今のところ不明ですが私は彼らの源流であると強く感じます。ちなみに普段48サイズ上半身の私が着ても圧倒的にデカいくらい、よりオーヴァーサイズなフィッティングがモダンに映ることは明白です。絶対超格好良い。

 

本当これ、傑作。

 

 

 

 

 

New,early1993AW Italian Creation Levis aviator-style oversized bomber jacket

 

Levis好きですが全然知らないのでラベルを見て へー1850年創業なんだー と思って軽く調べたら即ヒット、“Levisは創業1853年“。あれ? ということでちょっと深掘りしたら英語の論文?みたいなやつで“第二次世界大戦頃にカタログなどの表記がSINCE 1853からSINCE 1850に変更された、その理由は謎。 ー中略ー 。90年代初頭にアーカイヴ部門の社員が調査しSINCE 1850ではなくSINCE 1853が判明し、以降全ての情報が書き換えられた“ とのことです。ネット情報が錯綜する以前にもそういうちょっとした誤差が生まれていたんですねぇ、それにしてもずらされた理由が謎ってのがまたなんか微笑ましくて好き。

 

 

SURR 福留

オーセンティックな雛形のアウター / Diary1258
18.9.2024

これまでも幾度となくVintage Hermes homme(Hermes bagでもHermes jewerlyでも当然Hermes femmeでもなく)を探求し幾つかのプロダクト御提案してきましたが、ある時にふと気が付きました、オーセンティックな雛形のアウターに全くもって出逢えない と。出逢えないレベルではなく出逢えない、というか全く無い と。定番のテーラードジャケットやコートの類い、はたまた一時期の主戦力であったボンバージャケットはそれには当てはまりませんで、例えばカバーオール系のワークスタイルであったりTHEミリタリースタイルであったりあのリーバイススタイルであったりと、古来から存在し特に男性服飾史で強い存在感を放ち、御手本ないしサンプリングないしコピーしているデザイナーはいないんじゃないか思われる(私は本気で思っています)ほどのオーセンティックな雛形のアウターが、ことVintage Hermes hommeにおいては出逢えない、というか全く無い

なぜこんなにも出逢えないのか無いのか。出逢え無さ過ぎて無さ過ぎて“こりゃヴェロニクさんわざとリリースしないでカスタマーである我々を飢えさせているんだな“と妄想まで膨らむ始末。だって去年(だっけ?)東京で行われたHermes hommeのワンウェイの最後に登場した時に彼女着ていたんですものオモックソにオーセンティックな雛形のアウター、ずるいよずるいよ!

 

 

ということでこれなんて弊店にとっては最高で私にとっては最強。これぞメンズのアウターな威風堂々たるワークスタイル,完璧な4フラップポケットの配置,有用性大爆発のダブルジップ+比翼スナップのダブルフロント,親愛なるリモンタ社製の屈強かつエレガントなナイロン,裏地ゼロの軽快な構築,そして内側の各所に配置された美しいレザーパイピング。

ずるいよずるいよ!

 

 

 

 

 

New,early90s Hermes homme work-style black naylon jacket

 

あとね、なんだかんだオーセンティックな雛形のアウターって格好良いパワーが100あるとしたら便利パワーも100あるんです。だから過去に製作されたプロダクトが人々の手元から離れないからこそヴィンテージとして追求する時に全く持って出逢えないんだと思います。これは妄想の粋をとうの昔に超えた実感です。

ということで出逢えない理由はヴェロニクさんの販売戦略とプロダクトが素敵で優秀だから、ということでヴェロニクさんとプロダクトが悪い!

 

 

SURR 福留

12着のデザインシャツ / Diary1257
13.9.2024

でもどうせまた暑くなるんでしょ?なるんでしょ?っと思っていたらというと後出しっぽくなりますが、なりましたねしっかり暑く。とはいえ一度味わった羽織の楽しさは忘れられず、今日もアウターとしてしっかり構築されているにも関わらずシャツ二枚を重ねたくらいのウェイトしかないので軽い軽いだしなんといってもTHEオッサンなスタイルムードが特にお気に入りなA2アヴィエイターSTYLEジャケット(イタリアだと石を蹴ったら必ず当たるレベルで大量に存在するミンナダイスキなアノ形)を羽織っていますが内側が汗びっしょりです。五歳児くらい、場合によっては五歳児も引くぐらい汗びっしょりです。ハロー残暑。

 

 

だから好きなんですシャツ、羽織れるし肌着でもあるし個性の振り幅も広いし着脱利便性も高いしなによりシャツSTYLEって格好良いし。永遠にさまざまなベクトルで探史続けるプロダクトではでしょうか老若男女問わず。前回のお披露目はプレーンシャツで編集しましたが今回はデザインシャツの数々、研ぎ澄まされたプレーンも大好きですが良い意味で混沌とした今回の12着も大好きです。なんなら厳密にはシャツじゃなくてトップスも混じってるし。

 

 

 

 

 

New,12 design shirt selection

 

体感にマッチして気分とSTYLEにフィットする一着をMYシャツコレクションに加えて頂けましたら幸いです。

 

 

SURR 福留

 

 

そういえばこのメンバーも、“たった“三点ではなく弊店にとっては三点“も“です。

過ぎる / Diary1256
6.9.2024

 

いつの事だかはもう思い出せませんが、このプロダクトと初めて出逢った瞬間に“なんて格好良いんだろう“と強烈に思ったことは覚えています。これによってヴィンテージミリタリーの世界,そしてフレンチミリタリーの世界,そしてフレンチワークやアンティークの世界をより美しいものとして明確に認識し今日に至っているようのかもしれません。

フレンチカルチャーにおいて航空関連専用とされる青みがかったレザーカラー、格好良過ぎる。ギアポケットとペンポケットとシガレットポケットの意匠性、格好良過ぎる。独特の襟形状、格好良過ぎる。機能性に特化していながら隠すことのできない美意識に溢れるボンバーシルエット、格好良過ぎる。このフランス空軍における飛行士のためのレザージャケットには一寸の隙もありませんのでこれまでもデザイナーの⚪︎⚪︎や⚪︎⚪︎がサンプリングしてきたなんていうお馴染みの分かりやすく甘美な、かつ現実問題惹かれずにはいられない謳い文句もこれまで散々っぱら言い伝えられてきました。

でも何言われたって仕方がないよ、格好良過ぎるんだから。

 

 

 

 

 

New, 70s French Air Force aviator leather bomber jacket

 

よりヴィンテージに興味を抱く分母が多くなっている今になって歴代最高峰のGOODコンディションという良縁過ぎる良縁と出逢うことができました。パッと見リプロダクトに感じられるほどですがしっかりと向き合って頂ければヴィンテージレザー特有の迫力と上質さと強靭な気配を止めどなく感じ取って頂けることと存じます。

ちなみに墜落して海の上を漂う時などに救助部隊からより確実に視認されるためレザージャケットの上に着用していたレスキューベスト(上の六枚の画像のうちの一番下、チラリと除く赤いのがそれです)が完備している個体との出逢いもこれが初めて。ファッションとして活用する機会は少ないかもしれませんが有事の際に役立つかと存じます。備えることは大切ですから。

 

 

SURR 福留

2024SS? / Diary1255
5.9.2024

 

このPRADA2024SSキャンペーンビジュアルが発表された時、私はちょうど買い付けの旅順でヨーロッパを巡っていたのですが見た瞬間に思いました、あっメッチャ良いじゃん と。

個人的な趣味嗜好によりラフ・シモンズが加入した現体制になってから欲しいと思えるクリエイションが無くなり、私にとって唯一の貴重な存在であった“新しいコレクションを楽しみにして、何か良いのがあったら買いたいと思える現代のデザイナー“が消滅してしまい悲しみに暮れていたのですが、2024SSはマルチポケットベスト良い感じじゃんと思っていた矢先にドンズバのキャンペーンビジュアル。一目でリソースが分かるキャッチーなプロダクトデザイン感とオリジナルの世界観を彷彿とさせるモダンなダメージのスパイス。パターンメイクはもちろん素材素性など実物を目の前にすればオリジナリティを感じられるのでしょうが、このビジュアルから把握できるオリジナリティはレザーで切り返した襟くらいではないでしょうか。それを“まんまじゃん“とするか“上手いじゃん“とするか、私はズバリ後者でした。良い感じ、上手いじゃん。

 

 

New,70s Carhartt duck half coat

 

ということで日本一、いやもしかしたら世界一ヴィンテージカーハートを知らないヴィンテージバイヤーがヴィンテージカーハートをセレクションするに至りました。全くもって探していなかったのですがビジュアル見て良いじゃんとなった数日後にパリのコレクターの下にこれがあったんですもの、色褪せ具合とかダメージのムードとかピッタリ過ぎてびっくりしました。あと胸のパッチ?が外れているのも個人的には高ポイントでした。あとね、パリとかでTHEなアメリカンヴィンテージに出逢うとなんだかとっても良く見えるんですよ。

基本的にハマり症なのでこれを機にヴィンテージカーハートにのめり込むかもと思いましたが今のところは全くです。ファンが多いようですから魅力的なのだとは思いますがこれまで一度も興味を抱いたことがない分野だし、このままいけばこれからも興味を抱かないでしょう。もしよかったら誰か魅力を教えてください。でもこのジャケットは好き、こう仕上がってくれたこのジャケットだけは好き。

 

 

SURR 福留

様々 / Diary1254
4.9.2024

なんだかんだで暑さがぶり返したようでありながら個人的には引き続き羽織が楽しめる気候が続いています、先日雨に思い切りふられてびしょ濡れになったけど。気分の問題でしょうか、でも朝夜はだいぶと涼しくなってきましたね。よしよし。でもどうせまた暑くなるんでしょ?でしょ?

でも9月になりましたから二十四節気では白露に秋分、流石に弊店も秋の気配を漂わせたい所存です。

 

 

80s Thierry Mugler homme stand collar tailored jacket

天才鬼才による鬼才感漂いながらもしっかりとモダンでモードなバランスに着地した一着、これは出逢えない。

 

80s Valentino Sport bomber tennis jacket

スポーティーさに特化したデザインボンバージャケットの美しさと着こなしやすさはここでも存分に。ほぼ視認できないレベルの同化型プリントに品格を感じずにはいられません。テニステニステニス!

 

 

80s Anonymouse multi pocket jacket

これに関しては全くもって謎です。愛する南イタリアの僻地で出逢ったのですが、完全にムードにやられました。ちなみに袖無しです。

 

 

70s Carhartt duck half coat

日本で一番カーハートを知らないヴィンテージバイヤーを自称する私が前回の旅でセレクションしたヴィンテージカーハート。理由は明白で明確です。

 

 

70s French Air Force aviator leather bomber jacket

弊店にとっては見紛うことなき伝説的プロダクトの一つ。ここにきて歴代最高峰のフレッシュなコンディションと出逢えました。

 

 

1996AW Romeo Gigli uomo denim chambray trench coat

服飾史の一ページを創ったロメオ・ジリ。彼がPARISを去る直前のクリエイションはその功績に恥じない見事に濃密な“モード“でした。未使用品にて。

 

 

 

 

 

様々なNew

 

 

SURR 福留

軽い羽織 / Diary1253
30.8.2024

今年も去年と同じくらい10月まで暑いんだろうなぁと早めに覚悟していたのですが御盆が明けて少し経ったらアラなんだか不思議とそんなに暑くないじゃんな日々が続いている都内でございますので、となると喜ばしいことに軽い羽織が着れちゃう着れちゃうと感覚的に丸々一ヶ月早く楽しめているのですが、昨日もそのテンションで御客様と交流していたら腕丸出しの方を引かせてしまいました、反省。まぁなんだかんだでまた猛烈に暑くなるんでしょうけどね、台風一過とか。覚悟はしていますから大丈夫です。でも日々風が変わってきているしトウモロコシも枝豆もシーズンの終わりだったりプリンとしと巨峰がズラリと並んでいる光景を目にするとこれまた移ろいゆく季節が感じられて良いですねぇ。まぁでもどうせまた暑くなるんでしょ?なるんでしょ?

 

 

1994s Hermes homme

 

 

1997s Hermes homme

 

 

90s malo

 

 

1999SS PRADA Uomo

 

 

軽い羽織本当に好き。感情的にはファッションプロダクトの中で一番好き。テーラードジャケットしかりデザインジャケットしかりスポーツジャケットしかり、アウターだけでなくインナーにもなるしプロダクトバランスによっては室内で着てても自然体だし。たまに軽い羽織に対して季節感がはっきりしないからいつ着れば良いか分からないというような御意見を耳にしますか個人的には真逆な印象でして、春は万能・夏はTEEシャツやアロハの上に・秋冬はカシミアセーターなどの上にと内側と下半身の調整によって一年中活用できる存在という認識です。

私も時間をかけてMY軽い羽織コレクションをコツコツ集めてきまして、って言っても五着くらいか。どれを着ようかなぁと妄想できる時間が溜まりません。今もお気に入りのヴィンテージスパイダーマンTEEシャツ(羽織っている+スカーフを巻いているので全く露出していない。そういえば今年は一度も仕事着でTEEシャツ一枚はなかったなぁ)の上にA2アヴィエイターSTYLEジャケット(形だけで言ったらイタリアに行くと石を蹴ったら必ず当たるレベルで大量に存在する国民服と言っても差し支えない皆に愛されるアレです)を羽織って書いていますがご機嫌です。軽いとはいえ羽織なので、ちゃんと色々な意匠やギミックが注がれているので一着で味がしっかりするから良いんだよねぁ。

 

 

 

 

 

New,軽い羽織たち

 

 

SURR 福留

BOLIDE / Diary1252
23.8.2024

1920年代にHermesが考案した初のジッパー付きレザーバッグであり全HermesバッグプロダクトにおいてTOP3に君臨する名作(私感ではありますが的外れでは無いかと存じます)モデル,BOLIDE、正直言ってご提案できる日が来るとは思っていませんでした。

ジッパーを取り付けるに至った理由はもちろん中身が出ないようにという機能性のみに配慮した理由ゆえの実用性特化型のデザインながら現代においてはボリード(風)デザインという言葉が通じるほどアイコニックな存在となった特有の曲線美とコンパクトな使用感ながら確か過ぎる容量。1985年というこれまた稀有な時代に製作されたマスターピースを現代の実用品として御提案させて頂きます。

 

 

 

 

 

New,1985s Hermes BOLIDE

 

 

SURR 福留

Messenger / Diary1251
22.8.2024

意匠性はクラッシック、カラーコントラストもさりげなくクラッシック。機能性は涙が出るほど有難い不変性の塊、素材も不変的に最上質。

しかしながらなんといってもバッグスタイルが最高にモダンと言うか2020年代的と言うか、コンパクトに身体にフィットするメッセンジャーのバランスは近年のHermesにて製作されているプロダクトバランスそのものだからこそ各所に散りばめられたクラッシックのスパイスが良い意味で現代のそれらと一線を画してくれます。

 

だってこれ1979年のプロダクトですから。冷静に考えてください、単純計算で45年前のフレッシュなコンディションで現代的なバッグスタイルのHermesプロダクトって、これが“当たり前“だなんてこれまでも,そしてこれからどんな時代になろうとも言えるわけがありません。奇跡だと言い過ぎ感がありますそれくらいの心持ちです。

 

 

 

 

 

New,1979s Hermes messenger bag

 

あと5年愛用したら50年モノ、間違いなく余裕ですね。

 

SURR 福留

“らしくなさ“も“らしさ“も / Diary1250
16.8.2024

一見“らしくない“特にタフでマッチョなスタイル性とエイジングのムードながらその実着る身体を選ぶほどに厳格かつ圧倒的な美意識のドレスメイクによって“らしさ“を欲しいがままにするコットンリネンのハーフライニング・ミリタリージャケットと、“らしさ“溢れる特有のふんわり感とカラーコントラストとターンナップカフスとの調和ながら滅多に出逢えない46サイズ表記という“らしくなさ“が最強に魅力的なシルクリネン(と推測)のハーフライニング・デザインハーフコート。

様々な価値基準が混在し様々な情報が(主に金属の板から)簡単に入手できるからこそ何が良いのか何が正解なのかそもそもにおいて何に惹かれているのか時に迷子になってしまう最近、“らしくなさ“も“らしさ“も結局のところ本質であり人生を時にささやかに時に劇的に豊かにしてくれ、捉えどころが有るようで無いようで有るようで無い陽炎のように蠱惑的なファッションの根幹にある楽しさを存分に再確認させてくれ、自分“らしさ“ってこうだったと立ち帰らせてくれるARNYSという存在は本当に稀有です。

 

 

 

 

 

New,00s ARNYS

 

これがあるから夏を快適に乗り切れる、これがあるから春も秋ももっと楽しい。そんなARNYSの羽織りです。

 

SURR 福留

Linen Product / Diary1249
14.8.2024

これまではサマーマテリアルの感が強かったリネンですが今後はスリーシーズン寄りの存在価値に徐々に徐々に移行していくのではないかと夢想しています。少なくとも数年前に買い付けの旅にてハイゲージのカシミアセーターの上にリネンジャケットを羽織ったコレクターの姿から大いなる刺激を得て以降、私にとってリネンジャケット/リネンプロダクトは春夏から春夏秋に自然とシフトしました。夏かと思わせて秋の空気と暖かな素材感に組み合わせるリネンの嗜み方、全くもって不自然じゃなく粋で素敵なんですよ。

とかなんとかいつも通り適当なこと言ってますが、ひとまず今は夏のど真ん中としてリネンプロダクトを真正面から楽しんでほしい、ということで新作の御提案です。

 

 

もう“半袖でもなんなら裸でも暑くね?なにげ長袖で肌隠した方が楽じゃね?“フェイズに突入しましたので、夏の直球ど真ん中であると同時に長袖でありアウタープロダクトを御提案、私は引き続き正気ですよ。インナーやパンツ類やシューズで適宜足し算と引き算をして正々堂々真夏のアウターを楽しんで頂き、移ろう季節と空気と何より気分に乗っ取ってそのまま秋の装いへいかがでしょうか。余談ですが私は今年ついに足先が冷えてサンダルがしんどいデビューを果たしました。靴下最高、つま先が空いていない靴最高 です。

 

 

 

 

 

New,Linen Product

 

 

SURR 福留

まだまだ夏です / Diary1248
9.8.2024

8月になってなんとなし暑さの質が変わったというか、ゲリラ豪雨を除いて(あれ本当参っちゃいますねぇ)基本的にサッパリとした暑さになってくれたような気がしまして、去年なんかは梅雨明け宣言後に梅雨のような時期があって梅雨明けてませんでした宣言が発令されたようなものだったので今年もそうなるかもと思っていましたがどうやら大丈夫?そうですかね?気温が高くてもサッパリとしている分幾許かは快適ですが、それでも夏、まだまだ夏。というかこれからが本番です。

ファッションの世界にはかねてから先行する文化がありまして弊店も以前はいわゆる立ち上がりで一挙入れ替えなどを行なっていましたが、もう気分的に違うなと思うようになってからは厳密な立ち上がりは設けずに季節の瞬間と旬に標準を合わせたON TIME STOREを目指して数年経ちます。そのきっかけの一つとなったのは幾人かのデザイナーでして、彼ら・彼女らがAWのランウェイに半袖どころかアロハシャツを登場させたりハーフパンツどころかスイムショーツを登場させるその自由かつ柔軟なマインドはそれはもう刺激的。そうじゃん、AWの立ち上がりってまだ夏じゃん、というかいつの季節にどんなプロダクトを提案しても良いんじゃん と。昨今は国内外でもその傾向が特に強まっていると幾つかの分野から耳にするのは私にとって嬉しいし心無し有難いです、なんだか。

でも今は夏、まだまだ夏、真夏です。ということで半袖シャツプロダクト及びアロハ第二陣をどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

先日お披露目のアロハ第一陣におきましては親愛なる敬愛なるファッショニスタの皆様方にお認め頂き、千差万別な“かー!コイツァ夏を思う存分楽しんでやがるぜこんちくしょうめ!“の粋でいなせな傾奇者STYLEを拝見させて頂き誠に眼福でございました。意外や意外にも初アロハというお方もおられましてその度に私は“貴方がこれまでアロハを着てこなかっただなんて世界の理に反している“と声を荒げてしまったものです、その節は失礼致しました。しかしながらその幾人かにお認め頂けたことで理を正し世界の歪みを戻しマルチバースの崩壊を防げたのではないかと存じます。

でもまだまだ油断は禁物。きっと着なくてはいけないにも関わらず着られていない人がいるはず、そしてアロハは一着では終わらない ということで第二陣で今回は合わせて親愛過ぎるリネン半袖プロダクトも数点お披露目させて頂きました。この辺りに関しましては試着を必要としないレベルの間違いなさで言うなれば魚沼県産コシヒカリの新米炊き立てと言ったところですが、中には超絶変態曲者も混ざっておりますのでご注意をば。マジでギンギンですから。

 

 

 

 

 

New,Linen Shirt & Aloha Selection

 

 

SURR 福留

夏です / Diary1247
1.8.2024

真夏です、ということで皆さまショーツを穿きましょう。数年前まで穿かなかったどころか若干苦手だった私が言うのもなんですが真夏なのでショーツを穿きましょう。なぜが脚がやたら真っ直ぐで(腿、膝、ふくらはぎ、くるぶしの全てがくっつくと真っ直ぐということになるそうです。私は無駄にピッタリくっつきます)もうずっとショーツ穿いてますよ感出してるけどたかだか数年のビギナーである私が言うのもなんですがショーツを穿きましょう。でも実はアウトドアメーカーのショーツはいまだに食指が向かない不肖な私が御提案するのもなんですが老若男女ショーツを穿きましょうこの時期は。

暑いですから、そして旬ですから。旬を旬として正面から捉えて向き合って扱うって本当に大事。言い過ぎかもしれませんがファッションを楽しむ/嗜むにおいて一番重要な要素とすら思います。この季節のいみじくもショーツスタイルは周囲から“あーあいつ、暑いけど夏を楽しんでんなー“と思われることでしょう、よしんば“あいつ見てたら俺も/私も夏を楽しみたくなってきたよ“と思われたい、あわよくば“あーなんかスイカ/枝豆/かき氷食いたくなってきたな“と思われたい。それがショーツ、それが旬でございます。なんならアロハwithショーツで夏全開、本気と書いてマジでご推奨です。そういえば先日のアロハお披露目にて親愛なる幾人のお客様方に気分になって頂け大変に嬉しゅうございました。夏はこれからにも関わらずもうほとんど選択肢がなくなってしまいましまったこともあって近日第二陣のお披露目を画策しておりますので改めてご興味頂けましたら是非にと思います、アロハは一着では終わりませんぞ。

 

 

のべつまくなしショーツショーツ言いながらも新作は六点、これまでにお披露目したメンバーと合わせても九点しかございませんが毎度のごとく弊店にとっては“たった“九点ではなく九点“も“な心持ちです。だってアウトドアメーカーのショーツには食指が向かないんですもの、愛するカルチャーから取捨選択するといくら時間をかけようとなかなかどうして出逢えない貴重な存在、それが弊店にとってのショーツという存在です。

 

 

 

 

 

New,Vintage Short Pants Selection

 

さぁ今日から8月、丸々2ヶ月は最旬が続きますね。毎日とはいかないかもしれませんが少なくとも週半分はショーツ、福留との約束ですよ。

 

SURR 福留

フランスのフレームその2 / Diary1246
26.7.2024

時計部門と同じく顧客からの“作ってよーん“の要望によって発足し瞬く間に世界最高峰に躍り出てきっと当時の世界中のアイウェア職人に地団駄を踏ませたのではないかと妄想せずにはいられないリュネット・カルティエ。あまりにも人気を博したので自社だけでは製作が追いつかず地団駄を踏んでいる世界中のアイウェア職人にコンタクトをとり技術力が合致すれば共作を希望していたのにも関わらずいざ職人が検品すると世界中の誰もがカルティエの求めるクオリティに到達していなかったのでやはり自社だけで製作するしかなかったリュネット・カルティエ。そして当時の職人が有していたその“世界中の誰もが到達できなかった“技術力は現代のカルティエの工房に受け継がれることなくロストテクノロジー(手仕事だけど)になってしまったリュネット・カルティエ。そしてきっとサハラ砂漠のど真ん中で売られていたとしてもきっとParis中心地と同じ値段で販売されているであろう“ヴィンテージ“リュネット・カルティエ、新作です。

 

 

視力が弱い私はやはりまず眼鏡らしい眼鏡型を と思ってしまうのですがヴィンテージ・リュネット・カルティエではまぁ出逢えないったら出逢えない。優先されていたのはサングラスらしい個体なのでしょうか、もしくは眼鏡型だと良い意味でファッションではなくパーソナルな存在になるから手放される機会が少ないのでしょうか。きっと両方が要因として色濃いことでしょう。たったの三本ですが私にとっては三本“も“、ちなみにもう一本あったのですがこのDiaryが完成するまでに旅立ってしまいました。有難いことに1stアイウェアとして御選び頂けたのですが一番最初が最高峰なほど贅沢でありなんだかんだ有意義で有用性に満ち溢れていることはないと常々思います。末長く御愛用頂けますように。

 

 

 

 

 

New,80−90s Lunette Cartier Selection

 

この機会に是非 という小売業において最高峰に位置するありふれた退屈な文言が年々深刻さを増していますね。この機会に是非。

 

SURR 福留