Secret Window 04s
ミステリー,ホラー小説の巨匠、スティーブンエドウィンキングが90年代に中編小説「Four Past Midnight」の中で発表した、
「Secret Window, Secret Garden」を原作とし、デイヴィットコープが描いた作品。
スティーブンキングの熱烈なファンの間では、「主人公モートが飼っていたのは犬ではなく猫だ」
「そもそもモートはコカコーラを飲まない」などと原作との相違について批判もあったようですが、
私としては原作も、フィルムも、コークも、大変気に入っております。
主人公、モートレイニーのサイコ性を見事に演じたジョニー・デップですが、
この作品で彼が実際に使用したtart optical製の名作品「arnel」を、プライベートでも愛用している事はご周知の通りかと思います。
彼が尊崇していた名優ジェームスディーンもまた、arnelに偏愛を持った一人でありますが、
ミッドセンチュリーを代表するその見事なプロダクトは、
イームズチェア同様、歴史に残る造形物といいましても決して過言ではないかと。
50s U.S. Tart Optical “arnel”, yellow lens
現在のマテリアルとは異なり、当時の生地は貴重なセルロイド製。
決定的なその相違は、「色の深さ」そこに尽きます。
偏に黒と言いましても明度たるやグラデーションは当然に存在しまして、
tart社のアイウェアにおける「黒」とは、表面に漆を塗ったようだ。悠々「漆黒」に値します。
歴代の名優達が偏愛の対象としてきたその逸品は、
医療的な目的のみに留めるにはそれは勿体がないと言わざるを得ない程に。
小振りな縦横の黄金比、絶滅危惧と位置づけられるその希少性、
生地の仄かな甘い香りは、抜群のコンディションを証明しております。
50s U.S. Tart Optical “countdown”, clear lens
tart社の誇る逸物、「countdown」も用意してございます。
ペーパースリーブ付きという贅沢。
ブリッジ部分も鍵穴形状ではなく、横広なウェリントンはどこか英国の雰囲気も感じられます。
仕立てたスーツに合わせるも、時間を吸収したTシャツに合わせるも、御好みで。
双方共に、長い付き合いとなりますので、日々のケアにつきましては私がご説明をさせて頂きます。
正直申し上げましても中々お目にかかれないプロダクトですので、ご紹介できた事を兎に角、喜ばしく思います。
「これぞ、スタンダード。」
百間は一見にしかず、ですので。
申し遅れました。
先日、当方ブログにて福留よりご紹介を賜りました、SURR by LAILAの 小林 と申します。
嗜好は多岐に渡り多いと自負がございますが、
特に、身近で事件たる出来事などございましたら、こっそりお教えください。
週の始まりは常に居りますので、今後とも、お見知り置きの程宜しくお願い申し上げます。
それでは良い週末をお過ごし下さい。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
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