Newarrival1204 / Diary211
4.12.2015

新入荷より、同じく “ 紳士の小物 ” としての編集にて2点御紹介させて頂きます。

 

 

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通常であれば有り得るはずのないヒールを貫通したドリルホールの仕様。そればかりかネガティブな要素になるそれこそ、本品が “ 正式 ” である事を示すギャランティ。

ミリタリーという区分において限られた地位の人々のみが愛用していたそれは、通称 “ ジョージ・ブーツ ” の名で親しまれたノーサンプトンの職人による正真正銘エレガントな一足。厳密なフィッティングに精緻なフォルム、そして高めのソールから醸し出される出で立ちは、数多のハイメゾンと思って頂いて然るべきミニマリズム。

 

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食の分野において、 “ 口に入れる前から美味しい ” もしくは “ 口に入れた瞬間すぐ美味しい ” というご経験はお有りでしょうか。本品もある種のそれでございます。

 

 

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80s British military , officers George boots

 

 

 

 

 

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“ 革靴の至宝 ” と言って概ね差し支えの無い存在において、レディーメイドラインが開始された最初期から存在する名作, FOULD 。修道士の靴を原点とする紐を要さないフィッティングのモンクストラップが特徴の本品は、デザインと言える要素がその象徴性のみでありながら、圧倒的な存在感を誇ります。

その要因はやはり職人による高貴な手仕事。純真無垢かつ高い水準によってのみ成立する “ 美意識の具現 ” は、見ていて心が締め付けられるほどに惹かれるのですが、そういえば恋とはこんな感覚だったでしょうか。どうだったかな、福留少年よ。

 

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90s John Lobb , FOULD

 

“ 人を見る時は足元から ” という印象基準がございますが、ある一線を越えたらそれすら野暮になる。
のかもしれませんね。乾杯。

 

 

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