スエードのカントリームードと一枚革アッパーのドレス感が見事に融合した90年代John Lobbのダービーシューズはやたらめったら全体像が美しいと思ったらラストのお陰でした。なるほどね。
所有者イニシャルのような胸元のB.C.、ダークグリーンのボディにヴィヴィッドピンクのジッパーにサックスブルーのライナー。そうそう!これこれ!的これぞBest Company的なツボのど真ん中を適切な強さでグイと押してくれるたまらない一着。プロダクトデザイン感/カラーリングの楽しさ/プリントと刺繍のボリューム/着こなしの幅/コンディション。全てにおいて高得点を叩き出す歴代Best Companyアウターの中でも特に当たりな個体です。
表地も裏地もツルリとしたコットンクロスが着用感良いんだまたこれ。
そういえば初めてフレンチワークの世界観と触れ合った時って基本的にはこんなムードだったよな と時間が経ってすっかり忘れていたあの頃の記憶を想い出させてくれてありがとう的な一着。労働時にしっかりと着ていたからこそ刻まれたエイジングは、その美しさからいかに丁寧に向き合い着こなしていたかを容易に想像できます。その仕上がり、ポケットの配置と意匠、サイズ感など名門だからこそ辿り着いたリアルヴィンテージです。
鬼才Thierry Mugler氏の貴重なメンズトラウザー、なんでもないようで個性が光る絶妙なミウッチャクリエイション、立体構築の枠を越えてもはや生き物のようなキャロル氏のクレイジー創作。デザイナーズクリエイションだからこその様々な個性。
リモンタナイロンの屈強で最上質で近代的で知的なテクスチャーだからこそ、装飾性ゼロの特出してミニマムな設計がマッチします。当時はハイクラスビジネスマンに向けてのプロダクトでもあったのでしょうが、現代においては全方位に対して御提案が叶う501のコートVerのような存在感です。
建物内に一歩踏み入れたらWifiの電波が届かないような(なぜなら住居がほぼ遺跡だから)イタリアの奥地の奥地で出逢えたこちらは使用感がほとんど無い(というか無い)様々な御身体に御提案が叶う44サイズでサージカラーの1990s Barbour。小躍りしました。日常に即した良い意味でファッションの域ではない(もちろんファッショナブルです)ライフスタイルピースだからこそ、ヴィンテージで出逢えた暁にはコンディションがネックになりますから、ピンピンであることはプラスでしかありません。
しかもVintage Barbourらしくありながらモード的意外性に満ち溢れる滅茶苦茶漢前モデルTRENCH COAT。大躍りしました。
以上、昨日のHermesサコッシュと併せて明日23日(金)に御披露目させて頂きます。機会ございましたら御縁ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
SURR 福留
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