週に1,2回程映画を鑑賞していまして、最近目にしたのは80年代の呪われた車に憑りつかれる話とハリケーンによって街が水没し、大量の鮫に襲われる話。ホラーやスリラー好きな私としてはどちらもフィルマークスで言うところの3点を付けたくなる、世で言うB級な内容でしたが、それはそれで面白いですし、作者の意図やこうだったら最悪じゃない?怖くない?と愉しく製作されたのであろうと考えると怖いより笑える点に見えてくるのがホラーの醍醐味だと感じています。が、それにしても避けて通ってきたスプラッター映画を一昨日鑑賞したのですが、描写のグロテスクなものは苦手でして。と言うのもタイトルが食人と言う極めて残酷なジャンルでしたので、存在は知りつつも避けていたのですが、タイミングも合ってつい観てしまったのです。しかし、予想を上回るしっかりとした内容に、つい没頭して見れてしまったのが感想ですが、恐らくこの世の何処かで本当にあるのであろうと考えると、怖さより歴史を知りたくなる視点で見入ってしまいどっちつかずになってしまいまして。その映像のリアリティの追求は凄み(一部だいぶ気持ち悪い)と共に頭に血が上る感覚は久しぶりでしたので、当面はジブリでも観ようと思います。
ふと、何故ホラーやスリラーを好み観るようになったのかを考えると、恐らく学生の頃に見た The Mist と言うスティーブンキング原作の映画の影響が大きく、映画を見終わった後の虚無感に嵌ってしまい、そこからスティーブンキングが好きになったのは言うまでも無く、あのどうしようもない感覚を味わいたい欲求に駆られているのですが、中々最近は出会えず。強いて言えば US は軽くやられました。是非、ご覧になられて見てください。何故好きになったか、と言う話の発端は定期的にいらして下さるお客様と先日にお話した際、そのお客様は色使いがいつも素敵でその際も色彩の豊かなものを選択されたので、どこでその感覚を培ったのか、何故鮮やかなものを好まれるのかとご質問した際に「幼少期に赤やピンクしか着てこなかったんです」と、なるほど。潜在的に、習慣から繋がる好きなものを好きになるのには理由があり、それは映画も然り、衣類にも当て嵌まり”何故好きか”を掘り下げてみるのも習慣付いてしまいがちなものに対しての解釈を改めて愉しく、見つめ直すことが出来ました。
New arrival, 1993s Dries Van Noten wool & cotton & rayon knit tailored jacket.
テーラードジャケットであり、襟付きのカーディガンでもある。それに軽いし、色も良い。
さて、何故 Dries Van Noten が好きなのか改めて考えたいと想います。
SURR by LAILA 鈴木
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