未だ三月初旬という季節は早くも春めいてしまい、さて何を着ればと。本日はコットン素材のジャケットに袖を通し仕事に向かいましたが、にてしも夜は冷え込み、日中は暑いとまさにさて何を着れば。気候としては快適に過ごしやすいのは承知の上、しかし三月と言うも承知の事実。暖冬のおかげでウイルスが一刻も早く死滅することを只々祈っています。実際問題薄手の羽織やトップスに目が行くのは私を含めいらっしゃるかと存じますがまだ手が出ないなんて考えも過ぎり、通年使える汎用性や気軽に使える素材感は季節を問わず探し続けてしまう、尚且つ今時期からでも着用出来る重厚的に見えつつも素材としては軽量と言う凡庸性を求めてしまいます。そんな狭き門を潜りデイリー且つどこか艶・品の有るトラウザーズを御紹介させて頂きます。因みに着用者は 30、31inch 程の胴回りです。
50s French work cotton trousers,olive color.
1997ss Dries Van Noten cotton sweater.
early00s Carol Christian Poel leather belt.
腰回りにゆとりのあるワンタックトラウザーズ。ストンと美しいストレートシルエットに柔軟で退色したミリタリーカーキ。こちらはワークウエアに区分しまして、ミリタリートラウザーズの様なフラップポケットは付かずスラックス感覚を体感。
ミリタリー色のトラウザーズを探しの方、カーゴポケット要らないなと言うお客様に朗報です。
50s French work hard cotton trousers,dead stock
New arrival,90s Best Company coverall denim jacket.
Onlineにも掲載させて頂いているワークウエアでありながらドレッシーな要素を兼ね備える優秀なコットントラウザーズ。優秀さは素材とシルエットの構築。まさに501の様にシュッとした腰回りからスリムストレートの美しい、未使用品の贅沢さも優秀。個人的に股上が深いのは有り難いことです。
50s French work herringbone twill cotton trousers,dead stock
60s U.S. two tone cardigan
コットンヘリンボーン、見た目の重厚感とは裏腹に非常にライトオンスなマテリアル。色味もチャコールグレイとシルエットも程良くワイドシルエット。ショートレングスなジャケットとも相性の良い、バランスの取り易いモダンな印象。こちらも未使用品。
50s British royal army combat trousers
70s Yves Saint Laurent double breast tailored jacket.
テーラードジャケットを合わせたくなるタイトなウエストから膨らむ様に落ちるワイドなレッグライン。しなやかなまるでシルクの様なマテリアルが肌触りの良い、行動している時が一番美しいかと。自分では見えないですが。1952 年製、各所捺されたステンシルが心擽る、漢臭く艶のある逸品。
30s French military art repair trousers
New arrival,70s Burberry’s bal-collar cotton coat,paid
early00s Carol Christian Poel leather belt.
ゆとりのあるウエストに短めのレングスが非常に秀逸なバランス感を生み出します。着丈の長いアウターとの相性も非常に良く、春夏はシャツをタックアウトして頂いて、足元はロファーなんて素敵なバランス。非常にリペア跡が秀逸な手仕事により一つのデザインの様。左右非対称に施された繊細さと無骨なタッチが伺えます。
日々気兼ねなく着用出来る汎用性の高さは気づけば履いている好さ、コットン・トラウザーズは生活を豊かにしてくれると想います。
SURR by LAILA 鈴木
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