SURR by LAILA / Diary776
13.10.2019

Diary001 から五年と四カ月ほど経ちまして、渋谷駅に大きなビルが建ったりあの歩道橋が無くなったり, 近所のお店でタピオカミルクティーが飲めたり愛するあの店が無くなって銀座まで行かなくてはいけなくなったり, 白髪が数本増えたり健康診断の結果が悪化したり, 友人が失恋したり向かいのヴァージニアクリーパーが消え去ったりと、変化する様々が在れば変化しない様々が在りまして、しかしながら港区北青山 3-15-13 は基本的には本当に穏やかで弊店は数店舗分かのような陽射しを浴びながら静かな静かな時間を時にコーヒーや日本茶を呑みながら過ごし、いらっしゃいませの暁にはどなた様に対しても頭の中で “ こういう装いが似合うのではなかろうか ” と勝手ながら夢想し時に御興味頂けたり時に御興味頂けなかったりと、時間の流れが心地良く不明瞭な毎日を過ごしておりまして、この点はそれこそ SURR と成る前, 旧 LAILA VINTAGE の時代から本当に変化しない事柄だなぁと折りに触れては, それこそ今ジュエリーケースの上にパソコンを置きハイスツールに座ってこれを叩いているこの瞬間にも想い、続けさせて頂けていることの有難さを噛み締めています。

変化する様々と変化しない様々。後者はヴィンテージ / アンティークという存在そのものに対する興味で、これに関しては一層強まっているように想えるのですが、きっとここ数年に限らず常に時流に沿って変化し続ける “ 現代 ” の服飾からの影響はやはり在ることと存じます。そして前者は弊店にとってのヴィンテージ / アンティークの捉え方に関してで、これは御客様方はもちろんのこと弊社各店スタッフや本社スタッフとの交流時間から影響を受け “ どのように捉えるべきか ” という明瞭なようで不明瞭なようで明瞭な、弊店にとってとても重要な課題が数年前に文字通り芽吹き育っておりまして、五年と四カ月ほど前の時点でモードとしての看板を Maison vintage、服飾史において近年に誕生したモードの看板を Recant maison vintage、非モードでありながらそれらと密接に関わることと成った Military と Work と Antique 、そしてこれら全てに属さない Other。以上の六つを軸とさせて頂きましたが、徐々に弊店において Maison という言葉の意味が濃縮化されると同時に、Maison でも Recant maison でも Mlitary でも Work でも Antique でもない職人の稀有な技術力を活かした新たな看板軸の重要性が形づくられてゆき、軸の再構築が必要となりました。

それでは再構築に伴いサイトの構成も変更しよう と想い5月初旬より着手しておりましたが、ようやく御披露目の目途が立ちましたので御報告させてくださいませ。切り替えの完了は 10/13 の夜間, おそらくは丑の刻頃となり、併せまして以下に記します新たな六軸が始動致します。
*それまで移行の手続きによりサイトの表示が乱れる場合がございます。何卒御容赦くださいませ。

 

 

前置きが長くなりましたが以下より 776 回目のエントリーである “ SURR by LAILA / Diary776 ” となります。変化する様々と変化しない様々がございましたが、改めて始めさせてくださいませ。

 

 

 

 

 

初めまして、SURR by LAILA ( シュール・バイ・ライラ ) と申します。元々弊店の空間は 2003 年より LAILA VINTAGE の名称で運営しておりましたが 2014 年 4 月に女性要素が近隣に独立し、男性専用のヴィンテージ / アンティーク専門店の “ SURR by LAILA ” として心機一転致しまして、この度は約五年半経ってからの軸の再構築ならびにサイト構成の変更に伴い改めて御挨拶をさせて頂いております。

ファッションとはモードとは女性のために在るものだ と五年半前にも, そもそもにおいてそれ以前より強く想っておりまして、今なお現代の品々しかりヴィンテージやアンティークの品々しかり、女性に向けられたそれらの多彩で芳醇な魅力と豊富な世界観と選択肢に嫉妬と申しますか素直に羨ましいなぁという気持ちがございますが、しかしながら男性に向けられた品々は女性ほどの選択肢はないものの、幅が広がらなかったからこその縦軸に太く繋がり続ける、受け継がれ続けてきた様々な要素の時に明らかであったり時に微細であったりな “ 変化 / 差異 ” や、受け継がれ続けてきたからこそ密接に寄り添いそこかしこから香り立つ、時に単体的な時に複合的な “ 文化の気配 ” が力強い存在感であり価値として求心力を有し続けるのではないでしょうか。

 

 

 

Designer vintage、 Maker vintage、 Military、 Work、 Antique、そして Other

弊店では上記六つの軸より ~ 04 年まで ( 2019年時点。時代を遡るうえでの制限はございません ) に製作された品々を世界各国に点在するコレクター様方より選別し、現在の装いの一つとして御提案する男性に向けてのヴィンテージ専門店です。

機会ございましたら、御興味頂けましたら、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
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