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革新的でありながら、土台をしっかりと引き継いだアヴァンギャルド・モード。
アンティークの世界観と和を織り交ぜて、丁寧かつ大胆に仕上げた一着は
さすが 三宅一生 氏。良い意味で色々と考えさせてくれます。



このテンションと落とし込みは誰にでも出来る事ではありません。
相変わらず見事な90年代アーティザナル作品。
潔く荷物は携帯と財布のみで、どうぞ。



時代毎、社会にカルチャーを投げかけるスポーツブランドが2000年代初頭に仕掛けたのは
“ ラグジュアリー ” 。
イタリアの職人が1足1足仕上げる技術力の具現は、プレミアムな目線で語られるに相応しいハイエンド。



ファッションである以上に “ カルチャー ” であった 70s スタイルは、流れに流れて今の最先端。
数多の最新コレクションと共通項が見いだせる世界観は
当時、最も高名であったレザー&デニムのアートワークブランドならでは。
これぞ教科書。
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雨には雨の心地良さがありまして、特に1700年代に作られたアンティーク・オーボエの響きと合いますね。
それでは今回はカシミアに関してじっくり書かせて頂こうかと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
私個人の趣向として同じものを長年愛用する事を好みます。
洋服においてもそれは当てはまりまして、季節が巡る度に愛着が増してゆく大切な “ 相棒 ” は沢山ではありませんが幾つかあり、それらと向き合うのを恒例行事の一種として楽しんでいます。その一つであるカシミア・アイテムは、私という人格を形成するにおいて欠かす事の出来ない存在です。
肌との接触が必須な洋服類において、カシミアが有するポテンシャルは驚異的。
暖かく しなやかで 軽い。 様々な面において着る者への負荷が無く、身体を包みこむその懐はとてつもなく深いのです。
必然的にテクスチャーは秀逸と成ります。
私はかねてからニット製品を好んでいましたが、カシミアに対してここまで特出した想いを抱くようになったきっかけ、中毒とも言える存在に成ったきっかけの一つがバランタインというブランドでした。

1920年代に設立されたスコットランドの至宝。
長い歴史において一貫してカシミアに特化しており、その品質の高さを認めたエルメスから声が掛かるほど品格に満ち溢れた伝統と格式のニット専門ブランド。
最大で最上の特徴は品質です。5つに分類されるカシミアクオリティにおいて特級ランクのみを使用した申し分無い上質さは、バランタインの全てを私達に無言で語りかけてくれます。服において最も重要である(と言って差し支えないかと) 『 素材 』 とう要素をピュアなカシミアのみで構成するバランタイン。 良いに決まっているのです。
作られる品々はニットウェアとしての定番をほとんどはみ出ません。勿論デザイン性を感じさせる物もありますが、定番で充分。縒り集められたカシミア毛の繊細かつ明白な存在感、毛一本一本が有する見事なキューティクル。
特級の看板に偽りなく、その違いに魅了されたら最期、抜け出せません。



そして愛用において重要なメンテナンスに関しても、バランタイン・カシミアは申し分無いレスポンスを返してくれます。ご存知の方も多いことと存じますが、カシミア手入れの基本は馬毛によるブラッシングです。編みに沿って施す事で毛に絡まった微細な埃や皮脂などの汚れを取り除けるためクリーニングを必要としないほど。
クリーニングといえどやはり負荷がかかってしまいますので私はブラッシングを採用していますが、天然には天然で全く支障無く毎年を快適に過ごしております。
バランタイン・カシミアにブラッシングを行った際の違いは一目瞭然。上段が未 / 下段が済なのですが表面が綺麗に整えられ光沢感が増しているのを画像でも少しはご認識頂けるのではないかと思います。


これによって極めて理想的な品質維持が叶います。事実、画像のニットは今から30~40年前に作られたものですが、新品と並べても遜色無いほど美しい状態が保たれているのです。
私にとってバランタイン・カシミアを着るという行為は、日常的に行える一種のご褒美となっています。そして着用後にブラッシングする事は、明日への栄養補給です。
そして勿論の事、服としてのスタイルが極めて好ましい。
その品質から過度な洗練性が野暮になるがゆえのユーティリティなミニマリズム。何よりハイネックやタートル、クルーが主導権を握りつつある中でのVネック。これがたまらなく好きです。それらが市民権を大幅に占めているからこそ選びたいネックバランスではないでしょうか。ちなみにVネックのINを悩まれる方がいらっしゃるかもしれませんが、何でも良いと思います。適当にカットソーが見せるクラシカルとのコントラストが最も粋なのではないでしょうか。




60-70s Ballantyne, cashmere knit
コーディネートに制限は御座いません。
制限を設けず自由に組み合わせるのが本質的な魅力を絶対的に引き出せると信じています。
ちなみに私が着るともれなくちょっと危なげな叔父さんに成るので、至極真っ当に胸を張って叔父さん臭く着ています。
これぞ適材適所。
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縒り集めた糸の一本一本がギャランティカードと言える明白なクオリティ。
オーセンティックやオーソドックスなどの歯切れ良い単語ではなく、
『 ユーティリティ 』 を逆説的に選別したくなるほど完結した紳士像。
このニットに袖を通すのはある種危険です。
カシミアに対する感覚が変わってしまうかもしれませんので。
しかしながら変わってしまったとしても、それはとても有意義な事でして。
詳しくは明日。じっくりと。
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2015 S/S が展開致しまして初の新入荷。
今回も厳選に厳選を重ねました結果、非常に濃密な面々が取り揃いました。
誤解を恐れずに申し上げましょう。興奮しています。

デニムやビットローファーと同じく、私のとって重要な要素であるカシミア。
頭では無く身体と心が反応する人生に欠かせないエレメントです。
今回の御用意はスコットランドの至宝 「 バランタイン 」の逸品なのですが
エルメスとの関係性を省いたとしても、その存在価値は余りにも有意義。
詳しくは追って御紹介させて頂きますが、以下の写真にその全てを集約させました。



一先ず、お選び頂いた際には馬毛のブラシが必須である事をご認識くださいませ。
そして、立ち上がりにてご案内させて頂きました
今期より新展開のカテゴライズ,ジャパンデザイナーズ・ヴィンテージ。
クローズラインのご紹介がやっと叶います。

本国を代表する一人、三宅一生 氏の素晴らしい創造力は
時に静謐に時に大胆に展開され、まさしくクリエイションという言葉が隙間なく合致。
特にこちらのコートは圧巻。
可能性の予感に言葉を失うほどです。
もし私が博物館の収蔵品を選択できる立場であったら間違いなく選びます。


力に満ち溢れていますので、着用者には明確なアイデンティティーが求められる事でしょう。
“ 挑戦してくる衣類 ” と対峙した事はございますでしょうか?
それはそれは、とても意味のある時間と経験です。
一体どんな方が手に取ってくださるのか、非常に楽しみ。
他にも多数ございますが一先ずこれにて。
自分の感性目盛りが数段階上がった素晴らしき出会いでした。
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今回のエントリーはジョージ・ジェンセンのペンダント。
初めてこちらを目にした時、大きな衝撃と共に心地良い感慨深さに浸った事を覚えています。
長い歴史と教養を有し、宝飾の世界で確固たる地位を得たにも関わらず
現代的な感覚においても驚異な遊び心が注がれた品々は
全て9kにて構成。
やはり、物事の発展や進化には “ 反骨心 ” や “ 遊び心 ” が欠かせません。
そしてそれがハイセンスでハイエンドであるほど、意味を成すのではないでしょうか。



ディティールや内部構造などを正確に表現した逸品。いや、一足。
小人が居れば実用可能かのしれません。
その小人がワーカーであれば、スタイル的にも申し分無いことでしょう。




開けた瞬間 “ 驚 ” という感情をも忘れてしまう、正真正銘の『 ビックリ箱 』。
朗らかなようでどこか抒情的な道化役も、しっかりと塗装にて表現されています。
彼の奥ゆかしい表情は是非実物にて、全方位からご注目頂きたいものです。




穏やかながら豊かな体躯を活かし、サバンナに君臨する像。
その存在感とそこはかとない優しさまでも表現した見事な逸品、いや一体です。
目元にはさりげなくルビーがはめ込まれた、驚天動地なクオリティ。




最もペンダントトップらしい球体ながら、中を開けるとヒヨコがこんにちは。
小指先端ほどの大きさに生命の息吹を再現するとは、
もう手放しに称賛する他ありません。


本当の意味で細部まで繊細かつ忠実に施された彫り。
それらを実現する技術力はもちろんの事、モティーフに至る発想力そのものが素晴らしく
9kという貴重な素材を用いる追及心には頭が上がりません。
遊び心存分でありながら、ハイジュエリーとして申し分ないクオリティだからこそ
身に着けた時の佇まいは申し分御座いません。
この度は、ディティールがヴィンテージ・エルメスに近いものを探し求め
さらに層が厚い14kでコーティングカスタムを施したチェーンをご用意致しました。

60s Georg Jensen, pendant collection
なお、トップは他にも馬車、マグ、
馬、カエル、カメ、
叔父さん、笛吹叔父さん、
宝箱、緊急貯金箱などご用意が御座います。
一部ご想像に至らない単語が並んでいるかもしれませんが、現物をご覧頂ければと。
いずれにせよ、湖畔に落とされた一粒の水滴のような
繊細かつ明確な存在感をお楽しみ頂ければ幸いです。
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“ 理由無き早起き ” 自分としても謎な Myブーム です。
起床時間は徐々に早まっており、最近では通常の出勤時間まで3時間弱の余裕が出来るようになってしまいました。このままでは太陽と勝負する日もそう遠くないかもしれません。
ちなみに就寝時間は変わらずのため、単純に睡眠時間が短くなっている事になります。何故このような Myブーム が成立しているのか?そもそも身体的には大丈夫なのか?
その謎は今のところ解明されていません。
しかしながらこれと言ってやる事が無く、時間を持て余す事もしばしば。という事で気が向いた時、柄にもなくお弁当を自作しているのですが、似合う似合わないは別としてインスタント食品を摂取しなくなった事は薄ぼんやりとですが良い感じで御座います。
お弁当と申しましても所詮男飯。特に考えもせず適当に詰め込んでいたのですが、ある日ひいきにさせて頂いている近所のセレクトショップさんで一つの木製弁当箱と出会いました。
第六感で職人お手製と分かる静謐なフォルムと仄かに漂う木の薫り。 “ そういえば近所の美味しい御飯屋さんもこんな御ひつ使っていたな ” と、なんとなしに購入させて頂いたのですが、使ってみての衝撃たるや。ここ最近で一番驚いたかもしれません。
米が美味い。
なんなのだ、この衝撃的なお米一粒一粒感。
飲食物を二度見したのはいつぶりでしょうか。生きていてそう何度もある事では無いように思います。
『 天然木の特性が効率的かつ機能的にお米に作用する 』 そう説明書に書いてあったように思いますがとにかく美味しい。その衝撃からインスタのアイコン画像をお弁当箱にしようかと一瞬思いましたが、流石に意味不明と思いとどまりました。
歴史が裏付ける品や手法の存在意義と価値は、まだまだ世界中に点在するのでしょう。
それを体感出来た時の驚きと喜びは衣服のみならず、有意義ここに極まれり。
これからも一つ一つ消化し、自分の五感で判断していきたいところです。

皆様も宜しければお弁当箱に天然木製をご検討なさってみてください。
弊店のヴィンテージと同じく、自信を持ってご推奨致します。
ちなみにもう一つ Myブーム は 『 歩くこと 』です。
いかがです?お爺ちゃん感満載でしょう?
なぜ今こうなっているか私にも分かりません。
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トレンチコートの原型として知られるバンド(=タイ)でフロントを留める(=ロック)仕様の
タイロッケンスタイルを採用した70年代のフレンチワークは、夏場の着用を目的としたメディカルコート。
特有の芳醇なデザインディティールは勿論のこと、
デッドストックという条件下によるナイロン特有のテクスチャーによって “ 古さ ” を微塵も匂わせないアイキャッチは
服飾のカテゴライズを悠々と越えてくれる、私の求めるヴィンテージ像の一つです。
袖を通せば第六感にまで及ぶ力を秘めておりますので、言語は不要。

後は自身と色調,サイズを同期させるのみです。


70s French work tielocken nylon coat
感覚器官を広げて、じっくり腰を据えてどうぞ。
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2015 S/S より。
追ってどこまで掘り下げられるか予測付きませんが、
まずこの形式だけでもご紹介を。な面々。

名が冠されていれば良いというわけではありませんが、それには大いなる意義と同じに一種の重圧が存在します。
オーセンティックに潜むテクスチャー,フォルム,佇まいたるや
流石のムッシュ・サンローラン。

本当に美味しいものを食べた時、思わず笑ってしまった事はありませんか?
ファッションに関してもその脊髄反射は存在すると私は思います。
大きく着るため計算されつくした設計と、何より驚天動地な 2way
笑ってしまいますよ、凄い。

英国王室直属部隊のためのワークコート。その呼称はやはり伊達じゃない。
最大の特徴は側面。
鰻重を食べていたら中から焼肉が出てきた、的な感覚的旨味ディティール。

今で無いのに今で有る。
ハイ・テクノロジーと言うよりハイ・テクニカルと称したい
久しぶりに筆が進みそうな一足。

ジョージジェンセンとは全く異なるベクトルのデンマーク・アート・ジュエリスト。
強さと繊細さが同居するコレクタブルなミュージアム・ピースを、是非現代のスタイルで。

フランスを代表するオプティカルブランドは、その認知度ゆえヴィンテージでは稀有な存在。
抒情的でありながらそこはかとなく漂うエスプリは、相変わらず御見事。
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この度の 2015S/S 立ち上がりに御来店くださいました皆様、本当にありがとうございました。
混雑にも関わらず快くお待ちくださった方々、差し入れや優しいお言葉などなど
沢山のご配慮、心より御礼申し上げます。
想いを挙げればきりがありませんので簡単ではありますが
謝意は今後の展開にて表現させて頂きますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。




では、帰って一杯頂きます。
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明日2月7日(土)の 11:30 より、 2015S/S COLLECTION を展開致します。
これまでの要素はもちろん、完全新作のお披露目も多数。
皆様にどう感じて頂けるのか心より楽しみであり、皆様に何か感じて頂ける事を夢想せずにはいられません。
いずれにせよ、この日に向けてじっくり準備を重ねてきたファッションピース揃いで
店内はほぼ 100% 新しくする心持ち。
ご期待頂けましたら幸いです。
入れ替え時に隙を見てインスタを更新しようと思っておりますので、宜しければご覧くださいませ。
それでは明日、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

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名を冠す という事の意義。
ある種の重圧もありますが、やはりそれを上回る充足心と安心感がメゾンの実力というもの。


本当に巧い。あっ晴れ。
またもやられましたが、なんだか悔しさ通り越して笑ってしまう域に達したのも事実。


本当になんなのでしょう。この落としどころとそれに惹かれてしまう心持ちは。
でもやはり目を凝らしてみると細部まで配慮されているので、きっと衣類の所作に表れるのでしょうね。


新たにお取扱いが始まるカテゴライズの先行品。
渋みの原点的な創り手による、一つの着地点。
以上、そう遠くない先々に始まります 2015S/S からのご紹介でした。
ご期待頂けておりましたらご同慶の至り。
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私がどうしても関知出来ない要素におきましての一つ。コンディションは神のみぞ知る。
良し悪しの判断は個々や TPO によって異なり、過去所有者の足跡が大いなる魅力になる事はしばしばですが
やはり喜ばしいのは未着用品、デッドストックいうスペックです。
“ 自分から始められる ” これには黄金の価値があります。
自身が袖を通して生まれる皺,擦れ,歪みは全て本体の表情になり魅力になり、
新たな可能性となってくれるというのは、なんとまぁ素晴らしきエクスペリエンス。
さらに興味深いのは “ 始まりであって始まりでない ” という事。
袖を通されていない、言うなれば 『 出来立て 』 でありながら、
時間を吸収した生地であり糸であり部品であるという事実。
いわば自然体として熟成しているそれを楽しめるというのは、現代の服ではなかなかどうして。



今から40年ほど前に仕立てられたこちらは、働く人々のためのレディートゥウェア。
背景やラベルを排して純粋に物と向き合っても、無意識のうちに
手元のチェックシートには 【 モード 】 の欄にマークが付いている一着。

それがあろう事かカラーバリエーションにて。
紆余曲折を経て私の眼前に現れてくれた良縁に、感謝。

2015S/S collection, Frenchwork tielocken coats
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相も変わらず寒さ厳しい中でも時折り春の香りをそこはかとなく感じる最近、いかがお過ごしでしょうか。
気温に限らずファッションにおきましても、世間様においては既にちらつきつつ季節の移り変わりを御体感の事と存じます。
御多分に漏れず弊社各店におきましても 2015SS の新作発表が着実に近づいておりますが、それに先立ちまして SURR では、想いの表明と申しますかテーマと申しますか、を簡単にお話させて頂きます。
常々自分自身に問いかける “ 物自体の魅力を伝えたい ” という想いは日に日に強まってゆくばかり。
歴史的背景やラベルなどのスペックをあえて排し、そのアイテムが持つ本来の魅力,能力をいかに直線的に表現するか。これは引き続き重要な課題となります。アイテムが『 今 』持っているポテンシャルを、より自然体でご案内する事が、結果的には一番ご満足頂けると思うのです。
つきましては SURR by LAILA 2015SS のテーマは 協奏曲 です。
全体像が一つの流れでありながら時に一つのアイテムが独奏者になるような、一層 “ 物そのもの ” に焦点を当てピントを合わせた編集を行います。引き続き感覚的なものですので、暖かい目で見守って頂けますと幸いです。宜しくお願い致します。
2015SS の立ち上がり日程に関しましては営利調整中ですので、追ってご案内させて頂きます。



最期に。
昨年の4月末から SURR が始まりまして、今回で Diary100 という節目を迎えることができました。
全てはマイペースかつマイウェアな書き連ねを大きな懐でご覧くださり、時に優しく時に厳しく鼓舞してくださった皆様在ってのもの。店頭などで見てくださっているとお話頂いた際には、恐縮と共に心が晴れ渡り、ついつい晩酌の杯を重ね過ぎた事もしばしば。本当に本当にありがとうございます。
これからも常に服問服答と自問自答を繰り返し、貪欲に前を向いてゆきますので、どうぞ引き続きのご愛顧を心よりお願い申し上げます。
それでは、また。
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何度かお話させて頂いております服の余白。オーバーサイズ全盛期の今に関わりなく、かねてから重要視している要素です。
音楽であれば “ 間 ” 、写真であれば “ 空白 ” 、文字であれば “ 行間 ” といったところでしょうか。 “ 余暇 ” や “ ゆとり ” も感覚的に合致します。
“ 腹八分目 ” の方が動きやすいし、 “ 五分前行動 ” の方が心配も少ない。 「 全力を尽くさずとも完遂させる大人な余裕 」
そう、何事も SPACE が大切なのです。
ミリタリーにおいての 余白/ SPACE は主に可動域。用途に応じてより自由で快適な活動を求めた “ 身体と服の SPACE ” は、機能的であると同時に豪奢な美しさを見るものに与えてくれます。
SPACE が生み出す立体感、着用時に無限の可能性を予期させてくれる服の表情は時に現代のモードに近しい緻密な計算となり、時に予想だに出来ない野性味も感じさせてくれるのです。
前回に続いてご紹介する一着はまさしくそれ。
40年代フランス軍の二輪車部隊が着用していたオーバーコートは、明確な目的に沿って設計された的確な機能服であるにも関わらず、半世紀以上経った現代において規格外な興奮を提供してくれます。
女性的なボディラインを連想する前立て,大きく空けられたヨーク,脇下のベンチレーション,カフスのバンドなど、全ては通気性の為の極めて手の込んだアンファッション・ディティール。タフネスの権化であり防水性も加味したダック素材に長い時間をかけて発生したアタリは、まさに偶発的テキスタイルデザイン。
国の威信をかけた作りと純粋な理念に時間のスパイスが加わった物語は、体温が上がるほどドラマチックな結末と相成りました。

40s French military, biker corp coat
以上。長々と書き連ねた文章は全て添え物でございます。主役は本品。
これからも進化を続ける見紛うこと無きモンスターの第二章を身近で御観察して頂けましたら幸いです。
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希少性であったり,歴史的背景であったり,所属の概要だったり。
それら物語を頭から一旦排して、純粋に向き合った時にこそ圧巻される感覚はもう格別。
もしも魔法が使えるのならば出生を全て消し去って、今のモードに “ 物 対 物 ” の戦いを挑み
勝ったり負けたりを楽しみたい。そんな一着。





詳しくは、明日じっくり。



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先に申し上げておきますが、今回のエントリーに結はございません。場合によっては起承転すら無いかもしれませんが、あしからず。それでは参ります。
弊店に通ってくださる方々はそれはそれはファッションを愛していらっしゃり、度合いの大小はあれど見事なマニアック揃い。そうなってくると気になるのは “ どのような経緯でそう成られたか ” なのですが、行き着く質問の一つに 『 身内に服好きは居るか否か 』 がございます。
これに対しましての YES はおおよそ半数といったところで、ご両親が,兄弟姉妹が,叔父叔母が,など導く者が存在するようです。服飾業に従事しているか否かは関係無く、独自の感性を有したそれらマスターによる、厳しくも優しい修行を経た(であろう)方々は、やはり独自の審美眼とスタイルをお持ちです。また、例え直接的な手ほどきを受けておらずとも親類に感性豊かな人物がお一方でもいらっしゃるというと、やはり遺伝子的要因を感じずにはいられません。
何より素晴らしいのは、師から弟子へ引き継がれる品々。「 父の時計です 」「 祖父の指輪です 」 etc. ヴィンテージの本質的な存在価値の一つであるそれは、いくらお金をかけても手に入れる事が出来ないマスターピースに間違いなく、上記の質問に対して NO と答える私にとって、マスターの存在もマスターピースの存在も羨望以外の何物でもありませんが、願っても叶わないので前を向く事にしています。
マスターの存在がお在りの皆様、黄金の体験と記憶をぜひ大切にしてくださいませ。
平々凡々な人生を過ごしてきた絶賛志半ばの私ですが、それでも本能的に好ましいファッションアイテムはありますので、もし服飾的遺伝子があるのならば自分から創めようじゃありませんか。アナキンだって独自にフォースを育んだのですから。まぁ暗黒面に落ちますけどね。彼は彼、我は我ですから。
やはりオチが御座いませんで失礼致しました。そういえば先日初めてお会いするお客様 『 話にオチがなくて面白くないと言われるのですが、どうしたら良いですか? 』 という御質問を頂きました。どこの馬の骨かも分からない初対面の私にそんな質問を投げ掛けてくださる時点で既に相当興味深いのですが、いかんせん深くて実質的な問いでしたので一旦保留。自分なりの答えが出たらここに書かせて頂くかもしれませんので、その時はどうぞ宜しくお願い致します。


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二輪車部隊 / 通気 / 名作 / 仏軍




無記名 / 無機質 / 濃紺 / 濃密





絹と綿 / 型 / 崩れ / 繊細




正統 / 反抗 / 上品 /大胆

等々。
ご来店お待ちしております。



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自身のスタイルにおいて、アヴァンギャルドを一つの指標にと昨年末ふと思い、実行してきました。
一個人として極稀に脈絡無く現れる “ イメージの閃き ” は既存のアイテムを別の角度から捉えられる貴重な機会であり、例年通り楽しいファッションの躍進を予感させてくれる刺激です。そのような折りに漏れなく立ち返り再熟考するアイテムの一つとして、私にはデニムがあります。
言わずもがなの STANDARD 。スタンダードと称するのもある種おこがましい程の STANDARD 。スタイル問わず年齢問わず幅広く親しまれるアイテムであり、ヴィンテージにおいてもライトからディープまで存在するアイテムであり、その不変性には歴史の裏付けがあります。
メーカーで視るも良し、時代で視るも良し、ディティールで視るも良しと楽しみ方は人それぞれですが、私は全ての要素を踏まえたうえで “ 色気が在るか否か ” を最終的な判断はとしています。長い歴史で積み上げられた多彩なバリエーションは漏れなく興味深く、それに応じて魅力度の上下がありますが、やはり認識や知識と同列、時にそれ以上に感覚器官を重要視したいと何事においても常に思います。
私にとってデニムは感覚的なテクスチャーです。おかげでファッションを認識し始めた頃から多少の上下はありつつも、一貫してデニムと慣れ親しんできました。アメカジ一辺倒は未経験ですが、どのスタイルにもデニムを取り入れていたように思います。
こうなると言わば米や水です。善い悪いではなく在って然るべきで合って当然。やはり紳士も男子も結局なんだかんだでデニム好きだよなぁというのが今回のお話でした。
なお、既にMyアヴァンギャルドの中に自然と入り込んでいます。まぁ閃きが先行している分、ゆくゆくは見た目から判断できない感覚的アヴァンギャルドに陥る事が容易に予想できますが、それはそれで楽しいのでOK。皆様も是非、ご自身のスタイルに御躍進くださいませ。







余談ですが、私はリーバイスとラングラーが贔屓です。特にリーバイスのアーキュレイト・ステッチ(ヒップポケットのあれ)は特別に思っています。 『 アーキュレイト・ステッチを尻の下に敷く意義 』 ここに米的・水的な真理を感じる所存。
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無機質な立体とミニマムな構築によるアヴァンギャルドは
いわゆる、 “ 袖を通した時に笑ってしまう ” というやつ。






現代のファッションと成りえる軍医のためのアン・ファッション。
『 fit の概念 』を許さない服と体の余白こそ、自由な感覚で料理して頂くべき素材です。
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