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Scotland cashmere and more / Diary1174
30.11.2023

いつも御世話になっている御近所さんの花茂で“長めに楽しむならこれですね”と店員さんが選んでくれた一輪の薔薇、漫画かって笑っちゃうくらい綺麗に咲いてくれました。

ありがとう、店員さん。他にも地下のおひつ定食屋やギャラリーや食器店や天然木家具屋などありがたいことにSURRの周りは素敵な御近所さんが点在していて長らく御世話になっているのですが、顔を指しあう間柄は一箇所もありません。私、顔覚えられるのが昔からなぜだかちょいとばかし苦手で、人生で行きつけの飲食店と自認できたのは一箇所だけでそれも当時友人がBarで働いていたから無理なく行けていただけですから、すぐ店員さんと無理なく仲良くなれる友人知人なんかが単純に羨ましいです、きっとプラスはあれどマイナスはほとんどなさそうだし、それこそ行く度に綺麗に咲く花選んでくれたら最高だもんなぁ。そういえば愛煙家時代に唯一近所の煙草屋の御姉様が認識してくれており“今日もエグザイルみたいで格好良いねぇ”と言ってもらうために通っていましたがもう吸ってないもんなぁ。きっかけが無ければ未だに喫煙者でしょうが止めて良かったなぁと心から思うのは“煙草とライター分ポケットが空く”です、この点は本当に御薦め。でも楽しいよね煙草、好きですよ吸わないけど。ちなみに止めた後の一定期間“禁煙じゃなくて吸っていない状態を自ら選んでいるだけだ”と言うことで禁煙しているプレッシャーを少しでも軽減しようとしていましたが我ながらちょっと意味が解りませんね。

 

 

 

ということで私みたいな面倒くさい人が自然にさりげなく顔を若干潜ませることが可能なカシミアマフラーの旬がやってまいりました。これがあるから冬が楽しいんですと言っても過言ではありませんね。今年も親愛なるHermesよりTHEジェンツスカーフな140×40cmサイズのTHE日用品的屈強さを誇るスコットランド産のカシミアによるマフラーを軸に変わり種も幾つかと他メーカーもちょっとだけ御用意しておりますので、前回よりも若干バリエーション多めです。今年もゆっくりとじっくりと一本一本御縁結べますように。

 

 

 

 

 

 

そういえばTHEスペシャルなビッグサイズも一点のみですが出逢えました。

デカいです、デカ過ぎです。180×72cmなんで私の身長よりも長いです布団にできます、この面積のスコットランド産のカシミアで漆黒ってちょっと震えるよなぁ。一度巻くと外したくなくなる一枚です。

 

 

 

 

New arrival,90-early00s Hermes pure Scotland and more scarf selection.

 

これらもまた私にとって一本でおしまいにできる存在であり、明確に贅沢ではあるものの享受して然るべき日常の素敵な存在です。意外(?)にも“そういえば学生時代以降巻いてないなぁマフラー”なんて御言葉を頂く機会が度々あるのですが、そんな時私はテンション上がってしまいます、尻尾振っているワンちゃん状態です。この仕事において御客様の手を引っ張るような御提案は基本的にしてこなかったつもりだし何なら苦手なのですが、これほどまでに実用性においても有用性においても完璧な存在を未所有と言われた時だけは手を思い切り引っ張りたくなります。だって在って良いもの手元に!あと首守るの大事だし!

 

 

SURR 福留

 

1995s Italy Levi’s / Diary1173
23.11.2023

あーなんでこのリーバイスジャケット型にこんなにも惹かれるんだろうなぁという自問には明確な自答が二つあります。それは“全てのファッションデザイナーが製作しているといって過言ではない雛形だから”と“多くのファッションデザイナー本人が着ている形だから”。

 

 

私はアメリカンスタイルを好きになるような環境におらずなんだったらジーンズ以外は基本的に自分は着ない存在だと思っていたのですが、この生業に就いてファッションヒストリーとデザイナーズヴィンテージの文化を学ぶことでリーバイスジャケットがいかに不変性な存在なのかを知りいかに多くのファッションデザイナー本人が愛用しているかを自らの眼で目撃し、特に後者のファッションスタイルとして気に入っているのはもちろんだけどそもそもにおいて活動しやすいから仕事にも向いているしポケットの位置感とかも丁度良く便利だから選んでいるんだよ的な美的である以前に知的な“ファッションじゃないんだと”なムードに心底惚れこんで今に至ります。

 

 

なので最近でもスケーターブランドとLevis社の共作のピンクとかスケートボード一度もやったことないのに滅茶欲しいと思ったし、リーバイスジャケット型という時点でまず好きの引き出しに入ってしまうのは定石。単純よねーと思いますが最早フェチズムなので仕方ありません。

 

 

だからこのジャケットなんてもう最高最高最高。1995年にイタリアのリーバイス社が製作したヘヴィーレザージャケットなのですが近年特に積極的なリーバイス雛形の再解釈における出発地点と言っても過言ではないでしょうか。

 

 

Lサイズにしては大柄な設計、オフィシャルだからこその再現性とイタリークリエイションだからこそのスタイルの再設計性、リアルヴィンテージの時代だからこそのレザークオリティとエロい育ち加減、すっきりとした着用感とながらキルティングのライナーという嬉しい防寒設計。古典と現代感がニクイくらいに融合しています。

 

 

 

 

 

 

New arrival,1995s Italy Levi’s heavy leather 4th jacket.

 

これは格好良いって。

 

 

SURR 福留

 

Dior Monsieur by Marc Bohan / Diary1172
22.11.2023

ムッシュ・サンローラン、ヴェロニク・ニシャニアン、ミウッチャ・プラダ、ジャン兄・ヴェルサーチェ、トム・フォード。ファッションヒストリーを最重要視しデザイナーズヴィンテージの文化を最重要視する弊店に中では様々なファッションデザイナーの名前が飛び交いますが皆様の環境ではいかがでしょうか。SURRが出来た約10年前よりは少しは増えたのかな、そうだと良いな。旧時代も含める21年前よりは流石に増えたんじゃないかな。ちなみに私の家庭ではほとんど出ませんし、生まれ育った環境と親兄妹の環境では間違いなくゼロです。以前より少しは飛び交うようになった(と心から信じたい)昨今でありながら、もしマルク・ボアンという名前が挙がることはほとんど無かったとしたら服飾史における存在価値とは非正当であると同時に彼が求めたという意味では正当な結果です。弊店も8年前のDiary176で一度挙げたのみ、何故ならロンドンやニューヨークなどの支社クリエイションではない本国メンズクリエイションなんて一度も出逢ったことがなかったから(90年代の終わりの個体は一度出逢えましたが)。 ゆえに正直言って探してもいなかったし探そうともしていなかった、だって求めても叶わないって買付の旅において相当に厳しい心の傷になってしまうもの、そんな状況でついに出逢えた人生初のChristian Dior Monsieur by Marc Bohanのクリエイションピースは不可思議なデザイン概念と圧倒的な美意識となんとも言えないムードが混在したうえでダンディでありながらモードでもある単純明快に美しい、スタンダードなようで癖に満ち溢れ心地良い衝撃に満ち溢れた一着でした。

 

 

 

ジャン・パトゥやロベール・ピゲといったクチュール界の大巨頭の下で学んだ後1958年にクリスチャン・ディオールに入社してから2年間ロンドンに向けてのクリエイションに携わっていたマルクさん、ムッシュ・サンローランが兵役に招集されたことで急遽パリのアトリエに戻されデザイナーに就任することになったマルクさん、偉大な創始者と天才的な二代目に次ぐ三代目という重責の中発表したファーストコレクション“SLIM LOOK”で人々から絶賛されたマルクさん、そして権力や名声や脚光に興味がなくメゾンを離れる1989年までの三十年間ただひたすらに作品創りに没頭しChristian Diorというメゾンの伝説を継承し続けたマルクさん。そんな彼に敬意を表して近年のコレクションテーマを“Marc Bohan”にするデザイナーがいたり服飾博物館で作品が幾度となく大々的に展示されたりというファッションの本場では名だたるクチュリエやファッションデザイナーと同列で伝説的に語られたとてそうではない世界のみならずファッションを楽しむ世界においてもほとんど語られることはない、そんな現状はマルクさんにとってきっと自然なことだったのでしょう。

 

ということで弊店もマルクさんからこのレザージャケットに話を移します。テーラードジャケットの形でありながらハーフコートのスタイルバランスを採用しなんとも言えない微妙にオーヴァーサイズな立体造形とナチュラルなフィット感を同居させるまさしくクチュリエ的な設計、それを実現するために配置された厚手なライニングの違和感、極端に短いベントや本切羽仕様というさりげなさ過ぎるデザイン感性、驚異的なまでに美しいディアスキンの素材感、そして全体から醸し出される自然体な美しさ。明るめなブラウンカラーのレザーハーフコートという良い意味でワイルドなムードとホースライディングというタフなスタイル提案は当時のモードシーンにおけるサファリやミリタリーといったワイルドでスポーティーなレディースモードへのレスポンスでしょうか。

 

 

 

 

 

 

New arrival,70s Christian Dior Monsieur by Marc Bohan leather horse riding jacket.

 

近年人気を博すDior Hommeの言わずもがな前身であったChristian Dior Monsieurは1969年にマルク・ボアンさんによって設立され翌1970年のスプリング・サマーコレクションの“BOUTIQUE MONSIEUR”の発表によって初めて人々の目に触れこの世の中にChristian Diorのメンズウェアがあるという存在が認知されました。

 

以降はロンドンやニューヨークの支社アトリエにおいて積極的に製作され世界中の男性に愛されましたが、各社の在籍デザイナーによる作品ではなくマルク・ボアンさん本人による本国フランスのクリエイションは私にとってこれが初めてです。

 

 

SURR 福留

 

PRADA Uomo silk/ Diary1171
21.11.2023

当時特に珍しかったカラフルなエキゾチックレザーを用い素材の力で人々を驚かせて評判となったプラダの創始者、その孫にあたるミウッチャさんがデザイナーに就任するにあたって“私もおじいちゃん(創始者)みたいに素材感で皆をビックリさせたいわ”と(丸々言ってはいないけどそういう意味合いを願った、はず)いう想いから発掘されたシルクのような美しさとナイロン特有の強さを併せ持った軍事用素材ポコノを大看板に始まったミウッチャ・プラダというファッションデザイナーの物語とPRADA Uomoという世界において、ちょっとした時空の歪みのような純正のイレギュラーとして極々極々極々極稀に出逢えるシルクプロダクトはポコノを愛し親しむ私を嘲笑うかのような圧倒的で絶対的な素材感と存在感によって心を掻き立てます。そりゃそうだよね別にシルクのような美しさのポコノを看板にしたからといってシルク使わないというわけではないもんね。しかしながら抜群に稀な存在です、PRADA Uomoにおけるシルクプロダクトは。

 

 

 

本日タイミングと御縁があってシルクに深く関わる専門家さんにこのジャケットを見てもらったのですが、いつも温和な御顔が一瞬でキリっと厳しい職人の顔になっていて、長らく御愛顧頂いているのですが初めて目にした御顔がとても印象的でした。このようにその道の専門家に御査収頂いた時に驚いて頂いたり御褒め頂いたり感嘆頂いたりするのが普段の店舗運営とは違った角度かつ普段の店舗運営と同じ熱量で滅茶苦茶嬉しいんですよね。ちなみに頂いたコメントをここに書くことは控えますが、とにかく作りたくないと。きっと氏が感じたことをしっかりと掘り下げれば様々合点がいくのでしょうがファッションヒストリーのセレクションと御提案はやってきたものの服や生地の作り方などは1ミリの知らない私にとってこのジャケットは“良い生地感ですよねぇ”という空虚な10文字で終わるのです。本当に尊敬します、作れる人々。

 

 

 

 

 

New arrival,1995-1997s PRADA Uomo pure silk aviator jacket.

 

空虚な私にとってこれは親愛なる敬愛なすミウッチャさんがUomoの最初期である1995年から1997年に製作したイレギュラーな一着で、当時の彼女におけるスタンダードフィッティングが採用された素直なLサイズ表記で、すっきりとした見た目ながらパデッドライニングによって知的な防寒性が見込め、これらにおいて必ず採用するボンバーの呼び方ではなくアヴィエイターと呼びたくなるようなオリジン的要素が詰め込まれた、なんだかとっーーーーーても良い生地感なシルクジャケットです。

 

 

SURR 福留

 

Travel coat / Diary1170
17.11.2023

弱冠27歳で個人活動を開始し28歳となる1960年に自身の名を冠したブランドを始動させるValentino Garavani氏。言わずもがなイタリアンモードの最古参であり初めてフランスのプレタポルテ・ランウェイで認められたイタリアンデザイナーとして服飾史における重要人物の一人である氏のヴィンテージクリエイションには様々な側面があってユニーク,インテリジェンス,パワフル,クレイジーetc.といつも楽しい刺激ばかりでしたし、それこそモードカルチャーにおける初めてのジーンズを手掛けた第一人者らしいカジュアルやスポーツの解釈はこれまでもこれからも楽しい存在で在り続けますが、Uomoのメインクリエイション/ファーストラインはクラッシックが特に太い軸足になることが多く、それに注がれるヴァレンティノらしいスパイスや色香,それこそ上の写真のような(1967年、この時で35歳)時代を越える不変的なエロティシズムとダンディズムの個性が堪らない世界観ですが、歴代様々出逢ってきた中で御提案してきた中でここまでモダンなクリエイションに出逢うことはついぞありませんでした。

 

 

 

 

そういった意味ではヴィンテージ・ヴァレンティノにおいてイレギュラーな存在なのかもしれませんが、実物を目の前にするときっと良い意味でヴィンテージ・ヴァレンティノらしいクラッシック感とクラッシックに相応しい適切な重厚感をイメージするくらいパッと見のムードは王道ですが、いったい何が非王道,ここで言うところのイレギュラーを誘発しているかと言うと“軽さを追求した構築”にあります。

 

 

 

THEメンズコート感溢れるウールのテクスチャーにネイビーのカラーリングのクラッシックな重厚感要素が揃っていながらハーフライニングかつ身体への負荷を軽減したオーヴァーサイズ設計という個性。そう、こちらは旅での持ち運びを想定し小さく畳んで持ち運べるようにと構築された通称トラベルコートというプロダクトなのです。近年においてそれらはテクニカルな素材やカジュアルなスタイル性で提案されることが度々あるのに対してこちらは徹底的なダンディズムかつクラッシック。それを正々堂々と様々な角度の感性と職人技術によって軽量化するそのプロセスはまさにモードカルチャーの正攻法でして、モードの正攻法はいつの時代もモダンの最高峰ですからこちらから醸し出されるスタイル性はそれこそアチラさんやソチラさんといった今のモードを牽引するデザイナーズブランドの世界観と適切にリンク。言ってしまえばこちらは“ヴィンテージ・ヴァレンティノです”と言われるより“The R〇wです”と言われた方がしっくりくるというものです。

 

 

 

 

 

 

New arrival,80s Valentino Garavani hail lining pure virgin wool oversized travel coat.

 

メンズクリエイションにおいてこの世界観,バランス,スタイル性のリアルデザイナーズヴィンテージには出逢えません。それこそモードの本粋であるレディースのクリエイションであれば出逢える可能性は高いですが、そうなるとクラッシック要素が減ってしまいまた一味も二味も異なりますし言うまでもなく女性の身体のための構築です。逆に現代のアチラさんやソチラさんだったら近しい世界観出逢えることでしょう、そっちの方がよっぽど現実的だし効率的,それこそタイムパフォーマンスですね。なので私はこの世界観はこの一着で忘れようと思います。

 

 

SURR 福留

 

Winter coat / Diary1169
16.11.2023

10/26に御披露目した一着のウィンターコートは御陰様で今パリに。イギリスから日本を経由、長旅だったね御疲れ様。あれで封切られた今年のウィンターコート、続けまして七着を御披露目させて頂きます。以下抜粋にて。

 

 

 

なんとかセレクトが叶いましたバーバリーウールバルカラー今年はかなりのBIGサイズで1989年プロダクトで嬉しい嬉しいベルテッド。別に無くても嬉しいバーバリーウールコートだけれども有ると単純に着こなしの幅と防寒の幅が広がりますもんねぇ。

 

 

紳士服老舗メゾンの60sビスポーク。はっきりと大きなラペルにモード本国の品格が香り立つ妖艶なダンディズムプロダクト。

 

 

90年代にイタリアのローカルメーカーが製作したこちら、ウールアルパカかつハーフライニングという軽量構築かつクラッシックでありながらスポーティーなポケット構築など各所に個性と有用性と美意識が光る一着、これは秀逸です。母国語で未来を意味するメーカー名も最高にそそられます。

 

 

ロロピアーナ社による内モンゴル産のカシミアで題して“Top China”、なおかつブラックカラー。北イタリアにてとんでもない化け物に出逢ってしまいました。いったいぜんたいどんな存在価値を有するのか天井の高さが想像できません。当時のアノニマスメーカーによる一着なのですがクリストバル・バレンシアガが設計したって言われた方が腑に落ちるくらい紳士服の世界観にそぐわない極端な曲線が採用されていますし、意匠のアレンジ感性が女性的に感じられる絶妙なバランスが詰め込まれています。きっとビスポークだろうなぁ。

 

 

こちらも前回の旅順のハイライトの一つ、90年代にValentino Garavaniさんが製作した一着なのですが触れて袖を通して目がハートになってしまいました。正々堂々クラッシックでありながらモード過ぎる最高過ぎるロングコート、最近特に評価が高まったLAのあの姉妹さんの一着と言われた方がしっくりくるほどにモダン、ヴィンテージでこのスタイルムードは出逢えません。詳しくは明日のDiaryにて粒立てさせて頂きます。プロダクト名は“トラベルコート”です。

 

 

そういえば最近店頭にて御要望頂く機会が多いバランスのプロダクトなのでウィンターコートではありませんが併せてこちらのバーバリークロスによるスリーシーズンコートを御披露目させて頂きます。これは本当に本当に綺麗なバルカラーコートで濃紺&ベルテッドという個人的に数年に一着の極上個体、もしかしたら今までで一番綺麗な肩の落ち方かもしれません。

 

 

 

 

 

 

New arrival,7 winter coat & 1 three season coat.

 

 

SURR 福留

 

あくまで私の好み / Diary1168
14.11.2023

今年も健康診断が終わりました、皆様お疲れ様でした。バリウムの発泡剤ダブルできつかったですが担当医のテンションが好みだったので楽しく過ごせました、いつもありがとうございます。あと今年は空いてて有難かったぁ…

健康診断が無事に終わったしスウェットシャツが(自己判断的に)別に似合っていないわけではなかったので、今日は特段に良い日ということにしようと思います。

 

前回のDiaryにも書きましたが今までほとんど着てこなかったスウェットシャツ、心がだいぶと遠いかなと思っていたのですが着てみたら(自己判断的に)そんなに悪くなく、これも数年前に始まったカジュアル勉強のおかげか時代のおかげか加齢のおかげかバリウムのおかげか、それら全てかそれら以外は、そもそもにおいて似合っていないか。いずれにせよスウェットシャツがあくまで自己判断といえど有りだったのは大きな収穫でした。と言ってもブティックに行ったからってこれぞ!と思える一着なんて滅多に出逢えないんですけどね。

今回はCHIRICO鈴木に則ってサイズ感をしっかりと考えてみたのですが、私はやはりこれらのトップスはスタンダードからミニマム寄りが最も心身にフィットすることが改めて解りました。とは言えどちらも人によって異なりますからスタンダードって何?と言われたら言い得て妙だねぇと笑うしかありません。取り急ぎ私は“レイヤードストレスがなく生活に支障が可能な限り少ないボリュームで、着丈も腰にちょうど乗るくらいに収まって袖もちょっと短いくらい”がマスト条件なのですが、きっとその感覚で他人に“はい、貴方のサイズ”と言って渡したら、いや小さいよと怒られてしまってもおかしくないなぁと、私にとっての48サイズフィットはもしかしたら44寄りの46なんだろうなぁと思っています。

 

この三着はバッチシ、

 

この二着はボリューミーもしくは単純に大きいです。 とは言え基本の私であれば問題無い範疇だし私がイメージする現代感覚では逆に丁度良いと思えるフィッティングではないかと思います。このように御客様方と触れ合っていて人それぞれの好みや嗜好やフェチズムがまた面白いし単純に勉強になるんですよねぇ。私は基本コンパクトで余白が少ないフィッティングが好きですがこれはあくまで私の好み。

 

今回のスウェットシリーズではネックの開き具合,生地の軽さ,シルエットバランス,フィッティングバランス,そしてカラーコントラストのエグさからアヒルさんが一番好き。しっかりと感情表現した顔してる、今日の発泡剤二回目飲んだ時の私みたい。

 

 

 

 

 

 

ちなみに今だとサイズ違いで共通項のあるスウェットがございます、いわゆるメンズ向けサイズとレディース向けサイズです。

1936 年にジョルジュ・ダルゴー設立のパリ老舗出版社DARGAUD社が1982年に製作したプロモーションプロダクトでベルギーの漫画家GREGの絵がプリントされたスウェットでリンクコーデしたいってずっと思っていたのーというそこの貴方、お待たせ致しました。

 

 

SURR 福留

 

Knit & Sweat / Diary1167
10.11.2023

 

遅くなりましたが先週の4日(土)とある事情により一定時間大変にカオティックな店内になってしまいまして、御滞在頂いた皆様方,御来店くださった皆様方には大変に御迷惑をおかけしたことを御詫びすると共に暖かい御配慮を頂いたことを御礼申しあげます。普段は時が止まっているかのような平行世界的閉鎖空間ですが、あの時はまるでカーニバルでしたね、店舗運営という意味合いにおいてはなんら普通の出来事ではあり変わらず心から有難いことではあるのですが、普段とは異なる世界観の慌ただしさとなってしまいました。皆様方、引き続き機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

先月に旅から帰ってきて一挙にニットプロダクトを御披露目させて頂きましたが、今日に至るまで大変に有難く喜ばしいことに沢山の旅立ちを見守ることができました。一挙御披露目の場合は往々にしてしっかりと確かな御縁を特にじっくりと時間をかけて結んでいきたい心持ちなので、現状はまだそれらからの御提案も可能ではあるものの妄想していたよりも駆け足で旅立ってくれ(皆様が御嫁にもらってくれ)ニットプロダクト愛用者であり“棺桶はカシミアで”を座右の銘とする私は本当に嬉しかったです。身体を暖め心を励まし、ホッコリとしたテクスチャーが人柄をグンと自然体に引き上げてくれ、ごく一部においては例え道端で偶然友人知人に逢った時“そういえば産まれたんだよ抱っこしてあげてくれよ”と新生児を託されても躊躇無いどころか積極的に触れ合わせたくなってしまうほどに上質な毛質を有するニットプロダクトの数々、引き続き一人でも多くに味わって頂きそれを日常品として実用品として向き合って自然体に楽しんで頂きたい限り、ということで若干数ではありますがニットプロダクトを改めて御披露目させて頂きます。

 

白カシミアにと特出した存在価値を感じてしまうのは私だけでしょうか。90年代maloの白、スタイルもプレーンと言うこと無しです。仕事頑張った自分への御褒美に。

 

こちらは特級のスコットランド産カシミアしか用いなかったBallantyne Cashmere社の最終期ピュアカシミアプロダクト。こういうブラウンは本当に綺麗です。

 

ケーブルニット憧れの強さと特に緑好きとあって思わずセレクションせずにはいられませんでしたが弊店は未だ新鮮ですヴィンテージラコステ。ファッションというよりもカルチャークロージングだと思っているので、それをファッションとして捉えた時良い意味で“それを選ぶ人”というムードが醸し出されるんだろうなぁ。

 

今回もやってくれましたジャン兄、しかもUomo最初期で特に特に濃くエグいです。前後一枚パネルのショールカラーデザインセーターって。

 

フレンチ・アノニマス・ハンドメイドの一品であり野性味の中にモード本国の息吹を存分に感じさせてくれる逸品です。

 

ダブルフェイスでピュアカシミアでリバーシブルのmaloクリエイション。本来であれば否定であったりネガティヴな言葉である矛盾ですがこれに関しては逆、と言うかこの生業において一番贅沢な言葉の表現ではないかと思います、“重いカシミア”。これ今どこが作れるんだろうか、こんな挑戦する会社あるのだろうかと、狂気を感じるほどに上質で贅沢なクリエイションでこれが当たり前になったら世の中の理(ことわり)が崩壊して太陽が西から上がるようになってしまうのではないかと思います。歴代最高峰。

 

 

 

そして今回はヴィンテージスウェットシャツも併せて御披露目させて頂きます。スウェットシャツ、私はほとんど着たことがありませんのでこれまでのDiaryでその旨書いてないか検索したのですがヒットしませんでした。あれ書いてなかったっけなぁ、スウェットパンツ(ジョガーパンツ)に関してはDiary1009で触れたし、初めてSURRでスウェットシャツをしっかりと編集したことはDiary356で書いていました。この頃はまだシーズンコンセプトを掲げて立ち上がり毎に一新していた時代、懐かしいなぁ。そう、私はスウェットシャツをほとんど経験しないまま今に至っているのです。Diary1009最後にある写真はその時のイメージカット的な位置付けで撮ったものなので印象深かったし好きな一枚なのですが、当時スウェットシャツのことはよく分らんなぁ…と思いながらシャッターを切ったことを覚えています。でも好きなスタイルでありプロダクトです言ってしまえばセーターと同じ存在価値だし実用性だし、でもこれまでBest Company以外で皆無に近いほど御提案してこなかったのは避けていたわけではなく単純に良いと思える出逢いがなかったからで私がこれまでに着てこなかった理由は同じくそれでした。ちなみにヴィンテージではなくハイファッションでは2002AWと2015SSで一目惚れしたスウェットシャツがあり後者は今でも私の最も大切な洋服ゾーンに収められています、ほとんど着てきませんでしたがそれが沢山着る気分になる日をずっと心待ちにしている大切な一着です。

 

そして前回の旅順にていつもお世話になっているパリのコレクターがそういえばこんなのもあるけどと提案してくれたのが今回御披露目のフレンチスウェット、慣れ親しんでいない私ですが僭越ながら文句無しと一目惚れしましたのでセレクションが叶いました。先日スタッフにエグくてSURRらしいとコメント貰えてガッツポーズした次第。

 

“プレッシャーを感じるのは好きではない”的な。

 

スヌーピーinフランス

 

デザイン性高過ぎなフランス警察トレーニングウェア。

 

デザイン性高過ぎなフランス陸軍士官学校トレーニングウェア。

 

ロジャーラビットinフランス。 etc.

 

 

 

 

 

 

New arrival,Knit&Sweat

 

Soft & Wetみたいで、いいね!

 

 

P.S. “重いカシミア”着てしまいました、もう凄過ぎて引いています。サイズ表記50ですが当時のカルチャーにおけるボンバージャケットの設計なのでだいぶとデカくて丸いのでほぼFREEサイズ提案が叶いそうです。しいて言えば身長170cm以上あればモアベターかな?と言ったところですが所詮は予想なので余裕で裏切ってくれそう。

SURR 福留

 

ARNYS / Diary1166
2.11.2023

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

New arrival,70s-90s ARNYS Paris

 

親愛なるアチラさんと対比させる評価を度々目にしますがそもそもにおいてアチラさんとは大きく異なり大衆に向けていない意図的に狭い門戸が特徴であり特色であり旨味なARNYS。そんな狭い提案ベクトルだからこそ,容易ではないプロダクトのバランスとムードだからこそ、他のデザイナーフィロソフィー/アーティストフィロソフィーと同じく心と身体にフィットした際には味わったことがない輝きを放つなんだかんだでクレイジーな芸術的クリエイションの三着、今回は手書きのオーダー紙ラベルが残った初めて出逢う年代個体(※1)まで揃えられたのですが、そこに書かれた住所は現在Berluti本店。色々と思いを馳せずにはいられませんでした。

 

※1 こちらは明日3日から店頭にて御査収頂けますがとある事情により御引渡しは11/10(金)からとなります。御了承くださいませ。

 

 

SURR 福留

Beige / Diary1164
31.10.2023

アントニオ・バンデラスに憧れてペンシル・ムスタッシュにしてみたら割合御機嫌だったので友人に話したら、そもそもにおいて顔に要素性が多いからペンシル・ムスタッシュうんぬんは関係ない的なことを遠回しに言われ気を遣った言い回しをさせてしまって嗚呼申し訳ないなぁと反省。数年前に約4年意識的に口髭を伸ばしたり不定期にもみあげと口髭を気まぐれで繋げるくらいでこれまでに生きてきてほとんどの時間髭に執着してこなかったこともあってスキンケアにも無頓着だし道具の扱いも適当なので、今回のペンシル成型にあたってハンズで調達した整え用一枚派剃刀(?)みたいなのでは都度血が滲み出る始末。やっと少しだけ慣れてきました。そりゃドイツ産とかの重厚な一枚刃剃刀もプロダクトとしては素敵だと思うけど仕事柄全剃りがマストではないしペンシル・ムスタッシュみたいな調整は難しそうだし(もみあげと口髭はドッキングできそうですが)剃りあげるまでに色々な手順が必要っぽい感じの動画もあったし使ってポイっと投げ置いちゃ劣化しそうだったので、そういった生活様式に詫び寂びを見出せない貧相な精神とものぐさな性格を生来とする私には豚に真珠だと思い自粛しました。

 

思い立ったら割合なんでも出来てしまう髭量を友人知人に羨ましがられる度に髭が少ない人と多い人だと人生において髭剃りに有する時間が異なり後者は総時間で数日に達するくらいゆえの無いなら無いで良いじゃんメソッドを口にしてきましたが、最近になってじゃあ明日から髭無い人生ねと言われたらそれはそれで寂しいしつまらないなと思うようになってきました。そう、最近おじさんが前以上に楽しいのです。

 

御客様にも前以上に強く主張するようになっています、おじさんで在る姿が素敵であると,おじさんがおじさんらしく在る姿が楽しく素敵であると。と言ってもまだまだ若輩者でペーペーな私ですからおじさん度合いで言ったらまだまだなのですが一昨年よりも去年よりも今が加齢し続けていることが楽しく素敵に加齢している皆様方が素敵で堪りません。ゆえに髭も面倒くさいながらなんだかんだで楽しんでいるしスタンダードスタイルに一層と惹かれるしコンサバティヴ最高感が強まっているしベタ最強感が留まることを知りませんから、ベージュみたいなおじさんっぽいカラーリングにデニムブルーの組み合わせなんて最高で最強。ペンシル・ムスタッシュは別に無くて良いです。

 

New arrival,Beige.

 

ということでまず特に素敵なベージュを二色を本日御披露目させて頂きました。とは言えおじさんじゃなければ単純明快に蠱惑的なノーブルカラーですから、素直に素敵です。

 

 

 

 

 

 

明日はDenim Blue / Diary1165を更新致します。宜しくお願い致します。

 

 

SURR 福留

 

Denim Blue / Diary1165
1.11.2023

いつぞやにネットニュースかファッションサイトかその両方かでどんどんジーンズを穿く人が減っている的な記事を目にしてから少し経ちますが、私の生活環境だとジーンズを御洒落に穿く人が如実に増えていて嬉しい限り。フレッシュな女性なんかも特に多いように思います、自然体で実用的なプロダクトであり馴染みの美しいカラーコントラストですから皆様素敵です。私もDiary1110で書いたようにデニム穿きたい欲MAXどころかその頃よりも高まっています。おかげでかねてから愛用する1軍の二本が揃って要修繕となってしまい悲しい限りで、じゃあ戻ってくるまでの補填として新たなメンバーでも迎えるかと思ってはいようこそとできるわけでもなくひたすら耐えています。早くセーターにジーンズでサッパリと過ごしたいぜ。

 

私なぜだか前回の旅順で国民性と言えるレベルでPARISのレッグライン=テーパードではないかと切に強く感じたんですよね、これまでにそんなこと思ったことが無いのに。テーパードパンツで気持ち丈短めをデフォルトにしたくなる空気と言うかムードがなんだか猛烈に心地良くて、元々パンツの丈は長くない方が好きだったのでより一層になりましたしテーパードパンツをより意識して好むようになってしまいました。あーだからオードリーヘップバーンのあの感じとサブリナパンツなのかーと現地で思っていたのですがよくよく考えたらオードリーはイギリス人だし麗しのサブリナはアメリカ映画でした、まぁオードリーの映画観たこと無いんですけどね。

 

 

 

 

フランスで出逢ったアメリカのジーンズとイタリアで出逢ったイタリアのジーンズ、共に個人的に最良な美しいテーパードシルエットでデニムテクスチャーも含めて最高の仕上がり、The Denim Blueな発色、これだからオリジンヴィンテージもデザイナーズヴィンテージも辞められない止まらない。

 

 

 

 

 

 

New arrival Denim Blue,70s LEVIS 606 and 80s Armani Jeans

 

共に個人的に高い希少性を感じるしっかりとしたサイズ感、ちょっとゆったりめに穿いてほしいですがこれも私の気分ですから御自由に。異常、Denim Blue / Diary1165でした。明日は***** / Diary1166を更新致しますのでまた隙間時間の暇つぶしにでもして頂けましたら幸いです。

 

 

SURR 福留

Black Leather Bomber / Diary1163
27.10.2023

見てくださいポケットの意匠性が全部違うんです、こういうシンプルだけど在りそうで無かったデザインアプローチ本当に刺さります。なんというか変な言い方なのですが、ハッとし過ぎて涙が出る感じというかなんというか。

 

グググイっと迫りくるようなモードデザインの迫力と驚くと同時に口角がクイと上がるのを抑えるのが困難な圧倒的レザークオリティとファッションデザイナーとしての業が詰まりに詰まった劇的で芸術的なデザインシルエットに魅了されまくっているので、本当に様々な角度から捉えるのが本当に興味深くじっくりと時間をかけてシャッターを切り続けたのですが、結果的に世界観は捉えきれませんでした。迫力も驚きも芸術性も肉眼で捉えるのが最良で最強、この生業において定期的に感じていますが本物の魅力は写真にも動画にも収めきることはできず、いずれにせよ実物が最も魅力的。この一着はそのコントラストが特に強いです。

 

 

 

 

 

New arrival 80s Gianni Versace lamb leather bomber jacket.

 

鳴々親愛なるジャンニさん、ジャン兄さん。貴方が産み出したモードデザインはかくも私を魅了するのでしょうか、特にクラッシックが際立つ個体が特に私の心の奥底にズシンズシンと響いてなりません。彼が愛したレザーボンバーの創意的でありながらクラッシックでスタンダードでもあり、でもやっぱりモードとしてのオリジナリティを存分に感じさせてくれる絶妙な構築に、フロントポケットが全て異なる意匠性という独創的なデザイン性でありながらヴィンテージカルチャーとの繋がりを強く感じさせるスタンダードな仕上がりに、驚くほどに軽やかなラムレザーのテクスチャー。これと出逢った帰り道の特急電車1時間半の間だけ我慢できずに着たことの告白と、これ以外にも2着のブラックレザープロダクトを御披露目した御報告にてこのDiaryを〆させて頂きます。

 

 

SURR 福留

 

Burberry Saddle Tweed / Diary1162
26.10.2023

 

出逢った瞬間に心の中でやったと叫びましたね。ヴィンテージバーバリーにおける王道スタイルの一つであり最上位個体の一つであり王道でありながら滅多に出逢えない要素性が詰まった一着、このバランス感はいつもぞくぞくします。

 

 

 

ヴィンテージバーバリーにおいて時たま出逢える正々堂々なSPECIALITYの表記、これ以外に何を求めるというのでしょうか。英国式における最上質な高密度ツイードなSaddle Tweedの特徴的なテクスチャーゆえ着用時の動きが一定時間生地に乗り移るほどの立体感を誇りますがにしても立体的過ぎる、そうこの一着はまだ糊の付着を感じさせるほどにフレッシュなコンディション、なんと未着用と推測される一着なのです。

 

 

 

しっかりと古めな70sピース,王道のバルカラー,SPECIALITYなSaddle Tweed,そして未着用推測個体、なんということでしょう。色合い本当に洒落ていますねぇ、この時代はファッションブランドというよりコートメーカーと呼ぶべきでよりクラッシックな世界観が軸となりますが、その上でこの明るいファッション性には感嘆します。個人的にこのベースカラーに赤系のラインが走るカラーコントラストにフィービーさんのCelineクリエイションを即座に連想してしまったので抜群のモダンモード目線でしか見れません。やはりフレッシュなコンディションも明るい印象に拍車をかけてくれているんでしょうねぇ。

 

 

 

ちなみに弊店はツイードの御提案が少ないです、それこそ英国老舗のアチラさん生地の純正個体は一度もセレクションしたことがありません。着こなす姿や世界観は心から好きなのですが硬さと重さから手が伸びないというのが本音でして、三代着られるなんて慣用句は伊達じゃねぇぜぇと触れる度に思います、格好良いんですけどね本格的ツイード…でもこういったメーカー/ブランドの解釈系だと重過ぎないし硬過ぎないし無理なく受け入れられるのは私だけ?なんなら着用感皆無にも関わらず滑らかですらあります、まぁこれは高密度なSaddle Tweedゆえですが。

 

 

 

New arrival 70s Burberry saddle tweed bal collar coat.

 

とやかく言いましたがとにかく最高ということで今期のウィンターコートはこちらで封切らせて頂きました。今後もウィンターコートを順次御提案させて頂きますが良い意味で他とは異なる世界観をお楽しみ頂ける一着です、まぁそれは他の品々にも言えるのですが。千差万別で全然違くて全て良い、生き物と一緒ですね。

 

 

SURR 福留

Adidas ATHEN / Diary1161
25.10.2023

SURRに成る少し前かな、渋谷ハチ公前に出るFOODSHOW(ってもうないんですっけ?)出てすぐのエスカレーターを上っていると目の前に自然体に洒落た小粋な老夫婦がいたのですが、その男性が革靴を凛と履きこなしていて私は軽い衝撃を受けました。てっきり年齢を重ねるごとに革靴が履けなくなってゆき晩年はウォーキングシューズやスニーカーに収まるとばかり、きっと私も自ずとそうなるのであろうとなんとなし漠然と思っていたものですからその老紳士の背筋がシャンと伸びた姿に驚くと共に感動し出で立ちが格好良いのは勿論そもそもにおいて身体にも良いであろうということで“私もこう成りたい”と切に想い以降毎日革靴を履くことを胸に誓ったこともあって、それまではそれなりに楽しんで近所のニューバランスで(これはもうないですね)“お、MADE IN ENGLANDとかかっけぇじゃーん”と1500を(そういえば今どこにあるんだろう…)買ったりしていたもののスニーカーの類を全く履かなくなってしまいました。革靴が好きだったし穿き続けることで疲れなくなって日常はもちろん買付の旅でも二足くらいの革靴で何ら不足もなかったのですが、気分の推移というのはやはり訪れるもので“よしカジュアルを改めて勉強しよう”と膝を叩いたものの、その頃には御陰様ですっかりスニーカーがなんたるかを失念し何が良いのか悪いのかが判断できないいわゆるセカンドヴァージン状態に突入していました。

 

勉強しようと某スニーカーアプリをダウンロードし眺めてみるも琴線には触れず良いと思ったとてテクノロジーに関してやフィロソフィーに関することなのでプロダクトを発端をしておらず、百貨店を巡ってもこれまたピンとこない。元々むかーし昔にはクラシックスニーカーを楽しみ親しんでいたのでその文化であれば引き続き琴線に触れまくりピンときまくりなのですが、どうやら国内におけるそれらヴィンテージスニーカーの世界は私が想うスニーカーの在り方とそれはそれは乖離していることが分かって絶望したりもしました。(ここでも私の中にある母親のカレー理論が当てはまります)

 

ちなみにこの混乱期に幸運にも文字通り一筋の光となった出逢いがありました。弊店インスタグラムのポストにいいねをくれた中にいた某シューズブランドのPRクルーいて、彼が“WE MADE IT”とポストしていた新作のスニーカーに私は一目惚れ、それは1938年に自社が製作したテニスシューズを復刻モデルでやはりクラッシックカルチャーでした。お気に入り過ぎてこつこつと3カラー所有に至ったのできっとMYスニーカー事情はある程度安定したはずなのですが、先日パリの店舗を見に行ってみると該当モデルが一足も展示されていませんで…ももももう廃盤でしょうか…季節の変わり目で一旦裏に下げられていただけなことを切に切に願います。

 

世界的にスニーカー人気が高まっているような話を見聞きしますが、ことヨーロッパでの私の環境では皆流行目線でもプレミア目線でもなく素直にスニーカーに向き合っているように感じられ自然と心が洗われました。ランニングシューズを履いている人はランニング感、ウォーキング系のハイテクスニーカーを履いている人はウォーキング感とスニーカーを履いている人が沢山いる中で千差万別のスニーカースタイル、その流行りを感じさせない在り方は本当に素敵だったなぁ。あ、強いて言えばパリはソロモンが多かったのでCHIRICOの鈴木に問うたらソロモンではなくサロモンでパリのブランドであることを教えてくれました。であれば納得ですね。

 

 

 

そのフラットでフェアでピュアなスニーカー環境で心が浄化されたお陰か、先日の旅順では一足のヴィンテージアディダススニーカーをセレクションすることができました。80年代初頭のユーゴスラビアクリエイションで未使用個体、コレクターいわく日常の活用も問題なく雨風にもさほど神経質になる必要はないとのことでした。私でも知っていますよ、アディダスのCITY SERIES。珍しい色合いだなぁと思ったらソールがかなり非王道だそう、現代目線でも新鮮だもんな、濃紺とミルクホワイトって。

 

 

 

 

 

New arrival early80s Adidas made in Yugoslavia ATHEN, deadstock.

 

サイズ表記は10 1/2、これがスニーカーフィッティングだと何センチの足にマッチするので御推奨できるのか大変申し訳ないのですが私には全くもって分かりません。教えてください!今回のセレクションは私にとって大いなる挑戦の一つなので、カメラのビューファインダーを覘いてもドキドキするしSURRの空間に今あることそのものにソワソワしていますが、やはりクラッシックスニーカーは相も変わらず好きなので早く慣れたいしこの挑戦が一回で終わらないと良いなって。

 

 

SURR 福留

 

Burberry Unique Piece / Diary1160
24.10.2023

いやはや朝夜は寒くて日中は日差し抜群のSURRなんか汗ばむくらいに暖かいナイスな気候が続いていますね、スーパーの野菜コーナーも徐々に変わってきて冬場は毎晩鍋で問題ないところか毎日鍋が食べたい派なので嬉しいったらありません。昨晩自宅にて御秋刀魚の初物を頂かせて頂きましたが抜の群に美味しゅうございました、皆様も引き続き冬の気配を御存分にお楽しみくださいませね。

 

旅順を終えてから2度の週末を過ごすことで余波のように続いていたバタバタとした気配もやっとこさ消えてくれ、鳴っているか鳴っていないか分からないくらいのBGMがやっとこさ聴こえるくらいの気分に成れましたので今週は意識的に感覚的にセレクションした新作群を毎日Diaryで1点づつ御提案させて頂きますね。 まずは目が覚めるようなヴィヴィットカラーのヴィンテージバーバリーコートをば。

 

 

 

 

振り返ってみたらちょうど半年前のDiaryでした、とあるヴィンテージバーバリーコートを御披露目したのは。そこにも書いたのですが南イタリアのとある地にて憔悴気味だった私の面の前に現れたそれは、その後私を悩ませて苦しめて最終的にまたもやMYヴィンテージバーバリーコートとの出逢いが遠のく要因と成ってくれ、事実その通り出逢えていない因縁のような存在だったのですが、その一着は有難いことに即座に旅立ってくれただけでなく幾人かの御客様の心に留まってくれたようだったのでコレクターに素敵な一着を譲ってくれた礼の一報を入れたからか否かは解かりませんが、なんとなんと先日訪ねた際になんと色違い個体を改めて提案してくれたのです。

 

 

 

 

本国クリエイションのヴィンテージバーバリーにおいて極めて新鮮なコーディングバーバリークロス、マフ,スリット,フラップの3種混合ポケット仕様(ゆえに表面だけで6pocket)、ジッパー×スナップボタンの前立て、そして艶やかなグリーンカラーと雛形はいわゆる超王道のバルカラーコートでありながら注がれる超非王道の要素性たち。止めはステキ過ぎる襟裏のバーバリーチェックと要素性がしっかりと揃っていながらも結果的に落ち着いた不変性をしっかりと感じさせてくれるのは、“御散歩”をテーマに設計された軽やかでボリューミーで正々堂々とカジュアルなバルカラーコートが徹底的に完成されているからではないでしょうか。

 

 

 

 

 

New arrival,1988s Burberry 6pocket bal collar coat.

 

前回と同じく1988年に製作された同じく54REGサイズで御丁寧にエイジングの具合まで似ています。昨今一層の混沌を極めるヴィンテージバーバリーの世界においてこれらユニークピースは私にとって必然的に最高な最適解ではありますが、昨今うんぬん関係なく出逢おうと願って出逢えない存在ですのでこれからも特別な存在です。この6ポケットコーティング個体って南イタリア限定のデザインだったのでしょうか?かねてから度々口にしているのですが昨今のヴィンテージカルチャーの盛り上がりと再評価があったとて過去バーバリー作品を網羅したアーカイヴBOOKが販売されることはないと思っています、社内にすら記録が残っておらず全容を理解しているのは世界に一人もないだろうと想像できるほどにバリエーションが豊富だからですヴィンテージバーバリーの世界は。万が一販売されたとしてもこの6ポケットは載っていなさそう。

 

 

SURR 福留

 

Tailored jacket selection / Diary1159
20.10.2023

先日のニットセレクション御披露目を目指して御来店くださった皆様,御興味くださった皆様,そして何より御認めくださました皆々様に心から御礼を申しあげます。引き続き朝夜はだいぶと涼しいながら日中は日差しを浴びる際はなんならTEEシャツでもいけちゃうくらい暖かく気持ち良い気候で仕上げのバランスによってはまだ早いかな なニットプロダクトもありましたが、偏愛者としてはニットを介した様々な交流が叶い幸せでした。真に御陰様で幾着の旅立ちをハンケチの端っこを噛みしめながら見送らせて頂きましたが、壁一面を埋め尽くすほどにたっぷりと御披露目したこともあってまだまだ濃密な品が揃っておりますので、引き続き機会がございましたら御気軽にお立ち寄りくださいませ。

 

私は旅の余波か少々ばかしバタバタ気味な一週間で久しぶりに終電間際の電車に乗っちゃったりなんかして、“おうおうやっぱりどいつもこいつも面構えが違うねぇ”と一晩のアバンチュールを期待したりなんかしちゃったりして、これはこれで刺激的で楽しい一週間を過ごさせて頂きましたがようやく余波も落ち着く(はず)ので来週あたりから(火曜日くらいから)また新規一転楽しめたらと思っています。そういえばバタバタ乗り越え記念に前から欲しかった椅子を買いました。だってパリの美術館行ったら丁度展示されていたんですもの、気持ち高まっちゃいますよね?たまには自分への御褒美も良いですよね?ね?

 

 

ニットに続きましてこの度の新作にてテーラードジャケットをこれまたたっぷりと御披露目させて頂きます。SURR設立に留まらず旧体制のLAILA VINTAGEの時代から欠かさずに御提案してきた存在、かねてより存在していた“テーラードジャケットを着る人と着ない人の垣根”がどんどん低くなっている気配もあって数年前より一層明確な“顔”という意識にて向き合い御提案している存在です。となるヴィンテージという大海原にいかに様々な個性が存在しているかが分かり一層楽しさがましているここ最近です。

New arrival,Vintage tailored jacket selection

どんどんどんどんスタンダードスタイル最高,ベタ最高,コンサバティヴ最高な気分になっているのは私の中の濃い目な本音であり、それにテーラードジャケットが欠かせないこと,そしてそもそもにおいて私の生活様式においては最も機能的で丁度良いのがテーラードジャケットであることは私の中の特に濃い目な本音です。

これまた一着一着じっくりゆっくりと確かな良縁を結びたい品々、機会ございましたら。

SURR 福留

Knit selection / Diary1158
13.10.2023

まず初めに。9月末頃からのシステムメンテナンスに伴いサイト表示に一部不具合が生じており失礼致しました。追ってONLINEも表示されますが、取り急ぎDiaryは正常表示及び正常更新が叶う状況となりましたので引き続き機会ございましたら御目通し頂けましたら幸いです。宜しくお願い致します。

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さて、昨晩買付の旅順から帰国しました。

パリを夜発ということもあって今までのフライトで一番うたた寝することができたし羽田着だったので飛行機から降りた時はルンルンだったにも関わらず今朝は4時に起きてしまいましたが時差ボケなんかじゃないさ今日が楽しみだっただけさと自分に言い聞かせ、単語が出てこないのは旅をしていたからさ更新がちょいとばかり久しぶりだからさと独り言ちながら気付いたらコーヒーが空っぽになっていることに目を背けつつこのDiaryを書いております。今は17時45分、すっかり日が暮れています。陽の下はポカポカですが日陰はだいぶと涼しい一日でしたね、SURRの窓を前回で丁度良い感じ、貴重な季節です。

 

でも今日が楽しみだったことは本当に本当。旅の途中で思ったのです“よし、帰国したらすぐに大好きなニットプロダクトをたっぷりと御披露目しよう” と。

 

 

 

 

 

 

 

 

  New arrival,Vintage knit selection.

 

帰国翌日御披露目は過去最速、これぞARRIVALですねぇ。季節に応じて常に追い求めてしまう自分に飽きれてしまうほど好き過ぎるニットプロダクト、やはりこれからの季節が最も楽しいと言っても過言ではありません。仮に今月からだとして物によってはスタイリングによってはおおよそ4月頃まで楽しめるとしたら半年間“旬”であり続けてくれると考えるとやはり相当に優秀だぞ、ニットプロダクト。

3月のデニムに続いて壁一面を埋め尽くすことができ大満足です。ウール万歳シルク万歳カシミア万歳!機会ございましたら。

 

 

SURR 福留

様々な想像 / Diary1157
22.9.2023

まーたなんか暑くなったと思ったらふと東京は最高気温30度を下回るようになったのでやったぜと思いきや湿度で全然ムシムシしていて、最近の気分通りに特に軽いウールだし大丈夫かと思ってテーラードジャケット羽織ったら汗だくになったりして、もう参っちゃいますが引き続き心と身体に則りつつたまに騙しつつ秘儀“全身10で考えるメソッド”(例えばショーツを穿けば暑さ度合いゼロなので暑さ度合い7のジャケットが着れる的なマインド。ちなみに私は8/22付けで仕事着ショーツは終わらせました、また来年楽しもうな!)を駆使して可能な限り秋冬を楽しんでいます。既にウールカシミアシルク系トップスに手が伸びかけますが流石にまだ自粛、今日とかいってたら逝ってただろうな。早く着たいぜセーター。

今週の新作は様々なクリエイション区分なのでこの生地感だとこれくらいの気温から,この素材なら今日はもう着れちゃうな,これはもうちょっともうちょっとの辛抱かな と向き合いながら様々な想像が膨らみます。



あのー、これってシャツで良いんですよね?ジャン兄さん。それともジャケットって呼んでいましたか?サラリと爽やかな素材感ゆえ真夏の御提案でもよかったのですが、ということは秋も春も無理なく着れるということでどうぞ宜しくお願い致します。



軽めパテッドのキルティングスポーツジャケット。これまたデザイナーマインドを秘めながらアノニマス感もありクラッシックカルチャーも感じさせてくれるOlmesフィロソフィーぎゅんぎゅんの一着です。



これは良いなぁValentino Jeansのデニムダッフルコート、抜群に粋で絶妙な存在感のコントラストで上品でモードで。凄いなぁ。



ランチワインが似合う(というかマストな)イタリアの港町で出逢ったこちらはイタリア企画のLevisクリエイションゆえ各所に非王道感が滲み出る(というかイタリアンカルチャー感MAXな)一着。素材感はいわゆるバーバリークロス系統で実用性もMAXです。



こちらも数多く存在するライフスタイル特化型ファッションプロダクトの一つであると同時に、そのベクトルに沿ったうえで洗練性と上質さを研ぎ澄ましに研ぎ澄ましたラグジュアリーな一着であり、さらに極めて特徴的かつユニークかつグッとくる存在背景を有するハーフコートです。



一度も水が通っていないブラックモールスキンさん、御無沙汰致しております。相変わらず猛烈に正々堂々モダンですね、そしてカッチカチですね。本当に貴方はいつも格好良いですよ、その感情はこれまでもこれからも変わらないし何だったらどんどん増していくんでしょうね。いつか会えなくなってしまうんですもんね?それはいつになるかは分かりませんが、出来る限り先々まで共に時間を過ごしたいものです。



ネイビーのヴィンテージBarbourも猛烈に正々堂々モダンですよね、コンディションが良くBIGサイズ気味であればなおさら。表記はないのですが結構なサイズ感なのでより強くコート感を感じるのはきっと様々な方にとってプラスなはず。



洗練されたネイビーカラー,実用的かつ軽量なナイロン素材,クラッシックカルチャーにオリジナリティをプラスしたワークスタイル,絶妙なハーフコートスタイル。まるでヴェロニクさんがランウェイの最後に挨拶する時着ていそうな特に完成された一着。久しぶりにここまでプロダクトデザイン性が高いHermes hommeクリエイションに出逢いました。



これまでも何度か御提案させて頂いたヴェロニク・クリエイション最初期に近いからこそ感じることができる時代性の個性と癖、こちらの3つボタンジャケットにもしっかりとございます。色の美しい個性,素材感の存在感,そして個性と癖のスタイルバランス、これもまた極上。


New arrival.

今回は様々です。

SURR 福留

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Classic creation / Diary1156
15.9.2023

鮮烈なるデビューキャンペーン1995AWにて前述の通り蠱惑的なジョン・マルコヴィッチがナイロンボンバージャケットを着ているカットと並行してクラッシックでドレッシーなコートを着ているカットに続き1996SSのキャンペーンビジュアルでもクラッシックなテーラードジャケットを着たティム・ロスが登場するように、PRADA Uomoのクリエイションにおいて欠かすことができない とわざわざ述べるのが野暮中な野暮なほどに不可欠な要素がクラッシック文化を軸足としたクラッシック・クリエイション。


御存知な方も多いであろう余談ですがPRADAのキャンペーンビジュアルって本当に素敵なんですよ、歴代の全キャンペーンビジュアルを高画質で網羅したBOOKが出たら絶対に絶対に欲しい。MYベストPRADA Uomoコレクションが2018AWなのですがそのきっかけになったのがまさしくキャンペーンビジュアルで、俳優兼映画監督のポール・ダノが大きく切り取られたそれが目に飛び込んできた瞬間に一目惚れし“あ、なんか手に入れよう”と思ったと言っても過言ではないほどにヤラレました痺れました。ちなみに私はポール・ダノが撮った映画を観たことがなく、彼が以前に出演した映画が何回も何回も見るほどに好きで劇中の飛行士になるため無言の行を貫く妹思いの青年というキャラクターも含めて大変に好んでいたため私一個人にとって“そこきたか”的な絶妙過ぎる期用だったのが痺れた要因の一つ。いつまでも好きだろうな、ポール・ダノの2018AWキャンペーンビジュアル。

 

ということでNylon creationに続きClassic creationに焦点を当てた新作を御披露目。いかんせんロゴを積極的に押し出さない(積極的に隠していた?)Old moneyカルチャー時代ですので一見PRADAとは分からないアノニマス性が先立つかもしれませんが、その根底に流れるミウッチャ・フィロソフィーの物静かながら確かな世界観による本質的なRRADA Uomoの求心力を味わって頂きたく。

 

 

 



これまでも数点のテーラードジャケットを御提案してきましたが、その中でもこちらはトップクラスに“ベーシックなテーラードジャケット”かもしれません。圧倒的に解りにくいブランド的視認性と圧倒的に解りやすいミウッチャさんの美意識が同居する個性をお楽しみ頂けるであろう一着。

 



アンティーク時代に稀に出逢えたプルオーヴァーではないカラーレスシャツを模したミウッチャさんらしい絶妙な着眼点。これはしっかりとクラッシックであると同時に抜群な個性を秘めた秀作です。

 



敬愛なる名期2012AWより研ぎ澄まされ過ぎたドレステーラードジャケットを。このコンセプチュアルさは何度触れ合っても鼻血が出そうになります。

 



ベルトレスなドレスプレーントラウザーと見せかけて“とある”一部のみインサイドアウトデザイン。フロントホックの受け具にElegantと刻んじゃうようなマインドですから、どういう意味かは御分かりですよね?

 



見た目Lサイズのナチュラルフィットで実際にそれくらいの着用感にも関わらずSサイズ表記というコンセプト設計。内側にちゃんと着こめるレイヤードを前提とした自然体なオーヴァーサイズのクラッシック設計と言えばそれまでですが、ミウッチャさんの服飾哲学のおかげでだいぶと個性的だし猛烈に洗練されているんだよなぁ。

 



これまでにVintage PRADA Uomoを御提案する際に多く口(文字)にしてきたのが“現クリエイションとのリンク”でした。ほとんど同じ設計が先日のクリエイションに在った、やこれに三角のプレートを付ければ現代のそれだ、など私が着比べてたりで感して感じた限りだと事実でありミウッチャさんがいかに稀有な感性を有しているかを的確に表す一つであると思っています。だって凄いですよ、過去のクリエイションを振り返った時に現代のクリエイションと異なる世界観,似ているプロダクトバランスと出逢う方が難しいって、私は普通ではないと思います、時代性を加味して取り入れて然るべきですから。なのでこの初見はPRADA Uomoらしさよりもクラッシック文化が先立つシルエットバランスなVネック・カシミアシルクセーターが新鮮ったらありません、。まぁそもそもにおいて肌着扱いされがちなプロダクトなので出逢いそのものが我々にとっては稀なんですが。

 



こちらも同じく現代のPRADA Uomoらしくない新鮮な一着、主に肩の強さがそれにあたります。というかそもそもこれはなに?的な設計でして、全体造形から便宜上コートと呼ぶことになると思いますが構築は完全にテーラードジャケットなので、ロングテーラードジャケットの方が良いのでしょうか?というか根本に向き合えばチェスターフィールドコートに該当しますが、現代においてその呼称は抜群にコートの印象ですもんね。基本適当にも関わらずこういう時に正しく呼びたくなってしまう性分なので迷ってしまいます、ロングテーラードジャケットってなんだよって思いますし。しかしながらこれは本当に秀逸ですよ、超真面目で厳格なまでのエレガンスにも関わらずモダンな素材+デザインステッチワークのモード感。素晴らしいです。

 

 

 

 

 


New arrival,Vintage PRADA Uomo classic creation.

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

Nylon creation / Diary1155
8.9.2023

2021年から勝手ながら進めさせて頂いておりますミウッチャさんってこんなにも素敵なんですよ啓蒙活動、引き続き御一人御一人に少しでも御伝えできるように頑張りたい所存です。先日御提案する際に改めて調べてハッとしてしまいました、もう彼女は74歳なんですよね。親愛なるムッシュ・サンローランとは10歳くらいしか変わらないし40年続けたムッシュ(ディオール時代を併せるともっと長いけど)に対してミウッチャさんは現時点で45年間もPRADAのデザイナーで在り続けているんですね、本当に凄いや。私が彼女のクリエイションのオンタイムで買ったのは2018年が最後で以降の新体制は嗜好から外れてしまったのですが、色々と考えてみるとそろそろ何か買いたい気分になってきましたミウッチャ・プラダというデザイナーが産み出したファッションピースを、不可能になってしまう前に。いや、もう既に不可能なの   か?

 

この度改めて御提案させて頂くのは彼女によるナイロンを用いたクリエイション。それらがPRADA Uomoにおける代表的な要素の一つであることは1995年にジョン・マルコヴィッチが着てピーター・リンドバーグが撮った初めてのキャンペーンビジュアルに登場していることからも明らかです。

私はこれを筆頭に同年のキャンペーンビジュアルを文字通り見つめ続けてきました、本当にジーーーーーっとジーーーーーっと見つめ続けてきたんです。LINEのアイコンもずっとこの時のジョン・マルコヴィッチですもん。

 

 

 


最初期クリエイションより、初めての表記サイズXLポコノコート。元々ガバッと羽織るコンセプト設計なうえにその表記ですので流石に歴代で一番大きいのですが、如何せんベースとなるミニマム哲学が優秀過ぎるので超BIGサイズで着てもはまってしまいます。様々な御身体にとって待ってました!な一着になれるのでは。

 

 


こちらも最初期クリエイションなのですが過去着用者によって袖丈が調整されており、それがまた絶妙に現代的なバランスに仕上がっているものですから、万人向けではありませんがピタリとはまる御身体にとっては至極の一着になるのではないかと。お待ちしておりますシンデレラ。

 

 




名期1998SSより幸運にも色違いでの御提案が叶いました。ナイロンプロダクトでありながら純仕立て的概念てんこてんこ盛りなこちらは抜群の個性と絶妙なバランスとスタイル性を秘めたジャージーナイロンのフ―ディーハーフコートとなっております。

 

 


同じくフ―ディーでもこちらはポコノの迫力とミウッチャさんらしいスポーツモードの要素をお楽しみ頂ける一着で全然印象が違います。これまた絶妙なオーヴァーサイズのハーフコートで捉え方によっては中途半端と評されてもおかしくない微妙な丈感が本当に巧いんだ。

 

 


この最初期ポコノスポーツジャケットは1995AWキャンペーンビジュアルをジーーーーーっ見つめ続けてきた私にとって大々々々々事件です。確定ではないけれど、確定させることはきっとできないけれど、私だったら“そう”だと信じ続けて着ます。鳴々。

 

 

 

 

 


New arrival,Vintage PRADA Uomo nylon creation.

まずはナイロンから。

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]